アーケロ(モンスターファーム)

登録日:2014/08/25 (月) 19:30:55
更新日:2022/05/01 Sun 10:37:23
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モンスターファームシリーズに登場するモンスター。
現状、モンスターファーム2にのみ登場する。
トラジマでオヤジくさいが、それは見た目だけだという…。

目次



【概要】

見た目的には丸くて大きな尻尾を持った、タヌキやキツネのような動物に近い。
しかし動いてみれば、そのどっしりとした雰囲気と独特のオーラからなんだか仙人のように見えてくる。
酒と煙草がとにかく好きで、アーケロ派生のモンスターはその大半が飲兵衛になるほどの影響力がある。


普段は正に仙人の如しな落ち着きを持った接し方をしているのだが、一度バトルとなると豹変。
何と両腕から長いカギ爪を伸ばして、豪快に切り刻む戦術を好む、超肉弾戦派の凶悪モンスターとなる。
そのギャップも含めて、アーケロの魅力といえる。
ただし、適性の関係でそれが真価を発揮できるケースは少ない。

他にもカギ爪だけでなく大好きな酒と煙草もバトル中に活かしている。
というか煙草の副流煙や、酒でまともに相手にダメージを与えられるとか、一服毒でも盛ってんのかと言いたい。

因みに仙人のような雰囲気ということで見た目も含めて老齢な感じがしてしまうが、内面は全然若い。
寧ろ年を取ってるように見せかけて敵を油断させたり、若い女の子に近づいたりと、俗な考えや強かさも持っていたりする。
例えばアーケロ派生であればニャンコロモチ(モッチー×アーケロ)あたりに、それは色濃く受け継がれているのだという。


なお、海外版では口に含む液体は「Oil」ということになってはいるのだが、
Oilという単語もアメリカ英語でお酒を意味するスラングとして使われたりするので、*1
実質的に徳利の中身が差し替えられたわけではない。

まあニューボトルがフォワードに差し替えられた通り、向こうさんは事情が厳しくダイレクトな言葉は使えないというのもあれど、
それ以上にLiquorとかAlchoalとかだと技名とかの字数制限に引っかかるというのもありそうである。


適性としては回避とかしこさが最高で命中と丈夫さ適性が平均的、その他の適性は低めという、わかりやすいくらいに避けるかしこさ系のモンスター。
かしこさ技だけでも戦えないことは無いがちから技にも優秀な物があるので、ちからが伸びやすい派生種を選んだり、あえてピーク期に鍛えまくってもいい。
だが、技の威力設定や回避型モンスターの割に、ガッツ回復や移動速度は遅め。攻め疲れないよう、技の振り方は計画的に慎重に進めていきたいところ。
育成面は優秀で、長生きしてそうな仙人らしい悟った風貌からか寿命がかなり長く、純血種は晩成でピーク期間が遅い代わりに長いのも嬉しい。
でも仙人らしくワガママなのか初期ヨイワル度はかなり低い。ある程度、セーブ&ロードの手間は覚悟しておこう。

地味に種族単位でビタミンもどきが嫌いなので、ハードに育成するときは好き嫌いの吟味をする覚悟を決めておくこと。
移植版ではふたごの水差しの所持数で何とか誤魔化せるが、レア種を育成するときは健闘した方がいいかもしれない。

余談だが、アーケロ種は死亡の際に愛用の酒と煙草だけを残して跡形も無く消滅してしまう、というか超スピードで飛び去り、亡骸を見せないという特性がある。
このことから酒と煙草の方が本体なんじゃないかとか言われてしまっている。
おそらくは「猫は死ぬときに姿を消す」という迷信にかけたネタなのかもしれないが…モンスターファーム2マニアではそう推測されてしまった。



