ストレイト・クーガー

登録日:2009/05/28(木) 19:27:33
更新日:2024/01/11 Thu 20:31:49
所要時間:約 8 分で読めます




俺が選んだ俺の道だ、それを最速で突っ走って何が悪い!



スクライド』の登場人物にして、認められた者にしか名乗る事のできない「世界三大兄貴」の一人。




元ネイティブアルターのホーリー隊員で、誰よりも速い漢。

かつてはカズマとは兄弟のような間柄であるが、彼の前から姿を消した。

水守にぞっこんで彼女に重要機密を提供したり、危機を救い、たびたび兄貴の持論を超早口でまくし立てる。


【ストレイト・クーガー語録】

「この世の理は即ち速さだと思いませんか?
物事を速くなしとげればそのぶん時間が有効に使えます遅いことなら誰でも出来る20年かければバカでも傑作小説が書ける!
有能なのは月刊漫画家より週刊漫画家週刊よりも日刊です!
つまり速さこそ有能なのが文化の基本法則!
そして俺の持論でさぁぁぁぁぁぁああ!」

「みのりさん、俺はこう思ってるんです、旅は素晴らしいものだと!
その土地にある名産、遺跡、暮らしている人々との触れ合い!新しい体験が人生の経験になり
得難い知識へと昇華する!しかし目的地までの移動時間は正直面倒です、その行程俺なら破壊的なまでに短縮できるぅぅぅ
だから俺は旅が大好きなんです!!聞いてますか?みのりさん、みのりさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん?」

「食事は人の心を豊かにし、エネルギーと明日への活力を生み出してくれます、ここに速さは必要ありません。
味を堪能するために歯で噛み砕いて食べ物を胃へと流し込むぅぅう、そして…」

「ん~~~、俺はこう思ってるんです。
人々の出会いは先手必勝だと。
どんな魅力的な女性でも、出会いが遅ければほかの男と仲良くなっている可能性もある。
なら出会った瞬間に自分が相手に興味があることを即座に伝えたほうがいい。
速さは力です!
興味をもった女性には近付く、好きな女性には好きと言う、相手に自分を知ってもらうことから人間関係は成立するのですから。
時にそれが寂しい結果を招くこともあるでしょう。
しかし次の出会いがいつまた来るかもしれません!」

「…遅い?…このオレがスロゥリィ?…」

「いいですか、俺はこう考えているんです。人間は自由~だと!
無理な仕事の発注には拒否権を発動することができる。
嫌なことは嫌だと言い切る。悩んでいる時間は無駄以外の何ものでもない!即決即納即効即急即時即座即答!
それが残りの時間を有意義につか…あれ?」

「他人に運命を左右されるとは意志を譲ったということだ!
意志なきものは文化なし文化なくして俺はなし、俺なくして俺じゃないのは当たり前!
だからっ!!
俺はやるのだ!みのりさぁぁぁぁぁぁああん
っでよかったかな名前ぇぇぇぇぇ」

「大は小を兼ねるのか速さは質量に勝てないのかいやいやそんなことはない速さを一点に集中させて突破すればどんな分厚い塊であろうと砕け散る!
ゥゥッハッハッハッ、ハッー!ドラマチーック!エスセティーック!ファンタスティックランディ~ング!」

「お前に足りないモノ!それはァァー!情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さァ!
そして何よりもぉおーッ! 速 さ が 足 り な い ! 」

「俺はこう思うんですよ、運転するなら助手席に女性を乗せるべきだと。
密閉された空間物理的に近づく距離美しく流れるBGM、体だけでなく二人の心の距離まで縮まっていくナイスなドライブ!
早く目的地に行きたいでもずっとこうしていたいこの甘美なる矛盾、簡単には答えは出てこない!
しかしそれにうもれていたいと思う自分がいるのもまた事実!
ウヒョ~~~!ファンタスティィィィック!!」


  • 『ラディカル・グッドスピード』
あらゆる乗り物を高速化出来るアルター。
『具現型』と『融合装着型』二つの形態を持ち、それぞれを同時に使用することも出来る、珍しいアルター能力である。


作中にて乗っている車両(クーガー号)は具現型。
凄まじい走行性能を誇るが、車にかなりの無理をさせている為、アルター化を解くと爆発してしまう。

また、タイヤ内部にはオフロード用のスパイクが、車体下部にはジャンプ用のジャッキが、ホイール内にはホバー用のバーニアが装備されている。

能力発動中の彼は饒舌、早口、ハイテンションになり、それに連動して速くなる描写がある。

具現化を保っていればクーガーでなくても運転が可能。また、車両内部は速度によってかかるGの影響が少ないのか、水守のような一般人もナビシートに搭乗することが出来る。
しかし、クーガーの運転が荒いので乗り心地は最悪。

本体と離れていても具現した状態を保て、道端に駐車してクーガー本人は本を読んだりもしている。



  • 『ラディカル・グッドスピード/脚部限定』
融合装着型。
脚部限定は膝下のみアルター化させている。

  • 『フォトンブリッツ』
融合装着型。最終形態。
脚部限定から更に全身をアルター化させており、流線型の装甲を纏った人型となる。


融合装着時は両形態共にその超加速を活かした足技を主体とした戦法を使う。
ネイティブ最強と称されている通り、脚部限定ですらカズマを圧倒する。
スピードは他の追従を赦さず、劉鳳の絶影すら翻弄する。

