プリキュア(キャラクター)

登録日:2014/06/21 Sat 22:34:07
更新日:2024/02/25 Sun 02:02:28
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アニメ『プリキュアシリーズ』に登場する伝説の戦士の総称。

全ての作品において主人公とその仲間はプリキュアに変身し悪の組織と戦う。



◆概要


続編でもない限り作品ごとに設定は異なるが、多くは妖精たちの故郷を救う伝説上の戦士とされている。
殆どは普通の人間の少女が何らかの手段で変身するのだが、変身後はその伝説に恥じぬ驚異的な身体能力を手にする。

『Yes!プリキュア5』のスタッフ向け資料では、プリキュアの身体能力は以下のように設定されている。
  • トラック1台分くらいのパワーのゾウが押しても平気
  • 学校の校舎の屋上くらいまで飛べるジャンプ力
  • 自分の胸の高さくらいまである岩*1を砕くことができる

美少女戦士セーラームーン以降の「戦う変身ヒロイン」の直系であるが、初代のキャッチコピー「女の子だって暴れたい」をこれ以上なく表したドラゴンボールのような格闘戦を行うが特徴。
流石に女児向けアニメという事情もあってか肉体言語一辺倒というわけではなく、浄化技(必殺技)では光線等を放つ方が多い。
作品次第では普段から光線打ちまくることも。
とはいえ精神面は変身前と大差なく、その辺が足枷になるパターンも多い。

強化用の武器は楽器、弓矢、腕時計など実に様々だが一貫して本物の武器を連想しにくいデザインやモチーフにされているのが特徴。

攻撃の描写についてはこちらも参照。


変身後は髪型と服装が大幅に変わる。
髪型は概ね変身前の面影を残しながらボリュームアップ&明るい色になり、衣装は作品ごとにだいたいデザインが統一された専用のものになる。
同じ作品に出るプリキュア同士は全員衣装に多かれ少なかれ固有の特徴を持ち、完全な色違いは存在しない。
声は殆ど変わらないにも関わらず一般人から正体を見破られないのはご愛嬌。

途中から仲間になる・劇場版にしか出ない・異なる時代や国のプリキュアの中には、同作品のキャラクターとやや分かりにくい者も。


変身はアイテムを使う又は妖精の協力を得ることで可能。
認証システムの有無は作品によって異なり、中には先輩プリキュアから後輩プリキュアへ同一アイテムが継承された例もある。
その際、衣装デザインが同じになることはない(継承が確認された作品はいずれも継承されたアイテム以外に必要な物があるが)。

いずれにせよ自力だけで行うことはできないため、基本的にこれらを失った時点でプリキュアに変身する資格を剥奪されたことになる。


『プリキュアオールスターズNS2』において、いろいろな妖精が通う妖精学校の存在が判明した。

『NS3』のパンフレットでは「歴代のプリキュアのパートナーの中にも、この学園を卒業した妖精がいるんだ」と記述されており、
パートナー妖精全員が妖精学校出身という訳ではない模様。



プリキュアの正体を(関係者以外の)他人に知られてはいけないというルールは共通しているが、一部例外もある。
『ふたりはプリキュア』(『MaxHeart』)、『Splash Star』、『5』(『GoGo!』)、『ハートキャッチ』、『スイート』、『スマイル!』では、他人に自らがプリキュアである事(同時に妖精の存在も)は最後まで知られないまま*2で番組が終了している。

一方『フレッシュ』『ドキドキ』『プリンセス』では終盤で自ら公表し、更に『ハピネスチャージ』では変身を友人に見られてしまった、などがある。

今のところ正体を知られたことによるペナルティのある作品は少ないが「無関係な人を巻き込むから」辺りが理由の様子。ちなみに『HUGっと』では単に「その方がロマンがある」というあんまりな理由だった。
数少ないペナルティのある作品は『魔法つかい』と『スター☆トゥインクル』だが、どちらも正体がバレることが別の規則違反に抵触するがゆえのペナルティとなっている。


初期の作品(『ふたりは』と『5』)では最後に変身能力を失っていたが、現在ではオールスターズ映画などの都合もあってか前述の主人公たちは引き続きプリキュアとしての行動を続けている。
モブ登場しているサブキャラクターたち(プリキュアの家族、学校の友人と教師、TVのゲストキャラクター、その他の一般人)がプリキュアの正体と妖精の存在を知っているかは本編のそれに依存しており、最後まで知られなかった場合はそのまま知られないままとなっている。



