オーガノイドシステム(ZOIDS)

登録日:2014/06/017 Tue 13:05:00
更新日:2023/10/01 Sun 01:16:27
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「オーガノイドシステム」は、タカラトミー(旧トミー)が展開していた玩具シリーズ『ZOIDS』の背景設定として存在する架空のシステムである。
展開したメディアで設定が異なるため、本項ではアニメ(&漫画)版・バトルストーリー(以下バトスト)版の2つに分けて記載する。




【バトスト版】

概要

ゾイドという金属生命体の心臓部にして頭脳体でもある「ゾイドコア」を活性化させ、戦闘力を大幅に増強させるシステム。
これを導入したゾイドは従来機をはるかに上回る性能を引き出し、さらに金属細胞の活性化がもたらす強力な再生能力までも得られるという優れもの。
ただし、搭載されたゾイドは例外なく狂暴化してしまい、場合によっては操縦すらままならない状態になるというリスクも兼ね備えていた。
オマケにゾイドの闘争本能がパイロットの精神状態にまで悪影響を及ぼしたりと、単なる性能強化とは一線を画した諸刃の剣でもあった。

元々は古代ゾイド文明が生み出したテクノロジーであり、ある種のプログラムであることが確認されている*1
西方大陸戦争時、同大陸に点在する古代遺跡からサルベージされた情報からその存在が発覚。
軍事利用を画策した帝国と共和国、双方にも技術が齎され、両軍での次世代機への導入が加速。
後にガリル遺跡で発見された真オーガノイド、その後さらに発掘されたインターフェイスの導入によって人間の管理下に置かれるが、それらの技術は物語の成り行きによってネオゼネバス帝国が独占する形となった。

運用史と実態

前史

現在の惑星Zi史に初めてオーガノイドシステム(以下OS)の名が記されたのはZAC2100年。ただ、その前年からひそかに用いられていた。

「第二次大陸間戦争」が始まって間もないZAC2099年、エウロペ大陸最高峰「オリンポス山」がすべての始まりである。

エウロペ大陸に突然上陸したガイロス帝国軍と、対抗するかのように上陸したヘリック共和国軍は、双方ともに猛烈な勢いでオリンポス山に殺到。
特に、事前の準備が整っていなかったにもかかわらず、共和国軍は全戦力を注いで突撃した。
突撃部隊を率いたエル・ジー・ハルフォード中佐に下された「いかなる犠牲を払ってでも山頂遺跡を占領するか、破壊せよ」という指令には、ハルフォード中佐すら首を傾げざるを得なかった。

そしてそのオリンポス山にいたのは、遺跡に接続するかのような形で復活を遂げようとしていたデスザウラーだった
後に明らかになるが、帝国は以前からオーガノイドシステムをある程度解析しており、そのシステムを用いてデスザウラーの復活を検討していたのである。
この時までは水面下で研究されていたこのシステムが、翌年の『オーガノイドシステム』として表に出ることとなる。

結局、この戦いはハルフォード中佐の部隊がほぼ全滅しながらもデスザウラーを倒し、基地もデスザウラーの暴走によって崩壊したことで終わった。
しかし、帝国軍はすでにオーガノイドシステムの解析に成功しており、共和国も唯一回収できたトミー・パリス少尉のコマンドウルフの頭部から、かろうじてオーガノイドシステムを断片的につかむことに成功した。

ただ、共和国は全軍壊滅を賭してまでオリンポスを目指していたように、開戦前からオーガノイドシステムの実在、およびオリンポス遺跡の正体を知っていたフシがある。
また、帝国もいきなりデスザウラーの復活までこぎつけたように、手際が良すぎることから、事前にそれなりの研究は進めていたようだ。
ともかく、オリンポス遺跡のデスザウラー復活の一件により、オーガノイドシステムは本格的に歴史の表舞台に躍り出る。


システム搭載ゾイドの登場

そしてZAC2100年、先のオリンポス山頂遺跡からサルベージされたデータを元に、本格的に復元された「オーガノイドシステム」が、新型ゾイド開発計画にて用意されていたジェノザウラーの試作機に搭載された。
そのジェノザウラーが、コンペの模擬戦で競合機種「ダークホーン」「グレートセイバー」を蹂躙したことで、本格的に「オーガノイドシステム」がその名をとどろかせることになった。

