クレア・リーヴェルト

登録日:2014/10/10 (金) 01:01:24
更新日:2022/04/03 Sun 23:16:42
所要時間:約 7 分で読めます





この場は我々、鉄道憲兵隊が預かります。




クレア・リーヴェルト(Claire Rieveldt)とは、英雄伝説 閃の軌跡及び英雄伝説 閃の軌跡IIの登場人物。
24歳。CV:松来未祐(Ⅰ,Ⅱ)小清水亜美(Ⅲ,Ⅳ)



鉄血宰相ことギリアス・オズボーンが創設した鉄道憲兵隊に所属する若き女性将校。階級は憲兵大尉。若年者で構成された宰相直属の配下、《鉄血の子供たち(アイアンブリード)》のメンバーでもある。
常に冷静沈着で的確な判断を下すその頭脳は導力演算器並と謳われ、《氷の乙女(アイスメイデン)》の異名を持つ。
オズボーン宰相もその能力には一目置いており、貴族派からも最大限に警戒されている。


ここまで書けばさぞ氷のようで近寄りがたい女性のように思えるが、本人の性格は至って穏やか。可愛げな容貌もあいまって、非常に親しみやすそうな女性である。
誰に対しても威圧的になることなく話しかけ、周囲への気配りもお手の物。
オズボーン宰相を心から敬愛してる他、同じ《鉄血の子供たち》であるレクターミリアムとも仲が良い。
またトールズ士官学院の卒業生であり、度々出会うこととなる特科クラス《Ⅶ組》を気にかけており、彼らにとっても頼れる優しいお姉さんである。

無論軍人であるために冷酷ともとれる判断をする時もあるようだが(この辺の思想の違いからサラ教官からは良い感情を抱かれてない)、民間人を蔑ろにしているわけでは決して無く、その辺りの気配りも可能。

部下にエンゲルス中尉(男性)とドミニク少尉(女性)が居り、閃の軌跡Ⅱでは部隊から離れた彼女の代わりを務め、Ⅶ組にも好意的に協力する。
戦闘能力も精鋭揃いの部隊であるので高いと見られる。



【閃の軌跡での活躍】


サブキャラクターの中では登場機会も多く、頼れるお姉さんであることは間違いない。
間違いのだが、活躍の方は正直パッとしない。
確かに有能なのは分かるのだが、登場の多くが事件の事後処理のためその導力演算器並の頭脳を披露する機会に恵まれず、一部プレイヤーの中には実はポンコツなのではないかと感じた人も……。
ぶっとんだ行動や思惑が多い《鉄血の子供たち》の中では、いたって真面目な常識人というのも原因かもしれない。


1章ではケルディックにてⅦ組の窮地に颯爽と登場。Ⅶ組を救いだし事件の後処理を行った。
3章ではヘイムダル中央駅でエリゼとアルフィン皇女の護衛を行っていた。
4章ではテロ対策のため、帝都ヘイムダルを忙しく行動。彼女の読みは当たっていたが、結果としてテロを防ぐまでにはならず、テロリストが去ったあと事後処置を行った。
6章ではルーレにて貴族派の重要人物、ルーファス・アルバレアに出し抜かれてしまう。少し落ち込んだ感じでかわいい。
その後、リィンフィーの二人と情報提供のため密会。
この際、当然のことながいつもの軍服ではなく、ドレス姿で登場した。かわいい。
ザクセン鉄鋼山の事件では、迅速に皇帝陛下の許可証を取るなどの活躍を見せたものの、結局領邦軍に阻まれテロリストと直接対決はできず今回も事後処理を担当した。
そして終章、あと一歩のところで《C》のオズボーン宰相の狙撃阻止に失敗。暗殺を許してしまう。

あと当たり前だがポンコツネタは不遇のジン小舟のクルツと同じくこの二人はほとんど公式ネタになってしまったが本編では言われていないネタである。
本気でポンコツだと思って言っている人は少ないだろうが、それでも使い所は選ぼう。
彼女が担当しているのがリベールともクロスベルとも比較にならないほど広大なエレボニア帝国であるということをお忘れなく。


ちなみにオズボーンが暗殺されたときの子供たちの反応が
レクター「まあきっと生きてるでしょ(適当)」
ミリアム「今回はボクたちの負けだね(適当)」
クレア「よくも閣下を……!(涙声)」
だったあたり、子供たちの中で最もオズボーンを敬愛していたのだと思われる。
別にクレア大尉だけオズボーンがあれだけで死ぬような人間ではないと見抜けなかったわけではない。ミリアムも特に見抜いてた様子はなかったし、レクターは特に根拠はないけどまぁ死んでないよなって感じだし。
ただ彼女はオズボーンをテロリストと手を組むような方じゃないと思っているが、実際はオズボーンは結社と互いに利用していて、手を組む関係であるので彼の素顔を把握しきれていないと思われる。

