戦士の輝き(ガンダムビルドファイターズ)

登録日: 2014/08/20 (水) 01:22:47
更新日:2019/01/15 Tue 23:26:21
所要時間:約 5 分で読めます




戦士(ファイター)の輝き」とは、テレビアニメ『ガンダムビルドファイターズ』の第15話のサブタイトル。全話通して評価の高いこのアニメの中でも、特に視聴者からの人気が高いエピソードである。

作画、演出、BGM、声優の演技が高いレベルで融合し、熱いガンプラバトルを展開。リカルド・フェリーニとウイングガンダムフェニーチェの戦いの歴史と、愛機に込めた熱い思いが描かれ、両者の戦い見守るキャラクター達の台詞や表情も見所の一つになっている。

以下、ネタバレ注意。



【あらすじ】
マシタ会長の妨害で第7ピリオドのポイントを取り損ね、決勝トーナメント出場に赤信号が点滅したセイ&レイジ組。しかも予選最終となる第8ピリオド、1対1バトルの相手はリカルド・フェリーニ!
ようやく本気のバトルで決着が付けられる、と意気込むレイジとフェリーニ。しかしフェリーニは、バーで話していたキララに「もう予選通過は決まっているんだし、わざと負けてあげるんでしょ?」と聞かれ動揺する。確かにスタービルドストライクと戦えば、ウイングガンダムフェニーチェもただではすまない。二人に花を持たせてやりたいという気持ちもある。
「でもよ、それじゃらしくないよな……イタリアチャンプのリカルド・フェリーニらしくない。そうだろ、フェニーチェ……」
フェニーチェを見つめながらフェリーニは決断する。



【主要登場人物】
イオリ・セイ
ビルダー担当の主人公その1。中学1年生という年齢にもかかわらず、大会出場者から一目置かれる高い技術を持つ。
ガンダム作品の知識を駆使して、ファイターとして格上のフェリーニに対抗する。

レイジ
ファイター担当の主人公その2。ライバルであり師匠でもあるフェリーニとの戦いに闘志を燃やす。
使用ガンプラは「スタービルドストライクガンダム」。

リカルド・フェリーニ
「イタリアの伊達男」の異名を持つイタリア代表のガンプラファイター。実質今回の主役。
使用ガンプラは「ウイングガンダムフェニーチェ」。

キララ
ガンプラ選手権世界大会公式イメージキャラクターのガンプラアイドル。実質今回のヒロイン。



【バトル経過】
お互いの覚悟を確かめあう頭突きから始まったバトルは、ファイターとしての経験で上回るフェリーニが優勢で進む。スタービルドストライクの特性を封じ、地形を利用した攻撃でレイジを追いつめるフェリーニ。しかし、セイの奇策でフェニーチェのライフルと羽の破壊に成功。だが、落下しながら放たれたバルカンでスタービルドストライクもライフルを失う。ライフルの爆発の中で取っ組み合いになり、両機とも大きく被弾する。

ボロボロになったフェニーチェに向かい語りかけるフェリーニ。
「痛いか、フェニーチェ……すまねぇ……。でもな、俺がお前を作ったのは、棚に飾って愛でるためじゃねぇ……勝つためだ」
フェリーニがフェニーチェと共に過ごした日々が走馬灯のように駆け巡る。
ウイングガンダムのガンプラにイタリア国旗風の塗装を施し、それを持って外を走り回った幼き日。
ガンプラバトルシステムが完成し、初めて自分のガンプラを動かしたあの日。
自分のウイングガンダムがバトルに負けて悔しい思いをしたあの日。
「オレの作ったガンプラが……ウイングガンダムフェニーチェが……一番強いんだと、世界に向かって叫ぶためだ」
フェリーニは何度敗北してもそのたびに、不死鳥(フェニーチェ)と名づけた相棒のウイングガンダムを改修をして、共に戦ってきた。
そしてフェニーチェは今、イタリア代表のガンプラファイターとして世界を舞台に戦うフェリーニと共にここにいる。
「だから……もう少し付き合ってもらうぜ、相棒!勝利をこの手に掴むために!!」
そしてフェリーニの言葉に答えるかの様にフェニーチェのツインアイに光が灯る。

対してそれを見たセイは、RGシステムを完全開放するようレイジに伝える。RGシステムは機体が万全でない状態で使用すれば、その負荷に耐えられず自壊する危険性のある諸刃の剣。しかしセイの目に迷いも躊躇いもなかった。
「フェリーニさんは、フェニーチェを失おうともこのバトルに勝ちに来てる。あの人に勝つためには、僕にも、スタービルドストライクにも、覚悟が必要なんだ!」
レイジはセイの言葉を聞き、RGシステムを発動する。RGシステムの発動により、スタービルドストライクのフレームが青い光を纏う。
そして両者、ビームサーベルを抜いて真っ向からぶつかり合う。激しく被弾しながらも一歩も引かない両機。やがて全ての武装を失って拳で殴り合いとなり、とうとう頭部まで破損する。
「行っけーー!レイジーーー!!」「これで終わりだーー!!」
「負けるものかーー!!」
そして最後の力を振り絞った拳と拳が激突し、大きな爆発が起きる。
バトルの結果は----

「ただいまの勝負は、ドロー。引き分けです」
お互いを支え合うかの様に倒れ込み、機能を停止した両機に会場からは惜しみない拍手が送られた。
決着は付かなかったが、満足そうな表情のレイジとフェリーニ。そしてボロボロになったスタービルドストライクに向かってセイは感謝の言葉を呟いた。
「ごめんよ、スタービルドストライク…。ありがとう…」と。


【Cパート】
引き分けの2ポイントを獲得し、決勝トーナメント出場を決めたセイとレイジ。
試合の翌日、セイとレイジの部屋ではそれぞれのガンプラを修復するセイとフェリーニの姿が。楽しそうに作業する二人に、レイジは
「昨日あんなに闘り合ったくせに。なぁ、ガンプラ作りってそんなに楽しいのかよ?」と聞く。すると二人は「もちろん!」と満面の笑顔で答えるのだった。


【余談】
この話が放送された直後、「ウイングガンダムフェニーチェ」のガンプラが相次いで品切れになる現象が発生し、再販すら追いつかない事態にもなった。
中村悠一氏が声を担当したキャラクターの愛機のガンプラが品薄になるのはこれで2度目である。
また、フェリーニが幼い頃にカラー変更しただけのウイングガンダムを持ってはしゃぐシーンがあったため、「ウイングガンダム」のガンプラも一緒に品切れになるという事態も発生した。



追記・修正は相棒と呼べるガンプラを組み立ててからお願いします。

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