黄雷のガクトゥーン -What a shining braves-

登録日：2014/06/10 Tue 00:01:10
更新日：2023/10/08 Sun 11:20:44
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──例題です。

Q.項目に、必要なものは？

『黄雷のガクトゥーン』は、ライアーソフトより発売された18禁アダルトゲーム。
スチームパンクシリーズの6作目に当たる。

シリーズで初の学園物。学園物なだけあって舞台設定はシリーズの中でも比較的理解しやすい構造になっており、良くも悪くもクセの強かった文章が少しマイルドになっているのでとっつきやすくなっている。
学園が舞台ではあるが、学生によって運営される擬似社会や超能力じみた力『異能(アート)』を持つ学生のいざこざなど、燃えゲー的というかラノベ的な要素が強い。
絵師もシリーズで主要だった「大石竜子」や「AKIRA」ではなく千枚葉が担当。それに伴い巨乳率が増した。それもあってエロい。ライアーなのにエロい。

2013年8月に、続篇の『黄雷のガクトゥーン: シャイニングナイト -N'gha-Kthun:Shining Night-』が発売された。

【ストーリー】

20世紀初頭、1908年。
知られざる世紀、知られざる世界。
私たちのものとは異なる19世紀を歩んだそこには、無数の蒸気機関の姿があった。
異常発達した蒸気文明によって世界のあらゆる空は灰色に染まり、海さえ黒に染め上げられていた。

海── 黒い海。かつては青かった海は、今は、黒く暗い。
欧州フランス王国のかつての港湾都市マルセイユもまた、黒く、暗い色の海であったが、世界の他の海と異なるものがそこにはあった。
巨大な要塞の如く堅牢な大型人工島。それは、都市であって、同時に華やかな “学園” でもあった。
正式名称は、マルセイユ洋上学園都市。
先端的機関科学に基づいて形作られた都市であり、世界最高の碩学を生み出すための学園であり、華やかなる蒸気文明によって汚染された海の上にあって、汚染された空の下にあって、けれどもそこは、青春を謳歌する若者たちの輝きで満ちていた。
失われた太陽を思わせる活力と熱意に溢れて、失われた星々を思わせる美しさを煌めかせて。

けれど、学園都市には、フランス政府さえ恐れるひとつの “秘密” があった。
すなわち、学園は欧州全土の闇を統べる秘密結社『西インド会社』の支配下にあるという事実。
欧州のどんな国家組織でさえ学園都市の全貌を明らかにはできず、介入は許されず、各国首脳はただ密かに静かにその動向を見つめるしかない。
完全閉鎖された絢爛の学園。
唯一、“卒業” の形でしか学生たちが出ることを許さない都市。
統治会『フラタニティ／ソロリティ』と呼ばれる『西インド会社』の下部組織によって支配された、外部の干渉の一切を拒む若者の園。
誰も開くことはできない、秘密の園。輝ける才能の数々と恐るべき異能とを生み出し続ける、華やかなる世界の歪み。

けれども、1908年。そこに、ひとりの青年が姿を見せる。
統治会への反抗を口にする彼は、こう名乗った。

「ニコラ・テスラ。72歳。転校生だ」

「マルセイユ洋上学園都市 10万の学生諸君。運命に呪われたお前たち、全員」

「──私が、この手で、救ってやる」

そして、ディフ塔の鐘が鳴り響く。
学園都市に歓喜の時を告げる『ガクトゥーンの鐘』が──

【キャラクター】

◆ニコラ・テスラ
CV.古河徹人

主人公にしてヒーロー。
学園都市史上初の転校生。世界を守る《世界の敵》。思弁的探偵部の設立者であり、部長。
見た目は年若い青年の姿だが、72歳を自称する。72歳のおじいちゃんだけあって若者の文化には疎い。
あらゆる電気・電力・電子を操る《雷電の男》。例に漏れず、その力はチートの領域だが、彼の目的はあくまでも学生達を救うことであるため、瞬殺したりはしない。つまりテンプレ戦闘ではない。よってマグロではなく、テクニシャンである。
舞台が学園都市で最強の電気使いだが某レベル5とは関係ない。
実は92歳。

◆ネオン・スカラ・スミリヤ
CV.一色ヒカル

主人公にしてヒロイン。巨乳。
思弁的探偵部唯一の部員であり、テスラの助手。
元々は2級学生(学園都市の労働力として奴隷同然の扱いを受ける下級学生)として虐げられていたが、テスラに銀貨30枚で買い取られた。
それ以降、待遇は大幅に改善されたが、マスターのセクハラ被害に遭うようになった。
後天性では珍しい双眸の黄金瞳。数年前に瞳が黄金瞳に変化した。

◆ヴァルター・リッツ
CV.ますおかゆうじ
統治会のメンバー。
とにかく速度に拘るスピード狂で、趣味は蒸気自動車を乗り回すこと、異能は《加速》と速いものが大好き。
《加速》の異能は超音速に達するが、光速のテスラには手も足も出せず、付いたあだ名が最速のかませ。

◆ベルタ・モリ・ヴィーゲルト
CV.杉原茉莉
統治会のメンバー。
ドイツ帝国出身だが、極東の文化に詳しく、サムライとブシドウを信奉しているという。
異能は《万魔挙兵》。人型機械の操作を可能にする。

