詩姫(Battle Spirits)

登録日:2014/06/06 Fri 14:35:43
更新日:2023/12/26 Tue 19:37:09
所要時間:約 17 分で読めます





できるかどうかわかんないけど、わたしたちの歌で世界を救いたい!
わたしたちはあきらめない!だから応援お願いします!
-歌姫アーシア-

●目次

概要

詩姫(ディーバ)とは、TCGバトルスピリッツアイドル達である。
系統(いわゆる種族)として詩姫を持ち、美しい天使の天霊、キュートな妖精の楽族に続き、女の子いっぱい属性である黄に属する。
2013年の拡張パック「アルティメットバトル01」で初登場し、詩姫専用パック「ディーバブースター【女神達の調べ】」も登場。
その後も通常パックやプロモカードなどで活躍し、2015年2月14日には詩姫専用パック第2弾「ディーバブースター【詩姫の交響曲】」が発売。
烈火伝以降も一年おきに専用パックが発売されている。

その実態は既存の人気スピリットを擬人化&女体化したスピリット群。
他には元となるスピリットがいないプリム・アンジュや、フェスのために特訓して詩姫になった戦姫などもいる。
一部にはヤンデレやシスコン、ガチレズなどどー見てもバトスピ本来のターゲット層に合わない性格設定、
プレミアムバンダイ限定の高額グッズなどからも明らかなように、商品ターゲットはお前ら

女神達の調べ発売時には、ストーリーを綴ったFLASHムービーや声優アイドルグループ「i☆Ris」が歌うテーマソングなども配信、
シリーズ出演者の堀江由衣のタイアップカードがキャンペーンとして配布された。i☆Risは、ソードアイズや最強銀河究極ゼロのEDも担当しており、
タイアップの一環であり、最強銀河究極ゼロ内でメンバーの芹澤優氏や、久保田未夢氏が声優として参加していた。
しかしi☆Risが、後に(最強ゼロ終了直前に)他社のタカラトミーの「プリパラ」に出演した影響と、
その兼ね合いで、I☆Ris声優が他TCGのデュエル・マスターズVSに声優として出演した権利的理由で出演が難しくなったため、
「詩姫の交響曲」「戦乱魂歌」では女神達の調べ時のテーマソング(Happy New World☆)を流用という悲しい事になった。
このため「烈火伝」ではi☆Risメンバー出演や新規タイアップ曲は存在していない。

ちなみに、詩姫が登場する以前にはTHE IDOLM@STERとのコラボカードアイドル天使 天海春香や、
AKB48の藤江れいな氏をモデルにした電脳天使レーナといったアイドルモチーフのカードが存在していた。

特徴

元になったスピリットがいる場合、そのスピリットの効果をある程度再現、または関連した効果を持つ。
そのため、黄色の「色の役割」を逸脱した効果を持っている場合もある。
例として、黄色はコアを増やす効果(コアブースト)はあまり得意ではないが、
【アブソリューツ】には元がコアブーストの得意な緑のスピリットがいるためバトスピ全体でもトップクラスのコアブースト能力のあるデッキとなっている。

また、「詩姫」以外に系統「私服(プライベートウェア)」「制服(スクールスタイル)」「衣装(ステージスタイル)」を併せ持つスピリットが多い。
これらにはそれぞれ系統のサポート効果があり、詩姫の中でもそれぞれの系統を活かしたデッキを派生させられるようになっている。

キーワード能力として設定されているカード効果


ディーバ共有の効果


  • 【オンステージ】
系統:私服を持つ詩姫専用効果。アタック宣言の代わりに自身をデッキに戻すことで、
手札・手元(手札を効果によってオープンした状態のこと)から系統:衣装を纏った同名のカードをノーコスト召喚・更に1ドローする。
詩姫の目玉といえる効果で、次々と綺羅びやかなアイドル達を召喚しアタックを叩き込む。
いわば手札・手元は舞台袖、フィールドはスポットライトの当たるステージといえよう。

アド損失を抑えるためにドロー効果がついているが、
このせいで当時の環境トップ【白紫】の主力「水銀会に浮かぶ工場島」の影響を完全に受けてしまっているのが難点。
長らく黄色にはネクサス除去手段がなかったため、この頃は赤などのマジックに頼らざるを得なかった。

