登録日：2014/10/02 (木) 07:53:12
更新日：2024/04/15 Mon 15:50:43
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あなたを好きになりました――
日記を買いました
物語が始まりました
2014/05/30に発売されたQoobrandの処女作。
スタッフ
企画・監督・シナリオ：新島夕
原画：狗神煌、朝倉はやて、小桜りょう、白もち桜
シナリオ：佐藤礼
音楽： 水月陵、樋口秀樹
主題歌
OP曲 「花びらとりぼん」
歌：Larval Stage Planning
ED曲「永遠の魔法使い」
歌：monet
グランドED曲「初恋」
歌：WHITE-LIPS
裏ED曲「ヒステリア」
歌：TERRA
概要
SAGA PLANETSを退職した新島が新たに立ち上げたブランドと共に発表された新作で話題になった。
だが、同時にが「あの」新島作なので不安も大きかった。
何せエロゲには珍しい「失恋」をテーマにしているので、既に鬱フラグ全開。
更に、体験版範囲の序盤の中だるみぶりや主人公のヤリチンぶりやら濃過ぎるキャラやら「ジャバウォック」を始めとした不穏な単語の数々で更に雲行きが怪しかった。
だが、新島ならではの独特且つ癖が強いながらもシナリオは高評価。更に複数のライターがいながらも随所に張り巡らされた伏線を見事に回収した物語の構成も見事。
またユーザーの期待を悪い意味で裏切って離別ENDではなくヒロインと結ばれるハッピーエンド。
まあ、裏ルートがハーレムエンドに見せかけたバッドエンドだが。
ただし、主人公のヤリチンっぷりやらヒロインのチョロインっぷりやらが怒涛の勢いで流れていくために、今までの新島作品より更に人を選ぶ作品でもあり、
実際には超賛否両論というところが正しい。
少なくとも誰彼構わずお勧めできるような作品ではない。
主題歌だけでなくBGMを含めた音楽が良曲揃いで、各章を終わらせる毎にタイトル画面が変わる演出も面白い。
KAGA CREATEからPSVita移植版の「魔女こいにっき Dragon×Caravan」が2015年12月24日に発売。
ストーリー
バラ色町の商店街にある、古い理容室でひとり暮らす少女、南乃ありす。
学園2年目の春も、特別なことは何もなく、いつもの電車に揺られ、いつもの友達と過ごします。
そんなある日。
友達と一緒に、学園はずれの森にある時計塔に探検をしたありすは、塔から落ちてきた不思議な日記を拾います。
持ち帰り、そっとのその日記を開いてみるのですが、そこには、ある少年の日々が綴られていました。
小さな町を舞台に、一冊の日記をめぐり、
少女の初恋の……失恋の物語が始まります。
話の大まかな流れは、
ありすが魔女こいにっきを読む→日記に書かれている他ヒロインとたくみとのやり取りを読む→現実→日記に新しく書かれているありすとたくみの日記を読む
を繰り返して真実に辿り着く内容になっている。
尚、ストーリーは完全な一本道となっている。
オールクリア後にある条件を満たすと裏ルートに突入する。
登場人物
主人公。
魔女こいにっきに登場する少年。
ありすと同様に理髪店で一人暮らしをしている。
多くの女の子をナンパしてはHしまくる爛れた生活を送っている。自分を殺そうとした暗殺者とHするくらいのヤリちん野郎。
そして、ヘタレ。何かに躓くと逃げ出すわ、女にフラれたショックでヒロインをヤリ捨てるわとやりたい放題。コイツ何で主人公にした新島？ エロゲのプレイヤー・ユーザーの暗喩である、という考察もある。
ぶっちゃけ、コイツのヘタレが物語の元凶。
メインヒロインにしてもう一人の主人公。
休業中の理容室で、愛犬・くーと共に一人暮らしをしている少女。
優しい近所の人や友達に囲まれて、のんきな毎日を送っている。その一方で、ややズボラな生活を送っているようだが…？
そんな彼女が偶然見つけた「魔女こいにっき」を見つけたことで、毎晩魔女こいにっきの内容を読むことになる。
終盤で明らかになる彼女の正体は本当に驚く。後にも先にもこんな斬新なエロゲヒロインは彼女だけだろう。
魔女こいにっきの中のありすは、たくみとは最悪の出会いするが、最終的には物凄い年の差恋愛をする事になる。
- 時計坂零 （とけいざか れい） CV：千葉山もみじ
学生ながら、碧方学園理事長を務めている。
姉は行動的で激情型。貧乳。チョロい。
カノンよりも劣っている事にコンプレックスを感じている。
- 時計坂カノン （とけいざか かのん） CV：結衣菜
学園理事長である姉の秘書を務める妹。基本はメイド姿で掃除している。
姉とは対照的に常に冷静で頭がキれる。巨乳。
数百年前に全く同じ格好をした先祖の「歌音」がいる。
因みにカノンのエロシーンは無い。
時計塔の下にある協会の管理を任された転校生。
自分を天使と名乗ったり、素で主人公を臭いと切り捨てたり、ガスマスク姿で歩いたりと色々斬新なヒロイン。
ガスマスク姿のシュールな立ち絵まで存在する。誰得だ…。
ありすのクラス委員長であり、魔女こいにっきの中でもたくみのクラス委員長。
写真部に先輩だが、その設定は殆ど生かされない。
人が良く、面倒見も良いが、それが災いしてトラブルに巻き込まれることも。
典型的な委員長キャラに見えるが、怒ると胸倉を掴んで「バカヤロー！」と叫ぶアグレッシブな面も。
CV：山田ゆな
ありすのクラスにいる、謎の少女。
ほとんど学園に顔を出すことがなく、オカルト同好会で夜な夜な怪しい儀式を執り行っているらしい。
バラ色のドラゴンを名乗る謎の生物。何故か関西弁。
魔女こいにっきを呼んだありすの前に現れ、世界を救うために毎晩魔女こいにっきを完成させる冒険をする。
魔力を使い過ぎると落書きのように雑な体になる。
ぶっっちゃけ正体バレバレだが気にするな。
ありすのクラス担任。
まだ大学を出ていくらも経っていない新米。
魔女こいにっきの中ではたくみの不純異交際に悩んでいる。
他校の女子学生。
映画好きで、最近は家に帰らずオールナイトで映画を見ていることもしばしば。
たくみの最初の被害者。
サブヒロインなので自身のルート以外では出番無し。
追記・修正よろしく。
- 最高のハッピーエンドの続きさえ現実や老いに侵されてしまう。愛だけでは生きられないけど、最後に残るものが愛であれば素敵だよね。 -- 名無しさん (2014-10-13 19:25:05)
最終更新：2024年04月15日 15:50
