金田一少年の1泊2日小旅行

登録日:2014/10/10 Fri 19:24:24
更新日:2023/03/07 Tue 20:34:18
所要時間:約 15 分で読めます




(アダルトDVDは)ジッチャンの名で借りて!


金田一少年の1泊2日小旅行とは、漫画「金田一少年の事件簿」の公式スピンオフコメディ漫画。作画はあわ箱。
マンガ雑誌アプリ「マンガボックス」で連載されていた。単行本は2016年12月現在で3巻まで刊行されている。

本編の各事件のその後の話を描く趣向であるが、「公式」と言いつつ、キャラ崩壊が激しく、登場人物が遠慮無く暴走している
(作者曰く、「好きに描いていいと言われ、本当に好きに描いてしまった」とのこと)。
原作も絵柄変化が著しい(20年も描いていればそうなるのは当たり前だが)が、本作は3巻しかないにも拘らずかなり絵柄の変化が大きく、
1巻と2巻の表紙を見比べただけで別人が描いたのかと思うほどキャラがまるまっちくなっている。

内容は主に七瀬美雪がメインのシュールなブラック・コメディタッチの作品で、彼女と一の関係性を描いたロマンティック・コメディの要素も含まれている。「人の死なないスピンオフコメディ」というキャッチコピーの通り、本編のような殺人事件は発生しない。若干の暴力描写はあるが。

なお、本作は本編を読んだ人が対象らしく(そりゃそうか)、事件の犯人や人物等について触れられていることもあるので、本編未読の人は要注意。

当初、作画のあわ箱は「金田一少年の痴漢簿」というタイトルを提案したが、編集者に一瞬で却下されたとのこと。


登場人物

※なお、本編を逸脱した、本作のみの勝手な設定がほとんど。

レギュラー

金田一一
主人公。キャラは比較的原作に近い方だが、どうでもいいことを謎解きのように叫ぶなどの少しおかしな行動が時々みられる。
スケベを発揮して美雪にお仕置きされる描写は本編以上で、旅行先に予行演習と称してエロ本を山ほど持ち込むなど鬼塚英吉級にコジらせている。
しかし死者を悼む心があり、矢荻の白骨死体を見つけた際に埋葬し、萬屋たちの墓参りに行くことがある。本編じゃ度々推理を面白がるシーンがちらほら見受けられるが。

七瀬美雪
ヒロイン。だが回が進むにつれ主人公と化している。やっぱりおっぱいがでかい。
今までの事件で会った人の事を忘れる、大金に釣られる、一の言葉を勘違いして妄想に浸るなど、キャラはかなり崩壊気味。
死体を見慣れ過ぎたせいか、剣持警部でさえ吐き気を催すほどの凄惨な遺体写真を見ても平気なほどの強靭なメンタルになっている。
回を追うごとに身体能力が桁外れに高くなっていき、熊を素手で倒す、金田一を吊し上げて片手で持ち運ぶ、岩壁をパンチで突き破るなど
人間離れしたパワーを持つようになっていった。

剣持勇
警視庁捜査一課警部。本編同様にかっこいいシーンも若干はあるが、ファントムのふりをして女風呂を常習的に覗いたり、
キャバクラ通いがバレて奥さんに家から閉め出されて公園で寝泊まりする、アネット根来に迫るなど、イメージを壊すような行動も。
一に濡れ衣を着せられる、写真を見ただけで玲香に悲鳴をあげられるなど、周囲からの扱いもいいとは言えない。
ボランティアで子供に剣道を教えているが、顔がコワイ本気を出し過ぎるせいで敬遠されている。

明智健悟
警視庁捜査一課警視。破廉恥な本を公園に投棄したのを美雪だと疑うという謎の推理や、ダウジングロッドで自身を傷つけた
美浦エミリの行為について一に文句を言う、一のカンニングを防止するために協力者の佐木2号を気絶させて縛り上げる、という点以外は
それほど本編と乖離は(今のところは)無い。
29話での一との攻防戦では一のカンニングの証拠を取り上げようとしたときに一の服を脱がせようとしたため、美雪にホモ疑惑を持たれてしまった。

