江田島平八

登録日:2014/08/24 (日) 20:55:45
更新日:2024/03/21 Thu 10:20:27
所要時間:約 5 分で読めるのである!!








わしが男塾塾長 江田島平八である!!






以上。











































※以下補足




江田島平八とは魁!!男塾を始めとする男塾シリーズの登場人物。

1928年生まれ*1なお、この子と同年
「天下無双 江田島平八伝」では主人公を務める。

配役

CV:郷里大輔(テレビアニメ)/石塚運昇(PS3ゲーム)/FROGMAN(Webアニメ)
演:麿赤兒


【概要】

男塾の塾長を務める男性。
羽織袴と禿げ頭が特徴で、壮年ながら筋骨隆々とした肉体を持つ。

登場する度に「わしが男塾塾長 江田島平八である!!」という決め台詞を叫び、あらゆる事をこの一言で解決する。
この台詞に江田島の全てが集約されていると言っても過言ではなく、江田島がゲームに登場した時などはこれがそのまま必殺技になっている場合もある。
相手がアメリカ人の場合は英語「Iam the principal of the OTOKO_JUKU,EDAJIMA HEIHACHI!!」と名乗る。

過去の経歴から非常に顔が広く、時の総理大臣である中曾根康弘とは大学の同期で旧知の仲でもある。
『曉!!男塾』で、一時死亡の報が流れた際にはマスコミから「この国最後の大物」「戦後の陰の日本史」と紹介され、あらゆる分野から多くの弔問客が訪れた。

【来歴】

かつては帝大(現・東大)を最優秀成績で卒業*2し、当時まだ小さな寺子屋塾であった男塾に教官として就任。
そして海軍将校として太平洋戦争に従軍。*3しかしサマン島で藤堂兵衛の裏切りにあい、仲間達は全滅し江田島も体に機銃掃射を受けながらもサマン島を脱出した。
胸にはその時の銃痕が生々しく残されており、当時のトラウマを思い出す度に浮かび上がる。そのうち治るが
その後は藤堂のために命を散らした仲間と、当時学徒出陣で従軍していた男塾の教え子達の仇を討つため、
天挑五輪大武會で優勝が期待できる闘士が十六名集まることを長い間待ち続けていた。
そして、たちの代でついに藤堂を討ち仲間達の無念を晴らした。

田沢が「大戦中に海軍で少将まで務めた」という噂を聞いており、またその時点では一号生たちは入塾直後だったので
「(自分の自己紹介しかできない)塾長がそんな階級にいたなら戦争に負けて当然だ」などと軽口を叩かれていた。
実際は帝大を首席で卒業する学力とあれだけの強さがあれば大将になってもおかしくないが
それはそれとして当時の海軍の将官以上の出世は海軍兵学校(エリート士官を要請する軍学校)の卒業順位(ハンモックナンバー)でほとんど決まるため
海軍兵学校に行かずに海軍予科練(海軍パイロットの養成学校)に入ってしかもまともに卒業せずにそこまで出世したのは異常である。
それくらいの階級をあげてもお釣りがくる活躍なのだが

「天下無双」で語られた話では、海軍江田島予科練において「別科」送りとなり、そこで士官候補生たち(邪鬼の父とか)をシめ超機動潜水艦「天下無双号」艦長に着任。
更に日本海軍のスパイとして中国共産党やら米国の機動兵器、フィリピンのオランダ軍戦車部隊、ナチス親衛隊やらソ連軍やら
イギリス軍の爆乳スパイやらWW2オールスターズと戦い抜いた。
そして遂にナチスが開発していた核兵器の設計図を入手するも、アメリカはその核を広島に投下…。
初恋の人であるユキを救えなかったことは若き平八の心に闇を落とし、藤堂の隠匿していた核を強奪すると自らアメリカに渡り投下を目論む。
しかし、ニューヨークの女神像がユキの泣き顔に見えたことで正気を取り戻し、核の投下を断念し一路日本に戻った。
終戦後は藤堂を懲らしめるため衆議院選挙出馬を決意し「天下無双党」を設立。
地盤看板カバンを有さない江田島は、シベリアで変態獄吏に抑留されていた残留日本人らを王大人との結託で奪還。
市民の声を受けて見事逆転勝利するも、やがて旧派閥から恨まれるようになり、天下無双党の仲間たち共に旧派閥の悪行を暴く。
そしてなんと内閣総理大臣に選出される…も就任初日に自ら代議士バッジを捨て辞任、男塾に戻ることを決意した。

