R-9AX デリカテッセン

登録日:2014/07/11 (金) 18:16:00
更新日:2024/02/04 Sun 18:44:43
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R-9AX デリカテッセンは、『R-TYPE FINAL』に登場する異層次元戦闘機。
本項では派生機群のR-9Sk、R-9Leo系についても記載する。
べ、別に項目が薄くならないための非常措置じゃないんだからね!


R-9AX デリカテッセン

ナノマシン波動砲やサイバーコネクタなど、特殊条件下で運用されるビットや波動砲のテストベッドとして開発された機体。
英語版での解説文は「Built to stress-test Bits and Wave Cannons in unusual conditions.」…直訳すると「珍しい条件下でのビットと波動砲のストレステストのために建造された。」となっており、やや印象が異なる。機体の分類も「Magnum Armament Test」というなんだか物騒な響きである。Magnumは単に「強力な」という意味があるので「強化兵装試験機」といったところだろうか。
R-TYPERの間では恐怖の賢者の母体として有名。
インターフェイスやシステムの一部にナノマシンを用いることで、機体の追従性などを高める研究にも用いられたとされている。

本機で実用化されたナノマシン制御技術の検証と別ラインからの推進によって、各種インターフェイスが派生していったことを鑑みるに、
R系技術史においては非常に意義深い機体でもある。系列機の大半が外道機なのはどうかと思うけどね。あといつものことだがパイロットの脳波とナノマシン値に僅かな異常が出たことについては無視された。
ただ、軍が詳細を公開していないこともあって謎に包まれた部分が多い機体で、実戦投入の有無や生産機数などは不明となっている。

本項の読者には「(テスト機って言ってもアンドロマリウスじゃ)いかんのか?」と思う方もいるだろうが、
あっちは特殊フォースの実験機であり、こちらとはやや毛色が異なる。…というより完全に用途が異なる。
というか、いくら実験機だからって何でもかんでも一機に詰め込むのはどうかと思うね僕ぁ。

『TACTICS』シリーズにも参戦しており、やはり賢者の母体となっているので開発する価値は十分にある。
最大の特徴であるスタンダード波動砲Xがただの波動砲になってしまっているので、特筆すべき点はないが、
総合的にはレディ・ラヴ程度の戦闘能力は確保されている。

ちなみに本機の名は「調理済の食材」……すなわち惣菜である。これだけだといまいち意味が通らないが、本機の派生先を考慮に入れ、
そして「食材」を「パイロット」に置き換えるとあら不思議、一機にヤヴァい臭いがプンプンt……






おや、誰か来たようだ。

武装

○スタンダード波動砲X(FINAL)
波動弾に波動エネルギーを収束制御するナノマシンを混入することで、余剰エネルギーに誘導性を付与。
着弾・分散後に再収束させての複数目標への同時攻撃や、高耐久目標への連続攻撃を可能としたナノマシン誘導型波動砲の最初期モデル。
噛み砕いていうと、着弾した場所から誘導弾が飛び散る波動砲。
ナノマシンの影響か、波動弾が紫色なのが特徴。
着弾時に放出される余剰エネルギーを利用する点から、スタンダード波動砲Ⅱを参考にしたことがうかがえる。
Xと付けられている理由は「未知なる領域への移行・挑戦」を表したものだとかなんとか。

○スタンダード波動砲(TACTICS)
R-9Aを参照。


○スタンダード・フォースH式
ハニカム構造(蜂の巣のような正六角形連続体)のエネルギーフィールドを発射するように改良された新型フォース。
これによって物理的な干渉・破壊能力が向上したとされるが、本機直系と賢者軍団以外に採用されていないので詳細は不明。
コントロールロッドは3本。
TACTICSシリーズには「スタンダード・フォースH」名義で登場。

使用可能なレーザー弾種は
赤青の幾何学模様をしたレーザーを水平方向に発射する対空レーザーH
地形滑走機能のついた青い幾何学模様のレーザーを斜め方向に2本撃ち出すサーチレーザーH
従来型と違い、地形滑走機能を持たない黄色い幾何学模様のレーザーを上下に発射するバーティカルレーザーH
の3種。Hは全てハニカム(Honeycomb)の頭文字。



