聖龍王サイガ(神羅万象)

登録日:2014/06/20 (金) 01:46:35
更新日:2024/02/04 Sun 21:07:13
所要時間:約 5 分で読めます





「世界の調和を乱す者、ゆるさん!」


バンダイから発売されている『神羅万象チョコ』に登場するキャラクターの一人。
神羅万象シリーズの記念すべき初代主人公である。

◆データ


■収録

第1弾No.001、SP
第2弾No.029
第3弾No.057
第4弾No.085、EP


■称号

聖龍王→光龍王→光龍帝


■POWER

聖龍王:10→11→12
光龍王:12→15


■ライバル

獣牙王エドガー、皇帝マステリオン、竜王ファフニール、魔王マステリオン


■必殺技

聖龍王:七天伐刀、我龍天聖、電光刹華
光龍王:双龍伐刀剣、央覇封神
光龍帝:封印魔破

  • 『七天伐刀』
聖龍王サイガの必殺技。七支刀による魔法効果の追加された魔法剣による“斬撃”。剣速により生じた広範囲の衝撃波で敵を斬りつけ、
七支刀の牙に宿る七匹の雷龍が更にそれを追撃する大技中の大技。類い稀なる“剣技”と“七支刀”、それを制御する“魔力”。
この3つが備わって初めて繰り出される技。


■装備

  • 七支刀
サイガの持つ伝説の剣。神話時代から伝わる宝剣で、柄に聖龍石が埋め込まれている。
その聖龍石には7匹の「龍神」が宿っていて、七支刀の刀身から生える7本の牙はその龍神が具象化したものと言われる。

  • 光牙七支刀
最終決戦において、再び光龍王サイガとして覚醒したサイガが手にする聖龍石を宿す宝刀。刀に宿る龍神が外に力を発散することで剣の先は青白く光り輝いている。
聖龍族の王が手にし、正義の念を込めた時最大の力を発揮する。その力にはどんな邪念も敵わないと云われている。




◆キャラクター


誠実で正義感の強い聖龍族の魔法剣士。中央王国の皇帝フガクを祖父に、聖龍族の王であるリュウセンを父に持ち、リュウセンの行方不明に伴い聖龍王に就任した。
師匠に大魔導ライセン、姉弟子に征嵐剣シオンを持つ。


平和を愛し、勇気に冷静さを兼ね備え、そして、多くの仲間から慕われる人望の持ち主であるという絵に描いた主人公気質のキャラ。
彼の人物像は、後の主人公達にも継承されることになる。
ぶっちゃけ黎明期の主人公で出番もそう多くないから他の主人公たちと比べてもキャラが薄い点は否めない。

シリーズの初代主人公だけあって、第一章だけでカードが6種類も存在するなど非常に優遇されており、
その分、歴代主人公のなかでも抜きんでた人気を維持している。
神羅万象オールスター人気投票でも最後のカードである「光龍帝」が男性部門で幾多の強豪を押しのけて1位に輝いただけでなく、
第1弾のカード2枚がそれぞれ6位、7位にランクインし、多くの人気キャラがいるなかでトップ10の席のうち3つを占領するという結果を見せ、
改めてその人気を証明して見せた。


◆劇中の活躍


大陸全土を統治する皇帝フガクが突然失踪し、その緊急事態に中央王国に集結した聖龍族、獣牙族、飛天族、鎧羅族の王も突然失踪した。
この事態にサイガは王に即位することになるが、同時期に謎の新皇帝マステリオンが皇帝に即位し、世界の規律と安定を保っていた中央王国の国交を閉ざしてしまう。
不可解な事態に各部族領地に良からぬ噂がたち、各部族はそれぞれ国交を断絶したままお互いを疑い、次第に争うようになっていくのであった。
自分の祖父である前皇帝の失踪と、父である先代部族王の消息の謎を究明するとともに分裂してしまった世界に平和を取りもどすため、サイガは戦うことを決断した。
諍いが混迷を極め、早期終戦のため互いに思惑の一致する2部族間で同盟が結ばれ、次第に戦争が「聖龍族&飛天族vs獣牙族&鎧羅族」の構図に変わっていくなか、
サイガは守護獣飛電の感じていた中央王国からの邪気にいち早く気付き、獣牙族との戦争から離脱して中央王国へ向かった。
そこで見たものは全身強大な邪気を放つ皇帝マステリオンであった。
一目見てマステリオンが邪悪な存在だと悟ったサイガの前に、突如皇帝フガクの幻影が力を与え、
サイガは光龍王へとパワーアップした。事態の真相究明のためマステリオンの正体を暴くべくマステリオンに立ち向かうが、
光龍王の力を完全には使いこなせず追い詰められ、撤退を余儀なくされる。
しかし、この戦いを経て、サイガはこのマステリオンが戦乱の首謀者であると確信する。


帰還したサイガは来るべき真の敵との戦いに備え直ちに獣牙族との戦争の中止の決定を下した。そして聖龍族の筆頭将軍大魔導ライセンを中心に再度戦陣を組み直す。
だが、マステリオンは魔界から呼び出した魔物を中心に「皇魔族」を結成し各部族に戦争を挑み、戦いはさらに激化する。
そしてサイガはマステリオンが各部族王打倒のために手向けた刺客「皇魔族四天王」の一人である竜王ファフニールと戦うことになる。
ファフニールの驚異的な魔力と空中殺法に圧倒されるサイガは徐々に劣勢になり苦戦を強いられていく。
だが、平和を求める正義の心がサイガの秘めし力を開放し、見事ファフニールに討ち勝つことができた。
しかし、次の瞬間その仮面の下から現れたのは、中央王国へ出向いたまま消息不明になっていた父・先代聖龍王リュウセンであった。
この仕打ちに、サイガは他の王と共に打倒マステリオンに燃える。