その後、「ディーバブースター【戦乱魂歌】」にて「戦国トロフィー」らの対抗手段が収録された。

  • 【マイユニット】
詩姫の交響曲で登場した新たなキーワード能力。
回復状態の詩姫を自身の隣に置くことで効果を発揮する。
バトスピ初のカードを置く場所で効果が変わる効果。
実際のところは「回復状態の詩姫の数で効果が決まる」効果だと思えば良いだろう。

  • 【ソロパート】
ソウルコアが乗っている間、同名アイドル全てに共通効果を与える。
今のところ、破壊されない効果を与えるもののみ。

  • 【フレンド】
能力で指定された範囲のコストを持つ「詩姫」をコストなしで召喚できる効果。
疲労状態で召喚されるため、続けてアタックなどはできない。

能力の発揮にバトルを介するため、少なからずリスクを負うのが難点。

所有者が二人だけの固有キーワード能力


  • 【グランステージ】
《[学園制服]ケリュネ・ライトニング》と《[学園制服]リュキア・オース》が持っている、オンステージの亜種。
戻す先がデッキの下では無く手札であること、発動に1コストを支払うこと、
召喚する対象が衣装ではなく神衣装であることを除けば、基本的にはオンステージと同じ。
ただし、オンステージをサポートする効果を受けられない事には注意が必要である。

所持者が一人だけの固有キーワード能力


  • 【呪歌】
《[儚き闇姫]リアス・ウロヴォルン》のみが持つ能力。
元となった《辰の十二神皇ウロヴォリアス》の【呪縛】のコア除去をそのままデッキバウンスに置き換えた能力で、
相手がターン中にステップを跨ぐ度、スピリット1体をデッキの下に戻す。
バトスピは1ターンに7つのステップがあるため最大で7体をデッキの下に戻せる強力な除去効果。
ただし、戻す対象はリアス・ウロヴォルンのBP以下でなければならず、このスピリット自体のBPは低いためBP補強サポートは必須。

  • 【詩姫連鎖】
「ディーバラッシュ」と読む。《[歌姫神]ゼクシア・テンマ》のみが持つ能力。
元となったのは天魔王ゴッド・ゼクス及びゴッドゼクスの名を関するスピリット達の持つ【六天連鎖】。
あちらがフィールドのシンボルの色の種類を参照するのに対してこちらは後述する「チーム」の種類を参照する。
そのため、特化デッキを組む場合には複数のチームをまとめた混成デッキにする必要がある。

  • 【祈祷歌】
「チャージソング」と読む。《[龍星姫]リュキア・オース》のみが持つ能力。
元となったのは[龍星の射手リュキオース]の【超祈祷】。
全てのプロデューサーにコアを2個ずつ乗せると言う、
一見すれば元ネタの劣化版の様な効果。しかし、プロデューサーアレックス(リバイバル前)とプロデューサーサラスヴァティー以外の全てのPは、
神託にステップ一回の制約が付いており、一概に下位互換とも言えない。

  • 【ソロステージ】
《[スターフェス]レイ・オーバ》のみが持つ、ソロパート、及びデュエットパートの完全上位互換。
自身にソウルコアがある間、全ての同名に効果破壊と[相手の効果で手札/デッキに戻らない]を与える。
しかし、そのスターフェスのレイオーバ自身に、アタック後のバトル終了時にソウルコアを支払う事で、
相手のライフを2つトラッシュに送る効果があり、強力な耐性を一時的に解除する事で大ダメージを与えられると言うデザインになっている。

【チーム】

詩姫達の属するアイドルグループの名称を示す。
同じチームを支援する効果を持つ詩姫もいる。
所属スピリットの()内は、それぞれのモチーフとなったスピリット/ブレイヴ/アルティメット名。

【シャイニーハーツ】


所属スピリット

シャイニーハーツ同士を繋ぐ効果が多く、オンステージの始動役となる「ローラ・ビャクラン」を投入し、そこにキーとなるスピリットを
入れていくのが基本形となる。
「ノア・フルール」「レイ・オーバ」の種類が豊富なので、組むならこの2人のどちらかを選択するのが主になる。

