Dr.マシリトとキャラメルマン

登録日:2014/07/2(水) 16:55:23
更新日:2024/01/12 Fri 14:47:08
所要時間:約 5 分で読めます





世界征服を目論むマシリトによって、世界最強のアンドロイドとされるアラレを倒すために開発された。22号、23号はDr.マシリトの隠し子のマシリトJr.が開発した 12号、14号から21号は登場しない。
アニメ第1作最終回では幽霊になったマシリトと共にキャラメルマン1号、2号、3号、6号、7号が再登場しており、リメイク版68話では1号と7号が再登場しているが、アラレにあっさり降参している。

作品中では一部ナンバリングがおかしいが、これは作者の鳥山明のミスである。
項目では修正された呼称で記す。 

  • Dr.マシリト/キャラメルマン9号
声 - 第1作・野島昭生(37話)→野沢那智(71話-164話)→野田圭一(198話-236話) / 第2作・置鮎龍太郎 *1/ 劇場版・山田康雄 / 平成版・神谷明

千兵衛ライバルであり、悪の科学者(マッドサイエンティスト)で、天才的頭脳とずば抜けた科学力、そして薄い眉毛の持ち主。
ペンギン村から少し離れた山奥に研究所兼住居を構える。アラレが世界最強のロボットだと知り、世界征服のためアラレ打倒を目指す。
悪のロボット・キャラメルマンを製作しアラレや千兵衛に挑むが、毎回敗北。
キャラメルマン3号敗北後に逃走した際にトラックに轢かれ、自らをサイボーグ化している。
7号回で潰されたことでさらにサイボーグになり、タンク足のサイボーグになり、それがさらに大破したためヘリコプターのボディになった。
アニメ第2作でもサイボーグ化するが姿は違い、大破した後の登場回では機械の割合が少ない姿に戻っている。
フィアットパンダWサンルーフを所持しているが運転免許証は持っていない。原作では「ボツ!」が口癖。

物語後半では自らを改造してキャラメルマン9号となり、「世界一つおいのだーれだ大会!!」に出場し、決勝でアラレと対戦。
ロボビタンAを無効化するエネルギーゼロ光線を股間から放ちアラレをエネルギー切れ状態にして場外に飛ばしたが、
卑怯な戦いに怒ったオボッチャマンがマシリトと今度こそ決別すべく、アラレに扮装して乱入。
ごあいさつ砲を受けて破壊され、ネジとバネだけを残して死亡。「自らの発明品に殺められ生涯を閉じる」というある意味悲惨な最期を遂げた。
最終回や『ドラゴンボール超』では幽霊として登場しているが、『ちょっとだけかえってきたDr.スランプ』とリメイク版では死んでいない。

モデルは当時、鳥山明の編集担当だった鳥嶋和彦(現在は白泉社代表取締役社長)。
千兵衛のライバルを登場させようとの構想から生まれたキャラクターだったが、当初は全く違う顔で、
ネーム段階で鳥嶋に「インパクトがないからボツ」と言われ、内心腹が立ちながらも散々悩んだあげく
「インパクトがあって、いかにもズル賢そうな顔」ということで考えられたのが、このDr.マシリトである。
顔が似ているだけでなく、名前も鳥嶋(とりしま)を逆さに読んだだけなので当然鳥嶋は激怒したが、
締め切り直前でやり直しが許されない状況であったのでやむなく通してもらった、と鳥山は語っている。
ファミコンジャンプ 英雄列伝』でもマジュニア率いる悪の軍団の2番目として登場する。

  • キャラメルマン1号
最初のキャラメルマン。
鉄人28号とアトムを8:2の割合で配合したような見た目をしている。
マシリトが内部に搭乗して操縦する。搭乗時マシリトは「合体!」と叫び、コックピットに頭から突っ込む。
動力源は巨大な乾電池(2本)。
後続期と比べるとやや小さめで、構造的にもパワードスーツかアーマードトルーパーに近い。
この時点でアラレと力比べができるほどのパワーはあったもののボディは鉄なので、ガッちゃんに食べられてしまった。

劇場版作品「Dr.SLUMP ほよよ! 宇宙大冒険」には同じデザインだがはるかに巨大ものとして登場。
マシリトいわく「宇宙最強のロボット」だが、魔法の鏡に宇宙最強のロボットはアラレと答えられてしまったのでアラレに宇宙最強の座を賭けて勝負を挑む。
パワーや頑丈さはアラレと互角でアラレと惑星のぶつけ合いをしても無傷であった。
しかし山吹みどりを泣かせてしまったことで、本気で怒ったアラレのアラレパンチで居城に叩きつけられて爆発四散した。

  • キャラメルマン2号
唯一戦闘用でなくレース用に作られた。
「ペンギングランプリ」にマシリトが出場する為に作られた。
陸上を走るダチョウ型の他、水上用の白鳥、雪上用のペンギン、ジャンプするためのかえる型の4形態に変形が可能。
変形の際にはいちいちペンキで色まで塗り替える。
2号は優雅な白鳥の姿がお気に入りだが、かえる型のになった際は「みじめ…」と呟いていた。

  • キャラメルマン3号
カニのような姿をした装甲車型の戦闘マシン。
1号以上のパワーと2号以上のスピードを併せ持つだけでなく、過去の苦い経験を基にアラレとガッちゃんの弱点を的確に突いた装備まで用意された非常に優秀な機体となっている。
右腕は特殊硬質ゴム製のハサミ型カプセルになっており、ガッちゃんを閉じ込めることが可能。
左腕は強力なレーザー砲になっており、更に腕の下部にはアラレの注意を引き付けるためのウンチ型ミニロボットが収納されている。
おまけに口に当たる部分にはのぞき用の望遠鏡を装備。
居住性も改善され、サンルーフやリクライニングシート、全自動エアコンといった、連載当時の高級車のインテリアを再現した快適仕様となっている。

