ロックマン6 史上最大の戦い!!

登録日:2014/08/20 (水) 03:41:39
更新日:2024/02/25 Sun 20:40:31
所要時間:約 13 分で読めます





1993年11月5日に、ファミコン用ソフトとしてカプコンより発売された横スクロールアクションゲーム。
ロックマンシリーズ6作目。ボスキャラコンテスト応募総数は20万通。
後にプレイステーション携帯アプリにも追加要素を加えて移植された。
バーチャルコンソール(Wii3DSWii U)やゲームアーカイブス(PSPPS3)でも配信中。
『ロックマンクラシックスコレクション』(3DS,Switch,PS4,XBox One,Steam)にも収録済みであるため、今から遊ぶならそちらがおすすめ。

スーパーファミコンの発売後も、前作・ロックマン5 ブルースの罠!?に続きファミコンでの発売となったロックマンシリーズだが、
本作を最後に、その舞台をSFCへと移す事になる。
一時代を築いたファミコン。そこで培った過去5作品における進化の集大成でもある。
そしてこのロックマン6の発売から1ヶ月後、新シリーズであるロックマンXが華々しい回収騒ぎスタートを切り、
ここからは異なる2シリーズが同時にSFC黄金時代・ひいてはカプコン黄金時代の一端を築いていく。

今作はシリーズで初めて、日本以外にもアメロッパアメリカ・ヨーロッパでボスキャラコンテストを実施。国内外から多くの応募が寄せられた。
世界各国の色を濃厚に押し出したロックマン6らしいワールドワイドな展開と言える。

スライディング中や走行時に止まってもジャンプができない上に、スライディングの終わり際に若干の硬直がある、など他シリーズよりも操作性に若干のラグが発生しやすい。


【今作からの新要素】

  • チャージショット
名称が前作のスーパーロックバスターから、「ハイパーロックバスター」と代わっている。
威力は通常弾3発分、チャージ時間が短い、チャージ中にダメージを受けると強制解除されてしまう点は前作のまま。
加えて今作ではショット範囲は若干縮小され、しかもどういう訳か、チャージショット発射音が通常弾と同じになっている
(携帯アプリ版では改善されている)。
ひとえにSEのせいで、見た目とは裏腹に実にショボい。実は従来の効果音でチャージショットを撃つ裏技がある。
パー」という名の割には、総合的な使い勝手はニューロックバスターよりも劣っている。
本作の敵はバスターや特殊武器の攻撃力未満の時に貫通する他、一部を除いて特殊武器で与えられるダメージが固定されている。


  • エネルギーバランサー
隠しアイテム。発売時期的にはロックマンワールド4で1週間早く先行登場した。
特殊武器を装備してない時に武器エネルギーを取った場合、これまでは何も起こらずにアイテムが消えるだけだった。
しかしこのエネルギーバランサーを入手すると、ロックバスター装備時に武器エネルギーを取っても、
自動的にそのエネルギーを振り分けて、残存エネルギーの少ない順に回復してくれる。
アイテムの無駄や武器切り替えの手間がなくなるので非常に便利な、痒い所に手が届くアイテム。今作以降も定番化する。
余談だが、末の兄弟機には標準装備されている。



【ストーリー】

20XX年、度重なるDr.ワイリーの世界征服計画に対抗すべく、世界ロボット連盟(WRU)が発足した。
Mr.Xの援助により数々の対ワイリー戦闘ロボが製作され、それから一年後、第1回ロボット選手権が開催される事になった。
ロボット達の性能実証を試合という形で行おうというのだ。
しかし試合開始直前、Mr.Xが世界各地から集まった8体の強豪ロボットを奪い、世界征服を宣言した。
果たしてロックマンは、世界各国が誇る強豪ロボット達に勝てるのであろうか?

