ソードスナイパー リゲル

登録日:2014/08/12 Tue 13:23:03
更新日:2023/01/20 Fri 06:50:43
所要時間:約 11 分で読めます




「たとえプログラムされた感情だったとしても、
あなたを助けたい気持ちに嘘はない!」



Z/Xに登場するゼクスの1体。
各務原あづみのパートナーゼクス。


【目次】
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◎キャラクターとしてのリゲル


cv.内田彩

青の世界で製造されたクローンサイボーグ、[バトルドレス]。
オリジナルXIII Type.IIと同一の遺伝子データを用いたクローンサイボーグで識別番号はII-3
名前の由来はオリオン座を構成する星のひとつであるリゲル。

各務原あづみの友達となり、青の世界への協力を引き出しやすくするような感情をプログラムされている。
ベースとなったのがオリジナルXIIIだけあって非常に優秀な性能を持つ。

あづみと接触しているうちに彼女の優しさや友達論に触れ、プログラムされた感情ではなく自分の中から湧き上がる想いとして「この子を自由にさせてあげたい」と願うようになる。

そんな折、青の世界があづみの病気を悪化させ、縛り付けていたという事実を知る。
自分の力ではどうすることもできない歯がゆさを感じながらも策をめぐらせ、青の世界を脱出。

以後は緑の世界で以前協力関係にあった千歳と合流し、あづみを治療するために必要な神木モウギを探す旅に同行している。

その後千歳組と離れたりあづみが誘拐されたりいろいろあった末、ついにモウギの近くまでたどり着くが、そこで出会った八大龍王 跋難陀の一言。

「モウギにはその子の病気を治す力はないと思うよ」

その瞬間、あづみの容体が急変する。


その後、あづみを救うために青の世界に帰還し、薬と引き換えに自らの記憶を消去。
再び感情を持たない戦闘マシーンと化し緑の世界に侵攻。だがあづみの叫びに太刀筋が鈍るなど記憶はなくとも無意識に何かが残ってはいた。

14歳の少女には過酷すぎる運命に、とうとうあづみは自身の役割を放棄。
共に処分を待つばかりであったリゲルだが、その胸元にデータにない刻印が浮かんだ。

叶えし者(キラツ)》化によって精神崩壊し、青の世界に侵攻し死灰によって死の淵に立ったあづみと再開したリゲルは、本人にも理解できないながらあづみを庇うような行動に出る。
そして、ポラリスから預かった記憶データをType.XIから返還されたリゲルは全てを思い出し、大切な友人を傷つけた《(ディンギル)》、『王威』マルドゥクと激突。これを撃破する。

その後奇跡的に全快したあづみに、今度こそ離れないことをリゲルは誓ったのだった。


媒体によって上司がころころ変わる人*1

人間らしさを取り戻させてくれたあづみに感謝し、また仲睦まじいその様子はまるで姉妹のよう。
……なのだが、あづみを可愛がるあまり少々、いやかなり暴走しがち。

心配のあまりソトゥ子に暴言を吐いたり、スリーサイズを測ったと聞いて詰め寄ったりはまだいい方で、あづみのフィギュアを本人の許可なく作ったり、ついには「私のあづみ」発言までする始末。

ソトゥ子からも「紳士……もしくは、淑女」と言われたり、龍膽からも「我々が存じ上げるリゲル殿でござった」と言われたり、公式でリゲル=変態の等式が成り立ってる状態である。
そんなだから一部でクレイジーサイコレズリゲルネキと呼ばれてるとか。
記憶を取り戻して以降はご両親に挨拶に行かねばと発奮したり、あづみと泳ぎたいがカナヅチなあづみが見れなくなることに葛藤したりと離れ離れだった反動からかより悪化している。

なお、リゲルの大本であるType.IIを始め、オリジナルXIIIは青の世界における各務原あづみの遺伝子データを元に作られたクローンであるため、リゲルもまた遺伝子データはあづみと同じである。


つまり、彼女は、自分と遺伝子的には同一存在の14歳の女の子にハァハァしてる超ド級変態淑女ということになる。


機械ではない、リゲルの人としての感情が創る未来に妾は期待しておる。 ~アドミニストレータ ポラリス~

ポラリス様、考えを改めたほうがよろしいのではないでしょうか……


ちなみに美人で巨乳なのでせんと君に憧れられているが、リゲル本人はせんと君のことを覚えていなかった(会ったことはある)。

千歳「事情は知らないけど、泣いた」

フィギュア化プロジェクトの二弾としてあづみに続いてフィギュアが2015年1月に発売された。
実におっぱいとお尻が強調されている素晴らしい一品となっている。



◎カードとしてのリゲル

B01-034 ソードスナイパー リゲル(そーどすないぱーりげる)
コスト5
バトルドレス/リユニオン
[常]【P】「あづみ」【有効】スクエア【効果】このカードは以下の能力を得る。"[常]レンジ∞(このカードはどのスクエアも攻撃できる。)"
[起]【P】「あづみ」【有効】手札【コスト】あなたのリソースにある[リユニオン]を2枚スリープする。【効果】このカードをリブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、スクエアにあなたの[オーバーブースト]がある場合にしかプレイできない。
パワー6000
藤真拓哉
※2019.11.1リビルド適用。

Z/X第1弾『異世界との邂逅』に収録されたパートナーゼクスサイクル。

レンジ(インフィニティ)という全てのスクエアに攻撃可能な能力を持つ。
この能力を直接に有するのは現在でもリゲル系統のみ*2

プレイヤー参照で補正がかかっているので査定はレンジ2と同じ-2000。
自軍エリアから相手プレイヤースクエアを狙い撃ちするのが基本的な運用法になる。

しかし弾が進んだだけ緩やかではあるがインフレはしており、生き残らせるのは難しい。
優勢を決定づける一撃や最後の1ダメージをもぎ取るなど、二つ名通り一撃必倒のスナイプを用いたフィニッシャーとしての運用が望ましい。

パワーの低さを補う赤白緑、回収しやすいコスト5なので再利用するための白黒緑など、色の組み合わせにも柔軟性がある。
デッキビルダーとしての研究しがいがあるといえよう。

しかし9弾にて、プレイヤーを参照せずAウィルスハザードのアクターレの影響も受けず、レンジ3*3でパワー査定が-500というオリジナルXIII Type.Vが登場した。
同じ[バトルドレス]であり、コストも1違うため使い分けは容易。また共存させることも可能。

もともと非常に強力なカードだったが2019年11月に遂にリビルド。
あづみがIGOBしていた場合、実質コスト2になる能力と種族[リユニオン]を獲得した。
「リゲル★クリスマス」と違いリソースの枚数を参照しない強みがあるが、その代わりにIGOBしていないと効果を発揮できない。

イラストアドが高く能力も優秀なため比較的安いと言われるZ/Xの中でもトップクラスに高額。
ホロに至っては地域や店にもよるが6000~9000円程度で取引されていたことも。
最近はキャラクターパックなど収集のしやすさから安価に収まりつつある。

またフィギュアにはイラスト違いで2枚付属で再録された。
ただしフィギュアは1つ12000円程するので値段的にはサイフに優しくない。



◎その他のリゲル

◆ソードリベレイター リゲル

C03-002 ソードリベレイター リゲル(そーどりべれいたーりげる)
コスト6
バトルドレス
[常]【P】「あづみ」【有効】デッキと手札【効果】スクエアにあるあなたのカード名に「あづみ」か「リゲル」を含むゼクス1枚につき、このカードのコストは1減る。ただし、0以下にならない。
[常]【P】「あづみ」【有効】スクエア【効果】あなたの手札にあるカード1枚につき、このカードのパワーを+1000する。
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】あなたのターンのターン終了時。【効果】カードを1枚引いてよい。
パワー5500
藤真拓哉
※2018.05.21リビルド

銃から剣へ武器を換装した2枚目のリゲル。
手札参照パンプアップとドロー効果を持つ。

ふたつの能力がマッチしておりとても扱いやすい。
ターン終了時最大で11500の壁にもなるうえ攻撃時は理論上青天井のパワーを誇る。
それでいて手札を消費した時はドロー効果で補給できるため、使い勝手のよさからスターター発売当時「初心者はとりあえずこれ買っとけ」と言われていたほど。
一方同時発売だった龍膽さんはカードプールの増加とリビルドを待つことになる。

また、現在は「ニューP」が専用プレイヤーとして登場したため下火になっているが、手札上限を恒常的に3増やす「“至純契騎”ニュー」と組み合わせることでパワー14500で相手にターンを返すこともできる。

リビルドによってデッキと手札でコストダウンする効果を獲得。
条件はスクエアに「あづみ」「リゲル」を含むゼクスがいること。『ゼクス』指定なのでプレイヤーカードのままでは対象にならず、誓装して初めて有効になる。
そこから「フィニッシュ・バレット」に繋ぐことで[オーバーブースト]が「各務原あづみ」名称なら確定で-2され、踏み倒し登場することも可能。
「ブランデッドソード アルダナブ」「ハーモナイズソード アルダナブ」などの対象にもなりうる。

