園神凜祢(デート・ア・ライブ)

登録日:2014/07/03 Thu 23:50:03
更新日:2023/01/08 Sun 02:06:14
所要時間:約 14 分で読めます




士道、おはよう。……待ってたんだよ?ずっと。


園神凜祢(そのがみ りんね)とは橘公司原作のライトノベル『デート・ア・ライブ』のPS3用ゲームソフト『凜祢ユートピア』に登場するキャラクター。
ゲーム化にあたってゲームオリジナルキャラクターとして設定されたため、原作小説には一切登場しない。
担当声優は花澤香菜


【キャラクター概要】

プロローグで夜刀神十香の霊力の暴走に巻き込まれ、意識不明となっていた五河士道
意識が回復し、生活に戻った士道の前に突如現れた、自分を士道の幼馴染と称する少女が園神凜祢である。

薄い桃色の髪をショートボブに揃えた、赤い眼が特徴的な美少女。スリーサイズは判明しないが、水着姿などを見る限りかなりのナイスバディ。
基本的には士道と同じ学校に通っているので制服姿でいることが多いが、時折私服でいることも。

性格は優しく穏やかで、ほんわかした癒し系。幼馴染ということで『昔からやっていた』として五河家の家事を手伝ってくれている。
家事スキルは士道曰く『神業の領域』で、特に料理は自身も料理が得意な士道を絶賛させるほど上手。
見返りも求めることなく、『士道や琴里ちゃんのため』と笑顔で家事をこなす甲斐甲斐しさ。士道爆発しろ。
滅多に怒ることはないが、食べ物を粗末にしたりすると笑顔で怒る。士道を取り合っていた十香と折紙を正気に戻すほどには威圧感を醸していた模様。

その性格は無論学校の数多いる男子生徒のハートをときめかせ、殿町宏人主催『お嫁さんにしたい女の子ランキング』ではダントツの一位だったとか。
士道の家に来ることが多い十香や四糸乃とも、まるで優しいお母さんのような性格が功を奏してか仲が良い。
また、ほんわかしたオーラがささくれだった気持ちをなだめてくれるのか、十香と折紙の喧嘩を止められる稀有な才能を持つ。

ラクロス部に所属しており、その腕前はかなりのもの。
放課後は部活動に精を出しているようだが、その部活動終了後に五河家の夕食を欠かさず作りに来てくれるできた娘さん。

士道のことはただの幼馴染として見ているようだが、その割には朝迎えに来るだけでなく部屋に起こしに来るほど士道の世話を焼いている。
また、甲斐甲斐しく世話を焼いている割に士道を避けるような言動や、何かを隠しているように見えることもある。


【各ヒロインルート(凜祢ルート除く)での凜祢】

各ヒロインルートとは表記したが、実際のところ凜祢は凜祢以外のヒロインのルートを全てクリアしたうえでとあるフラグを満たさないとそもそもMAP画面に登場しない。
日常パートで登場することはあるが、ルートが確定する辺りで出番が少なくなり、登場することも稀なキャラクターになっていく。

また、ゲームスタート時こそ凜祢の存在を訝しがっている士道だが、琴里や十香たちがまるで以前からずっと凜祢がいたように振舞うことから違和感を忘れてしまう。
凜祢が幼馴染というパーソナルこそ不審なものの、士道に対する態度は好意的であり、攻撃するような意思を見せないのもそれに拍車を掛けたのかもしれない。

しかし時折謎めいた言動をすることもあり、『ただの幼馴染』というにはどうにも怪しいのも事実。

士道の夢に時折現れる、精霊のような存在とどこか似た容姿をしているが、関連性は不明。<ラタトスク>やASTが干渉しない以上、精霊ではないのは確かなようだが…
ゲーム開始時点から天宮市を覆っている謎の結界と士道の夢に現れる精霊らしき存在との関連性も不明だが、なんらかの関係があるのは事実のようで、
天宮タワーなど、士道や精霊たちが違和感を覚えた場所に現れ、彼らを撃退しようとする琴里曰<ガーディアン>の天使の姿はその精霊の容姿と似通っている部分がある。

