青葉千歳(Z/X)

登録日:2014/08/12 Tue 01:47:32
更新日:2024/01/06 Sat 20:04:03
所要時間:約 4 分で読めます




「あー、もう!何で先に手が出ちゃうかなぁ…あたしは」



Z/Xの主要登場人物。
《主人公/特異点》と呼ばれる人物の一人。


【目次】
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◎プロフィール



Titose Aoba

年齢:19歳
誕生日:3/3
身長:149cm(公称152cm)
スリーサイズ:74-56-77
パートナーゼクス:刀の武人 龍膽
デザイン:竜徹
cv.内田真礼

◎スペック(5段階評価)
  • 体力:限界突破
  • 知力:2
  • 運:5
  • 胸囲:0
  • リソース技術:3
  • リソース容量:4

名前の由来は宮城県仙台市青葉区+北海道千歳市


◎来歴


第1弾における5人の主人公のうち緑の世界のプレイヤー。


元自衛隊のじゃじゃ馬娘。愛称はちーちゃん。あとまな板
父親も自衛官の二世っ子。


東北出身で、ブラックポイントが発生した時に助けを求める人がいたことを思い、募集ポスターを見て入隊を決意。

だがなんの打開策も打ち出せず及び腰の自衛隊に嫌気が差し、カードデバイスを持ち逃げして*1脱走。
この時父親に見つかり一発殴られるが、「お前が信じる正義を俺も信じる」と言われ見逃してもらった。

その後ブラックポイントを実際に目の当りにし心が挫けそうになるも、プラセクトに襲われるライカンスロープ*2と遭遇し、無視を決め込もうとするが自然と助けてしまう。

その様子を見ていた龍膽に助けられ、千歳は自分の中にある想いを再確認する。

「誰であろうと、困ってる人は見捨てられない!」

その意志に共感した龍膽は千歳を新たな主とし、彼女の正義を実現するための刃となることを表明。
こうして、人もゼクスも関係なく守ろうとする小さな守護者(リトルガーディアン)コンビが誕生した。

ライカンスロープの里で起きたゼクス誘拐事件を調査中、同期の剣淵相馬と再会。誤解から一発殴った後に共同で捜査し、犯人の黒の世界の魔人サエウムと交戦。子供扱いされて激怒するも力及ばす。

青の世界による緑の世界侵攻により、ライカンスロープの村が巻き込まれているのを見て参戦。
青の世界の軍勢を退けるもそこで敵側のゼクス使い各務原あづみが発作で倒れてしまう。
放っておけず、彼女を八大龍王 徳叉迦へ案内する。

徳叉迦より、神木モウギがあればあづみを完治させることができると聞き、あづみと共に赤の世界の高千穂を目指して旅に出る。

無事白の世界まで来たはいいが、鳴門海峡を小舟で渡ろうとした結果、大渦に巻き込まれて遭難。
四国に流されるがそこで介抱してくれた弓弦羽ミサキのナイスバディとまたも子供扱いされたこと、しまいにガルマータに少年扱いされたことにブチギレ。
龍膽、ガルマータという大型ゼクス2体を!!(バコン!)とお星様にした。
一方で龍膽さんとガルくんは苦労人同士夜の屋台で飲み交わした。

なんとか九州であづみたちと合流しモウギにたどり着くも、そこで徳叉迦らに騙されていたことを知り激怒。青の世界に帰還したあづみを探すも発見できず。
ほぼ同じタイミングで発生した赤と緑のブラックポイントの入れ替えに巻き込まれ北海道に転移。優鉢羅と再会。

北海道を占領する赤の世界のブレイバーが三博士のひとり倉敷博士と彼女の率いる暁十天に襲われているのを見て助力するも、力及ばず龍膽もろとも暁十天の炎に巻かれてしまう。
千歳たちを監視していた百目鬼きさらが思わずかばったことで無傷で済むも、手痛い敗北を喫する。

