周防克哉

登録日:2014/09/09 (火) 11:38:00
更新日:2024/01/06 Sat 08:23:49
所要時間:約 6 分で読めます




「警察だ! 全員そこを動くな!」



周防克哉

CV:高田裕司

ペルソナ2 罰 -ETERNAL PUNISHMENT.-の登場人物。
前作である『罪』にもチョイ役として登場している。
前作で主人公の名字を変更したデータをコンバートした場合、彼の名字もそれに合わせて変更される。





概要

『罪』ではサブキャラクターとして登場し、『罰』ではパーティーキャラクターとして使用可能。
『罪』の主人公である周防達哉の実兄であり、物語の舞台である珠閒瑠市の南部にある港南警察署の捜査一課強行犯係に属する現職の刑事。
七姉妹学園のOBであり国立大卒、年齢は25歳。現在の階級は巡査部長。*1
街で噂になっている「JOKER呪い」に基づいて犯行を重ねる殺人犯を追う中で偶然天野舞耶と知り合い、彼女がその「殺人鬼JOKER」に殺されかけたことで、彼女の身の安全を確保する名目で行動を共にする。

刑事らしからぬブランドもののスーツ*2に赤いシャツとサングラスという派手な出で立ち*3だが、性格は理知的で行動力に富んだ警察官の模範とも言える正義漢である。
署内の職員たちからの人望も篤く*4、台湾マフィアの殺し屋である云豹(ユンパオ)さえも「いいデカだ」と評していた。
一方で、職務意識と遵法意識、モラルの高さゆえに理屈っぽいカタブツにもなりやすく、特にアウトローを気取るパオフゥとはウマが合わず対立する事も多い。
しかし、融通が利かない訳ではなく、超常現象であるペルソナや悪魔の存在などを戸惑いながらも受け入れる理解力と即座に状況に対応する柔軟さを併せ持っている。
仕事柄、呪術や幻術の類い(を用いた心理誘導技術)に精通しており、鋭い洞察力で石神千鶴の幻術を見破っている。
勉強熱心でもあり、法令知識からオカルトな儀式の作法に至るまで様々な事柄を解説したり、南条圭とも対等に議論を交わすなど知識も深い。
家族に対しての想いは人一倍強く、冤罪により警察官を辞職した父親の汚名を晴らすために、パティシエの夢を捨てて警察職を志した過去を持っている。

その生真面目さから天然気味な発言も多く、一行では芹沢うららと並ぶ癒しキャラ枠。
サングラスを愛用しながら「色眼鏡で人を見るのは良くない」と真顔で語るのを始め、そのボケっぶりは枚挙に暇がない。
達哉に対してはやや辛辣な言葉が多いが、それは素行の悪い弟を心配しているが故であり、密かに達哉の将来のために安月給からコツコツと貯金を続けているといった一面も持っている。

趣味はお菓子作りと達哉のために貯金する事。ペルソナ倶楽部によると、たまのオフ日のほぼ一日をケーキ作りで過ごしている。*5
好きなものは猫とカレーライス。
パティシエを志した事もあるお菓子作りの腕は本物だが、女性職員からの本命チョコに対して生真面目に批評(主にダメ出し)するという朴念仁っぷりを発揮。
また、カレーライスが好物な癖に辛味自体には弱くてカレーを食べた後はコーヒーが飲めない、ペルソナの見た目に影響が出るほど無類の猫好きなのに極度の猫アレルギーで触れることすらできない(ちなみに彼の初期ペルソナであるヘリオスの象徴は鶏であり、猫は一切関係ない)*6など、こちらでも萌えキャラっぷりを遺憾なく発揮している。
地味に本人の趣味趣向や大切なもの等がペルソナに反映されるレアケースでもあったりする。

特に二次創作では上記の萌えキャラぶりが強調されるが、必要とあらば冷徹でドライな刑事の顔も覗かせる。
明らかな致命傷の天誅軍兵士から情報を引き出すために「大丈夫だ……君は死なない」と真顔で言い切る、仲間であるはずのパオフゥが自分たちを敵の罠への囮にした思惑を見抜いたうえで敢えて乗る等、腹芸や策謀も割り切ってこなすが、そんな自分を「嫌なものだな、自分が汚れていくと感じるのは……」と割り切れない青臭さもある。