ちなみに、各ルートで凜祢が最後に現れる場面は全て同じタイミングであり、そのルートのヒロインを大切にするように士道に忠告してくる。
その忠告に従わず、ヒロインと関係を深めることではなく結界を解くことを優先してしまうと、夢に現れていた精霊のような存在に迎撃され、ゲームオーバーとなってしまう。

凜祢と謎の精霊はどういう関係があるのか。凜祢は何故、会ったことがなさそうなヒロインのルートでも『彼女を大切にしないといけない』と忠告してくるのか。
そもそも凜祢がどういう存在なのかは、凜祢ルートで明かされることになる。








以下、『凜祢ユートピア』の核心に触れる情報のため、ゲームプレイ中だったり購入を考えている人はネタバレ注意。
『全ヒロインのEND見たけど凜祢がMAP画面に現れてくれないんだよォ!』という士道くんはとりあえず凜祢の忠告に従わなかった時の結末を全て見てみよう。









【凜祢ルートでの凜祢】

フラグを全て満たすとプロローグが飛ばせなくなり、またプロローグから見ることになる。
しかし細部が異なっており、士道が凜祢の存在に違和感を覚えるシーンが無くなり、逆に凜祢を本人が自称する通り『家族ぐるみの付き合いをしてきた幼馴染』として扱うシーンが追加される。

士道の幼馴染である以上、士道が少し家を空けていたとはいえ彼が凜祢の名前が分からなかったり、不思議がったりしないのは当然のはずだが、何故かその態度に戸惑いを見せる凜祢。
同時に、これまで士道の夢では謎めいた言葉を少し話すだけだった謎の精霊が、『どうなっている』となにか不測の事態が起きたように戸惑うなど、焦りを見せるようになっていく。

士道は夢のことは忘れているものの、合鍵を渡しただけで『大切にする』と嬉しそうにしたり、時折何かに戸惑う凜祢が気にかかるようになる。
そして、誰とデートするかという独り言をたまたま教室に残っていた凜祢に聞かれ、『私をデートに誘ってくれるつもりだったの?』と茶化す彼女を本当にデートに誘うことに。
自分で言っておいて戸惑い、居合わせた十香とデートすればいい、と言う凜祢だったが、十香が『凜祢も一緒にデートに行こう』と誘ったことで、三人でデートする運びとなった。

映画館に向かった三人だったが、そこで十香が『ここにある映画は全て士道と見たことがある』と言う。
士道はここ最近十香と映画館に行った記憶がなく、そんなことないはずだと考えるが、何故か脳裏に十香とそれらの映画を見た記憶が過ぎり、戸惑う。
結局十香が映画に興味をもたなかったため、プールに向かうことになり、水着が外れた凜祢に『士道なら見てもいいよ』と言われたりもしたが、映画館のデジャヴは何故か士道の頭に引っかかったままだった。

その後、折紙との三人とのデートや凜祢と二人だけのデートでも、同じく妙にリアリティのあるデジャヴを覚え、戸惑う士道。凜祢もどんどん暗い表情をすることが増えてくる。
しかし、凜祢の状態と反比例するかのように、結界の情報は加速度的に集まっていた。
結界を形作る霊力が途方もないものであること。その霊力が最近不安定になってきており、その揺れ幅が士道とのデートが失敗した時の精霊の霊力パターンと似通っていること。
その揺れが、とある時間帯に集中して起こっていること等が、琴里によって士道に伝えられた。

そして、4回目のデートで士道は凜祢を泣かせてしまう。理由は、『士道が望むことが凜祢の望むこと』という言動に疑問を呈してしまったから。
また、結界についての新たな情報が、凜祢に対する新たな疑問を呼び起こしてしまった。霊力の揺れが起こっていたのは、士道が凜祢とデートしている時間帯だったのだ。