設定的には鉄腕アトムの『地上最大のロボット』のオマージュと思われる。
そもそもロックマン1作目からして、企画初期ではアトムのゲームとして作り出したものが途中からオリジナル設定に方向転換した結果のゲームであり、
そして漫画も元手塚プロの池原しげと氏が執筆と、何やら運命めいた繋がりを感じる。



【登場人物】

心優しい主人公。
基本装備は真っ直ぐ飛ぶロックバスター。
Mr.Xの野望を食い止めるため、新たな戦いに赴く。


ロックマン達を製作した科学者。今回作中では出番なし。PS版ではナビモードのナビゲーターを務める。
ロボット選手権には反対していたらしい。


とあるステージでエネルギーバランサーをくれる。それだけ。
池原先生による漫画版では、最後の最後にワイリーマシンを破壊されて逃げようとするワイリーのカプセルを撃墜し、
ロックマンと共にワイリーを警察送りにするという非常にオイシイ見せ場が用意された。
その際、無表情でロックマンに向けてピースする意外な茶目っ気も見せている。


犬型サポートロボ。アダプター形態への変形機能により、今作で遂にロックマンとの合体機能を搭載した。
射程と引き換えにチャージ速度とパワーに優れ、その拳でガードすら打ち砕く「パワーロックマン」
小バスターしか撃てないが短時間のクールタイムで何度でもホバリング可能な「ジェットロックマン」の2形態に変身させる。
どちらも合体中はスライディング不可。この合体システムは次回作にも引き継がれる。


  • エディー
アイテム運搬用サポートロボ。前々作では開発途中で出撃したため、
前作でもアイテム選択機能が備わっていなかったが、やっぱり今作でも備わっていない


  • ビート
鳥型サポートロボ。威力・精度に秀れた体当たりで敵を自動攻撃してくれる。
ステージボス4体が持っているB・E・A・Tのプレート4枚を揃えると特殊武器として使用可能になる。
前作より入手が簡単になった分、ボスは攻撃しなくなるなど弱体化が図られている。


  • Mr.X
WRUに多額の資金援助を行っていた財団X、ではなくエックス財団の総帥であり、ロボット選手権の主催者でもある。
その正体は謎に包まれているが、なんとその実体はワイリーを裏で操る影の支配者だという。
もはやDr.ワイリーを操る必要も無いと、世界中の科学者に投資して造らせた優秀なロボット達を従え、自ら世界征服に乗り出した。
色々言いたい事はあるだろうが、黙っておいてあげるのが優しさというヤツである。



【8ボス】

今回のボス達は世界ロボット選手権に出場した、世界各国の強豪ロボット達。
Mr.Xに持ち去られ、おそらく彼に操られているためにロックマンに立ちはだかる。
ステージスタート時には、各ボスのステータスが表示される演出が入る。すぐ画面が切り替わるのでじっくり見られないのが辛い所。
なお、ビートプレートを持っているボスはステージにもう一体偽物がいて、本物を倒さないとプレートが手に入らない。
(偽物撃破後も改めて本物を倒せばプレート入手は可能)


  • DWN.041 ブリザードマン
身長163cm | 体重167kg | 攻撃力88 | 防御力42 | 機動力113
アラスカ代表。
南極大陸探索ロボを改造した雪ダルマ型戦闘用ロボ。
気象観測装置を改造した人工雪発生装置から「ブリザードアタック」を発生させる他、回転して体当たりを仕掛けてくる。
ウインタースポーツの名手でもあり、冬季ロボット五輪金メダリストでもあった。最近は天気キャスターを務めている。

特殊武器はブリザードアタック。
水蒸気を凍らせて雪の結晶を背後に4つ発生させた後、前方に2つ、斜め上下に1つづつ飛ばす。
弾1個あたりの威力は雑魚に対してはロックバスター2発分。
燃費が悪い割に低威力で、発射までに若干のタイムラグがあってスキが大きく、複数の弾を同時に当てても1発分しかダメージが入らない、と全体的に今ひとつ使いづらい武器。
複数の敵を相手取るにしてもケンタウロスフラッシュに出番を持って行かれがち。
しかしサイバーガビョールを破壊可能な数少ない武器でもあるので使い道が全くの皆無というわけでもない。