神皇編時点での主なデッキは「リオル砲撃」「レイ・オーバ軸」。
リオル砲撃は第四弾で追加された「[ブリッツガール]リオル・ティーダ*1」のライフ貫通効果を利用して、
アタックを介さずに勝利を狙う。バトスピ史上初の純正バーンデッキ
当然「リオル・ティーダ」のみでは足りないので、他のシャイニーハーツの特殊召喚を別途利用する必要がある。

レイ・オーバ軸はレイやホクトなどのブレイヴの扱いに長けたスピリットで固めた純粋なビートダウンデッキ。
シンボルを増やした合体スピリットでライフを一気に奪う。

強力なカードにプロモーションカードが多く、本気で組む場合多額の費用が掛かる。

【アブソリューツ】


所属スピリット
  • リゼ・クロムウェル(六絶神 鉄壁のクロム・リゼルファー)
  • キャンディ・サード(巨蟹武神キャンサード)
  • フォンニーナ(蜂王フォンニード)
  • デリス・ペルティオ(魔界七将デスペラード)
  • フリーダ・ライファ(次代機獣ブリザ・ライガ)
  • ゼクシア・テンマ(天魔王ゴッド・ゼクス)
  • マリモ・イーディス(己械合神マンモ・イージス)
  • ナナカ・シロナガ(七海大名シロナガス)
  • ジャコミーナ・キット(ジャコウ・キャット)
  • ヒルダ・マーガレット(霊峰魔龍ヤマタノヒドラ)
  • ローズ・ベリィ(金殻皇ローゼンベルグ)
  • モモ・ギュウモンジェ(戦国覇王ギュウモンジ)
  • ミリア・サンデー(冥府三巨頭ザンデ・ミリオン)
  • ガーネット・ルーティ(鳥獣烈神ガルード)
  • リーファ・シアーズ(森羅龍樹リーフ・シードラ)
  • オルティーナ・クラン(翼神機グラン・ウォーデン)
  • リューネ・マト(龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード)
  • アメディス・ソーニャック(庚の水晶龍アメジスト・ドラゴン・ソニック)
  • タウリース・キング(キングタウロス大公)

……元のスピリットに環境で暴れまわったものが多いのは気のせいだろうか?
全体的にシャイニーハーツに比べて攻撃的。アブソリューツの数だけ効果対象が増えるカードが多い。

第二弾より神皇編現在まで「ローズ・ベリィ」の効果により大量のコアを運用できることを利用したデッキが主体。
また、「フォン・ニーナ」は私服、衣装ともに数が多く【オンステージ】が成功しやすいため、これを軸にしたデッキも存在する。
デッキタイプは純粋なアブソリューツでのビートダウンや、「巨人猟兵オライオン」などを投入したデッキアウトコントロールなどがある。

【プリティアニマルズ】

詩姫の交響曲で追加されたチーム。

所属スピリット
  • ダイヤ・ルーン(ボーン・ダイル)
  • セフィ・アリエス(白羊樹神セフィロ・アリエス)
  • アン(ドライアン)
  • ショコ(ショコドラ)
  • ムゥ(ムゲンドラ)
  • フーガ・リン(フーリン)
  • ミスティ・ライルビット(卯の十二神皇ミストラル・ビット)
  • リオル・ティーダ(寅の十二神皇リボル・ティーガ)
  • レオナ・ライクブーム(獅機龍神ストライクヴルム・レオ)
  • ウィンディ・ケイト(ワン・ケンゴー)
  • シュウ(シユウ)
  • ドーラ・クルセイル(クルセイダードラゴン)
  • マウ・チュッチュ(子の十二神皇マウチュー)
  • シシノ・クワトロ(四十四代目異牙忍頭首シシノビ)

動物の着ぐるみのような衣装を被ったアイドル達で、全体的に他のチームよりも幼い雰囲気を醸し出している。

登場当初より、低コストでの速攻を得意とする。
特に【マイユニット】によってシンボルが増える「ムゥ」、
回復からの連続攻撃ができる「アン」の二人は第1ターンから召喚できるにもかかわらず非常に攻撃的。
手札次第では後攻1ターン目からの決着も見える。