その後、男塾が終戦後の動乱をいかに生き残ったかを描く「真!!男塾」が連載!!されていた。

その後は「曉!!男塾」で現役として衰えぬ姿を見せ、息子の「魁」が登場し男塾に入学した。
「私立極道高校2011」では死去しており遺言により男塾は廃校となり、
その跡地に「江田島記念格闘技館」が建てられ毎年男塾OBによる武闘式法事「天下無双忌」が開催されている。
が、何と最終回にて生存している事が判明。パワースポットである霊峰富士で回復のため眠り続けていただけで見事に復活
極道高校を新たな男塾とし、再出発を果たしている。


【能力】

作中には様々な拳法や武術の達人といった猛者が登場するが、それらをはるかに上回る規格外の超人。
その強さは男塾の帝王・大豪院邪鬼に対しその場から一歩も動くことなく圧倒。邪鬼に生まれて初めて恐怖を感じさせ、の覚悟さえさせる。
また、それなりに厳しい修業を積んだはずの敵をただの剛拳一発や生まれつきの石頭で瞬殺するなどでたらめな強さを誇る。
「怪物」「豪傑」「天下無双」といった言葉は江田島のためにあるといっても過言ではない。
その強さは海軍時代から有名で時の合衆国大統領が「EDAJIMAがあと10人いたらアメリカは日本に負けていただろう」と言ったという噂がある。

過去に世界中を放浪しながら武者修行の旅をしていた時があり、その時に立寄った拳聖と呼ばれる達人・陳老師の下で修業をしていた事がある。
そこでも並外れた強さを見せ並の者が五十年はかかると言われる修業をわずか一年で成し遂げ、陳老師に「この世に奴と闘って勝てる者はおるまい」とまで言わせている。
また術の達人であり、劇中で多用している。

肉体の強さも驚異的でライオンをも一撃で倒す45口径の銃弾を六発も受けながら倒れず、それどころか筋肉の力で銃弾を撃ち返すという荒業を見せる。
さらには空中で戦闘機から戦闘機に乗り移ったり、挙句の果てには短時間ながら生身(褌一丁)で宇宙空間を泳ぎ、宇宙服で大気圏に突入して生存するなど「どうすれば死ぬんだ?」と言いたくなるような強さを見せる。
本人曰く「わしを倒したければ核ミサイルでも持ってくるがいい」とのこと。

恐らく、「魔法や超能力の類に頼らない」「サイボーグや宇宙人ではない純粋な地球人」という条件に絞れば、創作界全体で見ても最上位クラスの肉体の持ち主。

しかし、『曉!!男塾』で瑪羅門一派のしかけた超絶奥義・遠隔闇殺呪により本当に命の危機にさらされてしまう。
生態エネルギーを吸い取られ体が人形ほどまで萎縮しながらも、強靭な精神力で命を繋ぎとめ復活を果たした。

驚異的な強さを誇る武人ではあるが、頭に一本だけ残った髪の毛を大事にしていたり、
男塾の活動に警察が介入してきた時には男塾を「タレント養成学校」などと言ってごまかすお茶目な部分もある。
それでいて英語ドイツ語・中国語などあらゆる語学(本人曰く5,6か国語は話せる)に精通する他、
大戦当時は明らかにオーバーテクノロジーなマシンを作れるインテリでもあり、まさに「文武両道」を地で行く人物である。
また、塾生が危険な戦いに身を投じた時には一蓮托生として自らを危険にさらす等、塾生には深い愛情を持って指導している。
その事は塾生達も承知しており、江田島の写真で気力を取り戻したり江田島が命の危険にさらされれば自分たちの命も惜しまず救出に向かう。

最新作・極!!男塾でも全く衰えぬ姿を見せている。
今は宇宙が舞台のため出番は多くないが、きっとこれまで通りの活躍をみせてくれるだろう。

【奥義】

●飛燕脚
後ろ回し蹴り。王大人の使用していたのを見よう見まねで一発会得。帝大への初登校の際に伊佐武光(藤堂兵衛)を一撃KOした。

●大和魂パンチ
ただのパンチだが、ボクシングヘビー級王者キング・バトラー(J父)を一撃で倒す威力。

千步氣功拳(せんぽきこうけん)
陳老師の教える最大の奥義。拳の形をした巨大な氣の塊をぶつける。
その破壊力はバズーカ砲、はたまたミサイルの直撃並み。千步氣功拳をここまでの強大さで会得したのは江田島以外いない。

