邪電戦隊ネジレンジャー(電磁戦隊メガレンジャー)

登録日:2014/06/02 Mon 13:40:06
更新日:2023/03/24 Fri 15:23:22
所要時間:約 6 分で読めます






次のお話は…

(人々の悲鳴)

偽物野郎!俺達の格好で悪さするなんて…
許さねぇ!

待て、マズイぞ!
久保田博士が手掛かりを探しに1人で…

何!?

うわぁぁぁぁぁっ!!

我ら5人、貴様らを地獄の果てまで追いつめてみせる。
フフフフフフ……!

電磁戦隊メガレンジャー!

戦慄!
ネジレジアの凶悪戦隊






そこまでだな、メガレンジャー。

メガレッド「お前ら、一体…!?」

貴様らを、地獄に送ってやる!


ネジレッド!

ネジブラック!

ネジブルー!

ネジイエロー!

ネジピンク!


邪電戦隊!

ネジレンャー!!



邪電戦隊ネジレンジャーとは、特撮テレビドラマ『電磁戦隊メガレンジャー』に登場する敵キャラ5名の総称。


【概要】

第38話「戦慄!ネジレジアの凶悪戦隊」で初登場した、邪電王国ネジレジアの戦隊。
Dr.ヒネラーがかつて研究していた強化スーツ理論を元に製作された。

装着者自身の肉体が強化改造される性能を有しており、非常に強力な戦闘力を持っている。
開発の発端となったのは「メガレンジャーに勝利することで、自ら(ヒネラー)の理論が久保田衛吉博士のそれを上回っていることを証明したい」というものであった。

銀河戦隊ギンガマン花のくノ一組暴走戦隊ゾクレンジャーに続く「悪の戦隊」である。
ただし彼らは一話限りのゲストではなく、登場から終盤まで長きに渡りメガレンジャーを苦しめ続けたガチの強敵である。

デザインは阿部統が担当。アメコミ作品『スポーン』のようなダークヒーローを意識したものとなっている。
ちなみにコウモリの羽がモチーフの頭部の羽根飾りの形状は『超光戦士シャンゼリオン』に似たため修正された他、
女性側にはスカートをつけることも検討されていた。


【能力】

戦闘力はメガレンジャーを大幅に上回り、巨大化ウイルスを使わなくても自力で巨大化が可能とあらゆる面に優れる。
メガレンジャーの身体的特徴、音声から彼らの正体を割り出す作戦を立案するなど、戦略力も高い。明らかに怪しい風貌で街に出ていたが

初戦では偽メガレンジャーの姿*1で人々を襲い、駆け付けた本物のメガレンジャーと交戦。
正体を明かした後も圧倒的な戦闘力で優位に立ち、メガレンジャーを敗北寸前にまで追い込んだ。

基本的に同じ色のメガレンジャーをライバル視するようにプログラムされており、その性質を逆手に取られて敗北することもあった。
5人とも頭部のマスクが弱点だが、彼らの最大の欠点はチームワークの劣悪さ。
最初こそはチームワークを見せていたが、次第にメンバー間の足の引っ張り合いや独断専行、命令無視、仲間割れを行うようになっていった。
ようやく最初の頃のようにチームワークを見せるようになったのは、5人中2名が戦死してからである。

必殺技は球体状のネジレエネルギーを両手から放出する、気力ボンバー邪電エネルギーアタック




【メンバー】

ネジレッド


メガレッド!お前達の正体を暴くのに作戦などいらない!俺がこの手で倒してみせる!

CV:舟津俊雄 / 人間態:残間洋

ネジレンジャーの切り込み隊長。好戦的で正々堂々とした勝負を好んでいる。
状のネジセイバーが武器でこれはビームを弾き返したり地面に突き立て相手目がけて火花を発生させることが可能。
その他に目や左腕から光線を発射することも出来る。

第43話で自分達が捨て駒であると知った際、ヒネラーに永遠の命を与えるよう詰め寄るが、逆に洗脳されてしまった。


ネジブラック


ネジレッド、抜け駆けは止めろ!“Dr.ヒネラーの命令は絶対”と言ったのはお前の方だぞ!

CV:安井邦彦 / 人間態:朝山恭行

冷静沈着なリーダー格でパワー戦を得意とする。刺又状のネジロッドが武器。
作戦の立案を担当しており、人間に化けてメガレンジャーの正体を探ることを画策した。
また、メインカラーが黒である都合か、彼のみ首元のパーツのカラーが金色(他の4人は白)になっている。


ネジブルー


残念だったねぇ、メガブルー。折角作戦考えてきたのに。
でももう少しマシな事は思い付かなかったか?単純すぎて笑っちゃうよ!