【トワイライトゴシック】

詩姫の交響曲で追加されたチーム。

所属スピリット
  • ネイ・ランテイル(黒天狐ネガ・ナインテイル)
  • ジャンヌ・ドラニエス(断罪の滅龍ジャッジメント・ドラゴニス)
  • キャシー・レイム(機動要塞キャッスル・ゴレム)
  • セイナ・リューミン(烈の覇王セイリュービ)
  • ソニア・A・ワスプ(辛速の勇者ソニックワスプ・A)
  • リアス・ウロヴォルン(辰の十二神皇ウロヴォリアス)
  • シエラ・ムルセーヌ(戦鬼ムルシエラ)
  • フラム・サンドリア(獄炎の四魔卿ブラム・ザンド)
  • レイヤ・クワトロ(甲蛾頭首クワガスレイヤー)
  • ムドゥーニャ(戦国六武将ムドウ)
  • ディアナ・フルール(滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ)
  • マイ・アスカ(幻羅星龍ガイ・アスラ)
  • マグノリリア・マイザー(獄土の四魔卿マグナマイザー)
  • ルーナ・ヴァンティル(獄風の四魔卿ヴァンディール)
  • イルマ・イマージュ(獄海の四魔卿イル・イマージョ)

衣装が皆黒で統一されている。
ちなみにディアナは前述のノアの妹とのこと。

主力に高コストのカードが多く、踏み倒し手段も多くないため、構築難易度が他と比べて高め。
また、【歌】の記載を持つマジックカードに関連した特殊能力を多く持つが、【歌】自体があまり強くなく、苦しさに拍車をかける。
主な勝ち筋は相手のドローをロックする「フラム・サンドリア」や
「リアス・ウロヴォルン」の持つ専用キーワード能力【呪歌】による大量除去で相手のフィールドをコントロールしてからのビートダウンなど。
また、「[学園の四魔女]イルマ・イマージュ」と「[音速の歌姫]ソニア・A・ワスプ」の組み合わせで簡単に無限アタックが成立し、
どの軸でもコンボとして組み込まれていることが多い。

【レジェンド―ル】

元々女性型スピリットがそれぞれ詩姫になったチーム。
所属スピリット(元のスピリットで表記)

  • 美食の妖精姫フロマージュ
  • 加速戦士イエロー・マーリン
  • 歌姫ラクェル(元スピリット無し、詳細は下記)
  • トリックスター
  • 導化姫ブラックスター
  • 小聖女ロメーダ
  • 砲天使カノン
  • 天使エンジュ
  • 大天使アヴリエル
  • 華の女王カトレア
  • 戦神乙女ヴィエルジェ
  • 不思議王国アリス
  • 天使長ソフィア

トリスタやエンジュはともかく、大天使や女王、更には神様まで属する恐るべきチーム。
BBA2人無理すんな。
レジェンド―ル自身へのサポートは持たず、他のチームの援護を得意とする。
後述のストーリー上、カノンやロメーダは詩姫とは敵対していたはずなのだが、どういう経緯で詩姫となったかは不明。

他チームと違い、チーム単独でデッキを組むというより、他への汎用パーツの提供という側面が強い。
が、いかんせん元スピリットからの効果劣化が激しいカードが多いため、利用されるカードは少ない。

【百華繚乱】

詩姫達がタイムスリップでやってきた、烈火伝の世界の戦姫達が結成したアイドルチーム。

  • [剣聖歌姫]ツル(剣聖姫ツル)
  • 戦国姫 謡
  • 戦国姫 萌菜可
  • 戦国姫 由月
  • 戦国姫 真姫奈

レジェンドールと同じく、他への出張が主。
特に「戦国姫 真姫奈」は除去手段として汎用性が高い。

戦乱魂歌で登場した詩姫は全て戦姫の系統を併せ持っており、元のスピリットを持たないオリジナルの存在。
後にバンリ・ゼルのような既存スピリットを元にした詩姫も所属するようになった。