監視衛星ホーリーアイやイーリャンのアルター『絶対知覚』が知覚出来ない事から、音速を超えるのは朝飯前のようだ。

〈必殺技〉
『衝撃のファースト・ブリット』
『壊滅のセカンド・ブリット』
『瞬殺のファイナル・ブリット』

必殺技を使う時は、脚部のスリットが開く。
作中、壊滅は使われておらず設定のみだったりする。


カズマの必殺技(衝撃・撃滅・抹殺)と同等かそれ以上の威力を持つ。

『衝撃のファースト・ブリット』はクーガーがカズマへ与えた技。弟分への粋な計らいである。
とはいえ、チャージから発動、HITまで1秒かからない上、威力はカズマの『衝撃のファースト・ブリット』を凌駕する。


漫画版ではデザイン、必殺技名が異なる。
脚部限定はほぼ同じだが、多少鋭角気味。全身を被った場合は、ステルス戦闘機のようなデザインになっている。
漫画では早々と死亡してしまうが、その心意気は最後までカズマを奮起させた。

漫画版必殺技
『ストレイト=グッドスピード(直線=優秀速度)』←脚部限定
『ハイパー=グッドスピード(超速=優秀速度)』←全身


人の名前をよく間違えるが、これは彼の記憶力が悪い訳ではなくただ遊んでいるだけ。そのため、大切に思ってない人や間違えても反応してくれない人は間違えない。
また、ここぞという大事な場面ではちゃんと呼ぶ辺りにも彼の漢気が見て取れる。

「こんにちは、ミノリさん。」
『ミモリです!』
「おっと?これはすいません。」

「お前は…カズヤ!」
『カズマだ!』

「任せて下さい、ミモリさん」
『ミモリです!』


「合ってるでしょう?」



文化的な生活がしたくてホーリーに入っただけあって、作中でも様々な本を読んでいる
恐らくクーガー的に「文学作品」=「文化の象徴」なのだろう

〈作中で読んでた本〉

  • 『罪と罰』
感想:「それにしてもこの罪と罰はいつ読んでも文化的だなァ~」

  • 『小動物と友達になろう』『ウサギとカメの攻防』
感想:「俺にとってこの物語は、悲しすぎる…」

  • 『世界の盆栽』

  • 『懐石のこころ ふれる』



「次に俺を見かけたら、酸素をください」


以下ネタバレ






現在でこそアルター能力によって高い戦闘力と速度を誇るが、実は過去に能力の低さを理由に本土に連行されて実験台となり、「向こう側の世界」を無理矢理見させられていたアルター使いだった。
これによって飛躍的に能力が上昇。中盤に自身と同様に向こう側を見て進化したはずのカズマを圧倒していたのもそのため。
しかし、その代償に肉体は本編開始時点で限界を迎えつつあるボロボロの状態で、自らの死期が近い事を悟っていた。




最終決戦。無常矜持の足止めをする兄貴。

「行かせねえよ」

「それ以上虚勢を張るのはおやめなさい。貴方は余命幾ばくも無い。初期段階における精製の影響ですか」

兄貴「色々生き急いじまったからなぁ。残り時間はホーリーで有意義に過ごしたかったが……」

「今からでも遅くないですよ?」

「そうもいかねぇ!あの無鉄砲で劉鳳にぞっこんな彼女が、俺はお気に入りなのさ!強い人だ、惚れがいがある!残りの命を懸けるに値する程!」


「そうだ!俺はついに見つけた!文化の真髄をォ!!」

「ああしかし、それでもあなたの恋は実らない!」

「んなこたぁ分かってんだよぉ!この蛇野郎がぁ!」

「聞き捨てなりませんね……!!」



「だったら一生抱えてろぉ!受けろよ!俺の速さを!!」



全てが片付いたあと、カズマと劉鳳の最後の喧嘩から少し離れた場所で

「カズマ、お前は限界を超えちまったんだなぁ……だったら進め徹底的にな…。劉鳳、少しぐらい時間が出来たら戻ってやれよ……水守さんの………所…へ…」

カズマと劉鳳の戦いを見届けつつ、ひっそりとその短い生涯を終えた。



かのように思えたが、実はただの昼寝で小説版「スクライド・アフター」にユウの兄貴として名前は伏せられているが「速さをひたすら求める男」として登場している。
が、やはり無常との戦闘によって不自由な体となり、死期が迫っている事を自覚している。現在はユウの前から立ち去り、行方不明。
(津久井教生によれば「あのシーン(26話)は居眠りのつもりだった」とコメントしていることからクーガーと中の人とは通じ合っている)


「ん~~~、俺はこう思ってるんです。
項目の追記、編集は先手必勝だと。
どんな魅力的な項目でも、内容が悪ければほかの人達に叩かれる可能性もある。
なら出会った瞬間に自分が項目をより良い項目であると即座に伝えたほうがいい。
速さは力です!
内容の不足した項目には追記、間違いだらけの項目には修正、読み手に項目の意味を知ってもらうことからアニヲタwikiは成立するのですから。
時にそれが寂しい結果を招くこともあるでしょう。
しかし次の項目がいつまた来るかもしれません!」

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最終更新:2024年01月11日 20:31