弱点はフレイムブラスト。
イメージ通りと思いきや、炎に弱い氷ボスは本家では彼とチルドマン位だったりする。


  • DWN.042 ケンタウロスマン
身長155cm | 体重172kg | 攻撃力35 | 防御力47 | 機動力205
ギリシア代表。
伝説の半人半馬の幻獣・ケンタウロスをモチーフにした、古代博物館の案内役ロボット。
優勝賞金で老朽化した博物館を立て直すべくロボット選手権に出場した。歩行時にはちゃんとパカパカと蹄の音がする。
ジャンプは苦手なものの壁で広範囲に分裂するバスターが使え、更には時間や空間をも歪曲させる能力を持ち、
その応用で衝撃波を放つ「ケンタウロスフラッシュ」やワープが使える。
アーケード版『ロックマン パワーファイターズ』ではから「ケンタウロスアロー」を撃ったり、後半の強化モードでは薙刀まで持つ。
動力源はドライバッテリー、つまり乾電池

池原しげと氏の漫画ではまさかの女ロボにされ、ナイトマンの嫁。メットの下には金髪ロングヘアもある。
そして女の顔面に針鉄球撃ち込んで「やったー!」と喜ぶロックマン。
まぁ池原ロックマンにはよくあることだし、この時点ではロックマンは彼女が女だと知らなかったし。
この直後、ケンタウロスマンのヘルメットが割れた事で、彼、いや彼女が女でしかもナイトマンの恋人だと悟り、ロックマンは「Mr.Xを倒した後ならぼくは…」と
贖罪の先延ばしを申し出るが、「黙れ!!この恨みは今ここで晴らす!!」と襲い掛かるケンタウロスマンを結局倒す事になり、涙ながらにその場を去った。

特殊武器はケンタウロスフラッシュ
空間をねじ曲げて高周波のエネルギーを発生させる画面全体攻撃。
分類上は時空間系なので、例によってボスには防御装置で通用しない。
なお、発動時には背景が明滅するので予めご了承下さい。
雑魚に対してはロックバスター4発分と、威力が高い。
燃費は悪いが、大半の雑魚を一撃で倒せるので雑魚が大量に出現するマップでは大活躍してくれる。

弱点はナイトクラッシャー。
半人半『』なだけに『騎士』の武器に弱いとかそういうノリがありそうだ。


  • DWN.043 フレイムマン
身長155cm | 体重98kg | 攻撃力84 | 防御力93 | 機動力88
アラブ代表。
ターバンを巻いたアラビアンな戦闘用ロボ。
この時代では旧式とは言え、大工場の電力を一人で賄えるほどの発電量を誇る火力発電機を内蔵している。
「フレイムブラスト」は火力発電機を体外へ向けて攻撃する技。
今回の8ボス内では唯一動力源が旧式の火力発電で、本人もコンプレックスを抱いているらしいが、
一方でエネルギーの安定性では主流の太陽光発電より上だとも自負している。
体内のオイルの劣化が早く、交換時期は本人も決して忘れないとのこと。
ステージの難易度が低かったりフレイムブラストやパワーロックマンが手に入ることから、大抵のプレイヤーに最初の相手として選ばれることが多い。
最初に戦うにしては本作の中では比較的強いボスではあるが。

特殊武器はフレイムブラスト
圧縮熱エネルギー弾を発射、かなり低い放物線軌道で飛び、着弾すると火柱を吹き上げる。
3連射する他、特定の氷の壁を溶かせる。雑魚にはロックバスター4発分の威力。
威力・連射・燃費と3拍子揃った武器だが、射程がやたら短いのが欠点。
それでも非常に強力なのには変わりがなく、体力の多い雑魚や中ボスを瞬殺でき、多くのステージで活躍が見込まれる。
スマブラでは下スマッシュ攻撃として登場。原作と違って両腕のロックバスターから火柱を放射する。
動作としてはフレイムマンとほぼ同じで、使用後はオーバーヒート防止のためバスターから煙を出して廃熱処理をする。