状況を整理するためホウライの里へ戻ることに。途中、雨宿りに立ち寄ったトラップハウスで相馬と再会。散々な目に遭うも全員無事に突破する。

ホウライの里で、緑の世界を脅かす敵への対策を話し合うも結論が出ず。そこへ現代へ降臨した《神》の一柱『陽燦』シャマシュが襲撃してくる。
戦いの中、崖から落ちて記憶喪失に。そこで会った桜街紗那率いる桜街家に手厚く介抱される。

記憶が戻り里へ帰還する途中で、緑の竜の巫女クシュルと接触し、彼女から《神》の眷族の邪竜ニーズホッグの討伐依頼を告げられる。
《神》の目的が人類滅亡であることを知る2人は快諾。死闘の末ニーズホッグを打ち破る。

ゼクス使いたちの活躍で覇神ギルガメシュが討伐された後、それを祝う《破神祭》に参加する。ここで種族の垣根を越えて協力できることを確信。
一方で、相馬からプラセクトの幹部ヴェスパローゼが、パートナーの百目鬼きさらを利用し、人類を滅ぼす大樹ユグドラシルを復活させようとしていることを知らされる。

八大龍王 和修吉らがライカンスロープの里を急襲し《龍王殿》の建国を宣言した際には、ライカンスロープたちの救助に向かいこれを完遂。
その後はこれまでの功績を認められ、《龍王殿》に対抗する他種族国家《千年國》の姫に就任。象徴としての役割で最終決定権を持つが基本的な執政は幹部に任せている。

四大天使ウリエルの活躍で封印された《神》が復活のために行動をおこしているという情報をウェアジャガーから受け取るものの、《千年國》の姫としての立場から単独で行動することもできず、悩む日々を過ごす。
そんな中、川のほとりで倒れていたガルマータとケィツゥーを救出。彼らの話からミサキが《神》ルルによってさらわれたこと、その目的が《神》の復活であることを推測。救出のための作戦を考える。

ミサキたちの救出のため、クシュルに助力を願う。
クシュルの力により《神域》への竜脈(ワープゾーンのようなもの)を開いてもらい救出へ向かおうとするも、そこへプラセクトの幹部である四皇蟲ヘルソーンが《千年國》を滅ぼそうと襲撃。
ミサキたちの救出はガルマータたちに託し、ヘルソーンと交戦、これを退ける。

ガルマータとケィツゥーが無事ミサキたち《神》復活のためにさらわれた5人を連れて帰還。ミサキ、さらにこの事態解決のために活躍したあづみとの再会を果たし、同じく事態解決に活躍した蝶ヶ崎ほのめも客人として歓迎し迎え入れる。

同時期に現れたシュブニ・グことニグたんを迎え入れる。ミサキとニグたんのアイドル勝負の結果、副賞としてなぜか優勝したペクティリスが所属するゼクスアイドルユニットSHiFTのスポンサーになる。

ほのめの提案もあり、《神》に対抗するための同盟を結成すべく各地の勢力へ使者を送る。神門一派に対してはほのめが向かい、また敵対勢力である《龍王殿》に対しても《神》こそが最大の敵として和平を結ぶ。

《千年國》の新たな住人としてイリューダ・オロンドが加わる。そんな中、紗那率いる桜街家がダームスタチウ厶に乗って《千年國》へ登場。
巨大ロボの登場に《千年國》の住民は興味を持って集まるが、突然ダームスタチウ厶から聞いたものを漆黒の石像へと変える《焼失》現象を起こすウィルス・ヴォイスが発せられる。

絶体絶命の危機に、ニグたんが触手を振るい千歳含む《千年國》の住民全てを安全圏へ弾き飛ばし救う。
自分たちの身代わりに《焼失》してしまったニグたんへ悲しみの涙を流す。···が、あっさりニグたんは復活。弾き飛ばしたことを謝られることに。
ウィルス・ヴォイスの発生源となっていたダームスタチウ厶はあづみの活躍で機能を停止する。

