権現坂昇

登録日:2014/06/23 Mon 20:44:37
更新日:2024/03/18 Mon 15:35:17
所要時間:約 6 分で読めます





本当に強い男は、無駄に動かんものよ!

権現坂昇(ごんげんざか のぼる)とは、遊戯王ARC-Vに登場する決闘者(デュエリスト)である。

CV:大林洋平


【概要】

権現坂道場の跡取り息子。
そのため、遊勝塾から見ると部外者なのだが、その割にはかなりの頻度で遊勝塾に顔を出している。
遊勝塾の子供らからも「権現坂」「権ちゃん」と呼ばれているが、それだけ彼らに慕われているという証だろう。
本人は「権現坂サンダー!」と言っているが。
口癖は「この男権現坂」の後に言葉を繋げること。

白の学ランに鉄ゲタ、ハチマキにたすきと、コテコテの応援団スタイル。
見るからにアクションデュエルに不向きな動きにくそうな姿をしている。
とはいえ身体能力は低いどころかむしろ高い方で、特にリアルファイトの腕前は中々。
アクションデュエルの口上中に暗黒寺と殴りあったり、黒咲さんの(誤解による)攻撃をガードしたり等。
遊矢と柚子には専用のドローエフェクト(効果のほうではない)があるのに対し、彼は自力で風圧を起こしてそれが結果的にエフェクトになっている。
どれくらいの風圧かと言うと観客が思わず服を押さえて身を竦ませてしまうほど。権ちゃんマジパねえ。

だが、権現坂流「不動のデュエル」を信条としているため、仮に動きにくいとしても問題なし。
また、リーゼントにデカッ鼻と、かなり濃い顔をしている。
硬派で堅物、友情に篤い熱血漢で、そのいかつい見た目とは裏腹に、普通に良い人。
を通り越して漢の中の漢であり、彼の言動の数々は年齢を疑いたくなるくらいには立派。
ただし不本意で始まったヒーローショーにて勝手に燃やされた挙句に悪役に仕立てられた時には、
「お前だけいい格好するとは何事か!」と怒るなど歳相応の面も。

「不動のデュエル」とは、読んで字の如く、動かずどっしりと構えるデュエルのことである。ねぇ今どこ地球ん中とか言ってるカニじゃないから。
無論、アクションデュエルであろうとお構いなし。
更に幼少期には「何が出るか分からないアクションカードに賭けるのは、百害あって一利なし」とまで言い放っている。
たとえ自分の目の前にアクションカードが来ようと、一歩も動かずにそのカードを相手に譲るほど。

まさかのアクションデュエル全否定である。

この発言は全国の決闘者に衝撃を与えた。
だが、それは単に意固地になっているわけではなく、自分のデッキを強く信じているからこそなのだ。
(彼のデッキ特性上、魔法カードを使うわけにはいかないというのもあるが)
遊矢も権現坂のその信念を認めており、権現坂も遊矢の決闘を決して否定しない。

遊矢の親友と言ってはいるが、名前に「じょう」の字が入らない辺り、ゆうじょうポジションとまではいかないのかもしれない。
一応、「昇」は「しょう」と読めるが…?


【活躍】

やはり部外者という点が災いしてか、遊矢のペンデュラム召喚の特訓に付き合うくらいで、あまり活躍の場が与えられていなかった。
LDSとの勝負の際も、「自分が部外者でなければ…」と歯がゆい思いをしていた。
だが、3戦目を前に素良が「気乗りしない」と勝負を放棄したため、代わりにデュエルに挑む。
相手はLDSの刀堂刃。
シンクロ、そしてXセイバーの効果をフルに活用した刃の怒濤の攻撃に、LP100にまで追い詰められる。
だが、自分のデッキを信じ、効果モンスターをフルに活用する事で、互角以上の戦いをし、素良の予測さえも上回る熱いデュエルを見せつけた。
最後は双方にダメージを与える効果カードにより、相打ちによって幕を閉じた。

ジュニアユース選手権に向けて不動の決闘に磨きをかけるべく、
山に篭り修行をするものの「自分には何かが足りない」と頭を悩ませる。
そして、かつて決闘した刀堂の元へ向かい…

親友だからこそ、情けを捨てて全力で倒す!