【主な技一覧】

成長適性に反して、ちから技の数が多くかしこさ技の数は少ない。しかしどちらにも必要なだけの技があり、柱になるものもある。
適性通りに育てても変態型に育ててもフルモンに育ててもよし、初心者にも向く安心設計。似たような名前の技の選択ミスには注意。
地味にすべての技にクリティカル率補正があったり、上位技の燃費が重量級の中では省エネなのも特色。

  • 刈爪系(バランス技)
伸ばした爪を横に振って相手を刈る基本技。
使い込めば両手で繰り出す「2連刈爪」へと発展する。
消費ガッツ10の小技にしてはなかなかの性能であり、2連刈爪も距離1での攻防では役に立ってくれる。
惜しむらくは普通にアーケロを育てるとちから適性が悪いので、性能を活かしづらい事。

  • 刺爪(バランス技)
伸ばした爪を前に突き出し相手を刺す基本技。使い込んでも発展はない。
2連刈爪までのツナギみたいな印象だが、実戦では使用距離の違う小技として両立はできる。

  • 影爪(命中重視技)
遠距離から一瞬で間合いを詰め、両腕の爪でなぎ払う。アーケロ派生のモンスターが覚えるケースも多い。
ちから技なので適性通りに育ててるプレイヤーからは忘れられがちだが、消費の割には性能は良い。
技の後は飛び退いていくので近接技とのコンボはできないが、これで遠距離からのハメ技として機能する。

  • 飛爪系(命中重視技)
カギ爪を横に薙ぐことで竜巻を発生させて離れた相手を裂く。使い込めば「超飛爪」へと発展する。
飛爪の時点で消費ガッツが25もあるが、実態は「消費に見合った威力・命中補正・モーション共に高性能な技」といっても差し支えない代物。
かしこさ技主体のアーケロを育てるなら真っ先に覚えておきたい。
「超飛爪」は2連刈爪の要領で、連続して竜巻を発生させ相手を傷つける。命中の高さはそのままに性能が全体的に底上げされている。

  • 刺刈爪(大ダメージ技)
2連刈爪を当て、立て続けに刺爪で追撃する。大ダメージ技だが修得には「2連刈爪」の使い込みが要求される。
バランス技なだけに、小技ながらも纏まった性能をしていた刈爪系に比べて、性能は大きく変化している。
具体的には消費の割に威力は大分高いが、その他の面は優れているとは言い難い代物。

  • 仙酒火系(大ダメージ技・ワル技)
愛用の酒を口に含み、更にキセル煙草ので着火して火炎放射し相手を火傷させる。酒を着火して火炎放射にするというまさかの火吹き芸攻撃…ロマンシング。
仙酒火を使い込んでなおかつほどほどにワルモンになっていれば、より炎の勢いが続く「仙酒炎」を覚えられる。
技ジャンル通り威力重視で命中軽視というわかりやすい性能だが、その分もあってか消費ガッツは抑えられている。
高パラメータ+飛爪でも充分強いが大ダメージが好きな方は、回避が低い、もしくは攻撃間隔が長い相手にでも狙ってみよう。

  • 跳爪系超跳爪(大ダメージ技→超必殺技)
高く跳躍し、両腕のカギ爪を勢いよく振り下ろして強襲。
「跳爪→大跳爪→超跳爪」と、〆で超必殺技へと発展し、上位のものになると腕をバネにして勢いを高めているらしい。
跳爪の時点で大ダメージ技としては威力がそこそこだが、消費ガッツが少ない上に修得条件もかなり緩い。ちから型なら早めに覚えよう。
ただし、発展するごとに命中補正がどんどん下がっていき気軽には使いづらくなる。系統通しで愛用するなら、他のジャンルの技も並行して揃えたい。

  • 竜巻爪(クリティカル技)
全身をドリルのように回転させながら敵に突撃し、突き出した腕のカギ爪で抉る。
要はサイコクラッシャーとかじぶんぎょらいとか、きりもみ回転の類のヤツ。
威力、命中率はそこそこながらクリティカル率が非常に高く、ちから技主体のアーケロを育成する際には跳爪と並ぶ主力技候補。
旋風爪系と違い使い込みの必要なしでそこそこの数値をたたき出し、なおかつ命中補正では勝ってるのは美味しい。