知らなかったこととは言え大変な事態を招いてしまったことで落ち込む紗那に悪戯を仕掛けたり、《千年國》の住民とともにダームスタチウ厶の修理をしていたりする中、ほのめから神門一派との同盟が成立したとの報を受ける。
ここに《千年國》、《龍王殿》、《神門の拠点》の3勢力による《討神前線基地》が締結される。

みんなを励ますため、SHiFTによるミニライブを開催。その後、《千年國》は《討神前線基地》へ合流する「迎撃班」と、ウィルス・ヴォイス開発者の討伐の「攻撃班」の二手に分かれること、千歳は攻撃班のリーダーとして名古屋を目指すことを告げる。



◎乙女の敵は砕け散れアッパー


非常に心優しくお節介焼きな性格だが、女の子扱いされることに非常に弱い。
これは男所帯*3での生活が長かったことに加え自衛隊生活など女の子らしい格好と無縁だったため。

だが最大の理由は、学生時代憧れの先輩に告白したところ「小さくて可愛すぎるから、恋愛対象にできない」とフラれたこと。
これがトラウマとなり、以後「小さい」「可愛い」といった単語に拒絶反応を起こすようになる。

とはいえわりと調子に乗りやすい性格なので、似合ってると言われると悪い気はしない。
最近はライカンスロープガールズの影響で女の子っぽい格好も積極的にしている。

口より先に行動してしまうタイプで、特に上記の状況などで手が出ることが多数。
一応、女子には手を出さないようにしているようで、その場合龍膽が犠牲になる。

彼女の拳はパワー7500以上のゼクスを場外ホームランする威力を秘めているとか……

下手なゼクスよりアイツの方がよっぽど危険なんだぞ!
くそっ……思い出したら古傷が傷んできやがった……。
by 剣淵相馬

すごい精神力よ、あの子。
とんでもない逸材が眠って――
by 十二使徒 双児宮アムブリエル

私が青の世界の権力者なら、
千歳さん専用のバトルドレスを
いますぐ支給しますよ。
byソードスナイパー リゲル

また、彼女を語る上でかかせないのが、『まな板』である。
固くて薄くて平べったい板……つまりそういうことだ。どこぞの「くっ」よりは全然あるけどな!
ちなみにあづみと同じ身長でスリーサイズも各数値に+1しただけ。

気にしていないようでやはり気にしているためこれ関係のネタは命の覚悟が必要。

ちなみにとある非公式大会で千歳を彫ったまな板が賞品になったことがあるらしい……

忘れられがちだが主人公勢では大和に次いで2番目に年長である。



◎誓装


「紅姫殿は千歳殿の遠い子孫。つまりこの時代の何者かが千歳殿と……。ぬうっ、なぜ気付かなかったのか。千歳殿に相応しい若者か、拙者が見極めねばならんでござる!」
「戦いながら恋愛なんて器用なこと、あたしにできっこないじゃん。てか、保護者じゃあるまいし、やめてよ恥ずかしいから! ……これからもずっと頼りにしてるからね、龍膽!」

Rainbow Guardian Engage

紅姫から受け継いだ《九頭竜》をいまこそ!

B24-107 “虹龍誓装”青葉千歳(こうりゅうせいそうあおばちとせ)
コスト7
オーバーブースト/ホウライ
[常]絶界
[起]【有効】スクエア【コスト】あなたのチャージにあるカード名に「龍膽」を含むカードを2枚トラッシュに置く。【効果】あなたのデッキの上から2枚のカードをリソースにリブートで置く。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、1ターンに1回しかプレイできない。
[自]【有効】スクエア【誘発】あなたのゼクスが攻撃する。【効果】ターン終了時まで、そのゼクスのパワーを+5000する。
パワー10500
竜徹

24弾『絆が導く未来』にて龍膽と誓装した千歳。
紅姫の登場から誰もが気にしていた千歳のお相手について切り込んだが、しばらく恋愛する気はない模様。

IGOB共通のスペックとしてコスト7とパワー10500と絶界を持つがイベントで誘発登場するので実質コスト3。
……と、言いたいところだが、なんとこの千歳、起動能力を使うことでデッキからリソースに2枚『リブートで』増やす。
そのため実質的に1コストで登場しているようなもの。最速で使ってなお5コスト分の余裕が残るし、次のターンには一気に9にアクセスできる。

