月下/暁/斬月(コードギアス)

登録日:2014/09/08 (月) 20:10:20
更新日:2024/01/05 Fri 07:03:36
所要時間:約 13 分で読めます







出典:コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE24 「崩落 の ステージ」 毎日放送、サンライズ、コードギアス製作委員会 2007年7月28日放送より



コードギアス 反逆のルルーシュ』及び『R2』などに登場するナイトメアフレーム(KMF)
第7世代に相当すると言われる。


目次





概要


主に黒の騎士団で運用されている主力機種群。
従来の反ブリタニアテロ組織で使われているKMFはブリタニア製のKMFを鹵獲・コピーした物、それも旧世代機が中心でカスタム機であっても性能は原型に毛が生えた程度であり、ブリタニア正規軍に対抗するのは難しかった。
対してこの月下系のKMFはラクシャータ・チャウラーが独自に設計・開発したオリジナル機体である。
そのため「初の日本製のKMF」とも言われるが開発・製造自体は中華連邦のインド軍区で行われており、純日本製というわけではない。

各機種で仕様変更はあるものの、共通して丸みを帯びた装甲と下半身に対して大き目な上半身が特徴。
頭部はまるで一つ目だが、よく見るとその下には顔状のディティールも施されており、割とヒロイックな造形のフェイスをしている。
両腕は若干長く、マニュピレータの先端部は爪状になっている。

機体の駆動系にサクラダイトを用い、エナジーフィラーで稼働するなど、KMFとしての基礎部分はブリタニア系の機体と共通している。
一方、パイロットの安全性や汎用性に主眼を置いたブリタニア製KMFとは異なり(主にテロ活動を目的としていることから)攻撃面に主眼をおいた設計思想の下に開発されている。
そのため生産開始時期にブリタニアで主力量産機として運用されていたサザーランドグロースター以上の運動性能を持つ。
武装面でも片手で複数の装備を同時に使用出来るようにするといった工夫が見られる。
反面、相対的な汎用性は低く、防御面でも若干の不安がある。そのため搭乗時には安全装置を兼ねたパイロットスーツの着用が推奨されている。

ブリタニア系同様コクピットは背面に設置されているが、座席型ではなくレーシングバイクのような前傾姿勢で操縦する方式。
コクピットが狭い上に体勢のキツさから長時間戦闘には不向きだが、機体とパイロットの連動性を高める効果がある。
勿論、上半身の体重が全てかかる操縦桿には強力なロック機構が備えられているため、ちょっとやそっとでは折れない様にできている。脱出装置も完備。
脚には高機走駆動輪(ランドスピナー)が装備されていて高い直線機動力を持つが格納式で被弾しにくい反面、ブリタニア機の様に壁の間を登る事は出来ない*1
なお、この構造の為に脛の中はスッカスカである。
センサー系はファクトスフィアの代わりに「統合環境情報処理集合体」なる物を搭載しているらしい。

なお、日本=武士的なイメージからか、待機状態では膝をつき両手を大腿部に乗せた正座のような姿勢をとることが多い。 



各機種


◆月下



出典:コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE24 「崩落 の ステージ」 毎日放送、サンライズ、コードギアス製作委員会 2007年7月28日放送より

型式番号:Type-03F
所属:黒の騎士団
全高:4.45m
全備重量:7.92t

武装:
廻転刃刀
ハンドガン
飛燕爪牙

パイロット:
四聖剣
藤堂鏡志朗


系列上は紅蓮弐式の量産型で、コクピットなど機体の一部は全く同じパーツで造られている。
輻射波動機構はオミットされており、腕は左右対称となった。
その他、武装は基本的に外装化されており、本体の整備性や汎用性が向上している。背部にはチャフスモークも装備。
開発当時の皇暦2017年(『反逆のルルーシュ』)では黒の騎士団は無頼などの第四世代機が主力であり、この月下系の機体は数が少なかったことから四聖剣などのエース用として運用された。
未だ実用試験機的な扱いだが運動性は紅蓮譲りに高く、四聖剣の朝比奈も「無頼とは大違い」と感嘆を漏らす性能を持つ。

