スカイドン

登録日:2011/08/12 Fri 21:25:06
更新日:2024/01/31 Wed 22:05:19
所要時間:約 4 分で読めます





スカイドンはウルトラマン第34話「空の贈り物」に登場した怪獣である。


別名:メガトン怪獣
身長:60メートル
体重:20万トン(=0.2メガトン)おい、1メガトン無いじゃないか



【主な活躍】

宇宙から突然晴海埠頭に降ってきたが口から火を吐く以外に主だった破壊活動を行う事はなく、
ビートルの攻撃をものともせずいびきをかいて寝ていた

ウルトラマンとの戦闘でも特に何もしていない。



特 に 何 も し て い な い



大事な事なので二度(ry 
ウルトラマンが突進しても馬乗りになってボコボコ叩いても尻尾を引っ張ってもびくともせず、顔を撫でたり微睡んでいた
持ち上げても20万トンという呆れ返るほどの重さで下敷きにし、ウルトラマンを退散させた*1

ウルトラマンに目もくれずすやすや眠る姿はもはや愛嬌すらをも感じられる。

ウルトラマンでも歯が立たないスカイドンを何とか宇宙へ追放するため、科学特捜隊による様々な作戦が実行される。
何が贈り物だコラ。



【科特隊の作戦一覧】

●ワイヤーロック作戦
スカイドンをワイヤーで固定し、ビートルで引っ張り上げる作戦だがスカイドンの重さに耐え切れず失敗。


●オートジャイロ作戦
麻酔で眠らせたスカイドンにオートジャイロを取り付け、空高く飛ばす作戦オートジャイロでは宇宙にはいけません。
スカイドンを付けたオートジャイロは飛び見事成功したかに見えたが、途中でプロペラの推進力が弱まり元の木阿弥に。
なお、この時作戦の成功を確信した隊員たちは本部室で祝杯をあげている
仕事中に何してるんだ……。


●ロケット弾作戦
ガマクジラを空に飛ばしたロケット弾を打ち込む作戦。
が、ガマクジラの20倍の重さのスカイドンは持ち上がらず二足で爆走し、科特隊は逃げ惑う羽目になる。


「一体僕達はどこまで走ればいいんだろう!?」
「そんな事はスカイドンに聞いてくれー!!」


アラシ隊員が麻酔弾を打ち込んだ事で事無きを得た。


●怪獣風船化作戦
体内に大量の水素を注入し、風船の要領で飛ばす作戦風船では宇宙には(ry
ホースを(おそらくお尻に)打ち込み準備完了。
水素を注入されたスカイドンは風船のように丸くなり、ふわふわと空に漂い始めた。
浮かせるのにどんだけ水素供給車を使ったんだとか考えてはいけない。

スカイドンはあっと言う間に空の彼方へ消え、今度こそ大成功……。





と思われたが、








怪獣風船化作戦について知らされていなかった航空自衛隊の戦闘機が誤って撃墜。
水素が抜け始めたスカイドンは東京上空へ落下していく。
最後は降下中にウルトラマンの体当たりで粉砕された。

哀れスカイドン。お前は本当に何もしていないというのに。



※一峰大二によるSUNDAY COMICSの怪獣スカイドンの巻にも登場する。
ただし性格はTV版と正反対で暴れまわることを好む凶暴な怪獣となっている。

TV版同様に科特隊はワイヤーロック作戦、オートジャイロ作戦を行うがことごとく失敗。
立ち向かったウルトラマンも、八つ裂き光輪さえもはじき返す頑丈な体には歯が立たずに撤退を余儀なくされる。

この作品のスカイドンは体を丸めてタイヤのように移動する方法を持っており、これで市街地を破壊に破壊しまくった。

ウルトラマンはまともにやりあってはらちがあかないと、
八つ裂き光輪を電磁コイルに使った方法で宇宙に向かって吹き飛ばそうとするが重すぎるスカイドンにはこれも失敗してしまう。