さらに、ゼクスが攻撃するたびにパワーを+5000する自動能力を有する。
この能力は累積するためリブート効果を持つカードや、パンプアップの値を2倍する「牙娘ウェアマンモス」と組み合わせることでコスト2の貧弱なゼクスですらパワー10000オーバーのゼクスを粉砕するようになる。

ただし、致命的な欠点としてこの自動能力は強制である。
なので相手プレイヤースクエアに「ロウブリンガー スノードーム」「ホーリーソード パスサール」といった『一度に8000以上のダメージを受けない』能力を持ったゼクスが立った瞬間、パワー2500以下のゼクスやプレイヤースクエアに干渉する除去能力がない限り手も足も出なくなる。
その場合はリブートの千歳を新しいゼクスで踏み潰してルールエフェクトで取り除くか、ディンギルの生贄にするなどしてとにかくスクエアから消し去る他ない。

滅多にないとはいえリスクと引き換えな分、強力な能力で一気に攻めきりたいところ。
なお、誓装全般に言えるが名称に「龍膽」を含まないのでそれ関連のサポートは受けられない。


「一箇所に留まっているなんてあたしにゃ無理だからね」
「無論、拙者もご一緒するでござるよ、我が主君」

Key of Galaxy Guardian

謝っとくよ龍膽!またあたし無茶しそうだ!

B24-107 “星覇誓装”青葉千歳(せいはせいそうあおばちとせ)
コスト7
オーバーブースト/ホウライ
[常]絶界
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたはドリームキーを2個得る。あなたのデッキの1番上のカードをリソースにスリープで置き、あなたのリソースにあるゼクスを1枚選び、手札に戻す。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードかあなたのカード名に「龍膽」を含むゼクスが攻撃する。【効果】ターン終了時まで、そのゼクスのパワーを+5000する。このカードが攻撃している場合、あなたのリソースにあるカードを2枚選び、リブートする。
パワー10500
竜徹

宇宙より来た第三勢力であるク・リトの力を得たことで生まれた新たな誓装。

新しいIGOB共通のスペックとして、
  • パートナーゼクスの起動能力で登場できる
  • 登場条件としてリソースにパートナーゼクス名称が4枚以上必要
  • 登場時に新要素のドリームキーを得る
の3点があげられる。

このドリームキーを消費することで「イデアライズ」と言う新たなゼクスエクストラのパートナーゼクスをリソースの支払い無しに登場させることができ、パートナーゼクスとともに戦うと言う形態となっているのが特徴である。

IGOB単体の能力は、リソースからの手札補充と攻撃時に自身か「龍膽」へのパワーパンプ、自身攻撃時のリソースリブートの3つ。

全体的に「虹龍誓装」と似通った能力だが、あちらと比べ、
  • リソースは増えないが、手札補充ができる
  • パワーパンプ対象が「龍膽」限定になった
と言う違いがある。この内、リソースブーストに関してはイデアライズの「不倒のイデア龍膽」が有しているため、大して気にはならない。
リソースからの手札能力により、緑にありがちな「リソースに誓いが落ちる」弱点もカバーされ、継続的にIGOBが狙えるようになった。

また「龍膽」に限定されたとはいえ、攻撃時のパワーパンプ能力はきちんと有しているため、「【運命剣臨】深緑皇チトセ」など既存のシフトとのコンボも問題ない。

まとめると「虹龍誓装」の良いところを残しつつ、イデアライズによる戦力増強が加わった強化体と言った性能。



◎剣誓


生命を軽んじるヤツはあたしがぶっ飛ばす!

