終わクロのモブキャラ

登録日:2010/01/09(土) 21:01:48
更新日:2023/07/12 Wed 00:29:52
所要時間:約 6 分で読めます




その名の通り「終わりのクロニクル」に登場する名もないキャラの総称

普通の作品なら空気・背景役だが、川上製なのでメインに劣らない濃いキャラが多い。

初期の頃はまだまともなキャラが多かったが、巻を重ねる内にドンドン濃く…もとい変態化していくキャラが続出。
最終巻では、全世界のキャラが変態・ネタキャラ化した。

ダン・原川曰く「全竜交渉部隊菌に感染していった」。


だが、シリアス時のカッコヨさは異常。
特に、敵だった者が一時的とは言え仲間として共闘したり、死亡フラグ全開で戦い続けるといったシーンは脳汁溢れる。



主なモブキャラ

〇米国UCAT
オドーとロジャーが所属する愉快な仲間達。

〇独逸UCAT
Sf作った奴ら。ソビエトが大嫌い。
「母猫」ディアナ・ゾーンブルクが所属。

   科学力は概念世界一ィィィ

〇中国UCAT
訴訟の基本は四先年前にラーメンとともに完成している。
律令国家の刑罰制度が完璧の域に達しているとか。

〇伊太利亜UCAT
地中海の風を浴び、いかなる証言もいい加減の一言で済ませてしまう人間不誠実。
オールアバウトUCAT。

〇仏蘭西UCAT
なによりも大事なのは料理とワイン
力こそパワー

〇サウジUCAT
唯一なる神は風呂の中からトイレの中まで全て見ている。
故に油断が無く、物理的にも油断が無い。

〇南アフリカUCAT
汚物は消毒だ~!

〇英国UCAT
戦闘と紅茶に関してはなかなか出来る
本当の意味での紳士集団

〇日本UCAT
全ての元凶
言わずとしれた変態集団。

◆神田研究所
多数自動人形を開発し、大多数の自動人形が所属する。

〇尊秋多学院
佐山達の通う学校。当然ながら何かズレている。
文化祭の屋台が軍用兵器並、デモストで車を校舎の前に置いて「予算が足りなくてブレーキが!」と叫びながら突っ込んで屋上からダイブetc…
因みに、佐山×新庄(BL)の同人誌とヒオと原川の同棲の話が現在持ちきり。
最終巻にて大城・至の遺言を受け学生全員が身近に置いていた概念兵器を装備、最終決戦に参戦した。

〇3rd―Gの自動人形
京に名前を貰って、佐山とのフラグが立っている
返事は「押忍」


その他

〇某国の国務長官
「我が国最大の機密事項を公開しよう」といってヅラを外すユーモアある国。

〇拳骨屋の頑固親父
熱湯の中に手を突っ込んで麺をほぐす「手揉みラーメン」が一部で有名。
「熱くないんですか?」
「気合いだそうだ」

〇田宮家の住人
覗きをしている人間を槍で刺す「くせ者叩き」が有名。
他にも完全武装屋台を作ったり、実銃を家の至る所に隠している。
童貞という言葉にダメージを受ける人が多い。

〇UCAT通常科の老兵
亡くなった娘の名を拳銃に彫り込んでいる粋な人。



名言

「――レッツ盗聴!」

「その表情もらったぁっ!!」
「抜・け・駆・け・だ!!」

「まさかこれが驚異の美少女パワーか!?」

「貴様ぁ――!!
 熱田! 貴様、地球の大事な資源を泣かしたなあっ!
でもその顔もいいけど!」

「秘密にしておきたかった秘密兵器が!」

「――白!」
↑長田・竜美に空中で戦闘機を破壊される直前、機首に立った彼女のスカートが翻ったのを見た時の台詞



「お前が言ってるのは政治の話だ。確かに政治的な結果として見たら道具でしかない。――ただ、現場としての結果はある。後ろを見ろ」
「今、あの中には米国UCATを一人も通していない。これが現場の、現在の結果論だ。もし俺達が一人でも通したら俺達は自分の仕事を全う出来なかった事になる。だが避難が済むまで守りきれば、俺達は政治の連中にこう言える。そっちはそっちの仕事を果たせと」
「さあ、行け」
「おい」
「照準の定まらないアンタは弾丸バラ撒いてろ。――仕方ねえから俺がこっちを使ってやる」
「大切に扱えよ。俺の銃は女神の名が彫ってある」
「俺のだって2nd系の名が付いている」


