ヒデヨシ(アタゴオル)

登録日:2014/06/24 (火) 21:05:30
更新日:2022/12/26 Mon 08:20:40
所要時間:約 5 分で読めます




「オレたちはな トコトン生きるために生まれて来たのよーっ」




『アタゴオル』シリーズに登場するキャラクター。
ヨネザアド大陸の、アタゴオルの森で暮らすデブ猫。

身勝手が膨らんだような男。基本的に人の言うことを聞かない。
静止を振り切り、火山に突っ込む。死者の魂が眠る聖域に侵入。花火工場を爆破。怪物の封印を解いたりなど。

星街では「地上ノ危険物」という本に記載されていた。



悪臭を好み、常人が嗅げば死ぬ匂いのくさや葉巻を愛用している。

異常な食欲の持ち主。大好物は紅マグロと酢だこだが、何でも食べる。
希少種だろうが新種だろうが、まず食べようとする。ヒデヨシによって数種が絶滅している。
空腹になると土も食べる。土食に一家言ある。
友人の命と食べ物なら、食べ物を優先する。

毒に耐性が有り、普通の猫が千匹は死ぬ毒を打ち込まれても少し痺れるだけ。食べたら死ぬ毒魚を食べても腹痛で済む(友達にも食べさせようとする)。毒キノコ鍋を食べても全く平気。

食い逃げが趣味で、アタゴオルの森では何件もの飲食店が潰されている。


知能が低く、文字の読み書きが出来ない。ミミズがのたくったようなスミレ文字という文字を自作し使っている。
ホシノミヤ・スミレ名義で学会に学説を送っているが相手にされていない。
記憶力もなく友人の顔も忘れる。友人からの助けを求める手紙をゴミ箱に捨てた(そもそも、文字を読めないヒデヨシに手紙を送ったのが間違い)。

知能が低すぎて、並大抵の催眠術や念の類は通用しない。
物の道理も呪術も通用せず、封印や結界の中にも入っていける。


借金を踏み倒し続けており(アタゴオルの世界では新年と共にチャラになる)、遂には借金取りに戦車隊まで出動させた。


命の危機には、親友だろうが命の恩人だろうが売ろうとする。
その必死さは、見るものに情けなさと見苦しさを感じさせる。





想像を絶するくらい自分しかなく、自由で他者からも世界からも解き放たれている。
忘れっぽいが、生きる上で一番大切なことを知っている。
ヒデヨシの視界を通してみる世界は輝いている。
誰よりも生きる喜びを知っており、憎しみや悲しみ、恐怖といった感情に飲まれない。
憎しみの生命体に干渉された時も、世界中の悲しみが押し寄せた時も平気だった。心の奥に眠る恐怖感が噴き出す闇しばり弾を浴びた時も、吹き出したのは踊り回るイカだった。



  • ヒデヨシに対する怪物達の反応

「あいつの体の中は狂気でいっぱいだっ」

「オ前ラ…… 狂ッテル

「こんなに巨大な生命力を持っているとは… 生物というよりバケモノのような奴がおるのう…」

「サラバ小サナ怪物ヨ」

「おまえこそ… バケモノだ…

「コイツコソ ケダモノダ…
「ナンデオレハ コンナ奴ト会ッテシマッタノダ」

ケダモノ以下だ

「早く このバケ猫をなんとかしてっ」

おぞましいのだ あの声を聞くとサワサワする」

「誰がお前のような裏切り猫を家来にするものか」

「こいつには「心」がないのか?」

「オ前ニハ 心トイウモノガナイノカ」

「心腐ッテマスゼ」

「こやつ…… 肝まで腐ってる」

「コイツノ体カラハイイ加減ナ気配ガプンプン漂ッテル」

「何テ熱イ…… 命ヘノ執着」

「オマエッテ ほんとニ凄イ奴ダナ オマエノ体ニ流レコンダ悲シミガ ミンナ消エテイク」

「ナゼ オマエハ憎シミニノマレナイノダ サワルトちかちかスルこれ? コノ胸ノ奥ニアルノハイッタイ?

「癪にさわる奴だと思っていたが デブ猫…… 対した奴だ…」



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最終更新:2022年12月26日 08:20