  • 旋風爪系超旋風爪(クリティカル技→超必殺技・ヨイ技)
前転宙返りの勢いで両腕のカギ爪を振り回し、何度も相手に裂傷を与える。「旋風爪→大旋風爪→超旋風爪」と上位になるにつれ回転数が高まっていく。
もともと全ての攻撃技にクリティカル発生率が設定されているアーケロのクリティカル技だけあり、当然ながら補正は高い。
命中補正は低いほうなので、大跳爪以降の跳爪系の命中率が不安でならないときの選択肢となる。こちらは上位技を目指した方が多分よい。
大旋風爪に比べて超旋風爪はガッツダウンが重点的に強化されているのだが、反面消費ガッツもあまり上がっていない。

  • 仙煙草(ガッツダウン技・ワル技)
愛用のキセル煙草で一服し、煙を相手に浴びせる。当然相手はいやがり、ガッツが減る。
威力は最低レベルで命中率が高く、肝心のGダウン性能はそこそこといった感じの性能。連発はきく。
僅かとはいえ、ただの煙でダメージを受ける方が不思議なのだが、まあ世の中には上には上がいるので…。

  • 仙酔酒(ガッツダウン技・ワル技)
愛用の酒を口に含んだ後、相手に向かって思いっきり吹き出す。修得には激ワル手前くらいのヨイワル度が必要。
威力もそこそこながら、消費ガッツに対して相手へのGダウン性能が恐ろしく高い意外と優秀な技。
威力も意外とあるというのがポイントで、通常育成ならこれで対戦相手をのばしてまわるプレイも可能である。
そら、見た目歳食ったモンスターの口に含まれた酒なんて浴びたらやる気も削がれる。

  • 雷撃(ガッツダウン技)
角からの放電で相手を痺れさせる、ライガー派生のツンドラの固有技。
そこそこの命中率とガッツダウンを誇る一方で、消費ガッツが11とバランス技並みの省エネさを誇るのが特徴。
いくらライガー派生でも封殺できる相手は限られるが、距離を取った後のガッツロックには使えるかもしれない。

  • なめる(ガッツダウン技)
問答無用で相手をべろりと舐める、スエゾー派生のユズボウズの固有技。
さすがスエゾー譲り、といった代物だが命中率で仙煙草に負けているので、どちらかといえば趣味で使いこなす類の技。
ちなみに関連するモンスターの印象に反して、こっちのほうがぺろりんよりも上品である。

  • ぺろりん(ガッツダウン技)
目前の相手をべろべろと舐める、モッチー派生のサクラジイヤの固有技。
「なめる」と比べて消費ガッツが減ったかわりに、ダメージとガッツダウンはちょっと抑え目になった。
しかし、命中した際に画面が変な色に暗く光ったり、よだれのエフェクトがかかるなど下品さは強化された。

  • 仙酒飲(超必殺技・ヨイ技)
酒を飲んでライフを回復するというそのまんまな技。
仙人の酒なだけあってどこぞの妖精の回復魔術ただのうたたね行為より効果があるのか、回復率はかなり高い。
しかし、致命的な状態変化である泥酔の副作用があるため、時間切れ間際のときだけに使うなどするよう、ご利用は計画的に。
にしてもヨイワル度の条件の関係で、純血のアーケロが覚えられないというのは如何ともしがたい。

…などと思ったら、本来覚えられないはずなのに最初から覚えている純血のアーケロが生まれるCDもある。しかし初期値が上から18、19、20、18、19、20と致命的なまでに低く、実戦投入の難易度は高い


【主な派生種】

小さな身体に個性がよく反映されるが、内面はアーケロに引っ張られてあまり変わらないのだという。
スピード系やかしこさ系のSUBが多く、パワー系はあまり見かけないという、ホッパーに似た傾向がある。