翌日、凜祢に誘われた士道は、『かけ違えたボタンの直し方』を唐突に話した後姿を消した凜祢を待っていたところを、夢で見た精霊に襲撃される。
間一髪十香たちの助けで命を拾うが、自らを楽園の支配者、<ルーラー>と名乗るその精霊の語った『士道の未来の可能性』をデジャヴとして全員が思い浮かべ、士道たちは戸惑う。
そんな彼らに<ルーラー>が語ったのは、この結界の真実だった。

結界内では、『士道の望むこと』が全て現実となり得ること。そして、もしそれがとある事情が発生し叶わない場合は、士道は結界が発生した当日に巻き戻され、もう一度同じ日常を繰り返すということだった。
それは、アドベンチャーゲームなどで不本意なエンディングを迎えた場合、ロードして再び望むエンディングに挑戦するようなもの。
士道や十香たちが『これから起こりうること』をデジャヴとして思い浮かべたのは、『繰り返し』の中で経験したからだったのだ。

<ルーラー>はこの結界、<凶禍楽園(エデン)>こそ士道にとっての『楽園』であり、士道はここで夢にたゆたっていればいいと言う。
しかし、士道は『都合の良いことばかり選び取るだけの未来が楽しいのか』『なにかに用意された無機質な幸せは、自分の手で掴み取る幸せに遠く及ばない』と答え、それを否定。
<ルーラー>は士道に否定されたことを受け、『誰にも望まれない結界は、その意味を成さない』と呟き、この世界(結界)が崩壊を始めたと告げる。
『この世界を崩壊させたくないなら、新天宮タワーに来るといい』とも告げた後、<ルーラー>はその姿を消した。

士道は新天宮タワーに向かい、それを守る結界を十香達の協力で破り、突入を果たす。
最上階に着いた士道を迎えたのは、士道が今まで何度も聞いた優しい声……

『あはは……来ちゃったんだね、士道』
『全部……士道の考えている通りだよ。<ルーラー>は――私』

霊装を身に纏う凜祢。その姿は、士道が考えつつ、否定したかった<ルーラー>の姿だった。
<ルーラー>となった凜祢は、先ほどと同じく士道にやり直しを求め、また日常(繰り返しのスタート地点)へ戻るように言ってくる。
しかし士道が『凜祢ももう自分の日常であり、凜祢も含めた本当の日常(現実世界)に戻りたい』という本心を告げると、『園神凜祢』としての性格を表に出し、『それは叶わない望み』と答える。
そして<ルーラー>は、<凶禍楽園>の能力、【無に帰す者(パラダイス・ロスト)】を発動させ、士道の意識を『凜祢との未来』が再現された世界へ飛ばす。

その世界で以前のデートとは違い、自分のしたいことを言ってくれ、思い切り凜祢とのデートを楽しむ士道。
凜祢に対し好意を抱いていた士道はデートを通じてそれに気付き、ずっと一緒にいたい、という凜祢の言葉を受けて――

『――駄目だ。凜祢。それは……できない』

自分の口から出た言葉に戸惑う士道。しかし、その言葉を告げたことで、ここが<凶禍楽園>であることを思い出し、その世界を否定する。

『やっぱり私じゃ……本当の家族には、なれないんだね』


<凶禍楽園>の【無に帰す者】から帰還を果たした士道を見た凜祢は自分の役目が終わったことを悟り、士道に霊力を封印してほしいと告げる。
崩壊していく<凶禍楽園>からみんなを助け、元の世界に戻るためにはそれしかない、とも言われた士道は、霊力封印を決意する。それが、凜祢とも現実で暮らせるようになることだと信じて。

『で、でも、俺の封印能力は、相手が心を開いてからでないと――』
『……あは、は……やっぱり士道だ。この期に及んでそこを心配しちゃうんだもんなぁ……』
 大丈夫……きっと、上手くいくから』

