バズビー(BLEACH)

登録日:2014/09/16 (火) 00:06:11
更新日:2024/04/06 Sat 20:36:06
所要時間:約 6 分で読めます






星十字騎士団(シュテルンリッター)“H”! “灼熱(ザ・ヒート)”! バズビー!

俺達相性が良さそうじゃねーか 随分とよォ!!


“ H ” バ ズ ビ ー        
Bazz-B

[職業]滅却師
[所属]見えざる帝国「星十字騎士団」

 [誕生日]7月14日(かに座)
 [身長]179cm
 [聖文字]“ H ”
 [能 力]The Heat ― 灼熱(ザ・ヒート)
  ― 炎を操る
 [完聖体]?????
 [CV]小野友樹



漫画『BLEACH』の登場人物。

目次

 概要


星十字騎士団所属の炎使いの滅却師。
モヒカン頭、桃色の髪、左耳にナット、右耳にボルトという奇抜な姿。
美的センスは阿散井恋次に近いらしく、彼の眉毛をイケてると思っていた。

本名はバザード・ブラック
元々は滅却師たちが暮らす国の普通の少年で、領主の一族だった。
ユーグラム・ハッシュヴァルトとはこの頃からの知り合いで、当時弓を作ることも出来なかった彼を子分にして共に最強の滅却師になろうと呼びかけていた。
その半年後に自身の一族をユーハバッハにより城ごと焼き滅ぼされ、以来彼に復讐を誓った。

同じくユーハバッハに家族を殺され孤児となったハッシュヴァルトと共にユーハバッハの命を狙い、5年間共に修行を積んで「星十字騎士団」への入団を狙うが、
その過程でハッシュヴァルトがユーハバッハの半身であるという事実、そして彼の能力のおかげで自分の能力が飛躍的に伸びていたという事実を突き付けられる。

その後は「バズビー」と名乗り、ハッシュヴァルトに遅れて騎士団への入団を果たし、ハッシュヴァルトに何度も勝負を吹っかけるが、既に団長になっていた彼からは騎士団内での私闘は禁じられていることを理由に戦いを断られ続けていた。
仲間である騎士団をやたら攻撃するシーンが多いのも、そのユーハバッハとの因縁のせいかもしれない。

当初から実力の高さを見せつける場面が多く、人物も相まってインパクトの強いキャラ。


 人物


性格は好戦的かつ直情的で、炎使いらしく熱くなりやすい。
頭の方もあまりよろしくないように見えて意外とよかったりと、恋次を彷彿とさせる部分も多い。

他の騎士団メンバーに対する仲間意識は薄く、手柄を横取りしようとして仲間に向かって攻撃する場面も。クズビーすぎる…
ただし、ハッシュヴァルトに対しては一人だけ「ユーゴー」と愛称で呼んで*1彼の実力の高さを認めており、副官である彼を差し置いて石田雨竜がユーハバッハの後継者に選ばれた時は荒れていた。
一応擁護しておくと、仲間を攻撃する理由は彼の入隊理由と関係しているためである。
決して仲間のことを全くどうとも思わない性格というわけではなく、実際にユーハバッハに謀反を起こした際には「俺たち」と、謀反仲間であるリルトット・ランパード達を意識した発言をしている(ただし描写は少ないため、仲間思いかまでは不明)。


 戦闘能力




銃弾 鉤爪 軍旗 刀剣

五本指折り

お前を待つ

(『BLEACH』69 AGAINST THE JUDGEMENT より)


敵を圧倒する場面が多いバズビーだが、相手が明らかに格下だったり、ハンデのある状態だったりで、いまいち真の実力が分かりにくい。
一応、騎士団の中では上位クラスであることは判明している*2
聖文字だけでなく弓矢もしっかり使っており、神聖弓はボウガンをそのものの形状。


◇─ 灼熱(ザ・ヒート)

聖文字(シュリフト)“H”の能力。
その名の通り灼熱の炎を操る。
ただ、バズビーは炎を出すといった攻撃よりも、超高温の熱線やそれによって生じたマグマによって攻撃することが多い。


◇─ 完聖体

頭に星型の天盤が出現し、両肩から棒が翼のように伸びる。霊子の色は赤色。
基本能力は上昇しているようだが、詳細は不明。
少なくともバーナーフィンガー1が連射出来るようになることは判明している。

