サラ・バレスタイン

登録日:2014/06/26 (木) 00:01:54
更新日:2023/02/13 Mon 10:42:38
所要時間:約 5 分で読めます




英雄伝説 閃の軌跡』シリーズの登場人物。

Sara Valestin


トールズ士官学院特科クラス《Ⅶ組》の担任を務める女性教官。
年齢は25歳。


武術・実践技術を担当し、本人も恐るべき戦闘能力を持つ。
特別実習でもコネを使って根回しを抜け目なく行い、生徒達をフォローする頼りになる教官。

が、その分私生活はやたらだらしなく、特別実習にかこつけて観光を楽しんだり、昼間から酔っ払ったり、クラス内の不和の解消をリィンに丸投げしたり、書類仕事をトワ会長にやってもらったりetc…
その教官らしからぬ態度から、ハインリッヒ教頭には常に小言や嫌味を言われ続けている。
またそんな生活態度もあって教官らしい真面目なことを言うと生徒たちから爆笑をくらってしまう。

好みのタイプはナイスミドル。ちょうどアルゼイド子爵くらいがドストライクらしい。
その特殊すぎる好みと性格もあって現在恋人はいない。

そんな彼女にも絆イベントはあり、おみくじによれば「好みと反対のタイプも相性がいい」との事。
その結果にリィンも少し意識していたが、すぐ調子に乗ってしまうため「やっぱり性格か…」としみじみ問題点を納得されるというフラグが建ってるんだか建ってないんだかよくわからない感じになっている。次回作ではどうなることか。


以下ネタバレ




実は元遊撃士。それも史上最年少でA級を獲得し、《紫電(エクレール)》、《紫電のバレスタイン》の異名を取る実力者だった。
ちなみにフィーとは遊撃士時代からの知り合いである。
しかし2年前に起きた《帝国ギルド連続襲撃事件》によって政府に目を付けられた遊撃士協会は活動を制限され、解散を余儀なくされてしまった。
この事件はカシウスをリベールから遠ざけるためにワイスマンが仕組んだもので、その作戦に参加していた結社の刺客であるシャロンブルブランとも戦った事がある。

事件自体はカシウスの尽力によって早期に解決したが、その鮮やかすぎる手並みと情報局の追跡すら巻いた能力の高さによってカシウスは帝国から最大級の脅威として認定されることになった。恐らく遊撃士協会の解体にはカシウスが帝国に来る大義名分を無くす意味合いもあったのではないかと思われる。
その後、オリヴァルト皇子が発案した《Ⅶ組》の教官として最高の人材としてヴァンダイク学院長から直接スカウトされた。

そんな感じで特殊な経緯を経て教官になったため、軍人だったり名門貴族だったりする他の教官とは折り合いが悪い。
ナイトハルト教官は教育方針の違いで嫌味を言い合い(実力は認め合っている)、ハインリッヒ教頭は口うるさく説教してくるので嫌い(自業自得。一応有能であることは教頭から認められている)。
ただ、ベアトリクス教官には頭が上がらない。なんでも昔、命を救われたことがあるらしい。

当然遊撃士協会を解体した現政府、特にギリアス・オズボーンは大嫌い。宰相子飼いの情報局や鉄道憲兵隊も好きではない。
一応クレア憲兵大尉レクター特務大尉とは顔なじみであり、場合によっては嫌々ながらも協力している。

遊撃士時代の同僚とは連絡を取り合っており、現役遊撃士のトヴァルにはⅦ組の特別実習でのフォローを依頼していた。

出身はノーザンブリア。《塩の杭》によって国土の半分が塩化した国である。
事件が発生した時はまだ生まれていなかったが、その直後、内乱が起きて無政府状態に陥った時期に生まれた。
現在でも猟兵団が稼いでいるミラでどうにか持っているような状態で、当時の状況はさらに酷いものだったと思われる。
遊撃士になる前は戦友がいるような環境にいたらしく、その出身もあって元猟兵でもあるのではないかと予想されている。



【閃の軌跡Ⅱ】
内戦勃発後は潜伏しつつ情報収集をしていたが、ユーシスからの連絡を受けバリアハートへ。マクバーン神速のデュバリィを相手に窮地に陥っていたⅦ組を助け合流する。
以後はⅦ組の一員のような後見人のような微妙なポジションを保ちつつ、メインメンバーの一人として活躍する。

因みにリィンとヴァリマールが契約した場には居合わせなかったはずだが、何故か準契約者と同じくヴァリマールのサポートが可能。しかも強い。


以下ネタバレ






大方の予想通り、以前は猟兵団《北の猟兵》の一員。6年前にベアトリクス大佐(当時)に助けられ足抜けし、遊撃士に転身した。
劇中ではアルバレア公に雇われケルディックを焼き討ちした北の猟兵と対峙し、「あんたたちのやり方を否定はしない」としつつも「第二の故郷で非道を働くのならば容赦しない」と単身戦いを挑む。ボロボロになりながらも気迫で圧倒し、今の自分の信念を示し古巣とのケリをつけるのだった。

ナイスミドルが好みなのは相変わらず、アルゼイド子爵が格好よく登場すると本音ダダ漏れになったりするものの、最後の絆イベントではリィンと良い雰囲気になったりもする。
リィンが素敵なオジサマになるまで待ってくれるらしい。でもその頃には教官は結構なオバs…いや何でもないです。

