ロックマン8 メタルヒーローズ

登録日:2014/09/05 (金) 23:46:06
更新日:2024/04/05 Fri 12:48:36
所要時間:約 20 分で読めます









カプコンより発売された横スクロールアクションゲーム。
ロックマン』シリーズ8作目。ボスキャラコンテスト応募総数は110000通。
1996年12月17日にプレイステーション用ソフト、1997年1月17日にセガサターン用ソフトとして発売された。
ロックマン10周年記念として、1作目の発売日と同じ12月17日に発売されている。
ちょうど1年後にはロックマン10周年記念タイトルとしてロックマンDASH 鋼の冒険心が発売された。
ん?9周年なのに10周年記念?

媒体がCD-ROMに移行し、グラフィック・BGM各面において、ファミコンからスーパーファミコンに移行した前作よりも更なる進化を遂げた。
キャラボイスが付き、アニメーションムービーも随所で流れるようになって、PS/SSならではの大幅強化された演出を見せる。
CD音源を活かしてオープニングムービーで主題歌をバックに戦うロックマンは格好良さ満点。

現在はPSのゲームアーカイブスにて配信されているほか、『ロックマンクラシックスコレクション2』(Switch,PS4,XBox One,Steam)にも収録されている。

ちなみに本作発売の8ヶ月前、ロックマンX3もPS/SS両機種で同時発売されている。






【今作からの新要素】

  • 武器装備仕様変更
LRでの武器クイックチェンジなどはそのままに、今作では特殊武器を装備した状態でもバスターを撃てるようになっている。
もちろんチャージショットも可。
ロックマンX4以降のXシリーズではお馴染みの仕様だが、初代シリーズでは本作のみ。


  • ライフゲージ、武器エネルギーゲージ仕様変更
目盛り方式ではなくシームレスなゲージに変更された。これまたXシリーズに合わせての変化。
ライフゲージには残機数が、特殊武器装備中は残り使用回数も併記されるようになっている。


  • ネジ仕様変更
前作ではドロップ&固定アイテムとしてネジが出現し、集めた数(数十~数百個)に応じてアイテムと交換可能というシステムだった。
今作のネジは全40個の固定アイテムとしてのみ出現する。パワーアップパーツ開発に必要なネジは一つにつきネジ4~6個程度。
最大個数が少ない分、作れるパーツも一つ一つが強力になっている。
必然的に全てのパーツを開発するのは不可能なので、得たネジをどうやりくりするか考えながら開発しなければならない。
結果的に1個や2個ネジが余るとすっごく悔しい。君だけのロックマンを作れるぞ!
パワーアップパーツについては後述。


  • E缶廃止
今作ではなんとE缶そのものがなくなった。前作で9個から4個に減ったどころではない。0個である。
大量のE缶に物を言わせてごり押し戦法なんてそもそも不可能。
と言っても緊急回復手段が無い訳ではないのでご安心を。難易度の方もE缶がないなりに調整されている。
それでも初心者に厳しい局面があるのは確かだが。
なお、E缶が廃止されるのは本作とロックマン&フォルテぐらいである。


  • ギャンボール
今作ではステージの所々にアイテム入りのくす玉が浮かんでいる。それがギャンボールである。
エディーの代わりみたいなもので、攻撃するとパンパカパーンと開いて中身を落とす。
大小のサイズ違いがあるが、ボス直前の固定の物(武器エネルギー全回復)を除き基本的に中身はランダム。
ちなみに判定は敵扱いなので触るとダメージ。


  • 武器エネルギー回復タイミング変更
E缶廃止でライフにはシビアになったが、武器エネルギーに関しては完全にゆとり仕様。
ワイリーステージでも1ステージ毎に全回復するし、各ステージで中間ポイントに到達したら全回復。
更にはミスする度に武器エネルギーが全回復する(次の年の『ロックマンX4』も同様)。つまりボスに負けても挑む度に武器は満タン。
携帯アプリ版ロックマンシリーズにもミスとワイリーステージの仕様が採用されている。

そしてボス部屋前には必ず武器エネルギー特大入りのギャンボールが設置されている。これは中身固定。
たまにはライフエネルギーになってねぇかなと思って開けてもやっぱり武器エネルギーしか入ってない。
エディーだってたまには違うアイテムくれたぜ?


  • 泳ぐ
なんと水中で泳げるようになった。ジャンプボタンで何度でも平泳ぎができる。水面で↑+ジャンプで水から上がれる。
針で囲まれた地形など、従来ならラッシュマリンのお世話になるべき場所を自力で泳ぎ抜けていける。
おそらく新機種最大の進化と言っても過言ではない。最初から泳げばラッシュマリンなんていらんかったんや!
水泳と言えば『ultra soul』だが、そのシングルのカップリング曲に『ROCK man』がある。内容は関係ないけどね。


  • データセーブ方式
媒体変更に伴い、データ保存はこれまでのパスワード方式からセーブ方式に変更された。
メモリーカード1枚につき1ブロック、最大8個までデータを作れる。



【ストーリー】

地球から遥か遠くの宇宙空間。そこで正義と悪のロボットが戦い、相打ちとなった末に地球の引力に引かれ、隕石となって落下した。
隕石の落下現場へと急行したロックマンは、その地でワイリーメカを発見。活動を再開したDr.ワイリーは、今度は一体何を企むのだろうか?



