登録日:2014/09/29 Mon 17:00:00
更新日:2023/09/18 Mon 09:56:33
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概要
名前だけ聴くと東北地方にあるいちローカル線に過ぎない…と思われる方が多いかもしれないが、実は全線が
秋田新幹線を構成する路線の1つであり、極めて重要な路線である。
その為、線路幅も新幹線規格と同じ1435mmの標準軌であり、全線電化の恩恵も受けている。
元は戦前から存在した生保内線・生橋線・橋場線の3つの鉄道路線を1つにまとめて誕生した路線であり、色々ゴタゴタがあったが1966年に全線開通した。
その後は東北地方にいくらでも存在するローカル線の1つであったが、
東北新幹線開業に伴い秋田と盛岡間を結ぶ新幹線接続路線として俄かに注目され、全線電化に加え特急列車まで設定される等優遇された。
その後、1997年に線路改造工事を経て秋田新幹線が開業し、現全線を新幹線が走行するようになった。
一方、普通列車の本数は岩手県側が1時間に1~2本、秋田県側が2~3時間に1本と少ない。県境を跨ぐ赤渕〜田沢湖は4往復のみと特に少ない。もっとも両県は峠を挟むためローカル需要が低く、仕方ないと言えば仕方ない。
車両
東北地方の電化路線御用達の車両。
標準軌仕様の為、幾つかの点で他の701系とは違いが見られる。
車内も701系では初のセミクロスシートとなった。
改軌前までは電車は特急列車にしか使用されず、普通列車は気動車のままであった。
駅一覧
鉄道要覧では大曲駅が起点だが、運行上は盛岡→大曲方面が下り列車、大曲→盛岡方面が上り列車となっている。
ここでは運行上の順番に記載する。
太字は新幹線停車駅。
盛岡市の請願で建設された新駅で、2023年3月18日のダイヤ改正で開業。
イオンモール盛岡の最寄駅。
秋田新幹線車両用の融雪装置が設けられた駅。
日本最大の民間経営牧場として有名な小岩井農場の最寄駅。
昔は特急停車駅だったが今は普通しか停車しない…。
雫石町の代表駅。東北の駅百選認定。
日本の全新幹線停車駅中、その本数が最小の4往復&新幹線の始発列車が8時33分と最も遅いという珍記録を持っている。
ここで大半の普通列車は盛岡方面に折り返す。ここまでがSuica盛岡エリア。
棒線駅その1。
ここまでが岩手県の駅で、一部の普通列車が盛岡方面に折り返す。隣の田沢湖駅へ向かう列車は1日4本のみとなる。
当駅と田沢湖駅間の駅間距離は18.1kmと非常に長く、2013年3月16日のダイヤ改正まではJR東日本管内の在来線では最長だった。
その長さからか、駅間に2つの信号場がある。
駅名の示す通り田沢湖及び乳頭温泉郷や玉川温泉の最寄駅。
一部普通列車は当駅で大曲方面へ折り返す。なお、ここから盛岡方面へ向かう普通列車は1日4本のみである。
牛山氏の全国秘境駅ランキング139位。
山陽本線にも同じ漢字駅名があるが、こちらは「じんだい」と読む。
棒線駅その2。
小田急小田原線にも同じ漢字を使う駅があるが、こちらは「しょうでん」と読む。
秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線乗り換え。
大曲方面からの普通列車が折り返すことがある。
年間200万人訪れる東北地方有数の観光地で、「みちのくの小京都」とも呼ばれる角館の中心駅。
棒線駅その3。
水板倉をモチーフとした駅舎が特徴。
棒線駅その4。
駅から見える農協の建物に書かれた絵が印象的。
棒線駅その5。
奥羽本線乗り換え。田沢湖線としての起点駅。
大仙市の代表駅で新幹線と幹線の停車駅に加え全国花火競技大会の最寄駅である為、線内では盛岡駅の次に乗降客が多い。
あと、駅舎がかなり斬新。
追記・修正宜しくお願いします。
最終更新:2023年09月18日 09:56