ポケットモンスター金・銀 ゴールデン・ボーイズ

登録日:2014/06/16 Mon 21:14:23
更新日:2024/03/02 Sat 21:01:19
所要時間:約 5 分で読めます




原作版ポケットモンスターシリーズのスタッフである斉藤むねおの漫画。全3巻。
1999年11月号から2001年9月号までコロコロコミックで連載されていた。


◆概要

主に少年少女の冒険やトレーナーとしての考え方のぶつかり合いが描かれている。
コロコロのポケモン作品としては貴重なストーリー漫画で、絵柄と話の質もかなり高いと当時の読者から評判だった。
「どうせ大まかなストーリーが分かり切っているから」と言う理由により、道を塞ぐウソッキーが泥を塗り固めて超巨大化したり、育て屋がポケモン大会を主催する新婚夫婦になったりするなど、全体をゲーム通りに進めつつ細部に大幅な変更を加えており、読者に先を予想させない、かなり独自性のある展開となっている。
一部のトレーナーがさり気なくガンテツボール入りのポケモンを使用している点も見逃せない。

しかしその人気に反し何故かタンバジム攻略直後で突然理由不明の打ち切り。
未消化要素は多く残ったが、終わり方自体は上手く盛り上げて綺麗に締めている。

タイトルが示すとおりポケモン金銀〜クリスタルの世界観が元になっており、今で言う第2世代から登場するポケモンや要素(タマゴとか)は軒並み新発見された扱いとなっている。
その辺はぶっちゃけ今見たら滑稽だろうが、当時のポケモンを振り返る意味を込めて読んでみてもいいだろう。

連載時は本編の1ページ目下半分にあらすじとキャラ紹介が記されているが単行本ではキャラクターのミニカットに差し替えられている。


◆ストーリー

ポケモンチャンピオンを目指す少年ゴールドはウツギ博士からもらったワニノコと共にジム巡りの旅に出る。
道中出会うライバルの少年ブラックとのぶつかり合い、傷ついたポケモンとの触れ合いを通しトレーナーとして成長していく。

そんなある時、タンバシティでジョウト地方全域を襲いかねない大きな事件が……!?


◆主なキャラクター


●メインキャラクター

  • ゴールド
主人公。外見は金銀の主人公と同じ。
仲間を思いやる優しい性格で、主に使用する手持ちポケモンの中にはブラック(後述)に捨てられたポケモンが含まれている。
トレーナーになって日は浅いが、実力や仲間との息の合わせ方はなかなか。
冷凍ビームに水鉄砲をぶつけてシェルターにしたり、超巨大化したウソッキーへの対抗策を思いつく当たり機転や応用力が高い。
ポケモン漫画の主人公としては珍しく、自分からポケモンを捕獲しようとすることが殆どなく、初ゲットはウソッキーまでお預けだった。
一方でご多聞の例に漏れず伝説ポケモンと出会う事は多く、初っ端のジム戦からフリーザーと戦う羽目になっている

◇ワニノコ→アリゲイツ
ゴールドの最初のポケモン。
本当はヒノアラシをもらおうとしていたがワニノコ自らが噛み付いてきたため結局仲間に。
みずでっぽう、かみつくなどを使う。
元々ワニノコは凶暴な性格で表情が読めないという設定があり別作品でも見られたが、こちらでは疲労度を考慮してやる必要がある一方、作戦を相手に悟らせないという長所としても描かれている
また、実在のワニの様に変温動物らしく、日光などで温めてあげると途端に動きが良くなる。

◇チコリータ→ベイリーフ
元々はウツギ博士の研究所から盗む形で仲間にしたブラックのポケモン。
同じ時期に旅立ったワニノコより先に進化し実力を見せるも、後に捨てられゴールドと旅をすることになる。
そのショックから不調に陥るもののツクシ戦ではゴールドの献身により立ち直ると相性的には最悪なストライクを撃破。
更にブラックが挑発として出してきたゴースト*1へ自分から出ていく等優秀な一面が目立った。
はっぱカッター、つるのムチなどを使う。
物語が続いていた場合、クリスのヒノアラシと交換して旅をすることになり、3人のトレーナーの手持ちを経験することになる予定だったとのこと。
初登場時はブラックに対しても頬ずりしていたため人懐っこい個体のようだ。