【パワーアップパーツ】

()内は必要なネジ個数

~最初から作れるもの~

  • パワーシールド(6)
ダメージを受けた際にノックバックが発生しなくなる。狭い足場では地味に便利。
これに命を助けられる場面も少なくないと思われるため、早めに持って各ステージを攻略するようにすると楽。
ただダメージ量が減る訳ではないのでそこは注意。

  • スペアエクストラ(6)
残機の初期数が2機から4機になる。
本作は中間ポイントからでもコンティニューできるため、ミスの多い人にとっては有用な保険となる上、
ミスで武器エネルギー全快を狙って特殊武器を使いまくるという手もある。
ちなみに小技として、残機数はセーブされないので、4機以下の時にセーブ→即ロードするとすぐ4機になる。

  • シューティングパーツ(6)
画面内に出せるロックバスターの最大弾数が3発から5発になる。
つまりその分連射が効くようになる。

  • エネルギーバランサー(5)
武器エネルギーを取った際、残りエネルギーの少ない武器に自動的に振り分けられる。
ちなみに今作では特殊武器を装備してないと、武器エネルギーをそもそも取れない(触れない)ので、無駄取りの心配は元々あまりない。
加えて本作では武器エネルギーは頻繁に全快するため、特殊武器主体での攻略でない限りは必要性は薄い。

  • イグジットパーツ(4)
武器選択画面に「EX」が追加され、一度クリアしたステージから脱出できるようになる。
ネジ回収作業に使えるので早めに作っておきたいところだが、ネジの場所を把握していると36個はストレートに取れるため、
残り4つのためにネジ4つを使ってこれを作るのは本末転倒になる。
よって熟練者ほど作らなくなるが、クラウンマンステージ冒頭での1UP稼ぎに使うという手もある。

  • ステップブースター(5)
梯子での移動速度が上がる。ささっと昇るのでなかなか快適になる。
梯子の多いステージで役立ち、とりわけアストロマンステージの強制縦スクロールでは大いに役立つ。

~後半4ステージから作れるもの~

  • スーパーリカバー(5)
アイテムでのライフ・武器エネルギーの回復量が増加する。
かなり効果が大きく一気に回復することができるようになる。
E缶のない本作では「ラッシュチャージャー」との組み合わせの面でも有用なパーツとなる。

  • エナジーセイバー(6)
武器エネルギー消費量が減少する。結果的に使える特殊武器の総量は約1.5割増となる。
これがないと弱点で倒しきれないボスもいる。
とはいえ前述のように、本作では武器エネルギー自体の需要が低めなため、作っても終盤までに用意できればいい程度。

  • ハイスピードチャージ(7)
チャージにかかる時間が約3秒→1秒に大幅短縮される。
これでアローショットを撃ちまくれば超快感である。
もちろんボス戦でも重宝する。
非常に便利な分、消費ネジはこれだけ7個も必要。

  • ラピッドパーツ(6)
一度攻撃ボタンを押すと通常弾を3発連射する。いわゆる3点バースト。
3発1セットなので手動連射の方が速い場合もある。

  • スペアチャージャー(4)
ステージをクリアor脱出した際、残り人数が初期値まで補充される。
スペアエクストラと合わせると効果が実感しやすい。
ただしこれ単体かつイグジットパーツを持っていない場合、
「2機以下ならステージクリアで自動補充」(=ゲームオーバー時とほぼ同じ)という効果止まりのなんとも微妙なパーツ。

  • ブーストパーツ(5)
ロックバスターの弾速が上がる。
速く飛ぶ=速く消える=連射が効くという事なので、シューティングパーツやオートシュートと合わせるとまさに弾幕を張れる。

  • エクスチェンジャー(4)
ライフエネルギーが満タンの時にライフエネルギー回復アイテムを取ると武器エネルギーが回復する。
なお武器エネルギーをライフに変換はできない、あしからず。
むしろそっちのほうが役立つんだが…

  • ハイパースライダー(5)
スライディングの速度が上がる。移動距離も少々伸びる。見た目にもより大きな土煙が立つ。
攻撃回避に役立つが後半4ボス戦ではそこまで役立たないため後回しでもいい。
逆に慣れてきてからタイム短縮に使う場合には早めの開発が必須である。


以下3つのバスター系パーツは、複数所持していても選択した一つだけが効果を発揮する。
いずれも初期から作ることができ、かつメニュー画面でいつでも任意切り替え可能で、通常のチャージショットにも戻せる。

  • アローショット(5)
チャージショットがショットガンの如く着弾点から扇状に6発に分裂し、追加ダメージを与える。
攻撃範囲が広いうえに、大型で堅い敵にも抜群の効果を発揮し、直撃させればどんなザコも一撃で沈める。二段攻撃で盾持ちの敵だろうとおかまいなしである。
特殊武器の出番を食ってしまうほど恐ろしく強力で非常に爽快感がある。
ただ無敵時間のあるボスには残念ながらこの二段攻撃は通用せず、威力は普通のチャージショットと変わらない。