物語を盛り上げるために、中盤で追加戦士(新戦士)が登場するのも特徴のひとつとなっている(時期や存在の有無については例外あり)。
ほぼ共通して、仲間になるまでの過程はドラマ性が強く、長期に渡り描かれている。

歴代の追加戦士で最も多いカラーは、古来より高貴の色・神秘の色であり、原色系にはない大人っぽさもある「紫」である。
実際、大人っぽいキャラクターが多いため女の子にとっては憧れの存在となり、人気が出やすい。

販促の都合でアイテムやシステムがこれまでと異なっている場合も多く、印象に残りやすい。
制作側としては、「みんなと一緒のアイテムで同じコールを揃って言わせたい」という思いも少なからずあるという。

(キュアフォーチュン仲間入り記念に、成田良美氏がプリキュアの追加戦士を紹介した、アニメージュのコーナー「ミステリアス・パープル」より)


変身後にはそれぞれ独自の名前(キュア~)が付けられる。
この法則が当てはまるのは、初期作では地球人であってもなくても人間の少女が変身したものに限られていた。
そのため光の園のクイーンの「命」であるシャイニールミナスとほぼ自在に人間←→妖精になれるミルキィローズは当てはまらない。
……のだがキュアビートキュアフェリーチェのように妖精から人間に転生したプリキュアや終盤で人外であることが判明したキュアエース、しまいにはキュアパルフェのようにミルキィローズと変わらず妖精と人間体を行き来できる者や果てはルールー・アムール/キュアアムールのようなアンドロイドも出てきたため最早種族の垣根を超えた存在となっている。

今のところネーミングは「無意識のうちに口走って決定する」「意識があり自発的に考える」のうちどちらか。
変身したプリキュア同士はたとえ年上だろうが頭の「キュア」を除いた名前で呼び捨てるようになる。
ただし『ドキドキ!プリキュア』では新規の脚本家が入った関係で「キュア」もくっつけた回がある。

変身終了時や作品によっては技の発動時に作品ごとにある程度決まった口上を(ほぼ強制的に)名乗る。
本人たち的には気恥ずかしい場合もあるようで、キュアブラックが「また何か言うのか」とうろたえる場面も。



◆各作品ごとの特徴


キャラクター名などはこちら
番外的な戦士はこちら

余談だが身長156cm程度設定の花咲つぼみがオールスターズでやや低めに見える辺り、女子中学生としては割と高身長揃い。*3


ふたりは〜Max Heart

記念すべき初代プリキュア。
ドツクゾーンからプリズムストーンを奪還するために戦う光の使者。

プリキュアに選ばれた二人が一緒でないと必殺技はおろか変身もできない。
世界の平和は彼女らのスケジュール管理に委ねられたのだ……。

メップルとミップルが変身してできるカードコミューンもしくはハートフルコミューンで変身する。
衣装は後のシリーズと比べ幾分カッコイイ雰囲気。
しかしハートやフリルといった女の子的要素も忘れていない。

戦闘スタイルはシリーズ随一のステゴロ派。なので技は少なめ。
追加メンバーはバリア専任と尖った面子。

ちなみにMax Heartのシャイニールミナスは2014年現在オールスターズ最年少。


Splash Star

変身システムは前作と同じく二人一緒でないと変身できないパターン。
幼少期に「大空の木」に舞い降りた妖精の光を見たことが資格となっている。

前作との差別化なのか、それともクレームがやはりあったのか、前半は殴り合いが少なめ。
そのうえで見栄えのよい演出を目指して、いわゆるキラキラした魔法的要素が取り入れられた。
後半は前作までの男くさい迫力バトルを踏襲したうえで、キラキラkawaiiガールズな雰囲気も失われないような独自の演出を構築。
これ以降のプリキュアシリーズの戦闘演出のフォーマットを作り出した。

スペシャルフォームでなくても単独飛行可能。バリアも標準装備。
アクダイカーンらから奪われた泉の郷の七つの泉を奪還するために戦う。
精霊の力を使って様々な特殊能力を使える。

フラッピとチョッピが変身してできるミックス・コミューンとプリキュアダイヤで変身する。
衣装は前作のイメージを踏襲しつつ少し派手な雰囲気。二人とも髪を高い位置で結い上げているのが特徴。


Yes!〜GoGo!