弱点はウインドストーム。
おそらく酸素供給を通り越して完全に吹き消してしまうのだろう。
フレイムマンの火柱はこちらの攻撃を無効化してくるが、この武器なら貫通する。


  • DWN.044 ナイトマン
身長158cm | 体重146kg | 攻撃力121 | 防御力204 | 機動力60
イギリス代表。
中世風鎧騎士型戦闘用ロボ。リーチの短いトゲ付き鉄球「ナイトクラッシャー」とを装備している。
重武装&重防御を実現したが、逆に重くなりすぎて機動力がやや欠けてしまっている。
その見かけに相応しく騎士道精神の持ち主で、決闘で倒したロボットは千体以上。
海外からの応募ボス。コミックボンボン全盛期だったのでナイトガンダムのインスパイア…かは不明。

特殊武器はナイトクラッシャー
前方にトゲ付き鉄球を発射する。2連射まで可能。一定距離飛ぶと弧を描いて手元に戻ってくる。
方向キー入力で正面・斜め上下の3方向に撃ち分け可能。雑魚にはロックバスター3発分の威力。
射程は短めに見えるが実際のところ画面の半分くらいのリーチはあるため実用的には十分で、低燃費高威力で射角も広いので使い勝手はかなり良好。

弱点はヤマトスピア。
貫通力抜群のヤマトスピアは、彼の自慢の盾でも防ぎきれないのだ。


  • DWN.045 プラントマン
身長143cm | 体重111kg | 攻撃力42 | 防御力42 | 機動力98
ブラジル代表。
ラフレシア型戦闘用ロボ。かつては植物園の人気者だったが、迷彩塗装を施され戦闘用ロボに改造された。
花びらのように見える「プラントバリア」は高圧縮エネルギー。
なんと植物と意思疎通ができ、花を踏まれるとマジギレする。自然環境の急激な変化、特に寒さに弱い。

数歩歩いてからプラントバリアを張り大ジャンプ→バリアを飛ばす…という完全パターンで、大ジャンプをくぐるタイミングさえ掴んでしまえば本作でも特に攻略しやすいボスの一人。
ジェットロックマンも手に入るが、フレイムマンと対照にこちらは道中が難しめ。

特殊武器はプラントバリア
花弁形の高圧縮エネルギーで攻撃を防ぐ。敵または敵弾に一度接触すると消滅してしまう。
プラントマンの使う物と違い飛ばす事はできないが、パワーファイターズでは飛ばせるようになっている。
雑魚にはロックバスター4発分の威力。
スマブラforでは下カスタマイズ必殺技の一つとして登場。

さて総合的な使い勝手だが、優秀な武器が多い本作の中では劣悪と言わざるを得ない(あくまでも本作の中ではの場合である)。
中ボスやボスに対しては効かない場合がほとんどの上、燃費も悪い。
その上、本作の特殊武器で唯一威力以下の耐久を持つ雑魚を貫通せず、耐久力問わず敵にぶつかると例外無く消滅する。
スカルバリアーと同等性能ながらも、その使い勝手はスカルバリアーに大きく劣る。
そもそも4発分の威力で考えた場合、防御や他の武器の節約のためと言った用途がなければ、
同燃費同威力で画面全体攻撃のケンタウロスフラッシュ、低燃費同威力のフレイムブラストを使った方がお得である。

弱点はブリザードアタック。
熱帯植物がモチーフなので寒波には弱いようだ。


  • DWN.046 トマホークマン
身長177cm | 体重87kg | 攻撃力157 | 防御力71 | 機動力149
アメリカ代表。
ネイティブアメリカン型戦闘用ロボ。左腕の投斧「シルバートマホーク」の投擲技術は、100m先の蝋燭の火を消せる高精度。
見るからに良くぶった斬れそうな大斧だが、構造上射出に特化しているため、その実接近戦は苦手だったりする。
頭の羽根飾りはその死角を補う飛び道具となっている。トマホークマン嘘つかない。