  • バーナーフィンガー
使用する際の指の本数によって威力と呼び名が変わる。技名のダサさとは裏腹に威力は非常に高い。
  • バーナーフィンガー1:人差し指から弾丸のように熱線を放つ。始解では全く歯が立たないほどの威力を誇る。
  • バーナーフィンガー2:人差し指と中指から鉤爪のような形状の炎を発生させ、対象を焼き切る。
  • バーナーフィンガー3:人差し指・中指・薬指から旗のように広い炎の波を発生させ、着弾地点をマグマへと変える。
  • バーナーフィンガー4:親指を除いた四指から刀剣のような形状の炎を発生させ、対象を切ると同時に巨大な爆炎を起こす。
  • バーニング・フル・フィンガーズ:最強のバーナーフィンガー。片手の指全てから超巨大な炎を螺旋状に飛ばす。

  • バーニング・ストンプ
日番谷冬獅郎が生み出した氷の霧を払う際に使った技。
踏んだ場所を中心に熱を拡散させる技だと思われる。


 戦歴


6回戦っているが、まともな戦いになったのはこのうち3回である。

◇─ VS 吉良イヅル & 戸隠李空 & 片倉飛鳥 & 吾里武綱


…悪りーな 皆殺しッて命令なんだわ

第一次尸魂界侵攻初戦。
三番隊副隊長+席官3人との対決。
登場早々、姿が見えないのを利用して奇襲をしかけ、吉良の右半身の大部分を吹き飛ばし殺害。
吾里・片倉は素手で頭を叩きつけ、戸隠はバーナーフィンガー1で*3瞬殺。一方的な勝利を収めるその様はもはや虐殺であった。


◇─ VS 山本元柳斎重國

エス・ノトナナナ・ナジャークープと共に急襲するも、流石に総隊長とは力の差があり過ぎた。
3人まとめて流刃若火の炎で焼かれて戦闘不能にされてしまうも、自分の炎によって防御したことで火傷程度で済んだ。
バズビーは元柳斎の炎を「相殺」したと言っているが、実際は黒焦げになっているため完全に相殺しきれてはない。
凄い自慢げに言っているが、雑魚みたいに突っ込んで瞬殺され戦闘不能になっていたのであまり自慢にならない。
助かったのも相性的なものだし。

まあ同様のやられ方をして生き残っていたフラシオン三人娘もいるが、あちらは心意気に免じて手加減されており、
逆にこの場においては元柳斎が手加減することなどありえず、他二名の能力的にも彼が居なければまとめて死んでいたことについては恐らく間違いない。
(参考としてドリスコール・ベルチへの攻撃は一瞬で骨になるまで燃やし尽くし、その骨ですらすぐボロボロになっていた)


◇─ VS 日番谷冬獅郎 & 松本乱菊

第二次尸魂界侵攻初戦。初めてのまともな戦い。
二人の合わせ技によって生み出された真空多層氷壁によって攻撃を防がれてしまい、氷の刃で貫かれ敗北…と思われたが実は戦闘態勢すら取ってなかった。
実力を解放してからはそれをあっさり打ち破り、指一本(バーナーフィンガー1)で日番谷を追い詰め、バーナーフィンガー2で彼に重傷を負わせた。
しかし、日番谷の卍解を奪った蒼都が現れ、『奪った卍解でその隊長を殺せ』というユーハバッハの命令により、その場は蒼都に任せて去った。
後に蒼都は卍解を取り戻した日番谷に敗北し氷柱に閉じ込められるが、彼からろくに攻撃を受けていない日番谷はそのまま気絶してしまったため、
実質日番谷は倒したも同然のダメージは与えていた模様。
ただし、この時点の日番谷は卍解を失っていたため、実力を全く発揮できていない。


◇─ VS 平子真子 & 雛森桃 & 大前田希千代

日番谷戦から大分時間が経ち*4グレミィ・トゥミユーやバンビーズとの戦いで瀕死となった更木剣八の元に駆け付けようとする平子達をバーナーフィンガー3で急襲し、マグマを浴びせる。
その後バズビーは無傷で黒崎一護の元に現れているためそのまま勝利、そうでなくても彼が圧勝したものと思われる。
……と思いきや、実は平子達は逆撫を上手く使って逃げていた。
とはいえ、その後平子たちは助けようとしていた剣八の元に駆けつけられず、しばらく出てこなかったため、バズビーから逃げるのが精一杯だった*5と思われる。


