龍覇 メタルアベンジャー

登録日:2014/09/24 Wed 12:11:41
更新日:2024/01/02 Tue 00:05:37
所要時間:約 3 分で読めます







ウォォリャァァ!勝利の方程式、発射準備完了だー! ---龍覇 メタルアベンジャー




《龍覇 メタルアベンジャー》とは、デュエル・マスターズのクリーチャーである。

概要

ドラゴン・サーガにおける、ドラグハートを取り扱うことができるドラグナーのひとり。
ヒーロー組織であり、また「龍素」の研究を行うリキッド・ピープル閃の主力の存在である。

フレーバーテキスト的に、あくまで彼自身は研究者側ではなく武人、と言った感じの男。もっともリキッド・ピープルはだいたい熱血なんだけど。ロック・ビーストの前に自分たち自身の熱で蒸発してしまわないか心配である。

龍覇 メタルアベンジャー 水文明 (6)
クリーチャー:リキッド・ピープル閃/ドラグナー 4000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト2以下のドラグハート1枚、または、コスト4以下の水のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
呪文の効果で相手がバトルゾーンにあるクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。

場もちがいいためドラグナーサイクルとしても優秀な存在であり、《真理銃 エビデンス》を使いこなすまさに優秀なクリーチャーであった。
なにより踏み倒しに規制がかかりやすいドラゴン・サーガの環境においても、コスト軽減や踏み倒しに対応しており、使えるエビデンスもマナ自体には何の制限もかかってはいない。
そのため青単に関わらず青系のデッキには普通に入りやすい優秀なドラグナーであった。

真理銃 エビデンス 水文明 (4)
ドラグハート・ウエポン
このドラグハートをバトルゾーンに出した時、または、これを装備したクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引いてもよい。
龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、自分の水のクリーチャーまたは水の呪文を合計3枚以上、召喚または唱えていれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。

だが、そのエビデンスをもってしても、背景ストーリーでは火文明相手に敗北。実際のゲームでもドラグハートでは汎用性の高い部類であるエビデンスを使えるぶん、エバーローズ、ウルボロフ、サソリスに比べれば優秀なメタルアベンジャーであったが、流石にガイハートを手に快進撃をはじめたグレンモルト相手には分が悪すぎた。

そして行方知れずとなり、結果ニュートンの敗北にも繋がってしまう。

だがアクア・メディアクリエイターがエビデンスと水文明の空母ピタゴラスを、イソロック艦長の決定のもとに組み合わせ、《龍波動空母 エビデゴラス》とした。そしてそれを扱える男を探していた時…

彼は山ごもりから帰ってきた。



これがワシの導き出した最終龍理じゃい! ---龍覇 M・A・S



龍覇 M・A・S(メタルアベンジャーソリッド) 水文明 (6)
クリーチャー:リキッド・ピープル閃/ドラグナー 2000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト4以下の水のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のコスト6以下のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。

パワーも低くなり、出せるドラグハートは水文明限定になってしまったが、その代わりに広範囲なバウンスがついてきており、なにより同弾収録のとあるドラグハートのお陰で「それを出せるドラグナーが8枚体制にできる」というのが大きなウリとなった。またビートダウンにはこっちのほうが都合がいいという話もある。

そのドラグハートがまさに上で言ったエビデゴラスなのだが…

龍波動空母 エビデゴラス 水文明 (4)
ドラグハート・フォートレス
自分のターンのはじめに、カードを1枚引いてもよい。
龍解:自分がカードを引いた時、それがそのターンに引く5枚目のカードであれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーンを離れた場合、そこに戻す)

「フォートレス」ってなんぞや?

フォートレスは、デュエル・マスターズの新カードタイプのひとつで、横向きのイラストが特徴的なカード。
バトルゾーンに登場するがクリーチャーでもクロスギアでもないうえ、ウエポンと違うのが「ドラグナーとひっついている必要がない」ことである。
このため、M・A・Sはエビデンスを付ける場合はアンタッチャブルを失っているので危なっかしいが、エビデゴラスなら自分がどうだろうがエビデゴラス自体は無事なので何の問題もない。

しかもこのエビデゴラスは、かつてメタルアベンジャーに苦渋をなめさせたガイギンガと同じかそれ以上に強いドラグハートだったりする。

まず、除去耐性の強い置きドローソースというだけでも優秀である。だがそれだけなら、水文明にとってはドローなど腐るほどあるので気にならないかもしれない。
だが、こいつは龍解条件自体にドローを要求する。自分の効果、ドローステップのドロー、そして後3枚。
後3枚引くだけとか水文明にはちょろすぎる話である。

