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上柚木綾瀬(Z／X)

登録日：2014/08/11 Mon 18:48:59
更新日：2023/03/01 Wed 04:04:18
所要時間：約 5 分で読めます


「許さない…絶対にッ!!」



Z/Xの主要登場人物。
《主人公/特異点》と呼ばれる人物の一人。


【目次】
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◎プロフィール



Ayase Kamiyugi

年齢:16歳
誕生日:10/31
身長:160cm
スリーサイズ:83-53-84
パートナーゼクス:四足の勝利者ズィーガー
デザイン:吟
cv.沢城みゆき

◎スペック(5段階評価)
  • 体力:4
  • 知力:5
  • 運:2
  • ツン:天元突破
  • リソース技術:4
  • リソース容量:5

名前の由来は東京都八王子市上柚木＋神奈川県綾瀬市


◎来歴


第1弾における5人の主人公のうち黒の世界のプレイヤー。

日本人の父とドイツ人の母を持つハーフの少女。母譲りのブロンドヘアーがお気に入り。
父方の従妹に上柚木姉妹、母方の遠縁にカール・ワイバーンと獅子島・L・七尾の父子がいる。


資産家である上柚木一族、良好な家族仲など恵まれた家庭環境に育ったお嬢さま。
このまま育てば幼稚園時代の幼馴染と再開してからの甘酸っぱい青春ストーリーがあったかもしれない……


3年前、考古学者である父の仕事で奈良県の小村へ家族旅行に向かった時の事。
突如白の世界のブラックポイントから出現したエンジェルの軍勢により、村は壊滅。
両親を殺され呆然とする綾瀬。だが綾瀬を襲う凶刃は白と金の鎧に阻まれた。

綾瀬を助けたのは、罪のない村人を殺せという十二使徒 宝瓶宮ガムビエルの指示に耐えられず、離反したガーディアンの部隊長サー・ガルマータだった。
このことでガルマータは廃棄物として追われる身となり後に弓弦羽ミサキに保護されるが、命の恩人を保護したミサキに対し綾瀬は感謝している。


その後、綾瀬は祖母のもとに身を寄せるがその祖母も他界。
高校を休学しカードデバイスが闇取引される東京へ赴く。

全ては家族を殺し、自分の幸せを奪ったエンジェルに復讐するために。


媒体ごとに微妙に異なるが、デバイスを入手しようとする途中でズィーガーが介入。
ゼクス使いとしての適性があったため最終的にズィーガーをキャプチャーし、二つの条件で契約を結ぶ。

ひとつ「綾瀬がデバイスでリソースを供給し、ズィーガーは綾瀬の復讐に協力する」
ふたつ「綾瀬が復讐を成し遂げた時、その命をズィーガーに捧げる」

こうして後に白の世界に名を響かせる『エンジェルキラー』が誕生したのだった*1。


エンジェル狩りの途中で遭遇した誇りのフィエリテを追跡中、フィエリテを保護した飛鳥と遭遇。
平和主義者で爽やか好青年な飛鳥の態度と、ある何気ない一言によって逆上し、イグニッションオーバードライブ*2を発現。

しかし自称下級エンジェルでありながら十二使徒と同等以上の力を持つフィエリテと、ゼクス使いとして高い才能を持つ飛鳥の前に敗北。
この一件で飛鳥のことを蛇蝎のごとく嫌っていた。とはいえ何か思うところはあるようで無関係のエンジェルを殺すのは控えている。


その後関東に戻る際、レーザーサイス アヴィオール率いる部隊に襲われるもこれを一掃。

両親の墓参りに奈良を訪れた際には、同じく墓参りに来ていたガルマータとミサキペアに遭遇。
戦闘になるものの半殺し程度で終わり、彼の口から仇がガムビエルであるということを教えられる。

その後ガムビエルと戦う機会があったものの、いいようにあしらわれた模様。まぁ相性*3よくないし……

そうこうしているうちに七大罪 嫉妬の魔人インウィディアにその名声を嫉妬される。
綾瀬的にはどうでもいいのだが、高位ゼクスのインウィディアの相手はしたくない……と答えたら途端機嫌をよくなされた。
インウィディアちゃんちょろかわいい。


その後、ガムビエルの目的がこの時代に存在するディアボロスの仮面のオリジナル、神祖の仮面だったことが判明。
エンジェルキラーと交換に仮面を奪い返そうとしたインウィディアの手引きで遂に邂逅。
そして偽物の仮面を掴まされたインティディアちゃんやっぱりちょろかわいい。

