ニンジャ(コピー能力)

登録日:2014/09/21 Sun 16:56:40
更新日:2024/02/26 Mon 16:25:13
所要時間:約 7 分で読めます




ドーモ、ヤミカゲ=サン。ニンジャスレイヤーです






カゲにひそんで ヤミにきえる

ニンジュツくしして にんむをすいこう

まさにニンジャで ゴザルよゴザル



出典:ニンジャスレイヤー日本版公式Twitterアカウントアイコン(上) 公式CGアートワークin星のカービィWii(下)


ニンジャとは、星のカービィシリーズに登場するコピー能力のひとつである。


概要

我々がよく知る忍者のようにスリケn……クナイや刀を武器とするコピー能力。
忍者といえばよく外国人受けするジャパニーズ要素の一つとしても有名だがカービィの場合、北米版ではどう思われているのかは不明。

手数とスピードに重きを置き、クナイの連射や高所からの急降下キックを繰り出せる。
また、壁に方向キーを入れると忍者らしく張りついて「カベはりつき」状態になることも可能。
最近ではこれを意識したギミックもちらほら。
ダメージを受けると瞬時に身を隠して追撃を防ぐなど、これぞ忍者というべき特徴が色々と詰まった楽しいコピーである。

参上!ドロッチェ団』のみ水上を歩くことも出来る大した奴だ
もちろん通常通り水中には潜れる。


帽子は初出の『星のカービィ スーパーデラックス』だとストーンの色違い兜。
星のカービィWii』以降は紫色の忍者頭巾にモデルチェンジしている。



登場作品


技の一覧

入力方法はロボプラ準拠。SDXはBがY、AがBに、WiiはBが①、Aが②、L/RがAになる。参ドロは特に変化なし。方向は右向きの時。

  • クナイしゅりけん(B)
クナイを一直線に打って攻撃。壁や敵に刺さるが特に意味はない。
1発のダメージは低いが連射可能で、ヘルパーに使わせると凄まじい速度で連射することも。
『参ドロ』以降はカベはりつき状態から「はりつきうち」も使用可能。


  • しゅりけん投げ(B)
『参上!ドロッチェ団』ではクナイしゅりけんではなく十文字手裏剣を打つ。
クナイと違って連射性能が低いので、小技としてはやや使い勝手が悪い。
どうでもいいが、手裏剣は「投げる」のではなく「打つ」のが正しい。

ちなみに『星のカービィ64』ではボム+カッターでこれと似た形の手裏剣爆弾を打つ。
何と音速の速さで打ちつけるため、刺さるまで手裏剣が見えない。

  • はたきぎり(B長押し)~かえし4れん(敵の近くではたきぎりをすると自動的にこちらに移行する)
刀を振るって斬りつける。
クナイしゅりけんと違い、ボタンを長めに押して発動する。
更に敵と距離が近い状態では、下から刃が4連続で切り裂く「かえし4れん」に派生可能。
派生までを含めた総ダメージ量は『SDX』当時だとなかなかのもので、「格闘王への道」においてウィスピーウッズなどの動かない、または鈍重なボス相手にかえし4れんを連発して沈めるのは最早チャメシ・インシデントの領域である。
Wiiではかえし4れんを空中で出せたのだがメタナイトの怒りが有頂天になったからかはたまたあからさまに強すぎたための調整ゆえかTDXで削除された。

『参上!ドロッチェ団』では何故か丸々オミットされた。


  • みじんぎり(ダッシュ~B)
ダッシュの状態から刀を振るう。
踏み込みはいいのだが、突進技のくせに無敵時間がなく、さらに判定もさほど大きくないので
敵の接触判定に激突し逆にダメージを貰ってしまうことが多い…。
『Wii』以降は後述のいあいぬきに取って変わられた。


  • ニンジャキック(『参上!』では「急降下げり」)(空中で↓B)
空中から斜め下にイヤーッ!と叫びそうな勢いで急降下して蹴りつける。カービィ=サンもカラテに精通していた…?
出の速さと使いやすさが魅力。
しかし「カービィファイターズ!」では、高難度の敵CPに使わせるとこちらの頭上を捉えるたびに十中八九ニンジャキックを繰り出すため、あまりのしつこさにザッケンナコラー!と怒りたくなること請け合い。
が、1回当たるとガードされようが何されようが悪魔城めいて着地するまで狂ったように連発(ドゥエドゥエドゥエドゥエ)し続けるため、反撃は容易。

ファイター能力にも同様の技が「スカイキック」として輸入された。


  • いづなおとし(掴めるもののに対して→B長押し)(↑Bでも可能)
敵の至近距離でのみ使用可能。
敵を掴んだ瞬間に大ジャンプし、自分ごと相手を地面に叩きつける豪快な技。
空中でも掴めるかどうかは作品によって異なる。
当たり判定の回数も多く威力も申し分なしの強力な性能だが、ボス相手にはチャンスが少し限られてくる。
踏むと壊れる床の上で使うと死亡確定という致命的な欠陥を抱えている。強制スクロールにも弱い。
元ネタは漫画『カムイ伝』に登場する技「飯綱落とし」からか。