【セイクリッドソーズ】


雑誌「カードゲーマー」の付録及び誌上通販で登場したチーム。
既存のキャラクターが別チームとの掛け持ちで所属する。
チームメンバーは全て剣刃編に登場したスピリットを元にした詩姫で、
それぞれが元のスピリットの色のソードブレイヴを模したマイクを持っている。

が、そのマイクが小刀やナイフみたいな外観で、その影響か特にジャンヌのイラストはただのアブナイ人にしか見えない。

【ダブルビビット】

真夏の学園で追加された二人組ユニット。

  • フォーミュリア・エグゼシータ(超・十二神皇エグゼシードF)
  • ゲイル・フェニーク(超・十二神皇ゲイル・フェニックスZ)

元になっているスピリットはバトルスピリッツ ダブルドライブで主人公の駿太とヨクの切り札であり、
この二人の性格や仕草もこの主人公二人を意識したものになっている。
つまりアニメ主人公の公式女体化的な存在
しかもこの二人そこはかとない百合臭を醸し出している
この二人のデザイン担当はアニメ主人公をいったい何だと思っているんだろう…

【プリム・アンジュ】

正確には【チーム】ではないが、アルティメットバトル01から登場していたアイドルグループ。
天然なアーシア、お嬢様でリーダーであるマリカ、癒し系ココ、控えめなミレファの4人で構成。
アーシアが調査員として逆転大陸に向かっている間はそれぞれソロで活動している模様(解散はしていない)

アルティメットバトルを最後にサポートが途切れているが、汎用性がある効果を持っているカードもあるので、
今でもデッキ次第では活躍可能か。

【その他】

  • 《歌姫ラクェル》
ペンタンをこよなく愛するアイドル。
初登場時に何故か詩姫だけでなくペンタンをサポートしていたのを皮切りに、
ペンタンぬいぐるみを抱えた私服姿、しまいにはペンタンのきぐるみを被った怪しすぎる姿を見せている。
その後、経過は不明だが詩姫の交響曲でアルティメット化し、アルティメット・ラクェルとなった。
ペンタンサポート効果は無くなり、純粋に詩姫を展開する効果のみを持っている。

第四弾以降、「レジェンドール」に所属する。

  • 《悠久の歌姫ことね》
アニメ究極ゼロで主人公レイを演じる声優中村悠一がデザインしたプロモカード。
悠久の歌姫…悠きゅうの歌姫…悠きゃんの……

第1の効果はこちらの詩姫が3体以上(ことね自身含む)の時、相手のみスピリットとアルティメットを3体までしか並べられなくなるというもの。
横に並べるタイプのデッキに対するメタとして働く他、スピリット3体を召喚条件とするアルティメット・ジークヴルム・ノヴァ及び、
骸皇アルティメット・ギ・ガッシャを完全に封じることが出来る。
つまり中村氏が演じる主人公の切り札をメタる。いいのかそれ…?

第2の効果は詩姫のBPを+3000と一見地味だが、実はこのカードの要とも言える効果。
このタイプのテキストでは珍しくBP強化が常時発揮されるのだが、他の主力詩姫のBPと合わせることで、
赤の破壊カードに除去されるBPラインをほんの少し上回ることが出来る絶妙な数値。
流石にBP15000ラインを焼いてくるアルティメットやスピリットの対処は難しいが、
逆に言えばデッキをそれらへのメタに絞る事ができるのは大きい。

第3の効果はバトル時に相手スピリット1体の効果を無効にするもの。
汎用性が高い効果だが、特にアタック時にBPを強化する金殻皇ローゼンベルグ賢龍ケイローンに対して有効。

これらの点により、総じて環境上位のに対して有効なカードとなりうる。
詩姫使いのみならず、黄使いが夢見たようなスペックを詰め込んでの登場。
流石ガチゲーマー中村悠一。

  • 《智剣の歌姫アジルス》
情報番組「アタックしますけど何か?」で「ゼロ番星のイチ」を演じた杉田智和氏がデザインしたプロモカード。
モチーフは杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーンでお馴染み?AGRSと、裏Xレア天戒機神グロリアス・ソリュート。
イラストも杉田氏の知人であるイラストレーター集団・ウルトラシッカチーフが担当している。