また、ドロー効果はあづみ指定になった代わりに手札の枚数制限がなくなり、強制から任意に変更された。


漫画版では天剣解放(ソードリベレイト)というファンネルになった。
ちなみにフィギュア化した彼女のイラストの装備はこの形態を元にしている。


◆クォンタムシューター リゲル

C07-003 クォンタムシューター リゲル(くぉんたむしゅーたーりげる)
コスト7
バトルドレス
[自]【P】「あづみ」【有効】◎のスクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの上から3枚を見て、その中にあるカードを1枚選び、手札に加える。残りのカードを好きな順番でデッキの下に置く。
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】◎のスクエアにあるすべての相手のコスト5以下のゼクスを手札に戻してよい。
パワー9500
藤真拓哉(DVD及びBlu-Ray付属版)
※◎はX字状の5マス
※2018.07.01リビルド

アニメイラストの3枚目。例によってこのカードにもDVD及びBlu-Rayに付属する、元々のイラストレーターが書きおろしたバージョンが存在している。
クォンタムだが別に「トランザム!」して赤くなったりメタルスボディになったりはしない。

中央スクエアに登場した時限定でデッキトップをサーチする能力を持つ。
しかしその場所が問題で、中央スクエアは互いに攻め手として重要な場所であり、空いているという状況は少ない。
またゼクスは基本的に一度出た場所から動けないのも足枷となる。

リビルドによって有効なスクエアが大幅に増加、かつ同対象のスクエアにいる相手ゼクスをバウンスする能力が追加されると大幅な強化がなされた。
バウンスは対象を選ばないので絶界を貫通できるが、コスト制限があるのとすべて戻すか戻さないかの二択になるので、戻したくないゼクスがいる時は慎重に。
パワーの低さに関しては相変わらず如何ともし難いが、強豪ひしめく「リゲル」の中でも十分選択し得るカードとなった。


◆ツインミーティア リゲル

B10-036 ツインミーティア リゲル(ついんみーてぃありげる)
コスト7
バトルドレス
[自]アルターフォース(このカードが登場した時、あなたのトラッシュにあるカードを1枚フォースとしてこのカードの下に表向きで置いてよい。)
[起]<青2 このカードのフォースを一枚トラッシュに置く。>置いたフォースがカード名に「リゲル」を含むカードの場合、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを好きな枚数選び、手札に戻す。
パワー10500
藤真拓哉

第10弾で登場した4枚目のリゲルで、前回までの白基調の装備から一転、真紅の装備を纏った二刀流の姿。
しかしこちらも別にトランザムしているわけではなく、どうやら怒髪天になるとこちらに換装する模様。

前弾から登場した新能力アルターフォースを持つカード。
起動能力でスクエアにある相手のゼクスを好きなだけバウンスする豪快なリセット能力を持つ。
コストで払う青2といえば、基本的には単体のゼクスを処理する程度のコストなのでその異様さが際立つ。

また、このカード自体は「あづみ」指定を持たないため、同じくあづみ指定を持たないバニラの「オーシャンドレス リゲル」や「運命を唄う あづみとリゲル」と併せて12枚までなら「あづみ」以外がプレイヤーのデッキにも投入できる。

しかし、本体+能力で実に9コストも必要という重さは如何ともしがたい。
幸い「リゲル」系統は複数の踏み倒し能力を持つため、それらを駆使してコストを捻出できる。

他にも、選択してのバウンスであるため絶界を持つゼクスは対象に取れず、『効果を受けない』能力を持つゼクスもバウンス不可能。
また結局は手札に戻すだけなので、相手が展開型のコンボデッキであれば一度しかバウンスできないリゲルは無力という欠点もある。

コスト7相当のスペックはあり、刺さる相手にはとことん刺さるので強みを活かしたい。

この時はフレーバーテキストでは赤の世界に誘拐されたあづみへの想いを爆発させていたリゲルだが……

◆Type.II-3“Lost Memory”リゲル

「友情?意味不明です。各務原あづみ、青の世界のために戦いなさい」

P11-013  Type.II-3“Lost Memory”リゲル(たいぷつーすりーろすとめもりーりげる)
コスト6
バトルドレス
[自]このカードが登場した時、あなたのプレイヤーが「各務原あづみ」であり、あなたのリソースに青のカードが5枚以上あるならば、あなたのチャージにあるカードを1枚選び、トラッシュに置いてよい。置いたならば、カードを1枚引き、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、手札に戻す
パワー9000
藤真拓哉

Z/X初の画集、『Z/X -Zillions of Art Works-』の特典として「二重の廃滅ズィーガー」と共に付属した5枚目のリゲル。
名前からうすうす嫌な予感がすると思うが、記憶を全て消去されたリゲルである。

書いてあることを要約すれば、構築上青を多めに入れれば登場時にチャージを1枚切ることによって2アド取ることができるカードである。
ざっくり言えば、パワー参照のない「猫の恩返し」を確定オーバードライブ出来ると思えばいい。

ついでに言えばこのカードのパワーも-500査定でアタッカーもこなせるため、実質的には3アド取ることができる恐ろしいほどの効率を誇る。
このカードより1コスト低い「オリジナルXIIIの創造者ベガ」が同様のコストを支払って、
ドローのみということを考えると(念のため書いておくとベガは極めて優秀なカードであるが)プレイヤー指定の強さが解りやすく表れている。

相手のコスト・位置を関係無しに手札につき返す能力は相手に積極的に攻め込むためにも劣勢を巻き返す起点にも使え扱いやすく、ドローは後続確保及び息切れを防ぐために便利で、とりあえず弱いことが書かれていないため誰にでも扱いやすいカードだろう。
また前述の「リベレイター」との相性も良い。
……若干リベレイターの株を奪いがちであるが、あちらの魅力は最高打点の高さとコスト低下である為十分使い分けができる。

欠点はインフレの波とリゲル系統のリビルドを受けて、このカード自体のカードパワーがリゲル内でも低くなってしまったということ。
また混色では扱いにくいうえに、同じ「リゲル」でも後述の「迦陵頻伽&リゲル」は無色であるためこのカードの条件達成を阻害する可能性がある。
画集付録ということで入手難易度も高かったが、キャラクターパックの発売で改善された。

ストーリーの流れから解るように、あづみの病気がどうしようも無くなったことで青の世界に帰らざるを得なくなったリゲル。
そしてリゲルはあづみとの思い出も感情も、一切の記憶を失う。

イラストもとてもかわいいイラスト且つ、あづみとのツーショットであり良いものなのだが……
ここに写っているリゲルは、彼女が二度と戻りたくないと言っていた感情なき戦士としての姿である。


◆フラガマキナ リゲル

B17-026 フラガマキナ リゲル(ふらがまきなりげる)
コスト3 IG
バトルドレス
[常]【有効】スクエア【効果】あなたのリソースにカードが4枚以上あり、その中にカード名に「リゲル」を含むカードが2枚以上ある場合、このカードのパワーを+1000する。
[*]ディンギルLv1(あなたのデュナミスに表向きの[ディンギル]が1枚以上ある場合、以下の能力が有効になる。)[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのプレイヤーが「各務原あづみ」の場合、ノーマルスクエアにある相手のコスト4以下のゼクスを1枚選びデッキに戻しシャッフルする。
パワー4500
藤真拓哉

《神》の一柱、『王威』マルドゥクに見初められたあづみの影響で《叶えし者》になった6枚目のリゲル。
衣装は久しぶりに「ツインミーティア」に近い真紅だが未だ記憶は失ったままである。
あづみがこの時点でLv3でありながらこのリゲルのLvが1なのは、リゲル自身は後に《神》に反抗するマイナス勢力であるため。

リソースに「リゲル」が2枚以上あることで5500相当のパワーになり、また登場時相手の低コストゼクスをデッキバウンスする。
「クリスマス」が存在する関係でリソースに置くことがメリットとなる「リゲル」系統との相性は抜群で、また現状最も相手にアドバンテージを与えない除去手段であるデッキバウンスが光る。

コスト3かつIG持ちであるため取り回しも容易く、Lv条件も[マルドゥク]指定ではなく[ディンギル]指定なのでわざわざマルドゥクでデュナミスの枠を取る必要もない。
「アブブ・カブラ」などのディンギル捲りイベントを一度使えば即座に効果が有効というのも評価点。

問題があるとするなら、同じIG持ちパートナーでRだったフィエリテらや、PRのズィーガーと違いSRということか。
その後、構築済みデッキなどで再録されまくった結果今では容易に入手できる。

余談だがただでさえ豊満ながらも引き締まった肉体美を持つリゲルの胸元に《叶えし者》の刻印が出現したため、変態紳士が多いZ/Xプレイヤーの間では淫紋などえらい言われようである。


◆オーシャンドレス リゲル

P17-035 オーシャンドレス リゲル(おーしゃんどれすりげる)
コスト3 IG
バトルドレス
パワー5000
藤真拓哉

ゼクストリーム2016AUTUMNで販売されるスリーブ、およびプレイマット付属のプロモーションカード(ホロ仕様)。
またゼクスくじ第5弾のおまけで3本引くごとにもらえるパックに入っている可能性もあった(こちらはノーマル仕様)。