スマブラシリーズでも上投げ技にいづなおとしが採用されている。
原作と違って地面に叩きつけた瞬間に爆発が巻き起こる。ゴウランガ!
ちなみにメタナイトもカービィと同様の投げ技を保有している。

アニメ版では、掴んで跳び上がり急降下するところまではゲームと同じだが、最後に空中から相手を投げ落とす点が異なる。


  • こっぱみじんのじゅつ(ダメージを受けた直後にL/R)
ダメージを受けた直後にのみ発動可能なカウンター技。
爆発と共に一定時間姿を消してやり過ごし、出現時に爆発して反撃する。
まさに忍者らしい技である。
アニメ版では、攻撃を受けそうになった瞬間に閃光を発して姿を消すという術で、これ自体に攻撃力は無い。


  • かわりみのじゅつ(ダメージの受ける直前にL/R、放っておくかL/Rを離せば解除)
TDXにて、こっぱみじんのじゅつに入れ替わる形で登場。
こちらはダメージを受ける 直前 に発動させる技で、ダメージを受けずにやり過ごすことができる。
どこからともなく取り出した丸太を身代わりにして姿を消し、やはり出現時に爆発して反撃する。
ボスは言わずもがなザコ相手にも有用で、もしも空中でブロントバートにぶつかりそうになってもカカッと回避してそのまま倒すことができる。
この技考えたの絶対忍者だろ……さすが忍者きたない


  • 三角とび(カベはりつき中にA)
カベはりつき状態から反対側に壁蹴りジャンプする。
普段は積極的に活用できる場が少ないが、早くゴールを目指す「激突!グルメレース」でニンジャを選んだ時は割と重要なアクション。


  • 爆炎の術/爆水の術(巻物を取っていたら解禁、B長押し)/(水上で同じコマンド)
『参上!ドロッチェ団』で登場。
ニンジャのまきものを入手すると解禁され、ボタン長押しから両脇に火柱を吹き上げて攻撃する。
水上では「爆水の術」に変化し、エフェクトと属性が変わるが性能は同じ。
『バトルデラックス』では、目の前に火柱を起こす。爆水にはならない。

どうでもいいが元々忍者モチーフなので「巻物で新たな術を得る」というシチュエーションは妙にしっくりとくる。


  • いあいぬき(ダッシュ中にB)
『Wii』からみじんぎりに代わって登場。
目にも止まらぬ速さで駆け抜けながら剣を抜き、多数の斬撃を繰り出す。
攻撃中は無敵で総ダメージ量も多く、殆どのザコは巻き込まれただけでアバーーッ!と瞬殺される。
全体的に使い勝手が優れ、最後の納刀アクションもカッコいいロマン溢れる技。
ただし『カービィファイターズ』では無敵性能が無いので注意。
ワンテンポ遅れて背後に攻撃判定が発生するので、突進技としてよりも置き技として使う。


  • えんまく(↓B)
『Wii』から追加。
地面に煙玉を叩きつけて小さな煙幕を発生させる。
範囲が非常に狭く、敵に接近しないと当たらない。
基本的には下記の「みだれ花ふぶき」のコマンド入力に失敗して拝むことが多いと思われる。
煙幕を張った瞬間に無敵判定が発生するので回避技としては優秀。


  • みだれ花ふぶき(↑↓B)
『Wii』から追加。
「えんまく」の上位とも言うべき大技であり、煙玉を叩きつけるところは同じだが舞い上がると同時に花びらが咲き乱れる。
コピー能力の技では性能と奥ゆかしさを両立した割とスゴイ・ジツなのかもしれない。
攻撃範囲もダメージもえんまくより大きいが、コマンドが少し特殊な点に注意。というか↓↑はそこそこあるが↑↓はこの技くらいしかない。
『スターアライズ』のフレンズ能力の属性を使うと花が変化する。


  • すいとん(水上に出る)
『Wii』から追加。
水面に顔を出す際、竹筒を出して呼吸するのだがその際に真上へ水鉄砲を撃てる。
基本的にネタ技の域を出ないが、一部のステージではこの技が役に立つ場面も。
『スターアライズ』ではこれで水属性を付与することができ、この技の存在によってニンジャは唯一属性の付与、受付を両方行えるコピー能力となっている。

  • カラクリだまし(Yを長押ししてから離す)
『バトルデラックス』に登場。
自分を模した人形爆弾を出す。人形は相手を追尾する。

  • ニンジャジャンプ(溜め中にジャンプ)
『バトルデラックス』に登場。
溜めを中断し、煙幕に紛れてジャンプする。

  • 名称不明
アニメでのみ使用。
忍者刀を振るうと同時に金色の剣閃を飛ばして攻撃する。
2つ重ねてX型にするパターンもある。

テレビアニメ版のニンジャ

第24話だけに登場。
アイエエエエ!イッパツヤ!?イッパツヤナンデ!?