佐木竜二
ビデオ撮影マニアの後輩。本編設定では中3だが、何故か本作では不動高校の制服を着ている。
村上草太に出番を奪われがちなこと、芸風が兄・竜太の二番煎じなことを悩んでいる。
好みのタイプは筋骨隆々な女子プロレスラー60歳以上の女性という原作の方の彼が見たら卒倒しそうな謎設定。
ビデオカメラに「まち子」という名前を付けている(宗像さつきに破壊された)。

速水玲香
アイドル。速水玲香誘拐殺人事件のトラウマから、男性と密室で二人きりになると拒絶反応を起こす。監禁された時は殆ど1人でいたはずだが。
首を絞められる事がトラウマなのは相変わらず。
今から老後を見据えてタロット山荘の土地をレジャー施設に改装して運営している。
また、悪徳商法(「お金を稼ぐ方法を教える」として情報料を取った上で教えるのが「働く」、街頭募金詐欺、そこら辺の石を
賢者の石と称してネット販売)や株・不動産投資で金を稼いでいたが、株や不動産は暴落し、悪徳商法の被害者の会から集団訴訟された。

高遠遙一
ご存知「地獄の傀儡師」。
一と美雪が乗車した金沢行きの列車に偶然乗り合わせる。
まさかの美雪に存在を忘れられていた人物であり、「地獄の振り込め詐欺師」などと呼ばれる。
一に対する「報復マジックショー」として、指一本触れずに一を殺害するマジック(「一と玲香が抱き合っている写真」を
大量にばら撒くことで美雪に一を殺害させようとする)を実行し、大量の写真を放置したまま姿をくらました。
最終話にもちょっとだけ登場。レギュラーの中だと多分一番まとも本編や本作以外のスピンオフでは悪趣味な変質者ぶりが目立っているが

怪盗紳士
有名な怪盗。実は女性。
変装の達人であり、今回は一に変装。
美雪を困惑させるが、本物の一が美雪の恥ずかしい秘密を口にしたことで、正体を見破られるが、
それにより、一と美雪が痴話喧嘩している隙に吉良の絵を持ち去ることに成功。だが、画商の鑑定により贋作と判断された。
…まあ、持って行ったのが和泉宣彦の「ラベンダー」をパクッた「ラベンダー?」なわけだし。

◆金田一の母
エドワード・コロンボから送られた剣持の蝋人形を一の所に持ってきた際に登場。顔はなぜか描かれていないが。

◆剣持和枝
警部の奥さん。アネット根来に迫った夫を目撃し、足蹴にした上に血の雨を降らせた。

◆美雪の母
風邪をひいた美雪と、見舞いに来た一の元にお茶を持ってきたが、部屋の外から聞いた発言を性的なものと勘違いして、
「娘が大人の階段を上っている…!!」と衝撃を受けた。
なお、本編では学園七不思議殺人事件に登場し容姿も判明しているが、本作では顔は口以外描かれておらず、目元に「母」と書いた紙が貼ってある。


以下は本編のネタバレを含むためご注意ください。


















ゲスト


◆黒沢和馬
オペラ座館元オーナー。オペラ座館・第三の殺人の際、車で崖から転落して死亡したとされていたが、
本作ではそれは「借金取りから逃げるための偽装」とされており、存命。
現在はかつての愛人でオペラ座館現オーナーの響静歌に、オペラ座館の経営を任されている。
美雪に存在を忘れられていた。

◆六星竜一(小田切進)
異人館村殺人事件の犯人、七人目のミイラ。
本編では撃たれて死亡しているが、本作では生存しており、移送中に脱走して一たちを襲撃した。
(ご丁寧に「※原作では死亡しています」とまで欄外に書かれている)
作中最強の人物で、ワンパンで剣持(金田一を秒殺できる)を壁にめり込ませて即身仏にしている程の馬鹿力を持つ。
美雪が間違えて出した、不動高校校長とPTA会長の不倫光景の写真を目にしてK.O.された。
なお、彼が作中でモブの警察官を倒した際、ズブリと言う擬音と、「お…おしりが…」と言っていた。(浣腸か、「アーッ!!」だったのかは不明)