四聖剣が搭乗してブリタニア軍のKMFを次々と撃墜していったが、ブラックリベリオンで卜部機以外は撃破若しくは鹵獲されてしまった。

『R2』では第一話から卜部機が登場し、バベルタワー襲撃に参加するがゼロを逃がすため自爆。
その後予備機が登場し藤堂達が乗り込んだが、太平洋奇襲作戦でトリスタンモルドレッド相手に全機破壊され物語から退場した。

小説『双貌のオズ』にも登場するが、基本的に鹵獲された機体が登場する……だけでは無かった。
月下には黒の騎士団に配給された「朔型」と反ブリタニア勢力へ輸出された「望型」の2種が存在している。
その為、紛争地域では反ブリタニア勢力によって運用されている。
ちなみに、「朔型」は新月を意味しており「Type-03F」、「望型」は満月を意味しており「Type-03H」と区別されている。

上記の通り、紅蓮弐式の量産機のため第七世代相当の機体…のはずだが、媒体によっては第五世代相当とされる場合も。
技術的には第七世代相当、性能的には第五世代相当と言ったところか。



■月下のバリエーション

◆月下(藤堂機)
藤堂用の指揮官機。基本は四聖剣用と同じだが外装色が黒に変わり、頭部に「衝撃拡散自在繊維」と呼ばれる赤い髪状の装備が存在する。
また、専用装備として「制動刀」が用意されているが、初戦では制動刀ではなく、四聖剣機と同じ廻転刃刀を装備している。

藤堂が搭乗してランスロットとも互角に戦ったが、ブラックリベリオンで失われている。


◆月下(先行試作機)
LOST COLORS』に登場。
主人公ライが日本側に所属した場合に搭乗する機体で、キョウトから提供された月下の先行試作機。
性能は月下並だが、出力傾向が紅蓮弐式並にピーキーで並のパイロットには扱えない。

左腕には輻射波動の簡易型である「甲壱型腕」が装備されており、予備パーツで造った簡易型であるため威力とエナジー効率は紅蓮弐式のものには劣るが、
それでも通常のKMFならば一撃で撃破できる威力を持つ。

形状は左腕以外は月下と同一でカラーリングは青(色を指定した神楽耶いわく、ライのイメージカラー)。起動キーは菱形の形をしている。
むしろ、機体色・腕の位置が変わった紅蓮弐式と考えた方が自然であり、ゲーム中ではライの能力と相まって騎士団の主力として戦果をあげている。
別ルートにおける主人公機ランスロット・クラブと同じく、注意して動かさないとよくエナジー切れになるが、向こうに比べればあまり目立たない。


◆蒼月
型式番号:Type-03B

ロストストーリーズ』に登場する、日本純正KMFの量産化を想定した試作機を戦闘用に改造・調整したもの。いうなれば月下のプロトタイプに当たる機体*2であり、カラーリングも踏まえると上記の月下(先行試作機)が改造された可能性もある。
基礎ボディは月下と同型だが装甲が青く、頭部はやや大型で双眼型のセンサーが追加されている。起動キーは蒼い三日月と満月が重なったようなデザイン。
独自武装として廻転刃薙刀を持ち、これは穂先が回転刃刀のようなチェーンソーになった槍で先端部はハーケンとして射出出来る。
また、左肩には装甲が連なった多節形状のシールドが装着されており、先端に設けられた三本*3のクローによる攻撃も行える。
月下と同等の基礎性能を持った機体だが、攻撃力に優れた紅蓮に比べると遊撃戦に向いた機体とされる。

紅蓮と同時にキョウトから黒の騎士団へ供与され、主人公の専用機として運用されることになる。

デザインや設定は上記の先行試作型を意識した物と思われる。


◆空明蒼月
型式番号:Type-03B/F1

こちらも『ロストストーリーズ』に登場。
ブラックリベリオン後一年近く放置されていた蒼月を回収した黒の騎士団が、オーバーホールと共に改良した機体。
改修作業は主にサヴィトリが担当し、中華連邦での戦闘の最中に完成した。
紅蓮や暁に搭載されたのと同型の飛翔滑走翼が追加されており、名の通り空戦に適応している。
本体にも各種アップデートが加えられ頭部は赤い部分が増え、フェイス部は形状が若干変化し面頬のようなデザインとなった。
また、胴体胸部にパーツが追加され紅蓮系にも似た意匠が加わった。
武装としては廻転刃薙刀と左肩シールドを引き継いでいるが、後者に関しては先端のクロー部分から電撃を放射する武装・超電雷撃を追加。
この電撃はKMFを容易にショートさせ行動不能に陥らせる威力を誇り、それも拡散するように放てるので一撃で複数の敵機を捉えることが出来る。