R-9AX2 ディナー・ベル

デリカテッセンの波動砲出力を強化した改良機だが、カラーリング以外どういった改修がされているかは不明。
というのも、例によって軍が情報を遮断しているからだが、その割に賢者はガンガン表に出してるあたりが、何と言うか……
「ディナー・ベル」とは「晩御飯ですよー」の合図に使われる鐘。鐘を鳴らせば生贄デリカテッセンが……これ以上はやめておこう、なんか怖い。
一応これらのデータ収集のおかげでワイズ・マンの開発基盤ができたので意義はあった模様。

武装

基本的にはデリカテッセン準拠。

○スタンダード波動砲XX
スタンダード波動砲Xの強化改良型。最大3ループチャージ。相変わらず紫色の波動砲。
強化と言っても、プレイヤー的にはチャージ数強化による威力増強くらいしか改良と感じられる点はないのだが。
XXとついてるが某メーカーの格ゲーは断じて関係ない。
ナノマシンの性能や、それらを用いた波動エネルギー制御技術の限界からか、この時点では波動弾全体の誘導制御は実現しておらず、
本格的な波動弾誘導技術の実現は悪名高いR-9W ワイズ・マンの登場を待つこととなる。

R-9Sk プリンシパリティーズ

炎が生み出す熱による殺傷力に着目して開発された火炎武装特化機。波動砲はもちろんフォースレーザーまでも火炎系でまとめているという徹底ぶりである。
設計コンセプトはおそらく「波動エネルギーへの炎熱属性付加に伴う対バイド焼却の有効性検証」。
極端に言うなら「バイドは消毒だ~っ!」
多分閉鎖環境下での対バイド早期除染に効果を発揮した……んじゃないかなぁ、きっと。勢い余って施設諸共消し炭になりそうだけど。

強力な火砲が帯びる熱でオーバーヒート……というか使うだけで機体が融けるので、それを防ぐために強力なラジエータを搭載し、それでも足りないので
放熱フィンを随所に設け、さらに過積載解消と冷却効率向上を兼ねて装甲を大半取っ払うというヤケクソ極まる設計が生み出した
やたらトッキントッキンした真紅の外観が特徴。
これだけやっても調整が難しかったようで、放熱が間に合わずテストパイロットが機体もろとも焼失してしまう事故が起きてしまったため、リミッターをつけることに。

当然防御能力は全Rシリーズでも最悪だが、元々あってないようなものなので問題視されなかったのだと思われる。
そもそもRシリーズの装甲自体が、機動性や積載量確保のためにデブリ除けレベルだし。
内装剥き出しの外観から、関係者からは「スケルトン」とも呼ばれてたそうな。
余談だが、R戦闘機の祖となる汎用作業艇Rシリーズ最初期の実験機「RX-T1」も同じ理由で「スケルトン」と呼ばれていた。

TACTICSシリーズでは波動砲とフォースレーザーが火炎系武装という独自のカテゴリーに分類されており、
対生物系バイド特効*1という形で性能が表現された。
灼熱波動砲が高火力かつ加害範囲が広い上にチャージターンも短め、さらに序盤から開発可能でスピード4と俊足ということもあって、
序盤から最終盤まで息長く運用可能な長寿ユニットとなっている。
ただ、レーザーの命中精度があまりよろしくないため、最前線を任せるのにはちと不向き。
そしてなぜか内部HPが標準以上の高耐久機となっている。耐熱パイプは装甲ではないんだがなぁ……
たぶん、装甲がない分フレームを頑強に作っているのだろう。

機体名は「権天使」の意。国家とその指導者層の興亡と守護を司る。ギリシャ語ではアルケーと表す。
略称はプリンだが、それを聞いて本機を思い浮かべる人は間違いなくバイドかTYPER。
バイド=悪魔を滅ぼす意思表明、あるいは殉職したテストパイロットへの追悼か。

武装

○灼熱波動砲
機体前方に波動エネルギーを付加した超高熱の火炎を噴き付ける持続型の波動砲。…波動砲?
機首に発射口が見えることや弾道から、Dシリーズの圧縮波動砲を連想させる。
最大チャージ数は2ループ。
なんと火炎生成にトカマク(核融合炉の一種)を使用しており、噴き付けているのは多分プラズマとかその辺。
英語版の解説文には「Uses a miniaturized tokamak to contain ultra-hot flames with magnetic fields. Output is very similar to a flamethrower.」となっており、「火炎放射器に酷似している(=”同じ”ではない)」とのことなので、火炎放射というよりは熱核焼却といった方が正しい気はするが、やってることは一緒なので問題ではないだろう……たぶん。
ループ数によって次回の発射の威力に補正がかかるという特殊な仕様を持っており、1ループ以上を撃てば次回の発射はスタンダード波動砲を上回る威力となるが1ループ以下で撃つと次回の威力がガタ落ちする。
ステージ開始時は自動的に最低の補正になっているので、早めに1ループを撃って砲身を温めておこう。