コスト8と召喚コストが高く、その割にBPは低いが、効果そのものは強力。

    • 召喚時にBP6000以下の相手スピリット・アルティメットを全て手札に戻す除去効果。
    • 詩姫を4体以上並べることでスピリット全体にスピリット・アルティメットへの効果耐性を与える。
    • バーストを破棄されなくなる(需要は高かったが、アジルスで初登場の効果)

高コストスピリットやアルティメットの効果に弱く、またバーストへの依存度が高い詩姫使いが夢見た効果を詰め込んでの登場。
流石ガチゲーマー杉田智和。

  • 《双星の歌姫ライラ姉妹》
バトスピ大好き声優である阪口大助氏がデザインしたプロモカード。
モチーフは緑のスピリット「調教師ライナ兄弟」。

上記のことねやアジルスのサポートとなるスピリット2体分として扱う効果と、
ブロック時に黄なのにデッキを破壊しライフを回復する特異な効果を持つ。
デッキ破棄を愛する阪口氏らしいデザインといえる。

なお、衣装持ちで初の「軽減込み0コスト(実際は2コスト2軽減)」スピリット。
サンタコスチュームを着せることで後攻1ターン目からダブルシンボルで殴れる。
「フーガ・リン」登場までこれは唯一であった。テキスト外特性とは流石眼鏡きたない。

  • 《七美の歌姫モモミン》
【戦乱魂歌】収録。
デザイナーは黒田環奈役、山下七海

手ごろなバウンス効果と回復効果を持つ、強力なビートダウン向きスピリット。
シンプルながら使い勝手がいいが、「私服」「衣装」を持たない。

  • 《七代目最可愛将孫市》/《[虹色の才覚]キリカ》
【戦乱魂歌】収録。
デザイナーは宝緑院兼続役、杉田智和。

性能から、パラレルカードの値段がぶっちぎりで高値である。
カード名に「愛」の一文字が含まれている。

キリカは孫市を継ぐ前の存在という設定。
烈風忍者キリカゲをモチーフとしている。

  • 《誠魂の戦乙女ミズノ》/《トイレのミズノさん》
【戦乱魂歌】収録。
デザイナーは烈火幸村役、山下誠一郎

詩姫、どころか黄色スピリット中最大のBPを持つ。
能力含めて、召喚時バーストを踏まないのは大きな利点だが、召喚コストが重い。
なお詩姫ブースター収録であるが、「戦姫」系統へのサポートを共通で持つので、
こちらでの運用も考えられる。

そして【詩姫学園】ではトイレに住み着く妖戒となった。
黄色にしてなぜか紫の持つ能力【不死】効果持ち*2
バースト効果ではなく召喚時にバウンスを発揮するため、場に出さえすれば除去効果を発揮でき、殴り合いに強い。
手札から出そうと思えば出せる程度のコストに収まっており、腐ることが少ない。

ミズノの名は、山下氏の初主演アニメ「ワルキューレロマンツェ」の主人公より取られている。

  • 《[謎の転校生]サワエル》/《[夢想水華]サワエル》
【詩姫学園】収録。
デザイナーはエト=エトシンモリ役、秦佐和子

使い勝手のいい【フレンド】効果持ち。系統にも恵まれ、よくまとまっている。

  • 《[大空舞う翼]ウィンディ・ベヒモス様》
【詩姫の戦華】収録。
デザイナーは烈火魂第1話で「すっげー!ウィングベヒモスだ!」と叫ぶ少年役大空直美
当時からしてさほどレアカードというわけでもないウィングベヒモスだったが、7年の時を経てまさかの詩姫化。
モチーフは大空直美主演のアニメジャヒー様はくじけない!で、イラスト担当も同作原作者の昆布わかめ。

【コラボカード】

アイドルコンテンツとのコラボは二次元・三次元ともに少なくない(アイドルマスター、NMB48など)のだが、詩姫を持つのはディーバ概念が登場した後のカードになる。
詳細はバトルスピリッツのコラボカード/コラボブースターも参照。

  • アイカツ!コラボ
コラボ詩姫の大半を占めるシリーズ。コラボ第1弾は通常の詩姫と混在での収録だった。
アイカツ!専用系統の「星麗」を併せ持ち基本的にそれらを参照するため通常の詩姫とは合わせづらい(コラボ1弾では通常の詩姫も星麗を持っていたため例外)が、それでも相性の良いカードは組み込める。