◆ゲッカ・カスタム
『双貌のオズ』に登場。鹵獲した月下(朝比奈機)の両腕をグロースターの物に変えたダスコ専用機。なんかバランス崩れているように見えるのは気のせいだ。
オルフェウスが駆る白炎によって撃墜されてしまった。


◆ゲッカ・アロンソ
『双貌のオズ』に登場。新たに調達した月下を元にして上記のゲッカ・カスタムから更なる改装をしたダスコ専用機の2代目。頭部にブリタニア製ファクトスフィアを追加しているのが特徴。


◆月下紫電
『双貌のオズ』に登場。テロ支援組織「ピースマーク」に所属するズィーが組織を通して発注させたズィー専用機、タイプは望型。
ズィーから多彩なオーダーを受けて開発されており、背中の紫電雷月刀を始めとした各種様々な格闘武装が揃っている。
なお、これはズィー本来の戦闘スタイルに合わせての結果である。


◆月下鳴砂
『双貌のオズ』に登場。読みは「ゲッカナリスナ」。
兄である月山虎吉が使用していた月下のパーツを使って修復した月山玄信の専用機。こちらもタイプは望型。
しかし、兄の復讐半ばで撃墜されてしまった。
その後腕部などの残骸は荒草鳴砂へと移植された。

◆月下(クロウ機)
ロストストーリーズ』に登場。形式番号はType-03T。
テロ支援組織ピースマークのエージェントであるクロウが乗る、紫色を基調としたカラーリングの先行量産型月下。
プルートーンの部隊を回転刃刀一本で撃破。戦闘で受けた損傷を修理した際にアサルトライフルと飛翔滑走翼が追加された。
藤堂機と同じ形式番号だが衝撃拡散自在繊維は装備されておらず、外見は通常の月下(朔型や望型)の色違い。
時系列的には斬月や暁よりも先に飛翔滑走翼を背負って実戦を行っている。

◆暁



出典:コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN10 「神虎 輝く 刻」 毎日放送、サンライズ、コードギアス製作委員会 2008年6月15日放送より

型式番号:Type-05
所属:黒の騎士団
全高:4.49m
全備重量:7.82t(可翔:8.81t)

武装:
飛燕爪牙
廻転刃刀(折り畳み式)
内蔵型機銃
ハンドガン
バズーカ
グレネード弾
粘着輻射弾

パイロット:
玉城真一郎


月下の後継機。
生産性などを考慮し頭部や肩部はシンプルな形状となり、腰部アーマーも削除されているが全般的に性能が向上。本機のみ脚部には装甲が取り付けられている。
当初は陸戦しか出来なかったが、後に飛翔滑走翼(可翔翼)が用意されて全機飛行可能となった。

一期の後日本を脱出したラクシャータたちがインド軍区で開発・製造を行っており、『R2』中盤から黒の騎士団の主力機として多数登場。
目立った活躍はあまりなかったが、最終決戦まで運用されていた。

黒の騎士団側のやられ役機であり、たった一機のラウンズ機になす術なくドカドカ撃ち落とされてばっかりの不遇な機体であるが、
これでもランスロットと同じ第七世代に相当する機体であり、性能ではサザーランドやグロースターを上回る優秀な機体である。
また、依然武装の多くが外装化されているが、火器のバリエーションの増加や威力の向上などによって攻撃性能も高まっている。


14話ではコーネリアが半壊した機体に無数のバズーカ等を取り付け砲台として使用。
V.V.が操縦するジークフリートに攻撃を仕掛けている。


■暁のバリエーション

◆暁 直参仕様
型式番号:Type-05S/G
全高:4.81m
全備重量:8.26t(可翔:9.25t)

