ヘンガー(モンスターファーム)

登録日:2014/08/15 (金) 21:47:13
更新日:2023/12/13 Wed 21:20:09
所要時間:約 12 分で読めます




モンスターファームシリーズに登場するモンスターの一種。
古代文明が栄えていた頃にお手伝いロボットとして運用されていた、魂の宿るカラクリモンスター。
初代以降、多くのシリーズに登場している。

目次




【概要】

超文明の産物である機械のボディに、他のモンスターの魂を封ずることで誕生したモンスター。
初代の舞台となるFIMBAのある大陸では、レマでパーツが出土されていた。

普段は頭部からユニットだけを露出した、二頭身ほどのこじんまりとした愛らしい姿をしている。
電子音を発するその姿は、この時点でSTAR WARSシリーズR2-D2に通ずるものがあるが、動作は動物的である。嗚呼、かわいい。
しかし! いざ戦闘になるとロマン溢れるメカメカしい効果音と共に、八頭身の凛々しい戦闘形態へと変形する!
この戦闘前演出である変形シーンは初代ならではのものであり、プレイヤーの間でも非常に人気が高かった。

残念ながら試合開始形式が大きく変化してしまった「モンスターファーム2」以降ではオミットされてしまったが、
それでも普段の様子からトレーニング待ちをする時などで、変形動作はきちんと行ってくれる。臨戦態勢ではないので、ゆったりめだが。

【再生条件】

【初代】

初代ではドラゴンマジンなどと同じで初期では再生できないレア種の一つであり、
その中でも解放条件を満たすのに、やたらと手間を取らされるモンスターとしても有名だった。

まず、トーマス・カルナボ会長(!)の誘いで行くことになるレマ砂漠の探検において、ヘンガーを象った土偶のパーツを見つける必要がある。
これだけ聞けばマジンの「古の鏡」やラウーのマジックバナナと同じように、1個見つけて安泰、と思えるが、
ヘンガーの土偶は頭部・右手・左手・右足・左足の計5つに分かれており、その全てを入手して、一体の土偶として完成させなければならない。
レマ砂漠の探検は一年に一度きりなので、当然発見しきれなければまた一年お預けというわけである。
当然ながらこの土偶探し、本作屈指の難業である。ダブリもあるよ!


で、遺跡をいくら探し回っても頭部だけは発見できない。
実は「土偶の頭」部は貴重品故に、その全てをFIMBAが管理してしまっているのだ。横暴だろこれ。
まあこの旨は土偶のパーツを1つでも見つけて帰還すればテスカ先生が教えてくれるので、「見つかるはずのない頭を求めて延々と彷徨う」という事態は起こり得ないだろう。そこは救い。
そんなわけで、両手足を全て所持している状態でグレードA「ちょうど」のモンスターをファームで育てておき
冬の招待試合の報酬として手に入る土偶の頭部を入手する必要があり、これまた手間である。避けられないので、頑張ってみよう。
相手は例によって純血のヘンガー。ヘンガーの長所のスピードに追い付けるか…あるいはほかの招待試合のモンスターに勝てるかの実力が目安だろう。
火力不足が目立ち招待試合のモンスターとしてはぶっちゃけ最弱だが、それでもグレードS公式戦で勝てる程度の実力は必要。

苦労の末に頭部を入手するとテスカ先生がファームを訪れ、アイテム欄を圧迫していた全ての土偶のパーツを合体させてくれる。
これによって入手した土偶を例によって合体の隠し味に使うと、晴れてヘンガーが……誕生しないんだな、これが。

これだけ苦労させといて、ヘンガーの入手には更にもうひと手間かけさせられる。
土偶を入手した状態で再びレマ砂漠に赴き、マップ北にある石碑を読み解いてモンスターにヘンガーマークを付ける必要がある。
この石碑を読み解くにはかしこさが500以上必要。更に目前にはちからが400以上はないと破壊が難しい石門もある。あらかじめ他のモンスターで破壊しておこう。
こうして、ヘンガーマーク=ヘンガーの製造方法が脳に記憶されたモンスターをベースにして更に土偶を隠し味にすることで、ようやくヘンガーとご対面となる。
ヘンガーマークは貴重なオシャレ要素としても使えるので、もし気に入ったなら覚えておこう。

…なお、実はバグというか裏技というか、マジンを先に解禁した状態で、マジン×ヘンガーのガトリングブローを再生し、
そこから合体でヘンガー種を生み出した場合、その時点でヘンガーが解禁されてしまうという抜け道が存在している。
マジンの方が解禁条件は遥かに楽だし、スマホ・SWITCH版であればガトリングブローの再生も容易にできるので、良心が許すのならこちらの手を使ってしまってもいい。

【MF2】

続編のモンスターファーム2においては、隠し種族ではあるがその解放条件は大幅に緩和されている。
序盤で招待状が来る二大陸対抗戦のグレード選抜大会を勝ち抜き、続く本戦に出場するだけでニャー、ワーム、ガリと共に解放される。
そのことを知らないプレイヤーは、最悪4年近くもお預けを食らうという別の問題もあったりするが。
面倒くさがりの人は1000年のうちにさっさとDランクに上がってグレードD選抜を勝ち抜き、条件を満たしてしまうのがいい。