ドリームコレットを使ってナイトメアを倒すために必要なピンキーを集めつつ、ナイトメアと戦う。

タイトルから「ふたりは」を撤廃。これ以降はプリキュアの人数は2人に縛られなくなる。
本作では初期は5人チームで最終的には6人となる。
レギュラーキャラだけで見れば、後述のアラモードと並ぶシリーズ最多の6名在籍である。
人数が増えたこともあってか、シリーズで初めて個別変身が可能になった。

腕時計の形をしたピンキーキャッチュもしくは携帯電話の形をしたキュアモで変身する。
変身アイテム本体のみで変身できる極めて貴重な存在。
衣装は胸元に蝶型のブローチを着けているのが共通。GoGo!では髪飾り(ミルキィローズは胸元)に薔薇があしらわれている。


フレッシュ

スウィーツ王国に伝わる伝説の戦士。
この辺から髪型・髪色の変化が激しくなる。
本編中では管理国家ラビリンスの目論みに対抗すべく生み出された。

携帯電話が変化してできたリンクルンにそれぞれ対応したピックルンを挿して変身する。
衣装はX型の模様(刺繍?)と胸元のクローバーが共通。
パッション以外はスカートの下がモコモコのパニエになっている。

プリキュアという存在が作中の一般社会でどう認知されているかが極めて明確に描かれたシリーズである。
警察も顔パス。
「プリキュアです!」「ご苦労様です!」

追加戦士はシリーズ初の元・敵幹部。


ハートキャッチ

シリーズ初の完全に地球上で生まれるプリキュア。(妖精界のような異世界が登場しない)
世界の砂漠化を目論む砂漠の使徒からこころの花、こころの大樹を守るため歴史の裏で戦い続けた。
妖精が生み出すプリキュアの種とココロ(シャイニー)パフューム又はココロポットで変身する。
浄化技以外にも要所要所でバンク付きの小技を放つ。

衣装はどこか一箇所以上に花飾りを付けているのとチョーカーが共通。ムーンライト以外はスカートの形も同じ。
今シリーズ内でのプリキュアの歴史は400年もある。先代プリキュアや初代プリキュアなども登場。
現役プリキュア最年長の高校生も在籍。

名前も各自が決め、戦闘補助的なインストールもほぼ見られず、かなり自由度は高い。
ただし、某一名が武器を粗末に扱った結果妖精にストライキを起こされており、貸与性の模様。


スイート

心にハート型のト音記号を持つ者が変身できる戦士。
メイジャーランドの伝説の楽譜を不幸のメロディにしようと目論むマイナーランドに対抗し戦いつつ、
人間世界(地球)にばらまかれた音符を回収している(ちなみにばらまいたのは味方側)。

キュアモジューレにパートナーのフェアリートーンを装着して変身する。
久々に個別変身不可能なプリキュアで、仲間と一緒でもハーモニーパワー(友情力)が低いと力が発揮出来ず最悪変身解除してしまう。
逆にハーモニーが高まると強くなるらしい。

最初は2人で戦っていたが、その後追加戦士が2人加入。一人はマイナーランドから寝返った者、もう一人はメイジャーランドの王女でシリーズ初の小学生プリキュア。

追加戦士二名は単独で変身しているが、メイジャーランド出身なのでその辺融通が利く。ということにしておこう。
でも個別変身できないというよりしたくないってだけzy……

衣装は胸元のリボンの形とスカートの多段フリルが共通。
シリーズ全体と比較してヒラヒラした雰囲気が強い。というかフリル地獄。
二次創作のみならずスタッフもグロッキー。


スマイル

本棚の中にあるメルヘンランドに伝わる五人の伝説の戦士。
本編中ではメルヘンランドの力の源キュアデコルをバッドエンド王国から奪還するため戦う。
基本的に誰かを守りたいという強い思いが覚醒の鍵。
プリキュアの絵本とリンクしているようだ。

それぞれが属性の力を宿しており、また1年間で追加戦士が味方側のみならず敵方にも出なかった珍しい作品。
バッドエンド空間の影響を受けなかったFUJIWARAにも資格があるかと思われたが気のせいだった

覚醒時に突如召喚されるスマイルパクトで変身する。
衣装は上着とスカートのデザインが共通。あちこち羽をモチーフにしているが、
これはキャラデザ担当の川村敏江氏曰くマーチングバンドを意識したもの。