『わ、わかった。じゃあ、いくぞ……。いいか!?』

『うん。――最後に、凄く幸せな夢を見れたから』

封印は果たされ、<凶禍楽園>から解放されることを喜ぶ士道。凜祢ともこれから一緒に過ごしていくことができるとも。
しかし、士道の腕の中にいたのは、存在感が消失していく凜祢だった。
驚く士道に、凜祢は嘘を吐いていたことを謝る。『封印されて救われるのは、士道たちだけ』と知って、霊力を封印されたのだ。

涙を流す士道に、凜祢は消滅寸前の身体で、自分も涙を目に溜めながら微笑んだ。
自分の『楽園』は間違いだったけれど、士道と過ごした時間は自分にとって幸せで、とても愛しく感じていると。

『……じゃあ、みんなが聞いてない今のうちに……言っちゃいます』

『なんだよ?そんなに改まって……』

『私……ずっと、ずっとね?』
『……好きだったよ。士道のこと……』

そう言い残し、凜祢は士道の腕の中から消滅していったのだった。


【ルーラー】

凜祢の正体である<ルーラー>はまるで精霊のような姿をしているが、令音曰く『似て非なるもの』らしい。名前に数字が入っていないのも、そのせいかもしれない。
<ルーラー>は確かに強大な霊力を有しているが(琴里曰く霊力のブラックホール並)、精霊と違ってその霊力の『器(肉体)』をもたない。
端的に言えば『強大な霊力が自分の意思を持ち、精霊のような姿を形取ったもの』であり、封印されて消滅したのは『器』が存在しないため。

なお、凜緒リンカーネイションの限定版付属冊子で明かされたステータスは以下の通り。

総合危険度:SS
空間震規模:S
霊装:S
天使:SS
STR(力):110 (205)
CON(耐久力):180(220)
SPI(霊力):210(244)
AGI(敏捷性):101(209)
INT(知力):170(200)
霊装:不明
天使:<凶禍楽園(エデン)>

※()内の数字は<凶禍楽園>内でのステータス。


<凶禍楽園(エデン)>
天宮市に張られていた結界の正式名称で、<ルーラー>の有する天使のようなもの。
その能力は『世界を一から作り直す』であり、対象者たる士道が結界が存続している間に『死』を迎えると、結界内の全ての人物が記憶を失い、再び初日からリスタートされる。
しかし、それが十全にループするためには『支配者』たる<ルーラー>が必要不可欠であり、彼女の手から離れると暴走してしまう。

【無に帰す者(パラダイス・ロスト)】
見た目は太い木の根のようだが、その実態は『触れた者を強制的に昏倒させ、<凶禍楽園>へ放り込む』という結構怖い代物。
これを受けた十香たちは昏倒してしまっていたが、士道が意識を取り戻したところを見ると、<凶禍楽園>を拒否すると意識を取り戻すのかもしれない。

<ガーディアン>
天宮市に何点か存在する<凶禍楽園>の要を守護する自立防衛兵器。見た目は無言で攻撃してくる天使で、どこか<ルーラー>と似ている。
消滅する際には霊装が消滅するように跡形もなく消えるため、霊力で構成されているのは間違いない。<凶禍楽園>の一部、ないしは凜祢の『天使』である可能性もあるが詳細は不明。
一体一体の能力は精霊には遠く及ばず、ASTの兵装でも対処できるレベルだが、倒されても倒されても要が壊されるまで増殖する、数で押してくるタイプの防衛兵器なので厄介。
近付く者を「これ以上近くに来るな」と警告して追い返すことが主目的になっているのか、基本的には威嚇程度の攻撃しかしないが、それでも帰らないと直接攻撃してくる恐ろしい兵器である。
要が設置された場所で一般市民が行方不明になるなどの事件は起きていないところを見ると、なんらかの形で近付く者を識別している可能性もある。