「無駄だ。無駄だよ日本UCAT。――貴様らの偽悪では正義を阻めはしない」
「偽悪とか正義とか、――現場には関係ねえだろうが!」

「なあ」
「概念空間に入る前、横田から映像来たろ。過去の英雄の曾孫娘の」
「ああ。大佐の保護したあの娘が……、ずっと悪魔憑きだと言われていた娘なんだってな」
「もうそんな心配はないって、言ってやれるかな、俺達」
「大丈夫だ、
あの、怖いけど俺達を心配していた大佐に言ったろう? 最前線は俺達に任せろと。あの大佐にそれだけ言ってやれて、一人の少女に格好つけれない筈が無い」



※終わクロ伝説のシーン

「何人残った!?」
「隊長入れて九人、残りは途中に隠してきました」
「弾丸寄越して、皆避けとけ」
「――何しろ俺の名前は弾丸と等しくてな。少しは足止め出来るかもしれねぇ」
「足止め?」
「ああ。……俺達がいる街道、ここ、仲間の影がねえだろ? そういうことは、――ここを通したらやべえってこと。ここを通したら、背後にいる筈の仲間達に敵を突っ込ませちまう。少しでも足止めして仲間達に気付かせねえとな」
 ですけど、と副隊長が空音の響く息で問う。
「相手機竜でしょ?隊長が頑張ってどれくらい足止め出来ると?」
「そうだな、……ま、三秒くらいか」
「また嘘を。実は右足、脛が折れてるでしょ?」
「じゃあ二秒」
「右鎖骨の骨折は?」
「……じゃあ、一秒だ」
「娘が男に奪われたんでしょ?」
「そこは祝えよ」
 まあ、と隊長は答えた。
「正直、――0・7秒くらいは、あの機竜達を足止め出来るんじゃねえかな」
 軽機関銃を脇に構え、
「すげえだろ?俺さ、世界を、0・7秒救えるんだぜ?」
 身を笑いに震わせ、
「今まで、そんなこと、したことがねえ」
 だから、さあ、
「行けよ。仲間に報せに」
 言った瞬間だ。左右に、影が並んだ。
 四つずつ。どれもくたびれ傷ついた装甲服だ。
 隊長格の男は、強くなり出した地響きの中、
「お前ら……」
 端の、髪を金に染めた若者が空を見て声を挙げた。
「自分は――、疲れて――、動けないであります――」
 逆端の太った中年が、長銃を肩に担い、
「私は、0・8秒ってところかな」
 ああ、と頷いたのは年輩の男で、彼は懐から手榴弾を取り出すと、
「申告――! 0・6!」
 その声に、右から数字が走った。
「0・5」
「――0・9!」
「0・――7!」
「0・4!」
「0・8!」
 最後に副隊長が、
「私が0・4で、全員合計は何と5・8秒! 如何ですかこの御奉仕状態!」
 副隊長は割れた眼鏡を懐から出した。鼻の上に掛けながら、
「こんな感じで救えますかね? 世界」
 知るかよ、と隊長は笑った。
「しょうがねえ話だ。だが、5・8秒も世界を救えるってんなら、捨てたもんじゃねえ」
「確かに。……俺達がいなければ、世界は5・8秒早く滅びちまうかもしれないわけだ」
「おいおい責任重大だぜ俺達!!」
 若者の言葉に、皆は笑った。
 そして全員は、不意に笑いを止め、もはや姿も明確になった機竜の群に対し、
「構え――!!」













すぐ後に助けが来て死亡フラグがへし折られる

「私達、何かしましたっけ?」
「うるせえな。――意地張るのだって一苦労なんだぞ」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 終わりのクロニクル
  • 川上稔作品登場人物リンク
  • 変態
  • 愛すべきバカ達
  • 個性豊かな奴ら
  • 変態の巣窟
  • 川上の真骨頂
  • 名言と迷言メーカー
  • 死亡フラグ ←それすら燃えと笑いに変える
  • 最終巻は燃え全開
  • モブ
  • 0.7秒
  • モブキャラ
  • 一覧項目

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年07月12日 00:29