ドキドキ

本作のプリキュアたちはトランプ王国の守護騎士的な存在。つまりれっきとした職業扱い
本編中では主にジコチューと呼ばれる怪物にされた一般人を救うために戦った。

そして後に古代の地球にもプリキュアが存在していたことがわかる。
プリキュアのルーツは地球にあり、それが異世界に渡ったようだ。

初期メンバーは妖精が変身するラブリーコミューンにキュアラビーズをはめて変身する。追加戦士は妖精枠のアイちゃんが生み出すラブアイズパレットをタッチする仕様。
衣装は個別の違いが多いものの、スカートのギザギザと胸元のハートが共通。
ちなみに変身バンクがバッチリカメラ等に映るガバガバ仕様。その気になれば誰でも正体が分かってしまうし、実際にマナは防犯カメラから引っこ抜かれた変身シーンを晒されてしまった。


「無関係者を巻き込むから」正体を明かすなと妖精がハッキリ明言しているが、最終決戦では自分から正体を名乗った
エピローグでは総理大臣から「落下する人工衛星を止めてくれ」という依頼が直々に入ったりと、世界的に有名な存在になった模様。
「キュア~」と付く中では実質最低年齢の1歳(外見上は小4)プリキュアが登場。


ハピネスチャージ

地球が出自のプリキュア第二弾。
なんと世界中にプリキュアチームが存在し、それぞれの担当地域を守っているというグローバルな設定。
敵組織である幻影帝国も世界中を侵略しているため、世界中の誰でも知っている「人類種を脅かす脅威」であり、スケールが大きい。
今回のプリキュアたちはブルーが生み出した愛の結晶が反応した者が変身の資格を持つ。ぶっちゃけ抽選。

ハーフを含む日本人と異世界人以外に外国人プリキュアが本編で初めて、しかも複数人登場した。
1話時点で世界的にプリキュアの存在が認知されていることから、テレビでプリキュア特集番組が放送されていたりする特異な世界観である。

愛の結晶が変化したプリチェンミラー又は大いなる願いから生み出されたフォーチュンピアノ、そしてプリカードで変身する。
通常の衣装はどの国でも紺のベストと腰背部のウイングリボンが共通。
このウイングを展開することで単独での飛行が可能。

プリカードは幻影帝国の怪物「サイアーク」を浄化することで入手できる。
たくさんの種類があり、それぞれ異なる効果を発揮する。
各自のフィーリングと能力次第で自由に技を編み出す事が可能で、フォームチェンジ技も含めると技の数はシリーズ最多。


プリンセス

ホープキングダムに伝わる伝説の戦士。
ディスダークからホープキングダム、ひいては世界を救うため闘う。
かつて主人公たちとは別のプリキュアも存在し、ホープキングダムを生み出したとされている。

プリキュアの設定的にはスタンダードだが、舞台がなんと全寮制のハイソなエリート学園であり、
従来作とはまったく異なるエレガントな雰囲気の作品となっている。

プリンセスパフュームにドレスアップキーをセットすることで変身。
その状態でパフュームのギミックを切り替えることでモードエレガント(必殺技モード)になる二段変身仕様。

衣装はそれぞれ花、海、星そして炎をモチーフにした裾の長い上着+ミニスカート。
モードエレガントはぶわっと広がったロングスカート(ウェディングドレスみたいなアレ)になる。
全体的に戦いを連想しにくい、その名の通り典型的なお姫様然とした雰囲気を纏っているが、実のところ思い切り敵をぶん殴ったら重い打撃音や衝撃波とともに花びら/水しぶき/星のきらめき/炎のエフェクトが派手に発生するという、これまでの泥臭さに華やかさがプラスされた二面性が特徴。

追加戦士はディスダークに洗脳されていたホープキングダムの姫君であり、敵からの寝返りはこれで3人目となる。


魔法つかい

魔法界に伝わる伝説の魔法使い。戦士では無いというのがミソ。
前半では闇の魔法つかい・ドクロクシーが世界を闇に包むために探し出しているリンクルストーン・エメラルドを先に見つけるため、
後半では世界に破壊をもたらそうとする終わりなき混沌・デウスマストから世界を守るため闘うことになる。
とはいえ、一応魔法は使うが、やってることはこれまでのプリキュアと変わらず肉弾戦がメインとなる。

スイートの初期二人以来となる二人揃っての変身となるが、今回はみらいの持っていたクマのぬいぐるみ、
モフルンが妖精兼変身アイテムとして作用し、モフルンのリボンにリンクルストーンをはめ込み、
二人と1匹が手を繋いで呪文を唱えることで変身する。

また、リンクルストーンに応じて様々なフォームに変身することが可能で、
基本の万能型、パワー型、空戦スピード型、ファンネル使用のテクニカル型とバリエーションが設定されている。