CV:山田義暒(現:山田義晴)

子供っぽい残忍な戦闘狂。両刃の状のネジトマホークが武器。
メガブルーに執着してメガブルーとの死闘を望むが、戦闘中のネジレンジャーは対応する色をつけ狙う点を突かれ、全員の色を青にする打開策によって執着心が暴走。
更にネジシルバーの乱入が引き金となってメガブルーを自分だけが倒したいあまり半狂乱で仲間に攻撃する醜態を見せて他のメンバーに見限られて孤立・劣勢となり、最終的にはネジレンジャーの中で2番目に倒された。
第41話の次回予告も担当。「メガブルー、次回はお前が死んじゃうんだ。楽しみだよ!」とサディスティックにネジトマホークを構えていた。
翌週で盛大なブーメランが突き刺さったともいえる。


ネジイエロー


言ったでしょ!?実力というのはパワーだけで決まるんじゃないのよ!頭を使いなさい。

CV:勝生真沙子 / 人間態:大島優子(第40話)、西田ももこ(第42話)

嗜虐心とプライドが強い上から目線の女王様タイプ。スリングショット状のネジスリングが武器。
冷静な性格で前線に出るより頭を使った作戦を得意とする狡猾な策謀家だが、熱くなるとネジピンク程ではないとはいえ、先走ってしまう傾向にある。
そのネジピンクのことは自分より頭脳面で劣ることから、「お馬鹿さん」と呼んで露骨に見下している。
人間態は幼い少女と大人の女性を使い分ける。
第43話ではメガレンジャーにわざとメガボイジャーを奪還させた後、密かに取り憑き、一体化して操った。


ネジピンク


ネジイエロー!お前の“実力”とはどさくさに紛れて泥棒猫のように獲物を掠め取る事か?

CV:山崎依里奈

射撃の腕に優れ、女性言葉を使わない直情的な性格。悪く言えば脳筋。
状のネジアローが武器で両腕から光線を発射することも可能。
脳筋な性格故に策を弄するタイプのネジイエローとは犬猿の仲で、後先考えない行動が目立ち、メガイエローの脱走を許したりと詰めの甘さが目立つ。
ネジレンジャーの中で最初に倒された。


ネジシルバー


メガレンジャー!今日から私がお前達の最強の敵だ!

CV:金井茂

唐突に登場した6人目のネジレンジャー。
その存在を知らされていなかったネジレンジャーは驚愕し、久保田博士を戦慄させた。
メガシルバーの武器であるシルバーブレイザーに似た武器を持つ。
実はネジブルーを追い詰めるために早川裕作が偽装、変身した偽者のネジレンジャー。
例によって久保田博士に内緒で作っていたため、裕作は後でこっぴどく叱られた。
ぶっちゃけ、名乗り文句の時点でその正体に薄々気付いた方もいるだろう。

以下、ネタバレ注意


























初登場時からネジレンジャーが戦う度にネジレジアの支配者であるジャビウスI世が苦しみだし、後一歩という所でメガレンジャーを倒せる所まで行きながら、
Dr.ヒネラーの判断で何度も強制的に撤退させられる様子が描かれてきた。

そして第39話と第41話~第43話にかけてヒネラーの口からネジレンジャーに関する真実が徐々に明らかになっていく。

ネジレンジャーの正体とはジャビウスI世の細胞から造り出された存在。
ジャビウス自身のエネルギーがネジレンジャーの力の源になっており、ネジレンジャーが戦えば戦うほどジャビウスは衰弱していき、ジャビウスが生命エネルギーを消費し尽くして滅びれば、ネジレンジャー達もまたエネルギー源を失い、同時に滅び去ってしまう。
しかしヒネラー側も、一歩誤ってジャビウスに真相を見破られれば即座に抹殺されるという綱渡りで計画を進めており、度重なるネジレンジャーへの帰還命令は、ジャビウスにネジレンジャーの真実を悟らせないための工作であった。

詰まる所、ネジレンジャーは対メガレンジャー用の切り札であると共に、Dr.ヒネラーがジャビウスを謀殺し、ネジレジアの新たな支配者となるべく生み出された使い捨ての駒同然の存在というのが真相であった。








以下、怪人態・その後の顛末のネタバレ注意!!









ネジジェラス


倒してやる…。貴様ら全員、この私が!

第40話で登場。ネジピンクの正体であるサイコネジラー。
肩に球根を持った巨大な花の怪人であり、口から火炎やガスを吐き、触手を操って攻撃する。
メガボイジャーを相手に逆転するも、メガウインガーを囮にした作戦でフルパワーのボイジャースパルタンを受け、敗れた。


ネジビザール


メガブルー…!お前は絶対倒す!