古文書を狙うデデデ大王から差し向けられた刺客「ヤミカゲ」と戦う際にコピー。
ヤミカゲに匹敵するかそれ以上の刀捌きで応戦し、風神の術にも全く動じないなど忍者としての素質は高い。
そんなにヤミカゲ強そうに見えなかったって?言うな
最後は一瞬の隙を突いて掴みかかり、いずな落としでフィニッシュ。
見事にヤミカゲを撤退まで追い込むことに成功した。
ニンジャが出て殺す作品なら逃げても確実に爆発四散の末路を辿らされた事だろう


よく「フラグを立てておきながら再登場しなかったキャラ」としてネタにされるヤミカゲだが、ニンジャカービィもその後は一度も出番が無かったところを見ると道連れにされた感が否めない。
もっともこの件については大人の事情も少なからず関与していた可能性も0ではないが…。
一応、カブキカービィについて引き合いに出されている。



関連キャラクター

  • バイオスパーク


「…せっしゃ、しゅぎょうの 旅に出るで ござる。」


月下にひそむ かくれ里の エリートシノビが
ニンジャしゅぎょうの 旅に出る!
名刀「紫電」に わが身を たくし、
い国の はてまで シュタタッと かける!


1頭身の忍者キャラ。名前の由来は紫電の英語読みと思われる。
遠距離からはクナイを投げ、迂闊に触れれば微塵切りといづなおとし…と隙がない。
特に微塵切りはまともに喰らうと体力の約半分をごっそり持っていかれるため、ザコキャラとしては強敵の部類。
ただし最強クラスな攻めに反して、耐久力は雑魚の中でも最弱の部類、ホバリングからの空気弾だけでも昇天するレベル。

『参上!ドロッチェ団』では背景に身を隠して無敵のステルス・ジツも体得している。
こちらはゴースト能力で取りつけばプレイヤーも使うことが可能。

ニンジャ能力のヘルパーでもある。歩行スピードが非常に速いが、敵の時同様耐久力が低い(隊長とワーストタイ)。
ただしはたき切りにいづな落としなど懐に飛び込むことが多いことを考慮されてか
一つ目怪物と違ってリメイク版ではお情け程度には改善された。

『Wii』以降、後述のツキカゲが登場してからずっと出番がなかったが『スターアライズ』で久しぶりに登場してフレンズヘルパーにも抜擢された。
星の○○○○での副題は「紫電月影」
上記のセリフやバックストーリーが忍者でよくいそうな典型的なキャラで、使用している刀が「紫電」という名刀である事が判明した。
ちなみにパッケージではフレンズヘルパーで一番前にいる。


  • ワイユー
星のカービィ2』で登場した忍者の姿をした中ボス
カッター状の手裏剣を打ったり、キックで燃える星を蹴り飛ばしたりして攻撃する。
彼が出演した頃はスパデラもニンジャ能力も無かった頃なのでカッター能力が割り当てられており、
厳密には関係の無いボスなのだが、見た目がモロ忍者なのでここに載せる。
同期の一人がトリデラで復活する中、彼は長らく音沙汰なし…
だったのだがスタアラでまさかの形で復活したが、他の2が強すぎるためTA絡みでの出番はというと…。
とはいえ、本人ではないものの『2』以来の登場で一時的に操作できるという事で中ボスキャラではかなり待遇がいい方ではある。


  • ベニカゲ
アニメ版のゲストにしてオリジナルキャラ。
忍者学校に通う赤い装束の忍者、つまり忍者のたまごだが、何をやってもダメで煙玉を使った逃走だけしか取り得が無いという典型的な落ちこぼれ生徒。


  • ヤミカゲ
同じくアニメ版のゲスト。
星の戦士ラオモトナイトメアに寝返った裏切り者。現代では暗黒メガコーポナイトメア社から派遣される形でカービィ達の前に立ちはだかった。
敵味方からも恐れられた実力者とされる割には、わざわざ相手するまでもない(しかも年下の)ベニカゲを「忍者のくせに刀の使い方がなってない」などと言って一方的にいたぶるなど、どこか小悪党めいたアトモスフィアの大人気ない卑劣なニンジャ。
それだけに後の出番すら貰えなかった扱いは正にインガオホーであるとも言える。


  • ツキカゲ
『Wii』から登場した紫装束の1頭身忍者。
見た目はベニカゲを紫にしてちょっとリファインしたような造形で、手裏剣を投げて攻撃する。
壁にはりついて手裏剣を打ってくる奴もいる。



追記・修正はかえし4れんを使いまくっていた人にお願いします。
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最終更新:2024年02月26日 16:25
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