さらに口の中に八つ裂き光輪を投げ込んでも平然としているスカイドンに、さしものウルトラマンもあきらめかけたが、
先に投げ込んだ光輪が体内で光っているのを見つけて、さらに十数発の八つ裂き光輪を口の中に投げ込むことによって
体内からズタズタに引き裂かれたスカイドンはついに大爆発するのだった。


【備考】

第34話の監督は、後にウルトラセブン第8話『狙われた街』を手掛ける故・実相寺昭雄氏である。

  • 妙に生活感のある本部室(フジ隊員が大福食べながら仕事してたり急須やヤカンが置いてあったり)
  • ビートルでキャップに傘を届ける(空から傘を落っことす)
  • 夜中寝呆けてハヤタ以外寝間着姿の科特隊、キャップも制服を後ろ前に着用
  • ZATばりの珍作戦のオンパレード


とコミカルな名(迷?)場面が数多くあるが、中でも有名なのはこれであろう。





『出動直前までカレーを食べていたハヤタがベーターカプセルと間違えてかっこよくスプーンを掲げてしまい、慌ててカプセルを持ち直して変身する』





後に『ケロロ軍曹』や『おねがいマイメロディ』でパロディ化される程有名なシーンだが、撮影直後円谷プロで大問題になったという。
なお、ハヤタのフィギュアにはベータカプセルとスプーンが付属されたこともあり、
ウルトラマンマックス』ではハヤタ役の黒部進氏によるセルフパロディも登場した。


06年8月12日放送のウルトラマン特番で黒部氏が言うには、
ハヤタが飛び出していったときには、スプーンは置いていっているそうで、次のシーンと繋がらないとのことである。
なお、実相寺昭雄氏の自伝エッセイを原作にした『ウルトラマンをつくった男たち』というドラマでは、つながるように取り直すシーンがある。

エイプリルフール企画でも初代ウルトラマンがハヤタはスプーンを置いて行っている、と言っている。



あと劇中実際に食っていたのはハヤシライスらしい。

印象的なシーンなのでウルトラシリーズでもセルフパロディが何度か登場している。
  • 映画『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』にて、黒部氏演じる東海林雄司がスプーンを掲げて変身しようとするも、当然ながら変身できずに悔しがるというシーンがある。
  • ウルトラマンR/B』17話では湊カツミと湊イサミが恒例の同時変身をしようとした際、イサミが誤ってバイブス波計測装置(早い話が手に持つ機材)を掲げてしまった。装置は即座に投げ捨てて、改めて変身した。
  • ウルトラマンタイガ』23話では工藤ヒロユキが食事中に飛び出て変身しようとした結果、ラーメンを食べるのに使っていたフォークを手に持ったままだった。変身アイテムは変身時になると腕に出現するガントレット型なので既に装着状態だったが、さすがにフォークを持ったまま変身することは躊躇い、フォークを仕舞ってから改めて変身した。


ちなみにスカイドンが落ちてくる前の昼、イデの目の前でビルから人が身投げして墓が立った「東京の空は危険」ってそういう事じゃねえから!


ウルトラマンメビウス』第21話では怪獣墓場に漂うスカイドンの姿が確認できる。(ウルトラマンに倒されたものと同一個体かは不明)


名前の由来は皆さんのご想像どおりである。





PS2『ウルトラマン』のストーリーモードに登場するが、こいつは倒せない


倒せない


ただでさえ投げ技が効かない(投げようとするが重くて失敗する)ダメージを与え続けるとだんだんまぶたが閉じていきとどめをさすと…



スカイドン爆睡!


になる



爆睡!


である。つまり寝てしまう。

スペシウム光線だろうがなんだろうがこいつは寝るだけである
ちなみにウルトラマンは呆れて帰ってステージクリア


おい待て。



体重20万tというと、実はビオランテと同じ数値。
ちなみに完全マシーンのメカゴジラ(vsシリーズ)でも15万t。





追記・修正はカレーを食べてからお願いします



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最終更新:2024年01月31日 22:05

*1 以後の作品でもこの体重が一種の基準となっているのか、スカイドン以上の重さの怪獣を持ち上げたり投げたりしたウルトラマンは結構少ない