【能力】

初代での出会い方だけで相当なボリュームになったが、ここらでようやくヘンガーの性能について語ろう。

ヘンガーは命中、回避の適性に優れており、ちから、かしこさも平均的な伸びを見せるという、スピードタイプのモンスター。
反面、ライフが低く、丈夫さは最低の適性であり、打たれ弱さが目立つ。
古代のカラクリはとってもデリケートな技術で成り立っているのだろう。

しかしヘンガーの利点はそれだけではなく、初代ではプラントやラウーと並んで寿命が最も長い種族。
その気になればライフや丈夫さの低さも、無理やり底上げできる程度には生きてくれるので育成はそこまで苦ではない。

スピードタイプにしてはガッツ回復は遅いがその分平均火力・最大火力があり、ライガーやピクシーやプラントより重い一撃が出せる。
それ以上に、技の燃費に優れているという利点も持っている。一番消費の大きい技でさえ消費ガッツが32という低燃費であり、
それでいて決して技の威力に劣っているというわけでも無い。
このようなことからスピードで翻弄しつつ、手数の多さで勝負するといった戦術が合っていると言えよう。


2のヘンガーは解放の手間が大幅に減ったという反動でもあるのか、全体的に下方修正気味。
適性そのものは前作を踏襲しており、命中と回避が上がりやすく、丈夫適性も最悪なEからDに上がってマシになっている。
基本寿命の数値自体は変化していないものの、数多くのシステムの変更によって寧ろ短命種族になってしまっている。
G回復の遅さはそのまま、技の燃費も他のモンスターとそう大差ない数値に。
おまけに特定の技を使い込むという条件の使い込み技の数が多く、しかも高性能なものがあるので、狙うとなると修得にも一苦労。

熱狂的な愛好家からは、あの戦闘前のロマン溢れる変形が見られなくなってしまったのも大きな痛手。

きちんと計画を立てて育てていけば、十分に活躍できるだけのポテンシャルは秘めているが、モンスター合体で世代をまたぐ経験を積んだ方がいいかもしれない。
少なくとも初代と同じ感覚で育てようとすると、うまく育たず痛い目を見るということは肝に銘じておこう。
個体によっては要求なしおねだりを持つ場合があるためデリケートな育成が必要だが、アローヘッドやデュラハンのようにオイリー・オイルでストレスが軽減出来るメリットもある。
限られた寿命を活用するために、このオイリー・オイルによる軽減効果を駆使して、少しでも効率よくパラメータを上げて、上位グレードにも通用する個体に育て上げよう。

ちなみに2の純血種のちから適性は計算ではCとなりそうだが、何故かBになっている。ありがたく享受しておこう。

【主な技一覧】

初代ではヌンチャクやキックなどメカの割にステゴロな技が目立ち、ちから技が威力を、かしこさ技が精度を重視している。
続編の2以降はメカっぽい技も増え、2では距離が離れてる方が選択肢が豊富になる傾向になった。

【初代編】

  • パンチ(基本技)
メカニカルな音を立てての正拳。当てやすい小技である。

  • レーザー(基本技)
目にあたるカメラレンズから文字通りレーザーを照射する。基本技でかしこさ技という初代・2続けてレアなパターン。

  • レーザーソード系(命中重視技)
手の装甲からグリーンの光線剣を伸ばし、相手に切りかかる。「Wレーザーソード」は二振りで同時に切りかかる。
カッコよく鋭い見た目の一方低燃費、低威力、高命中の三拍子な性能で、気軽に打っていくタイプの代物。
威力に関しては超必殺技や続編までおあずけ。

  • キック系(大ダメージ技)
勢いの乗ったハイキックで大ダメージを与える。「Wキック」になると連続回し蹴りに。
Wキックは命中率こそ悪いものの、消費G19で破壊力はディノのひざげり(消費G35の超必殺技)並ととんでもない性能。

  • ロケットパンチ系(ガッツダウン技)
飛ばせ鉄拳ロケットパンチ。上位にあたる技には「Wロケットパンチ」があり、右と左で連続して放つ。
発射は射出式、回収は有線(チェーン)式のハイブリッド型。
破壊力もガッツダウンもそこそこな立ち位置だが、そんなことどうでもいいくらい、ジャラジャラとけたたましく鳴るチェーン音と共に発射される拳に男のロマンがある。

  • ドリルカッターヌンチャク(遠距離攻撃技)
レーザーソードの発信器の部分だけを、赤いビームの刃を展開しつつ相手めがけてヨーヨーのようにぶつける技。
「ヌンチャク」は長柄要素ではなく、連続して放たれるドリルカッター捌きをヌンチャク捌きに見立てて命名している模様。
技性能は遠距離から攻撃できる代わりに、命中が抑えめになった感じである。

  • ファイナルソード(超必殺技)
両腕のレーザーソードを一つに収束して巨大な刃を構え、大きく飛び上がり一刀両断する最高にカッコいい演出を見せてくれる超必殺技。
表記A級の威力に加えて、初代のヘンガーのかしこさ技らしく命中率も確保している、まさにかしこさ型の切り札。
残念ながら、このモーションは続編には継がれなかった。