●真剣白歯どり
歯で相手のを受け止め、そのまま口で投げ飛ばす。

頭突き
江田島が行うと、単純な頭突きでさえ必殺の威力になる。
その威力はドスを粉砕し、冥凰島十六士の一人である菘肱の得意技である「冥鳳島超奥義頭槌鐘砕(ちなみにこの頭突き、でかい岩を平気で砕く)」すら余裕で上回り、
プロペラで上昇してから地面に向けて放った時は、石の岩盤を地割れが如く砕いた。
本人曰く『ダイヤモンド級』
なお、男塾創立からしばらくの間も塾長の頭はかなりフサフサだったのだが、ある事件に巻き込まれた際、破壊不可能と思われたとある鉱石を破壊する為に練気に練気を重ねた頭突きで粉砕するも、その代償としてツルツルになってしまったという、ある意味で因縁の技でもある。

●肉体操作
正確には奥義ではないのだが、江田島は身体のあらゆる部位を意のままにすることができる。
そしてそれは、男の一番大事な部分ですらも例外ではない。
全身を麻痺させられるという大ピンチにおいて、そこだけを硬く大きくして自重を受け止め、反撃するという超人振りを見せた。
ちなみに、服の上からでもわかるほど物凄くデカくて硬い。さすが江田島、ナニも規格外である。


【客演】

「JUMP ULTIMATE STARS」ではと共に使用可能キャラに。
このゲームで最大のステータスを持つ8コマのみ存在し、基礎体力と火力は全キャラ中トップ。キャラアクションで体力回復も出来るため、粘り強い戦いが出来る。
千歩気功拳、竜巻を起こすアッパーゲタで百裂キックなど通常技もパワフル。
必殺技は出が遅いものの、必殺魂2+行動不能の状態異常を与える、オーラを持った叫び声の「わしが男塾塾長江田島平八である!」と、
大ジャンプして人工衛星と共に落下する「心頭滅却すれば火もまた涼し」。出し場所を間違えるとリングアウトする。
短所と言えば必殺技の性能に難があること、機動力が低いこと、自滅しやすいことが挙げられる。
8コマのため、バトルコマは塾長だけにしてヘルプコマでサポートするのが推奨される。支援があるのは桃・大豪院邪鬼・王大人だが、どれも塾長とは相性が良くない。また、桃とは相互支援も存在するため一緒に入れてみるのもいいだろう。

「ジェイスターズ ビクトリーバーサス」では桃がバトルする代わりに塾長はサポートに。
設置してから一定時間後に、「わしが男塾塾長 江田島平八である!!」と叫んで相手を吹き飛ばす。

【余談】

モデルは作者の父親。
名前の由来は、海軍兵学校があった広島県の江田島と、海軍軍人の東郷「平八」郎である。
ただし、男塾塾長は「EDAJIMA」(えだじま)、広島県にある島は「ETAJIMA」(えたじま)である。
現実で江田島を訪問した観光客がこれを知らずに「えだじま」発音する事案が後を絶たない。

格闘ゲーム鉄拳三島平八のモデルは江田島平八である*4。なおゲーメストの鉄拳攻略記事では「江田島平八」と誤植されていた(さもありなん)。

チートを凌駕するチート能力に加え、主人公に対する重鎮ポジションという位置付けから同様のキャラである範馬勇次郎と比較されることが多く、両者が対決したらどちらが勝つかという議論がネット上にしばしば上がるほか、対決を描いた私小説も存在する。

2018年に起こった西日本豪雨の復興PRとして広島県内に顔出し看板が至る所に設置されたのだが、江田島市の小用港にはなんとあの決め台詞と一緒に江田島平八が描かれた顔出し看板が設置されたのだ。なお、顔出しする部分はモブの塾生の顔である。




追記・修正は、生身で宇宙空間を泳ぎ、宇宙服で大気圏に突入してからお願いします。

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最終更新:2024年03月21日 10:20

*1 『天下無双 江田島平八伝』にて判明。

*2 ちなみにライバルの熊田金造も最優秀成績で卒業しており、「成績の最も優秀な者に授与される金時計」が2つに分けて与えられたという逸話を持つ。

*3 『魁』において「太平洋戦争時に18代目男塾塾長が学生を戦地に送り出した」と「江田島自身が」話しているため、変な言葉のトリックでも使っていないのであれば当時は18代目の塾長が他におり彼の名で江田島達が出陣したことになる。

*4 声優も二代目も含めて同じ