死闘の果て、ようやく仇であるガムビエルを下すことに成功したが、死の寸前に嫉妬の神祖の仮面を被ったガムビエルがディアボロス化し生きていると確信。

ガムビエルを討ち、ズィーガーに命を捧げる前に両親の死の遠因となった仮面の破壊を決心したところにさくらからの電話を受ける。
アレキサンダーに特攻し返り討ちにあった八千代とアルモタヘルを救助し、自分の探す仮面が神祖の仮面と呼ばれるものであることをズィーガーから聞きだした。

その後八千代と共に彼女が慕うル・シエルなる人物のもとへ向かうと、何者かによって致命傷を受けて倒れているのを発見。
もう助からないと判断したが、神祖の仮面によってディアボロスとして覚醒するのを目撃する。

直後にバラハラから邪竜ファフニール討伐を要請され、引き受けなければ傷心の八千代に頼むと脅迫されたことでこれを受諾。
邪竜討伐から戻ると八千代は既にル・シエル追跡に出発しており、その成長に驚かされ自分も目的のために動くべきことを再認識。
一方、スドとの契約によって天使化したさくらに八千代の居場所を問い詰められるが、《光風霽月》によって心を読んださくらは早々に出て行ってしまう。

再び現れたバラハラに八千代が『覇神』ギルガメシュ討伐に参加していることを聞かされ『最後の寄り道』としてこれに参戦。勝利後、八千代にさくらを託す。

白のブラックポイントを抜けるニーナの後を追いいよいよ白の世界へ突入。リソース症候群で倒れたところで十二使徒ムリエルとバキエル(と、カニジロウことクォーツクラブ)に遭遇。
悪名高いエンジェルキラーであることを見抜かれるが、ガムビエルの反乱でそれどころじゃないと情報を交換。

そこに降臨した終末天使メタトロンとサンダルフォン姉弟。ムリエル達と共に対ガムビエルに向けた前哨戦を突破。
遅れて合流したハマリエルとバルビエルの破天荒っぷりに辟易し、離脱したところを飛鳥と遭遇。軽い言い争いの後に協力してガムビエルを倒すことを決める。

ガムビエル討伐後は飛鳥とともに大阪城にいる従妹姉妹のもとに駆けつけ、サタン討伐戦にも参戦。
【剣臨(シフト)】によって自身がガムビエルに敗北していた場合の可能性、神祖レヴィアタンの力を一時的に顕現させる。

サタン撃破後は飛鳥との仲も多少改善。少々の休息の後、残る神祖の仮面を破壊を改めて決意した。
しかしこれといって目ぼしい情報もなく、飛鳥から大和の贖罪の旅に付いていくと言われ、気紛れから自身も同行を表明した。



◎絶許黙示録


主人公勢の中でも涙の復讐者(アベンジャー・オブ・ティアーズ)と呼ばれ、一際重い背景を持つ綾瀬。
しかしそこは年頃の女の子。復讐者モードでなければ可愛らしい面を見ることができる。

意外とおっちょこちょいでうっかりやな部分があり、たびたびズィーガーにからかわれている。
アサギのコスプレやちょっと際どい豹耳ゴスロリ服などを好奇心から着て、覗き見しているズィーガーに怒るまでが一連の流れ。

また虫が大の苦手であり、そのため緑の世界には絶対に近寄ろうとしないらしい。

育ちが育ちだからか料理はできない。「コンビニがあれば生きていけるもの」とのこと。
本人の好物はシュークリーム。シューアイスは邪道らしい。好きだけど。
ズィーガーに与えるエサも大抵猫缶。本人は満足しているが。

普段着はかなりのミニスカートだが鉄壁を誇り、ズィーガーの月影葬送牙(という名のスカート捲り)が初めて効かなかった相手らしい。
アニメでもその鉄壁ぶりは健在である。

ソトゥ子の部屋では相方のせいで下着に関する質問やマゾいお願い、「名馬メリーゴーランド」の使い方など紳士な質問が殺到。
結果、93人158件の質問が綾瀬の『絶対に許さないリスト』通称「絶許黙示録」に刻まれることとなった。

飛鳥のことは出会いが最悪だったこともあって嫌っていたものの、なんやかんやと因縁が多く出会っているうちに態度が軟化。
今では微笑みかける程度のことは抵抗なくできる程度の仲になっている。

従妹姉妹については特に八千代のことを非常に気にかけている。
ブラックポイントに巻き込まれて死んだと思っていた八千代が生きていて、綾瀬と同じゼクス使いになっていたことに驚愕しつつも「呪われた人生を歩むことになる」とデバイスを手放すよう求めていた。
しかし相棒のアルモタヘルと共に成長を遂げた八千代を見て、今では《神》に心を歪められたさくらの救済を任せるほどに信頼を置いている。