B31-088 【剣誓『皇帝』】千歳(けんせい『こうてい』ちとせ)
オーバーシフト
剣臨条件:あなたのリソースにカードが5枚以上
剣臨器:カード名に「龍膽」を含むコスト5以上の[ホウライ]
[自]【P】「千歳」【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃によって相手のゼクスを破壊する。【効果】あなたのデッキの1番上のカードをリソースにリブートで置く。
竜徹

B31収録のタロットモチーフのシフト。
『皇帝』は統治、行動力、責任感の強さを意味する大アルカナのため、弱者を見捨てず身をもって助け、一国の姫として周りに認められた千歳にふさわしいモチーフである。

能力はシフトしたカードに、攻撃で破壊したときデッキの1番上を#center(){リブートで}置く能力を付与するというもの。
リブートで置けるというのが重要で、そのターンで使えるリソースを1枚増やしていることになる強力な能力である。

ただし攻撃による戦闘破壊が必要なため、相手が防御札を持っていたりすると不発に終わる点は注意が必要。



◎系譜

◆原始の九大龍王チトセ


姿なんてどうだっていいよ。戦えるならね!

B26-076 【運命剣臨】深緑皇チトセ(うんめいけんりんしんりょくおうちとせ)
オーバーシフト/ホウライ
剣臨条件:[Y]オーバーブーストLv1
剣臨器:カード名に「千歳」を含む[オーバーブースト]
[常]【有効】スクエア【効果】あなたのパワー12000以上のゼクスのバトル中、相手はイベントと[起]能力をプレイできない。
[自]【有効】スクエア【誘発】あなたのゼクスが攻撃する。【効果】あなたのリソースにあるカードを1枚選び、リブートする。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃する。【効果】スクエアにあなたのパワー10000以上のゼクスが5枚以上ある場合、相手のライフを1枚選び、トラッシュに置く。
竜徹

神祖ソーマの血液から作られたワクチンを接種し、彼と共にモウギと戦った始まりのホウライの一人。
モウギの封印後は他の8人と袂を分かち、後に《千年國》と呼ばれる国の開祖となった。


カードとしては、シフトなので「千歳」名称のオーバーブーストに[オーバーシフト]と常在能力と2種類の自動能力を付与する*4

常在能力によって相手の起動能力やイベントによる返しを封じることができる。条件の『パワー12000以上』も「“虹龍誓装”」の自動能力によって実質7000以上と同義なので、コスト5以上のほとんどのゼクスが対象になる。
さらに自動能力のひとつによって攻撃時にリソースを1枚起こす効果を持つ。TCGプレイヤーの大敵である『1足りない病』対策にもなり、「“虹龍誓装”」の3枚追加と併せて大量のゼクスの展開も狙える。

そして最後の自動能力が自身の攻撃時にパワー10000超えのゼクスが5枚いれば相手のライフをトラッシュに除去できるというもの。
自身が確定で10000を超えているため、最低でもあと4体5000以上のゼクスを用意する必要がある。
しかも、この能力はダメージではないためIGOB中の『あらゆるプレイヤーへのダメージを無効化する』というルールを貫通する。ライフリカバリーも発動しないため最後の1点を取るのに非常に有用。

攻撃範囲を増やしながら低コストゼクスのパワーを底上げする「道交変形セリウム」「快速獣人ウェアプロングホーン」のリソースリンクと極めて相性がいい。


◆深緑の中の夢幻 紅姫


B07-103 深緑の中の夢幻 紅姫(しんりょくのなかのむげんべにひめ)
コスト5
ホウライ
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードがプレイされて登場する。【効果】あなたのリソースにコスト7以上のゼクスが11枚以上ある場合、「深緑の中の夢幻 紅姫」以外のあなたのリソースにあるゼクスを3枚まで選び、リブートでゼクスのない◎のスクエアに登場させてよい。
パワー7500
竜徹
※◎は相手プレイヤースクエア以外
※2017.4.27エラッタ適用

かつて龍膽が仕えていた主君であり、原始の九大龍王となった緑の世界における千歳の子孫であり生まれ変わり。
ユグドラシルに抵抗する小国《千年國》を指導していた。
しかしユグドラシルの眷属である甲虫女王ヘルソーンの襲撃をうけ、志半ばでその命を散らしてしまった。