戦闘では拳銃を使用。
攻撃属性は舞耶と同じく銃属性だが二丁拳銃の舞耶と違ってこちらの銃は一丁のみ。
捜査中ということもあって警察からの支給品を最初から装備している。*7
適性アルカナは「正義」。
初期ペルソナはギリシャ神話において太陽そのものが神格化された神「ヘリオス」。
専用ペルソナは同じくギリシャ神話における原初の太陽神「ヒューペリオン」。
『罪』における三科栄吉と同じく力・体が伸びやすい前衛タイプ。
そのままでは速が伸びにくいが、早い段階から速にボーナスが付く相性の良いペルソナを降魔できるため、アクセサリーは伸びない技の成長を補てんするか長所を伸ばす方向で使用するのが良い。
兄弟だからか「正義」アルカナに属するペルソナのスキル構成は弟の「太陽」アルカナと良く似ており、火炎魔法や強力な物理攻撃を多く習得する。

悪魔とのコンタクト方法は刑事らしく「取り調べ」。
その内容は、対象の悪魔を被疑者扱いしていきなり取調べを始めるという、法的手続きを無視しまくったもの。
悪魔の方も「被害者が女性」という「犯人しか知り得ない秘密の暴露」をしてくるためまだしも冤罪ではないことは分かるのだが、これが仲間と協力すると結婚詐欺や痴漢の罪で社会的(?)に抹殺しようとし出すなど、明らかに適当な冤罪をこしらえて悪魔を脅迫する刑事としてそれはどうなんだと問い詰めたくなる内容になり、終いには取り調べ中に仲間が暴力を働くやりたい放題の場と化す。
念を押しておくが、彼が刑事を志したのは父親の冤罪を晴らして家族の絆を取り戻すためである。
他のコンタクトでも悪魔の面前で酔っ払って泣き叫び始めたり、「職業柄、怪談話はよく聞く」からとエリーやうららを交えて怪談話をし始めたり、「スパニッシュギターを嗜んでいる」と言ってはうららやエリーが踊るフラメンコの伴奏を達哉とのツインギターで熱演したりと、本人もやりたい放題。
また、舞耶とうららが克哉を見ながら玉の輿話に花を咲かせていても気づいていない朴念仁ぶりを発揮している。








以下、ネタバレを含む本編での活躍






















ペルソナ2 罪

港南区の警察署内や警察署前にメッセンジャーとして登場。
話しかけると辛辣な言葉を投げかけてきたり邪険に扱うなど悪印象が目立つが、台詞をよく読むときつい言葉の裏に達哉への不器用な配慮が隠れていることが読み取れる。
指名手配中の達哉を見て見ぬふりで見逃した*8り、達哉らが正義の味方だという噂が流れるとそれを密かに喜んだりといった弟への想いを窺わせる場面もある。
また港南署が爆破されてしまい*9、仮面党やラストバタリオンが街を蹂躙することに歯噛みするしか無い現状を悔しむ場面もあった。









ペルソナ2 罰 -ETERNAL PUNISHMENT.-

晴れてパーティーメンバーに昇格。
強行犯501号ことJOKERによる連続殺人事件の聞き込み捜査で七姉妹学園を訪れた際、舞耶を狙ったJOKERの襲撃に巻き込まれたことでペルソナが発現した。
応援の到着後、ペルソナや悪魔のことまで包み隠さず報告したため、捜査本部を取り仕切る島津管理官のみならず同僚の刑事からも「克哉、あなた疲れているのよ」と正気を疑われて捜査本部を外されてしまうが、同じくJOKERを追う舞耶達と協力して独断で捜査を継続。
パオフゥとの接触を経て、JOKERの正体が現職の外相「須藤竜蔵」の息子「竜也」であること、竜也が精神疾患療養の名目で蝸牛山の森本病院に軟禁中であることを突き止める。
しかし、今度はその証拠を病院火災に見せかけてもみ消された上に、港南署の長である富樫署長から「お前は謹慎だ」と2週間の謹慎処分を受けてしまう。

自分が信じる正義と理念を他でもない自分が属する警察という組織に阻まれ、捜査を続ける内に警察組織にまで黒幕である新世塾が入り込んでいることを知り、現実と理想とのギャップの中で自分の立場に疑問を感じながらも少しずつ真実へと迫っていく。

物語中盤では、"スニーク"と名乗る人物からの情報で南条圭及び桐島英理子と合流するも、直後に南条のペントハウスが襲撃され、"スニーク"は敵の二重スパイだと主張するパオフゥと険悪になる。
自分でも何故"スニーク"を信じたいのか理由が分からないまま、彼に呼び出された青葉公園に単独で向かい、富樫署長という正体と父の冤罪の真実を告げられた。
さらに、彼の始末に現れた島津管理官の口から、富樫こそがかつて克哉の父を裏切った元相棒だと聞かされる。
「新世塾の存在も邪な野望も、既に信頼できる報道筋にリークした」と詰め寄る富樫を、島津は「それによる噂の拡散こそが我々の狙いだ」と嘲り、彼に発砲。駆けつけた舞耶たちに島津配下のSATまで参入した大乱戦となる。
戦いを制した後、息を引き取る間際の島津に「公僕のまま死なせはしない」と手錠を掛け、己の過去を悔いながら逝った富樫を、こちらは敬礼を以て見送った。
奇しくも、青葉公園は警察官を辞した父が警備員として勤めている場所であった。