◆連城久彦
異人館村殺人事件の登場人物。故人。
後の調べで「著名な殺し屋で、既に100人殺害していた」恐ろしい人物であったことが判明。

◆時田若葉
六星の恋人、連城の婚約者。故人。美雪に「双葉」と名前を間違えられた。

◆最強の二人組
警視庁警察官(本編では青森県警っぽいが…)。異人館村殺人事件で六星に蹴られた男と、腕を折られた男。
警視庁最強とのことだが、六星が強過ぎたらしく、未だに入院中(もっとも入院で済んだのが幸いらしいが)。

◆クリス・アインシュタイン
秘宝島殺人事件で登場した、13歳にしてIQ180の天才少年。自称ソロモン王の末裔。
「子供扱いするな」と言いつつ、行動・言動の色々が明らかに子供。でも股間だけは大人だった。

◆矢荻久義
秘宝島殺人事件の被害者。
何故か島に遺体が放置されたままだったらしく、アフロの毛はそのままに白骨化していた。
(存在を忘れていた美雪からは「誰?ブ●ック?」などと言われる)

◆香山聖子
悲恋湖殺人事件の被害者の妻。美雪に存在を忘れられていた。
夫の跡を継いで現在は不動産会社社長。水恐怖症も克服。
しかし、経営体制が明らかにブラック企業であり、元社員がジェイソン集団となって襲撃してきた
美雪を金で釣ってなんとかその場を逃れるも、脱税・所得隠し・インサイダー取引により指名手配されていたらしく逮捕された。

◆辺見魔子
異人館ホテル殺人事件に登場した舞台女優。
本編では年齢不詳だったが、本作では20歳という設定。
極度の「妹になりたい願望」があるようで、姉と思って慕っていた花蓮の死後、その代わりとして
(年下にも関わらず)美雪を指名。1日だけの約束でそれに付き合うも、それ以後もストーカーのごとく美雪に付いて回った。
最終的には桃太郎電鉄シリーズのボンビーよろしく、一が北見蓮子に押し付けた。

◆北見蓮子(不破鳴美)
異人館ホテル殺人事件の犯人、赤髭のサンタクロース。
東京刑務所で服役中。花蓮と双子で顔がそっくりなこともあり、辺見魔子に新しい姉認定された。

◆森宇多子
首吊り学園殺人事件に登場したオカルト系少女。
本作では腐女子の要素もあるようで、『野獣のコモリウタ』という明智×剣持のBL系同人誌を描いていた。
ペンネーム(もしくはサークル名?)は「首吊りアサガオ」。

◆阿久津國夫
首吊り学園殺人事件に登場した四ノ倉学園国語講師。
アッー!な設定なのか、一を家に誘っていた。

◆巽もえぎ
飛騨からくり屋敷殺人事件に登場した旧家・巽家長女。
本編の落ち着いた雰囲気はどこへやら、本作では変身魔法少女ものの女児向けアニメ大好きで、
コスプレして変身呪文を唱えるはっちゃけたキャラに変貌。
流石にそれを他人に知られることは恥ずかしいらしいが、弟の隼人曰く家族はおろか近所の人も皆知っているらしい。

◆巽隼人
飛騨からくり屋敷殺人事件に登場した旧家・巽家次男。
元使用人で恋人の桐山環と駆け落ちしたが、彼女の下着を毎日自分で着用している事がバレ、フラれて出戻りしてきたという
変態キャラに成り下がる。美雪のスカートの中をこっそり覗いたり、姉・もえぎのブラジャーをつけたりもしていた。
通常時はまともに喋るが、都合が悪くなるとボケたふりをして例のビー玉遊びを始めてしまう。
体力があまり無いのか、柊兼春の甲冑を着用して少し動いただけで倒れていた。

◆巽龍之介
飛騨からくり屋敷殺人事件に登場した旧家・巽家長男。
(そうとは知らず)実母・紫乃を殺害するという重罪を犯した…はずだが、何故か早々に出所。
今まで知らなかった母の愛を知った事から極度のマザコン・熟女趣味に変貌し、
紫乃の抱き枕を作って奇声をあげる変態と化していた。横暴な雰囲気はすっかり消滅している。
後に宗像さつきの婿候補として再登場するが、紫乃の抱き枕を宗像さつきに引き千切られた。