特殊武器はシルバートマホーク
逆放物線を描いて斜め上へ飛ぶ投斧を発射する。2連射可能で雑魚にはロックバスター3発分の威力。
弾道にややクセがあるので使いこなすには若干の慣れが必要だが、真正面の敵も上方の敵も狙える広い攻撃範囲と火力の高さから汎用性はかなり高く、多くの場面で活躍してくれる。
ただし何故かこの武器が弱点のボスが妙に多く、エネルギー切れになると苦戦必至なのでご利用は計画的に。威力の割に燃費は良好だが、考えなしに撃ちまくって平気というほどでもない。

弱点はプラントバリア。
接近戦が苦手という弱点をコイツで突いてやろう。
…これで接近戦を挑むよりは、距離を取ってバスターで戦った方が安全である。


  • DWN.047 ウインドマン
身長169cm | 体重173kg | 攻撃力66 | 防御力129 | 機動力51
中国代表。
エアーマンのノウハウを基に作られた戦闘用ロボ。元々は農作物に恵みの風を送っていた。
最大風速200mの風を起こせる。更に小型の圧縮竜巻「ウインドストーム」で敵を吹き飛ばす。
一見鈍重そうだが、足裏からのホバー噴射で動けるので見た目ほど鈍くない。
海外からの応募ボス。丼被ってるからってラーメンマンでもさのまるでもない。

特殊武器はウインドストーム
地表に沿って進む圧縮竜巻を発射する。壁に当たると消滅する他、崖下に発射しても垂直には落ちない。3連射可能。
これで敵を倒した場合、前作のグラビティーホールド同様敵はその場で垂直に画面上外まで飛び去っていく。当然アイテムは落とさない。
雑魚にはロックバスター2発分の威力。
燃費に対する火力は悪くないが他の武器と比べてウリが少なく、そのくせデメリットだけは付いているというなんとも悩ましい武器。

弱点はケンタウロスフラッシュ。
前作のジャイロマン宜しく、浮かんでいるから空間の歪みの影響をモロに受けてしまうのだろう。

池原しげと氏の漫画版では最後に対決。Mr.Xの恐ろしさを知り軍門に下りながらも洗脳には屈せず、
自分より強い者…ロックマンに全ての希望を託し、彼に実戦稽古を積んだ上でわざと討たれる。
ありがちな「~アル」的なキャラではなく古風な言い回しの言葉を好む武人であり、であった。


  • DWN.048 ヤマトマン
身長161cm | 体重149kg | 攻撃力199 | 防御力185 | 機動力31
日本代表。
武士型戦闘用ロボ。ナイトマンとは対照的に、和の鎧武者のような甲冑姿をしている。
と言っても機動力を高めるために鎧は限界まで軽量化されてるので、見た目ほど防御力はない…
という設定だが、上記のスペックにはこの設定は反映されていないようだ。
槍を自在に操る手練れであり、飛び道具として槍の穂先を撃ち出す「ヤマトスピア」も使う。
…が、その穂先のストックがあまり無いので、撃った後わざわざ拾いに行く。なら飛ばすなよ
コミックボンボン全盛期だったので武者頑駄無のインスパイア…ではなくファイナルファイトのソドムがモチーフ。槍を研ぐのが日課。

特殊武器はヤマトスピア
槍の穂先を高速で発射する。弾速・連射・貫通力に優れる。
感覚としてはニードルキャノンに近いがオート連射ではない。
完全に真横に飛ぶわけではなく、10度程度の角度が付いており、斜め上→斜め下→斜め上……と発射される。
盾を持っている敵に対しては、その盾を貫通してダメージを与えることが可能。
雑魚にはロックバスター2発分の威力。
使い勝手は悪くなく致命的ではないが、連射系としては燃費が悪いことと、
消費エネルギーが同じフレイムブラスト、ナイトクラッシャー、シルバートマホークと比べると威力がやや劣ることが欠点か。