  • 仮面女子
アリスプロジェクトのアイドルグループ。
配信番組バトスピエクストリームゲームの司会である《月野もあ》《桜雪》の2人がカード化された。
その後桜雪は様々な経緯もあってグループ及び番組を卒業。現在は渋谷区で区議をやっている。
なおカードが作られた際はまだ仮面ライダーコラボ実施前だったため、系統「仮面」は所持していない。

  • ゼノンザード
バンダイが運営していたDCG。
バトスピとの相互コラボの一貫であちらのユニオン(スピリットにあたる)が6体と、プレイヤーの相棒となるコードマン4人が参戦。
そのうちコードマンでありアイドルである《ノノイン・ニルオン》が世にも珍しい創界神ネクサスの詩姫として登場。

サポートカード


  • 《アルティメット・ソフィア》
これからは、詩姫たちの時代よ!さぁ、いってらっしゃいっ!!

クラッキー・レイが愛用したことでお馴染み、天使長ソフィアがアルティメット化した姿。
かつては系統:想獣をノーコスト召喚していたが、今回はなんと詩姫をノーコスト召喚できるようになった。
アタック時トリガーもアンブロッカブル&マジック回収と堅実。

アイドル達を統率するその能力とフレーバー・テキストから、一部プレイヤーからはソフィアPと呼ばれ親しまれている。

余談だが、後述のストーリーではアルティメットと詩姫は敵対しているはずなのだが、何故彼女が敵のはずの詩姫を支援しているかは謎。
裏切りに定評のある黄なので、彼女も即(収録はUバトル01なので本当に開戦直後のはず)寝返ってプロデュース業に邁進しているのでは?とも。

そしてついに「真夏の学園」にて詩姫として登場。
学園の講師という立場であることから、公式で詩姫たちを引っ張っていく存在として扱われるようになった。

  • 《ディーバステージ》
D・I・V・A!D・I・V・A!
詩姫支援ネクサス。Lv1効果は【オンステージ】で召喚した詩姫のLvを最大として扱うというもの。

その真価はLv2効果。
「スタートステップ:カード名の異なる系統:「衣装」を持つ自分のスピリットが10体以上いるとき、自分はゲームに勝利する
10人のアイドルが揃った時、自分はゲームに勝利する。
何も言うまい。ロマンである。ちなみにバトスピ初の特殊勝利でもある。
ちなみに青のマッチョメン達にデッキ破壊が完了されていた場合、ディーバステージの適用前に敗北となる。なんてこった。

  • 《ギャラクシーエキスポ》
「【マイユニット】を10回行うと自分はゲームに勝利する」
やはりロマンである。しかしマイユニットはだいたいアタック時に発揮されるため、
10回もアタックすればその時点で勝負は終わっているのが難点。

  • 《ファン感謝祭》
同じく詩姫支援ネクサス。イラストは握手会を開く歌姫エンジュ。
効果は詩姫を疲労させてそのBPを他の詩姫に加える、いわゆる機人フィアラル効果と、コスト3以下の詩姫を手元から召喚する効果。

一見パッとしないカードだが、前述のことねのBP+3000効果と組み合わせるコンボが有効。

  • 《戦国フェス メインステージ》《熱響のアブソリューツステージ》《夢幻のシャイニーハーツステージ》《夜想のトワイライトゴシックステージ》
戦乱魂歌で登場した各チーム対応のステージネクサス。
メインステージはどの詩姫にも対応したドローサポートとなっており、コンボ性が重視される詩姫デッキでは非常にありがたい。

  • 《ディーバメドレー》
スピリットをデッキの一番下に戻すマジック。
コアをボイドに送ることで、最低レベルのアルティメットも除去できる。
白の除去マジック《光速三段突》を黄でリメイクしたもの。
黄デッキの他、ロロコントロール等で活躍している。