最終ダンジョンにおいては、家族のために自らを殺す生き方への迷いを真の黒幕であるニャルラトホテプに突き付けられるも、生き方への迷い、正義への迷いを認めたうえで、それらの迷いも含めた全てが自分で選び取った人生だとして自分のあり方を確立し、達哉とも和解。
最終決戦でも弟を嘲笑うニャルラトホテプに対して仲間と共に達哉を鼓舞し、これを打ち倒して普遍的無意識へと押し返すことに成功する。
事件解決後は自分への戒めを緩めて止めていた煙草を再び吸うようになり、「向こう側」の達哉の影響か心境が変化した「こちら側」の達哉が刑事になりたいと言い出した際は嬉々として刑事のイロハを教えようとするなど家庭環境にも改善が見られている。



【名(迷)台詞集】
  • 「終わりだな」「これで決まりだ!」
 戦闘でのペルソナ発動時ボイス。ハイ、お察しのとおり本当に終わることの方が稀です。
 後者はジャスティスショット発動時の専用台詞だが、この固有スキルってば効果がない事も多いうえに必ずHPが1残る仕様…。

  • 「よし…応援を待とう」
 戦闘撤退時のボイス。一体、誰がどこからどうやって応援にやって来るというのだろう…?

  • 「純粋な正義など、本当にあるのだろうか…?」
 コンタクト時のボイス。正義を称し正義を執行する立場ゆえにこそ、人一倍に正義への問答を繰り返す。己への疑念も信念と同等以上に正義の味方に必要なものなのだろう。

  • 「これが夢だと受け入れて尋ねるが、そのペルソナとは、一体何だ?」
 殺人鬼JOKERの強襲、悪魔という超常の存在、ペルソナという超能力の覚醒、ダメ押しでフィレモンとかいう謎のチョウチョに遭っての台詞。
 これだけの目に遭って冷静さを保ち、しかもフィレモンの難解で抽象的な説明を的確に理解して会話を成立させる様にはうららさんも感心するより呆れてしまった。

  • 「ハイ、良い子のみんな、注目。お巡りさんが来たから、もう安心だ!」
 空の科学館で、火災から逃げ遅れた子どもたちを避難誘導する際の台詞。外見のイメージとのギャップに思わず吹き出してしまいそうな台詞だが、こういう言動が衒いなくできるのも頼れる大人の姿である。

  • 「子供の不始末の責任を取るのが大人の役目、という話だ…」
 真相を明かすのと引き換えに手を引けと言う達哉に対し、約束を反故にしての一言。責任を負わなくて良いのが子どもだとしたら、自分だけでなく他人の責任まで背負ってみせてこそ大人と言えるのかもしれない。

  • 「目的のためなら手段を選ばぬ男。須藤竜蔵は本当に強い人なのかも知れないな。…僕にはとても真似出来そうにない」
 多くの人々を死なせながら理想を嘯く須藤竜蔵に「絶対に許さん…!」と憤る正義漢がほぼ唯一、竜蔵の所業に複雑な思いを見せた台詞。
 ここで言う「手段」とは、「実の息子さえ野望の駒として使い捨てた」こと。家族のために諦めた夢への未練を抱き続けてきた彼にとって「もしも家族を捨ててでも自分の夢を追っていたら」というIFは、決して有り得ないと同時に思いを馳せずにはいられない可能性なのだろう。

  • 「達哉…教えてやる…こいつが言っていることは…半分当たりで半分外れだ!」
 モナドマンダラでの影イベントにおける言葉。半分の当たりは「家族を疎ましく思うこともある」こと。半分の外れは「疎ましいとしか思っていない」こと。不満や未練や後悔といった負の感情も全てひっくるめて、それでも家族を取ったのが、克哉の選択でありペルソナである。


  • 「おまえら全員ゲンタイだ!」
  • 「悪魔に刑法は適用できるのか?」
 戦闘開始時と終了時のボイス。
 とりあえず出て来ただけの悪魔相手にゲンタイ(現行犯逮捕の略)すると声高々に宣言しておいて、ぶちのめしてから本気で悩み出すのはあまりに天然すぎやしませんか?