なお綾瀬に憧れる八千代が気弱なのに意固地で強情な点を指して「そんなどうでもいいことまで、真似しなくたっていいじゃない」と苦言を呈するあたり、自分もそうだという自覚はある模様。


彼女の存在はストーリー的には大きな意味を占めており

白の世界と黒の世界の分岐点……いや、《特異点》そのもの。

彼女が四大天使ラファエルとして覚醒するのが白の世界であり、黒の世界では嫉妬の真祖レヴィアタンとして覚醒する。
具体的にどう動いた結果なのかまではまだ判明していない部分もあるが、おそらくは天王寺兄弟のどちらかに加担した結果によるものだと思われる。



◎誓装


いいかヘルシャー。俺様は綾瀬の下僕じゃねェ。弱みを握られてる訳でもねェ。玩具なンだよ。俺様だけのなァ！　手ェ出したら擦り潰すぞ。さっさと失せろ！
ズィーガーの友達かしら？　随分とあなたに執着してるみたいで可愛いじゃない。でも、一緒に連れては行けないわよ。スケベで大飯喰らいのペットは1匹で十分だもの。

Fellow Blade Engage

誓装解除で服が消えるとか……ないわよね？

B24-103 “扶翼誓装”上柚木綾瀬(ふよくせいそうかみゆぎあやせ)
コスト7
オーバーブースト/プレデター
[常]絶界
[起]【有効】スクエア【コスト】あなたのチャージにあるカード名に「ズィーガー」を含むカードを2枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のそれぞれ異なるコストのゼクスを2枚まで選び、破壊する。スクエアに相手のゼクスが1枚もない場合、このカードをリブートする。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、1ターンに1回しかプレイできない。
パワー10500
吟

24弾『絆が導く未来』にてズィーガーと誓装した綾瀬。
誓いではズィーガーのライバルであるヘルシャーに対してツンデレカップルぶりを見せつけてくれている。

IGOB共通のスペックとしてコスト7とパワー10500と絶界を持つがイベントで誘発登場するので実質コスト3。

チャージを消費し相手のゼクスを2体破壊する能力を持つが、対象が『異なるコストのゼクス』であるため、状況によってはプレデターに多いコスト変動能力で操作する必要がある。
また、自分のゼクスは破壊できない。
追加の効果で自身をリブートすることが可能だが、条件として相手のゼクスを全て排除する必要がある。

各種「ズィーガー」踏み倒しから「アヤセ“月影転身”ズィーガー」と組み合わせての大量除去などを利用することが発動の鍵。
なお、誓装全般に言えるが名称に「ズィーガー」を含まないのでそれ関連のサポートは受けられない。


◎系譜

◆四大天使ラファエルA.K.


四大天使 ラファエルA.K.
B08-102　四大天使ラファエルA.K.(よんだいてんしらふぁえるえーけー)
7コスト
エンジェル
[自]このカードが登場した時、あなたのトラッシュに白だけのカードと黒だけのカードがそれぞれ12枚以上あるならば、スクエアにあるゼクスを1枚選び、デッキの1番下に置く。
パワー10500
吟(PRカード版は碧風羽)

四大天使 ウリエルA.T.によって覚醒した最高位エンジェルの一人。
白の世界の歴史における、綾瀬が天使として覚醒した姿。

ウリエルA.T.(＝飛鳥)とは人間時代から恋人同士でありミカエルS.K.(＝さくら)にはお姉様と呼ばれ慕われている。

白の時間軸では綾瀬は両親の死こそ免れられないものの平和な生活を送り、飛鳥と同じ高校に進学した。
そこで幼稚園時代の顔見知りであった飛鳥を思い出し、アルバイト先も同じだったため二人の仲は親密になっていき、大和やさくらを交えて交流していた。

しかし大和が神祖の仮面に魅入られサタン化してしまうと、さくらと共に飛鳥に助力しこれを討つ力になった。
それからウリエルになった飛鳥の力で天使化するが、記憶は失っていない。

ブラックポイントの発生後、ウリエルは超既視感によってラファエルが青いロボットに殺される予知夢を見るようになり、その未来を変えるためにラファエルは記憶転生によって記憶を書き換えられた。

ウリエル様はラファエルお姉様の未来を変えるために記憶を奪われたのです。　～四大天使ミカエルS.K.～
お姉様からウリエル様の記憶が消えてしまうこともいとわずに……。　～四大天使ミカエルS.K.～