◇ポッポ→ピジョン
バトルでひどく傷つきブラックに捨てられたところをゴールドに助けられ、その際身につけられたきのみが特徴。
その恩からブラックに襲われたゴールドを助け仲間になった。
かぜおこし、つつくを使う。


◇ピカチュウ
タイムカプセルから突然現れた謎の電気ねずみ。
登場直後からゴールドになついた*2ためそのまま仲間になる。
ミナキが未来から送ったポケモンらしいとされる一方、クリスは未来のゴールドと友達だったと推理している。
一時期アカネの手持ちになっていた。
かみなり、でんこうせっかなどを使う。


◇エレキッド
32番道路で行われていたポケモンバスケ大会の景品として入手したポケモン。
小型のポケモンのみが出られる大会では使える技が多いからという理由で選ばれると優勝し高い実力を見せた。


◇バルキー
育て屋さんが主催する大会で敢闘賞として貰ったポケモン。
タンバシティでジムリーダー代理を務めると、相性最悪なネイティオに嬲り殺しにされるも格闘タイプならではの根性で耐え抜き逆転勝利。


◇ウソッキー
原作でもおなじみ、36番道路をとおせんぼしていたポケモン。
流石にこいつ一体で道が塞がるのは不自然なため、本作では「秘かに泥を塗り固めて巨大化していた」ということになっている。これも無理があるだろと言ってはいけない
アカネのピィのお陰で正体と弱点が発覚し、ワニノコとポッポのコンビプレーで元の大きさに戻ったところをゲットされた。
その後、ミルタンクの為のきのみ集めにおけるヘラクロスの群れ戦などで活躍した。


◇ピチュー
ゴールドがタマゴからかえしたポケモン。
ピカチュウとは何か関連性があるらしく、彼(彼女?)がひどい怪我を負った際ピカチュウがタイムパラドックスで消えかけた。
黒いバンギラスが海を渡ってしまった場合、ピカチュウは存在できなくなるという。つまりピカチュウは…

◇テッポウオ
元々はアサギシティのふなのりの相棒。
アカリちゃんのためにタンバシティまでくすりを取りに行くゴールドの勇敢さを見込み、コイキングとの交換で提供してくれた。
海旅の途中でゴールド達が危機に陥った際は野生のマンタインのヒレの下にパチンとはまり、マンタインと協力してゴールド達を救った。
ちなみに後述するアサギシティの皆さんが集合するシーンではふなのりの近くにオクタンがいる。
ひょっとするとテッポウオを提供してくれた人とその手持ちかもしれない。



  • ブラック
ライバル。外見は金銀のライバルキャラクターと同じ。
この作品に影響されて原作ゲームのライバルをそう呼んだ読者も多いだろう。
強さと勝つことに対し手段を選ばず、瀕死状態になった相手をさらに連続技で痛めつけるよう指示を出したりする。
能力値を仲間ポケモンの捕獲基準にする一方、1回でもバトルで負けたポケモンの多くはたとえそれまで勝ち続けていようが容赦無く捨ててしまう。
原作では泥棒こそするがなんだかんだポケモンを手放したりしないのでより冷酷に描写されて見えるかも。
洞窟内を身軽に立ち回る姿から、身体能力は高い模様。
パートナーポケモンを捨てたり、無慈悲なオーバーキルでトレーナー(読者)の精神を容赦無くえぐる。その揚句にルールを無視したりと、今までに無かったトレーナー像が生んだ反トレーナー的思想が、読者達に与えたインパクトは大きい。この手の人物が1話限りのゲストでなく、準レギュラーだったこともあるだろう。
一方で、目的のためなら他者を巻き込む事も辞さないロケット団のやり方を嫌っていたり、黒いバンギラスを解放してしまった件では自分なりに責任を感じたりと、根っからの悪人ではない事を伺わせる描写もあった。
ラストでも相変わらずゴールドを「考え方が異なるため仲間にはしたくないライバル」として見ていたが、バンギラスに対する利害関係の一致からこの時ばかりはゴールドに協力し、バンギラス封印に貢献した。

なお、地味にクリスとの絡みが一切なく、いつもすれ違って顔を合わせる機会が無かったが、これは伏線だったらしい。
物語が続いていた場合、ゴールドと別れて冒険を続けるクリスと遭遇する予定だったとの事。