ED後は教官職を辞し、遊撃士に復帰した。


【閃の軌跡Ⅲ】
彼女の過去が掘り下げられる。
塩の杭の異変で親を失い、赤ん坊だった頃に、元公国軍大佐で北の猟兵を立ち上げた一人のバレスタインに引き取られた。丁寧な口調のダンディな人だった。
物心付いた時には故郷は荒れ果て、外貨を稼ぐ猟兵たちはまさに英雄だった。
養父に憧れて、10歳の時に「少年猟兵隊」に入った。厳しい訓練の中、13歳の時に本部へ参加を認められた。
誰かの欲望のため、誰かの命を奪う戦場でサラは血と硝煙に塗れながら戦い続け、《紫電》という渾名の少女猟兵として知られるようになった。
18歳の時には中隊長として部隊を任されるようになっていた。
帝国辺境で大貴族と大企業の代理戦争に参加した際、周辺民を巻き込むのを避けようとしてサラの部隊がニーズヘッグから手痛い反撃を喰らった。
総指揮官を務めていた養父がサラの部隊の危機に駆け付けたが、彼は致命傷を負い、「分かっただろう、これが猟兵だ」「この道を続けるかよく考えてみなさい」という言葉を残して亡くなった。
その後絶叫して意識を失い、気が付いたら辺境での猟兵同士の戦いの被害を確認するために来ていたベアトリクスの医療大隊のキャンプで治療を受けた。
その時まだ少尉だったナイトハルトやミュラーもいた。
その後、猟兵を辞めて生まれ故郷を離れた。戦闘技術も生かせてA級になればそこそこ稼げる遊撃士になった。血がついていないミラを故郷に送るために。


【閃の軌跡Ⅳ】
他のメンバーと共にエリンの里に退避している。

ストーリーを進めると、バレスタイン大佐の死は、帝国の呪いが関わっていたことが判明する。

前日譚においては飲み比べを行ったが、シャロンやオーレリア、エーデルといった酒豪には勝てなかった。

いつの間にか準起動者になっている件については《Ⅶ組》という自覚と、起動者であるリィンがこちら側と認識していたから。
全てが終わった後はアリオスと共に遊撃士の仕事をしていた。

【創の軌跡】
ノルド高原で、きな臭い陰謀に対して、リィン達新Ⅶ組とエマやガイウスと共に調査を行った。

【戦闘での性能】
武器はブレード&導力銃で、攻撃属性は斬突射がA。オーブメントの固定属性は風2火1。

各能力が高水準でバランス良く纏まった魔法戦士タイプ。
閃Ⅰでは期間限定のスポット参戦かつ設定上の強さもⅦ組メンバーよりかなり上ということで、頭一つ抜けた性能だった。遅延やSPDダウンのクラフトでSさんを嵌め殺すことも。
閃Ⅱでは以前ほど圧倒的とはいかなくなったものの使いやすさは健在。
閃Ⅲでも強さは変わらずだが、本人以上に新システムのオーダーが猛威を振るう。

  • 鳴神
封技90%、SPDダウンの範囲攻撃。
封技が効く雑魚の群れなどに有効。人形兵器を一発で沈黙させる。

  • 雷神功
自身に心眼、STRとSPDを50%アップ。
分かりやすく強い自己強化クラフト。

  • 電光石火
封技、遅延の範囲攻撃。
鳴神より封技の確率で劣るが、攻撃力と崩し発生率で勝る。また遅延が有効な相手には非常に強力。

  • 紫電一閃
STRダウンの範囲魔法攻撃。
閃Ⅱからの新技。


  • オメガエクレール
Sクラフト。
全体攻撃で威力SSS+、しかも今作で猛威を振るう気絶の付与率が100%という高性能技。閃Ⅰでは間違いなく最強のSクラフトであろう。閃Ⅱでは威力SSS。

  • ノーザンイクシード
閃Ⅱで習得する新Sクラフト。
オメガエクレールの威力4S版。

  • ノーザンライトニング
閃Ⅲ・Ⅳ・創におけるSクラフト。

  • 瞬迅雷光
閃Ⅲの新システム「オーダー」でサラをパーティに加えると使えるようになるのがこれ。
味方が4回行動する間、味方全員の硬直時間を0.4倍にし、さらに発動時に味方全体に「加速」をかける。
この加速が非常に強力…というか強力を通り越してぶっ壊れの域にまで到達している。
加速そのものは待機時間を0にして即座に行動するというアーツや他キャラのクラフトにもある効果なのだが、オーダーの仕様「手番を消費せず発動」「パーティに当人がいれば他のキャラでも発動可能」と異常なまでに相性がいい。
もう一つの新システム「ブレイク(敵にはHPと別にブレイクゲージが存在し、ゲージを削りきると一定時間行動不能+味方の全攻撃で崩しが発生)」と組み合わせることで、敵がブレイクしたが最後、瞬迅雷光を発動→4人がかりで攻撃を加えてBPを溜める→最後の1人が溜まったBPを消費して瞬迅雷光を発動というループで「ずっと俺のターン」ができてしまう。しかもボス戦だろうが難易度ナイトメアだろうがお構いなしに使えるというオマケつき。
ゲームバランス?なにそれ?
一応、サラの参戦期間がゲーム中盤のスポット参戦と最終盤のダンジョン2つのみ、さらにパーティを分割して同時攻略する場面もあるため、ゲーム全体を通してのバランスはギリギリで保たれている…かもしれない。結局サラのいるパーティでは使えるし別パーティは別パーティで前作から引き続きぶっ壊れの神気合一を入れられるけどね!
さすがにマズイと判断されたのか、Ⅳ以降では消費BPが5に増加し弱体化、4人分の攻撃ではBPを溜めきるのが難しくなった。
さらにボスはHPを一定以下に減らすと手番を無視して即座にブレイク状態が解除されるというとんでもない力業で対策がとられている。
創ではカウントが1と大幅に少なくなり、更なる弱体化を受けた。

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最終更新:2023年02月13日 10:42