○ファイヤー・フォース
見た目に暑苦しい炎を象ったようなフォース。こちらもトカマク内蔵型で、レーザーとは名ばかりの色彩豊かな炎をブチ撒ける。
透き通ったオレンジ色の羽がついたコントロールロッドが特徴的。
レーザー(火炎)弾種は
水平方向にオレンジの火炎を放つチェーンファイヤ
上下斜め方向に青い炎を放つファイヤーボム
自機を取り囲むように、反時計回りに半周するオレンジの火炎を放つファイヤバリア
の3種。ファイヤとファイヤーで表記揺れのようだが誤記ではない。語呂の問題であろう。
TACTICSではファイアバリアが迎撃専用となり、体当たりなどを仕掛けてきた敵に対して有効となる。



R-9Sk2 ドミニオンズ

プリンシパリティーズの武装強化型。機体色が燃え上がるような暑苦しい赤から警戒色の如き黄色に変更されている。
また、機体下部にタンクのようなもの(おそらく追加の冷却材?)が増設され、機体が大型化した。
火力強化には成功したが、強化しすぎて発射する火炎の制御という面ではむしろ劣化しているらしく、編隊運用には絶望的に向かなかったようである。
まあ、ぶっぱするだけで周囲の環境温度を2次曲線的に引き上げてくようなブツが主砲じゃあなぁ……

ただ、プレイヤーが運用する分にはさしたる欠点とは思えない。むしろ加害範囲の拡大はメリットである。
なぜかって?毎度毎度単独突入やらされてるのに被害を気にする僚機がいるとでも?
他にも火力向上が頭打ちである、メンテナンス性が悪い…などの欠点が指摘され、火炎兵装の開発は本機の完成をもって終了となった。
が、どうやら開発者は諦めていないようで、火炎兵装機の研究に燃えているらしい。

なお、TACTICSシリーズではプリンの完全上位互換として暴れまくっている模様。

機体名は「主天使」の意で「統治」や「支配」を意味し、神の威光を知らしめるための実働要員とされ、その指揮者はザドキエル。
名を冠する存在として有名なのは某木馬もどきの二番艦。

武装

波動砲・フォース以外は基本的にプリンと同一。

○灼熱波動砲Ⅱ
汚物消毒砲ver.2。最大3ループ。チャージ数が増えてより火力が増した。
しかしチャージするにつれて周囲に業火を飛び散らす(余剰分でも致命的なのがらしいというか何というか)ため、
僚機からはすこぶる不評。おまけに連携行動も制限されるとあって、通常の部隊では運用されなかったようだ。
先にも書いたがSTG的には気にすることなど何もないので存分にぶちかまそう。

○フレイム・フォース
ファイア・フォースの火力強化型。すべてのレーザーにおいて二倍の火力を実現したとされている。
コントロールロッドがやや大型化したぐらいで、外見上の大きな違いはない。
先述の灼熱波動砲Ⅱやフレイムウォールや後継機の仕様を見るに、TEAM R-TYPEの面々は編隊運用に重きを置いていないことがうかがえる。
レーザー(火炎)弾種は
水平方向にオレンジの火炎を放つチェーンフレイム
上下斜め方向に青い炎を放つフレイムスロワー
自機を取り囲む火炎から火球が散るようになったフレイムウォール
の3種。どれも火勢が増し、かなりの火力となっている。
特にチェーンフレイムはFINAL1では赤レーザーの中でも最強クラスの威力を誇ったが、FINAL2ではやや大人しくなった。ついでにUnreal Engineのグラフィックが鮮やか過ぎてエフェクト過剰になっている


R-9Sk3 セラフィム

一度は打ち切られた火炎武装機の開発であったが、開発者が文字通りに執念を燃やし続けた結果、ついに火力増強と放熱機能向上に必要な技術を確立。それによって火炎武装開発チーム再結成の上で作り上げられた、R-9Skシリーズ最後の機体…の一つ。精錬された技術を示すがごとき真っ白な機体カラーがまぶしい
それまでの機体と違い、より大型化された機体と新たに追加された6基の冷却装置により、凄まじくゴツいシルエットと化した。