名前がシルバーではないのは前述の冷酷かつ極悪非道な性格ゆえに銀の方のプレイヤーへ配慮したものと思われるが、まさか後に同名の主人公が存在しうることになるとは……


  • クリスタル
中盤から登場。冒険家のポケモントレーナー。
外見はクリスタルの女主人公と同じ。通称はクリス。
作者によるペン書きイラストはこちら。
つうかクリスタルと言う正式な名前が出たのは自分で名乗ったときと登場人物の紹介ページだけで、他人からは全てクリスと呼ばれているし、あらすじ紹介でもクリスと書かれている。
アニポケのカスミよろしく普段はよくトゲピーをだっこしている。
向こう見ずな性格でおっちょこちょいだが、ゴールドよりも多方面に知識があり、観察力や洞察力もなかなか。
アカネに代わるヒロイン枠でありながらヒロインと言うより頼れるパートナー的存在で、アンノーン文字を読めるなどゴールドとは別の方面で活躍する。
ヒノアラシ、ウパー、トゲピー以外にはマグマッグ、オタチ、ホーホーがおり、1コマだけ登場している。
作者曰くチョイ役にする予定だったらしいが、元気が良いキャラだったため結局同行する期間が長くなってしまったとのこと。
物語がタンバシティ編で終わらなかった場合、アサギシティへ戻った後にいったん離脱する予定だったらしい。
なお、作者は人間のデザイン担当ではないため女主人公の情報を事前に把握することが出来ず、かなり間近になってから知ったため大変だったらしい。

◇トゲピー
ウツギ博士から預かったタマゴが孵化してクリスの手持ちに加わったポケモン。
歩いているときはクリスが抱っこし、走るときなどは頑張ってリュックに掴まっている。
ポケモンじいさんの見つけたタマゴをオーキド博士がウツギ博士に届け、それがクリスの元に渡ったもの。
本当はゴールドが預かってウツギ博士に届けるはずだったが、ゴールドが一々ワカバタウンへ帰るのを面倒臭がったためオーキド博士が代わりに届けてくれた。

◇ヒノアラシ
クリスのポケモン。
ジョウト御三家の中で唯一進化しなかった。
ひのこ、でんこうせっかなどを使う。
物語が続いていた場合、ベイリーフと交換され、再会の日までゴールドの手持ちに入る予定だったらしい。

◇ウパー
少しだけ登場したクリスの手持ち。


うずまき島の守り神。崩壊寸前の島を支えるべく、最奥部で超能力を使って島を支えている。
超能力で分身を作り出してゴールドらに勝負を挑むが、クリスに分身であることを見抜かれ、最後まで諦めずに奮闘したゴールドを見て最後は自ら負けを認めた。
分身は本物同様の攻撃力を持ちつつ、幾らボコっても再生するチート性能だが、ガスを媒体にしていたため実態を保てなくなる炎と水が弱点。
勝利のご褒美としてタンバシティ直行便のサービスを行い、ゴールドにぎんいろのはねを渡した。
最終話ではぎんいろのはねを通して頼んだゴールドに応え、弾丸のように空を飛んで海を渡ろうとする黒いバンギラスをタンバシティまで吹っ飛ばした。
バケモノじみた凶悪な強さを誇るバンギラスを相手に、「ここから先は通さん!」と言って現れる姿はこの上なく頼もしい。

ルギアに挑みに来たトレーナーを迎えるポケモン。
しゃべる事が出来る*3ためゴールドとクリスを驚かせた。


ご存知スイクンマニアでマツバの友人。本作では伝説ポケモン全般を追い求めている。
マサキにタイムカプセルを使って未来のポケモンから情報を得ようと画策する。
ゴールドのピカチュウがその「未来のポケモン」とされているが詳細は不明。
ピカチュウを得るためタンバシティにてゴールドに勝負を挑んだが、負けると潔く引き下がった。
最終話ではシジマと共に黒いバンギラスを止めるべく奮闘した。