アーケロ派生はトラジマが目立ち寿命が長くなるほか、成長タイプが晩成になり、めいそうが得意になるので重トレを積むのに色々有利になる。
ワル方面になることを差し引いても育成面のプラス面は大きめだが、ガッツ回復は鈍化するので、対戦用個体に選ぶときは留意した方がいい。

  • アカジジ
ドラゴン派生。
王者たるドラゴンの血によって内面の激しさが更に増しており、バトルでの変貌は純血以上に凄まじい。
ドラゴン派生らしく恐ろし気見た目だが、本質的には他のアーケロみたいに酔っ払い。
純血の最低クラスだったちから適性が平均まで引き上がっているので、ちから主体のアーケロならまずコイツがオススメ。
寿命もアーケロ自体が元々長寿なおかげで平均よりは長生きするのであまり気にならない。

  • ツンドラ
ライガー派生。
ライガーのスピードを取り入れ、敵を惑わすほどの素早い動きを見せる。ややジジくさいが、ブリーダーには忠実。
純血のかしこさ、命中の最高適性をそのままに更に命中の適性も高めているのでかなり育てやすい。
ライガー派生ということで初期ヨイワル度も高くまじめである。
長所の分かりやすいヨイモンということで、RTA絡みや初心者ブリーダーが名人になる際にお世話になったことも多いだろう。
Fランクのヒーローズ杯に出場する「ツムジ」がこの種族。

移植版では何故だか釘宮理恵女史の『ツンデレカルタ』から半指定個体(特殊個体ではない)が誕生する。その理由は恐らく…いや、ほぼ間違いなくツンデレ
くぎゅうううううううう

  • ゴーディッシュ
ガリ派生。
仙人風のアーケロに、神たるガリの血が混じったことにより、言いようのないオーラが漂う見た目の持ち主。
一見後述のユズボウズやサクラジイヤのようなハゲフォルムに見えるが、よく見ると銀髪もしくは白髪混じりのオールバックのようなヘアスタイルをしている。
世の中全てを達観しているかのような視線で見ているが、意外と子供っぽい一面もあるのは、他のアーケロと変わらない。
純血から回避適性が下がり、ちから適性が少しマシになっている。
育てやすさは変わらずで、ガリ派生ということで初期ヨイワル度もかなり高くなっている。
寿命の方も370週と、並のモンスターが羨むくらいには保証されているのがうれしい。

移植版では、「加藤一二三九段監修 ひふみんの将棋道場」から、全パラメータが123で統一されたなかなかの個体が再生できる。
寿命が延びた上にいきなり竜巻爪と飛爪という、高性能技を二つも初期修得しているので、初心者やRTA走者からの注目を集めている。

  • ユズボウズ
スエゾー派生。
サブ要素が頭部に大きく表れ、一つ目でつるっパゲと、名が体を表している。
相手を惑わせる戦いを好むというスエゾー派生らしい性格のバトルマニア。
かしこさ適性のダウンと引き換えにちからと丈夫さの適性が多少マシになっている。
…スエゾー派生でかしこさダウン? と、首をかしげた方もいるだろうが、
彼はアーケロ種に3種も存在する、適性バグの被害者。
コイツには下記のサクラジイヤの適性が割り振られている。

移植版では「ライフD/ちからD/かしこさA/命中C/回避A/丈夫さD」と本来の適性を取り戻したが、なんと回避がオマケされている。
まあ、早熟でピーク期間が短いし、ツンドラに比べたら命中Cのワルモンなので、ちとうれしい程度だろうか。