◆エドワード・コロンボ
蝋人形城殺人事件に登場した刑事コロンボの甥。
本編では職業不明だったが、本作では「刑事としての自分に限界を感じて蝋人形職人に転身」という設定。
ただし、(本編設定の)17歳で刑事、という点に違和感があるが…。
作る蝋人形は非常に美しいが、展覧会でサインを求められた際に、唾を吐いたり股間を掻いたりしながら断る、
というように別に心は美しくなかった。
片言気味で、レイザーラモンHGのように下半身を揺らすなどの行為があり、「才能と引き換えに知性を失った」疑惑あり。
美雪に存在を忘れられていた。
宗像さつきの婿候補として再登場した際には、アフロのカツラをゴルフクラブで打ち飛ばされた。

◆吉良勘治郎
怪盗紳士の殺人に登場した画家。
とても画伯とは言えない(by金田一)蒲生剛三画伯にモチーフを盗用され、絵を描かなくなったが、最近復活。
ただし、蒲生の手口を聞いて「その手があったか!」とダメな方向に目覚めてしまったらしく、
和泉宣彦の絵を微妙に変えた絵(「我が愛するムチュメの肖像」「ラベンダー?」)を次々に発表している模様。
この業界 パクリだろうが売れたものが評価されるのよ だからパクる それだけだ」とは本人の弁。
…ちなみにこの話、東京オリンピックエンブレム騒動の
怪盗紳士に自身の絵を盗む予告をされたため、一にその警護を依頼した。
抱えているのは酒瓶ではなくミネラルウォーター。

◆檜山達之
墓場島殺人事件の犯人「亡霊兵士」。
本編で自殺したはずだが、何故か生存…と思いきや、亡霊でした
本編中の嫌な感じ(演技)はほぼ無く、実は根が良く、めっちゃ恋バナが好きで、お節介焼きな模様。
一と美雪の関係の進展が気になって舞い戻ってきたとのこと。
墓場島の防空壕に二人を閉じ込め、二人っきりのムードを演出した。
最後は、「Good Luck」という紙を持った白骨遺体となっていた。

◆ジェントル山神
◆ノーブル由良間
◆マーメイド夕海
魔術列車殺人事件に登場したマジシャンで、いずれも被害者。
何故か、一と美雪が乗車した金沢行きの列車の内外に遺体(を模した人形)があった。無論これは高遠の仕業であった。

◆チャネラー桜庭
魔術列車殺人事件に登場したマジシャン。美雪が覚えていた魔術列車の関係者として名前のみ登場。
その際、一からは「そいつを覚えていてこいつ(高遠)を覚えていないのは逆にスゴイな」とコメントされた。

◆深山日影
黒死蝶殺人事件に登場した素性不明の青年。
悲恋湖伝説殺人事件の遠野英治かどうかは不明。
物忘れが激しいらしく、美雪の事を覚えていなかった。
揚羽と幸せな結婚をしたが、過去を思い出せない不安からDV夫に変貌して揚羽に手をあげ、パチンカスにもなった様子。
最終的には自分を取り戻し、揚羽と仲直りした。

◆斑目揚羽
黒死蝶殺人事件に登場した斑目家次女。
深山と結婚し、火災保険により再建された斑目邸で暮らしている。
深山のDVに耐え忍ぶ日々を送っていた。また、はだけた彼女の胸元を見た一に襲われかける。
最終的には深山と仲直り。

◆高森ますみ
仏蘭西銀貨殺人事件に登場したモデルであり、一・美雪の元同級生。
殺人2件・殺人未遂2件といった罪を犯したが、ほとんどが真犯人「葬送銀貨」による指示だったためか、現在は
既に刑務所を出所してモデルに復帰している(それにしても刑期は短い気がするが)。

◆君沢ユリエ
仏蘭西銀貨殺人事件に登場したデザイナー。
ブランド「キミサワ」の他、鳥丸奈緒子のためのブランド「ロワゾ」を維持しているらしく、美雪をそのモデルに抜擢した。
また、剣持の事も気に入り、股間が蛇になったレオタードを着せ、
その結果「スーパーモデル剣持勇」を誕生させた。