彼女が代々受け継いできたモウギ製の木刀《九頭竜》は襲撃の際に一度失われたが、後に龍膽が保管していた柄と刀身が発見され今は千歳のもとにある、

千歳自身も仇敵たる紅姫の先祖としてヴェスパローゼに命を狙われている。

龍膽によると、千歳と紅姫の雰囲気はよく似ているらしい。
ある一部分に関しては圧倒的戦力差があるが。


カードとしての能力は緑版「精神の魔人アニムス」といったもの。
必要枚数自体はアニムスよりも少ないが、自身がカウントされないためデッキの圧迫率はさして変わらない。
加えてアニムスにはむこうがイグニッションで数を稼げる点や専用サポートの「戻らないあの日」の使い勝手がアニムスの「マインドデザイア」より悪いことで劣る。

その代りにZ/Xはランデスが極めて少ないことと、コストに囚われず好きなゼクスを出せる点はこちらが上。
またこのカード自体は踏み倒し手段が豊富なコスト5であることもあり、様々なループ等で悪用されたためプレイされて登場した時限定にエラッタがかかった。


B27-063 まほらの恋歌 紅姫(まほらのれんかべにひめ)
コスト7
ホウライ
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのリソースにコスト7以上のゼクスが5枚以上ある場合、あなたのリソースにあるコスト7のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないあなたのプレイヤースクエアに登場させる。
[起]【有効】手札【コスト】緑5 このカードをトラッシュに置く。【効果】あなたのデッキの上から5枚公開し、その中にあるコスト7以上のカードを好きな枚数選び、リソースにスリープで置く。公開した残りのカードを好きな順番でデッキの下に置く。
パワー10500
竜徹

実に20弾ぶりに登場した2枚目の紅姫。
『アイドル・バンド』テーマのエンジョイフレームで、通常版は扇を手に歌謡曲を、カードガチャ版はギターを手に激しくエンジョイしている。
あとさりげなく後ろでキーボード担当してる龍膽さん。


能力は「深緑の中の夢幻」サポート。手札から起動能力を使えばデッキからコスト7以上のカードを最大5枚をリソースに追加できる。
5コスト必要で自身をトラッシュに置く必要があるが、紅姫をプレイするコストと併せてももともとの11枚の条件内に納まるので最後の一押しとしては便利。

また、登場時にリソースのコスト7のゼクスを踏み倒す能力も持っている。
プレイヤースクエアにしか登場させられず、コスト7限定という縛りもあるが踏み倒しを追加できるのは魅力的。

また、登場時能力の方は同名禁止の指定がない。
なのでスクエアの自分のゼクスを移動させる自動能力を持つゼクスと同時に登場させ、

紅姫Aの能力で紅姫Bを登場→移動させる能力で紅姫Bをプレイヤースクエアから射出→紅姫Bの能力で再度プレイヤースクエアに踏み倒し。

といった動きも可能。


◆十二使徒 金牛宮アスモデル


B14-057 十二使徒 金牛宮アスモデル(じゅうにしと きんぎゅうきゅうあすもでる)
コスト7
エンジェル
[起]〈手札にあるカードを1枚トラッシュに置く。〉◎のスクエアにあるパワー7500以上のスリープのゼクスを1枚選び、デッキの1番下に置いてよい。置かなかったならば、◎のスクエアにあるパワー6000以下のゼクスを1枚選び、破壊する。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
パワー10500
竜徹
※◎は自軍・敵軍エリアの左右と中央スクエア

白の世界の上級エンジェル、十二使徒の一角でウリエルA.T.の眷属。
その姿はどう見ても黄金の鎧を纏う天使化した千歳であり、ミサキも「どこかで会ったような」と呟いている。

かつてソトゥミサ放送局にて、同じウリエル眷属である双児宮アムブリエルが「うちのアスモデルは男よね?」と証言していたため、まさかの登場である。
まぁ、直後に「性別なんて聞いたことないから、確実なことは知らないわ」とも言ってはいたが、凄まじく遠回しな伏線回収であろう。