弱点はシルバートマホーク。
軽量化された鎧が仇となったか、重量級の刃物は受けきれないようだ。
その割にナイトクラッシャーは其程効かないのだが…


【Mr.Xステージボス】

  • Mr.Xステージ1:ラウンダーⅡ
前作に登場したザコ敵・ラウンダーの改良版。二体一組。
大型化・重装甲と引き換えに重くなって飛行できなくなったので、壁のレールに沿って高速移動し、体当たりを仕掛けてくる。
パワーロックマンでぶん殴ると押し返せる。自分と相手の位置によってはそれだけでハメられる
弱点はフレイムブラスト、プラントバリア。


  • Mr.Xステージ2:パワーピストン
巨大なピストン型メカ。壁に張り付いて上下に動きながら3方向に弾を撃つ。
そして2基のピストンで前後して壁を叩いて地震を起こし、天井を崩して、侵入者を部屋ごと押し潰そうとする。
防御力はあまり高くない。落石も左端にいれば喰らわない。でも不規則に上下移動するので攻撃は一部を除いて非常に当てにくい。
2基のピストンでよからぬ事想像した奴は後でチャージショットだけでピストン怪物戦な。
弱点はシルバートマホーク。


  • Mr.Xステージ3:メットンガーZ
メットールが操縦するスーパーロボット戦車。コクピット以外は超合金の装甲に覆われている。
直線とバウンド、2種類の弾を使い分けて攻撃する。使わない両腕がロケットパンチなのかは不明。
しっかりとパイルダーオンしてから戦闘開始するのだが、ダイナミックプロに許可は取ったんだろうか。
弱点はブリザードアタック。


  • Mr.Xステージ4:Xクラッシャー
Mr.Xが操縦する鉄球型メカ。天井から鎖で振り子のように吊り下げられ、体当たりによって敵を押し潰す。
あまりに揺れが激しいため、乗っているMr.X自身も乗り物酔いするらしい。
弱点はフレイムブラスト。
また、パワーロックマンの溜めパンチなら押し返すことができる。
鉄球ごと思い切りぶん殴られるので中の人が心配だが…。








以下、ネタバレ






Mr.Xの正体。
お前で安心した。
と言うか、どう見ても見覚えどころか一発で勘付くレベルの変装なのだが、
きっとそれはプレイヤー補正であって、作中では別人と見紛う特殊メイクレベルに違いない
……可哀想だから黙っておいてあげたとかではない、はず。
前作で時給戦隊アルバイター達にせっせと稼がせた資金こそが、WRUへ寄付した多額の資金源であるのは確定的に明らか。
今回の8大ボスはワイリーがパクって洗脳したので、登録上はワイリーナンバーズ。ちなみに今回はアルファベット順に登録されている。



【ワイリーステージボス】

  • ワイリーステージ1:メカザウルス
ワイリーが恐竜図鑑を見て製作した恐竜型ロボ。口からは火炎、腹部からは円盤を飛ばして攻撃する。
頭以外は攻撃を受け付けないが、円盤を足場にすれば頭まで攻撃が届く。
パワーロックマンで円盤をぶん殴ると、跳ね返して直にダメージを与えられる。しかも安地ありなのでノーダメージ撃破が簡単
弱点はヤマトスピア。


  • ワイリーステージ2:タンクCSⅡ型
対ロックマン専用に作られた戦車型ロボット。キャタピラではなく三輪のタイヤによって駆動する。
ロックマンの滞空性能の甘さを突くように作られており、砲塔からは泡状の爆弾を撃ち、更にロックマンの攻撃に反応して上部から弾を降らせる。
弱点はウインドストーム。