しかしジェノザウラーの初期型はOSによるパイロットとの強固な精神リンクが仇となり、コアからの精神逆流に耐えられるパイロットがなかなか見つからなかったため量産化は遅滞する。
本機をベースに魔改造したジェノブレイカーに至っては、曲がりなりに操縦できるレベルでエースの素質あり、乗りこなせる奴はガチ人外認定という超絶級の暴れ馬と化した。

一方のヘリック共和国も、その後のガリル遺跡でのコア争奪戦にこそ敗れたものの、先のオリンポス遺跡から持ち帰ったデータを元にOSの復元に成功。
シールドライガーの後継機として開発されたブレードライガーに搭載・同機を完成させる。
が、例によって同機も凶暴化著しく、一部のエース以外乗りこなせないじゃじゃ馬と化してしまう。
後に開発した搭載機の一つゴジュラス・ジ・オーガに至ってはスペックこそ段違いに跳ね上がったものの、元々荒かった気性はより悪化してしまい、人には操縦出来ないだろうと見做されるほどだった。

ジェノザウラー・ブレードライガー双方は量産化に際してOSの機能を限定することで操縦性向上を図ったが、それでもようやくベテランで手懐けられるレベルという体たらく。
どうやらゾイドとして強力な種であるほど効果があるようで、オリンポス山頂遺跡で復活計画が進められていたデスザウラーは仮死状態から、不完全とはいえボディの再構成までやってのけている。

後述する「真オーガノイド」ことデススティンガーに至っては、「パイロットによる操縦」という戦闘兵器としての絶対権限・制御を振り切ったのみならず、暴走した自己防衛本能が原始的ながら強固な自我を形成。
戦闘兵器とする際にオミットされたはずの繁殖機能を自ら取り戻したのみならず、幼体を繁殖させて西方大陸まるごとハイヴになってもおかしくないところまで事態が進行した。
が、この時観測されたデータが元でOSに「養殖ゾイドが失った繁殖機能を復活させる」という副産物的機能があると判明。前述のデスザウラー復活計画やウオディックの再就役に有効活用されている。

フル活用ならともかく、限定的な使用ならば一般兵でも運用可能な領域に凶暴化を留めておけるため、OS仕様機の中でも後発のストームソーダーガンスナイパーレブラプターは限定型のOSを搭載している。
が、完全野生体型というより高性能かつまともな運用が可能な仕様が開発されたことで、OS搭載型の新機種はそれ以降開発されることはなかった。
(もっとも、その完全野生体ゾイドも「野生体の確保が困難*2」「なんだかんだ操縦性にはムラが多い」などの理由があり、通常ゾイドとOSゾイドの生産も続けられはしたが)


【真オーガノイド】

デススティンガーの異名のひとつであり存在そのもの。帝国が回収した古代のゾイドコアである。
当時帝国はOSが持つ欠陥『操縦性の悪化』の解消に心血を注いでおり、帝国摂政ギュンター・プロイツェンは「現状が不完全なら、西方大陸の大地をすべて掘り返してでも欠けたピースを探し出せ」とまで厳命していた。
そんな中、ガリル遺跡で発見されたのがコレ。
その性能は文句なしに最高峰、計算上はジェノブレイカーですら歯が立たないレベルの戦闘力を保持していた。
しかしてその実態は、帝国技術総督のドクトルF曰く「ピースの欠けた完全体」。
この表現は極めて正しく、「欠けたピース」となるある機能が存在しない。

……その存在しない機能とは、事もあろうに制御機構
すなわち本機のオリジナルボディは「手綱のついてない野生のオーガノイドに極めつけに凶悪な武装を施した」という暴走フラグ乱立待ったなしの設計だった。
まあ、オリジナルボディと言っても現在の技術で建造したレプリカ、あるいは亜種なわけだが。
ネタを知る我々地球人からすれば「特大級の大ハズレ」とも言えるだろう。盗掘品を使って楽しようとするからだ

この事態を受けて量産型には精神汚染を肩代わりする外付けの制御機構として、「インターフェイス」という小型ゾイドが搭載されている*3
このインターフェイスはメタ的に言うならば「アニメ版のオーガノイドの逆輸入」であり、実際プロップモデルにはシャドーのフィギュア改造品を用いている。