  • レーザーショット(5)
チャージショットに貫通性能がつくことで多段ヒットし、大型の敵も一撃で撃破できるようになる。
ただし攻撃力自体は2に下がるため無敵時間のあるボス敵とは相性が悪い。
盾持ちの敵も貫通することができるが、こちらは多段ヒットはするものの一撃で倒せない場合がある。
横方向の攻撃に関してはアローショットより効果の高いこともあるものの、攻撃範囲の差が響いてアローショットの方が汎用性が高い。
アローショットでは防がれるボスの防御を貫通できる利点がある一方で、攻撃が細長くなるため、若干攻撃判定が小さくなる欠点もある。
意図せずとも多くの敵を巻き込み殲滅してしまうアローショットに比べると、狙って当てる必要がある分よりアクションゲームらしい立ち回りを要求される玄人好みな性能といえる。

  • オートシュート(5)
チャージ中自動的に連射し続ける。ただし装備を外さないとチャージショットは使用できない。
ものぐさな人にはぴったりの武器。更に性能底上げのためにはシューティングパーツやブーストパーツとの併用がおすすめ。
連射特化した時の雑魚敵の殲滅力は病みつきになる。


とりあえず普通に攻略するにあたっては、

  • アローショット
  • パワーシールド
  • ハイスピードチャージ
  • スーパーリカバー
  • ステップブースター
  • ハイパースライダー
  • エナジーセイバー

を開発するのがお勧めである。
これでロックマンの性能は従来作をかなり上回ることができる。
周回プレイではあえて違うパーツを選びいろんなロックマンを楽しむのも良い。
ロックマン自身の性能を最大に高められる組み合わせではあるが、下3つはあっても攻略が少々快適になる程度のものなので面倒なら取らなくてもいいし、
慣れてない段階ではミスすることを前提に「スペアエクストラ」を付けたり、「イグジットパーツ」で残機稼ぎをした方が有用かもしれない。


【特殊武器】

  • ロックボール
オープニングステージでライト博士が贈ってくれる。でもタダチニソウビシタマエとは言わない。
サポートロボ以外ではシリーズでも珍しい自家製特殊武器。
使うとまず足元にボールを出し、そのボールを蹴ると壁を反射しながら斜め上に飛んでいく。ドリブルなどで直接ぶつけても攻撃できる。方向キー上を押しながら蹴ると、若干上向きの角度に放てる。少し紛らわしいが蹴るのは攻撃ボタン、ドリブルは横から触れるだけでOK。
一定時間放置すると爆発するが、ドリブルで運んでいる間は爆発しない。
また攻撃のみならず、踏むとジャンプ台にしてハイジャンプできる。トルネードホールドほどではないが高い場所に移る際に使える。
裏技として、“空中で出して空中で踏む”をタイミング良く繰り返せば、二段ジャンプどころかエネルギーの続く限り空中連続ジャンプ可能
マヴカプにロックマンが出演した際も、必殺技の一つとして登場

  • トルネードホールド
小型竜巻発生装置を発射する。竜巻は一定時間出続け、触れた敵に連続ダメージを与える。
また敵弾をかき消す効果もあるので、突進・弾両方を防ぐ簡易バリアとしてバスターで同時攻撃なんて使い方もできる。
更にロックマン自身が竜巻の中に入ると上昇する事ができ、普通では届かない高い場所に登れる。ただし穴の上では落ちてしまうので使えない。
でも上記のロックボールジャンプをマスターした人にはまるで使われない。カワイソス(’・ω・`)
この点はサルゲッチュシリーズでいうトビトンボとパチンガーの関係に通じるものがあり、普通にプレイする分には間違いなく移動の要になることは忘れないように。
マヴカプにロックマンが出演した際、ロックボールと共に必殺技の一つとして登場したほか、スマブラforでは上カスタマイズ必殺技の一つとして登場。


  • アストロクラッシュ
辺り一面に大量の隕石を降らせる画面全体攻撃。発動中は無敵時間が発生する。
エネルギー消費が大きく、最大4発(エナジーセイバー装備しても最大6発)しか撃てないが、その威力と効果範囲は絶大。
しかし効かない敵には全然効かない。


  • フレイムソード
炎エネルギーを収束させて作り出した剣を振るう。地上では横斬り、空中では縦斬りとなる。
射程は短いが攻撃力は相当高く、ロックマンの苦手とする接近戦ではその真価を発揮する。
敵弾をかき消す効果もある。また炎属性という点から、可燃物に火を点けられる。
とはいえ純粋に攻撃力を求めるなら飛び道具であるフラッシュボムに使い勝手という意味では軍配が上がり、リーチが短すぎるこれはあまり使われないという不憫な武器でもある。
スマブラでは空中前攻撃として登場。モーションも含めて原作に忠実である。


  • サンダークロー
電撃でできたフックショットを発射する。一定距離伸びると縮んでロックマンの手元に戻る。
先端を敵に当てるとそこで引っ込んでしまうので、伸びきるタイミングでワインダーをかけた方が広範囲を攻撃できる。が、連射性能が低く使い勝手はやや悪い。
攻撃以外にも、専用フックに撃ち込むと引っ掛けられ、ぶら下がって独特の挙動で半円状に移動する。
慣れるまでは難しいが、サーチマンステージでは必須となる。


  • ホーミングスナイパー
カーソルで補足した敵めがけて誘導ミサイルを発射する。
連射が効き使いやすい…ていうか同じく連射系であるウォーターバルーンのお株をほとんど奪っちゃった罪な特殊武器。
更に唯一チャージ可能で、チャージしている間は複数の敵を補足、ボタンを離すとミサイルを大量発射する。


