若返り/急成長

登録日:2014/07/27 Sun 21:12:31
更新日:2023/10/09 Mon 21:15:25
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人を含め全ての生物は時の流れの中に生きている。

我々人類が最初に授かった未熟な肉体は時が経つにつれ成長して子どもの体、そして大人の体になる。
成長が止まれば、そこから先は老化の一途を辿り身体はを迎えることになる。
生まれ持った障害や病によって肉体が急に老化したり成長しなかったりするケースもあるが、基本的に生物がこの流れを変えることは不可能である。

近年ではアンチエイジングなどの抗老化の技術が発達してきており、
現在では、老いて死ぬ間際にポリプ(クラゲの幼体時の姿)にまで若返り、再び成長を始める能力をもった神秘のクラゲ、ベニクラゲの存在が確認されている。
このクラゲ、なんと人間と遺伝子構成が似ているので、若返りのしくみがわかれば人間にも応用される可能性がある。
(さすがに体の構造が違いすぎるのでまだ可能性としては薄い)

人が太古より見果てぬ不老不死の夢を実現させる日はそう遠くないのかもしれない。



まあそんな話はどうでもいいとして本題に入ろう。


若返り急成長とは萌え(エロ)属性の一つ(二つ?)である。
略称はARAP。(それぞれAge Regression=年齢退行/Age Progression=年齢進行の略)

Wiki籠りの諸君らは少なくとも一度ほど、
セクシーなおねえさんがロリ化したり、
逆に、つるぺったんな体型ょぅι゛ょが大人になったりするシーンを見たことがあるだろう。
そういった肉体の年齢が変化して変身するシチュエーションのことである。

単に若返りor急成長といっても変化している年齢の幅によってバリエーションがあり、
思春期の少年少女が子ども/大人になるような、少しだけ変身する場合もあれば、
爺さん婆さんが一気に赤ん坊に戻ってしまうような(あるいはその逆の)ケースもある。

考えてみよう。
美女が己に起きている異変を理解できないまま、彼女の豊満な肢体が、立派な胸が、どんどん小さくなっていく。
そしてダボダボになった服の中からあどけない幼児がかわいらしい顔をのぞかせるのを。

想像してみよう。
女の子が悶え、その手足がグググッと伸びていく。腰は美しいくびれを形作り胸は膨らんで豊かになり自己主張をし始める。
そして背丈に合わないぱっつんぱっつんの服を着た美女となり妖艶な雰囲気を醸し出し始めるのを。

生命の神秘という名のエロスを感じないだろうか。

このように若返り/急成長は変身前・変身後の姿のギャップや、第二次性徴を意識した変身シーンが魅力的なのだ。
なのでARする前/APした後の女性はだいたい巨乳だったりする。
マイナーな属性ではあるが、こうしたギャップに惹かれる紳士淑女たちは少なくない。

また、マニアックな所だと自分(男性側)が若返って子供や赤ちゃんになり、女性からお世話をされたり可愛がられる、というシチュエーションを好む者も存在する。

AP/ARは様々なシチュエーションが楽しめるが、細かいところで好みが分かれやすく、
精神年齢については、身体と同時に変わらないといやだと言うやつもいれば、そのままの方がいいという意見もあるし、
単に変身前と変身後の姿が見られれば十分という者もいれば、変身過程が見られなければ満足できない者もいる。
中には受精卵までARするシチュを好む猛者もいるくらいである。

別に実年齢が身体年齢と同じでなくてもいいのでどう見ても子どもにしか見えない大人がボンッキュッボンな体型に変身する際もAPと呼ぶことがある。
またARはその性質上、一部の紳士から需要があるようだ。

また後述するようにバトルものとしての需要も案外ある。
ギャグの場合はこれまた事情が異なり、身体的要素よりは社会的ハンデの有無から起こるギャップが取り上げられやすい。
中身は大人なのに身体が子供なせいで小学校等に通い直す羽目になる、パッと見大人だが中身が幼児なので無自覚にトラブルを振りまく(そして敬遠される)といった具合。


若返ったり急成長したりする要因は様々だが以下のパターンが多い。

  • 魔法
たぶん一番ポピュラーな方法。
言うまでもないが、現実では急に人の体格が変わる(というか変身全般)などありえないので、魔法という手段はAP・ARを表すのにぴったりなのだ。
魔法少女ものでは登場人物が子どもになったり大人になったりする展開がしょっちゅうあったりする。
ちなみに、美少女戦士セーラームーンにおけるブラックレディの変身シーンはやたらエロく悪堕ちも兼ね備えていたため、
当時のテレビの前の視聴者を一気に複数の属性に目覚めさせたとかさせてないとか。
赤子になり1から成長し直すパターンなどもあるが、途中で急成長することも多い。

  • アイテム
薬や装置などの外部的な要因が働いて変身する。
元に戻るためには原因となったアイテムそのものか、それと対になるものが必要だったり。
魔法が登場しない日常系の作品などで出てくることが多い。
有名な作品であるふしぎなメルモドラえもん名探偵コナンなどはこれに該当。
かつての桃太郎の物語では、流れてきた桃を食べたお爺さんとお婆さんが美男美女に若返ったそうな。
え?じゃあ桃太郞はどこから生まれたのかって?お察しください。

封印は、本来の姿は大人なのに敵から受けた攻撃や封印の呪いなどが原因で力を失ってしまい、
その影響で子どもになっている状態。幼い体が非力の象徴になっている例である。例になっていない場合も然り→ぅゎょぅι゛ょっょぃ
たまに力を押さえるためなどの理由から、先述のアイテムを活用したりして自分でロリショタ化しているやつも。ロリババアの半分くらいはこれ。
力を奪われることで若いキャラが老化するパターンもある。
覚醒はその逆に、力を取り戻したり眠っていた力を解放したりして大人になる。
元々は子どもなのだが、秘められていた力や因子があったりして大人の姿に成長して重要な戦闘要員になる展開も。
老人キャラの場合、力を解放することで若返ったりもする。
バトルものによく見受けられるパターン。

  • その他にも
何者かに寄生されたり憑依された影響で変身したり、年齢を吸いとられたり
特異体質、というかそもそも人間じゃなかったり特殊な環境のせいでAR・APしてしまったり、
かぐや姫みたいに3ヶ月もしないうちに赤ん坊から妙齢の娘に成長した事例など色々ある。


たまに巨大化(GTS)膨乳(BE)といった属性と混同されることがあるが、
だがこれらは身体変化という共通点はあるものの、似て非なるものなので注意。

関連するかもしれない項目

ロリババア(萌え属性)
見た目は幼女だが精神年齢がアレというギャップを持つ人たち。
ロリ巨乳
相反する属性を兼ね備えた存在。急成長というより、それと似て非なる膨乳(BE・Breast Expansion)というジャンルに属することが多い。
TSF
マイナーなギャップ萌えジャンル、変化過程を描くか描かないかの議論、十人十色な派生パターン…といった具合にこのジャンルと共通点が妙に多い。
実際、「少年~青年が幼女化(もしくは成人女性化)する」という両者の複合型のシチュエーションが描かれた作品も少なくない。
縮小化巨大化
体形の変化を伴う複合型のシチュエーションが描かれた作品も少なくない。



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最終更新:2023年10月09日 21:15