  • サクラジイヤ
モッチー派生。
サクラ色の体毛に葉色のしっぽとモッチーの特徴が色濃く表れており、これを自分でも気に入っているらしい。
回避適性は下がったものの依然高水準で、命中適性が高まっているので総合的に見ればかなり強い方である。
ヨイワル度もプラスに転じていて育てやすくなっているが、桃色のおじいちゃんという見た目は人を選ぶだろうか…
また、彼もアーケロ種に3種も存在する、適性バグの勝ち組。
コイツの能力適性はジョーカー派生のクーロンのものであり、
そのクーロンと上述のスエゾー派生のユズボウズにサクラジイヤの本来の能力適性が上書きされているというバグが存在する。

移植版では「ライフD/ちからD/かしこさB/命中C/回避A/丈夫さC」と本来の適性を取り戻し、利点はモッチーらしく、回避と丈夫さに。

  • クーロン
ジョーカー派生。
黒い体に白い仮面のような顔と、これまたらしい外見になっている。
世界そのものの否定により自分の不幸な出生を肯定しているという、ダークヒーロー的な側面を持つ。
…そして彼もアーケロ種に3種も存在する、適性バグの被害者。
バグでサクラジイヤの適性が上書きされているので、つまりユズボウズと全く同じ適性。
加えて寿命もヨイワル度もジョーカー派生らしく大幅ダウン。成長タイプが持続のままなのが救いである。

移植版では「ライフD/ちからD/かしこさA/命中B/回避B/丈夫さD」と本来の適性を取り戻し、ジョーカー派生らしく攻撃的になった。

徳利がドクロの模様なので、闇夜叉と名付けた人は正直に手をあげるように。

  • アックス
レア種。
その外観はどう見てもプロレスラーである。つまり名前の由来はアックスボンバー、なのだ。
引き締まった肉体からなるパフォーマンスで人気を博すモンスターで、毎日ひじを鍛えているらしい。残念ながら固有技では使わないので、設定だけ。
ご丁寧に全員が「闘魂」持ちなあたり、よくわかっている。

アキレス「ジュニアプロ」のCMソングである、m.c.A.T.の「BOMB A HEAD!」からは、竜巻爪つきでヨイワルと適性がゴーディッシュの個体が、
「新日本プロレスリング闘魂列伝3(限定版)」等からは、跳爪つきでヨイワルや適性がサクラジイヤ(実質クーロン)な個体が再生できる。

移植版ではカプコンの「ストリートファイターEX plus α」や、オムニバス「愚零闘武多 協奏曲」、
まさしくプロレスしている「Revolution(WAR天龍プロレステーマ集)」等から再生が可能。意外と「寿命の延びたレア個体」の発見例が少ない。

海外版DXでの英名は「Axer」。

  • Ninja Kato(ニンジャカトー)
海外版のレア種。Katoはアーケロの英名なので「ニンジャアーケロ」といったところか。
上記のアックスがあまりにもハルク・ホーガンすぎたので、カギ爪を使い跳び回れる「忍者」をモチーフにした別モンスターに差し替えられている。
なお、DX版で日本版に追加された際は「ニンジャカトー」と、アーケロの英名「Kato」が直訳され、戦国時代の忍者「鳶加藤」も名前のモチーフの一つに見えるように。
ところで文字数は問題なかったのだが、語呂の問題だろうか。

なお、海外版wikiによると、忍者の意匠からザン派生ではないかと指摘されているが、
もし実際そうだとしたら、ザンはちからタイプのスピード型であり、たしかに命中も回避も最高ではあるモノの、
最低のかしこさと引き換えにちからは高いと言ってもB止まりな上、アドバンス以降はナーガジョーカー並に短命なので、
一応移動速度は上がるものの、適正面では…

ライフD/ちからD/かしこさC/命中B/回避A/丈夫さD 普通370週 と

哀愁之軍神ばりにマゾヒスト向けとしか言いようがない育成難度ということになる。

  • ミカヅキ
レアノラモン。パパス雪山でこちらのモンスターの前に現れる。
純血種のようだがツンドラのように角が生えた風貌をしており、もともとはとてもやさしいモンスターだったという。
しかし、パパス雪山に冒険に出かけたときに禁断の酒を誘惑に勝てず飲み干してしまい、邪悪な心が宿って凶悪なノラモンになってしまった。
…こう書くと、アニメ版に出てきてもおかしくはなかったバックボーンのモンスターである。