  • アイスウェーブ
小型の弾を地面に落とし、そこから地形に沿ってウェーブ状に連なって進む氷を放つ。天井に当たると消滅する。
非常に高威力な上に貫通性能もあり、対地戦での使いやすさで右に出るものはない。弾の時点で当たると氷が出ないので注意。
一部のギミックを凍りつかせて動きを封じられる。
テングマンの弱点武器だが、中てるにはコツが必要。

  • フラッシュボム
強力な破壊力を備えた照明弾を撃つ。2連射可能。
敵や地形に触れると炸裂し、一定時間爆発し続けて広範囲に連続ダメージを与える。
弾道・威力・範囲・燃費と各面で優れ、多くのボスにもそこそこ効き、使い勝手が良く主力で活躍できる武器。


  • ウォーターバルーン
ゆるやかな放物線を描く特殊水風船を発射する。
一見弱そうに見えるが威力はノーチャージバスターの2倍であり、3発でチャージショットと同等のダメージを与えられる。
画面上に表示される弾数に制限がないため連射性能が高く、雑魚敵を素早く処理できる他、導火線の火を消すこともできる。
そして最大46発、エナジーセイバー装備ならなんと最大64発と、全武器中最低燃費を誇る。



【登場人物】

心優しい主人公。基本装備は真っ直ぐ飛ぶロックバスター。
チャージショットがやっと“威力は通常弾3発分、かつダメージによるチャージ解除なし”という本来の仕様になった。
そしてカナヅチを克服した…が、今作限りで、後の作品にも末の兄弟機にも引き継がれていない。
ボイスが付いただけあってよく喋る。ティウンティウン代わりの「うわぁーーっ!!」は今回苦手な人ほどよく聞くはめに。


ライト博士が製作したお手伝いロボット。ライト研究所で案内役を務める。
今作から衣装デザインが大きく様変わりして長袖ワンピースとなり、可愛さアップした。通称"8ロール"。
マヴカプに出演した際もこちらの衣装。

ロックマン達を製作した科学者。ムービー以外出番なし。


ロックの兄にあたるプロトタイプ。今回ほぼ空気。口笛も音質アップした。
声は赤いライバル繋がりと思われる。


悪のロボットとの戦いで破損し、宇宙から落下してきた正義を司るロボット。“悪のエネルギー”を消し去るために戦っている。
本作に先駆け、ロックマン2 ザ・パワーファイターズでプレイヤーキャラとして先行登場している。


はいはいお前のせいお前のせい。ワイリーも実は衣装が変わっている。
地図に載っていないドクロ型の島で密かに活動していたが、偶然落下してきた悪のロボットの動力部を抜き取って、悪のエネルギーを入手する。
ワイリーのような悪人が持つと悪のエネルギーは反応して増幅するという特性があり、
(メタ的にゲーム機のスペックが上がったので)これまでよりも一段と強力なメカの数々を大量製作している。


ロックマンのデータを参考に造られたスペシャルワイリーナンバーズ。自称最強のロボット。
ロックマンは彼と戦いたくないと主張するが、フォルテは聞き入れない。
前回の敗北以来プライドが傷ついたらしく、ロックマンに勝つために、悪のエネルギーを取り込むが…。


  • SWN.002 ゴスペル
フォルテ専用の狼型サポートロボ。並のワイリーナンバーズより戦闘力が上らしい。
フォルテと合体し、前作より飛行能力がアップした新形態「ゴスペルブースト」に変形する。
ブースト形態とは別に、ムービーシーンでは合体せず、ラッシュジェットのようにフォルテを背中に乗せて飛行している。


犬型サポートロボ。今作では「ラッシュバイク」「ラッシュクエスチョン」「ラッシュボンバー」「ラッシュチャージャー」の4形態が使用可能。
それぞれ中ボスを倒して入手。ステージ前半後半で一度ずつ使える他、ミスする度に使えるようになる。
そして今回ラッシュジェットは任意では使えず、シューティング面限定。途中ラッシュのパネルを取ると3WAY弾で援護射撃してくれる。攻撃範囲が広くかなり役立つ。
またライト博士との会話イベント時に、映像を表示するラッシュビジョンを使用する(ラッシュクエスチョンのハズレ時にも砂嵐状態のラッシュビジョンを表示する事がある)。




  • エディー
アイテム運搬用サポートロボ。今回はシューティング面で爆弾を投下して攻撃する。
下から攻撃してくる敵も多く便利。


  • ライトット(CV:二又一成)
ライト博士の研究をサポートするお手伝いロボ。
今回はなんとシューティング面で、バズーカを携えたサポートキャラとして登場。
他キャラを圧倒する巨体と大きな弾、その着弾時の花火と非常に強力に見える…のだが
実際は攻撃速度も遅く、派手なわりに弾の威力も低いというなんとも彼らしい見かけ倒し性能である。


