アンノウン(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/06/18 Wed 09:54:15
更新日:2024/02/10 Sat 08:47:18
所要時間:約 9 分で読めます






ハンターエイリアンの戦い。

その結末は、第三勢力アンノウンの登場により、パンドラスペースの消滅という思わぬ形となった。



アンノウンとは、デュエル・マスターズの種族である。


概要


エピソード1の第3弾「DMR-13 ガイアール・ビクトリー」で登場した特殊種族
ただし当初は単種族のクリーチャーが登場しており、多種族が登場したのはエピソード2からとなった。

非進化冠詞はゼニスを持たない場合は、以下のようになる(ただし《連隊の守護者ドクロンビー》、《土用の超人》の2種は例外)。

併せ持つ種族 初期アンノウン 後期アンノウン
(なし) 偽りの名(コードネーム) 真実の名(トゥルーネーム)
闇文明エンジェル・コマンド 偽りの星夜(コードナイト) (なし)
光文明デーモン・コマンド 偽りの羅刹(コードファイト) (なし)
キング・コマンド・ドラゴン 偽りの王(コードキング) 真実の王(トゥルーキング)
神託の王(オラクルキング)
レッド・コマンド・ドラゴン (なし) 真実の皇帝(トゥルーカイザー)

進化冠詞はその種族の進化冠詞に「偽りの〜」「真実の〜」がつく。

サポート種族としてアンノイズを持つ。サポート種族を持つ特殊種族は珍しいが、これはアンノウンが「7コスト以上にしかいない」種族だから、というのが理由である(公式からも「DASH TV」で明言されている)。6コスト以下はアンノイズでありアンノウンにはなりえない。なおアンノイズが成長するとアンノウンになるようである。

エピソード1のアンノウン


単種族のアンノウン達。
いずれもスパイのコードネームや推理小説絡みが付けられる他にも、偽りの名とは別に「○○のアンノウン」という二つ名を持っている(1体だけ例外あり)。
全体的にサイズが大きく片腕は長い触手になっており、人型で顔つきも人間のそれに近い。
体色は自身の文明に応じた色になっており、総じて見た目は生き物には見えない。

実はエピソード2以降に登場するアンノウンと厳密には別の存在である事が開発主任の口から語られている。
曰く、E2のアンノウンがゼニスに与えられた偽りの名を名乗らされているのに対し、E1のアンノウンは彼らそれぞれの事情から偽りの名を敢えて名乗っているようだ。
ゼニスの配下として扱われているE2のアンノウンと異なり、こちらは何らかの利害関係の一致からゼニスと手を組んでいる。

扇動のアンノウン

偽りの名 ゾルゲ SR 水/火/自然文明 (8)
クリーチャー:アンノウン 8000
このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある他のクリーチャーを1体選んでもよい。そうした場合、その2体はバトルする。
W・ブレイカー

最初に登場したアンノウン。
背景ストーリーでの散々な扱いとそれに反比例した競技面での大活躍から、恐らくは最も有名と思われる。

詳しくは個別項目を参照。

地均しのアンノウン

偽りの名 イーサン R 光/火文明 (7)
クリーチャー:アンノウン 7500
ブロッカー
このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。
TT−バトルゾーンにクリーチャーが6体以上あれば、それらをすべて破壊する。
W・ブレイカー

ハンターやエイリアンをゴミと見下しながら効果でそのゴミどもと一緒に消し飛んでしまうお茶目なアンノウン。
その大言壮語なフレーバーテキストとネタ性能が合わさり、デュエル・マスターズ七英雄の一人にも数えられている。

詳しくは個別項目を参照。

肩書き不明

偽りの名 ジェームズ VR 闇文明 (7)
クリーチャー:アンノウン 8000
このクリーチャーがバトルに勝った時、コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー

初の単色アンノウンにして肩書きが分かっていない唯一の存在。

詳しくは個別項目を参照。

演偽のアンノウン

偽りの名 スネーク VR 水/闇/自然文明 (8)
クリーチャー:アンノウン 11000
このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引き、その後、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地のカードを裏向きにしてシャッフルし、山札の一番下に置く。
W・ブレイカー

ヒラメキスネークでお馴染みのアンノウン。
実在の人物から名前が取られる事が多いアンノウンの中では珍しく、某ゲームの主人公からいただいている。

詳しくは個別項目を参照。

謀略のアンノウン

偽りの名 ボーン R 闇/自然文明 (7)
クリーチャー:アンノウン 9000
バトルゾーンに出た時、自分のクリーチャー1体を破壊してもよい。そうした場合、相手は自身のクリーチャー1体を破壊する。
自分のクリーチャーが破壊された時、相手の手札からランダムに1枚をマナゾーンに置く。(この効果は、各ターン1回のみ発動する)
W・ブレイカー

DCG「デュエル・マスターズ プレイス」で登場したゲームオリジナルのアンノウン
cipで互いのクリーチャーを1体ずつ破壊させる効果を持ち、更に自分のクリーチャーが破壊された際には相手の手札を1枚マナゾーンへと飛ばしてしまう。
ハンデスとして機能する反面、相手のマナブーストに貢献してしまうというアンノウンらしいクセの強い1枚に仕上がっている。

根絶やしのアンノウン

偽りの名 13 R 自然文明 (10)
クリーチャー:アンノウン 24000
ワールド・ブレイカー

清々しい程の高パワー高打点&準バニラ。
後の物語では文字通りのワールド・ブレイカーと化している。

詳しくは個別項目を参照。

虚無のアンノウン

偽りの名 シャーロック SR 光/闇文明 (10)
クリーチャー:アンノウン 23000
Q・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、サイキック・クリーチャーをすべて破壊する。
誰も、サイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。
相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)

