ライノス(銀河機攻隊マジェスティックプリンス)

登録日:2014/08/09 (土曜日) 15:09:00
更新日:2021/07/13 Tue 11:38:49
所要時間:約 7 分で読めます




銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』に登場する架空の機動兵器。


■Rhinos(ライノス)

型式番号:MF-86A

動力: 主機 - コーディエレフMAA-003C型アイオネス転換機 / 副機 - MBA-105A型アイオネス転換機×2

光学装置: 86式超深度三次元立体探査測距機

主計算機: J-M87AII

武装:
標準武装
レールガン
ビームフィンガー

選択装備
ミサイルランチャー
88式重突撃衝撃剣ツインクレイモア

パイロット:
チームドーベルマン
MJPパイロット 他



MJPが独自開発を行ったハイモブ:High-Mobility-Multipurpose-Battle-Device(高機動多用途戦闘デバイス)。
アッシュに使用される各種パーツのテスト用として開発された。そのため各機器の型番がアッシュに搭載されている物より旧くなっている。
また、パイロットの遺伝子情報を組み込むことで操作性能と機動効率を大幅に上昇させるジュリア・システムの雛形となるシステムを搭載しており、正しくプロト・アッシュと呼べる機体。
チームドーベルマン等の一部の特殊部隊に配備され、電撃戦や情報収集など様々な任務に投入された。

アッシュより一世代前であるものの、既存機を遥かに上回る性能を誇りながら機種転換も容易であるという素晴らしい機体。
しかしウルガルに対抗するにはまだ力不足であったため、この機体から得られたデータを基にホワイトゼロ、ブルーワンが開発され、他のアッシュへと繋がっていった。

アッシュ各機が一芸特化型のピーキー且つ浪漫仕様であるのに対し、リアルロボットらしいプレーンな性能となっている。
見た目もヒロイックなアッシュとは対照的に無骨な印象。

最大の特徴は腕部に備えられた、レーザー推進器付きの副腕スラスターユニット。
武装の保持の他にマニピュレータをアンカーとして射出し動けなくなった機体の回収も可能。
4話では被弾したレッドファイブをピット艦までお持ち帰りした。
このデザインの試みは、この世界の技術者にとっても「軍の要求と技術者のこだわり」という板挟みの中で生まれたアイデアという考えとのこと。
足にも同じマウントがあり、スラスターを足に付けているチームも存在するかもしれないらしい。


劇中の活躍やエース用の量産機という設定から人気は高い。
ドーベルマン以外に本機を運用している部隊としては、第1機動戦闘大隊第2戦闘中隊「ブラックライトニング」や第71戦闘中隊「リヒトホーフェン」等があり、部隊によってカラーリングが異なる(ブルーレイのブックレットで判明)。

外伝等で活躍を見てみたいところだが、劇中の状況を見る限りではかなり過酷な戦いを強いられていると思われるため、ファフナーやマブラヴよろしく結構な鬱展開になるかも…


○武装

レールガン
メインとなる射撃武装。わー棒)
腕部側面のマウントに接続して使用する。
この時は腕部のスラスターが内側に接続される。
ケレス大戦ではウルガル艦が発する防御磁場を利用して弾の軌道を曲げ、背後の敵に当てるという離れ業を披露した。


ビームフィンガー
副腕のマニピュレーター連動の近接格闘武器。


ミサイルランチャー
携行式で装弾数は6発。
脚部の多目的ウェポンマウントに装備可能で、オペレーションイーグルランテッドでは両足に装備された。


88式重突撃衝撃剣ツインクレイモア
副腕マウントにマニピュレータと換装する形で装備される格闘武器。
ウルガルのレガトゥス機と切り結ぶことも可能。
オペレーションイーグルランテッドで使用。


亜高速ブースター
武装ではないが記載。
敵ゲートへの超長距離偵察任務オペレーションイーグルランテッドの際使用された装備。
当たらないことに定評のあるザンネン兵器亜高速誘導弾を束ね、更にソーラーセイルを搭載し巨大なブースターとしたものであり、その威容はまるでそそり立つry)
セイルによるレーザー推進とミサイルの推進力を併用して加速し、光速の10%まで上昇出来る。
計算上ゴディニオンではバラバラになるがライノスならばギリギリ搭載可能とのこと。