オリジナルが暴走した際にはそれこそ単機で師団規模の戦力に匹敵する超越的かつ冒涜的な暴威を振るい、オリジナル*4のジェノブレイカーとブレードライガーが両国の最高峰エースパイロットの操縦の下、
2機がかりで圧倒されつつもようやく撃破できた、という新バトストでも屈指のチート機として君臨している。
上述した通り繁殖能力を復活させており、ブレードライガーとジェノブレイカーがハイヴ*5に突入した際にはダース単位のデススティンガー幼体に出迎えられるという
ゾイド乗りとして出くわしたくない悪夢的光景の最上位候補を目撃している。当然、オリジナル撃破後にハイヴは消毒された。

ちなみに、ドクトルFが摂政ギュンター・プロイツェンに提出した報告書にはこのような下りがある。

――結論から言えば、あれは我々が追い求めた「欠けたピース」ではありません。
おかしないい方ですが「ピースの欠けた完全体」なのです。
あの悪魔はコントロールできません……。閣下、OS計画の凍結を。さもなくば、世界は必ず滅びるでしょう。

追い詰められた帝国、デストロイヤー兵団以外はガタガタの共和国を鑑みるに、「真オーガノイド」が破壊されていなければ実際に世界が滅びていた可能性は極めて高かっただろう。



――作中、ブレードライガーに搭乗していたあるパイロットは、その過程でオーガノイドシステムの本質を理解していた。
それは、ゾイドを精神汚染して凶暴化させ、その怒りを呼び水として無理やり力を引きずり出すというもの。
単なる武装搭載やボディの強化改造などとは根本から異なり、ゾイドコア、すなわちゾイドの「心」を強制的に歪め、捻じ曲げる悪魔のシステム。
「強化した結果狂暴化する」のではなく、そもそも「最初から狂暴化させる」事で、ゾイドに能力向上を無理強いする代物だったのだ。
しかも、無理やりゾイドの持つスペックを引き出すものだから、コアにかかる負担は想像を絶する物があり、その負荷がゾイド自身に怒りと憎しみを抱かせ、更なる狂暴化を促すという負の連鎖。
加えて狂暴化したゾイドからの精神逆流はパイロットの心身を激しく蝕み、場合によっては人格の変貌、果ては狂乱に陥って死に至る。
後に残るのは、際限なく狂暴化させられ戦闘能力を極限まで向上させた凶戦士ゾイドのみ。

如何な経緯でこのシステムが歴史上から失われ、西方大陸の砂漠に埋もれる事になったのかは定かではないが、この「惑星そのものすら滅ぼしかねない」システムの本質を考えると、そうなって然るべきシステムであったのかもしれない。




【アニメ(&漫画)版】

ゾイド -ZOIDS-

「システム」ではなく古代ゾイド人と対になる小型ゾイド。
ゾイドとしては破格の知性と自我を有しており、古代人のサポートやボディガードなどを行う。
体内にヒト1人を収容可能なスペースを有しており、主に緊急時の脱出時に主を収容して離脱するのに用いられる。
他のゾイドと合体(というよりは融合)することで進化や戦闘能力のブースト、回復、石化からの復活などの超常的な権能を行使できる。
このときゾイドコアに抱きつくように融合し、その抱きついたコアから多数の神経のようなものを伸ばして、ゾイド本体と繋がる様子が見られる。

その特異な融合方法や様々な能力などからわかる通り、現代の技術ではかけら程度の解析ができるかどうか、というレベルのオーバーテクノロジー。
ゾイドコアのみならずヒト(現代のZi人とでも可)とも融合できるあたり、古代ゾイド人は野生体のサイボーグ化ではなくオーガノイドを介して融合することで使役していたのかもしれない。
フィーネの事情から察するに、「冬眠」状態にあった古代ゾイド人が覚醒した際に記憶を回復する、メモリーバンク的な役割も持たされている。

基本的に対となる古代ゾイド人が存在する……はずだが、シャドーに限ってはそれが作中に登場していない。
まあ、順当に考えるならば保存装置の不備で死んだか、現代人に殺されるかしたのだろう。
作中に登場したオーガノイドは以下の四体のみ。


