御剣信

登録日:2014/08/26 (火曜日) 09:52:41
更新日:2023/07/21 Fri 11:10:24
所要時間:約 5 分で読めます




御剣信とは、『逆転裁判シリーズ』に登場する弁護士である。

CV:?(パチンコ版)/綿貫竜之介(アニメ版)
演:平岳大(実写映画版)


御剣怜侍の父親であり、同時に怜侍にとっては憧れの存在でもあった。
「生きる伝説」とも呼ばれる狩魔豪検事の経歴に泥を塗った数少ない人物でもある。

あの「DL6号事件」の被害者。怜侍の回想やら死体写真はこの時のものである。


ということで、作中では既に故人となっており、プレイヤーは彼に話をすることすらできない。
それに加えて(人物ファイルを除くと)彼の姿が確認できるのは怜侍の回想、そして死体となった時の写真だけである。
作中でのセリフも、酸欠になったからか荒々しい発言になっており残念ながら偉大な人物であるという認識にピンとこない。

さらにさらに、彼の「信」という名前に関しても特に理由はないと製作者から言われている。いくらなんでも…


とにかく、彼には残念なのだが「記憶に残りにくい」人物とされている。
おそらくこの認識が逆転することはないのかもしれない…



追記・修正お願いします。


























異議あり!



このような不遇な待遇を受けていた彼であるが、なんと『逆転検事2』にてプレイヤーキャラクターとして操作することが可能となった。
これは、御剣信の助手であった信楽盾之の回想で行われる。
それと同時に、信自身の掘り下げも行われた。

遡る事18年前。DL6号事件の起きるきっかけともいえる「IS7号事件」があった日。
珍しい程の大雪が降っていた日であった。


クールで真面目、誠実で礼儀正しい人物であり、既に超人のオーラが醸し出されている。
一方で怜侍ほどの堅苦しさは感じられず、むしろ「今日の髪型には自信がある・・!」等のお茶目な発言も。どこかかわいいと評判。
紳士のオシャレは髪型から始まります。

息子の怜侍のことは大事に思っており、友達ができるか心配したり、特大のお菓子を見て「息子に見せてやりたい」と発言したり、
事件現場に居合わせた狩魔豪検事を見て、「あのような人物に息子が弟子入りするのは嫌だな」等、常に息子に対しての愛情は欠かさない。
必要以上に甘やかすことはないが、弁護士として父として立派にいようとする心意気が感じられる。

紅茶にも詳しく、どの紅茶なのかが飲んでわかる程。チェスもたしなんでいる。


クールな性格ではあるが、悪事を許さない熱い心も持ち合わせており、無実と信じた依頼人には全力を尽くす。
「発想を逆転させる」「弁護士は、ピンチのときほどふてぶてしく笑う」をモットーとしている。
この考えは神乃木綾里千尋成歩堂と受け継がれたのだが、神乃木と彼とどちらが先に考えたのかは不明)。

そのため、「依頼人をすべて有罪にする」狩魔豪検事とは、法廷の前の事件現場の時点でバトルを繰り広げた。


今回は発見された死体がある人物の手によって隠されてしまい、狩魔検事はこの死体を発見することができなかった。
そのことを見事に見抜き、指摘をしたことで狩魔検事は一泡吹くことになる。

それと同時に本気にもなり偽物の解体記録を作り上げたため、裁判で死体消失は有耶無耶になった。
しかし信弁護士はこの事件の容疑者に対する取り調べの録音を根回ししており、狩魔検事が脅迫によって自白させたことを裁判で明かした。
これが信弁護士がつけた「泥」である。
だが、厳しい取り調べが続いたことでこの時点で被告人の精神は限界にきており、これ以上の裁判を望まれなかったことで被告人は有罪になってしまった。

その後は『逆転裁判1』にあるように、狩魔検事の逆恨みによって殺されてしまうのであった。ご冥福をお祈りします。



制作スタッフによると、この親子はなんだかんだで遺伝も多い(口癖の「うム」をはじめ、後ろの髪のはね方や、異議ありの時のポーズ、紅茶の趣味など)。

そしてプレイヤーキャラクターとして操作するので、彼にも新規にボイスが収録されるようになった。
低く渋く、ちょっと早口な「待った!」「異議あり!」「くらえ!」は一聞の価値あり。

またダメージモーションも収録されているのだが、上記の「ピンチの時ほどふてぶてしく笑う」を有言実行したモーションであり
カッコいいと評判。その為ワザと誤答させて信弁護士をビックリさせるプレイヤーが後を絶たない。

『逆転検事2』のテーマが「親子」であり、揃いも揃って外道ぞろいの父親が多くを占める中、まさに父親の鑑とも言える人物であった。




実写映画版では、事件の現場がエレベーター内から証拠保管室に変わっており、灰根に見つかったことで乱闘にもつれ込んでいる。この時の二人の身体能力の高さがすごい
証拠保管室に来ていたのは、狩魔検事が証拠の捏造を行っていたことを調べるためだったのだが、それが結果的に自分の息子から「無罪判決を勝ち取るために証拠を捏造しようとした」と誤解されてしまうことに…。

宝塚歌劇版のミュージカル作品『逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース』では他の登場人物と同じく海外版での名前「グレゴリー・エッジワース」として出演。
原作と同じく御剣怜侍ことマイルズ・エッジワースの尊敬する父親であり勝ち負けより真実を重んじる人物とされていたのだが、30年前へとタイムスリップしたマイルズの見た姿は何の因果か狩魔豪と同じように捏造した証拠品で無罪を勝ち取らんとする悪徳弁護士となった父の姿であり、その信じがたい事実を目の当たりにした息子と法廷にて対峙することとなる。

シリーズ15周年記念ノベライズ『逆転裁判 時間旅行者の逆転』では、2001年(DL6号事件発生前)に起きたタイムトラベル開発者殺人事件にて容疑者の弁護を担当。狩魔検事と壮絶な法廷バトルを繰り広げており、実質的に前半部の主人公といえる。前半ラストの一行は、彼の運命を知る読者にとっては胸を詰まらせずにはいられないだろう。


追記・修正は経歴に泥を塗ってからお願いします。

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最終更新:2023年07月21日 11:10