追加戦士は初期2人によって育てられた妖精の少女が2人と同じくらいの背丈に成長し、
プリキュアへと変身できるようになったが、2人と異なりフォームチェンジは用意されていない。
また、単独映画限定で、前述のモフルンが一時的にプリキュアに変身するという初の展開も盛り込まれている。


アラモード

地球が出自のプリキュア第三弾。
そして再び戦士ではないプリキュアとして伝説のパティシエであるという大胆設定。

そしてこの作品を最も特徴付けているのが肉弾戦を封印し、
キラキラルから生成されるクリームエネルギーと呼ばれる力を使って敵を攻撃すること。
スイーツや食べ物を扱うという性格上、それを粗末にできないから故に生み出された設定と言える。
また、個々人の性格を動物に結びつけ、変身後はその動物由来の固有能力を使うこともできる。
ということでコスチュームも動物+スイーツがモチーフに。
変身アイテムはスイーツパクト。

当初は5人の個性豊かな面々、そのうち2人は久々の高校生という構成で、
彼女達がパティシエとしてスイーツ作りに励みつつ敵と戦う状況だったが、
その後元々妖精だったがパリに渡って人気パティシエとなった少女が加わり5シリーズと並ぶレギュラー6人体制に。
この他100年前に活躍していたプリキュアが登場したり、最終盤ではマスコット妖精がプリキュアに覚醒する展開も。
最終盤の展開で考えれば最終的に7人の大所帯となった。


HUGっと

地球が出自のプリキュア第四弾。そして実は伝説由来ではない。
というのも未来から来た不思議な赤ちゃんによって覚醒したという特殊な経緯を持つ。
その未来の世界にもプリキュアがいたというのがミソ。
そして未来の時間を止め、現代に侵攻してきた企業クライアス社を相手に、
みんなの未来を守るため戦うことになる。

肉弾戦が復活し、アスパワワという力の作用で戦う。
プリハートを使って変身し、コスチュームは子供たちの憧れの職業がモチーフに。

最初は3人で戦っていたが、その後シリーズで初めて追加戦士が2人同時加入。
そのうち一人は3人目の小学生プリキュア、もう一人は4人目の敵からの寝返りかつシリーズ初のアンドロイドが覚醒。
レギュラーだけ見れば5人体制なのだが、15周年記念作というのもあってか、過去作のプリキュアがゲスト出演したり、
名実共に史上初となる男の子のプリキュアが誕生したり、さらには最終盤で世界中の人たちもプリキュアと化す展開も。
作品全体的にかなり型破りな面も見せた。


スター☆トゥインクル

今度は商店街を守るため星空からやってきた戦士異世界ではなく宇宙…もとい星空界に伝わる伝説の戦士。
ということで初めて宇宙人が変身するプリキュアも登場することに(初期メンバーと追加戦士の計2名)。
今回の使命は宇宙に散らばったプリンセススターカラーペンを集めスタープリンセスを復活させ、
全宇宙を暗闇に染めようとするノットレイダーから世界を、宇宙を守ること。

初期メンバー4人は星や星座がモチーフで、それぞれに季節も隠しモチーフが含まれている。
変身シーンは変身スターカラーペンとスターカラーペンダントでコスチュームを描く物で、
シリーズで初めてプリキュアが歌って踊りながら変身する変身ダンスの要素を取り入れている。
メンバーの1人は5シリーズ以来となるハーフ設定。
追加戦士はアラモード以来の虹モチーフで、変化の能力を持つ種族となっている。


ヒーリングっど

今回の設定は地球のお医者さんヒーリングアニマルとともに、地球を汚染する未知の病原菌・ビョーゲンズと戦い、地球をお手当てするという設定。
異世界ヒーリングガーデンは地球によって生み出されたので、異世界由来と地球由来の折衝型と言える。

ドキドキ以来の妖精とのコンビを組む形で変身し、
初期メンバー3人はパートナーのヒーリングアニマルが宿ったヒーリングステッキを常に持って戦う形式に。
追加戦士は地球が生み出した、先代プリキュアに似た姿の精霊として登場、ヒーリングガーデンの王女ラテとパートナーを組む形になる。


トロピカル~ジュ

今回は「大昔に人魚の国と人間の国を救った伝説の戦士」という位置付けになっており、人間のやる気のエネルギー・やる気パワーを狙う海の魔物・あとまわしの魔女たちと戦う。

指輪型アイテムのハートクルリングと、スマイル以来9年ぶりに登場したパクト型の変身アイテム・トロピカルパクトで変身する。

追加戦士は物語序盤から登場していた支援者の人魚が、初期メンバー4人と同じハートクルリングと、魔法つかい以来5年ぶりに登場となる追加戦士専用の変身アイテム・マーメイドアクアパクトで変身する。