7枚目のリゲルにして、同時に発売される迦陵頻伽とセットでパートナーでは初のバニラである。
バニラ、である。大事なことなので二回言いました。

プレイヤー参照すらも存在しないため、どんなデッキにも投入可能。また「ツインミーティア」が実質Type.Vなどと同様の仕様になる。
また、「クリスマス」と組み合わせる際にも非IG枠を潰さずに安定して投入できるなど、能力がないにも関わらず「リゲル」であるというだけでアドバンテージしか存在しない。

スリーブに2枚、プレイマットに2枚封入されているため、両方買えば4枚そろう。
イベントに行けない地方民も通販で購入可能なので入手自体は容易……と思ったら速攻で在庫が消滅。
流石に批判が殺到したためかその直後に受注生産に切り替わった。
そこ、あこぎな商法って言わないの。

なおイラストはあづみと一緒に海中遊泳を楽しむ水着姿のリゲルという、最近の彼女たちの境遇を思えば非常に微笑ましいものになっている。
しかし3年間昏睡していたあづみは勿論のこと、サイボーグのリゲルも泳げない*4
なので「夢のよう」とフレーバーテキストにあるようにこのシチュエーションは夢オチである。
っとにブロッコリーはどんだけあづみたちをいじめ抜いたら気が済むんですかねぇ……

Z/Xくじ版FTでは

「ふたりで海中遊泳する夢は叶えたいわ。でも、泳ぎ方を教えたらカナヅチのあづみは永遠に失われる……。どうすればいいの!?」

と斜め上の悶絶をしている。まっこと、あづみが絡むとぶれない人である。


◆メリータル・ヴァウス リゲル&リゲルとあづみ 連理の絆

B20-029 メリータル・ヴァウス リゲル(めりーたるヴぁうすりげる)
コスト4
バトルドレス
[自]【P】「あづみ」【有効】リソース【誘発】このカードがリソースに置かれる。【効果】あなたのリソースにカードが6枚以上あり、その中に「リゲルとあづみ 連理の絆」がある場合、青2を支払ってよい。青2を支払ったならば、あなたのデッキの上から7枚見て、その中にあるカード名に「リゲル」を含むゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
パワー6000
斎創

パートナー指定リソースリンク、通称『絆リンク』の8枚目のリゲル。
記憶を取り戻し、クリスマスに買ったプレゼントのマフラーを繋ぎ合わせたものをつけて桜並木を歩いている。
地味にアニメ版「クォンタム」を除き「リゲル」では初めての藤真氏でないイラスト*5

リソースに置かれた時に対応する「連理の絆」があるとデッキトップから「リゲル」をサーチし登場させる効果を持つ。条件は緩く必要なコストも「クリスマス」と同じ2コストとお手頃かつリソリンなのでそちらとも相性がいい。
サーチの幅も7枚と広めなので腐ることが少なく、「ツインミーティア」などを引ければリソースより1コスト上のリゲルを踏み倒しつつネックであったコストの重さも改善できる。

そしてテキストが句点で区切られている都合上、リソースが6枚以下、あるいは「連理の絆」がない、もしくは青2を払っていない場合でもリソースに置いた時点でデッキシャッフルが確定する
ルール上、Z/Xは条件を満たさない能力はその能力の全体が無効になるのだが、このカードの場合『プレイヤーがあづみ』『リソースに置かれる』を満たした時点で「連理の絆」の有無に関わらず能力が有効と看做され、『句点で区切られた処理は別物として扱う』『可能な部分のみを実行する』というルールに基づき、元に戻すカードがなくても後半の強制シャッフル効果が成立してしまう。

その後のルール改定で『デッキが無作為状態*6であればデッキのシャッフルを省略してよい』というルールが追加され、サーチしていない場合はシャッフルする必要がなくなった。
ただし、「リゲル」軸のデッキは「ヴィクトリーコール ポラリス」などで序盤からデッキの下にカードを置くことが多く、特定のカードをデッキの下に置く行為はデッキを無作為状態でなくするため、シャッフルしておくのが無難。

欠点としては、まず「クリスマス」と違って除去がなく『出すだけ』なので盤面が埋まっているとそこに出せないこと。またノーマルスクエア指定なのでプレイヤースクエアに出すことが出来ず、空いている場合は残ったリソースで壁を立てる必要があること。
そしてリソリン恒例の『両方引けなければ意味がない』という点。もっともここは「リゲル」系に多いドロー能力で無理矢理カバーすることが可能だが。

なお英語なのでわかりづらいがMarital vowsは『比翼連理』という意味。この人のキャラソンとか。
絆リンクの『セットで四字熟語になる』という命名ルールは一応守っている。


B17-040 リゲルとあづみ 連理の絆(りげるとあづみれんりのきずな)
コスト1
イベント
[☆]【効果】ノーマルスクエアにある相手のコスト3以下のスリープのゼクスを1枚選び、手札に戻す。
[自]【P】「あづみ」【有効】リソース【誘発】このカードがリソースに置かれる。【効果】あなたのリソースに「メリータル・ヴァウス リゲル」がある場合、あなたのデッキの上から5枚見て、その中にあるカードを2枚選び手札に加え、あなたの手札にあるカードを1枚選びデッキに戻す。残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
斎創

「メリータル」と対になるイベントカード。
『比翼連理』とは仲睦まじい夫婦の喩え*7

イベントとしての効果は「密かな企み」の下位互換だが、絆リンクの成立でデッキトップとの手札交換が出来る。
「メリータル」を引っ張ってきて次のターンで展開してもいいし、既に枚数が揃っているなら「クリスマス」を釣っても良い。特に指定もないのでその時一番強力なカードでも問題ない。
「クォンタム」同様に公開しないため、相手に手の内を見せないという強みもある。

こちらも「メリータル」と同じ理由で、リソースに置いた時点で「メリータル」の有無に関わらずシャッフルが確定する。


ちなみにこれら2枚は20弾のシークレット枠としてSRホロ仕様の箔押し版が封入されている。
また、『カジノ』がテーマのゼクストリーム2018のグッズにバニーガール姿のアナザーバージョンが付録。


◆アウェイクン・ブレイド リゲル

B20-102 アウェイクン・ブレイド リゲル(あうぇいくんぶれいどりげる)
コスト7
ウェイカー/バトルドレス
覚醒条件:あなたの手札にあるコスト5以上のカードを2枚公開し、デッキに戻し、シャッフルし、カードを2枚引く。
[常]【P】「あづみ」【有効】スクエア【効果】このカードは以下の能力を得る"[常]レンジ∞"
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】あなたのターンのターン終了時。【効果】カードを1枚引いてよい。ノーマルスクエアにあるゼクスを1枚選び、手札に戻してよい。
パワー10500
藤真拓哉

絆リンクと同じ20弾に収録の、マルドゥクの呪縛を振り払いウェイカーとして覚醒した9枚目のリゲル。

これまでのリゲルの集大成とでも言うべきカードで、「スナイパー」同様のレンジ∞、「リベレイター」と違い条件のないターン終了時ドロー、「Lost Memory」と違い無条件でコスト不要の確定バウンスを放つ「ツインミーティア」サイズのリゲル。
高パワー、バウンス、ドローで3アド稼ぎレンジ持ちのためPSからある程度の安全マージンを確保して攻撃できる非常に優秀かつ強力なカードであるが、攻めに特化した能力であるため守りは他のカードに頼らざるを得ない点がある。

また、エクストラであるため「クリスマス」や絆リンクなどこれまでの「リゲル」サポートとは噛み合わせが悪いという難点もある。当然一度撃破されれば再使用も不可。
HR(ヒロイックレア)と入手難易度も高かったが、こちらも再録を重ねた結果現在はわりと安価で入手可能。

いっそ開き直って「リゲル」サポートとは切り離しての運用が可能という強みもあるので一長一短。


◆カジュアル・モード リゲル

P20-020 カジュアル・モード リゲル(かじゅあるもーどりげる)
コスト4
バトルドレス
[自]アルターフォース(このカードが登場したとき、あなたのトラッシュにあるカードを1枚フォースとしてこのカードの下に表向きで置いてよい。)
[*]ウェイカーLv1 [自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃する。【効果】カードを1枚引く。このカードのフォースがカード名に「リゲル」を含むカードの場合、ノーマルスクエアにある相手のコスト3以下のゼクスを1枚選び、手札に戻してよい。
パワー6000
藤真拓哉

ファッションセンターしまむらとのまさかのコラボTシャツに付属の10枚目のリゲル。
他のカードと紙質に若干の違いがある*8

能力は非常にシンプルで、強制効果の1ドローと「ツインミーティア」同様にフォースが「リゲル」であれば相手のコスト3以下のゼクスをバウンスする。
他の「リゲル」系統と違い派手さや癖こそないものの、手札補充ができ相手のIG成功一回分を巻き返せるという扱いやすさが特徴。
またフォースを吐き出さないためバウンス効果は生き残りさえすれば何度でも使用可能。誘発のタイミングも攻撃した時であるためスカることがない。

