(TT)嫁

登録日:2014/09/23 Tue 15:40:07
更新日:2023/09/22 Fri 16:41:19
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「逃げる先もありますし、戻る気もありません。ここにいたら義実家みんなで来そうなんだもの。 」


(TT)嫁とは2ちゃんねるのとあるスレに現れた、義実家のいびりを理由に離婚を決意した嫁さんである。


具体的ないびりの内容は、
  • 彼岸に義実家に連れてこられ、家事は全部(TT)嫁に丸投げ
  • 誰も来ないのに手の込んだ料理を作らされる
  • あげくのはてに義実家全員に料理を貶される
  • コトメ(義姉妹のこと)、ウト(舅のこと)、トメ(姑のこと)からの暴力(ウトとコトメの蹴りは「ご飯がまずくて耐えられなかったから」。トメのつねりは「躾」)
  • 寝起きは台所


どう考えても奴隷生活です本当にry


嫁がこんな目に会っているのに肝心の旦那は止めるどころか義実家と一緒になって笑っていたらしい。
そして、後で手を合わせて謝り、
「帰りにおまえの好きなシュークリーム買ってやるから、もうちょっと我慢して、ねっ?」
台所で寝させられることに対しても「僕の部屋にこっそりきていいから」



全く割に会わないので一日半で放棄した(TT)嫁 。
「ママンの飯のほうが旨いなら、トメがご飯を作ればいい。 」、「親孝行がしたいなら、血のつながった実子がすればいいじゃないか。」
と言ったところ、旦那はでもでもだって、義実家は逆ギレ。
奴隷になりにきたのではないので帰ります」という(TT)嫁の言葉を鼻で笑い、
(TT)嫁一人を置いて全員で買い物&食事へ。
この期に及んで旦那「お土産買ってくるから、静かな家の中で機嫌なおしてね♪」


全力で逃げることにした(TT)嫁。さっさと義実家を離れ避難。
(TT)嫁が帰ってこないことに義実家は「嫁としてなっていない!!」と激怒。
この状況で旦那、今晩のうちに義実家をちゃんと説得するからと言って嫁のもとに行かず、
「だから明日もう一度来てよ、お互いに謝ろう」


奴隷生活を強要された(TT)嫁が何故お互いに謝らなければならないかというと、
(TT)嫁は「朝、義実家に生意気を言って勝手に帰った事を」義実家は「私にばかり家事をさせたことを」謝るつもりらしい。
しかし、「義実家は」留守電にギャーギャーメッセージを残し、どうかんがえても謝る気ゼロ。
なのに旦那からは「出来るだけ早めに来てね」と呑気なメール。


あきれ果てた(TT)嫁は自分の家財を全て家から避難先へ運び、離婚の意思表示を綴った置手紙を残して出奔。
暴力の傷の診断書を作るなど、離婚に向けての作業を進める。
その最中も、旦那からはメールで「こっち来てサプライズ的に現れて、謝って仲直りしようよ」
義実家は「今家族でこんなことしてるのよ、いいでしょう」と留守電。
勿論、行くはずもない(TT)嫁。


耐えきれなくなったトメ&旦那が家に向かうが、時遅く既にもぬけの殻。
トメは事態を理解しておらず「はやく帰ってきなさいっ!たたき直してあげるわっ!」と激怒。
一方、置手紙に気付いたらしい旦那からは「離婚なんてだよね(TT)」ロミオメール


結局手紙は他の義実家に見つかったようで離婚の意思に気付いた義実家連中はきれまくり、(TT)嫁の兄に「嫁のくせに生意気、もらってやったのに!」鬼電。
しかし、兄に「結納はしてないし、結婚式の際にとりたてて援助をしたわけではなく、私の実親の葬式にきたわけでもないのに
もらってやったと言える根拠はなんですか」と問い詰められ撃沈。
旦那「離婚したくないよ。もう一度話し合おうよ……。お袋には僕から言うから」 と全く現状を理解していないメール。


嫌気がさして弁護士を雇った(TT)嫁。
弁護士を通して、離婚の意志が固い事、以降の連絡はすべて弁護士を通す事を連絡。
しかし、接触禁止の勧告お構いなしに連絡を取ろうとするコトメ&旦那。
その後、義実家にそこそこの額を仕送りしていた旦那が「自分の稼ぎから全部出してるから気兼ねしなくていい」「嫁の仕事はパート程度だから」
と向こうに伝えていたらしい事が発覚。 (実際には(TT)嫁と旦那の稼ぎはほぼ同等。 残業が多い月はむしろ(TT)嫁のほうが若干多い )
義実家に見下されていた原因に納得する(TT)嫁。だからといって奴隷生活を強要していいわけではないが。
ちなみに旦那からは

「……どうしても、離婚しなくちゃいけませんか」
「僕"も"我慢が足りなかったんだね、反省してます」
「今日はお袋がご飯をつくってくれています。君の好きなおかずです。早く帰っておいで」
「下駄箱が隙間だらけで寒々しいです」
「これから僕は誰のために頑張ればいいんだろう?」
「僕もこれから変わるよう頑張る、だから君も歩み寄って」
「もう一度幸せになろう」
「(TдT) 帰ってきて」
「ひどいよ(TT)」
「僕をいじめて楽しい?(;;)」


など、全て被害者面のメールだけ。
弁護士からの電話も一度出たきり、あとは無視しているらしい。
義実家の頭の中では「一文無しで放り出される嫁、勝った正しい義実家」のプロモーションムービーがすでに流れているらしい。
旦那からは「(自分の力では)もうダメかもしれない、ごめん(TT)」とコウモリなメール。
負ける気がしないので、引かない(TT)嫁。