  • ビート
鳥型サポートロボ。今回はシューティング面でサポートしてくれる。唯一本体に攻撃判定があるため体当たり攻撃ができる。
よってそのまま敵にぶつけることもできるし、バスター攻撃すればロックマンの前方を周回する。
またチャージ攻撃に合わせて直線体当たりで敵を攻撃するため、ノーマルチャージショットならW攻撃で威力の底上げが可能。
ただアローショット・レーザーショットならそもそも一撃で倒せるため敵の撃破後に無意味に飛んでいくだけの鳥になりがち。
真価を発揮するのは後半の中ボス「シリコ・ダ・ガマ」戦で、どんなチャージショットでも半分の5発で沈めるという恐るべきW攻撃となる。
普通に近づいてバスター連射するだけでも体当たりで倒してしまえるという最強のサポートロボと化す。



【8ボス】

今回もまた純ワイリーナンバーズ
PSないしSSでのグラフィック進化に伴う演出強化で、弱点武器で攻撃されると、専用リアクションを取る。
特定の武器で攻撃すると無敵になったりパワーアップする演出はなくなっている。
なお、ボスは前半と後半で分割されているが、弱点も前後4すくみとなっている。


  • DWN.057 テングマン(CV:長嶝高士) 
「本気で来い。拙者は強いぞ」 

台風を人為的に発生させる実験用ロボ。見た目も性格も天狗。後のロックマン&フォルテでも再登場する。
手のうちわから「トルネードホールド」や「カミカゼ」と言った、ロックマンの動きを封じて吹き飛ばす竜巻を繰り出す。

弱点はアイスウェーブ。降りてきた所にうまく当てれば凍ってしばらく動けなくなる。
体当たり後に着地する瞬間やトルネードホールドを至近距離で回避した直後が凍らせるチャンス。
この時凍りつくのは足元。天狗なだけに足をすくわれるような攻撃は苦手なようだ。

ステージ中盤にはラッシュジェットで進むシューティングパートがある。
途中でライトット達のルーレットパネルを取ると、その絵柄のキャラがサポートキャラとして登場する。
ちなみにこのステージのみ、PS版とSS版でBGMが異なる。

スマブラforにもトルネードホールドがカスタマイズ必殺技、フレイムソードが右空中技として登場するが、
実は発売当時、8のボスでテングマンだけが任天堂のソフトに登場していた(ソードマンはロクフォルのデータベースに出てるといえばそれまでだが)。
後にクラコレ2が発売された事により本格的にソードマンも任天堂機でデビューするのであった。


  • DWN.058 アストロマン(CV:二又一成) 
「嗚呼来ちゃったよ、どうしよう…」

プラネタリウム投影用ロボを改造した戦闘用ロボ。テングマン同様ロクフォルでも再登場する。
無重力装置で空中に浮かんでいる、恥ずかしがり屋なかくれんぼ世界チャンピオン。
辺り一面に隕石を降らせる「アストロクラッシュ」と、エネルギー弾を撃つ2機のビットを操って攻撃する。

弱点はホーミングスナイパー。ホログラムで隠れても高性能なレーダーはごまかせない。
エネルギーが空だったとしてもロックオンされただけでびびりまくって動けなくなる。
一発当てれば延々ハメられるが「いたいよー」「いたいよー」イジメよくない。まともな勝負にならなくなるのでチャージショットで戦うのも可。

ステージ中盤は上下左右が繋がっている四次元空間になっていて、正しい順番でスイッチを押して行かないといつまで経っても出られない。
無限ループって怖くね?
中盤の四次元空間を越えると強制縦スクロールが待っているため、ステップブースターを持ってくると楽。
消える足場地帯といやらしい敵配置など全体的になかなかシビアなステージなのでパワーシールドも持っておきたい。


「気は進まぬが、お前を斬る!」

ワイリーが博物館から盗んできた古代の大剣「フレイムソード」のために開発された、剣が大きくてバランスが悪いという構造に難があるロボ。
バランスを取るために上半身と下半身が外れて浮いている。実はテングマンと一緒にプラモ化されている。
上半身を分離させての回転斬り「ファイヤースラッシュ」や、剣を地面に突き立てて火柱を立てる、石像を落として攻撃するといった技を使う。

弱点はウォーターバルーン。火属性故に水で消火できるわかりやすいパターン。
火柱を立てている際に当てると怯ませて隙だらけになる。
一方でステージは手強いがボスは弱い(8最弱説もある)というパターンでもあるので、後半4ステージはこいつからチャージショットでサクッと倒されることが多い。

ステージ序盤は前半4ステージの特殊武器4種を使いこなせないと突破できない。どの武器を使えばいいかは壁画参照。


  • DWN.060 クラウンマン(CV:坂本千夏) 
「お前、俺の子分にしてやる」

ピエロの格好をしたわがままな悪ガキロボ。ロックマンを弱いと決め付け、馬鹿にしている。
長い腕に電流を纏った「サンダークロー」や、電気を纏って無敵状態で跳んで走って回っちゃう「サンダーカーニバル」で攻撃する。
負けるとママ~と泣きべそかく事がある。
「全く親の顔が見てみたいぜ」「それって多分ワイリーだよ」「おっと、それじゃやっぱ見たくねえや」

弱点はトルネードホールド。パーツが余っただけあり軽くて飛ばされやすい様だ。
ブランコで腕を伸ばしきったタイミングで巻き込むと、その長い腕が絡まって隙だらけになる。

ステージでは一定周期で鐘が鳴り、その時乗っているボックスの模様によって様々な効果が起こる。○なら何も起きないが…?


