五河士道(デート・ア・ライブ)

登録日:2014/06/02 Mon 23:05:15
更新日:2024/03/27 Wed 23:01:12
所要時間:約 3 分で読めます





俺は、おまえと、話がしたいんだ。
内容なんかなんだっていい。気に入らないなら無視してくれたっていい。
でも、一つだけ分かってくれ。俺は――

俺は――おまえを、否定しない



五河士道は『デート・ア・ライブ』の主人公。
声優は島﨑信長が担当している。


◆人物
割と普通の高校生だったが、その身に宿した特殊能力、なにより精霊を助けたいという想いにより、
ラタトスク機関の協力の下『精霊とデートしてデレさせ』ていくことになる。
特技は家事全般。特に料理はかなりの物で、琴里十香の弁当も作っている。
一時は八舞姉妹の弁当も作っていたが、彼女らが購買でパンを買うことを好んでやるようになったため今は作っていない。
料理が得意ということは彼の周囲では周知の事実となっており、四糸乃は士道の親子丼が大好物。
鳶一折紙も予約までしていた限定パンを士道の手製弁当と交換と言われた時は即座に応じている。
美九対策で女装して以降、化粧も得意になりつつある。
ただ本人は認めたくないようであり、とある精霊に化粧のスペシャリストとして派遣された時は不満げにしていた。

家族は養父母と義妹の琴里の三人。
ただし両親は出張が多い為血のつながりが無い妹と二人きりというエロゲ仕様である。
しかし士道にその気はほとんどない。琴里は……うん、まあ…………頑張って。
最近では隣に精霊用のマンションが建てられ、更に実妹である祟宮真那と再会したりと、どんどん周りが賑やかになっている。
また、従妹?と幼馴染?の存在が確認されている。

小さい頃に母親に捨てられ、現在の五河家に引き取られて来た。
当時は実の親に捨てられたショックから失意のどん底に居たが、一年ほどで回復している。
それ以降他人の絶望に対して敏感になっており、かつての自分のような人間には積極的に関わろうとする。
この事が精霊達を助けようとする原動力になる。最凶の精霊である狂三に対してもいつか必ず助けようと誓っている。
お人よしで女心にはかなり鈍感だが、時たま相手がドキッとするような言動を素でやったりする。
学校内での「恋人にしたい男性ランキング」では52位という高いんだか低いんだかよく分からない順位だったが*1
最近は精霊や折紙など想いを寄せてくる相手が多い*2為に男子からの嫉妬と女子からの侮蔑を集めている。
超肉食系の折紙からのアプローチには困惑するばかりでしばしば貞操の危機に陥る。

かつては重篤の病に陥っていた。今では完全に黒歴史だが、琴里には完全にその秘密を握られている。



◆能力

呪いのかかったお姫様を助ける方法なんて、一つしかないじゃない



彼に隠された能力、それは『精霊の力を封印する』というもの。
精霊の霊力を自身の中に封印することで彼女達を普通の人間とほとんど変わらない状態にすることが出来る。
ただしその為には精霊とキスを行う必要があり、なおかつそれを受け入れる程度に心を開いて居てくれなければならない。
これが『精霊とデートしてデレさせ』なければならない理由である。
なぜこのような能力を持っているのかは現在でも明らかにされていない。



言ったでしょ。士道は一回くらい死んだって、すぐニューゲーム出来るって



更にもう一つの能力として驚異的な蘇生能力を持つが、後にこちらは封印した精霊の力を断片的に行使していたことが判明している。
この能力を自覚してからの士道は加速度的に強くなっていく。

ある意味チート能力だが、副作用として使うたびに激烈な反動に襲われるほか、封印した霊力が暴走した事もある。*3
また、この能力がある意味劇場版の事件の元凶。
暴走を克服してからは副作用もなくなった様子。


・灼爛殲鬼-カマエル-
琴里の持つ天使であり蘇生能力の正体。
焔が傷を灼いて致命傷すらも癒すが、その際の熱は凄まじい苦痛であり連続使用には精神が保たない。
ちなみにこれは天使行使による反動とは無関係。