波動砲やフォースも火力増強・攻撃範囲の増大と当初の目的がことごとく実現され、まさに火炎武装機体の極点というべき性能に仕上がった。が、波動砲の関係上編隊運用をかなぐり捨てており、単機での運用が強く推奨される。

機体名は天使の最高位「熾天使」。神への愛と情熱でその身が燃えているとされている。
まさに火炎武装機の最終型ともいえる本機にはふさわしい名前と言えよう。

武装

専用武装以外は原則プリンに準拠。

○灼熱波動砲Ⅲ
汚物消毒砲の極致。最大4ループとなり、威力が大幅向上。もちろん最大チャージ時に飛び散る炎の量も強化前の比ではない。先述した「単機での運用を強く推奨」というのは主にこいつのせい。
また、発射する炎が温度上昇の影響で真っ白になったせいでまぶしいという欠点が生まれてしまった。何も視界妨害力まで正当強化しなくても。
波動砲そのものだけでなく、チャージを開始すると機体に6枚の輝く翼が生え、ループが進むごとに輝きが増して発射と同時に砕けて消えるという美しい演出のおまけ付き。

○ブレイズ・フォース
フレイム・フォースのさらなる強化版。翼のようなコントロールロッドが更に大型化した。
レーザー弾種も順当強化され、
発射中の隙がほとんど見えない淡紅の炎・チェーンブレイズ
着弾時に前後に広がる藍白の炎・ブレイズスロワー
自機を取り囲む範囲が約270°まで広がり火炎弾が上下に飛び散る淡黄の炎・ブレイズウォール
と全てにおいてフレイムを上回る性能を発揮。総じて純粋な火力増強と攻撃範囲拡大によってバイドの同時殲滅能力が大幅に向上した。
…はいいが色が白みがかったせいでこちらも余計まぶしい
分離時は標準的な4WAYショット仕様で、発射されるショットのグラフィックがオレンジ色である以外に特徴は無い。

○火炎誘爆ミサイル
誘爆ミサイルの爆風の軌道がしばらく残留する炎になったもの。純粋に誘爆ミサイルの上位互換。
内蔵するカプセルには攻撃性エネルギーの代わりに火炎を閉じ込めているとか。燃料じゃないのかそこは。



R-9SkZ ルシファー

R-9Sk3と並行して極秘裏に開発されていた、R-9Skシリーズのもう一つの最終機。正規後継機であるR-9Sk3とは逆に、まるで闇堕ちしたかのような真っ黒い機体色となっている。

何をトチ狂ったのか、バイドの強靭性や凶暴性に目を付け、それらを利用することで機体の耐熱性やフォースの攻撃性をより高める―「バイドをもってバイドを制する」理論を火炎武装に応用するという本末転倒にも程がある発想を基に開発された。
開発チームのリーダーもさすがにバイドを使うことには奴らにしては珍しく警鐘を鳴らしていたが、結局軍によって開発が半ば強行されたとか。知ってた

外見こそバイド素子を加えられたにしてはそれらしい肉肉しさは全く感じられないが、上記の設定によってかバイド系機体の一つとしても数えられている。

機体名はかの有名な堕天使から。火炎武装機体でありながらバイド(悪魔)の力を手にして堕天したということであろうか。

武装

バイド系機体にも準ずるせいか、スペシャルウェポンがエンボスだったり、装備できるミサイルやビットに目玉系があったりととことんバイド味が強くなっている。専用装備とバイド武装以外はセラフィムと同様プリンに準拠。

業炎波動砲
悪魔(バイド)が齎す地獄の業火。バイド体の影響で炎の色が禍々しい紫黒色になっているおかげで他と比べて目に優しい。
最大3ループなのは灼熱波動砲IIと一緒だが、あちらよりも威力は圧倒的に高い。
やはりというか炎が周囲に飛び散るという問題はそのままであり、相変わらず単機運用推奨の他機連携性度外視仕様。
それどころかバイドの影響で炎が飛び散る範囲が広がった上に制御が利きづらくなったと欠点がより悪化しているが、これを逆手にとって広範囲の敵を焼き尽くすという芸当に長けたパイロットもいるとか。

ヘルフレイム・フォース
フレイム・フォースとアンカー・フォース改をニコイチしたようなフォース
…と書けばだいたいの性能は察せるはず。
フォースシュートの方は原則アンカーフォース改の項目を参照。ただ、食いつき時に余剰エネルギーによって発生した炎が、敵に火傷の追加ダメージを与える。
レーザー弾種は波動砲と同じくバイド体の影響で変色しており、
ニンジャが出て殺すような色合いの赤黒の炎・チェーンヘルフレイム
斜め方向に飛んでから地形を這う蒼黒の炎・ヘルフレイムスロワー
自機を守るように取り囲む黄黒の炎・ヘルフレイムウォール
と3種とも性能はフレイムフォースと据え置きだが、ドス黒い色の関係上目に優しくなっている。