  • DWN.061 サーチマン(CV:長嶝高士) 
「ミッション開始!」「イェー、レッツゴー!」

警備用監視ロボットを改造した戦闘用ロボ。索敵範囲を広げるために頭を二つに増やしたら仲が悪くて互いを監視対象にしたでござるの巻。
頭はそれぞれ上司と部下らしい。草むらに隠れて誘導ミサイルを撃ち出す「ホーミングスナイパー」が主な武器。
他にも大量のミサイルを乱射して弾幕を張る「デッドリーストーム」、壁に反射する棘付き円盤など、軍人らしく兵器満載。

弱点はフレイムソード。森の中だけに火気厳禁。
隠れている草むら諸共焼き払って攻撃を中断させられる。

ステージではサンダークローを使ったフック移動が要となる。始めの内に慣れておかないと、後半待ち受ける"針の上での連続フック"が辛い。

ロックマンエグゼに登場した際にはかなりのイケメンにリ・デザインされ、アニメ版では準主役として登場するなど大幅に出世した。


  • DWN.062 フロストマン(CV:高木渉) 
「かき氷にして食ってやるどー!」

寒冷地用戦闘用ロボ。思いの外小さく済んだクラウンマンの余ったパーツまで使った結果、ナンバーズ随一の巨体となった。
本人は大きな体を自慢としているが、オイルの巡りが悪く、身のこなしも頭の回転も鈍い。「アイスウェーブ」でロックマンをかき氷にして食うのが夢。
部屋上部を次々運ばれるアイスキューブを落としたり、殴り飛ばして攻撃する事もある。

弱点はフラッシュボム。氷の巨体だけあって爆風に弱い。
腕を挙げたタイミングで顔に当てると眼を眩ませて動けなくさせられる。

ステージでは今作最大の難関・スノボエリアが待ち受ける。「スライディングスライディング」「ジャンプジャンプ」に苦戦した人も多いだろう。
しかし苦労して突破した末、ワイリーステージにて真の難関スノボエリアで絶望を味わい、ここのスノボは前哨戦に過ぎなかったことを後に思い知ることになる…

巨体で冷たい食べ物を好み「フロスト」と名がつく、とフロスト・キバトドスと共通点がある。

和訳するとカキ氷男…ではなく『霜男』。また、フロストには砂糖を塗すと言う意味もある。


  • DWN.063 グレネードマン(CV:二又一成) 
「可愛い爆弾ちゃんに挨拶しな!」

手榴弾型戦闘用ロボ。破壊に喜びを感じ、暇さえあれば何かを破壊している
相手が自分の爆弾で苦しむ姿を見るのも好きだが、逆に自分がやられても喜ぶ。究極のドSでありドMでもある。「キモチイイゼェー!」
ライフが減ると「クレイジーデストロイヤー」でステージの床を破壊して地下で戦う事になる。
「フラッシュボム」は強力な照明弾だが、爆発そのものよりも降ってくる瓦礫に注意。ある程度接近しているとフラッシュボムを撃たない。

弱点はサンダークロー。電気で誤爆させるのか、もしくはムチのような物は苦手ということだろうか…?
フラッシュボムも跳ね返して逆にダメージを与えられる。

ステージ中盤では足場が爆弾になっていて、しかもファイヤーメットールが勝手に導火線に点火してしまう。
さっさと進まないと落ちてしまうが、途中わざと爆破させないと進めない場面もある。
ちなみに自分でもフレイムソードで点火、ウォーターバルーンで消火可能。

余談だが、多くのプレイヤーが最初に選ぶステージとしても有名。大体の理由はフラッシュボムとネジの回収効率。


  • DWN.064 アクアマン(CV:坂本千夏) 
「水も滴るいい男、アクアマン様だポヨ~ン」

元水道局の水質管理ロボ。体が硬質ガラスでできたタンクになっている。冗談好きで陽気な、自称水も滴るいい男。
体内に溜めた水を使って、特殊水風船の「ウォーターバルーン」や高水圧砲の「ウォーターキャノン」など、水芸の如く変形した水攻撃をしてくる。
ちなみに応募時の名前はバイオマンだったが、別にバイオ粒子は使わない

弱点はアストロクラッシュ。隕石は液体の中だろうと勢い良く突き進んでゆく。
とりあえず撃てば全てを封じられるが、エナジーセイバーがないととどめを刺す前にエネルギーが切れる。
まあそれで完封するよりはとどめぐらいは普通に戦った方が面白みはあるか。

ステージはほぼ全編通して水中であり、今作ならではの“泳ぐ”ロックマンが堪能できる。
後半枝分かれした道それぞれにネジが置いてあるため、一度で回収するならば一度やられてコンティニューする必要がある。

ロックマンエグゼに登場した際にはデザインも性格も可愛らしいものに変更された。



【特殊ボス】

  • ヤドカルゴ
オープニングステージのボス。ワイリーが秘密基地の警備用に配置した戦闘用ロボ。
長い間待機していたため、殻の部分には鳥の巣や苔が付着している。腕を伸ばして攻撃する。
殻にロックボールを蹴り込むと弱点が露出する。アストロクラッシュならなんと一撃で倒せる。