ジーク

バン・フライハイトの相棒となった白いオーガノイド。対となる(本来の主)古代ゾイド人はフィーネ。
作中での描写から察するに、オーガノイドとしての固有能力は死亡した個体すら蘇らせる超越的な回復効果
当初はド素人だったバンが曲がりなりに盗賊などと戦えていたあたり、戦闘技術のサポートもやっていたものと思われる。
主人公サイドで出番が多いためか、やたらコミカルな心理描写をされることが多い。
GF編では自分にコクったと勘違いしてトーマ・リヒャルト・シュバルツにデレる(?)あたり、女性格の可能性がなくもない。
まあ、コアの分裂という無性生殖的な生殖方式である以上、ゾイドに性別があるのかは極めて怪しいのだが。
飛行手段は背部のブースター。


○シャドー

レイヴンに付き従う漆黒のオーガノイド。対となる古代ゾイド人はそもそも未登場であるため不明。
元々の個性として忠誠心に篤いのか、罵られようと拒絶されようと常にレイヴンの傍らに在り続けた本作屈指のドM忠義者。
普通のオーガノイドが1分で音を上げるジェノブレイカーとの融合を3分間維持できるという、群を抜いた潜在能力の高さが最大の武器。
が、そもそもジェノブレイカーとの合体にまともに耐えられるのはアンビエントくらいなもののような気も(後述。アンビエントなら出来るともいわれてないけど)。
融合したゾイドの性能を限界以上に引き出し、それとレイヴンの図抜けた技量が噛み合うことで絶大な戦闘力を発揮する。
恐るべきことに単体の戦闘能力も高く、プテラスガンスナイパーを正面からブチ抜いているほか、スペキュラーを打ち倒したことさえある。
戦闘面ではまさに「最強のオーガノイド」と呼べるほどの個体だが、他の個体と異なり再生能力が未確認。
傷だらけになったセイバータイガーやジェノブレイカーに融合しても癒えていないので、最初から無いようだ。
飛行手段は背部の翼。
外観が正統派のドラゴンに一番近いためか、相棒込みで厨二マインドをくすぐられるからか、オーガノイドの中では一番人気らしい。

実は発見したのはバンの父、ダン・フライハイトの部隊。
発見してすぐにプロイツェン率いる帝国軍に包囲殲滅され、いったんは野生化したものの、数年後に再び捕獲されてレイヴンの手に渡った。
この発掘時、シャドーの対となるはずのカプセルには全く言及がない。おそらく、この時点で何らかの理由で死んでいた模様。


アンビエント

無駄に意味深な言動と時折発する凄まじい小物臭に定評のあるヒルツに付き添う赤いオーガノイド
無駄にトッキントッキンした攻撃的な頭部が特徴で、原則愉快犯かつ時々ヘタレたり「ゾイドの愛し方講座」にビビって絶叫するご主人に振り回される、
ある意味全オーガノイド中最大の苦労人。末路の報われなさは異常。
固有能力は合体したゾイドの異常進化。ジークほどではないとはいえ、再生能力も恐ろしく高い*6
おそらくコアを刺激して強制的に賦活化させているのだろう。
融合した個体の機体色を変えたり武装の威力を強化したりできるなど、その異常進化能力はジークやスペキュラーを凌ぐ。
GF編でレイヴンが乗ってるジェノザウラーにはこいつが仕込みを行っていたため、ジェノブレイカーに進化した際に赤くなった。
一説によると「短期的には戦力となるが、シャドーに過負荷を与え続けることで最終的に無力化する」ためだったとかなんとか。
デススティンガーがあのような強力無比な悪役になったのも、このアンビエントが融合したからである*7
ご主人唯一最大のネタゼリフ「ア……ア、アアァァンビエントォオオオ!!」はあまりにも有名。

実は発見したのはレイヴンの家族。しかし、復活直後にその両親を惨殺し、凶暴な咆哮を発している。
……だが、この時のアンビエントはなぜか黒に近い灰色で、しかもヒルツがその陰で妖しくほくそ笑んでいる(誕生には正面から立ち会っていない)など、かなり違和感のあるものとなっている。
後述のパルスのように、もともとは赤色ではなかったのかもしれない。