  • ミサイルパンチ(超必殺技)
くろがねの城よろしく胴体部からミサイルを乱発する…
のではなく、両腕を合わせてパワーをチャージしたロケットパンチで相手をぶん殴り飛ばす超必殺技。ファイナルソードより威力重視になっている。
その威力ではWキックの方がわずかに高いが、こちらは命中率が改善。その一方で消費Gも28と抑えられてるのはありがたい。

【MF2編】

  • パンチヘヴィーチョップ(バランス技)
続編でも立ち位置は変わらないが、使い込んでいると上から手刀で殴りつける「ヘヴィーチョップ」へと繋がっていく。
これは隣接距離(距離1)の技はこれ一本でもいいかな、と思えるくらいには接近戦の攻防を支えてくれる、
覚えやすい小技というジャンルの中でも消費、威力、命中のいずれにも優れた性能。威力重視は他の距離に任せよう。

  • ローキックキック(バランス技)
下位に当たる初期技のローキックが追加され、キックは使い込みで覚えるになった。Wキックは消滅。
バランス技になり、まわし蹴りでもなくなったので大ダメージ狙いではなく堅実な攻防用。
一応パンチに比べてダメージ寄りになっているが、キックとヘヴィーチョップはあまり差がなかったりするのが何とも。

  • アームキャノン系バーストキャノン(命中重視技→超必殺技)
腕部から熱エネルギー弾らしきものを発射する。音も視覚的にもなかなか派手。
使い込みルートは「アームキャノン→ナパームキャノン→バーストキャノン」となっており、格が上になるにつれて高熱の炎が画面を覆うほどに拡大していく。
アームキャノンの時点で重すぎない消費と命中補正Sが光り、かしこさ系へンガーなら主力技、フル戦では接近戦のバランス技に対する遠距離戦のメイン技になる。

  • ギガントハンマー系(大ダメージ技)
ジャンプの後宙返りで勢いをつけ、両手を握ったアームハンマーでたたき潰すという、渋みのあるステゴロ路線の技。
使い込みルートは「ギガントハンマー→パワードハンマー」となっており、パワードハンマーになると相手を宙返りで滅多打ちにするという器用な真似をする。
鍛えてもレーザーカッター系に威力では負けるが、こちらのほうが消費ガッツが少なく命中率もあるので、気軽に打ちやすいという住み分けができている。

  • レーザーカッター系(大ダメージ技)
手の甲からスピンする光線の刃を展開して相手を切り刻む、ヨーヨーと分化した、ドリルカッターの片割れみたいな技。
使い込みルートは「レーザーカッター→Wカッター」となっており、Wカッターは宙返りの勢いを乗せた躍動するモーションである。
ギガントハンマー系に比べて消費は全体的に重く、当たりにくく、殺傷力は増すという如何にもな大ダメージ技。
ところがWカッターの性能は他のモンスターだと消費Gが30台で済みそうなところが、消費Gが50と激重。見比べてみるとわかる。
これだけの消費だと覚えやすいレーザーブレードでよくないかという感じになってしまった。

  • ヨーヨー系(ガッツダウン技)
腕部装甲を切り離してぶつけ、有線でヨーヨー捌きのように回収する奇策の技。
使い込みルートは「ヨーヨー→Wヨーヨー」で、ガッツダウンよりもダメージ寄りの、ちょっと妙な発展の仕方をする。
そのモーションには前作のドリルカッター系の名残が見られる。刃がない分威力が減ったのだ、たぶん。

  • ロケットパンチ系Wドリルロケット(クリティカル技・ヨイ技→超必殺技・ヨイ技)
続編になったことで使い勝手がパワーアップし、演出もド派手にパワーアップ。
すべてヨイ技で使い込みルートは「ロケットパンチ→ドリルロケット→Wドリルロケット」と超必殺技にまで及び、最終的には回転する両の拳を打ち込む。
クリティカル率だけでなく、前作に比べて命中補正が上方修正されているので、アームキャノンと並ぶ遠距離戦のメイン技になっている。
Wドリルロケットは消費に見合う高性能で、大ダメージ技よりも逆転もしたい、しかし命中も欲しい時はこれの出番。
世代を重ねてでも覚えておく価値はある。

  • アイショット(クリティカル技)
カメラアイから何本ものレーザーを「ショット」ガンのように広域発射する遠距離攻撃。
クリティカル技にはよくある、クリティカル率を中心にダメージと命中のバランスも意識した性能。
ところがレーザーが続投してないせいか修得条件はパラメータだけでなく、使い込みで「パンチ50回」が必要と、すこし妙なことになっている。
移植版でもそのまま。覚えたいならパンチをたくさん使い、スルーしたい時はほどほどで止めておこう。