●ジムリーダー


キキョウシティジムリーダー。
原作ゲームとは異なり、裃を身に付けた姿で登場。相変わらずイケメン。
ジムがフリーザーの飛来地となっており、ゴールドが訪れたときはフリーザーが飛来していたための裃だったのだろう。
ブラックにジム戦用のポッポ、ピジョンをフルボッコにされてしまい、
ゴールドに対して止むを得ず(ガチガチに育成済みの)ピジョットと助っ人のフリーザーで勝負を挑んだ。
その後チラッと再登場したときは普通の鳥使い和装だった。
序盤のキャラと言うこともあり、ゴールデンボーイズに登場するジムリーダーの中で登場話数が最も少なく、これと言った活躍もない。


ショタで男の娘なヒワダタウンジムリーダー。ゴールドも「お前男か?」と言っている。
道中で遭遇して意気投合。
つながりの洞窟からヒワダタウンへ着くまでの間、ゴールドと同行する。
ジム戦の次の回の序盤まで登場。ゴールドが順当にマトモにジム戦を行った唯一の相手。
ベイリーフを出してきたゴールドにその意図は理解しつつも冷徹に接し、優勢に勝負を運んだ。


関西弁ギャルのコガネシティジムリーダー。
ウバメの森からエンジュシティまで同行。後に登場するクリスよりも振る舞いがヒロインっぽい。
ゴールドとはバッジとピカチュウを賭けたカモネギ探し対決で勝ち、一時期ピカチュウをゴールドから奪っていた。
とは言っても当のピカチュウはアカネとも仲良くやっていた。
ゴールドに対しては「新米」程度の評価であり、ジムリーダーとしての目線から冷静な評価*4をすることもあったが、同行するうちにその実力を認めるようになる。
最終的には手持ちのミルタンクが病気になった時、自分が諦めたのにまだ諦めなかった姿を見てバッジを渡した。
その後はコガネシティへ戻ったが、作者曰く当初はレギュラー化して最後まで同行することも計画していたとのこと。


エンジュシティジムリーダー。
原作ゲーム(金銀時代)では微妙と評された彼だが、本作では普通に爽やかなイケメン。
ゴールドとは直接ジム戦を行うスケジュールの余裕がなかったため、アカネのミルタンクを救うために奮闘した勇姿から判断し、ジムバッジを与えるに相応しい器量と実力の持ち主であると評価する。
それでもゴールドは一度も勝負せずにバッジを貰う訳にはいかないと渋り、紆余曲折の末、次に会ったらジム戦を行うと言う条件付きでジムバッジを与える。


アサギシティジムリーダー。
我らがアイドルのミカンちゃん。
本作ではゴールドと同年代位の年齢設定になっている。
服装はお馴染みの白ワンピだが、胸元のリボンがより可愛らしく目立ちやすいデザインになっている。斉藤先生gj
詳しくは 斉藤先生本人がTwitterに載せたイラスト を参照。
基本はですます調だが、ゴールドやクリスと打ち解けてからはタメ語で話すことが多かった。
みんなでバンザイしている場面を見れば分かるが、手の大きさはクリスよりも小さい。
外見は弱々しいが、中身及び芯がしっかりしていると言った感じでそのギャップがまた良い。
3巻のサブヒロイン的存在として活躍。灯台ポケモンのデンリュウが病気になったため、誰かの水ポケモンを借りてタンバシティまで渡ろうとしていた。
ただしはがねタイプ専門なので他のタイプに関しては全くの素人。コイキングの扱いにすら苦戦するというドジをやらかす。
結局ゴールドとクリスが代わりにタンバシティへ渡ったため本人はアサギシティでお留守番だった。
その後伝書ポッポで薬が届けられてデンリュウが復活した後、灯台の光を頼りにアサギシティの皆さんと一緒にタンバシティへ渡航。
ゴールド達のピンチに颯爽と現れ黒いバンギラスを止めるために活躍した。
手持ちはハガネールとレアコイルで、レアコイルはよくボールから出てミカンの側を漂うマスコット的存在。
ハガネールはブラックのギャラドスを相性不利にも関わらずアイアンテールで瞬殺したり、黒いバンギラスを圧倒したりとかなりの強さを見せる。


タンバシティのメタボなジムリーダー。
不注意でポケモン共々怪我したため、たった一つしかない秘伝の薬を使って速攻で傷を治そうとしたが、病気のデンリュウに薬を譲るため使用を断念。
薬の譲渡と引き換えに、怪我が回復するまでの間、ゴールドにジムリーダーの代理を任せた。