・鏖殺公-サンダルフォン-
十香の持つ剣。
単純に高い破壊力を持ち士道のメインウェポンになっている。
反動を《灼爛殲鬼》で無理矢理打ち消して使用したことも。

・氷結傀儡-ザドキエル-
四糸乃が顕現させる天使の力。冷気の壁で反転した十香の攻撃すらも防ぐことが出来る。

・破軍歌姫-ガブリエル-
美九の顕現させる天使の力。歌声で各種サポート能力を発揮する。《灼爛殲鬼》の痛みを中和する事ができるので使う機会は割と多い。

・贋造魔女-ハニエル-
七罪の顕現させる天使の力。何にでも変身可能で、能力は落ちるが精霊の天使のコピーも可能。
士道は天使をそのまま使用可能なので一見天使のコピー効果は不要に思えるが、天使でさえあれば未封印の精霊のものでも行使可能という利点があったりする。




  • 瞬閃轟爆破
奥義!瞬閃轟爆破!
かつて、自室で練習していた技。つまりはまあ重篤の病時代の産物である。

………のだが、12巻で本当に使えるようになってしまった。
この時は霊力が暴走したためかと思われたが、後に普通に素面でも使っている。
当たり前だが精霊の持つ技ではないので、精霊の能力を全て把握しているラスボスに対しても刺さる。
アニメ3期で使用するものの、台詞のみだった。

◆各精霊との関わり
初めて士道が遭遇した*4精霊。
哀しげに世界を否定する姿に『彼女を救いたい』と強く思い、琴里から依頼された精霊の霊力封印に対する意欲を強めた。
ある意味士道の現在を作ったキーパーソン。
霊力封印以降は無邪気に自分を慕ってくる十香の世話を焼きつつ、微笑ましく見守っている。
士道にとって『初めて救えた精霊』であることからか、ほかの精霊より十香優先で行動することがある。
普段は行動が子供っぽいためにあまり女子として意識している様子はないが、
見た目は黒髪美少女のため、ハプニングなどで時折そのことを意識して赤面することもある。

ほかの精霊より少し幼く、人見知りではあるがおとなしく優しい性格の四糸乃は士道にとって癒しらしく、『俺の心のオアシス』と言ったこともある。
年齢もあって保護者的目線で四糸乃に接することが多く、小さい頃から妹と接していたこともあって四糸乃のお兄ちゃんポジションにいる。
四糸乃は異性として士道を意識していることもあるのだが、気付いている様子はない。
容姿も美少女ではあるが身体的にはまだ成長していないために照れることは少ない。
……ただ、例によってハプニングなどで肌が露出してしまって恥じらう四糸乃を見た時には背徳感も合間ってドキドキさせられることも。
よしのんとはノリの良い友達のような関係。よく軽口を言い合っているが、四糸乃が望むことを察せられない時に凄まれて気圧されることもある。

当初の立場は完全に敵だった。
しかし、目的のために共闘してくれたり、こちらに有益な情報を流してくれたりと、味方なのか敵なのか分からない状態になる。
士道は狂三も救いたいと願っており、狂三もそんな士道を気に入っている節はあるのだが、狂三には独自の目的があるため、霊力を封印される気はなかった……のだが、最終的には「生存の可能性を増やすため」と言って自分から封印された。
最終的な士道への好感度がどれだけだったのかは不明だが、少なくとも一回は一線を越えようとしている。
何気に士道との共通点がかなり多い。
短編『狂三スターフェスティバル』で自分と接し、自分に心を開いてくれた狂三(分身体)のことは未だ覚えており、『いつか彼女も救ってやる』と決めている。
そしてそれは、思わぬ形で回収されることになる。

愛する義妹。精霊だったということが発覚しても変わらず家族として愛しており、同時に《フラクシナス》司令官としての琴里を頼りにしている。
琴里からは異性として明確に好意を寄せられているが、長年義兄として彼女と接してきたためか、そういう対象として見ることは今のところほとんどない。
ただ、一緒に風呂に入った時には思った以上に成長していた肢体にドキドキした。
また、琴里からの好意には気付かないが、長年の付き合いもあってお互いの性格や好みは熟知しており、一番息が合っている。

初めて遭遇した双子の精霊。彼女らの勝負に巻き込まれた時は困惑していたが、
二人の真意を知ってからは『お互いに想い合っている家族が戦う』ことに対する反発から命懸けの説得を行い、彼女らを救った。
一応同年代だが、八舞姉妹は精神的に少し幼いところがあるため、双子の保護者的立場に立つことも。
なにかやらかした時には二人を怒り、一緒に謝りに行く。その姿はもはや二人のオカン。
二人からは好意を寄せられており、『共有財産として愛する』と明言されているのだが、
当の二人が自分たちだけでイチャイチャしているため、あまり意識している様子はない。

