シャーガ(風来のシレン)

登録日:2014/08/31(日) 03:53:44
更新日:2024/02/26 Mon 10:04:29
所要時間:約 6 分で読めます






シャーガねえなあ、もう!


シャーガとは、風来のシレンシリーズに登場する敵モンスターの1種である。


【概要】

不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』で初登場。
見た目は赤いトカゲになぜか4本腕が生えた姿(名前的にナーガがモチーフなのだろう)をしており、それぞれの手に刀を持った4刀流で切り刻むスタイルが特徴。
冒頭の微妙なダジャレ「シャーガねえなあ、もう!」は彼を代表するフレーズとして知られている(?)。
誰も笑っていないことはシャーガも気付いているのでそっとしてあげよう

『2』で初めて姿を現すのはシュテン山道(初級)の終盤。
この頃になると馬武者、タイガーウッホ等の攻撃力が高い&厄介な能力持ちのモンスターが出没するようになるが、シャーガだけは攻撃力が高いことを除くと目立った特徴がない。
装備と回復手段がしっかりしていれば他モンスターと比較して御しやすい部類。

では、この系統はゴーレムやボーンドラゴン同様に無能力モンスターの一族なのか?と問われたら答えはノー

【特殊能力】

こいつは上位種のナシャーガ、ラシャーガにレベルアップすると、1ターンの攻撃回数が1回ずつ増えていくのである。
もちろん、攻撃・防御・HPともにシャーガの頃から大幅にパワーアップ!
ラシャーガに至ってはご自慢の盾をもってしても無視できない被害が出て、腕輪の耐久値もピシピシ削られる。

弱点はドラゴン系に属するゆえ、ドラゴンキラー系の武器が有効であること。
更に、水がめの水をぶっかけると武器がサビて攻撃力が大きく低下するため、所持しているなら使わない手は無い。
攻撃力を大幅に下げることができれば、異種合成システムと相まって終盤の回復役にすることもできてしまう。

シレン2では移動も複数回できるシップウ一族の影に隠れがち。
特にダイレップウは3倍速行動かつ壁抜け、さらにラシャーガと全く同じ攻撃力を持つためシャーガ系が涙目だという声も。
しかしシャーガ系も十分に強く、見た目や攻撃音のかっこよさから印象に残っている人も多い。
「モンスターの壺」を使って仲間にした際も優秀な戦力となり、シップウ一族と違ってはぐれにくいのが利点とも言える。

ちなみにナシャーガは赤から緑色、ラシャーガは黄色にカラーチェンジしている。

「のりうつりの杖」で操るとなぜか攻撃回数が+2されており、シャーガの時点で脅威の3回攻撃が実現できる。
ラシャーガだったらメガタウロスも泣いて謝る5回攻撃に…

【主な出現ダンジョン】

初登場のシレン2で上位種が自然発生するダンジョンは「神社の隠し穴(裏面含む)」「井戸の中腹」「最果てへの道」「あかずの間」の4つ。
いずれもナシャーガは30F~・ラシャーガは70F~辺りとごく真っ当な配置なのだが、最果てへの道だけはある例外が潜む。
最果てへの道は6~10F、24~29F、90~95Fのそれぞれにランダムで「黄金階段」というものが存在し、貴重なアイテムが眠る「黄金の間」に挑むことが出来る。
…のだが、このうち2つ目(24F~)の黄金の間は、何といきなり最上位種のラシャーガが生息しているのだ

前述した出現階層からもお分かりのように、どう考えても出現する時期があまりに早すぎる。
黄金の間には「数階奥の階層にいるモンスターが先取りで出現する」法則が存在しており、これに則ると本来は2つ目からちょっと先に生息するナシャーガが出るはず。
つまり、開発側の設定ミスの可能性が極めて高いと言われている。黄金に紛れる保護色や対処の容易さ(後述)などから偶然か意図的かは迷わされるところだが…。
そうとも知らずに乗り込んだプレイヤー達は予期せぬ最上位モンスターの降臨に焦り、対策を考えてなかった者や万策尽きた者は例外なくミンチにされ、ある種のトラウマを植えつけられたことは想像に難くない。

「死にたくなければ行かなくてもいいのでは?」という声も確かにあるだろう。
しかし、風来人達にはそうもいかない事情がある。
こちらの黄金の間では炎ダメージを軽減する「ドラゴンシールド」が落ちており、30Fから出現するアークドラゴンが放つ炎ブレスを和らげるには必須なのである。
ただのブレスと思う無かれ、こいつのそれは下位種と違ってフロア全体が射程距離。
この凶悪モンスターが60Fまで延々出現するため、炎を軽減できるか否かでフロアの滞在難度=終盤に向けての稼ぎ難度が全然違ってくる。勿論進み具合によっては命にもかかわってくる。
火炎草・ドラゴン草の印合成で代用できない、ねだやしの巻物(&それを書ける白紙の巻物)が手に入らないような状況下では、分かっていても黄金の間を探さないわけにはいかないのが実情である。

「別にアークドラゴンなんざ出現率低いし、突入前に稼げてるからなんとか…」という人でも、印数と攻撃力を両立したベース武器最有力候補「ドラゴンキラー」やそれの特殊合成武器「龍神剣」、
終盤のガゼル教皇・ハイパーゲイズ・パ王パオーン対策として全く腐らない「やまびこの盾」(ゴール地点の宝箱から確率で)などを得たいがために突入することは多い。