武装:
飛燕爪牙
廻転刃刀
内蔵型機銃
ハンドガン
バズーカ
グレネード弾
粘着輻射弾

パイロット:
朝比奈省悟
千葉凪沙


指揮官、エースパイロット用の暁。
基本性能と通信機能が強化され、外見的にも肩部や腰部の装甲が月下に近い物となり外装色も青に変わっている。
可翔翼も通常型に先行して標準装備されている。
頭部には輻射障壁の発生装置が取り付けられ、防御力を高めている。
また、廻転刃刀も暁用の折り畳み型ではなく月下と同じ日本刀型を使用する。

朝比奈や千葉など部隊長クラスが乗り込み、ブリタニア軍のKMFを多数撃破した。


◆暁 直参仕様(C.C.機)
C.C.が搭乗した機体。色がピンクに変わっている以外は他と同じ。
天帝八十八陵やギアス嚮団殲滅作戦時に投入されたが、C.C.が黒の騎士団を離反した後の行方は不明。


◆暁(ロールアウトカラー)
『双貌のオズO2』に登場。
本格配備直前の機体でコクピットやマニュピレーター、膝下などの装甲が茶色いが性能自体は正式配備機と変わらない。


アマネセール
『双貌のオズO2』に登場。エリア24の反ブリタニア勢力「マドリードの星」用に開発された暁系統の赤いKMF。
試験的な武装を搭載した近接格闘戦特化型で、幼少以降の記憶を失ったオルドリン・ジヴォンが搭乗する。
詳細は該当項目へ。



◆斬月



出典:コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN10 「神虎 輝く 刻」 毎日放送、サンライズ、コードギアス製作委員会 2008年6月15日放送より

型式番号:Type-04
全高:4.68m
全備重量:8.09t(可翔:9.08t)

武装:
制動刃吶喊衝角刀
内蔵型機銃
飛燕爪牙

パイロット:藤堂鏡志朗


暁とは別に藤堂専用機として開発された機体。色は黒。
型番から暁より先に開発が行われたようで、それらの先行試作機としての側面を持っているとされる。
形状は直参型に近いが頭部に長い角があるなど微妙に差異がある。可翔翼や輻射障壁も初期から完備。
衝撃拡散自在繊維や制動刀など藤堂専用月下から引き継がれた装備も有している。
総じて、 パッと見の造形は藤堂専用月下と間違い探しレベルでそっくり
ただし腕部にハンドガンやグレネードは装備されず、火器は内蔵式機関銃のみに限定されている。
しかし最初から藤堂専用機として開発されただけあって非常に高性能で、初戦でもランスロット・コンクエスターに手傷を負わせるほどの強さを持つ。

中華連邦での天子誘拐の際に実戦投入され、その後も紅蓮が不在なこともあって主力として活躍しブリタニア軍を相手に戦果を挙げた。
最終決戦ではルルーシュの策にはまり富士山の噴火に巻き込まれて損傷。
そのままの状態でスザクランスロット・アルビオンに攻撃を仕掛けるが、返り討ちにあってしまった。



主な武装・装備


  • 飛燕爪牙
いわゆる「スラッシュハーケン」。左胸に1基内蔵。
展開するとコの字型の様な形状になるのが特徴。
ブリタニア系の機体と違い固定式であるため、目標に機体を向ける必要がある。なので上に放つ際は一旦大きく仰け反る。
また1基しか内蔵していないため、VTOLによる輸送時にはVTOL側の機体把持用アームと左右で互い違いになるような形で接続される。

  • 内蔵型機銃
暁や斬月の胸部に2門格納されている。
使用時には首の付け根辺りから砲身を展開する。

  • 廻転刃刀(かいてんやいばとう)
KMF用の巨大日本刀型近接武器。
見た目は日本刀そのものだが刃がチェーンソーになっており、MVSほどではないが切断力が高く、機体の加速を付けて振えばKMFのボディを両断出来る。
無頼改にて初めて実戦投入されて以来、日本製KMFに標準装備され続ける傑作武器。
ランスロットが持つMVSや、のちに登場するMVSに準ずる近接武器とも互角に打ち合うことが可能である。
R2での主力である暁用では携行性を重視したのか、折り畳みできるタイプも登場。但し元のタイプに比べると刃の部分が短い。