その後、しばらくの間行方不明であった。

私はお姉さまを取り戻します。必ず、取り戻します。　～到達の熾天使ミカエル～

最近になって誇りのフィエリテと名乗り飛鳥の元に身を置いていることが確認され、ミカエルは陰ながら見守っている。
並行過去世界において歪んでしまった綾瀬との関係を埋めるかのように、かつて過ごした飛鳥との時間をフィエリテとしてもう一度過ごしている。

その後、ラファエルとしての記憶を取り戻したものの、今後も「フィエリテ」として生きていくことを決意する。


これらの事実を踏まえて、本編での飛鳥との出会いを分かりやすく要約すると――


ということになる。……うん、いろいろ台無し。

カードとしては、カートンに1枚ずつ封入されるZ/XR(ゼクスレア)というレアリティで8弾に収録されたカード。

能力としては相手のゼクスを一体デッキボトムに送るという「秩序の頂点サー・ガルマータ」とよく似た効果であるが、こちらはプレイヤー指定やコストの指定がないほか、プレイヤースクエアに届く数少ない除去効果である。
つまるところ基本的に決まれば確実に1点をもぎ取ることができるカードであり、サイズもしっかりとしたパワーを持つためまさしくフィニッシャーとして申し分ない性能を持つ。

ただし、Z/XRの例にもれず条件は厳しく、このカードの効果には最低でもトラッシュに24枚もののカードを置く必要がある上、色指定が存在しているので基本的にデッキカラーは固定の上、構築段階で色バランスを調整しておく必要がある。
しかも厄介なことに「一時の休息 森蘭丸」のような複数の色を持てるカードはカウントに含まない。

性質上黒の得意分野であるトラッシュ肥やしやリアニメイトと相性が良く、その関係上、案外大和のパートナーであるクレプス等とも相性が良かったり色々とデッキが組める面白いカードと言える。

ちなみにZ/XRとPRカードではイラストレーターが違い*4、その為かなり印象が異なる。
解りやすく言えばぶっちゃけどっちもそのまんま綾瀬とフィエリテである。

当初はPRカードのイラストが先に公開されており、Z/XR版は発売直前になって公開されたうえ、当時はフィエリテの正体が完全には明らかになっていなかったので多くのプレイヤーに衝撃を与えたと思われる。


B23-103　天真祈聖ラファエル(てんしんきせいらふぁえる)
7コスト
ウェイカー/エンジェル
覚醒条件:あなたのトラッシュにあるコスト5以上のカードを2枚デッキに戻し、シャッフルする。
[起]【P】「飛鳥」【有効】スクエア【コスト】0【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、デッキの1番下に置く。あなたのターンの間の場合、あなたのデッキの上から7枚見て、その中にある[エンジェル]を１枚選び、チャージに置いてよい。残りのカードを元に戻し、シャッフルする。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
パワー10500
るいせんと

15弾ぶりにヒロイックレアとなって登場した2枚目のラファエル。
ラファエルとしての記憶を取り戻したフィエリテなので、ラファエルでありフィエリテでもある。そのためか飛鳥指定。

ターンに1回、問答無用で相手のゼクスを1体デッキの下に追いやると同時にデッキからエンジェルを1枚チャージに置くことが出来る。
言うまでもなくチャージから蘇生するという「フィエリテ」のコンセプトとの組み合わせを狙ったデザイン。

それを抜きにしてもノーコストのデッキ送りは強力で、かつパワー10500と本体も硬いためPSに引きこもった際は鉄壁を誇る。

ただし、箱に6種類から1枚のみ封入のヒロイックレアなので入手難易度も相応に高い。
エクストラ枠なので1～2枚あれば十分なのがせめてもの救いか。


B28-085　【運命剣臨】愛憐翼ラファエル(うんめいけんりんあいれんよくらふぁえる)
オーバーシフト/エンジェル
剣臨条件:ゼクス オーバーブーストLv1
剣臨器:[Ｙ]カード名に「綾瀬」を含む[オーバーブースト]
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードにシフトする。【効果】あなたのデッキの上から5枚見て、その中にあるカードを2枚まで選び、チャージに置く。残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
[起]【有効】スクエア【コスト】無0【効果】あなたのチャージにあるカード名に「ズィーガー」を含むゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、1ターンに1回しかプレイできない。
吟

【剣臨】によって顕現した3枚目のラファエル。
「四大天使」と似た姿で慈愛に満ちた表情だが、綾瀬的には柄じゃないらしい。

カードとしてはIGOBした「綾瀬」に白と[オーバーシフト/エンジェル]、自動能力と起動能力をそれぞれ一つずつ付与する*5。
[エンジェル]化するため一部の[エンジェル]が持つ種族全体のパンプアップなどの恩恵が受けられるようになる。