一応、黄金の間には1000台の高額ギタンがよく落ちているので、これをほぞんの壺に入れて、直線状に並んだら投げつけてしまえばいい。
ギタン投げは金額の10分の1の固定ダメージを与えるため、ラシャーガと言えども一発で即死する。(ラシャーガのHPは100)
ラシャーガに限らず深層では覚えておきたいテクニック。
え?外したらどうすればいいのかって?後は自分で何とかして下さい。
近接攻撃しかできないので、からぶりの杖や鈍足の杖やふきとばしの杖+矢などで戦うか、ドラゴン系で武器持ちという点を突いて、ドラゴンキラー(の印)や水がめに頼る手も使える。
また3~4Fにしか出ないので、戦力が心もとない時はこの二階層に限りさっさと入口を目指して遭遇を回避するという対処法だってある。
その場合ダッシュは封印して遠距離にいるうちに対応できる準備をしておこう。不注意での正面衝突死は泣くに泣けない。


【他のシリーズでの活躍】

  • 初代シレン
未登場。
しかし、「ナイフゲータ」系というシャーガと同じ連続攻撃をしてくるモンスターが既に登場している。
ドラゴン系ではないため弱点が突けず、シャーガに負けず劣らず厄介。
ナイフゲータはマムルと同じ階に出てくる雑魚だが、「サーベルゲータ」は2連続攻撃になり、しかも比較的厄介な出現テーブルに紛れてくる。
最上位種の「ブレイドゲータ」はカンストした攻撃力で3連続攻撃をしてくる強敵。一寸先は闇ブレゲとはよくいったものである。
DS版ではレベル4で4連続攻撃をするソードゲータが追加された。流石に攻撃力は全体的に調整されている。

他にも「ハブーン」系という攻撃力の高い爬虫類のモンスターが登場していたが、ナイフゲータ系と同様に2以降は登場していない。
トカゲ系かつ連続攻撃のシャーガに統合された感じだろうか…

大元のグラフィックが64の流用だからか、シャーガが登場を果たす。
攻撃時のSEが変わっているが、こちらより64の時の方が好きというプレイヤーも少なくない。
デビルカンガルーによって3倍速にされたラシャーガは、脅威の9回連続攻撃をしてくる。ただしメガタウロスなどと比べれば攻撃力は低い。
なので盾が十分に強化されていたり、先手を切って水がめの水をかけておけば安心できる。だが、腕輪への負担が大きいのは困ったものである。
エレキ箱として装着した場合、レベルが上がるごとに3→4→5回連続攻撃ができる優れもの。

2と外伝から音沙汰のない状態が続いていたが、とうとうウン年ぶりの復活を果たす。
初登場と比べてがっしりとした体つきに変わった。

高い攻撃力と連続攻撃は本作でも健在…というか、更にえげつなくパワーアップ。
2や外伝では連続攻撃してくるモンスターなためか上位種は攻撃力はやや低めに設定されていたが、今作では同じ階に出てくる1回攻撃の脳筋モンスターと攻撃力は大差ない。
しかも過去作と違い、ナシャーガ以上は1回の攻撃に決まった回数分のダメージをまとめる仕様に変更されたので、攻撃を許せばミスか大ダメージの2択*1
今まで以上に隣接してはいけない危険モンスターと化した。

特に本作ではラシャーガの更なる上位種「バシャーガ」(カラーリングは黒)も登場するのだが、コイツは怒涛の4回連続攻撃をしてくる。
もはや隣接以前に真っ向から戦うこと自体が無謀の極みとも言うべき超火力を手にしており、誇張抜きで本当に危険
従来より盾の性能が総じて弱め+HP自然回復速度がデフレ傾向になった事もあり、全体的な脅威度は確実に増している。

そして夜システムの導入により、もっと凶暴化した「エビルシャーガ」系統も登場。
ただでさえ高い攻撃力に加えて技以外のダメージが通らず、夜モンスター特有の「隣接した相手を無差別に攻撃する」思考ルーチンのせいでレベルアップ(上位種になるのではなく、そのままステータスが上がる)する可能性が非常に高く、エビルシャーガ2の時点で即死か瀕死の危険が常につきまとう。
松明の灯りで攻撃力を下げてもほぼ無意味に近い。
勝手に敵同士で潰しあってくれれば助かるが、技の尽きた時にエビルシャーガが接近したら…

そもそも夜モンスターの大半は殴り合い非推奨の危険性を誇るのだが、その中にあってコイツらは容易にカンスト999ダメージを叩き出せる可能性を秘めているので余計に怖い。
下位種の時点でこれなのだから、エビルバシャーガに至ってはもはやお察し下さい状態である。


引き続き続投したが、5から比べるとダメージ計算式の変更や、ドラゴン特防印がドラゴン系の通常攻撃のダメージも軽減してくれるようになったことなどもあり、大幅に弱体化されている。
なんとシャーガに至っては1Fから登場するモンスターに降格されている。初代のナイフゲータのオマージュなのかもしれない。
階層の割に戦闘力の高いナシャーガは強敵だが、戦力が整ってくる段階のラシャーガやバシャーガはそう苦戦しないだろう。
もっとも、バシャーガに関してはあるイレギュラーでトラウマを植え付けてくれるのだが。*2



追記・修正はバシャーガをタイマンで殴り倒した人にお願いします。

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最終更新:2024年02月26日 10:04

*1 ご丁寧にも攻撃回数が2回以上の時は、その分だけモーション上でも斬りつけてくる

*2 他のシャーガ系もダンジョンによってはデッ怪モンスターとして出現することがある。振れれば大抵のシレンのHPが消し飛ぶため、確認したら慎重に行動されたし。