しかしメドレーが流れるとデッキに飛んで行くとはどういうことだろう?
ひょっとするとお気に入りの曲がメドレーで済まされた悲しみで飛んで行くのだろうか。

  • 各種【歌】マジック
マジックでありながら(1枚を除いて)フィールドに留まる性質を持つ。
詩姫を支援する効果以外に汎用性のある除去、防御マジックも存在し詩姫以外の黄色デッキでも活躍する。
【トワイライトゴシック】はこのフィールドの【歌】マジックを参照する効果が多く、デッキの要となる。

ディーバブースター【詩姫学園】で登場した4枚のマジックは90年代の名曲を元ネタにしたカード名となっている。
今の子供はこの年代の曲はわからんだろうに。
その中の1枚のカード名が「ロマンティックフライト*3」と堀江由衣の天使のたまごのOP曲と一致。
世界を救う歌姫 ほちゃーに歌わせることができる。

詩姫が持ってたり装備してもイメージを損なわないような物がブレイヴとなっている。
しかしながらブレイヴというカテゴリからするとやけに変なものばかりとなっている。
詳細は項目参照。


背景ストーリー

幾多の戦乱を乗り越え、平和の時代を謳歌していたグラン・ロロ。
しかしある日、断罪の滅龍ジャッジメント・ドラゴニスが開いた時空の扉から、空に浮かぶ逆転大陸が出現した。

逆転大陸から襲来し、圧倒的な力で侵攻するアルティメット達。
さらに、逆転大陸とこちらの大陸は引き寄せられ、いずれは激突してしまうことも発覚する。
対抗手段として、スピリット達は2つの大陸の間にバリアを展開することを決定した。
しかし、そのために必要なエネルギーは、なんとメテオストーム1万8千発分を要することが判明。ダン君涙目。

そこで天使のたまご ほちゃー改め、世界を救う歌姫 ほちゃーの発案により、
詩姫達のライブに集まったスピリット達のパワーを一つに集め、バリアのためのエネルギーに転換するという計画が始動する。ドルオタの ちからって すげー

かくして、ほちゃーに招集をかけられた【プリム・アンジュ】【シャイニーハーツ】【アブソリューツ】【レジェンドール】による合同ライブが開かれ、
集まったドルオタどもの熱気スピリット達のエネルギーがバリアシステムに集まっていく。計画は成功したかに思われた。

だがその時、逆転大陸からアルティメットの軍勢がライブ会場めがけて襲来する。

このままでは詩姫達が危うい。彼女達を守るべく、アルティメットに立ち向かうスピリット達。
詩姫達も勇気を振り絞り、歌を届ける。

しかし、力の差は歴然な上、アルティメットの指揮官アルティメット・グラン・ウォーデンの猛攻で、スピリット軍は壊滅寸前に追いやられてしまう。
だが――


みんなを助けてくれるのか!本当に救世主なのか!
-調査員オッザニア-

巨大な剣を持つ紅のアルティメット。
三龍神の一柱、アルティメット・ジークヴルム・ノヴァが、なんとスピリット達を守るべく降臨したのだ。

激突するノヴァとグラン・ウォーデン。
最上級アルティメット達の戦いの最中、遂にバリアシステムのエネルギーが充填を完了した。
溢れる光は世界を覆い尽くし、2つの大陸の間にバリアを生成させる。
アルティメット襲来の危機は去ったのだ。

とはいえ、逆転大陸が接近し2つの大陸が衝突する脅威はまだ消えていない。
スピリット達はアーシアを含む6人の調査団を【招雷】をもって逆転大陸に送り、事態の解決を図る。
逆転大陸に降り立った調査団が出会ったのは、ノヴァを筆頭にする三龍神と、逆転大陸の預言者アンターク。

そして、アルティメット達を襲う謎の勢力、星の軍勢であった……。





余談だが、ノヴァが健在なのに対し、グラン・ウォーデンは逆転大陸に閉じ込められたまま行方不明とのこと。
――かわいそうな兄様。

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最終更新:2023年12月26日 19:37

*1 所属はプリティアニマルズとの掛け持ちで、公式HPではプリティアニマルズ側のリストにある

*2 かつて裏Xレアのジェラルディーが持っていたがそちらはそもそもが「他の色のキーワード能力を持つサイクル」の1枚だった。

*3 米米CLUBの楽曲「浪漫飛行」が元ネタ。