  • マイクロウェーブ(ガッツダウン技・ワル技)
アイレンズの部分から身体に悪影響がありそうなマイクロウェーブを放射して相手を苦しめる。
ヨーヨーと違って遠距離から放たれるワル技であり、命中率の確保とガッツダウン量に寄った性能なので、あちらより使いやすい。
ゴーレムやドラゴンみたいな大物相手の場合、相手の一撃を避けた後にこれを使えばほぼ封殺できるので、ちから主体の育成の時でも覚えておいて損は無い。
グレードSのプロメテウスに開幕で撃たれてもどかしい思いをしたブリーダーは大多数。

  • レーザーブレード系(超必殺技)
前作と違って名義がソードではなくブレードとなり、一律超必殺技に。使い込みルートは「レーザーブレード→ダブルブレード」で、斬り方は横薙ぎになった。
命中重視の性能から、一転してライフダメージとガッツダメージを両立、命中補正はレーザーカッター系よりマシというロマン系性能に。でも演出がどう贔屓目に見ても地味になっている。
用途としてはカウンターや逆転狙い用だが、ダブルブレードまでいくと消費Gが55になるのでそこまでガッツを守れるかも課題になる。
威力ならダブルブレード、大胆な反撃封じを視野に入れるならレーザーブレードに軍配が上がるか。

【主な派生種】

SUBの種族が表面によ~く表れたデザインが多い。
魂を安らげるための塗装を施したり、実際にパーツを採用したりしているのだ。
ちなみに初代では再生率も激低で、ANIMETAL「アニメタル・マラソン」、「電脳戦機バーチャロン」、「新スーパーロボット大戦」と、
メカメカしく限られたルートでしか再生できないレアモンだったが、移植版だと候補が10倍ぐらいに増えて、それはもう見つけやすくなった。

ヘンガーがSUBになると、初代でも2でも命中と回避に磨きがかかり、カラクリモンスターとしての形態を得る。
また、2では寿命が短くなる代わりにしゃてきが得意になり、潤滑油として使えるのかオイリー・オイルでストレス軽減ができるようになる。
寿命が縮むデメリットこそあれど、需要の高い軽トレが得意になり、重トレを増やしやすくなるので、有効に活用したいところだ。

そして、通常種なのに運命のいたずらに巻き込まれてとんでもない体験をしてきたモンスターがいるのも特徴。反動でカルト的人気すら有しているが、納得である。
リアルタイムで、彼に関する未練をもったブリーダーの数はあまりにも多かった。あるいは数がなくとも、個々の熱量が強すぎた。
索引でさえ個別項目を作らざるを得なかったモンスターなので個別にまとめておくことにする。

【初代から】

  • オメガレックス
ディノ、ロードランナー派生。
生物チックなギョロ目とグリーンの爬虫類的ボディが目立つヘンガーで、サウル種の生態的特徴がよく残っている。
モンスターカード、MF2マニアともに、このオメガレックスの研究が派生もとの二種の関連性を裏付けたといういきさつをも持つ。
初代ではヘンガーの特徴であった命中適性が更に高まっているが、同じような派生種が他にもいるため、自分で育てる分には些か地味な立場。
2では純血種と同等の成長適性だが、こちらは走り込みが得意になって寿命が延びたので、見た目に拘らないなら純血種よりこちらの方が育てやすい。
敵としては初代四大大会のオールスター・バトルの覇者、スピードに全てを賭けたロマンメカ、グレブが有名。
だが、そのグレブも2の対抗戦では一気にグレードBまで引き下げられているという、よくわからない目に遭っていたりする。
ImaのグレードB連中よりははるかに強いが。

初代の移植版でもやはりレアだが、バンダイナムコエンターテインメント「SDガンダム ジージェネレーション クロスレイズ」というタイムリーなタイトルから再生が可能になった。

  • ガイアー
ゴーレム派生。
ゴーレム特有のゴツゴツした灰色ボディと、パープルアイが特徴的なヘンガー。
機体構造はやはり複雑なのだが、魂のつくりはゴーレム種だけあって簡素らしい。
初代では回避適性こそ下がったが、命中の高さはそのままに、ちからの適性が最高値になったパワー重視のモンスター。
一方で2ではちからの適性が純血と変わらないばかりか、命中、回避だけが下がってしまっており、選ぶ旨味は薄い。
丈夫さに関しては2の計算式の事を考慮するとDではなくCが正しいようなので、設定ミスである可能性が高い。
寿命は純血よりもそこそこ伸びているものの、適性のことを考えると弱体化気味、いやバグの被害者枠である。
だが、移植版では修正されたらしく、誰かの劣化とは言わせない立場になることができた。
また、ヘンガー種唯一の晩成型という強みも持っており、同じ寿命帯の中ではパラメータの伸ばしやすさに優れている。
トレーニングに専念させるだけのお金をかけれるのであれば、早熟化して寿命も縮んでしまった後述のガーラントあたりより、育てやすいかも知れない。