遊矢のジュニアユース出場をかけた4連戦、その最後の一人として立ちはだかった。
試合数を調整して、この勝負に勝たなければジュニアユースに出場できなくなる状況に自らを追い込み、更には自らの殻を破るためシンクロ召喚まで身につけて挑む程の気合の入れ込みを魅せた。

だが、他流派であるLDSのシンクロ召喚を取り込んだ事は師範の父親には道場の掟に背く異端の行為と取られ、デュエル中にもかかわらず父親から敗北を言い渡される。
その発言に対して「新たな不動のデュエル」の地平を切り拓くためのシンクロ召喚の習得と言い、父を制してデュエルを続行した。
そして、シンクロ召喚を導入した新たな不動のデュエルで遊矢を瞬く間に圧倒し(これを見て父親が段々とノリに乗っている事に腹筋を痛めた決闘者は少なくは無いだろう)、遊矢のライフをあと一歩という所まで追いつめているのだが、自ら限界を突破する覚悟を決めた遊矢のペンデュラムカードによる融合召喚2連続による怒涛の攻撃で逆転負けをした。

その後、遊矢から大会出場について気にかけられると「1週間チャンスはまだある」事を伝え、親友と本気で戦えた事の方を誇りとした。
大会への出場するかは分からなくなったが、可能性が消えてはいないので大会での再登場に期待が持たれる。

とか言って1週間後、あの後から奮戦して大会出場の登録期限ギリギリで出場資格を取得、スタジアムに堂々たるその再登場に遊矢を驚かせて感動させた。しかもこの時の遊矢はかつて自身をイジメていた暗国寺ゲンから再び嫌がらせを受けていたその時での登場である。

そしてMCS初戦の相手は因縁の暗国寺。
闘志を燃やす権現坂に対し、暗国寺は取り巻きを使って権現坂の予備襷を盗み出すことで遊矢を場外へ連れ出して挑発する。
焦りもあってコントロール奪取戦術に苦戦するも、柚子と父の激励で奮起。
遊矢も包囲を突破して会場に駆け付け、友情の勝負襷を締め直してスサノ-Oで暗国寺を倒した。

その後、MCSは融合次元の侵略によって中断。
遅いくるアカデミアのデュエリストの猛攻を何とかしのいだ権現坂も赤馬零児の結成する「ランサーズ」の一員となり、シンクロ次元へと渡る。
そこでデニスとヒーローショーじみた野良デュエルをすることで周囲の人を楽しませていたところ、プロモーターのギャラガーの目に留まり、地下デュエルに参加。
だが、そこで行われていた違法デュエルのガサ入れにきたセキュリティによって、地下施設送りになってしまった。

なんとか地下施設で遊矢と再会し、フレンドシップカップへの出場を決める。
一回戦でクロウ・ホーガンと対戦する事となるが、大接戦の末に敗退。
再び地下送りになるのであった。



【使用デッキ】

武蔵坊弁慶をモチーフにした機械族カテゴリー「超重武者」使いにして、まさかのフルモンスターデッキ使い
デッキには魔法・罠カードは一切入っておらず、志島北斗には「正気の沙汰じゃない…!」とまで言われる。
しかし、かつて「なぁにこれぇ?」と言われていた頃の某縄文人とは違う。
『墓地に魔法・罠が無い』という事が使用条件の効果を活かす為の布石であり、れっきとした戦略なのだ。
勿論、魔法・罠カード扱いのアクションカードを使わないのもその為。

魔法・罠は無いものの、多彩な効果モンスターでそれを補っている。
エースモンスターである「超重武者ビッグベン-K」を筆頭に、様々な超重武者をデッキに組み込んでいる。

遊矢との初めての真剣勝負では新たなエース、☆10のシンクロモンスターの「超重荒神スサノ-O」を繰り出した。

難点は、ARC-Vでよく見るタッグデュエルとの相性が最悪である点。
何しろ(回によりややブレるとはいえほとんどの場合で)、パートナー同士のペンデュラムゾーンと墓地が共有されるのだ。
当然、Aカードを含めて相方が魔法・罠を使えば、権現坂のデッキはたちまち無力化してしまう。
かといってパートナーが彼に合わせて魔法・罠を使わなければ、今度はそっちのデッキの半分が死ぬ上に、魔法・罠を前提としたコンボはすべて使えなくなるのである。

vsタイラー姉妹やvsDBなど実際にタッグデュエルをした時は案の定追い込まれ、後者では不動のデュエルを放棄してAカードを使うこととなった。

この男権現坂の項目を追記・修正せんとは、けしからぁ~ん!!



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最終更新:2024年03月18日 15:35