◆宗像さつき
魔神遺跡殺人事件に登場した一の不動高校の先輩。
過疎化した故郷・魔陣村の廃村を防ぐため、婿探しをしている。
…が、その対象が「高学歴・高収入・高身長・優しいイケメン・家事育児をやってくれる・(3世帯しかなくてバスは1日1本、電話すら無い)魔陣村に住んでくれる」
といったとてつもなく高い理想を掲げすぎたためか見つからずにいた。
一応、それでも結納まで到達した男性はいたが、その席に持ってきた品が「血染めの呪いの魔神具」だったため幾度も逃げられていた。
最終的には鳥辺野とヨリを戻した。

◆鳥辺野章
魔神遺跡殺人事件に登場したさつきの幼馴染。
理由は不明ながら、一度さつきを振ったものの、プロポーズしてヨリを戻した。

◆二ノ宮朋子
魔犬の森の殺人に登場した女子大生。
参道・萬屋らの被害者の墓参りをしていた一・美雪と偶然再会。こんな連中でも墓参りするんだな、金田一
フルーツの盛り合わせを供え物として持ってきていた。
美雪に存在を忘れられていた。
犬と熊の見分けがつかない。

◆ユータ
魔犬の森の殺人に登場した、二ノ宮の飼い犬。
散歩中に逃走して行方不明になる。最終的には警察により発見され、戻ってきた。

◆ユータ(熊)
二ノ宮が、犬のユータが成長した姿だと勘違いしてリードをつけていた。けものくさい。
野犬の群れに襲われた二ノ宮を、身を挺して助ける。
…が、結局本物のユータが現れたため放置され、メス熊と仲良く森へ帰って行った。

◆黒河美穂
銀幕の殺人鬼に登場した女子高生。
天文学に精通してホロスコープを極め、生き字引と言われるほどの博識ガール…というふれこみだったが、
実は知ったかぶりで何でもそれっぽく適当に言っているだけだった。
「ランゲルハンス島」を「カリブ海の南の孤島」、「ピクトグラム」を「ナノグラムより小さい重さの単位」などハチャメチャな説明をしている。
一に方言やセクハラ発言で追い詰められ、悲鳴を上げた。
また、女優デビューも決まっている…という話だったが、それは映画泥棒の役だった。

◆美浦エミリ
天草財宝伝説殺人事件で初登場のダウジング少女。
よく不注意でダウジングロッドで人を傷つけてしまう。
また、ロッドをヌンチャクのごとく振り回してイバラを切断することもできる。
ロッドはいつも持ち歩いているが、何度も銃刀法違反で捕まりかけたという。
時代劇の岡っ引きが持っている十手をロッドだと勘違いしている。

◆太刀川都
雪影村殺人事件で登場した、秋田県在住の一の旧友。
推理作家志望ながら、原作では一に「中1の日記で朝起きて歯を磨いた事まで書いていた」と指摘される程度の文才であったが、
本作ではそれが悪化し、ペンを握っただけで寝落ちしてしまうという厄介な体質になっている(何故か「パン」でも寝ていたが)。
タイムカプセルに入っていた彼女のパンツは一が持ち帰ったらしく、それを見つけた美雪にそのパンツの主は浮気相手だと誤解され、
見つけ次第「上送りの矢」をぶち込むと宣言する美雪に恐怖を覚えて逃亡、滑って転び電柱(?)に身体を強打した。

◆犬飼高志
露西亜人形殺人事件で登場した高校生。美雪に存在を忘れられていた。
父親の会社は借金で倒産、愛犬は抵当入り、片思いの女性が殺人者で、なおかつ自分も殺人リスト入り、
隣人から犬がうるさいという理由で殺されそうに…という、よく考えたら超不幸な人。
好きな女性にフラれた現在も小説を書くのはやめられず、現在ではそれが転じて、好きな女性に自作小説を読ませないと満足できない体質に。
美雪に惚れたらしいが、その想いを伝えてもいいかと一に尋ねたところ、友情の証(ロシア人形)の首をへし折られた。
自身の不幸エピソードを、ポジティブシンキングで置き換えていたが、一に現実を指摘され落ち込んだ。
…なお、自作小説(ヒロインの名前が「美雪」)はポルノ小説だったため、美雪に平手打ちされている。