◇─ VS 阿散井恋次 & 朽木ルキア

2度目のまともな戦い。
手柄を狙って一護と戦闘中のバンビーズに攻撃してみるが、所詮バーナーフィンガー1なので別に大したダメージにならなかったり、
バズビー以外にも手柄狙いの団員が続々集まってきたり、一護を先に行かせようと死神たちが集まってきたりと乱戦になったため、諦めて他と交戦。
恋次にモヒカンを馬鹿にされたため激怒して先制のバーナーフィンガー4で恋次とルキアを襲う(戦闘シーンはカット)。
同時期の戦闘シーンはバズビー以外は一段落している割に、恋次とルキアの二対一にもかかわらずお互いにダメージは見受けられなかった。
とはいえ新たな卍解を得てマスク・ド・マスキュリンを瞬殺するほど強くなった恋次にルキアを加えた二人と互角に戦っていたならば、相応の強さを見せた戦いだったと思われる。
聖別を受けたことで戦闘を中断する。

なお、聖別を受けた際にリルトットと叫んだ「こんなところで死んでたまるか!!!」は完全に尸魂界篇の一護と恋次の「魂にだ!!!!」を彷彿とさせる演出で放たれている。


◇─ VS ユーグラム・ハッシュヴァルト

「聖別」の対象となったことで、生存したリルトット、ジゼル・ジュエルと共にユーハバッハに反旗を翻す。
太陽の門より真世界城への侵入を果たし、因縁のハッシュヴァルトと交戦することになる。

聖文字の力を奪われ、満身創痍の状態で全ての「バーナーフィンガー」を1から順に使うが、ハッシュヴァルトに「世界調和」の能力を使わせることすらできず斬られ致命傷を負う。
自身の敗北と、ハッシュヴァルトが自分より強くなったことを受け入れて*6死亡した(明確な死亡描写はないためフェードアウトしただけの可能性もあるが後日談小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』に登場しなかったことから死亡した可能性が高い)。



…俺の敗けだ ユーゴー…くそっ…思い通りにゃいかねえもんだな…

…お前に敗けたら…もっと悔しいもんだと思ってたぜ



ハッシュヴァルトとの思い出の回想シーンも挟まっているほか、1から順にバーナーフィンガーを披露するという集大成ぶりを見せるなど演出も豪華。
そして尸魂界篇の恋次VS朽木白哉を彷彿とさせる雰囲気を放った戦いであり、読者からの人気も高い。

なお、皮肉にもハッシュヴァルトもまた、一護と陛下の最終決戦時にバズビー同様、聖別を受けたことが切っ掛けで石田の後押しをすることになる。







…オイオイ淋しいこと言うじゃねーか

小手調の途中で俺を置いてヨソへ行くってのか?

こっちはまだ 追記・修正してもいねえッ(・・・・・・・・・・・・)てのによ!



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最終更新:2024年04月06日 20:36

*1 他の滅却師は軒並みハッシュヴァルトと呼んでいる。

*2 聖文字の相性もあるとはいえ元柳斎の攻撃を受けても火傷程度で済んでいる。もっとも、気絶して戦闘不能になっていたので追撃を受けていれば普通に死んでいたのは間違いなく、例え完聖体になっていても実力は元柳斎には遠く及ばないと思われる。

*3 原作では彼だけ死因が分からなかったが、アニメ版で判明。

*4 単行本で言えば3巻後。

*5 そもそも駆けつけようとしていた時点で主力となる平子は重傷、砕蜂は意識不明の重体、他は星十字騎士団相手には心許ない副隊長達。そして戦況が変化したので回復に専念したと思われる。

*6 ハッシュヴァルトがバズビーより優れていると判明した時に見せた敵視から友情が本物か疑問に思われていたようだが、バズビーが友だからこそ一度本気で勝負して優劣をハッキリさせないと気が済まない性格だっただけで確かに二人の間に確かに友情は存在していたと思われる。事実「必死に努力を重ねるユーゴーを見捨てることはできなかった」と独白で述べていた。