そして龍解するとこうなる。

最終龍理 Q.E.D.+ 水文明 (7)
ドラグハート・クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 11000
自分のターンのはじめに自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を山札の上に戻し、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。その後、カードを1枚引いてもよい。
自分の水のドラゴンはブロックされない。
W・ブレイカー
龍回避-このクリーチャーがバトルゾーンを離れるとき、バトルゾーンを離れるかわりに、フォートレス側に裏返す。
自身を含む全水ドラゴンのアンブロッカブル化、エビデゴラス時よりさらに都合のいいドロー操作、WB付のスペックだけでも強いが、更に「龍回避」がついてくる。
この龍回避は、サイキック・クリーチャーの「解除」と同じで、除去されるときにかわりにフォートレスに戻る。
このため、「カードタイプを問わない除去」と「置換効果による除去」意外には無類の耐性を誇る。わかりやすく言えば「場からはなれない」でだいたいあってる。そもそも「カードタイプを問わない除去」は重いものだらけで、「置換効果による除去」にいたってはそれをサブで投入できるほど楽なカードがない、これにつきる。コロコロでもフォートレスは除去手段がほぼないことを売りにしていることを表明しており、ウエポンがドラグナーごと除去ればよかったのに対して圧倒的に強い。
なお他のフォートレスサイクルはクリーチャー面に龍回避なんてついてない。こいつも付けなければまだ除去もワンチャンあったというのに…

とまあ、エビデゴラス自体もすごいのだが、やはりメタルアベンジャーが死んだと思ったら生きてたことがすごいのも事実。
だってガイギンガ出せるのはグレンモルトだけだから4積みしか出来ないのがこちらは8積み可能ですぜ旦那。

オマケにM・A・Sもメタルアベンジャーと同じくマナ自体には何の制限もありません。そのためギフトアベンジャーなるデッキも考案されているとかなんとか。


ν(ニュー)・龍覇 メタルアベンジャーR(リベンジ) 水文明 (7)
クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン/リキッド・ピープル閃/ドラグナー 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト3以下のドラグハートを1枚、またはコスト5以下の水のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。
W・ブレイカー
M・A・Sがさらに進化したメタルアベンジャーの最終形態。
登場時ドローを得たことで腐りづらくなり、コマンド・ドラゴンを得たことで侵略や革命チェンジにも対応した。
対応するドラグハートは《超龍素要塞 エビデシュタイン》だが、ぶっちゃけ上述の《龍波動空母 エビデゴラス》を出したほうが強い。


余談

リキッド・ピープル閃の命名ルールはヒーローの名前なので(厳密ではないが)、彼は「アベンジャーズ」からとっていると考えられる。

M・A・S(メタルアベンジャーソリッド)はコナミの「メタルギアソリッド」から来ているのだろう。TCGのライバル会社をネタにして大丈夫かと思ってしまうがかのディ○ニーに喧嘩売ったタカラトミーなら何の問題もないか。
リキッド・ピープルなのにソリッド。液体なのか個体なのか。

M・A・Sは《サイバー・A・アイアンズ》同様真ん中が顔みたいに見える。
(・A・)

ν(ニュー)・龍覇 メタルアベンジャーR(リベンジ)は、当時のリキッドピープルでガンダムネタが多用されていたことから「ν(ニュー)ガンダム」が元ネタか。

ドラグナーサイクルでは一足早く「ドラグナーとして再登場」した。火文明は通常クリーチャーがドラグナーになったりその逆になったりをしているがこちらは出ている2種ともドラグナー。

デュエプレでは他のドラグナー同様、レアリティが付属する《龍素王 Q.E.D.》に合わせてビクトリーレアになっている。

関連カード

龍素王 Q.E.D.  水文明 (7)
ドラグハート・クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 11000
呪文の効果で相手がバトルゾーンにあるクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。
各ターン、自分の水のクリーチャー1体目を、コストを支払わずに召喚してもよい。
各ターン、自分の水の呪文1枚目を、コストを支払わずに唱えてもよい。
W・ブレイカー
エビデンスの龍解後の姿。
こちらはこちらでフォーミュラエクストラウィンを始め、《深海の伝道師 アトランティス》を毎回使いまわすコントロールや豪快に進化を繰り出すビートダウンなど様々なデッキに投入された。

エビデゴラスの龍解条件である「ドロー5枚」をこいつで《龍素記号iQ サイクロペディア》などを踏み倒して簡単に満たせるので相性はいい。二体のQ.E.D.とか地獄絵図だけど。

デュエプレではちゃっかり擬人化枠で登場。
本人曰くコミュニケーション用のホログラムらしい。


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最終更新:2024年01月02日 00:05