ペンタブ

登録日:2014/07/02 Wed 21:28:54
更新日:2023/02/14 Tue 19:19:30
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ペンタブとは、パソコン用に使われるデバイスの一つ。
正式名称はペンタブレットで、近年の通称は板タブ。


さて、アニヲタの皆さんはPCでお絵かきをしたいと思ったら、何を使うだろうか?
マウス?
確かにイラストはマウスでも描けないことはないが、素人には難度がかなり高い。
それは手首をほぼ固定されてるため細かい動きをとれないから。
マウスでのお絵描きはいわば鉛筆を握りしめて字を書くのに等しいのだ。
もちろんマウスで美麗な絵を描く猛者もいるし、デジタルの世界にはパス(ざっくり説明すると、点と点を結びできた線の曲げ方を指定したもの)というものもあるし、
練習次第で素晴らしい作品を作れる可能性は秘められている。
が、やはりそれならアナログで絵を描いたほうが手っ取り早いというのが大半の人達の感想だろう


そんなあなたにおすすめなのがペンタブレット。
直感操作でデジタルイラストを制作できる優れものだ。

基本的には薄い板状のタブレットと、筆記用具に似た形の専用ペンで1セットになる。
あとはパソコンに接続するためのケーブル及びペン先用の替え芯が付属することが多い。
近年はBluetoothで無線接続するタイプも存在する。

パソコンに接続したタブレットでペンの動きを読み取り画面のカーソルに反映させる。
ちなみに指などでは反応しない。
クリックしたい時はタブレットを少し叩く。
ドラッグしたい時はタブレットに直接ペンを当てて動かす。
またボタンにショートカットキーを割り振ることも可能。

普通のペンと同じ持ち方、動かし方をするという性質上、ペイントソフトで絵を描くのに適している。
設定さえちゃんとしていれば筆圧と角度にも対応してくれる。


……さてこのペンタブだが、それまで紙とペンで絵を描いていたアナログ派からデジタルに移行した人間が一定の割合で購入→挫折の道を経験する。
いくらペンを用いて直感的に操作できるとはいえ、手元を見ずに画面を見ながら絵を描く上、板と画面は基本的に大きさが異なる上に板の質感は紙とは違うので、アナログで直接描くとは勝手が異なるのである。


具体的には↓
●タブレットがつるつるして滑りやすい
●画面と距離が出来てしまい感覚を掴みづらくなる
●線がガタガタする
●上手くならない
辺りが主な原因。


大まかな解決策としては

タブレットに紙をはる。
これでアナログの感覚に僅かに近づく。
替え芯の消費が少し多くなるのは諦めよう。
替え芯を綿棒などに代えてみるのもあり。

◆慣れる
とにかく練習あるのみ。
たしかにデジタルで描かれた素敵な絵は多いがペンタブは所詮絵を描く媒体でしかない。
ペンタブを買えば絵が上手くなるなどという幻想は捨てるべし。
「お絵かき楽しすぎワロタwww」とかいって描きまくるうち手が慣れていつの間にか上達するだろう。
タブレットは様々な大きさがあるので自分に合ったものを探すのもあり。
普段からペンタブでPC操作をするなども慣れるコツ。

◆簡単な図形から練習してみる
ペンタブは結構弱い筆圧や細かい動きも拾ってしまう他、紙と比較してパソコンの画面は細かい狂いが気になってしまいがち。
なので単純な形のものから練習してみると多少慣れるかもしれない。
ソフトによっては手ぶれ補正を設定できる場合も。
どうしてもダメなら思い切って線画だけアナログで塗りをデジタルにする選択肢もある。

◆液タブを使う
いっそのこと画面に直接ペンを当てて描く液晶タブレットを使用するのもあり。
タブレットに画面を搭載し直接操作可能なので、アナログに近い感覚でお絵かき可能。
板タブに挫折したり、どうしても直接描いてる感覚が欲しい場合は液タブ一択となるだろう。
近年はプロの漫画家やイラストレーターもこちらを使用してるケースが多い。
ただし高い
最近は中国産の液タブが登場し、これは性能がそれなりな代わりに安いのではあるが、それでも板タブよりはかなりお高い。
他の欠点としては、アナログ同様前傾姿勢で描く為、非常に体に悪いという部分が挙げられる。
使いこなしさえすれば板タブも液タブも大差無いので自分に合った方を選ぶと良いだろう。
実際有名イラストレーターの中にも板タブユーザーは意外と多い。
あともう一つの難点としては液タブは単純にでかいのでかさばる。いっそiPadを使ってみるのも良いかもしれない。



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最終更新:2023年02月14日 19:19