デリシャスパーティ

今回は異世界・クッキングダムに伝わる伝説の戦士。
料理に宿る妖精・レシピッピを狙う盗賊団・怪盗ブンドル団と戦う。

ヒーリングっど以来の妖精とコンビを組む形であり、初期メンバーはパートナーのエナジー妖精から力を分けてもらう形で変身する。
戦闘は主に支援者が発動する特殊空間・デリシャスフィールドの中で行われる。

追加メンバーは敵に洗脳されていた生徒会長であり、専用の変身アイテム・ハートフルーツペンダントで変身する。敵からの寝返りはこれで5人目。


ひろがるスカイ!

今回は「大昔に闇の世界から空に浮かぶ王国・スカイランドへと侵攻してきた魔物達を封印した伝説の戦士」とされ、そのスカイランドから来た幼いプリンセスの力によって覚醒したという経緯を持つ。
そのプリンセスを狙っているアンダーグ帝国と戦う。

ペン型のアイテム・ミラージュペンが変化した変身アイテム・スカイミラージュにスカイトーンをセットして変身する。
追加戦士はスカイランドを滅びの危機から救ってくれる『運命の子』であったプリンセス自身が変身するが、普段は赤ちゃんの姿であり、変身時に急成長する。


・わんだふる

闇の存在によってガルガルという怪物に変貌させられたニコガーデンの動物たち・ニコアニマルを助けるべく戦う。

ニコアニマルを保護する都合上、ガルガルとは極力肉弾戦を行わず、主に追いかけっこをするような戦闘スタイルが特徴。

トロピカル~ジュ以来3年ぶりに登場したパクト型の変身アイテム・ワンダフルパクトで変身する。
主人公はシリーズ初となる犬が変身する


◆プリキュアに力を与える妖精と、彼らの国について

基本的にプリキュアの敵に対して、プリキュアに力を与える妖精や、彼らの所属する王国等は「善」の存在とされる。

しかし近年のシリーズでは、『HUGっと!プリキュア』ではハリハム・ハリーは自らの後ろ暗い過去やはぐたんの正体という重要事項を隠していたし、『スター☆トゥインクルプリキュア』ではスタープリンセスたちは黒幕の正体やフワに対する重要事項を隠していた。
そして『ヒーリングっど・プリキュア』ではヒーリングアニマルのサルローは自分たちだけではビョーゲンズに太刀打ちできなかった事実を棚に上げて人間の罪を攻めたて、テアティーヌもまた「いざという時がくれば(地球環境が悪化すれば)人間を浄化する覚悟がある」と言いきった。
『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の人魚族の長である人魚の女王は海の妖精くるるんを可愛がっている優しい女王様である一方、無条件に人間に友好的な訳ではない存在であり、第37話ではグランオーシャンの人魚族には「秘められた掟」が存在し、人間と関わった人魚はその記憶を消される事が明らかになった。『トロプリ』最終回ではその掟の真実とローラの選んだ決着が描かれた。
そして『デリシャスパーティ・プリキュア』でも、コメコメ達の故郷でありプリキュア達に力を与え支援するクッキングダムが、とある人物…シナモンを冤罪によって追放した疑いが持たれていた。(これについては、物語の黒幕がクッキングダム内部の人物だった事が明らかになった。)

プリキュアたちに力を与える存在にも色々な事情はあるが、彼らが常に「善」で「正しき存在」ともまた限らないのだ。
妖精たちや、それに類するものたちから今後「プリキュアの敵」が現れる可能性も否定はできない。


追記修正は


二人一緒にキュアラビーズをはめたプリチェンミラーを持って「プリキュア、オープンマイハート!」と叫ぶ

全身光った状態で走りながら変身、最後にパフでほっぺを叩く

最後に「Yes! プリキュア5!!」と叫んで決めポーズ

精霊と一緒に敵を浄化、決め台詞は「お覚悟はよろしくて?」


以上を完遂してからお願いします。

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最終更新:2024年02月25日 02:02

*1 念のため記しておくが、バストサイズではなく地面からの高さである

*2 ただし、『スイート』では劇場版ゲストにミューズの正体が知られている。

*3 文部科学省が公表している学校保健統計調査によれば、平成22年度(2010年度)における中学2年生(13歳)の平均身長は、女性で155.0cm(標準偏差:5.42cm)となっている。