◆エミリー・デュ・シャトレ
CV.かわしまりの
統治会のメンバー。巨乳。
フランス貴族シャトレ家の現当主。貴族としての誇りを第一とし、一般学生に対しては壁を造っている。
ある一般生徒とは旧知の間柄であると噂されているが、本人は根も葉もない噂だと否定している。
異能は《計算》。高度な演算能力であり、10万学生全ての行動すら予測できる。

◆ジョセフィン・マーチ
CV.野月まひる
統治会のメンバー。巨乳。
明るく快活なのないまっすぐな娘。妹のエイミーとは数年前のある出来事から関係がギクシャクしている。
異能は《肉体操作》。ベルタの異能と似た能力だが、こちらは有機物、つまり人体を操る。この能力の本領は他者を操ることにあるが、基本的に自身への強化にしか使わない。

◆フロレンス・アメギノ・ナイチンゲール
CV.桜川未央
統治会の片翼、《ソロリティ》の主宰。
学園都市最高の才媛とされ、御前の女神と称される全校生徒の憧れの存在。
ネオンや他の統治会のメンバーが忘れてしまっているある記憶を唯一覚えており、その縁もあってネオンに目をかけ、何かと良くしてくれている。
異能は《諸神使い》。伝説上の存在に呼びかけることで多様な現象を引き起こす。大分何でもありの能力であり、記憶を失っていないのもこの異能の恩恵の一つらしい。

◆ウィルヘルム・ライヒ
CV.山本兼平
統治会の片翼、《フラタニティ》の主宰。
黄金(オルゴン)の力を求めており、《鐘》の成長を最も強く望む。
統治会で唯一理事長との繋がりを持ち、《結社》に関わっているとされる。
異能は《騎士の剣》。剣状の物を持つことで超人的な身体能力を得る。

◆マクレガー・メイザース
CV.小次狼
ディフの塔のてっぺんから学園都市を見下ろす男。
その正体は、統治会を介して学園都市を真に支配する《結社》の上級エージェント。
テスラと統治会の戦闘の折に度々高いところから偉そうな事を言っていたために、某最強の奇械使い(笑)的ポジションかと思いきや……？

◆イズミ
CV.柚木サチ
ネオンのクラスメイトであり、友人。
常にネコミミ型ヘアバンドを装着している。やたら可愛い。戦いには直接関わらない癒し系。
経歴から考えるに、漆黒のシャルノスの終盤に登場していたのは彼女かもしれない。

◆アルベール
CV.ますおかゆうじ
ネオンのクラスメイトであり、友人。
恋多き色男を自称しているが、根は紳士。
イズミが気になっているが、今のところ脈はないっぽい。

◆アナベス・ウィリアム・マードックJr
CV.榛名れん
ネオンの友人。機関工学科の3年生の女子学生。ボクっ子。
トレント市警の刑事の父を持つ。テスラに昔事件を手伝ってもらったことがあるらしい。
本人曰く、情報屋。何気に事件の重要な情報を持っていたり、学園都市の真実の一端に気付いたりと優秀な腕を持っている。

◆ルイ・シャルル
CV.越雪光
ネオンの友人。史学科の三年生男子。
実はクーデターに失敗したナポレオン3世の子孫であり、本人も革命学生として統治会への反逆を企てている。
幼い頃、その血筋と志故にある貴族の息女との恋を諦めたことがある。

◆ジャン＝ジャック
CV.どぶ六郎
学園都市の治安を守る風紀警察の一員。ネオンの友人。
一応学生だが、留年10年目のパパJJ。何気にリア充な男。

◆ロボ
犬。間章のオチ担当。

◆キザイア・メースン
CV.歌織
学園都市の教師。学園の多くの生徒に慕われる美人教師。
その正体は黒の王の祭祀である魔女。ぶっちゃけテスラより年上のババア。
かつてはテスラとも敵対していたが、今現在の彼女は普通の教師として10万生徒を守護するテスラを補助する立場をとっている。
テスラは「何を企んでいる魔女め」的な態度だが、案外仕える神の心変わりが彼女にも影響を与えたのかもしれない。

◆薔薇
学園都市の理事長。テスラが事件の裏に潜む黒幕として追っている存在。

【用語】

■マルセイユ洋上学園都市
今作の舞台。フランスのマルセイユ湾上に存在する人工島で、名前の通り島一つが丸々学園であり学生が暮らす都市。
10万人を擁する巨大学園都市であり、委員会や部活などが都市の機能を運営するという、学生による疑似社会が形成されている。
設立者不明、運営者不明、入学したら卒業まで外に出れない等、ぶっちゃけ胡散臭いことこの上ない。
それもその筈、この都市はシリーズで散々暗躍している秘密結社が運営しており、しかもその最高幹部が直々に計画を進行している。

■異能(アート)
学園都市の一部の生徒が有する特殊な能力。高速で動いたり、物体を操ったりと様々な種類がある。
生徒が生来から持つものではなく、この学園に入学した生徒にのみ発現し、成績優秀者の中でも選ばれた者へのみ与えられると言われている。
学園の外にとっては噂の類なのだが、学生にとっては明確な事実として認識されており、異能の存在を疑問に感じることはない。
その正体は都市インガノックに存在した技術、『現象数式(クラッキング)』である。
本来は大脳変異が起きた者にしか使用できないが、この都市ではディフの塔の内部に存在する鐘型数式体が大脳変異の演算を代用することで使用が可能になっている。
故に学園都市から離れれば異能は使用できなくなる。

──解答です。

A.追記・修正

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