◆アネット根来
怪奇サーカスの殺人で登場したゴブリンサーカスの団長。
年齢は38歳だが、一に出した招待状の内容は絵文字やギャル語満載のキャピキャピしたものだった。また、履いている下着はくまさんパンツ。
めっちゃ美人だが年齢を気にせずハイレグを着ていたことを美雪に指摘され、ドラム缶をブン投げた。
MONSTER役を引き受けた剣持に迫られて恐怖に陥った。

◆周龍道
金田一少年の決死行の犯人「巌窟王」。
止まった時を取り戻すかのように成長…というかどう見ても育ちすぎ、筋骨隆々の大柄な体型に。
ただし、精神年齢は医者によれば中学生程度に留まっているというが、オムツをしている、おしゃぶり100個を大人買いする、女湯に入ろうとする、
などどの程度なのかさっぱり分からない。
実年齢としては成人の殺人犯のはずだが、「まだ病人だから、細かいことは病気を治してから」として堂々と外を出歩いている(全く病気のようには見えないが)。
麗晶と健一の逢引の現場を目撃し、ズボンを脱いで「ぼくを見てくれ」と迫るが、李刑事に逮捕された。

◆南麗晶
金田一少年の決死行で登場した女性秘書。
龍道に「ママ」と呼ばれるなど、一応今も親しい関係であるが、実は健一との恋人関係は密かに続いていた。

◆江健一
金田一少年の決死行で登場した日本語新聞の記者。
麗晶との関係は今も続いているようで、こっそり麗晶と逢引していた。

李波児
上海魚人伝説殺人事件や金田一少年の決死行などで登場した中国人の刑事。
下半身を露出した龍道を逮捕した。

◆緋色景介
吸血鬼伝説殺人事件で登場した男性。
血のために恋人を失い、自身も血まみれで瀕死の重傷になったため、赤いものに対する恐怖症を発症したため、
比良川オーナーから借りたペンション・ルーウィンでひっそり暮らしている。
赤いもの嫌いは、単に見るだけではなく、「真っ赤」「あからさま」「あかり」「あかない」という言葉にも反応してしまう。

◆響美土里
オペラ座館・第三の殺人で登場した、オペラ座館オーナー響静歌の娘。
母が湖月レオナに対して「私の娘」発言したことに恨みを持ち、自分をぞんざいに扱った母に「謝罪と反省をさせる」という目標を立てる。
もっとも、普段家の仕事を手伝いもせずブラブラしているということなので、彼女に責任が無いとは言い難い。

◆響静歌
オペラ座館・第三の殺人で登場した、オペラ座館オーナー。
実の娘・美土里に対してはかなり苛烈に当たる。
事件を連想させる「ファントム仕様の冷凍生鶏肉」と「タランチュラと女郎蜘蛛の生サラダ」を食事メニューとして出すというズレた感覚の持ち主でもある。
一の勘違いの変態行動(美土里と間違えて尻に頬ずりするセクハラ)によって、一応美土里に対して謝罪と反省はした。

◆火祀夏目
黒魔術殺人事件で登場した元幼妻。17歳。現在は葡萄の館の主。
蚊や蠅などの虫を呪いたい美雪に黒魔術を伝授した。
なお、彼女の黒魔術人形は大きな効果があり、人形の服を引き裂けば呪う相手の服も引き裂かれ、足を広げたり人形を持ち上げたりすると
呪う相手もその通りに動く。


事件(?)リスト


第1巻収録


第2巻収録


第3巻収録


収録未定分

週刊少年マガジン出張掲載 狐火流し花嫁すり替え事件


ジッチャンの名を借りて! 修正・追記お願いいたします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 金田一少年の事件簿
  • 金田一少年
  • スピンオフ
  • コメディ
  • あわ箱
  • 金田一少年の1泊2日小旅行
  • マンガボックス
  • ギャグ漫画
  • ネタバレ全開
  • 一番まともなのが高遠
  • こいつらおまわりさんです
  • パラレル
  • キャラ崩壊
  • 公式が病気
  • パロディ
  • 漫画
  • 七瀬美雪
  • 日常系
  • 下ネタ
  • 愛すべきバカ達
  • 敵も味方も変な奴

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年03月07日 20:34