Ⅶ組の面々(特に男子)からの評判は高いものの、サラ教官からはギルドの一件もあり、疎ましく思われている。
また異名が《乙女》なことから、サラ教官からは「男性経験が希薄なのではないか」と邪推されている。お前が言うな。



【閃の軌跡Ⅱ】


情報解禁からすぐ、パーティーメンバーとして操作可能になることが明かされた。
今回は軍を離れての行動となり、私服での登場となる。

前作ではどことなくポンコツな感じが漂ってしまった彼女だったが、デモムービーではおにぎりの調理に失敗している様子が公開される。
ユーザーの多くから「今回もポンコツなのでは?」と期待不安を集めたが、それは杞憂に終わった。


第一部、ガレリア要塞跡地にて今作もリィンたちの窮地を救う形で颯爽と登場。西風の二人にも認められる精密射撃でその能力の高さを披露した。
その後、軍を離れて行動を共にすることとなり、私服姿をお披露目。リィンマキアスエリオットは思わず見とれていた。
絆イベントでは、瞬時の計算と判断で魔獣を瞬殺、ビリヤードを一手で終わらせるなどその導力演算器並の頭脳を発揮する。

他にも西風と互角に渡り合ったりと達人クラスの凄まじい実力を誇っている。
性格面も実は腹黒ということもなく、軍人としての役割を全うしながらも個人的にⅦ組に期待したりとかなり良い人。


そして何といっても特筆すべきなのは、戦闘面におけるその通常クラフトの凄まじさである。
今作の助っ人キャラ(いわゆる大人組)は総じて高性能なのだが、その中でも群を抜いて使いやすいと評価が高い。

即死50%、遅延+25、崩し発生+30%で威力A直線M(地点指定)のモータルミラージュ
威力A円L(地点指定)で凍結100%のフリジットレイン
と強力なのが揃っているのだが、特に
STR・DEF+25%に加え、加速効果まで付いて範囲全体のパーフェクトオーダーがぶっ飛んだ性能を誇る。パーフェクトオーダーマジ完璧。
CP消費がやや重いというデメリットがあるものの、雑魚ボス問わず大活躍間違いなしとなっている。


ストーリー面では第Ⅱ部開始で他の大人組同様離脱してしまうものの、ちょくちょく顔を見せる。
オーロックス砦攻略では別働隊として協力し、第Ⅱ部ラストではカレイジャスにトリスタ解放のきっかけとなる情報をもたらした。
そして終章、シャロンと共に西風の相手を引き受けⅦ組を援護した。

終章のラストでは他の鉄血の子供たちと共にオズボーンのもとに集結。
明かされた真実と報われない結末に直面したⅦ組、特にリィンの心情を慮ってか、浮かない顔をしていた。

後日譚では、真実を知ったリィンとの関係がぎこちなくなってしまっている。
彼らに対して、申し訳ないと感じているようでリィンが怒っているのも当然と思っている(リィンは大尉に八つ当たりに近い態度をとったことに「馬鹿か…俺は」と自虐している)。
クレア自身はあずかり知らぬことだがリィンにそっけない態度をとられてしまい、シュンとしているクレア大尉マジ乙女。
またリィンとオズボーンの関係も仕草や面影から薄々感ずいていたという。
ラストではレクターのアドバイスを受けてお互いに本音を伝え合い、仲直りをした。
仲直りの場にいたアルフィン皇女からはクレアはリィンが好きなのではと思われているようで強敵出現とか言われたり。

姓の“リーヴェルト”が話題に上ることがあった(帝国にはリーヴェルト社という楽器メーカーがある)ものの、結局過去について触れられることはなかった。
クレア大尉は《鉄血の子供たち》なる前に何があったのかなど、伏線はあるものの明かされていない謎が多いので、ぜひ続編でお願いしたいものである。




第Ⅱ分校設立にともない、軍用装甲列車「デアフリンガー号」引き渡しのためリーヴスへと赴いたクレアは、そこでリィンと再会を果たす。
ユウナに分校へ入学することを勧めたのも彼女である。