●悪役

元々は温厚なラプラスだが、つながりの洞窟で通行人のマナーの悪さに怒って暴れていた。別名、金曜日のポケモン。
凶暴さにほれ込んで仲間にしようとしたブラックも抑えきれず捕獲は失敗に終わる。
尻尾にアンカーらしきものが刺さっており、これが暴れ出した一因だったのかもしれないが、
結局抜いてもらえずエレキッドに倒されるだけで終わった。

メインの悪役。ただしブラックに出番をやや食われている。
ブラックとは物語開始以前に何らかの関わりがあったらしく、彼を裏切り者扱いしている。因縁のような間柄だが、関係は不明。
作中では幹部のグレイ(HGSSで言えばアポロのポジションに当たる)というオリジナルキャラクターが登場した。
また、グレイはブラックがポケモンの才能があることを認めていたらしい。

本作のラスボス的存在。
タンバシティに封印されている恐ろしいポケモンだが、その強さを見込んだブラックに解放されてしまう。
嘗て、島中のポケモンを総動員して漸く封じ込めた逸話があるらしく、その実力は強い等という次元を通り越して、ジョウトを危機に陥れる災厄そのもので制御する事は到底不可能。
復活しただけでタイムパラドックスを引き起こす程、未来にも影響を与える程の破壊を行う可能性があったと思われる。
体力と能力値をできるだけ下げ、レベルボールに強いトレーナーたちのポケモンのレベルを集める事で捕獲して封印し、騒ぎを収めた。

しかし何より恐ろしいのは、これらの描写はゲーム版におけるバンギラスの説明を読む限り、決して誇張とは言えない事であろう。


◆余談

作者の斉藤むねおと言う名前に心当たりのない人もいるかもしれないが、実は金銀当時のポケモンデザインを担当した人物である。
金銀時代にデザインを担当したポケモンの代表例が伝説のポケモンライコウエンテイスイクンである。

作者は公式サイト(現在は閉鎖)やブログ、Twitterでごく稀に過去作品のキャラを描くことがあり、ゴールデンボーイズのキャラも当然描いている。
たまにしか描かないため、当時とは微妙に違う雰囲気になってしまうこともあるようだが、
それでも10年以上前の漫画のキャラを作者本人の新しい絵で見られるのは非常に貴重である。

2014年には 15周年を記念したイラスト まで公開されている。

没プロット

作者によると当初の予定ではタンバシティ編で終了するつもりではなかったとのことで、その後の展開に関するプロットがかなり断片的にだが2016年に公開されている。
内容をまとめると
  • ゴールドとクリスはヒノアラシとベイリーフを交換、再会を誓ってそれぞれの冒険を再開する
  • アカリちゃんの一件で有耶無耶になっていたアサギシティのジム戦、ロケット団が絡んでくるパターンも構想として存在
  • 物語のバックグラウンドでは、それまで接点のなかったクリスとブラックの邂逅が描かれる
  • 遺跡を訪れたクリスは記憶を失って倒れているブラックを発見、彼女は少年がベイリーフを捨てたトレーナーであることを知らなかった
…といったところ。やはり独自の要素を大きく加えるという方向性は一貫している。



追記修正はタイムカプセルからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ポケットモンスター
  • ポケモン
  • 金銀
  • 漫画
  • コロコロコミック
  • 小学館
  • 斉藤むねお
  • ゴールデン・ボーイズ
  • 不遇の名作
  • 金銀
  • 第二世代
  • ジョウト地方
  • ポケモン漫画
  • 打ち切り
  • コミカライズ
  • 月刊コロコロコミック

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月02日 21:01

*1 ひんし直前であり、まともなトレーナーであれば手出しすることを躊躇う

*2 ただし戦い方は自分勝手であり当初は言うことを聞いていなかった。ワニノコとポッポの連係プレーにより窮地を脱して以降は言うことを聞くようになる

*3 アニポケのニャースでも度々言われているが、喋るのはよっぽど珍しい

*4 ある大会でかくとうタイプばかりのポケモンを選んで決勝まで勝ち進んだ事に対して「よくここまで不利なポケモンと当たらなかった」という等