ハツメイカー

登録日:2014/07/18 Fri 20:43:40
更新日:2024/03/22 Fri 20:33:40
所要時間:約 3 分で読めます




ハツメイカーはドラえもんに登場するひみつ道具の一種である。
初出はコミックス30巻の「ハツメイカーで大発明」。
原作では一回限りの登場だが、わさドラではアニオリ話の「どこでもドアを作ろう!」「22世紀の夏休み」でも登場した。

ネーミングの由来は恐らく「発明」+「メーカー(Maker)」から。

○事の発端
ストーリーは、いつもの通りのび太ドラえもんに泣きつくところから始まる。
「ジャイアンやスネ夫にいじめられそうになったら、サササッとにげたいんだ」
しかしドラえもんは
のび太がのろまでしっかりしていないからいじめられるんだ
と自分勝手でむしろジャイアン達を庇うような発言をしてのび太と大喧嘩。
結局険悪な空気のまま未来に帰るようにのび太に言われたドラえもんは未来の世界に帰ってしまった。

未来世界でセワシくんに愚痴る等、未だに根に持っているドラえもんを見兼ねて、のび太の元にやってきたのはドラえもんの妹のドラミちゃんだった。
のび太の面倒を見ることはできないと断った代わりに出してくれたのがこのひみつ道具、「ハツメイカー」である。


○ハツメイカー、その性能

ドラミちゃん曰く、「ほしい道具をこの機械に注文すると、つくり方を教えてくれるの」

「作り方? どうせなら完成品が出ればいいのに」(by.のび太)と言う事勿れ、完成品は市販のひみつ道具(未来デパート謹製)に匹敵する性能を誇る。
おまけに、(作中何度もぶきっちょと評された)のび太にでも簡単に作れるという超高性能である。
ドラえもんのひみつ道具には残念な物から危険な物まで一杯あるのだが、
これさえあれば目的に適う物をオーダーメイドで作り出せる、というなんともロマン溢れる道具である。
一応注文外の部分に関しては基本的に無頓着であり、たまに変な解釈をされる事があるという微妙な欠点もあるものの、それ以上を望むのは贅沢と言うものだろう。

材料はどうするのって? 「材料箱」とセットで使ってください。

以下に、発明家・のび太の発明したひみつ道具の数々をご紹介しよう。


○発明品一覧
  • ゴキブリぼう
発明第一弾。当初のドラえもんとのケンカの発端となった、「いじめっ子におわれたら、パッとにげられる道具」。
最初は「とっても手に負えない」と投げ出しかけたが、「説明どおりにつくっていけばかんたん」らしい。
ジャイアン・スネ夫相手に見事効力を発揮し、自信を深めることに。
なお、ドラえもんに謝ったあとドラえもんがこれを求めるへなちょこ描写も。

  • 空中歩行機
発明第二弾。タケコプターなんかつまんない、新しい空飛ぶ機械が欲しい、と発明。
原理は、「右足を空中にあげ、それがおちるまえに左足をあげる。うんと早くくりかえせば空を歩ける」。製作者ののび太自身が「ほんとかなあ」とツッコミ。
欠点はつかれること。電動なので自身が足を動かす必要はないのにというツッコミはナシ。

  • オールシーズン花だん
「春、夏、秋の花が一年じゅういつでもみられる花だんがほしい」というしずちゃんの依頼を受けて作成。
ガーデニングの好きなしずちゃんらしい可愛い依頼品。
これがあれば食糧問題も解決しそうだ。

  • テストで百点とれる鉛筆・スポーツマンになれるくすり・こづかい製造機
モブキャラから依頼を受ける。「ぼくのほしいものばかりだ」とすぐに作ろうとするが…

  • ファイタースーツ
ジャイアンの制裁を受けたスネ夫がのび太に発明料千円を払って依頼した、「どんな強いいじめっ子でもやっつけられる道具」。
空き地でのテストプレイでは、土管を一撃で粉砕した。
余談だが、コックピットの位置等は違うが少しガンキャノンに似ている。*1

  • ファイタースーツ MarkⅡ(仮)
ファイタースーツの脅威を知ったジャイアンが、発明料十円で(強制的に)依頼した、「どんな強い相手でもいじめられる道具」>
スネ夫のに似ている。「けっきょくけんかする道具だからね」(のび太)
成り行き上、両方の発明品を作ってしまった上に、発明料を貰っている都合上、どっちが負けても「のび太のせいだ!」となる。


  • ドラえもんとなかなおり機(原作そのまま)
用意するもの。ランドセル。マジックハンド(?)。玉ネギのみじんぎり
使い方。泣き落とし。以上。他に方法なかったんか。

その後、なんとか許しを得たのび太は、ジャイアンとスネ夫のけんかの詳細を説明、自身らでは敵わないと判断したドラえもんはジャイアンとスネ夫の母を呼び出す。

  • ハワイ専用どこでもドア
読んで字のごとくハワイにのみ行けるどこでもドア。上記のアニオリ話「どこでもドアを作ろう」で登場。
家族旅行で行く予定だったハワイに行けなくなってしまったしずかちゃんをハワイに連れて行くために、どこでもドアと同等の機能を持つ「どこへでもドア」を作ろうとする(いつも使ってるどこでもドアはメンテナンス中)ものの、流石に複雑な構造であったため失敗続きになってしまう。
そこで、代替品としてこれを製作することになった。
ドラえもん曰く「もはやどこでもドアじゃない」
どこへでもドアとは違い簡単に作れたため無事完成し、のび太とドラえもんはハワイに到着するものの、よりにもよって空港の滑走路を移動先にしてしまった*2ため飛行機にぶつかって大破してしまう。

  • 最強ロボット
上記のアニオリ回「22世紀の夏休み」で登場。のび太の子孫セワシがスネ夫の子孫の自作ロボットに対抗するために作るが、できたのはどうみてもゴンスケだった。


追記・修正はハツメイカーで「修正・追機」を発明してからお願いします。

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最終更新:2024年03月22日 20:33

*1 何の因果かガンキャノンも原作で格闘戦で敵を倒すシーンがある。

*2 しかもなんだかんだで源家の家族旅行は中止にならなかったため、この飛行機にしずかちゃんが乗っていたという色々カオスなオチ付き