【凜祢の目的】

凜祢、<ルーラー>の目的は『士道を守ること』である。
プロローグで語られた霊力暴走は実は十香が原因ではなく、非日常を過ごす中でストレスを溜め込みすぎた士道の精神が変調を来たしたことが原因であった。
霊力の暴発で士道が死んでしまいそうになったため、なんらかの要因で意識を持った霊力(凜祢)が士道の命を救うべく、結界を作り上げて士道を保護したのだった。
その後は士道のために『楽園』を作り、霊力を使うことが文字通り『命を削る』行為だと理解しながらも、ただ士道のために『楽園』を維持し続けていたのだ。
それを知った士道は凜祢のその境遇を察することができなかった自分を責めるが、事実を伝えた令音はそれを諌めた。

『……誰が彼女を恨もうが、誰が彼女を哀れもうが、構いはしない。……しかし、シン。君は、君だけは、彼女が命を賭して守った君だけは……
 彼女の決意を、汚さないでくれ』
『……お願いだ、シン。園神凜祢は、ただ君を救おうとしただけだった。それに報いようとするのなら……お願いだ。
 後悔や謝罪ではなく……感謝を』
『……は、い……ッ』

『ありがとう、士道……私、士道と一緒にいた時間だけが……本当の幸せだった』


【IF(凜祢ファンタジア)】

凜祢ユートピア(凜祢ED)クリア後、とあるおまけシナリオが追加される。
それは、有り得たかもしれない、もう一つの未来……


【凜祢ユートピア以外の凜祢】

ゲームオリジナルキャラクターなので、外伝や原作には今のところ登場することは絶望的と言える。
しかし、原作者の橘先生は『ゲームだけではもったいないキャラクター』とも発言しており、今後なんらかの形で逆輸入されるかもしれない。
後に、原作の11巻では謎に満ちた精霊<ファントム>が凜祢の容姿で登場しているが、おそらく仮の姿である。


【凜緒リンカーネイションでの凜祢】

『凜祢ユートピア』と『或守インストール』をセットにしたPSVita用ソフト『Twin Edition』の追加エピソード、『凜緒リンカーネイション』でも凜祢は登場。
キーパーソンと思われる『園神凜緒(そのがみ りお)』は名字が同じで容姿も似ていると凜祢と関係がありそうであり、当人も士道をパパ、凜祢をママと呼ぶが、正体は謎に包まれている。

+ ※『凜緒リンカーネイション』前半部分のネタバレ注意!
凜祢の記憶を失いながらも近くにいた『誰か』がいないという違和感に悩まされていた士道は、机にしまっていた「男物ではない袋にしまわれた家の合鍵」を見つけたことで激しい頭痛に襲われる。
気を取り戻した士道は、台所に仮想空間にしか存在できないはずの或守鞠亜がいることに驚き、鞠亜との話で自分が今<凶禍楽園>に似た結界の中にいるのではないかと疑いを持つ。
とりあえず学校に行くために鞠亜と家を出た士道はそこで、いなかった『誰か』であり、救えなかった大切な少女、凜祢との再会を果たすことになった。

凜祢は今自分たちは<凶禍楽園>の中におり、そのために本来現実世界にはいない自分や鞠亜が実体を得て存在しているという事実を士道に告げる。
元々AIであった鞠亜と以前の<凶禍楽園>の<ルーラー>であった凜祢、そして士道は<凶禍楽園>の記憶改竄の影響を受けずに済んでいるが、それ以外の人物は記憶改竄の影響を受けているとも。
しかし今回展開された<凶禍楽園>の<ルーラー>ではないために凜祢は何も出来ないので、唯一解決できると彼女が信じている士道を、鞠亜と共にサポートするという。
ちなみに凜祢に与えられたパーソナルは前回同様「士道の幼馴染」であり、『ユートピア』にいなかった八舞姉妹や美九も、凜祢と過ごした記憶を与えられているためにその存在に違和感はもっていない。