エピソード1のラストに登場した最強のアンノウン。
超次元プッシュが一時終わるエピソード1のラストらしい、サイキック・クリーチャーを尽く封殺する事に特化した性能となっている。

詳しくは個別項目を参照。

エピソード2のアンノウン


多種族アンノウン。
それぞれの種族に大きな三角錐ないし四角錐(=トライストーン)を埋め込まれたような形をとる。
「偽りの」がつくアンノウンの多くは「感情を持たない」ことが語られている(わりには、やたらおしゃべりするが)。
これらのクリーチャーは「偽りの力」をもって闘う。

だがハンターとの戦いで感情に目覚めると、「真実の名」に目覚め、「真実の名」をもって戦えるようになる。
背景ストーリーでは鬼丸との友情に目覚めたライオネルが《真実の名 ラララ・ライオネル》として目覚めている。さらにベートーベン(修羅丸)が鬼丸と和解したあとはベートーベン配下(キング・コマンド・ドラゴン)もゴールデン・エイジに合流、《真実の王 ヴィヴァルディ》他数体の「真実の王」が誕生した。

一方で闇文明エンジェル・コマンド光文明デーモン・コマンドなど、併せ持つ種族によっては「真実の名」に目覚めていないものもいる。
これらはライオネルに対して報復をしていたりと動きは感情的だったが、負の感情を抱いたところで真実の名には目覚めないらしい。
まあそのせいでやられ役になってしまったが。

背景ストーリー


◇エピソード1以前

第1回デュエル・マスターズにて《仙界一の天才 ミロク》が手掛けたサイキック・クロスギアの技術を見たDS世界の住人《龍覇 ザ=デッドマン》は、武器にドラゴンを封じて強力な武装とするドラグハートの開発に取り組んでいた。
そうして実験を重ねる中でデッドマンは密かにパンドラ・スペースのアンノウンと呼ばれる存在に接触していた。
しかし、この事実はまだ誰も「知らない」

また、アルカディアス王家を操って非道な騙し討ちを仕掛けた張本人であるマルバスこと《天罪堕将 アルカクラウン》もまたアンノウンであった模様。
ただ、この時代はまだアンノウンがアンノウンである事自体がアンノウンであったため、アルカクラウンは種族としてのアンノウンを持っていなかったようだ。

エピソード1

中盤で登場したが、もともとエピソード1どころか、覚醒編期からの黒幕である。エイリアンの王、《エイリアン・ファーザー》に娘である《永久のプリンプリン》がハンターによって殺された、と虚偽の報告をした側近リヒャルトこと《偽りの名 ゾルゲ》が初出(もちろんリヒャルトは偽名だが本名であるゾルゲもまた「偽りの名」。ややこしい)。

実際にはプリン姫はこちら側の世界のフィオナの森*1にいた。
この事といい物語の展開といい、アンノウンはあくまで「こちら側の世界」の住民であり、ゾルゲとは別のアンノウンがZ軍なんかより先にエイリアンと接触していた模様である。
つまりDDZ含めZ軍は完全にかませになる運命だったのである。ラスボスとしての風格は十分だったのに。

だがハンターが死にかけの《マザー・エイリアン》を助けたことで、マッチポンプをはかった何者かがいることが判明すると、自ら姫を手にかけ、正体を表した。その直後姫の涙によって力に目覚めたリュウセイの覚醒リンク《星龍王ガイアール・リュウセイドラゴン》にやられてしまうのだが。

しかしエイリアンとハンターの和解記念パーティーに《偽りの名 13》と《偽りの名 シャーロック》が乱入。
パンドラ・スペースは崩壊し、ハンターの住む世界に逃げ込んだエイリアンはハンターに庇護される形となる。
このとき、今までの世界とドラゴン・サーガの世界が分かれた。つまりドラゴン・サーガにも遠回しながらシーザーさんは影響を及ぼしている

エピソード2

ハンターに対立する存在として登場しているが、既に多くのクリーチャーを支配しており無感情化させていた。
しかしライオネルは鬼丸とぶつかり合い、そして友情に目覚め「真実の名」に目覚めてゴールデン・エイジに合流する。
これを機にアンノウンの一部はハンターに味方するようになる。

一方で敵対を続けるものも多くいた。
そのうちのキング・コマンド・ドラゴンの部隊のトップである《「戦慄」の頂 ベートーベン》は、もともとパンドラ王家*2の「希望の双子」の兄である「修羅丸」であることが判明する。
弟であるハンターの鬼丸との争い、そして和解をするのだが、アンノウンの黒幕であるゼニスに、さらに黒幕がいるのであった。

エピソード3

《神託の王 ゴスペル》を除き登場していない。
ゴスペルがどうやら最後の生き残りであるようであり、唯一エピソード3ではかつての歴史を知るものとして教団の裏教義を担っている。

余談


DMデッキ開発部でエピソードシリーズのおさらいとしてエピソードシリーズ初出種族のデッキを組もうという話になった際、アンノウン担当のユウヤくんは【ヒラメキドレーン】を「アンノウンデッキ」と言い張った。
目ぼしいアンノウンスネークくらいじゃねえか!

まあ他が【墓地ソース】やら【手芸速攻】やらだったのでマシな部類なのかも知れないが…



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最終更新:2024年02月10日 08:47

*1 あの闇文明が自然文明いじめをするときに荒らす森である

*2 エイリアンの王家