初代の移植版ではコーエーテクモゲームス「無双OROCHI3 Ultimate」から再生が可能。…『ガイア』の操るヘカトンケイルをイメージしたものなのだろうか。

MF2の移植版では、今はもうなつかしの「日本ブレイク工業 社歌」の円盤石から、特別にもほどがある個体のガイアーが再生できる。
初期技はドリルロケット DaDaDa!! ギガトンハンマー 大地を揺らし!! …と、初期からなかなかの技が使えるのがうれしい。
が、本当に恐ろしいのは素体性能。寿命が400週に増量され、適性も「ちからB/残りC」とブロックン並みのパワーアップを遂げている。
代わりに移動速度が下がったのがガチの対戦ではネックになるが、ちから派のモンスターの合体サブ、もとい基礎としては高い潜在能力を持っている。
ちなみに上記の通り初期技が大ダメージ技とクリティカル技なので、「メインすり替え合体を使いたいがミーアだとガッツダウン技が邪魔」という力型を育てる際の素材に便利。

  • ダークヘンガー
モノリス派生。
暗黒の力を持つという漆黒のボディと、モノリスの顔面をイメージした眼球部分の顔が不気味なヘンガー。
しかし、レプリカということもあるのか、長い歴史の中で悪の心は無くなっていったので安心して育成できる。
初代では最低より少しましレベルとはいえ、ヘンガー種の中で唯一丈夫さをそれなりに伸ばせる種で、オメガレックス同様命中適性も最高レベルで、おすすめできる種族。
ミサイルパンチが覚えられないときはこのダークへンガーをチョイスするといいかもしれない。
2では命中、回避の適性が下がってスピードこそ失ったが、丈夫さの適性が平均値になり、ヘンガー種で数少ない丈夫なヘンガーとして育成ができる。
ただし寿命が短いのと、2020年度の移植版以外ではプールバグのせいで適性がやや殺されてしまうのが難点。
移植版だと伸びしろの点でガイアーに負けるため、少し愛が必要になってきている。

初代ではオリジナル版だと円盤石再生不可能で、移植版でも「スター・ウォーズ ピンボール」の英語版ぐらいしか確認されていないと、レアリティは高い。

MF2の移植版では、「スター・ウォーズ エピソード3:シスの復讐」のオリジナル・サウンドトラックから、レーザーブレードを初期修得した特別な個体が誕生する。
言わずもがな、ダース・ヴェイダーをモチーフにしており性格も激ワルで再現度はバッチリ。拘るならジャーカイ、もといダブルブレードも覚えさせて暗黒面を究めよう。

  • マグネティックス
レア種。橙と白、そして黄色のカメラアイが特徴的なヘンガー。
スライディングユニットを搭載したことで横方向への移動が高速になったとされる、当時でも最新型の存在。
現在の技術では革新技術を理解することすらできないため、色々な意味で再現は難しいとされる。

駆け抜けるような性能と題名あわせからかスピッツの「インディゴ地平線」から再生可能。
移植版ではウルトラマグネティックMCズの「クリティカル・ビートダウン」やBOYS AND MEN「進化理論」などから再生可能。
また、「ポケットモンスター ソード」からはきょじゅうざん、もといファイナルソードを初期修得した個体が登場する。

移植版ではガッツ回復も特別速い、赤と白のカラーリングのマグネティックスが追加されている。
フィーバー「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の各種モードで流れる名曲セット、森口博子×鮎川麻弥「追憶シンフォニア/果てないあの宇宙へ」から再生可能。
赤い彗星シャア・アズナブルだけでなく、白い方でアムロ・レイも再現した感じのスペシャルモデルだ。

【2から】

  • ガーラント
ドラゴン派生。
赤系統の燃え上がるような鋭角ボディがカッコいい、FIMBAでは発見されなかった幻のヘンガードラゴンモデル。実際にウロコを外装に使用したとも。
回避の適性を平均に下げて、代わりにかしこさの適性を高め、ちから・かしこさ・命中の三点が伸びやすいという、攻撃能力に特化したヘンガー。
両刀型もこなせる器なのだが、ドラゴン派生の為に寿命もピーク期間もヘンガーいち短いため、寿命をあまり無駄にできないところをもつ。
カネとウデのあるブリーダーでなければ、コイツの真価を発揮させるのは難しいだろう。
グレードS公式戦の常連である「プロメテウス」のおかげで、印象に残っているプレイヤーも多い。

移植版では、『アーマード・コア マスターオブアリーナ』から、ラスボス機ナインボール=セラフをモチーフにした、特別な個体が再生できる。
レーザーブレードに加え、プラズマキャノンの代わりにバーストキャノンを備え、移動速度最速まで備えているという、非常に高い潜在能力のガーラントである。
ただし、初期パラメータは驚愕のALL9。大幅に寿命が増えているとはいえ、育成難易度もラスボス級なので育成結果を吟味するガッツも必要になってくるかもしれない。

  • ヒューイ
メタルナー派生。
古代テクノロジーの結晶ヘンガーに、未来テクノロジーの塊メタルナーが奇跡の合体。
メタリックボディに常にUFOを浮かばせているという、シュールだけど、サイバー感がイカす外見となっている。
ただ、適性的にはスピードタイプのヘンガーと丈夫さタイプのメタルナーの噛み合わせが悪く、いまいちパッとしない。
かしこさよりちから重視にして、あとは丈夫さと回避のどちらを伸ばすかがプレイヤーにゆだねられている。
一方で移動速度とガッツ回復速度はヘンガー中最速で、唯一手数勝負が可能。当然長所となる。

移植版では『機動新世紀ガンダムX』の主題歌『DREAMS』や同作のサントラから、ガンダムエックスとダブルエックスのスペックにちなんだパラメータの特殊な個体が登場。
…もう言わなくてもわかるだろうが初期技は勿論「マイクロウェーブ」、来るっ!