欠点としては、ドローが強制効果であるためデッキが最後の1枚であればリロードエフェクトのペナルティでライフ-1になる点。またバウンス効果は支配権が相手限定であるため自ゼクスを戻すことは出来ない。

そして「Lost Memory」同様、おまけカードであるためシングルでの入手が困難かつ新品はTシャツ込で1枚1500円する点。
しかも画集と違いしまむらでのみの販売なので、部数が少なく店舗のない地域ではそもそも探すことすら出来ないという買う以前の壁が存在する。
ただししまむらはこの手のTシャツも時間が経つとしょっちゅう割引で投げ売りしているので、今なら残ってさえいれば500円からでも買えたりする。残ってさえいれば。

もう一つ、カードの封入方法が『表が見えるパックに入れてタグと一緒にぶら下げ』であるため保管環境によっては初期傷が酷い。
Tシャツはあったがカードは切り離されて盗難されていたという報告も一部ではあるため、美品を見つけたら大事に確保しよう。

ちなみに、本来は本体とでもいうべきこのTシャツはプレイヤーカードとして使える。何らかの追加効果でプレイヤーカードをスリープする必要がある場合はトークンの使用が認められているので、別に着ているプレイヤーが寝る必要はない。
誰もやらない? デスヨネー


◆アルファ・ノヴァ リゲル

P21-010 アルファ・ノヴァ リゲル(あるふぁのう゛ぁりげる)
コスト5
バトルドレス/リユニオン
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの1番上のカードを見て、デッキの1番上か1番下に置く。カードを1枚まで引く。
[起]【P】「あづみ」【有効】スクエア【コスト】無0【効果】あなたの手札にカードが4枚以上ある場合、ノーマルスクエアにある相手のコスト6以上のゼクスを1枚選び、手札に戻す。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、1ターンに1回しかプレイできない。
パワー7500
藤真拓哉
※2019.9.26リビルド

キャラデザ担当の藤真氏の漫画連載を記念したVジャンプ2017年10月号付録の11枚目のリゲル。
TCG本編とは並行世界にあたり、まだあづみと絆を育む前のため若干表情が硬い。

登場した時にデッキトップを確認し、それをデッキトップかボトム好きな方に置き、さらにドローが出来る。
無条件ドローはともかく他のリゲルに比べるとパッとしない地味な能力に見えるが、実は非常に応用の効く能力。ポイントは『ドローするかは任意である』という点。

まず単体で普通に出した場合、デッキの一番上を確認したうえでドローが出来るのでほんの少しではあるが引き込むカードを操作できる。
さらに、『デッキトップからカードを移動させる』効果をもつカードと併用することで事前に落とすカードのチェックができる。エヴォルシードなどとは相性がいい。

「メリータル」の能力でリソースフェイズに登場した場合、デッキトップを確認してそれをドローするか残してイグニッションするか、あるいはデッキ下に追いやってリセットするか選択できるというコンボもある。
同じくイグニッションフェイズ開始時にデッキトップの確認・操作が出来る「ロイヤルガード リゲル」などと併用することで、イグニッションの成功率を大幅に高めることができる。
もっともこのコンボには「メリータル」の能力で見る7枚の中にこのカードが入っている必要があるので運が絡み、『そういうこともできる』程度の認識に留めるべきだが。

Code Reunionでの再録にてリビルドされ、種族[リユニオン]を得たと同時に手札が4枚以上あれば相手の大型ゼクスをバウンスする能力を獲得。
手札4枚は「リゲル」に限らず[バトルドレス]を使えば容易な条件で、相手のターン中でも撃てるため防御札としても有用になった。

また元々のテキストも若干変わっているが、『1枚引いてもよい』が『1枚まで引く』に変わっただけなので任意であることに変化はない。


◆オーバー・ザ・クラウズ リゲル

E10-052 オーバー・ザ・クラウズ リゲル(おーばーざくらうずりげる)
コスト6
バトルドレス
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードがプレイされて登場する。【効果】あなたのリソースにカード名に「リゲル」を含むカードが4枚以上ある場合、あなたの手札にあるカード名に「リゲル」を含むゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させてよい。
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードがカードの能力で登場する。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選びデッキに戻し、シャッフルする。
パワー9000
藤真拓哉

人気投票で3位に入賞した記念のHRで12枚目のリゲル。

プレイ登場と踏み倒し登場で異なる効果を持ち、プレイした場合手札から「リゲル」を踏み倒せる。
条件で求められるリソースの枚数は「クリスマス」より2枚少なく、それでいてコストに制限がないため自身より重いリゲルも出せる。ただしプレイヤースクエアに出せない点は「メリータル」と同じ。
なのでプレイヤースクエアには自身を置いて、隣に「スナイパー」を立てるか正面に「リベレイター」や「無敗の姫騎士リゲル」を置くなどが基本になる。優勢であるなら自分も殴りに行ってもいい。

一方の踏み倒しで登場した場合、相手のゼクスを1体デッキバウンスする。
前者の効果が魅力的なので若干霞むが、自分の名称だけで安定した踏み倒し手段を複数持つ「リゲル」にとってはこちらも優秀。
例えば「クリスマス」で出せばたった2コストで9000の大型ゼクスが登場、ついでにデッキバウンス×2と相当にコスパが良い。
ちなみに名称制限がないため同名カードも出せる。

「アウェイクン」同様HRなので入手が難しいうえに通常デッキに入れるカードなので枚数が必要というのが数少ない欠点か。
後に初回限定版付録やコミックスの限定生産特典で再録されたので多少は緩和されたが。


◆ゴー・ファイト・ウィン!リゲル

BG01-007 ゴー・ファイト・ウィン!リゲル(ごー・ふぁいと・うぃん!りげる)
コスト7
バトルドレス
[起]【P】「あづみ」【有効】手札【コスト】「ゴー・ファイト・ウィン!リゲル」以外のスクエアにあるあなたのリブートの[バトルドレス]を2枚手札に戻す。【効果】このカードをリブートでゼクスのないあなたのプレイヤースクエアに登場させる。登場させたならば、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選びデッキに戻し、シャッフルする。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、あなたのリソースにカードが6枚以上ある場合にしかプレイできない。
パワー10500
藤真拓哉

初心者応援パック『ビギナーズパック』に収録の13枚目のリゲル。
下乳に腋、そしてアンダースコートが眩しいチアリーダー姿。

種族強化がテーマのパックということもあり、効果はスクエアにある攻撃前の[バトルドレス]を手札に戻すことで自身が登場するというもの。
シークレット版のFTで「行ってらっしゃい!」と言いつつなぜか自分が手札から飛び出すという矛盾。

種族のみの指定でコストは指定されていないので、イグニッションや前のターンにダメージを受けてライフから登場した軽量[バトルドレス]でも条件を満たせる。
同じパックに再録の「ブランデッドソード アルダナブ」の登場時の踏み倒しが成功すれば1枚から条件を満たせる。

登場できるのはプレイヤースクエアに限られるため、それだけを見れば防御寄りの能力。
しかし登場さえしてしまえばデッキバウンスによって相手ゼクスを除去し、空いたスクエアに残ったコストでアタッカーを登場させることが可能なので攻守で纏まった性能といえる。
また、「【運命剣臨】蒼星姫リゲル」や「【剣誓『恋人』】あづみ」をシフトすればレンジ2を付与できるため、相手への攻撃も可能になる。

後方から応援し活路を開くその姿はまさしくチアリーダーに相応しい。


◆フィニッシュ・バレット リゲル

B24-020 フィニッシュ・バレット リゲル(ふぃにっしゅ・ばれっとりげる)
コスト2 IG
バトルドレス
[常]ヴォイドブリンガー(このカードがライフから登場する際、あなたのライフが相手のライフ以下ならば、スクエアにあるゼクスを1枚選び、トラッシュに置いてよい。)
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】スクエアにあなたの[オーバーブースト]がある場合、「フィニッシュ・バレット リゲル」以外のあなたの手札にあるコスト4以下のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させてよい。
パワー3000
ヨシモト

24弾収録の14枚目のリゲル。
ヴォイドブリンガーを獲得したサイクルの1枚。

このサイクルは共通してスクエアに[オーバーブースト]が存在する時に発揮する効果を持つ。
リゲルの場合は登場時に手札からコスト4以下のゼクスを登場させる。

対象自体は同名カード以外に色も名称も指定していないので、手札に引き込んでおけば軽量ゼクスであれば何でも出せる。
強力な登場時能力を持つ「メルティングスノー ベラトリクス」「シーサイドバニーType.IV」などを出し、返す刀で「ゴー・ファイト・ウィン!」に変換するコンボはなかなか強力。

また、「リベレイター」がリビルドによってコスト軽減を獲得したため、[オーバーブースト]が「あづみ」名称ならこのカードで登場させることが可能。


◆ロイヤルガード リゲル

B24-023 ロイヤルガード リゲル(ろいやるがーどりげる)
コスト3
バトルドレス
[常]スタートカード
[自]【P】「あづみ」【有効】チャージ【誘発】あなたのターンのイグニッションフェイズ開始時。【効果】あなたの手札にあるカード名に「リゲル」を含むカードを1枚選び、トラッシュに置いてよい。置いたならば、あなたのデッキの上から2枚見て、その中にあるカードを1枚選び、手札に加える。残りのカードをデッキの1番上に置く。
パワー4500
saty.