あと一歩で完全勝利という場面にまで到達するが、想定外の第3者の介入で慌てているところをアラレにひっくり返され、その拍子で解放されたガッちゃんに食べられてしまった。

  • キャラメルマン4号?
3号登場回の最後に登場したマシリト自身を改造したサイボーグ…のはずだったのだが以降全く触れられず、オボッチャマンが普通に登場した。
サイボーグマシリトより機械的な見た目。

アラレの構造を解析して作られた男の子型のアンドロイド。
アラレと同等の性能に加えて、アラレと真逆の上品で真面目な性格という完璧な仕様。
しかし、アラレに一目惚れしてしまったことや、マシリトのような悪の心を持っていなかったがために離反されてしまう。
その後はレギュラーキャラとなっていく。

  • キャラメルマン5号
千兵衛の顔をしたハリボテお面、及びそれを被ったマシリト。
キャラメルマンって一体何なんだろう。

なかなかアラレを倒せない4号に業を煮やし、千兵衛のフリをしてアラレを闇討ちしようとするも、当時迷走中のオボッチャマンに本物の千兵衛と間違われ、ふっ飛ばされる。
慌てて謝りに行くオボッチャマンだったが、謝りに行ったのは本物のほうだった…。
これにより二人の間に亀裂が入り始める。

  • キャラメルマン6号
「げげっ、こんなのいたっけ。コイツが6号か。」
アラレの姿をしたラジコンロボット。
下記の7号と同じタイミングで完成し、マシリトは急いで完成させる為に一ヶ月風呂に入らなかった。
オボッチャマンをアラレから引き離そうと、アラレの姿で暴言を吐く…それだけのロボット。
キャラメルマンの中では一番印象が薄かったのか、この後マシリトがこのキャラメルマンの存在を忘れていた為、番号の重複が起こった。

  • キャラメルマン7号
これまでで最大のサイズのキャラメルマン。目元はマシリトにそっくり。
あまりに巨大すぎた為、出撃の際は研究所を破壊する羽目になった。
操縦はリモコン操作。
必殺技は右手の「ハンマーパンチ」と、左腕の「ウルトラスーパーズビズバメッチャンコバズーカ」。
最強のパワーでアラレをバラバラに大破させ、ウ(略)バズーカでオボッチャマンを機能停止させ、ガッちゃんを顎のゴムカプセルに閉じ込めることに成功する。

が、この時までにガッちゃんはひとり増えており、そこまで計算できるはずもなく、
ガッちゃんが用意したカラオケで「愛の水すまし」を熱唱してる隙に、まんまとリモコンを奪われ、自爆させられた。
なお、マシリトはこの際踏み潰された。
リメイク版アニメではまだガッちゃんは分裂してなかったが、
アラレちゃんたちを助けようとしたニコチャン大王の決死の特攻でガッちゃんを放してしまい、最後はガッちゃんの攻撃で爆発した。

  • キャラメルマン8号?
7号が大破した回の最後に登場したマシリト自身を改造したサイボーグ。
タンク型の足を持つ。
千兵衛の家に時限爆弾を送り込む地味に極悪な戦法をとるも、大破したアラレの修理のため、アラレの構造を調べに過去にタイムスリップしようとした千兵衛というかタイム君が偶々間違って未来に飛んでしまったことで計画がばれてしまい、千兵衛の捨てた爆弾の爆発に巻き込まれて大破した。
活躍する回があるのに、これも上記の偽4号と同じく後に全く触れられない。


  • キャラメルマン7(8)号
「ぎええええええ!こいつは8号だったのかっ!当時7号って書いてしまった!!」
指向を変えたサンタ型ロボット。ドラゴンボール餃子に似ている。
千兵衛を標的に、プレゼント型爆弾を送りつけようとしたが、爆弾が入った袋をゴミ袋の所に置いてしまった為、みどりにゴミと共に搬出され、
マシリトの元に返ってきた所で爆発してしまい失敗に終わった。
ちなみに7号自体はあくまで怪しまれないように爆弾を運搬するためだけのロボットであり、運搬が終わると則巻家にそのまま捨てられてしまったが、則巻家一家にはサンタからのサンタ人形のプレゼントと勘違いされていた。
このキャラメルマンはマシリト(作者?)のミスにより、終始「7号」と呼ばれていた。
ここから致命的にナンバリングがずれ始める。

  • キャラメルマン10号
復活したマシリトに電子頭脳を再プログラムされ洗脳されたオボッチャマン。
乱暴な性格になり、ジェットを背負っていて空を飛ぶことができる。
地球の鍵穴を守る魔人からアラレをかばって潰されるが、千兵衛に修理されて元のオボッチャマンに戻る。

  • キャラメルマンJ/正式11号

  • キャラメルマン13号
『ちょっとだけかえってきたDr.スランプ』に登場。7号強化型タイプのシリーズ最終形態。一度倒れると立ち上がるのに時間がかかってしまう。

  • キャラメルマン22号
マシリトJr.が制作したキャラメルマン。
アバレちゃんで登場。アラレの頭突きでやられた。

  • アバレ/キャラメルマン23号
マシリトJr.が制作したキャラメルマン。
悪いアラレで、これもオボッチャマン同様アラレの構造を見て作ったアンドロイド。
アラレとパワーや性能が同等のアラレそっくりなロボット。
性格や態度のサンプルは若い頃の空豆タロウで、不良のような格好をしているが根っからの悪ではない。『Dr.MASHIRITO ABALEちゃん』に登場。


追記修正は世界征服を計画してからお願いします。

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最終更新:2024年01月12日 14:47

*1 『ドラゴンボール超』への出演時も同様