  • デューオ
中間ステージのボス。成り行きで戦うが、途中でデューオがロックマンの"正義"を感じ取って誤解が解ける。
巨大な左腕にエネルギーを集めてのパンチと、隕石のようにエネルギーを纏って部屋中を跳ね回っての体当たりで攻撃する。


  • フォルテ
ワイリーステージ3の中ボス。ゴスペルと合体し、ゴスペルブースト形態で戦う。
左右に浮遊しながら、時折着地してバスターを2連射する。
更にチャージ動作の位置によってその後の攻撃が異なり、画面の左右どちらかでチャージするとレーザー攻撃。
画面中央でチャージすると全体攻撃を発動する。
画面中央から2回に分けて全体に降り注ぐ攻撃は、着弾した時の火柱には当たり判定がないので、
フォルテの隣1キャラ分で待ち、着弾したらすかさず1キャラ分移動(フォルテの足元に入る)だけでやり過ごせる。



【隠しボス】

2体ともセガサターン版のみに登場する。勝つとネジが手に入る。

  • DRN.003 カットマン
ロックマン1からの復活ボスで、中間ステージの隠し部屋で登場する。語尾に「チョキ」と付けて話す。
PS版では部屋のある場所にネジが置いてあるだけだが、SS版では上にハシゴが伸びている。


  • DWN.016 ウッドマン
ロックマン2からの復活ボスで、サーチマンステージの中ボスとして登場する。
「どすこーい!」や「ごっちゃんです!」など、相撲取りのような言葉を話す。また、リーフシールドが4枚から8枚に増えている。
PS版では何もなく後半に進むだけで、ウッドマンを倒して得られる分のネジ一個はソードマンステージに置かれている。



【ワイリーステージボス】

  • ワイリーステージ1:アテテミーノ
蓑虫型戦闘用ロボ。本体は天井から降りてこず、ミサイルやバウンド弾を発射する他のコンテナを降ろして攻撃する。
本体は小型メカのアテテミーノJr.を出して攻撃する。一定時間経過で引っ込み、位置を変えてコンテナも補充される。
出してくるコンテナは全て破壊可能なので、降りてきたら速やかに破壊しよう。
ライフが少なくなるとダミーが混じるようになる。間違えて攻撃すると爆発して衝撃波を出す。

弱点はロックボール。逆に他の武器はほぼ当てようがないか効かない。
床にマス目が入っていて、それを参考に蹴る位置も調整しやすい。いかにもロックボールを使ってくれと言わんばかりの構造。
なお毎ターン必ず武器エネルギーコンテナが降りてくるので、エネルギー切れで詰む心配は無用。そもそもミスる度に回復するし。
エイリアン「親切になったものよ」
ブービームトラップ「全くだ」


  • ワイリーステージ2:ブリキング
巨大戦闘機型ロボ。しかし緊急に出撃したため、塗装されていない。
なんとラッシュジェットで飛びながらの空中戦となる。ロックマンワールド5のスカル・ブレーザーを除けば初の空中ボス戦。
羽根からはミサイルやレーザー、頭部からは空中機雷を散布する。攻撃のために羽根を広げた時のみ攻撃が通る。
ブリキングの中央後部が安全地帯。

弱点はアストロクラッシュ。巨体で空を飛ぶため大量の飛翔体に弱い。
まさに画面を大量のレーザーが覆い尽くそうという瞬間、「はぁー!」負けじと画面一杯に降り注ぐ隕石!
瞬く間に砲門損傷!左舷弾幕薄いよ、何やってんの!…こんなド派手な演出もPS/SSならでは。
一撃で発射口が軒並み破壊されて煙を噴く様は、
アストロクラッシュの無敵時間も相まってまさにシューティングゲームのボムみたいでとても爽快。


デビルシリーズ新型機。半透明の緑色のゼリー状の体をしている。
分裂をはじめゼリー津波やゼリー針など、多彩な攻撃を仕掛けてくる。
合体中は目玉コアが内部に埋没していて、ゼリーを攻撃で剥がしてコアを剥き出しにしないとダメージが通らない。

弱点はサンダークロー。
ゼリー剥がしはフラッシュボムかフレイムソードに切り替えると早い。
レーザーショットかアローショットでも一撃で剥がせる。


  • ワイリーステージ4:ワイリーマシーン8号&ワイリーカプセルグレート
 ・ワイリーマシーン8号
毎度お馴染みワイリーマシン。基本に立ち返った飛行船型。組み込まれている悪のエネルギーによって強力かつ武装も豊富。
巨大キャノン砲を装備した第1形態はイベントで破壊されるので、戦闘自体は第2形態からのスタートとなる。
ドクロの口の中にはチャージが必要だが強力なレーザー砲、側面には小型弾を放つリング状のビーム兵器を搭載している。
また、ビーム兵器は回転して分離させ、バウンドさせたり地面に転がして直接ぶつけるといった攻撃にも使われる。

レーザーは発射までに口を攻撃して閉じさせれば中断可能。小型弾は見づらいが、高さをよく見て足元に飛んでくる物をジャンプで避ける。
上から降ってくる炸裂弾は、落下点から離れ、炸裂したらジャンプで避ける。
ビーム兵器は分離したらすぐジャンプすれば足元を抜けていくし、バウンドなら改めてスライディング回避。