同じく24弾でこちらはスタートカードサイクルの15枚目のリゲル。
初めてあづみと戦場に出た頃の姿で、記憶を失っていたころを彷彿とさせる無感情系の物言い。

「追憶の奏者ディラン」に似た効果で、イグニッションフェイズ開始時にデッキトップを確認できる点までは同じ。
違う点は確認する際にコストが必要であり、その分チェック枚数は2枚で好きな方を手札に加え、残りをデッキトップに戻す。
手札の交換とより確実性の高いイグニッションが可能になるなど非常に強力。

また、「リゲル」であるため生き残り続けた場合「リベレイター」のコストが1下がるというのもポイント。
相手にすると手札調整とIGアイコンの仕込みをされるのは困るが、破壊しないと「リベレイター」を踏み倒される危険性が高まると、なかなかに厄介。

コストとしてトラッシュに置いた「リゲル」は「ツインミーティア」のフォースとして使えるので無駄も少ない。
「天火の料理娘 花梨」などの緑のカードでリソースに置けば「クリスマス」の条件達成を加速したうえで回収もしやすくなる。


◆パーフェクトティーチャー リゲル

B24-028 パーフェクトティーチャー リゲル(ぱーふぇくとてぃーちゃーりげる)
コスト7
バトルドレス
[自]【有効】チャージ【誘発】あなたの「あづみ」がIGOBする。【効果】カードを1枚引く。
[起動]【P】「あづみ」【有効】手札【コスト】あなたのチャージにあるゼクスを1枚デッキの1番下に置く。【効果】このカードをチャージに置き、カードを1枚引く。この能力はあなたのターンにしかプレイできない。ターン終了時まで、あなたはカード名が「パーフェクトティーチャー リゲル」の[起]能力をプレイできなくなる。
パワー10500
白井秀実

続いてエンジョイフレーム兼IGOBサポートサイクルの16枚目のリゲル。
テーマの『学園』から胸元の大きく空いたシャツにタイトスカートと黒スト、白衣と眼鏡を装備と魅惑の女教師スタイル。

テキストは指定する名称以外「学園の守護神ローレンシウム」と共通で、チャージのカードをデッキの下に送る形で手札から移動しIGOBの登場時に1ドロー。
IGOBするにはチャージに指定のカードが2枚必要であるため、これで条件を満たしやすくなる。

青の中では貴重なチャージ操作能力を持ち、「ブランデッドソード アルダナブ」などをディンギルの生贄にし残った方をこれと入れ替えることでチャージの「リゲル」枚数を増やせる。
また、青のこのサイクルの特性としてチャージのカードをデッキに戻してドローするため、手札の交換と疑似的なサルベージが行える。

コストが高くそれ相応のパワーを持っているが、素出しには向いていない。
しかし「リゲル」で『コスト7』のため、「精神の魔人アニムス」を主軸としたデッキであれば、黒の覚醒条件やトラッシュでの頭数、「アニムスと愉快な仲間たち」の効果範囲であるため採用の価値は高い。


◆ベストパートナー リゲル

P26-001 ベストパートナー リゲル(べすとぱーとなーりげる)
コスト4
バトルドレス
[起]【P】「あづみ」【有効】手札【コスト】このカードをゲームから除外する。【効果】相手のゼクスがあなたを攻撃している場合、そのバトル中、あなたが受けるダメージを-1する。この能力はこのターンの間にあなたのカード名に「あづみ」か「リゲル」を含むコスト7以上のゼクスが破壊されていた場合にしかプレイできない。ターン終了時まで、あなたはカード名が「ベストパートナー リゲル」の能力をプレイできなくなる。
パワー6000
藤真拓哉

藤真氏が作画を担当する漫画『Z/X Code Reunion』1巻付属の17枚目のリゲル。
初回限定デッキ付属版なら漫画とデッキに1枚ずつ計2枚入手可能。

このカードを手札に抱えておくことで1回だけ攻撃によるダメージを無効化できる緊急回避の能力。除外なので使い回しは難しいが条件の都合で終盤に1、2回使う程度なのであまり問題にならない。
というかこのカードが何枚も必要な時点でどうしようもない劣勢なのは言わずもがな。

また、攻撃してきたゼクスだけでなくそのバトル中の全てのダメージを-1するので、仮にダメージを与える系の能力が起動か誘発しても、優先権を得てからバトル終了までなら全て無効化できる。もっともそんな状況は滅多にないのだが。

ただし、使用するには「あづみ」か「リゲル」名称を持つ大型ゼクスが破壊されている必要があるため、誓装中はともかくあづみが素の状態だとリゲルが場にいないと使うことができない。
加えて相手がスクエアのゼクスのコストを下げるギミックを利用している場合も、「リゲル」「あづみ」ともにコスト8以上がいない都合で不発になる。
また「貪欲な凶鳥ハルピュイア」に関しても、ハルピュイアの手札から登場したターンにダメージを+1する能力と相殺するため完封はできない。

防御札というよりは、お互いに先に1点でも取れれば勝てるというダメージレースでその1点を死守し勝利に貢献する希望のカードと言える。


◆撃ち抜く人形リゲル・ドール

ZP01-021 撃ち抜く人形リゲル・ドール(うちぬくにんぎょうりげる・どーる)
コスト7
トーチャーズ
[自]エヴォルシード スクエアかトラッシュにあなたのカード名に「アニムス」を含むカードがある場合、あなたのデッキの1番上のカードをトラッシュに置き、ノーマルスクエアにある相手のコスト5以上のゼクスを1枚選び、破壊する。
[自]【有効】トラッシュ【誘発】あなたのカード名に「アニムス」を含むコスト7以上のゼクスが登場する。【効果】スクエアにあなたの「撃ち抜く人形リゲル・ドール」がない場合、このカードをリブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させてよい。
パワー10500
ぽしー

一応、「リゲル」名称としては18枚目だが厳密に言えばリゲル本人ではない。
その正体はデススミス商会の会長インウィディアがリゲルの人気に便乗して作ったパチモノ人形。売り上げが好調だったためスケルタルセールス氏は部長に昇進した模様。

単刀直入に言えば「アニムスと愉快な仲間たち」を始め「アニムス」専属のサポートカード。
「リゲル」名称を参照する「仲間たち」やコスト7以上指定の「マインドデザイア」の効果でトラッシュに落ちればそのままエヴォルシードでデッキトップを落としつつ相手の大型ゼクスも破壊できる。
さらに2018年末時点で3枚あるコスト7以上の「アニムス」が登場すれば1枚だけだがトラッシュから登場可能。残ったものは「ツインミーティア」のフォースに使えるのでこれまで以上にリゲル複合のアニムスを組む意義ができたと言える。

ただし、いかに「リゲル」名称とはいえ、青でも[バトルドレス]でもない以上「アニムス」を使わないデッキでの存在意義は全くない。
「【剣誓『恋人』】あづみ」も[バトルドレス]指定のためこのカードにはシフトできない。
例外として「戦士の小休止リゲル」の『自分のライフが1』という条件のために、リソースに黒のカードがあれば自身のライフを削る代わりにノーコストで登場する「螺旋の砲撃シュピラーレ」を採用するのなら「リゲル★クリスマス」との両方の条件を満たすために採用する余地はある。


◆無敗の姫騎士リゲル

B26-022 無敗の姫騎士リゲル(むはいのひめきしりげる)
コスト7
バトルドレス
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃によって相手のゼクスを破壊する。【効果】あなたの手札にあるコスト3以下のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのない◎のスクエアに登場させてよい。
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】相手のライフが減少する。【効果】ノーマルスクエアにある相手のコスト4以下のゼクスを1枚選び、手札に戻してよい。
パワー10500
アカバネ
※◎は相手プレイヤースクエア以外

エンジョイテーマ『ファンタジー』で、剣を手にした騎士姿の19枚目のリゲル。
この世界のあづみはプリンスらしいので男の娘か男装女子なのだろうか?
「フラガマキナ」の開発コード「神域の機人」を除けば正式なリゲルでは初の二つ名に漢字を使用した「リゲル」でもある。
誰が呼んだか通称『くっ殺リゲル』。姫騎士へのあつい風評被害。