そして案の定、弁護士に頼もうとして「そんな因縁つけても慰謝料なんぞとれん。仮に間違って取れても数千円」
と断られたウトがこちらの弁護士に「こっちは弁護士無しでやるので、嫁にだけ付くのは不公平だ、あんたも断ってくれ。あとは義実家内で解決する」と要求(無論拒否)。
旦那は接触禁止お構いなしに会社の帰りに(TT)嫁の会社に来訪。(受付で門前払い) しかも、この期に及んで「一緒に謝ろうよ。皆きっと許してくれるよ」とメール。


そんななか、給料日に仕送りの件を知られたくない旦那が失踪。
義実家が弁護士に「嫁が誘拐したに決まってる!警察に行く!」と連絡し、旦那の会社で大騒ぎ。
旦那はあっさり見つかり、仕送りのことも義実家にばれる。
仲人だった上司を交えトメと三者会談するが、話し合いを美化した旦那から

「仲人さんと一緒にトメを説得して分かってもらえた」
「仲人さんは君と僕の幸せな結婚生活を望んでいると言っていた」
「今、家に家族がきてて手狭なので●●ホテルにいます。携帯はつながらないかもしれないので連絡はそちらに」
「ところで、家賃の引き落とし口座って××銀行でよかったっけ?」

と、案の定分かって無いメール。
(ちなみに仲人は義実家の味方ではありません)


その後、弁護士と(TT)嫁兄に締めあげられた義実家はとりあえず離婚に同意。
しかし、「こんなメンドクサイ嫁もういらん!」「もらってやった嫁になんでそこまで」と謝罪無し。その話し合いで旦那終始無言。

兄「旦那君。君も『もらってやった』と思ってるわけ?」
旦那(蚊のなくような声で)「いいえ…」
トメ「無理しなくていいのよ、もう返す女なんだから!」
旦那(だんまり)

※返品されるのは旦那の方です


(話が進まないので)旦那以外を帰らせ、隣室待機していた(TT)嫁も合流。
無表情で「後で謝っとくから」(義実家での旦那の常套句)と告げると旦那号泣。
もうやり直す意志はないこと、義実家側の態度にまったく変化は望めない事を告げ、離婚の意思を示すが、旦那が泣きじゃくり結論が出ず終了。


一方、義実家は実情を知っても、仕送り額を下げて欲しくないウトコトメと、息子の味方のトメが対立。
旦那も「お袋だけなら大丈夫だろ?絶対何も言わせないから帰ってきて」「もういっぺん、二人だけで会えるのならそのときに離婚届を書く」と泣いてゴネまくる。


旦那「君にここまで意地悪をされる理由が分からない、僕の家族がそんなに嫌だった?」
(TT)嫁「 嫌です、だから他人になりたいんです」
旦那「じゃあ、僕も一緒に連れて逃げて」
(TT)嫁「(絶句)」

しかもこの状況でコトメに言われればお小遣いを渡し、ママに楽をさせたいと連日外食。反省がまるで無し。


旦那とウトの給料だけでは成り立たない義実家はなんとか(TT)嫁 に「私達に迷惑をかけたんだから、そのぶんを償わなくてはいけない」とタカろうとする。
しかもウトは「トメと離婚するから俺の嫁になるか」と提案。その場にいた弁護士が「法律上無理です」と言ったら、
ウト「籍なんぞ入れん、内縁で充分だ。籍入れたら遺産渡さなきゃいけないし、離婚してもやっぱり妻はトメだから、内縁の妾として尽くせ」と奴隷勧告
(無論、拒否。)


そうこうしているうちに、案の定義実家は困窮。トメとウトが別居。トメと旦那が(TT)嫁に泣き落し。
旦那は「僕の味方は世界で君だけだよ( TДT) 帰ってきて(*_ _)人」などのメールを送り、完全に接触禁止無視。
離婚を優先した(TT)嫁は「今は慰謝料はかなり低めだけど、今週末までに白黒つけないとどーんといっちゃうよ」と脅h…もとい交渉。


ちなみにこの時点で旦那からの謝罪はゼロ
「僕はこんなに頑張ってるのになんで報われないんだろうウェーン」なメールばかりらしい。


やがて自分の稼ぎを見て「自分一人ならそこまで生活苦しくない」と気付いたらしいウトが逃亡。
金銭的に苦しくなったコトメは旦那を頼ってきて、苦しくなった旦那は最後の話し合いをすっぽかし、後日離婚届と自分の署名捺印済みの婚姻届を送ってきた。

その後のメールで、


「これで君の気ははれたでしょうか。僕は別の土地で、ひとりでやり直そうと思います。悲しみは仕事で紛らわして、君に見合うだけの男になりたいと思っています(TT)
だから、君が僕を許す気になったのなら、この婚姻届を持って迎えにきてください


結局、旦那は最後まで反省もしなければ成長もしなかった。ついでに最後まで(TT)は入っていた。


こうしてようやく離婚できた(TT)嫁だが、トメコトメからの無心があったり、元旦那からロミオメールが再び来たり大変だった模様。



【余談】
複数の家庭版を跨いだエネ義実家系の一大長編としてそこそこの知名度があったが、泣きわめく某人物のニュースが流れて以降、
まとめサイトなどで、「そっくり」とその人物に関するコメが書かれるようになり、知名度が急上昇した。


追記・修正はエネミーな義実家を潰してからお願いします。


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最終更新:2023年09月22日 16:41