スペキュラー

リーゼが連れている青いオーガノイド。ほっそりした突起の少ない体躯と、頬の湾曲した逆棘状ブレードが特徴。
固有能力は合体したゾイドコアのゾイド因子活性化と増幅
融合したダブルソーダをブレードライガー以上の巨躯に大型化させることさえ可能。
ジェノブレイカーからクローニングした「サイコジェノザウラー」も、「ゾイド因子を培養して作った」とのセリフから、スペキュラーが一から作ったものらしい。
リーゼ込みで他の個体に比べて戦闘描写が少ないため、強いのか弱いのかいまいちはっきりしない。
少なくとも、シャドーに素の戦いで敗北したことはある。
とりあえずリーゼはレイヴンの嫁。


○パルス

GBAソフトZOIDS SAGAⅡにて登場するオーガノイド。
ドラゴンタイプの上記四体とは異なり、豹型のゾイド。街中では主人公についてくる。
主人公の言動に応じて白・青・赤・黒の既存4個体に応じたカラーに体色を変えるほか、性能偏差が変化する。



ZOIDS新世紀/0

第1作と違って「アルティメットX」と呼ばれる特定機に搭載されたある種の人工知能。こっちは「システム」。
戦闘経験を蓄積し、自身の戦闘力を増大させることが可能。作中の言を借りれば「例え敗れても、システムによって学習し成長する」「斃れる度に、アルティメットXは強く生まれ変わる」というもの。
作中では主人公機のライガーゼロとラスボスのバーサークフューラーが該当するとされており、機体内部に解析不能のブラックボックスとして備わっている描写がある。
特にビットのゼロはやたらと自我が強くイイ性格をしており、我儘言ったりスネたりむくれたりする。ある意味真のヒロイン。
一方のバーサークフューラーもパイロットが気絶した途端に殺る気満々で暴れだしたりと、なかなかキレた闘争本能の持ち主。
余談だが、最終回のアルティメットX2機による頂上決戦は必見。
20ウン年前の作品とはとても思えない美麗なCGと演出に酔い痴れること請け合いである。
最終回見るためだけにBlu-rayボックスポチっても許されるレベル。というか筆者はポチった。



機獣新世紀ZOIDS

アニメの原作なのでオーガノイドに関する設定はだいたい同じ。ただし打ち切りのアレとかで登場するのはジークとシャドーのみ。
と言うかGF編自体アニメオリジナルストーリーなので、オーガノイドそのものが本作では2体のみという可能性が高い。
その他の相違点としてはジークがゾイドと融合する際にアニメではそのままゾイドに突っ込むが、こちらでは「ジークハート」という形態に変形してから融合する。
また、融合する部位もコアではなく、パイロットシート状に変形してパイロットとゾイドを分子レベルで同化させる。
ついでに融合するとキャノピーにジークの目のような模様が浮かぶ。

シャドーの場合は強力に戦闘能力を引き出すということは同じだが、ゾイドコアにかかる負担が尋常ではないため一度融合するとそのゾイドは死ぬ。
このため、本作でのレイヴンは序盤は愛機を持たず、その時々で手に入れたゾイドを使い潰して仕事をしていた。
彼が愛機を持つのはシャドー対策でゾイドコアを9個持つジェノザウラーを受領してから。
また、打ち切り後に作者が自分のサイトで発表した後日談によると、本来の主はプー様




追記・修正は真オーガノイドのテストパイロットになってからお願いします。

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最終更新:2023年10月01日 01:16

*1 「ゾイド妄想戦記」では遺伝子操作技術としている

*2 「完全野生体」と言えるほどの野生ゾイドはエウロペ、ニクス大陸では絶滅状態の上に、エウロペ大陸でも絶対数が少ない。

*3 量産型のキラー・フロム・ザ・ダークにおいては、テストのため戦闘力を7割程度に抑えていた。

*4 ここで言う「オリジナル」は最初期に生み出された試作機を指す。量産型と異なりOSの抑制が効いておらず、高い性能と引き換えに操縦性が劣悪になっている

*5 ガリル遺跡とは別の遺跡

*6 デススティンガーを復活させたときには完全回復とはいかず、しばらく半壊状態だったため、再生能力はジークには一歩譲る模様。

*7 壁画の記憶だと、デススティンガーのもととなったのは二匹のサソリ型ゾイドで、しかもこの二匹はデスザウラーを封印するはずの存在だった。それにアンビエントが融合し、一つのゾイド「デススティンガー」にしてのけた。