  • ワイリーステージ3:被害者の会復活した8ボスとの再戦


  • ワイリーステージ4:ワイリーマシーン6号&ワイリーカプセル
 ・ワイリーマシーン6号
毎度お馴染みワイリーマシン。ロックマンの弱点"上からの攻撃に弱い"の研究成果である、前回のワイリープレスを改良パワーアップさせた機体。
第1形態は3発エネルギー弾を撃った後プレス攻撃を行う。
第2形態はロックマンを狙って1発だけエネルギー弾を撃った後、ランダムな距離にプレス攻撃を行う。

ワイリーマシンを撃破すると、脱出装置兼ラスボスであるワイリーカプセルとの連戦になる。

 ・ワイリーカプセル
IIの次だがIIIとは呼称されない。これまでのカプセルと比べて若干大型化している。
画面中をランダムにワープしては、時計回りに広がる4発の弾を撃って姿を消す。
前作で使えたビートに自動攻撃させる作戦は、今作のビートがボスを攻撃しないので使えない。
ちなみにワイリーマシンもワイリーカプセルも弱点武器が一緒なので、長期戦になった場合エネルギー切れにはご注意。
弱点はシルバートマホーク。
↑には記述しなかったが、Mr.Xステージとワイリーステージの全ボス(ワイリーマシン含む)にはパワーロックマンのチャージ攻撃も有効。
以後の作品ではなぜか、マシーン6号の方だけがピックアップされる。

ワイ―マシーン第1形態→第2形態→ワイリーカプセルの3連戦は、以降ロックマン9までは恒例となる。
ワイリーを倒すと恒例の土下座となり、遂に念願のワイリー逮捕という新聞記事で幕を閉じる。
ちなみに容疑は世界征服。世界征服「未遂」ではないのか?それ以前にそんな容疑あるのか…




【余談】

今作でロックマンの世界の西暦表示が200X年から20XX年に変わっている。
と言う事は、今作から一年と少し前設定のロックマン5時点でおおよそ2008~2009年頃という計算になる。
少なくとも5からは(WRUが発足~ロボット選手権開催)一年以上、1作目からは十年近く年月が経過したとみられる。


ちなみにストーリーの都合上、次回作のナンバーズボス4体、そしてスペシャルワイリーナンバーズ2体は、
今作時点で既に製作し終えている事になる。
前者に関しては、本作では「 牢の中で作っているかも知れない 」と言われていたが、何故刑務所でそんなことができるのかとツッコまれるのは当然であるため設定変更された。

  • KARATE003号
池原しげと氏の漫画版オリジナルキャラ。ロックマンロックマンのタイムマンにちょっと似た顔に頭頂部にアンテナ、両胸に星マークの空手着といった感じ。
ロボット選手権出場前の腕試しとしてロックに野試合を申し込み、ロックが受けて立たないと、やる気を出すまで研究所を破壊し始め、ロール達仲間ロボットをも攻撃するという狼藉を働いて、怒ったロックマンとの戦闘に突入する。
武器はロケットチョップやウルトラ回し蹴り、スピンアタック。ロックに「本当に強い!油断したらやられてしまうぞ…」と言わしめたが、
背中への通常弾と腹へのスーパーロックバスター一発ずつで真っ二つになってしまったためボスロボットほどの耐久性はなかった模様。
上半身だけになると潔く負けを認め、自分の弱点が分かった事に感謝して両手からのジェット噴射で去っていった。
ロボット選手権ではMr.Xが正体を現すと同時に行われた8大ボスの奇襲に生存し、Mr.Xにロケットチョップを撃つがヤマトマンに防がれ8大ボスの総攻撃を受け大破した。
池原氏オリジナルキャラであるが、有賀ヒトシ氏や出月こーじ氏コミックボンボンの他の作家のロックマン漫画でも背景として登場したことがある。


TO BE CONTINUED

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最終更新:2024年02月25日 20:40