エンジェルの常として千歳としての記憶は失っているが、性格にそこまで違いはない。


カードとしての能力は位置指定で大型に対するデッキボトムバウンスと小型に対する破壊。ぶっちゃけ白版の「!!(バコン)」
デッキ内をサーチするカードが少ない数ながら増えてきた現在でも、デッキボトムへ飛ばすのは除外に次いで回収が難しい場所となる。
また小型で攻撃された場合は破壊により迎撃するとパワーによって効果が変動するが、自身のパワーの高さもあり非常に堅牢な壁と化す。

ただし、パワー6001~7499までのゼクス*5の中型ゼクスに対し反応出来ないという弱点がある。
もっともこの一撃で倒すことは難しいのだが、例えばパワー5000でダメージを与えたゼクスを破壊する「幽鬼エボニークラウン」にパワー+2000すればエボニークラウンの能力であっさり落ちる。
また反応できるスクエアも決まっているため、それ以外からのレンジ攻撃にも弱い。裏返しとして自身を守ることを前提としたならば置き場所も限られる。

無論選ぶ効果なので絶界は選べず、起動能力なので「覚醒天使ピュアフロン」などに封殺される。ターン1回制限もあり手札をコストとして要求するなど、敵に回すと厄介ではあるが抜け穴もいくらでもある。


ちーちゃんマジ天使!

B28-087 【運命剣臨】拳優星アスモデル(うんめいけんりんけんゆうせいあすもでる)
オーバーシフト/エンジェル
剣臨条件:[Y]オーバーブーストLv1
剣臨器:カード名に「千歳」を含む[オーバーブースト]
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードにシフトする。【効果】あなたのリソースにあるカードを3枚選び、リブートする。
[自]【有効】スクエア【誘発】あなたのターンのターン終了時。【効果】スクエアにあるあなたのパワー15000以上のゼクス2枚につき、相手のチャージにあるカードを1枚選び、除外する。
[起]【有効】スクエア【コスト】無0【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、除外する。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
竜徹

剣臨(シフト)】によって発現した2枚目のアスモデル。
自分で「ちーちゃんマジ天使」とか言ってしまう千歳であった。


カードとしては、シフトなので「千歳」名称のオーバーブーストに白と[オーバーシフト/エンジェル]、起動能力と2種類の自動能力を付与する。

自動能力はシフト時にリソースを3枚起こすという「リトルガーディアン」の簡易版。
IGOBした際の3コストを帳消しにし、「“虹龍誓装”」の2枚追加と併せて大量のリソースアドバンテージを獲得できる。
加えてこの効果には『以降リソースのリブート禁止』の制限がないため、リトガと組み合わせればさらに多くのアドを取れる。

また、自ターン終了時にパワー15000以上のゼクス2枚につき1枚、相手のチャージを除外する自動能力も持つ。
「“虹龍誓装”」自身が15500になり、あと1枚あれば1枚は確定で除外できるので、上記の大量のリソースでコスト7級のゼクスを出していきたいところ。

起動能力は「金牛宮」と同じく除外。ターン1は変わらないがコストゼロ、スクエア指定なし、パワー参照なしと大幅に強化されている。
相手ターン中でも撃てるため、同じくオーバーブーストなど選ばれないカードでの対処を強いることができる。

「深緑皇チトセ」が一撃必殺のフィニッシャーだとするなら、こちらはそのためのお膳立てに最適なため可能であれば2枚とも揃えておきたい。





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最終更新:2024年01月06日 20:04

*1 土屋版漫画では戦車も一緒に強奪している。

*2 「薔薇兜ワイルドローズ」にウェアアントラーの子供と思われる

*3 両親二人と弟二人。

*4 千歳からのオーバーブーストでも「千歳」名称を持たない汎用オーバーブーストにはシフトできない。これは後述のアスモデルも同じ。

*5 ゼクスのパワーは500刻みのため実質6500と7000