本来のミカヅキのことはわからないが、移植版では遭遇後にカードを得ることで再生可能。

そのまんまな「鉄甲機ミカヅキ オリジナルサウンドトラック」や、河島英五の「酒と泪と男と女」、ドマイナーすぎて関連性がわからないが光栄の「アモック」からは
「なめる、ぺろりん、電撃」の三点セットが目印の賢さ型の個体が再生可能。純血種の回避とかしこさはそのまま、ちからとライフの適性を一段階ずつ上げたという、短所をカバーするタイプ。
それでも、ちからと丈夫さの適性はDどまりなので、ピーク前にこの二点以外の能力はきっちり上げておきたいところ。
製法により一時期は本当に禁断の酒とされた、ドミニク・ミラーの「アブサン」や、「THE SKETCHES OF MOONDAYS~WE KEPT OUR PROMISE TO YOU~」から再生できる個体は、
「超跳爪」が目印のちから型個体だが、ちからと回避の適性がBで、残りの適性は全部Cという「これは本当にアーケロなのか?」と疑いたくなるバリバリの武闘派であり、通常種にはない個性を持つ。
通常育成しながら、アーケロのちから技の魅力を確認することができるのが最大のセールスポイント。また、不得意な能力がないのでフルモン育成に関しても有利である。

数少ない泣き所は寿命が360週しかないことで、これはアカジジやゴーディッシュの370週よりも少ない。他のアーケロよりは急ぎ足で育成するようにしたい。


【敵アーケロ】

敵としての登場数はノラモンも含めれば多いが、大会にエントリーしているのは下記の2体のみ。
ライガー系統の敵同様回避に優れ、あちらが命中重視で手堅く当ててくるのに対し、こちらはかしこさを高めて一撃必殺を狙ってくる。
ちからが例外なく弱いので、豊富な肉弾攻撃を生かせておらず、移動速度も遅いので安全地帯の確保は難しくないのだが。
Aランクレアノラモンのミカヅキはそれこそ四大大会出場者にも肉薄する能力を持ち、しかもオートバトル固定なのが厄介。

※二つ名はモンスターファーム2マニアのライバル選手紹介コーナーから。

  • ヒョーウエ
開幕の影爪が印象に残るグレードCの純血種。飲酒仙人。
名前の由来は恐らく「兵衛(ひょうえ)」。「飲兵衛(のんべえ)」ともかけているのかもしれない。
能力値はIMaのグレードCによく居る「伸びる能力だけ伸ばしました」といった形で、かしこさと回避以外は誕生直後のアーケロに毛が生えた程度。
仙酒火、仙煙草は厄介だが、移動速度は遅いのでちから技の間合いをキープして無駄撃ちを誘発させたい。
オフリィ同様、一撃を決めれば判定でも勝ちやすい。

  • ツムジ
スルーされやすいグレードF・ヒーローズ杯に出場するツンドラ。蒼い旋風。
能力は長所を見ればグレードAレベル、分かりやすいかしこさ&回避型で「飛爪」が猛威を振るうが、ちからは弱い。
にもかかわらず無駄に豊富な力技を使わせて、命中重視技で反撃してやれば苦戦はしないだろう。
なるべく飛爪と仙酒火の間合いは避け、張り付いてしまえば勝機が見えてくる。


追記・修正はカギ爪と酒とたばこの三点セットを準備してお願いします。

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最終更新:2022年05月01日 10:37

*1 禁酒法時代、工業用アルコールをベースに杜松オイルで希釈してジンもどきを作るのが流行った経緯から。もちろん北斗の拳の「メチルアルコールは飲めねえのか」のワンシーンにある通り、よいこはもとよりいい大人も絶対マネしないように。