戦闘破壊によって手札から低コストゼクスを踏み倒すことが可能。自身が大型の主力格なので条件は容易に達成可能。
特に「クリスマス」で踏み倒した時のコストパフォーマンスは驚異的の一言。「紅葉にはしゃぐウェアドール」「びっくりイースター うさぎのモカ」を出せば減ったリソースの補填もできるし、「猛撃の勇角エイクスニール」などから更なる展開を狙ってもいい。
出せる範囲もノーマルスクエアに限定されないので、自身を含めた大型で相手を囲い最低限の壁を設置といった使い方もできるし、「【運命剣臨】蒼星姫リゲル」との相性も良い。優勢劣勢に合わせた立ち回りを意識しよう。
ただし破壊時誘発なので空のプレイヤースクエアへの攻撃では誘発しないし、自壊による離脱やパワー変動によって耐えられるのにも弱い。こと白のカードには要注意。

もう一つ、相手のライフが減少した際に相手のゼクスをバウンスする効果も持つ。
これの誘発条件は『ライフが減少する』こと全般にわたるので、通常のダメージはもちろんデッキリロードエフェクト、さらには相手自身の「恋の応援モテッツ」などライフを移動させる系の効果でも誘発する。
なのでこちらは逆にライフ操作を得意とする白のカードに対してメタを張る能力と言える。

これだけ盛っておいてレアリティは通常のレア。ただし26弾から一箱の封入が10パックになりレアの確定入手がなくなったので、それをどう見るかはあなた次第。


◆【運命剣臨】蒼星姫リゲル

B26-070 【運命剣臨】蒼星姫リゲル(うんめいけんりんそうせいきりげる)
オーバーシフト/バトルドレス
剣臨条件:[Y]ゼクス オーバーシフトLv1
剣臨器:カード名に「あづみ」を含むオーバーブースト
[常]【有効】スクエア【効果】あなたのプレイヤースクエアにあるゼクスに以下の能力を与える。"[常]絶界""[常]レンジ2"
[自]【有効】スクエア【誘発】あなたのゼクスが攻撃して相手のゼクスにダメージを与える。【効果】そのゼクスが攻撃してダメージを与えたゼクスを手札に戻す。
藤真拓哉

あづみの『可能性』の姿として剣臨した20枚目のリゲル。
姿はIGOBの『リゲルの装備を纏うあづみ』に対して『あづみと同年代のリゲル』といった趣き。

場にいることで全ての自ゼクスが「オリジナルXIII Type.VII"Ju17Ca"」のようなダメージ誘発のバウンスを獲得する。これは絶界を貫通するのでコスト2の最弱クラスのゼクスですら万能の除去要員に変貌する。当然チャージやトラッシュを利用するデッキやIGOBもメタることができる。
ただしお約束ではあるが効果の処理よりも優先権前処理による致死ダメージエフェクトが優先されるので、パワーの高いゼクスでの攻撃は普通に破壊になる。ダメージで誘発するので『ダメージを受けない』能力にも弱い。

もう一つの能力に、PSのゼクスに絶界とレンジ2を付与がある。こちらもヴォイドブリンガーや昨今のPSに貫通する火力などを防ぎつつ、相手にダメージを叩き込める極めて強力な能力。
上記の通り、PSに壁として置いたコスト3以下のゼクスだろうとどんな大型でも『カードの効果を受けない』能力がない限り除去可能なため、本体のあづみと合わせて確定で1点はもぎ取れる。

もう一つのあづみ専用シフト「【運命剣臨】天縫星バルビエル」と比較した場合、「“蒼天誓装”」であれば既に展開準備が完了している場合はこちらが、劣勢で他に返しや展開手段のない場合はあちらが有利。
逆に「舞装≪蒼天≫」の場合、レンジ∞付与の「私のパートナー リゲル」や全体+2000の「友情を守る銃口リゲル」を引っ張ってくる都合でバルビエルの方が相性がいい。
後述の「ハートリフレッシュ」などとは、殴り手が増える点を加味するとこちらの方が相性がいい。

なお剣臨器には『カード名に「あづみ」を含む』の条件があるため、汎用オーバーブーストなどではたとえあづみからIGOBしても使うことはできない。

ここまで強力な効果に対する供給の不足、いつもの藤真絵効果の組み合わせで発売から高騰を続け、2019年初頭現在買取価格1万以上、売値は2万近くというコレクション用のプレイヤーカード類を除きZ/Xでは珍しい超高額カードと化していた。
その後、コミックス2巻の初回生産特典として再録されたため、売値も1万前後まで落ち着いた。
それでも高い方だけど。


◆ハートリフレッシュ リゲル

B28-015 ハートリフレッシュ リゲル(はーとりふれっしゅりげる)
コスト4
バトルドレス
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードがプレイされて登場する。【効果】あなたのリソースにカードが7枚以上ある場合、相手のデッキの1番上のカードをリソースにスリープで置いてよい。置いたならば、あなたの手札にある「あづみとリゲル 蒼天への誓い」を1枚まで選び、コストを支払わずにプレイする。
パワー6000
ぽしー

エンジョイテーマ『温泉・行楽』から、ネモフィラの花畑で尻もちをついた21枚目のリゲル。
たぶん国営ひたち海浜公園

効果はプレイ登場時に条件付きで相手のリソースを増やし、さらにノーコストで手札の「蒼空への誓い」をプレイ可能というIGOBサポートサイクルの1枚。なので実質コスト1ともいえる。
相手のリソースを増やすのは一見デメリットに見えるが、IGOBの条件である『相手のリソースが6枚以上』を妨害するプレイング、通称『5止め』を無理矢理ねじ伏せる効果でもある。
ただしあくまでイベントをプレイできるだけなので、オーバーブースト条件であるチャージに「リゲル」2枚は無視出来ず、またイベントをプレイ出来ない能力の影響下でもプレイそのものが封じられているため撃つことが出来なくなる。おめーのことだよピュアフロン

リゲルの場合、IGOBしたあづみを「蒼星姫」にシフトすることでこのカードにバウンスやレンジ2を付与することが可能なため相性がいい。
「友情を守る銃口リゲル」がいればパワー8000になるのでコスト5までなら自身で殴り倒せるようにもなる。
残ったリソースで「クリスマス」を撃つなりして展開すれば絶界付与もあり一気に決着まで持っていける。

なおこのカードとIGOBで合わせて2体のゼクスが並び、リソースも基本的には3以上残っているので、IGOBとこのカードでディンギルを組み、もう一度誓いを撃つことでオーバーシフトLv1が達成可能。
おそらくはシフトを使いやすくなるようにそういったコンセプトの下デザインされたものと思われる。


◆迦陵頻伽&リゲル

B28-061 迦陵頻伽&リゲル(かりょうびんがあんどりげる)
コスト4
ミソス/バトルドレス
[自]【P】「ほのめ」か「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】以下の効果から1つ選び、解決する。“ターン終了時まで、このカードは以下の能力を得る。“[常]レンジ2””“ターン終了時まで、あなたが次に手札からプレイするゼクスのコストは1減る。ただし、0以下にならない。”
パワー6000
アカバネ

《千年國》で行動を共にする迦陵頻伽とタッグ組んだ、リゲルとしては22枚目のカード。
枠がレインボーフレームなのでややこしいが2色ではなく無色。なので「Lost memory」とは若干相性が悪い。

過去にあった「漆黒の爪翼ズィーガー&アルモタヘル」とは異なり能力はどちらのプレイヤーでも共通で、登場時にそのターンだけレンジ2を得るか次に手札からプレイするゼクスのコストを1下げる効果を選択出来る。

リゲル主体として見た場合、「ブランデッドソード アルダナブ」の効果で登場出来るコスト4の[バトルドレス]という点が非常に優秀。
詰めに使いたい時はレンジ2を、コストを下げて切り札を出したい時はコストダウンを選択すれば無駄がなく、また手札から出さない限りディンギルやウェイカー、イベントを使っても効果は残り続けるのでその間にいくらか調整も出来る。
「リベレイター」と組み合わせた場合、自身がリゲル名称なのもあって-2の4コストで登場させられるし、「ハートリフレッシュ」との組み合わせなら誓いをコスト3で使ったのと変わらない扱いになる。

また青に縛られないので「Last Dance」目当てでプレイヤーをあづみにした「女神」などの赤単デッキなどでもある程度無理なく投入が可能。
イグニッションで登場した「月華の女神セレネ」から出すなどすれば、攻撃要員兼コストカットサポーターとして使える。

ただしあくまで次にプレイするゼクスのコストを下げるだけで、手札のカードのコストが下がるわけではない点は勘違いしないように。
加えて無色なので、降臨条件が色指定のディンギルに使えないのも注意。


◆守り抜くリゲル

E18-010 守り抜くリゲル(まもりぬくりげる)
コスト2 IG
バトルドレス/リユニオン
[常]ヴォイドブリンガー(このカードがライフから登場する際、あなたのライフが相手のライフ以下ならば、スクエアにあるゼクスを1枚選び、トラッシュに置いてよい。)
[起]【P】「あづみ」【有効】手札【コスト】このカードをデッキの1番下に置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選びデッキに戻し、シャッフルする。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、スクエアにあなたの[オーバーブースト]がある場合にしかプレイできない。
パワー3000
藤真拓哉