  • 「達哉か!? 中免しか持ってないくせに、そんなものに乗ったら危ないだろう!!!」
 日輪丸で奪った敵の二足歩行メカを操縦して海底に向かおうとする達哉に対しての一言。いや…もうどこからツッコんだらいいものか…
 あまりにもズレた心配は、生真面目な天然ここに極まれりといった感じだが、本人は大真面目です。

  • 「なんだい天野君。君も貯金の事で何か言いたいのかい?」
  • 「プライベートな事を人前で公表するとは…。パオフゥ! 名誉棄損だぞ!!」
 弟の学費のためにこっそり貯金してた事をパオフゥにバラされて。警察の正義を揶揄された時より敵への囮に使われた時より根に持っております。
 と言うか、本人の中では猫好きよりお菓子好きよりインテリヤクザなファッションより貯金の方が気恥ずかしいのか…。

  • 「特にグラサンの金具が熱いいいい!!」
 アメノトリフネが具現化させたオーブンレンジの罠にて。パオフゥと仲良く叫びながらひた走ってレンジから脱出したが、まずはサングラスを外せば良かったのでは?






余談

ペルソナ3において、「お菓子作りが趣味の、刑事職を務めるスタイリッシュなスーツの着こなしの三十代の男性」として、
彼らしき人物がインタビューを受けているシーンがあり、ペルソナ5でも赤いサングラスのイケメン刑事としてTVで紹介されている。

彼のキャラクターは『罪』と『罰』とで大きく違って見えるが、これは『罪』においては達哉の視点を通して描写されていたことによる。
達哉が父親の辞職から大人への不信感を抱き、家族とも距離を置いていたことと、克哉が心配性で小言が多い性分*10なこともあり、達哉には兄が事ある毎に自分に
辛辣な言葉を吐く高圧的な人物として見えていたのである。

『罰』での使用武器について「ストーリー上はJOKERの被害者に繋がる杏奈について調べに七姉妹学園を訪れていただけなのに、何で拳銃を携行していたんだ?」と思うかも知れないが、アディショナルシナリオ中で、JOKERによる連続殺人事件発生以降、連続殺人事件を担当していた刑事課と協力関係にあった少年課に対して外に出る際は拳銃の携行命令が出ていた事が明かされた。

富樫署長の死に際して克哉がとった敬礼の形はいわゆる「挙手敬礼」だが、挙手敬礼を行うのは着帽した制服警官のみであり、私服刑事は屋内外を問わずいわゆる「室内敬礼」を行うよう義務づけられているため、現実の警察礼式に照らすとこの描写は誤りである。
ただ、この室内敬礼には色々と細かい規定があるものの、ハッキリ言って端から見る分には只のお辞儀なのである。
一般には挙手敬礼が警察の敬礼として象徴的に認知されていることもあり、当該のシーンでペコリと頭を下げるだけでは警察礼式に明るくない大多数のプレイヤーが困惑してしまうことは想像に難くない。
「克哉が富樫署長の死を殉職と解し、警察官として最上級の敬意を以て見送った」という最も伝えたい事をスムーズに理解してもらうために、広く浸透した誤用の方を採用したと考えられる。
刑事ドラマ等でもしばしば同様の誤用が見られるが、これも正確さより意図の伝わりやすさを優先したためと思われる。








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最終更新:2024年01月06日 08:23

*1 昇任試験は倍率が時に100倍になるともされる隠れた難関。尚且つ現実の制度に準じるなら、『罰』本編開始までに克哉が試験に挑める機会は1回しかない。大卒25歳で巡査部長ならばノンキャリアの中では有数のエリート候補と言える。

*2 実は、刑事がブランドもののスーツをオーダーする事自体はさして珍しくない。彼らは、市民の警戒を少しでも和らげて信頼を得るために身なりも気を配っているのである。

*3 ファッションセンスのなさを自覚しているため店員さんにお任せしたら、こんなコーディネートにされてしまったらしい。

*4 ベテラン警官から「優秀だが熱くなって突っ走りやすいのが玉に瑕」と評されたり、女性警官たちから純粋な褒め言葉と皮肉の二重の意味で「正義の人」と言われたり、組織人としての問題点もわりかし認知されたうえで愛されている。

*5 そのせいか弟は彼のケーキが苦手。

*6 「猫モチーフのポット」で有名な「ヘリオス」というドイツの魔法瓶メーカーがあり、猫を取り入れたペルソナデザインの由来はそちらと思われる。

*7 作中の描写から、一度港南署に戻った際に拳銃は返却してそれ以降は市内の武器屋で調達した物を使っていた可能性が高い。

*8 単に縁故による情実というだけではなく、あくまでも参考人の段階であること、指名手配の情報が目撃証言を基にした「達哉たちと取れなくもない似顔絵」しかないことを踏まえた判断でもある。

*9 作中では特に触れられないが、爆破目的が所轄の機能を麻痺させることなため、この際相当数の仕事仲間が殉職していると思われる。

*10 コンタクト解説でも「説教好き」と明記されてしまっている。