  • エンドブリンガー
ジョーカー派生。
ジョーカーの手によって魂を吹き込まれたヘンガー。紫のボディと巨大な眼球が不気味な『終わりをもたらす者』。
ブリーダーには忠実とカードに書かれているが、吹き込まれたのがジョーカー種の魂だからか、結局はワルモンなので注意されたし。
攻撃の権化であるジョーカー派生ということもあり、適性自体はガーラントと同一の攻撃特化型。
寿命が短いという点も同じだが、成長パターンが持続になってピークが伸びているので、まだ幾分育てやすくなっている。
しかし、ヨイワルの変動幅制限にギリギリ引っかかったせいで、優れた超必殺技のWドリルロケットを覚えられないのは痛手。
うまく立ち回って「本気」の発動を狙うくらいの拘りは要りそうだ。

移植版では高橋洋子の「残酷な天使のテーゼ/魂のルフラン」からも特別すぎる個体が再生可能。どう考えてもモデルはエヴァンゲリオン初号機
300オーバーのかしこさを誇る初期能力、Wドリルロケットを獲得可能になった初期ヨイワル度を中心にネタ個体としては色々盛られまくっており、
A.T.フィールドをマイクロウェーブとアイショットで表現しているなど、ネタ方面でも隙が無い。

  • カラクリ
モック派生。
元々古代のカラクリであったヘンガーの、更に前身となるプロトタイプとのこと。
モンスターファーム2マニアではモックアップ(ダジャレ、なだけではなく実物大の模型という意味)ともされる。
ヘンガーとしては最高の寿命に加え、かしこさ適性が上昇。ライフ適性は悪いがヘンガー種はどいつもこいつもDに落ち着いてるので、
このカラクリはモック派生のデメリットが目立たず、長所を貰えている形となる。
ただし、ヘンガーの持ち味である命中と回避はサポートがないために、適性が両方Cにまで落ちている。
高い賢さを発揮したければ、アームキャノン系をメインにしてガンガン撃ちまくろう。

  • スケルトン
レア種。
軽量に仕上げられた超合金のパーツで、ガイコツの様な模様を全身に配したヘンガーの一モデル。
死が身近にあることを意識するためにつけられたとのことなので、ハードな任務を背負っていたのかもしれない。

再生可能CDはTRICERATOPSの「THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK」、Marilyn Mansonの「mechanical animals」、セガの「mr.BONES(ミスター・ボーンズ)」あたり。
すべて適性とヨイワルはエンドブリンガー寄りなので、アームキャノンを初期修得している「mechanical animals」が一番優位性があるだろうか。

地味に「初代」のほうの移植版でもアップデートの流れで追加されている。
上記のチョイス3種からだけでなく、宮野真守の「LAST DANCE」という、ダンス・マカブル感あふれる選出が追加。

MF2の移植版では、ほね組fromAKB48の「ほねほねワルツ」や12.ヒトエの「レントゲン」、そして重要キャラつながりで「UNDERTALE」等、ホネホネしたチョイスからも再生可能。

【LINEから】

え、お前はナイトメアフレームだろう?exactly
偶然の一致だとかたまたま由来が被っただけとかではなく、れっきとしたコードギアス 反逆のルルーシュとの公式コラボ種族。もちろんレア種扱い。
ランスロット・A(エアキャヴァルリー)はダブルセイバーを技登録可能な他、白オーラの専用技ヴァリス・FPを使用可能。ダメージ最高のSなのに命中はCと悪くはなく、消費も43と性能のわりにお手頃な大技だ。
ツワモン覚醒すると姿がランスロット・A(アルビオン)に変化する。

さらに特筆すべき点として、どちらかというと中~重量級なヘンガー種であるにもかかわらず、ガッツ回復・移動速度が共にAというかなりのチート性能。これも派生の存在しないレアモン扱いである事のなせる業だろう。
ランスロット系が比較対象になってしまうプロトメサイアー、ヒューイ、エンドブリンガー、カラクリ、マグネティックス、スケルトンの運命やいかに?
なお、通常のランスロットはツワモン覚醒しても姿が一切変化しない。他のKMFのツワモン覚醒は既存モンスターのように色や模様が変わるだけではなく姿自体が変化するのだが、これもある意味史上初である。

【ある意味特別種】

  • プロトメサイアー
ガリ派生。
純白のボディと金色の縁取りに紫色のアイユニットが神々しいヘンガー、『試作されし救世主』。そして2における最大の被害者である。
古代文明時代にすでにガリの要素を取り入れたヘンガー種として作られており、その神かがったパワーの証で純白のボディを手に入れたという。
初代ではかしこさと命中の適性が高まり、特に命中は最高クラスと、純血種やオメガレックスの上位互換であり、ヘンガーの中でもまさに実力者であった。
その優れた適性故に愛好者も多かったのだが続編の2では登場しない。