○火炎爆雷
これまた専用に開発された爆雷の上位互換武装。連射速度が上がっただけでなく、着弾点にしばらく炎が残ると、元の爆雷(と目玉爆雷)の完全上位互換となっている。
…これだけならまだいいが、元となった機体がバイド系に属しているせいでこの武装もバイド系武装として分類されてしまっている。同時期に実装されたバイド互換機にとっては目玉爆雷はいらない子に…




R-9Leo レオ

R-TYPE世界の並行世界で初めて確認された汎環境特務戦闘機。オリジナルは人工の第二地球突入・破壊を目的としているため、波動砲やフォースのような対バイド兵装を搭載されておらず、多元万能無線攻撃端末「サイ・ビット」を用いて戦闘を行う。
わずか2機で人造第二地球『エデン』への突入とコアの破壊を行い、地球圏を襲った災厄の鎮定に成功した。

平行世界の兵器体系に触れたためかどうかは知らないが、TEAM R-TYPE謹製の機体も『FINAL』にて登場する。
こちらは強化型特殊攻撃用ビットとしてサイ・ビットを使用しており、各種攻撃性能が高次元でバランスのとれた機体となっている。
また、対バイド戦闘用に調整されているため波動砲やフォースも完備しているが、サイ・ビット用の高性能コンダクタにリソースを食われているためか、
波動砲への出力配分が抑えめになっている。まあ、それを含めてもおつりが来る程の攻撃性能があるので問題ないのだが。
『FINAL2』では「機体列伝」にてこの辺の経緯が再設定されており、平行世界から流れ着いた、R-9Aそっくりな謎の機体「LEO」を解析・復元して作り出されたことが明らかとなった。

TACTICSⅡには原作に近い形で参戦しており、波動砲を持たない代わりに迎撃不能で弾数無限なチャージ型バルムンクと呼ぶべきサイビットシュートを備える。
性能的には亜空間潜行機能をオミットして本体とポッドの兵装を入れ替えたダイダロス、というのが一番近い。
ユニット形状もダイダロスの逆の『<』。
高い移動力とサイビットの火力が独立しているため、氷塊などの破壊可能な障害の多いマップに出すと特に輝く。

武装

○スタンダード波動砲試作型(FINAL)
第一次バイドミッションにおいて使用されたスタンダード波動砲の初期生産ロット。最大1ループチャージ。
進化を繰り返し強大化するバイドの前に火力不足となってしまっているが、機体へ与える負担や制約が小さく、
扱いやすさでは一日の長があるため、特殊装備等で強力な波動砲を搭載できない機体に優先装備される。
メタ的には元となった作品で波動砲を搭載していない機体の専用装備。
後述のサイビット・サイファは波動砲の発射に連動して発動する。

○サイ・ビット
攻撃能力、防御能力、融通性、利便性の全てにおいて超高次元の性能を発揮する多元万能型ビット。
それ自体がレールガンによる前方・後方への支援攻撃能力を有するほか、波動エネルギーを纏わせてセミマニュアルの思考誘導で行う地形無視の突貫攻撃
「サイ・ビット・サイファ」を持ち、死角らしい死角が存在しない。
さらにオリジナルではフォースとしての機能をも併せ持ち、レーザー発射能力まで有していた。本当に死角がない。
この機能は後述のLeo・フォースとの連動で再現されている。

なお、究極互換機で運用する場合、LEOフォース以外と組み合わせると連動レーザー支援ができなくなる。
まあ、レールガンとサイ・ビット・サイファがあるのでそこまで問題は感じないかもしれないが。

○Leo・フォース(FINAL)
サイ・ビットとの連動を最重点に開発された攻撃型フォース。当然のように対バイド用のため、オリジナルには搭載されていない。
それまでのフォースレーザー技術の粋を集めて開発されたとされており、サイ・ビットとの連動で得られる幾重もの火線と強固な防御能力は、まさに万能と呼ぶに相応しいレベルにまで昇華された。