  • 制動刃吶喊衝角刀(せいどうやいばとっかんしょうかくとう)
藤堂の乗機のみが装備する刀。名前が長い……。略称は「制動刀」。
峰にブースターを内蔵しており、点火して斬撃の威力を高めたり、移動時の加速や空中での急制動にも用いられる。
またブースターで斬撃の軌道を変える「影の太刀」なども繰り出せる。
藤堂はブラックリベリオンにおけるギルフォード戦にて、目晦ましのための簡易的な火炎放射器としても利用した。
柄尻には飛燕爪牙を装備。これのみブリタニア機のものに近い楔状のモデルである。

  • 衝撃拡散自在繊維
こちらも藤堂の乗機にのみ装備されているもの。頭部後方に取り付けられている赤い髪の毛状の繊維。
その名の通り受けた衝撃を拡散させ威力を逃がすことで防御する機構であり、劇中では腕に巻きつけるようにしてランスロットの攻撃を受けきっている(一瞬だけしか映らなかったが)。
また、防御以外にも放熱や通信機能の補助としても機能しており、機体の諸性能を底上げしている。

  • ハンドガン
左腕に装着される射撃武器。ハンドガンといいつつも、いわゆる“拳銃”ではなく、腕に直接装着される機関銃である。
おそらく廻転刃刀などの取り回しのため、手を使わない銃器として作られたのであろう。
月下用は単装型であったが、暁用からは銃口が二連装になっている。
いくつかのオプション装備の一つであり、後述の腕部武装の中から選択して装着する。両手に装備することも可能。

  • バズーカ
暁のオプション武装。腕に装着するか手に持って使用する。

  • グレネード弾
暁のオプション武装。三連装型で、腕に装着して使用。

  • 粘着輻射弾
グレネード弾と似ているが、こちらは対象に着弾すると粘着弾頭が装甲面に張り付いたうえに輻射波動を送り込んで内部から破壊する。
暁 直参仕様などが使っている。

  • 輻射障壁
暁 直参仕様や斬月などに搭載されている輻射波動発生装置。
原理的には紅蓮の物と同じだが攻撃ではなく防御用途のみの簡易版。それでもヴァリスを防ぐ程度の出力を有しており充分な性能。
使用時には頭部左右の角状パーツの一部がスライドしスリット部分が発光する。

  • 飛翔滑走翼
暁以降に普及した日本系KMF版フロートユニット。本家フロートユニットと異なり、発光部の色はマゼンタ。
コクピット下部にX型の四枚の翼を持つユニットを接続することでKMFに飛行能力を与える。後部には小型ミサイルなども内蔵可能。
ブリタニア製のフロートの比べると加速性能や長距離飛行での安定性で劣る反面、旋回性で勝っている。
運用の幅が大幅に広がったが接続位置の関係でエナジーフィラーの交換時には外さなくてはならない。
飛翔滑走翼を装備した機体は名前の後ろに「可翔式」が付く。



関連機体


◆紅蓮壱式

紅蓮弐式

月下タイプに先立って開発された日本製KMF。


白炎

紅蓮壱式のカスタム機。飛翔滑走翼の試作品などを使用しており、暁にデータが使用された。


◆鳴月

型式番号:Type-06

暁の系列機だが、頭部センサーの上に更にもう一つのセンサーが積まれているのが特徴。
高出力化するブリタニアのKMFに対抗すべく各部に武装を搭載。
背面の飛翔滑走翼は両脇に超電磁モーターを増設した高出力仕様で、両肩に装備された強化型輻射障壁発生装置と合わせたヒット&ウェイ戦法を目指している。

数十機が製造されたとされ、フジ決戦などに投入されたという。
漫画版『復活のルルーシュ』では黒の騎士団の古仁科の乗機として登場している。



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最終更新:2024年01月05日 07:03

*1 ただしカレンはこれとほぼ同構造の紅蓮聖天八極式で腰と脚を捻ったり、仰け反るような姿勢で脚を八の字に開いたりして強引に壁の間を登っており、パイロットの腕次第では不可能ではないということなのだろう

*2 ゲーム内アーカイブでは単に「月下を改造した機体」とされている

*3 二本は盾の外側に固定。残る一本は普段は内側に折り畳まれている