登場しない。


登 場 し な い。


登  場  で  き  な  い。


…とても大事なことなので4回言いました。


初代でも人気のあった種族なのに、なんとあろうことか担当スタッフがコイツのデータを入れ忘れたという大ポカをやらかしたため、続投できなかった(という話がある)。
その所為で、2においてコイツを石版再生などで出そうとしても画面がブラックアウトしたままフリーズするというバグが発生し、発覚してしまった。
(初期版の話で、後に発売されたベスト盤では修正されてエラーメッセージが出る)

結果として、ディノ・マジン・ラクガキ・ディスクのように種族単位で欠席していないにもかかわらず、シリーズ最高傑作と名高いタイトルにおいて唯一のハブられ組という悲惨な目に遭ってしまった。

この事実が判明した時、多くのヘンガーファンが涙で枕を濡らしたという。
是非ともガーラントやエンドブリンガー等の新たな仲間たちと肩を並べて、時には向かい合って戦いに明け暮れるプロトメサイアーを見たかっであろうに……
バグが多いことで有名な2ではあるがこれに関しては正直、残念の一言では済ませられないくらいの大バグであるとしか言いようがなく、怨嗟の声はここアニヲタwikiの項目においても渦巻き続けていた。

……しかし時は経ち2019年。初代モンスターファームの移植版の登場に当たって、大量の再生可能DBの実装などもあって注目が大いに集まり、
そして2020年、21年の時を経て、Switch・アプリにて発売決定した移植版MF2にて、ついに大復活を果たしたのであった。
そのレア度を示すランクはレア種でもないのに最高位の「S」。長い時を経てやってきた、なんというか「証」と呼べるものである。*1
コラで図鑑カードが作られたこともあったけどそれをネタにした訳ではない……と思う

肝心の性能は、ガリ派生としてはいろいろ変わったところが多く、激ヨイで適性も悪くはないが特殊個体ふくめて事前に理解しないとうまく育てられないかもしれない。
寿命が280週かと思いきや300週と純血種並みにあるので成長期間で得をしている一方、最高の命中を筆頭に回避と丈夫さが伸びやすく、あとはライフが伸びにくめという、モッチーに近い適性をしている。
丈夫さ以外は初代からそのままやってきたような数値になっており、おそらく本来は丈夫さC、かしこさBだと思われるので移植ミスの疑惑アリ。21年たっても惑わしてくるな、この配置は。
攻撃面での押しはピーク期間等での集中的な育成でフォローするしかないが、どんな機会でもガンガン伸びる命中を背景に、正確で重い一撃を見舞っていこう。
一方で合体の相性合わせは難しく、世代をまたいでパラメータアップさせるには相方探しが少し大変。
最近見つかったナースボーンの特殊個体を使うか、発生確率を絞るならスカシラプトルあたりを相方にしてみよう。

初代の移植版ではとても多くの再生候補が追加されており、JAM Projectの「鋼の救世主」、石川智晶の「Prototype」、
MF2プレイヤーには懐かしい鈴木あみの「Nothing Without You」などに加え、「アーマード・コア マスターオブアリーナ」からもガーラントに先駆けパラメータALL9な個体が再生可能になっている。

MF2移植版では、三パターンの特別な個体が確認されている。いずれも寿命にブーストがかかっており、一体目としては悪くないが変化は多い。
パターンAは上記「鋼の救世主」など多数から登場する「レーザーブレード」が目印の個体で、丈夫さとかしこさ適性が下がって、ライフとちから適性が上がっている。肉弾戦型としては申し分ない。
パターンBは「エルシャダイ アセンション オブ ザ メタトロン」のオリジナル・サウンドトラックから再生が確認された個体で「アイショット」が目印。
回避の適性が下がって、かしこさ適性が上がっている。そして性格がワルめというまさかのアンチ・ヒーローなかしこさ型。技修得については「大丈夫だ、問題ない」。
パターンCは「機動戦士ガンダム」のサントラから再生される、パラメータとヨイワル度がALL78のRX-78仕様。特別な個体としてはネタ寄りである。
しかも特殊能力で集中を持ち、しゃてきではなく巨石よけが得意になっているなど、ニュータイプ能力に目覚めていそうな走り方をしている。

いずれにせよこんな機会はそうそうないので、当時無念だったブリーダーの諸氏は心して手に取って育てていただきたい。青春をよみがえらせるのだ。

【大会に登場するヘンガー】

なにかしらの壁ポジションとして登場することが多い。命中率重視の立ち回りで攻めるのが有効だが、2では火力が上がってきているので油断はできない。

※二つ名は例によって「モンスターファーム2マニア」の「大会マニア」より。

  • ゴーラ
初代においてヘンガー解禁のためのキーアイテム「土偶の頭」を獲得する際に対戦することになるヘンガー。
グレードAのモンスターだが、普通の大会出場モンスターに比べて回避が高いため、なんとか命中率を確保しないと勝つのは難しい。
地味にグレードSのグレブよりもちからが高く、油断すると「ヌンチャク」「Wキック」で大ダメージを負わされる点にも注意。