レーザー弾種は
水平方向に発射される直線レーザーと、それに交差するように飛ぶ楔形レーザーを射出するクロスレーザー
水平方向と上下斜めに地形反射レーザーを連射するリフレクトレーザー
敵をサーチすると直角に曲がるレーザーを水平方向に最大3発、さらにサイ・ビットから1発ずつ発射するサーチレーザーLRG
の3種。特にリフレクトはサイ・ビットとの連動で反射レーザーを5方向同時発射という凄まじいまでの対応能力を発揮する。



R-9Leo2 レオⅡ

ただでさえ万能な戦闘能力を有していたレオにさらなる調整と強化を行った結果、単体で完結した機体としては最高峰の戦闘能力を備えるに至った。
が、ただでさえ高性能な機体の、さらに強化版ということで導入コストも冗談抜きの怪物級となってしまい、
さらに万能性ゆえにパイロットにも相応に高次元の対応能力が求められるため、生産台数は極めて少ない。
もはやエース・オブ・エース専用機の様相を呈しており、パイロットにとっては目指すべき頂の極致なのだとか。
ラグナロックⅡのような爆発的な破壊力こそないが、本機の真価はむしろ数の暴威と呼ぶに相応しい、幾重もの火線がもたらす殲滅力と万能性を誇る。
当然、オペレーション・ラストダンス専任パイロット(つまりプレイヤー)にとっても最強の一角として認識されている。
そのうえこれほどの高性能でありながら黒い噂バイドの影が付きまとわない、奴ららしからぬ安心設計である。やればできるんじゃねーか!

誤解のないように明記しておくが、ベース機であるLeoの時点で既に十分反則スレスレな性能である。
本機がそれに輪をかけたチート級なのはそれとはまた別の話。

FINAL 2ではサイ・ビット・サイファの威力低下やリフレクト&サーチレーザー改の連射力低下などの弱体化を受けた……が、相変わらず最強機体筆頭候補の座に君臨している。
「機体列伝」によるとこのサイ・ビット改の開発チームにはメンバー全員への勲章授与半年は遊んで暮らせるほどの臨時報酬が与えられたという。

武装

○スタンダード波動砲
R-9Aを参照。レーザーやサイ・ビット・サイファが強力すぎて出番が皆無に等しいが、ないならないで困ってしまうのもTYPERクォリティ。
サイ・ビット改のおかげでサイビット・サイファ発動スイッチと化している感が否めない。

○サイ・ビット改
ただでさえ高次元の性能を誇っていたところにさらに改良が加えられ、サイ・ビット・サイファの持続時間が延長。
さらなる火力を得ることに成功した。ただ贅沢なことにサイビット・サイファが長すぎて扱い辛いという人もいる。
システム上でもビットアイテム一個で二個同時に装着されるなどかなり優遇されており*2
ビットアイテムの出現が異様に少ないFINAL 2ではなおさらこの特性の重要性が増した。

○Leo・フォース改
只でさえ強力なLeo・フォースをさらに改良した超高性能フォース。6本のコントロールロッドを持つ。
元々隙のなかったところに出力強化を施し、攻防両面で全フォース中でも三本の指に入るチートクラスの万能性を獲得。解説文には「実戦では最も頼りになる」という文言が添えられ、エースパイロット専用フォースにして全R乗り垂涎の逸品とされている。
破壊力ではサイクロン・フォースに一歩譲るが、それを補って余りある莫大な火線と防御能力はまさに城塞。
もはや凡百のR戦闘機数機分にも匹敵する、「ワン・マン・スコードロン」と呼ぶべき掃射力は一見の価値あり。
サイビット改との連携を抜きにしても非常に強力なフォースである。

レーザー弾種は名称こそ原型に改がついただけだが、その攻撃能力は一線を画す。
生半可な波動砲をすら上回る爆発的な破壊力を手に入れたクロスレーザー改
当たり判定が大きくなり、閉鎖空間の制圧力に磨きがかかったリフレクトレーザー改
敵を補足すると直角に分裂し、レーザー1本あたり2体までの敵を攻撃可能になった*3サーチレーザーLRG改
サイ・ビット改との連動でその対応力・戦闘力は数乗倍に跳ね上がると言っても過言ではない。





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最終更新:2024年02月04日 18:44

*1 生物系ほどではないが、他のバイドに対してもダメージ倍率は上昇する

*2 通常はビットアイテムを入手するごとに1個ずつ装着されるが、サイ・ビットとサイ・ビット改のみアイテム1個でフル装備になる

*3 正確には2本のサーチレーザーを重ねて5束、計10本発射している