1章ではハイアームズ侯爵家の城館に行くためにリィン達と同行する。

2章では鳥籠作戦をしていた。リィンがそのことを知ると「…あの優しい人に、そんなことをさせているのか、アンタたちは。」と発言し、憤りを覚えていた。

3章では息抜きに小劇場やクラブで遊ぶために夜のラクウェルに来ていた。リィン達が追っているミゲルと遭遇してしまい、思わず足止めした。

その後、リィンに対し彼女の口から過去が語られた。
大方思われていた通り、実家はリーヴェルト社。嘗ては彼女の父親が社長で、叔父が副社長を務めていた。実は従兄弟のミハイル含め家族・親戚の仲は良く、特に弟を非常に大事に思い、可愛がっていた。
しかしある時、導力車の事故で父・母・弟が死亡。彼女だけが生き残る事となった。事故後は叔父に引き取られ育ち叔父に感謝もしていたが、父親の遺品整理時にふと過去の会社の帳簿を見た(調べた)際、叔父の行っていた詐欺行為による金儲けに気付いてしまう。
叔父を問い詰めるが、事実を認められつつも「証拠などないし、あったとしても有力貴族を味方につけている」と開き直られる。失意の中にいた彼女に手を差し伸べたのが、父親と士官学院時代に友人であり、今件の真実も既に全て把握していたオズボーンだった。
オズボーンは自身の手で裁きを下すつもりでいたが、クレアの特異な「統合的共感覚」に注目し、彼女自身の手で、自身はアドバイザーとしてあらゆる証拠を集めさせ、叔父に法の裁き(処刑)を下させる結末となったのだった。
その後は会社の経営権を古株の社員に譲渡し、オズボーンの勧めでトールズ士官学院に入学している。
なお現在親戚とはミハイル少佐を除き不仲だが、会社の人間からは今も良く思われている。

この話をリィンに語った後、リィンに死んだ弟を重ねて見ていた事を告白。弟にもリィンにも失礼だからと、これからは重ねて見るのは止めると
宣言、リィンの頬にキスをした。月の光が見せた幻とかそういうのいいから爆発しろ

実家がセントアークにある。本人の発言から、1章で行くまでは公務でもあまり行っていなかったようだ。


今回は帝国政府側にいるため、パーティーメンバーとして操作不可能。
序盤から登場し、魔導区画に侵入してきたエステルやロイド達の名前を見事言い当てた。
エステルやロイド達を逃がした後、2週間チェックしたなかった導力メールを見て、泣きそうになってしまう・・・。

カイエン公爵家城館でリィン達と再会し、カール・レーグニッツが戦争反対を行ってきたが実を結ばなかったことを明かす。
また、精神的に追い詰められていることがリィンに指摘される。

条件を満たせば前日譚のイベントに来てくれる。
私服ではなく鉄血の騎士の衣装で登場。身体のラインがハッキリ出た衣装に。(本人は少し恥ずかしいと思っているが)
クレアに自分を打ち取るよう言うが、リィンはそれを拒否。刀を地面に置いて、
「貴方はそんなことする人じゃない」
「今更嫌いになれるわけがない」
「みんなクレアのことが大好き」
と発言。その後、満足して帰っていく。

ラストダンジョンではレクターとともに挑んでくる。
勝率が1割を切っていたと読んでいたのに負けてしまい、自決しようとするが、黄昏を越えた先の帝国に必要な人ということで、アルティナによって動けなくされ、アッシュとミュゼによって銃を弾いて、自決を阻止した。

EDでは鉄道憲兵隊の責任者として帝国の混乱収拾を行っている。政府直属の立場は失った。


創の軌跡


TMPは正規軍に統合される話もあったが、レーグニッツ臨時代表とヴァンダイク元帥の意向もあり回避された。
リィンや新VII組と共にユミルを訪れた。リィンと二人きりで温泉に入り、今までのお礼を述べたり、ちゃんと幸せかどうか語ったりもした。
その後はユミル渓谷道でマテウス・ヴァンダールとともにリィン達に襲い掛かり、拘束型の導力地雷でアッシュとミュゼの動きを封じ、ユウナ・アルティナを追い込むものの、ミュゼの計算とアッシュの一撃で隙を作り、アルティナが導力地雷を除去したことにより見事に跳ね除けられる。
襲い掛かった理由はオリヴァルトとシェラザードが失踪したため、マテウスとともにその探索を行うに相応しいか試したため。

エピソードでは従妹・イサラと再会している。イサラは経営コンサルタントとなっており、リーヴェルト社にも助言していた。
イサラはクレアに「帝国をメチャクチャにしたくせに相変わらずTMPとして活躍できて」と罵声を浴びせる。
これはイサラも中々素直になれない性分な上、クレア自身が一方的に罪の意識を背負ってることについ意固地になっていただけである。
その後イサラがエンペラーによって誘拐されたところをクレアが救出することになり、救出後は昔のように「イサラちゃん」「姉さん」と呼び合うようになった。




追記・修正は鉄道憲兵隊の隊員にお願いします。

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最終更新:2022年04月03日 23:16