劇場版でまさかの再登場。
チームフォーンの救援に向かうために使用され、敵部隊の中心で自爆し被害を与えるというミサイルの本懐を遂げたことでザンネン兵器の汚名を挽回した。

○劇中の活躍 (ネタばれ注意)

チームドーベルマンの運用する3機が第4話から登場。
潰シューのミスにより窮地に陥ったイズル達を颯爽と救った。
その後も頼れる先輩として時にはラビッツを援護し、時には轡を並べて死亡フラグを折りつつ激戦をくぐり抜けていった。

しかしオペレーションイーグルランテッドにおいて、帰還中にシリコンBBAことレガトゥス・ルティエルの率いる艦隊に補足される。
ランディが殿となり他2機が先行するもBBAによる追撃を受け、チャンドラが足止めのため戦闘を仕掛けるが四肢をもがれ大破、パトリック機はゴディニオンを目前にして撃墜される。

辛うじて無事だったチャンドラ機にも敵機が迫る中、満身創痍となりながらランディ機が駆けつけチャンドラを逃すために奮戦。
最期は敵艦に特攻を仕掛け、防御磁場を展開させることでゴディニオンに敵の位置を知らせた。
これにより支援砲撃が可能となり、チャンドラ機は無事生還し任務を果たした。
この話は最高にカッコよく、目頭を熱くさせられるので必見。

最終決戦時には修復されたチャンドラ機が量産型アッシュを率いて戦列に復帰。
ブラックシックスとの連携でウルガル最強の将、ドルガナを退けている。

劇場版でも引き続き登場し、新たにグリーンの塗装が施されている。
グリーンナインと色が被っているのは気のせい。
チャンドラとパトリックの姉で間違いなく女性であるパトリシアが駆る2機がスターローズⅡの随伴として登場。
その後は地球圏の防衛線で苦戦するチームフォーンの救援に現れ、後輩達を叱咤しながらラビッツの道を切り開いた。


■派生機

◇MF-86

ライノスの前身であり、MJPが初めて開発した機体。
劇中では回想でこの機体と思しき戦闘シーンがちょろっと写っている。
ひょっとしたらパイロット時代のリンリンが乗っていたのかもしれない。

チームドーベルマン等が搭乗するMF-86Aは本機のカスタム機である。


◇MF-86T

グランツェーレ都市学園に配備されている練習機。
アッシュのパイロット養成も想定しており、イズル達もこれで訓練を受けていた。
スラスターから放出される光の色は赤。

コクピットはMF-86シリーズの基本構造を踏襲し、将来的にアッシュ搭乗を視野にいれた構成である。
MF-86Aも本機と基本的に同一で、養成機関卒業後にスムーズな機種転換が可能になっている。

搭載されている装備は、実戦用ではなくペイント弾が込められたペイントガン。
低出力のレールガンで、カートリッジ射出後はガス圧により加速する。

慣性軽減装置および安全用緩衝フィールドが備わっており、ぶつかろうが墜落しようがパイロットを安全に保護する。
グラウンドを歩いても地面がへこまないのはこの機能のおかげ。かがくのちからってすげー!


◇MF-86B

改良型。詳細は不明。


◇MF-86E

GDF所属各国からアッシュ関連技術の情報開示要求があった際にデータを提示された機体。
一番のキモである遺伝子関連のシステムを取っ払った言わばモンキーモデル。

ライノスの生産ラインは量産型アッシュに転用可能なため、アッシュの量産体制を整えるために敢えて情報を開示した。
汚いなさすがMJP汚い。

ヒーローズ版では開示された情報を基に製造されたデッドコピーがテロリストに使用されている。



「そうだ…追記・修正しといてくれ、チャンドラ…」

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最終更新:2021年07月13日 11:38