EXブースター18弾『Code Reunion』封入のヴォイドブリンガー2種目にして23枚目のリゲル。
なおこの弾のカードは全て漫画内のカットを利用しているため藤真氏のイラストだが、大半の着色は別に行っている。

スクエアに[オーバーブースト]があれば、自身を手札からデッキに戻すのと引き換えに相手のゼクスをデッキバウンスする。
相手のターンに使えず、また自分のゼクスを対象に取れないのがネックだが、代わりにコストがデッキに戻すのため引き直せば何度でも再利用可能。

デッキバウンス自体も強力なため、「舞装≪蒼天≫」で[リユニオン]を踏み倒したいスクエアを空けるのに使える。
踏み倒しを行う「フィニッシュ・バレット」とは盤面が空いている/埋まっているで対になっていると言える。


◆青の監視者リゲル

E18-011 青の監視者リゲル(あおのかんししゃりげる)
コスト3
バトルドレス/リユニオン
[常]スタートカード
[起]【P】「あづみ」【有効】チャージ【コスト】あなたの手札にあるカードを1枚デッキの1番下に置く。【効果】カードを1枚引き、以下の効果から1つ選び、解決する。“ノーマルスクエアにある相手のコスト4以下のゼクスを1枚選び、手札に戻す。”“あなたのトラッシュにある[リユニオン]を1枚選び、デッキの1番下に置く。”この能力はあなたのターンにしかプレイできず、1ターンに1回しかプレイできない。
パワー4500
藤真拓哉

同じく2種目のスタートカードである24枚目のリゲル。

こちらも自ターン限定で、手札をコストに相手の低級ゼクスをバウンスするかトラッシュの[リユニオン]をデッキに戻すか選択出来る。
ドローが付いているので手札収支はプラマイゼロで、[リユニオン]の回収も含めてこちらも「舞装≪蒼天≫」との組み合わせを意識している。

「ロイヤルガード」と比較した場合、トラッシュを肥やしたりイグニッションを成功させるなどあちらが小技やコンボ向け、こちらが「舞装《蒼天》」ありきとも言える。


◆戦いに臨むリゲル

E18-012 戦いに臨むリゲル(たたかいにのぞむりげる)
コスト3 IG
バトルドレス/リユニオン
[常]【P】「あづみ」【有効】スクエア【効果】スクエアにあなたの[オーバーブースト]がある場合、このカードは以下の能力を得る。“[常]絶界(何人たりともこのカードをカードの効果で選ぶことはできない。)”
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの1番上のカードを見て、デッキの1番上か1番下に置く。カードを1枚まで引く。
パワー4500
藤真拓哉

イグニッションアイコンを持つ25枚目のリゲル。
このカードの登場で、「リゲル」デッキはライフリカバリー以外の全てのカードを「リゲル」で統一することが可能になった*9

「アルファ・ノヴァ」と同じ登場時能力を持つ他、[オーバーブースト]がいると絶界が有効になる。
そのため、コスト3ながら非常に場持ちがよく、全体除去を持たないデッキの場合は逐一攻撃するか相手の[オーバーブースト]を破壊した上で除去しなければならない。

「リゲル」は踏み倒しにより盤面を埋めるのが容易なため、敵に回して並べられると厄介なカードといえる。


◆友情を守る銃口リゲル

E18-013 友情を守る銃口リゲル(ゆうじょうをまもるじゅうこうりげる)
コスト6
バトルドレス/リユニオン
[常]【P】「あづみ」【有効】スクエア【効果】スクエアにあなたの[オーバーブースト]がある場合、スクエアにあるすべてのあなたのゼクスのパワーを+2000する。
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃する。【効果】あなたのデッキの上から5枚見て、その中にあるコスト5以下のゼクスを1枚まで選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させ、残りのカードを元に戻し、シャッフルする。ターン終了時、そのゼクスを手札に戻す。
パワー9000
藤真拓哉

E18の新規SRの26枚目のリゲル。

こちらは[オーバーブースト]がある間、恒常的に自分のゼクス全体を2000パンプアップする。
そのため、基本的に全てのカードが1コスト上のカードまで戦闘破壊が可能になる。
また、対象はゼクス全てに及ぶため「リゲル」以外にも問題なく作用するほか、自身も対象のためコスト7バニラ相当の11000になる。

加えて、デッキトップからコスト5以下のゼクスを踏み倒す。ターン終了時に手札に戻るので居座りには向かないが、自身の効果で強力なアタッカーに変えることができる。
こちらもゼクスならなんでもよい。また自身が「リゲル」のため「ソードリベレイター」が確定で効果範囲に入る。

常在効果を無効化するには[オーバーブースト]を取り除かなければならないが、その[オーバーブースト]が12500になっているため、純粋な戦闘で勝てるゼクスがほんの数枚しか存在しない。
このカード自身は破壊耐性や絶界を持たないので、効果でこのカードを除去するか、戦闘ダメージ誘発の除去で[オーバーブースト]を退去させるのが確実。


◆傍らに寄り添うリゲル

SD03-008 傍らに寄り添うリゲル(かたわらによりそうりげる)
コスト4
バトルドレス/リユニオン
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードがプレイされて登場する。【効果】あなたのリソースにカードが7枚以上ある場合、相手のデッキの1番上のカードをリソースにスリープで置いてよい。置いたならば、あなたの手札にある「あづみとリゲル 蒼天への誓い」を1枚まで選び、コストを支払わずにプレイする。
パワー6000
藤真拓哉

スタートダッシュデッキ第3弾に収録の27枚目のリゲル。
浴衣姿のリゲルとあづみが可愛らしい1枚。

[リユニオン]を持つ以外は「ハートリフレッシュ」と相互互換なので、説明は省略。
5枚目として使えなくもないが、「蒼天への誓い」ありきのカードなのであまり投入しすぎるのも困り者。


◆危機に陥るリゲル

SD03-009 危機に陥るリゲル(ききにおちいるりげる)
コスト4
バトルドレス/リユニオン
[自]【有効】チャージ【誘発】あなたの「あづみ」がIGOBする。【効果】カードを1枚引く。
[起]【P】「あづみ」【有効】手札【コスト】あなたのチャージにあるゼクスを1枚デッキの1番下に置く。【効果】このカードをチャージに置き、カードを1枚引く。この能力はあなたのターンにしかプレイできない。ターン終了時まで、あなたはカード名が「危機に陥るリゲル」の[起]能力をプレイできなくなる。
パワー6000
藤真拓哉

同じくスタートダッシュデッキに収録の28枚目のリゲル。

こちらは「パーフェクトティーチャー」の相互互換。
コストが4になっているため「パーフェクトティーチャー」と完全に同じではないが、コスト4なので「ブランデッドソード アルダナブ」などで踏み倒しが効く。

また、「パーフェクトティーチャー」「危機に陥る」ともに起動能力の1回制限は同名が対象のため、手札にこれらが1枚ずつあれば合計2回効果が使える。
そのためチャージに「リゲル」が1枚もない状態からでも奇襲が狙えるのは現状「リゲル」にしかできない強みともいえる。


◆私のパートナー リゲル

SD03-011 私のパートナー リゲル(わたしのぱーとなーりげる)
コスト7
バトルドレス/リユニオン
[常]【P】「あづみ」【有効】スクエア【効果】スクエアにあなたの「舞装≪蒼天≫各務原あづみ」がある場合、このカードとあなたの「舞装≪蒼天≫各務原あづみ」は以下の能力を得る。“[常]レンジ∞(このカードはどのスクエアも攻撃できる。)”
[自]【P】「あづみ」【有効】手札【誘発】このカードが「舞装≪蒼天≫各務原あづみ」の能力で登場する。【効果】ノーマルスクエアにあるすべての相手のコスト4以下のゼクスを手札に戻す。
パワー10500
藤真拓哉

SD03の目玉ともいえる、29枚目のリゲル。

「舞装≪蒼天≫」の能力でデッキから踏み倒すと、スクエアにある相手のコスト4以下のゼクスを全てバウンスする。
選んでいないため絶界だろうとお構いなし。「イヴィルベイン エミクス」など小型の絶界持ち相手に強く出られる。

また「舞装≪蒼天≫」がスクエアにいれば自身と「舞装≪蒼天≫」にレンジ∞を付与する。
コスト7パワー10500のどこにでも攻撃できるゼクスが2体並ぶのは非常に強力。

ただしバウンス効果は「舞装≪蒼天≫」がいたとしても「クリスマス」や絆リンク、「オーバー・ザ・クラウズ」での登場では発動しないので注意。


◆戦士の小休止リゲル

PR30-048 戦士の小休止リゲル(わたしのぱーとなーりげる)
コスト7
バトルドレス/リユニオン
[常]【P】「あづみ」【有効】スクエア【効果】あなたのライフが1の場合、相手のライフが0ならば、すべての相手のカードは“[常]ライフリカバリー”を失い、得ることはできない。
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃する。【効果】相手のライフが3以下の場合、ノーマルスクエアにある相手のコスト5以上のゼクスを2枚まで選び、手札に戻す。
パワー10500
藤真拓哉