なお、2にはゴーラルというそっくりさんが登場する。それに加えてこのゴーラ自身も普通に強化されて登場する。
Cのタイタン兄弟のゴラゴンとゴレゴン然り、製作者の意図がよくわからないラインナップである。
因みにこの強化ゴーラの能力値はIMaのグレードSに出場するプロメテウス(後述)といい勝負。

ちなみに、移植版ではなくその前の方が正規のパラメータという珍しいモンスターでもある。丈夫なヘンガーというのもそれはそれで手強いが。

  • グレブ
初代のグレードSのオールスターバトルのトリを務めるオメガレックス。
600台の命中と回避でもって、よく当ててよく躱してくる曲者だが、ちからもかしこさも200台しかなく、一発の威力はグレードSとしては弱い。
とにかく耐え忍んでガッツを溜め、命中重視技をうまく振りまくり、KO狙いのラッシュをしかけよう。
2にも登場するがなぜかBランク。もしや二代目か?と思いきや能力値は初代と変わっていない。
レドンド(これも能力ほぼ変化なし)がAに居たりと、ひょっとしたらドリームチーム的な並びにしたかったのかも知れないが、出場モンスターの数を考えるとかなり低確率である。
実際の強さは命中と回避だけグレードS相応、他はまあB相応というかなりアンバランスな強さ。強くはないが勝つのは難しいかも。

  • イプシロン(2)
MF2のグレードBのさまざまな大会に登場する。種族は純血種。からくり兵器。
丈夫さ以外の能力がバランスよく高く、命中重視・クリティカル・大ダメージ技も一通りそろえている、実力的な意味での壁モンスター。
攻撃系のパラメーターそのものは平均的だが、レーザーカッター等の高威力技で最大火力を補っている。
スピード重視にしろパワー重視にしろ、手探りで遊んでいると大体コイツが壁になった人も多い事だろう。
プレイヤーによっては最強候補に名前が挙がるライバルモンスター。

「レーザーカッター」「ヨーヨー」は危険だが、初手は大体「ロケットパンチ」や「アームキャノン」なので、開幕の攻撃一発でやられるような事は少ない。
回避に自信があるならば距離2で大技をスカさせて、丈夫さに自信があるなら離れてアームキャノンか、近づいてバランス技を撃たせ、息切れした所で反撃するとよい。
幸いガッツ回復は遅いので、息切れさせるのは他の強豪よりも楽。とにかく、一番あぶない距離に長時間待機しないことが大事。
Bランクで一番高い回避能力で常に運ゲーを強いられるのが最も厄介な要素。命中の高さや命中重視技を重視し、堅実な手が取れるようにしたいところ。

このモンスター相手にマニュアル操作で能力差をひっくり返せれば、あなたのモンスターバトルの操作技術が鍛えられている証拠であり、オート操作で余裕でKOできるモンスターを育てられたならば、あなたの育成技術がついている証拠である。そういう意味でも登竜門である。

グレードF(フリー)のニューイヤー杯にはグレードBから唯一登場するが、周囲がグレードAだのグレードSだので勝ち上がる事がよくあるのはちょっとシュール。闘えたらラッキー。

移植版ではレベル制の廃止により、グレードBでは一番の合計能力値を持つ。また底力からの逆転の可能性が出てくるなど強化されている。

  • プロメテウス(2)
グレードS公式戦に登場。種族はガーラント。グリーンアイズ・レッドロボ。
ヘンガーとしては回避率のない相手だがちから・かしこさ・命中の三点に優れており、半端な距離の詰め方だとレーザーブレードで両断されることすらある。
開幕マイクロウェーブによるガッツダウンも重量級モンスターで挑んでいる時は厳しいし、技の使い込みの妨害や、相手からの被ダメージ増加につながったりするので面倒。
グレードSのドラゴン派生らしく防御面に隙があるのでぶちのめすのは楽なのだが、そうするための一撃を当てるまでにどう立ち回るかが試されるだろう。
クセのある技が怖い場合は密着するのが安全だが、ヘヴィーチョップ連打が痛い。これをかいくぐれない時は大技回避に賭けることになる。
運と腕に覚えのある人は、マイクロウェーブ躱してからカウンターをお見舞いして一蹴してやるのも一興。

移植版では、ルカ・トゥリッリズ・ラプソディ「プロメテウス〜炎のシンフォニー」から、プロメテウスを意識した特別な個体の再生が確認されている。
長寿になった一方、命中適性がライフ適性に一段階回ったり、アームキャノンを飛ばしてナパームキャノンを覚えているのが特徴。
技構成再現に走ってもいいが、アームキャノンも悪くないし、寿命と成長タイプの改善も大きいので単純に強化レア種みたいな感覚で育てても良いだろう。


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最終更新:2023年12月13日 21:20

*1 他にSランクに指定されているのはいずれもレアモンスターであり、その中でもポワゾン・ミーア・ムー・ハレハレ・デンネン・ビンチョー・キンゾー・ジェントル・デンチュウ・トキビトの10種しかいない