そしてサイガは他の王と共に中央王国に進撃し、守護獣と側近に他の敵の掃討を任せ、魔王マステリオンがいる王宮内部を目指した。
だが、玉座に辿り着いた4人の王が目にしたものは、一足早くそこに辿りつき、魔王マステリオンに敗れたシリウスの姿であった。
その光景を目の当たりにした4人は互いに力を合わせることを決意。
その瞬間、互いに想う正義の心が協調したことで4人は覚醒し、サイガは完全に光龍の力をコントロールできるようになった。
激しい戦いの末に、4人はサイガの七支刀に残りの力を注ぎ込み究極の必殺技「央覇封神」を繰り出し、見事マステリオンを打ち倒した。
そしてマステリオンの体から放たれた邪気を「聖龍石」に封印し、魔界の扉に再び結界を張った。
戦争後、4部族会議が中央王国で開かれ、二度と部族間で戦乱が繰り返されぬよう「平和条約」が結ばれ、
新皇帝には前皇帝である黄龍帝フガクの遺志を継ぐサイガが即位して、「光龍帝サイガ」となった。
後に中央王国とそれを囲む東西南北4つの地域からなる国々は1つの国となり、「神羅連和国」として幾年にも渡り平和を維持していくことになる。



◆解説


実質神羅万象シリーズの顔ともいえる重要なキャラクターではあるが、後年の主人公と比較してチート能力は持っていない。
ついでにいえば、復刻版を除いて別の章でカード化されることは全く無く、1章から1000年後が舞台である第2章でも、
霊体がちょっと登場するだけで、彼自身がカード化されることは無かった。
さらに言えば、基本的にリア充になっている後年の主人公共と違い、公式でカップリングがほぼ描かれていない。
1章と2章の間に彼が天寿を全うしたと明かされ、第2章で子孫が登場したことから、誰かとくっついたのは確実だが、
それが具体的に誰なのかは現在も明かされていない。


だが、これらはいずれもサイガが『初代主人公』という特別な立ち位置にいるが故の扱いであることを理解していただきたい。尤もその初代主人公というカリスマ性の一点のみで他と渡り合っている様なものだが。

パワーの低さはこのシリーズの最初期が舞台であることを考えれば仕方のないことであり、続編で再カード化されないのも、もし実現すればその章の主人公がよほどの大物でなければ、その立場を奪いかねず、かといってただの引き立て役にしてしまえば、信者がやるせない気持ちになってしまうため、慎重に考える必要がある。
公式でカップリングが言及されないのも、下手をすればファンの血で血を洗うカップリング抗争を呼び起こす危険性を考えれば、
至極当然の措置である。つまり、サイガが後年の作品に登場しないのは、神羅万象シリーズにおいて彼が他の主人公以上に格別な存在だからといえる。
実際シリーズがチョコ以外の外部に出てくる際も大抵サイガとその当時の最新の主人公という布陣であることからもうかがえる。
しかし、それでもファンは心のどこかでサイガの再登場を望んでいた。
そして…



















「貴様が天に仇なす不敬の輩か!
我が名は聖龍王サイガ!その身をもって己の罪深さを知れ!!」



○聖龍王サイガ
■天地008
■POWER:30
■種族:魔人「聖龍族」<聖龍王>
■属性:聖、魔、光、木、風、雷
■武器:七支刀
■主人:調和神バランシール
■特技:聖龍・蒼天雷光斬
CV:緑川光


記念すべき第十章「天地神明の章」でついに待望の再登場を果たす。
天界に喧嘩を売りに来たメビウスの前に、ポラリス、シリウス、天聖騎士団を引き連れて立ちはだかった。
神々の加護を受け、生前よりはるかに強力な力を手に入れているが、顔見知りであるライセンとシオンの事をまるで覚えてないなど、多くの謎がある。
ちなみに、メビウス(厳密には前世のメビウス)はサイガの師であるライセンの師匠でもあるため、サイガにとっては大師父とも言える人物と戦うことになった。

作中ではメビウス一行との長期間の戦闘の中、ライセンとシオンによる必死の呼びかけで自身の剣に迷いが生じる。
それに感付いたクオンと天聖騎士団によって、二人から引き離された。
その後はメビウスへと攻撃目標を変更するが、率いていた天聖騎士団が撃破されたことで、彼らを背負って撤退する。

そしてしばらく出番がなかったが、ポラリスやクオンと共に息を潜めて事の成り行きを見守っており、邪神帝が姿を現した際に再登場。
他の主人公と共に間抜けなラスボスを囲むことになったサイガは、バランシールによって神力を注がれて覚醒進化する。


○神羅聖龍神サイガ
■天地101
■POWER:究極無限
■種族:魔人「聖龍族」<八大神羅神>
■属性:万能
■武器:真・聖龍七支刀「蒼穹」
■敵対:邪神帝シンラ・メルタ・トロス
■特技:超神羅・聖龍神滅覇


究極無限の力を手に入れ、過去の記憶も完全に取り戻したのだった。
八大神羅神として邪神帝に大連撃(リンチとかいうのは止めろ)を加え、塵残らず消滅させた。
ちなみに、邪神帝に投げかけた台詞は項目冒頭の台詞となっており、第1弾からのファンには感慨深いものとなっている。

決戦後、バランシールから権力の座を譲られて他7人の主人公と共に全神羅世界の頂点に登り詰める。
そして共同作業はとして、邪神群によって滅ぼされた数多の世界を再構築して「新世界」の創造を行った。
新世界創造後、神となったサイガは天界に留まってクオン達と共に暮らしている。
何ちゃっかりクオンと同居してるんすか。




サイガ「まだ戦える!追記・修正!疾れ龍よ!」

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最終更新:2024年02月04日 21:07