アニメ放送記念キャンペーンで配布された30枚目のリゲル。

攻撃した時に相手のライフが3以下ならば相手の大型ゼクスを2体までバウンスする能力を持つ。
これ自体も強力な効果ではあるが、このカードにとって序の口に過ぎない。

なんと自身のライフが1の時、相手の最後のライフが持つライフリカバリーを喪失させるという、IGアイコンを喪失させる「激憤の堕天使サタン」にも匹敵する恐るべき能力を有する。
これはあくまで常在能力であるためこのカードで攻撃する必要はなく、前述のバウンスで相手のプレイヤースクエア横を空にしてから攻撃することで綺麗に繋がるようになっている。

自分のライフが1の時という条件こそあるものの、「ベストパートナー」でダメージコントロールが効くうえに黒を混ぜればライフを能動的に減らすことも可能なので達成はわりと容易。
「アニムス」型の場合、「精神の魔人」の準備をしている間にライフが1になるなんてこともしょっちゅうなうえ、このカードがコスト7なので「精神の魔人」「華望契騎」どちらとも非常に相性がいい。

「【剣誓『恋人』】あづみ」でレンジ2を付与することもできるので、どこで切っても無駄なことが全く書いていない非常に強力なカード。


◆サイバートレーダー リゲル

B30-013 サイバートレーダー リゲル(さいばーとれーだーりげる)
コスト6
バトルドレス
[自]【P】「あづみ」【有効】スクエア【コスト】あなたの手札にあるカードを1枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、手札に戻す。あなたのリソースにカード名に「リゲル」を含むカードが4枚以上ある場合、カードを1枚まで引く。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
パワー9000
桐島サトシ

エンジョイテーマ『働くお兄さん・お姉さん』で投資家になった31枚目のリゲル。
あづみによると取り憑かれたようにモニターを眺めて雰囲気もおかしいらしい。

手札1枚を確定バウンスの札に変える。相手のゼクス限定だがコストの制限はなく、相手のターンにも使えるためプレイヤースクエアに立てば非常に硬い壁になる。
また、手札が4枚以上あればコストで捨てた分もドローで補填できる。捨ててから参照するので手札は5枚以上の状態を維持したい。

流石に絶界は対処しきれないが、相手の行動を縛るという点はコントロールの極みなので上手く活用したい。


◆運命を唄う あづみとリゲル

PR30-052 運命を唄う あづみとリゲル(うんめいをうたうあづみとりげる)
コスト3 IG
バトルドレス/リユニオン
パワー5000
藤真拓哉

アニメ『Z/X Code Reunion』のOP曲『Destiny』に付属の32枚目のリゲル。
通常版には通常枠で、期間限定版にはエンジョイフレームで封入されている。

コスト3バニラと「オーシャンドレス リゲル」の相互互換。
こちらも[リユニオン]を持っているため、「ソードスナイパー」の起動能力で踏み倒すコストに使う場合はこちらが優先される。

また上述の通り「ツインミーティア」を出張させるためのフォースとして使えなくもない。


◎関連カード

◆Last Dance

B14-019 Last Dance(らすとだんす)
コスト1
イベント
[☆]あなたのプレイヤーが「各務原あづみ」の場合、あなたの手札にあるカード1枚につき、ノーマルスクエアにあるすべての相手のゼクスに2000ダメージを与える。
斎創

英雄達の戦記(ヒロイックサーガ)で、あづみを攫ったジャンヌダルクとレーヴァテインを退けた結果を反映したイベントカード。
赤のカードだがあづみ指定。通称「ラスダン」

手札1枚につき2000ダメージをノーマルスクエア全体に無差別にまき散らす超高火力カード。
具体的に言うと、ターン終了時に手札上限6枚の状態で相手に返せば全体に1万火力で構えられる。

選ばないという性質上、絶界も貫通するため[オーバーブースト]対策としても採用される。
「リゲル」軸の他、16000ダメージを構えられる「ニュー」軸や手札の回収が得意でプレイヤーが自由な赤の「女神」軸などでも使われる。

対策としてはプレイヤースクエアからのレンジ攻撃の他、ハンデスや効果・ダメージを受けないカードでの対応になる。


◆リゲル★クリスマス

P15-011 リゲル★クリスマス(りげるくりすます)
コスト2
イベント
[☆]あなたのリソースにカード名に「リゲル」を含むカードがある場合、カードを2枚引く。3枚以上ある場合、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選びデッキに戻し、シャッフルする。6枚以上ある場合、あなたのリソースにあるカード名に「リゲル」を含むゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのない◎のスクエアに登場させる。
藤真拓哉
※◎は相手プレイヤースクエア以外

第15弾『起動!超神器』限定版の特典カード。
イラストはまだ記憶を失う前、高千穂を目指していた頃のあづみとリゲルのお出かけ風景である。

「リゲル」デッキには必須と言っても過言ではない、頭おかしいレベルでアドバンテージの塊のイベント。
長い効果を分けて説明すると、

  • リソースにリゲルが1枚以上あれば、2枚ドロー
とりあえず1枚でこの効果。実質的に1枚増えるので「リベレイター」と相性がいい。
もう1コスト上で3ドローできる「ボーイ・ミーツ・ジャスティス」があるが、Z/Xにおいてはドロー枚数よりも手軽で取り回しが効くかどうかが遥かに優先されるのでこの時点でもそれなりに優秀。

  • リゲルが3枚以上あればデッキバウンス
ドローした後、さらに3枚以上あるなら相手のゼクスをデッキに戻せる。
「フラガマキナ」で説明したように相手にアドを与えないデッキバウンス、それもコストやパワーを参照しない確定除去。
緊急回避としても有能なうえに、次の効果への繋ぎとなる。

  • リゲルが6枚以上あれば、そのうち1枚を踏み倒す
最後にして最大の効果。リブートインのため即座に行動可能。
ひとつ前の効果でスクエアを空けられるため、スクエアが埋まっていて不発という可能性も極めて低い。
基本的にどれも優秀なリゲルをたったの2コストで踏み倒せる。
特に「ツインミーティア」最大のネックだったコスト7+2コストという重さを一気に軽減できる。
また、リゲルの中ではやや扱いづらいと言われていた「クォンタム」もスクエアが解放でき、この効果で踏み倒すと一転、踏み倒し→サーチ→もう一回と連続で使用できる可能性が高まる重要カードになる。

欠点はリソースが減ってしまうため最速で使った場合ややディスアドなことだが、それ以上のアドバンテージを誇る。
IGOBの登場以降はデメリットを利用し、リソースを全て「リゲル」で固めてリソースが6になるたび「クリスマス」を撃つことで相手のIGOBを妨害する『5止めリゲル』という戦術も生まれた。
ライフリカバリー以外の46枚を全て「リゲル」で統一できる現在はかなりの高確率で行える戦術となっている。

ただし主力カードをリソースに落とすので手出しとの兼ね合いが重要になり、またせっかく揃ったのにイグニッションでこのイベントが全て落ちたりした日には目も当てられない。

トラッシュに落ちたリゲルをリソースに置ける「倉庫を漁るチャービル」や一時的にリソースを増やす「睡眠鱗粉スリープパピヨン」、デッキトップをリソースに置きつつ1枚回収できる「わがまま女王マスティハ」、トラッシュからコスト2以下のイベントを回収できる「ロウブリンガー アトス」などの回収要員を白や緑から用意しておくのがよいだろう。
リゲルの大半がコスト5以上なので緑のウェイカーとも相性がいい。


◆あづみとリゲル蒼天への誓い

P24-034 あづみとリゲル蒼天への誓い(あづみとりげるそうてんへのちかい)
コスト3
イベント
[☆]【P】あづみ【効果】あなたのチャージにカード名に「リゲル」を含むカードが2枚以上ある場合、あなたのプレイヤーはIGOBして、カード名に「あづみ」を含むゼクスになる。このカードはあなたのターンにしかプレイできず、相手のリソースにカードが6枚以上ある場合にしかプレイできない。
斎創

「あづみ」がリゲルと誓装するためのイベントカード。
誓装の能力についてはあづみの項目を参照。





あづみ、ずっといっしょだからね。

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最終更新:2023年01月20日 06:50

*1 TCGではベガ→アルクトゥルス、アニメではポラリス、漫画版では最初からアルクトゥルス。

*2 エヴォルシードで任意のゼクスに付与する「解き放たれた翼イカロス」というゼクスなら存在する。

*3 4マス先はスクエアの角から点対称の角までなので普通にプレイしている限り滅多に攻撃せず、レンジ∞とほぼ変わらない。

*4 サイボーグなので重い上に機械部品が含まれるので水が苦手

*5 「休日のアトリア」など背景に描かれることはあったが

*6 どこにどのカードがあるのか誰にもわからない、完全にランダムな状態。

*7 伝説にあるつがいで目と翼を共有する鳥と、並び立つ樹の枝が交わり一本になることから。

*8 往年のカードダスに近い、ややてかてかした紙質。

*9 なお、デッキ内の全てを共通名称で埋められるテーマとしては「蜂兵」が既出。