男性嫌いという強敵故に女装させられた元凶の精霊。
他人を道具のように扱う美九に憤り、霊力封印に意欲を燃やす。
美九の過去と本当の歌声を聞き、これまでの言動と照らし合わせて彼女の本心を見抜き、
本当の声で歌うならずっと美九のファンでいると言い、その後命懸けで彼女を護ったことで彼女にベタ惚れされた。
豊満なボディによる激しいスキンシップや求愛行動にタジタジになることはあるが、
性的な意味で過激な折紙よりはマシなので折紙のものよりもスキンシップに対するリアクションはおとなしめ。
未だに女装姿が忘れられないのか、ちょいちょい女装を要求されることも。

  • 七罪
妙齢の美女のはずが実際は根暗系美少女でした。
自身の本来の姿を見られた(と思い込まれた)せいで散々な目に会うが、何とか保護に成功する。
超ネガティブ思考を改善しようと色々努力するもその全てが空回りしていたが、自身の危機を助けて貰い、そのまま自分から封印された。
士道に好意があるのは他の精霊と同じだが、超ネガティブ思考なせいか関係が進展する様子はない。

  • 鳶一折紙
HENTAIのクラスメイト。当初は精霊と敵対する魔術師であったが、後に自分も精霊になる。
しかし自分も知らなかった事実を知り反転。文字通りの怪物と化したが歴史改変によりその事実がなかったことになり、精霊との直接の接点を持たない新しい折紙になる。この折紙はびっくりするくらい純情な普通の娘である。どうしてこうならなかった。
しかし改変前の折紙も残っており、精霊を察知するとそちらの人格が出てきて反転精霊となりSATSUGAIしにくるという面倒くさい状態になっていた。
この世界でもあることがきっかけで暴走を始めるが、改変前の折紙が表に出た状態で士道が説得した結果反転状態が解除されて封印された。
士道への好感度は最初からカンスト。ただし精霊として封印される前は「恋」ではなく「依存」と言ったほうが正しい。

  • 本条二亜
漫画家兼業の精霊。
身体年齢こそ周りの精霊と同一だが実は精神年齢は全精霊の中で一番年上。
薄い本売り捌き対決で引き分けに終わったことで彼女に認められるが、直後に敵の策に陥り反転する。
しかし士道が反転前の意識を復活させた事で、一部の能力を奪われたものの彼女を救う事に成功した。
士道に好意があるかどうかは不明だが彼をオモチャのように扱う節があり、折紙や美九の悪巧みに加担する事もしばしば。

  • 星宮六喰
謎ののじゃロリ精霊。
精霊の力で心を閉ざしていたが士道によりそれが解除され、一気に士道にデレる。
だが、行き過ぎて士道を独占したいと思うようになってしまい、六喰以外の全ての人物(精霊含む)から士道が忘れられるという悲劇に見舞われる。
その後士道がいなくなったと本能的に思ったせいで反転した十香と激闘になり、それが原因で士道に重傷を追わせてしまい、その結果反転しかける。
だが六喰の本心を見抜き、さらに自身の能力で驚異的な復活を果たした士道の必死の説得の甲斐あって封印に成功し彼女を救済。反転した十香も元に戻った。
士道に好意があるが、六喰が欲しかったのは恋人ではなく家族なので積極的なアプローチをする事はない。


◆余談
ちなみに中学生の頃は重篤な病に罹っていた時期があり、
ポエムを書いたりオリジナルキャラの設定資料を作成したりギターを「コイツ」と呼んで自作の歌を演奏したりしていた。
本人にとっては封印したい過去だが、いくつかは任務を失敗した罰ゲームとして暴露されてしまう*5

琴里ほどではないものの割とシスコンであり、チャラ男の彼氏がいると言う想像をした時は殺意剥き出しでブチ切れている。
少なくとも殿町に渡す気はさらさら無い模様。




追記・修正は項目をデートしてデレさせてからお願いします。

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最終更新:2024年03月27日 23:01

*1 というか、一票入っただけである

*2 しかも全員美少女

*3 PS3ソフト『凛祢ユートピア』ではこれが原因で一度死亡している。

*4 厳密には二回目

*5 士道が作者であることは伏せられている