『ユートピア』の記憶も保持しているために士道への好意を隠すこともなく、また、「士道の隣にいたい」という、言うなれば「普通の恋愛感情」を士道に抱いている。
そのため、同じく士道への告白を済ませている鞠亜とは時に火花を散らすが、士道のことを熟知している、士道に好意を抱いているという共通点から、当人同士は結構意気投合している。

ちなみに、限定版同梱冊子には、士道と凜祢が結婚した数年後という設定のIF小説が掲載されている。


【余談】
  • 自身のルートで士道のことを想ってとはいえ、『殺してでも初日に戻す』という、冷静に考えるととんでもないことをしようとするため、『実はこの子ヤンデレじゃね?』と言われることも。
    原作者も『どこか壊れている』と凜祢のキャラクターについて語ったらしい。

  • 元々霊力が意思を持った存在のため、当然家族は存在しない。迂闊に家に入ると……『to be continued……』

  • 楽『園』の『神』に『凜祢(輪廻)』と、名前は割と直球。また、名前に数字が入っていないことから『精霊ではないのではないか』と疑いを持ったファンもいたとか。

  • <ルーラー>が霊力の集合体なのは明かされたが、『園神凜祢』の人格がどこから来たのかは不明だったが、2019年発売のデート・ア・ライブマガジンでは士道の理想の女性との記載がある。

  • 凜祢の容姿は『凜音リンカーネイション』の限定版付属冊子によると、士道の好みに合わせて変化したものだという。つまりあの容姿は士道の好みの女の子ということなのだろうか。
    なお胸や髪型はルーラーの状態を引き継いでいる模様。

  • 本作に出ている島崎信長と花澤香菜は(同作には井上麻里奈も出演)は2013年公開のアニメ映画『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』でも共演している。
    なおヒロインである佐藤良子は凜祢と真逆の性格であり、本作で言えば折紙に近い。

  • 声が同じ&絵師も同じプルルートとは性格や身体的な特徴(どちらかといえばルーラー寄りだが)がそっくりである。

  • <ルーラー>は精霊の創造主であるファントムこと始源の精霊<デウス>によって、<デウス>が有する3つの天使のうち第二天使<輪廻楽園(アイン・ソフ)>を素体に創られたと推測される。その根拠に第一天使<万象聖堂(アイン・ソフ・オウル)>の中心には同じく疑似精霊である万由里に酷似した少女の像が確認でき、<輪廻楽園>の核である大樹にも少女の像が存在すると描写されている。天使の名前もそれぞれ対応する形になっている。


  • 特典冊子に掲載されたつなこ先生による4コマでは、士道にくっつく十香を見て好感度設定を下げたり、自分のおっぱいが小さいという折紙のクレームを真顔で「仕様です」とにべもなく切り捨てていた。
    『或守インストール』の特典冊子では、士道の理想の女の子像をデータから理解した鞠亜が凜祢の姿に変身していたりする。

  • 苗字にもなっている園神とはかつて平安京の宮内省に祀られていた守護神である。恐らく彼女の元ネタであろうか。

  • 中の人繋がりなのか、オンラインゲームでユージオとイーディスがくっつくというネタが存在する、ちょうど向こうにユージオの子孫らしいキャラが・・・





『さ、士道。頼まれてた私の項目の校正、出来たよ』
『お、サンキュ。やっぱり凜祢はすごいよなぁ。家事だけじゃなくて、文章校正まで出来るんだし』
『そんな、褒めても何も出ないよ?それに、私だけじゃ十分な編集や追記は出来てないかもしれないし』
『一人でこれだけできれば十分すごいって。あとは、wiki篭もりの皆にお願いしよう』
『そうかな?じゃあ、wiki篭もりの皆さん、間違いや追記があったら、どんどん修正してくださいね』

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最終更新:2023年01月08日 02:06