弱点はウォーターバルーンかフレイムソード、もしくはフラッシュボム。アストロクラッシュでもダメージが通る。
フレイムソードで密着して滅多切りにし、苦手な攻撃が来たらアストロクラッシュの無敵で切り抜けると早く終わる。
このとき小弾はアストロクラッシュを使っても全弾回避は困難で、連発しても1発食らってしまうことが多い。アストロクラッシュは車輪攻撃の時に使ったほうがいいだろう。


ワイリーマシンを撃破すると、脱出装置兼ラスボスであるワイリーカプセルとの連戦になる。


 ・ワイリーカプセルグレート
前作のワイリーカプセルと同じ位厄介であろうワイリーカプセル。
とにかく攻撃範囲が広く速度も速いため、回避が非常に困難。これまでのカプセルと比べてパターンも豊富ときている。

1.大量の回転弾を飛ばす。辛ければタイム連打で見切るのもアリ。
2.回転弾を4発飛ばす。弾速が速いので近いと避けきれない事も。
3.サーチ弾4発。これは前作のカプセルと同じ回避方法で。
4.ワイリーマシンと同じ炸裂弾を2連射。縦軸ずらして2発まとめてジャンプ。

攻撃時の高度である程度どの攻撃が来るかを読める。
高位置ならサーチ弾か回転弾4発、低位置なら大量回転弾か炸裂弾2発。
ちょうど真ん中あたりだと判別しづらい。

初見では「こいつをE缶なしで倒せとか正気かよ」と思うだろうが、
いざとなったらラッシュチャージャーを呼べば回復は充分間に合う。
少なくともE缶なしで勝てるようには調整されているので、慣れてくるとラッシュも呼ばずに倒せるようになる。

弱点はワイリーマシンと同じくウォーターバルーンかフレイムソード、もしくはフラッシュボム。
フレイムソードだと軌道が縦に長いので、上下にずれていても当てやすい。
いざとなったらアストロクラッシュの無敵回避も活用しよう。



ワイリーを倒すと例によって例の如く土下座。
だがその時、ワイリーカプセルから飛び出した悪のエネルギーがロックマンに流れ込んでしまう。
そして一度は悪のエネルギーに蝕まれてしまうが、善のエネルギーを送り込んだデューオの助けにより、悪のエネルギーを退ける事に成功する。
その最中、これまで人々を守り戦ってきたロックマンの記憶が、善のエネルギーの波動を通じてデューオにも伝わっていた。

君は今まで、これほどまでに正義のために戦ってきたのか….。 君がいれば、この星も安心だろう

ロックマンが眼を覚ました時、既にデューオは地球を発っていた。
ブルースから言伝を聞いたロックマンは星空を仰ぎ見るのだった。

ありがとう、だとよ



【余談】

ボスキャラ公募

今作のボスキャラコンテストは特殊な形式だった。
まずテングマンとアストロマンの2体はあらかじめカプコン側がデザインしたもので、一般募集は残り6体。
そしてボスキャラ応募にあたり、普通のデザイン部門と『素体に肉付けする』部門があった。
肉付け部門では、"分離胴体&片腕剣ロボ"(後のソードマン)、"腕長ロボ"(後のクラウンマン)、
"双頭&片腕キャノンロボ"(後のサーチマン)の3体が素体として紹介されていた。
有賀ヒトシ氏の漫画『ロックマンメガミックス』では、有賀氏が応募して不採用だった3体分のデザイン画が見られる。
その内の片腕剣ロボは佳作入賞し、ゲームのエンディングでも流れる。
ボスキャラ公募は今作が最後となった。


漫画版

1997年にコミックボンボンでコミカライズされた。著者は出月こーじ。
ストーリー終盤でロックマン&フォルテに繋がるように描かれており、そのロクフォルの漫画も同じ出月氏が描いている。
単行本は2巻まで刊行されていたが、その後3巻は発売されなかった。*1
ロックマンX(漫画版)と違って完結したのに…。ボンボンのロックマンガって不遇だね。
エンターブレインから全話収録した復刻版が刊行されているので、そちらをお買い求め下さい。



【主題歌】

作詞・作曲:尾澤拓実 編曲:高橋圭一、尾澤拓実 歌:GANASIA

  • オープニングテーマ曲「ELECTRICAL COMMUNICATION」
帰る場所探してる ピカイアの遺伝子は

  • エンディングテーマ曲「BRANDNEW WAY」
昔 夢に見てた テレビの中 ヒーローみーたくー

シングルは入手困難だが、アルバム『ロックマン テーマソング集』に収録されている。
この2曲は「スーパーアドベンチャーロックマン」でもそれぞれOP・ED曲として使われている。
そして2曲ともカラオケのDAMで配信中。



YOU BEAT ANIWOTA MAN
YOU GET TSUIKI-SYUSEI

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(*1)初期案ではデューオはDr.コサックの製作したロボットだった。そのため、ロシア帽風の頭部や胸のボタン状パーツなど、デザインにはロシアらしさが取り入れられている。その設定を拾い、有賀ヒトシ氏の『ロックマンギガミックス』ではコサックがガンマのコピーとして製作したロボットに、宇宙から来た白いロボットの左腕を移植したという設定とされている。

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最終更新:2024年04月05日 12:48

*1 ロクフォルの漫画は全2巻刊行でちゃんと完結している