自動能力はシフト時にデッキからチャージを2枚サーチして置く効果。単純にチャージが増えるという点だけでも「ズィーガー」と相性がいいが、もう一つの起動能力との相性も抜群。

その起動能力が、自ターンに一度のチャージからの「ズィーガー」の蘇生。
シフト時に蘇生したいズィーガーを持ってきたり、他にも各種黒や白のカードで事前にチャージに置いておけばノーコストで好きな「ズィーガー」を踏み倒せる強力な能力。

「ズィーガー」を使って相手を叩きのめすという点で見れば、後述のレヴィアタンよりも相性がいい。


◆灰蝕の堕天使レヴィアタン


B27-077 【大罪剣臨】嫉妬華レヴィアタン(たいざいけんりんしっとかれう゛ぃあたん)
オーバーシフト/ディアボロス
剣臨条件:ゼクス オーバーブーストLv1
剣臨器:カード名に「綾瀬」を含む[オーバーブースト]
[自]【有効】スクエア【誘発】あなたのゼクスが攻撃する。【効果】あなたのデッキの1番上のカードをチャージに置く。
[起]【有効】スクエア【コスト】あなたのチャージにあるカードを1枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選ぶ。スクエアにある、選んだカードと同じコストのすべての相手のゼクスを破壊する。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、1ターンに1回しかプレイできない。
吟

【剣臨】によって発現した綾瀬のもう一つの未来の姿。
どういう理由かは不明だが、黒の世界においてはサタン化した大和に降り嫉妬の神祖として覚醒した。

現代においてもガムビエルとの最初の決闘で敗北していた場合、ガムビエルが綾瀬に仮面を被せていた可能性が示唆されている。

カードとしてはIGOBした「綾瀬」に[ディアボロス]とこれまた自動能力と起動能力を一つずつ付与する。

自動能力は自分のゼクスが攻撃するたび、デッキトップをチャージに置く効果。
「ズィーガー」系統が必要なチャージを補給するため非常に相性がよい。
何よりアタックトリガーなので最優先で処理すればチャージに困るということはまずないのが最大の長所。

そして起動能力が、相手ゼクスのコストを基準にした無差別破壊。
基準となる対象はノーマルスクエア限定かつ選ぶ必要があるが、一度選んでさえしまえば絶界貫通でプレイヤースクエアにも届く非常に強力な除去効果。
同じコスト帯のゼクスを多数並べる[ク・リト]や「精神の魔人アニムス」といったカード相手に有利に立ち回れる。

「凶星の先触れアストロギ」で相手のトラッシュから破壊したいコストのゼクスを引っ張ってくれば、全部まとめて処分できる。
『スクエアに相手のゼクスがいない』という「“扶翼誓装”」がリブートするための条件も満たしやすくなる。



◎エンジェルキラー†(フォールン)上柚木綾瀬†

タカラトミーTCGWIXOSSとのコラボカード。イラスト担当は羽音たらく。
あちらでも『天使』かつ色は黒。
名称にはWIXOSSの命名法則で黒を意味する『†(フォールン)』がつく。中二病の目印ではない。

更にカード効果はWIXOSSのシステム風にアレンジされたイベントカード「フォールンエンジェルキラー」を内蔵している。
異名のエンジェルキラーをカード名に冠すると同時に、共通フォーマットに則った上でイベントカード名も表しているというかなり芸コマな1枚。
単独でカードを最大3枚始末可能なため黒絡みのデッキならば1枚刺しておくと役立つ。【タウィル】や【タマ】などの白黒天使デッキならばフル投入もあり。

ただし、対天使デッキにおいては敵の総大将「先駆の大天使 アークゲイン」の耐性を突破できないことが多く、ここぞというときにエンジェルを狩れない原作再現もしてしまっている。
それでこそ綾瀬というかなんというか。





ちょっと、ジロジロ見ないでよ！

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最終更新：2023年03月01日 04:04

*1 といってもエンジェルは逃げ足が速いらしく、実際に殺したのはソトゥ子の部屋綾瀬回の時点で5人ほど

*2 複数体のゼクスを同時に使役する高位技能。

*3 カードのスペック的に、相手のチャージの上限を削るガムビエルとチャージをコストに使うズィーガーの相性は最悪に近い。

*4 Z/XRは綾瀬のイラストレーターが、PRはフィエリテのイラストレーターがそれぞれ担当している。

*5 綾瀬からのオーバーブーストでも「綾瀬」名称を持たない汎用オーバーブーストにはシフトできない。これは後述のレヴィアタンも同じ。