第41話で登場。ネジブルーの正体であるサイコネジラー。
14年後のスゴーミンにも似た氷の体を持つ。
メガボイジャーを口から吐く冷気で凍結させたが、エンジンの出力を上げて温度を上昇させられ、それで生じたエネルギーを使ったボイジャーパルサーで大ダメージを受ける。
最期はウイングメガボイジャーのウインガースパルタンを受けて敗北。


ネジヴァルガー


メガレンジャー、悪足搔きはよせ!

第42・第43話で登場。ネジブラックの正体であるサイコネジラー。
岩石の体を持ち、パワーに秀でている。
第42話で右腕の触手で強奪したメガボイジャーを囮にメガレンジャーをおびき寄せる一方、ボイジャーにはネジイエローを忍ばせてコントロールを奪い、
他のメカに襲い掛かり、両目からの光線で手鎖を作り出し、動きを封じる。
しかしネジイエローはボイジャーから追い出され、さらにヒネラーに洗脳されたネジレッドの洗脳を受けてしまった。
最期はファントム&ソフィアと共にメガレンジャーの3大ロボに敗れる。


ネジソフィア


私達に勝てると思っているの!?

第42・第43話で登場。ネジイエローの正体であるサイコネジラー。
その姿は蜘蛛をモチーフとしており、『電磁戦隊メガレンジャー超全集』によれば「全身に流れる猛毒を用いる」とされるが、劇中未使用。
ネジファントム、ネジヴァルガーと共に巨大化し、メガボイジャーの強奪に成功。

囮として仕掛けたメガボイジャーに侵入し、コントロールを奪うことでメガレンジャーたちを追い詰めるが、
暴走したネジファントムの攻撃を受けてボイジャーから追い出され、さらにファントムの洗脳によってメガレンジャーを倒すだけの戦闘マシーンと化す。
最期はファントム&ヴァルガーと共にメガレンジャーの3大ロボに敗れる。


ネジファントム


俺達と共に地獄に落ちろ!

お前達を…お前達を倒す為に、俺達は生まれてきたんだァ…!!

第42・第43話で登場。ネジレッドの正体であるサイコネジラー。
炎の体を持ち、ネジレッドの時と同様にネジセイバーを使い、左腕から光線を発射する。
ヴァルガー、ソフィアと共に巨大化するも、ギャラクシーメガ&デルタメガ&メガボイジャーに敗北。
……と思いきや、敗れたと見せかけて不意打ちでボイジャーの強奪に成功した。
しかし、自分達が単なる捨て駒であることを知ってしまい絶望。ヒネラーに永遠の命を要求するも、「ネジレジアこそが全て」と洗脳されてしまう。

その後はメガレッドに一騎打ちを挑む一方、挙動を不審に思ったネジブラックとイエローにも洗脳を伝染させてメガレンジャーと戦わせた。
巨大化後は3人のエネルギーを集めて攻撃を仕掛けたが、メガレンジャーの3大メカのフォーメーションによるトリプルメガスパルタンを撃たれて敗北した。



命を懸けて、項目を追記・修正する!

それがWiki篭りの使命!

それがWiki篭りの誇り!

























メガレンジャー、今度はお前達が地獄に落ちる番だ!


彼らは5人とも肉体は滅びたものの、魂だけはさまよい続けていた。

第48話にて、ヒネラーの目的はジャビウスハートの力で人類をカードに変換し、データとして管理、思いのままに作り変えることだと判明。後のダイスオーである。
この「物質とデータを変換する点」を利用し、彼らは装置に入り込んで再び肉体を取り戻したのであった。

その後はヒネラーを退け、ユガンデに致命傷を負わせた。
「メガレンジャーは俺たちの獲物だ!」

目的はもちろん、メガレンジャーの打倒。
ヒネラーの策によりシルバーを除くメガレンジャーの全員がデータカード化されていたが、メガレンジャーを自分達の手で倒すべく、彼らの肉体をわざわざ元に戻した

その後は激戦の末、ドリルスナイパーカスタムとマルチアタックライフルを受け、等身大のまま各々の正体を現す。


お前達を殺すまで…死にはしない!!


メガレンジャーは苦戦を強いられたが、裕作の提案によりネジレンジャーをジャビウスハートの装置まで誘導し、動きを抑えている間に裕作が装置を起動させた。
ネジファントムは触手を絡めてメガレンジャーも道連れにしようと試みるも、メガトマホークで触手を叩き切られ失敗、彼らは全員データカードと化した。

その直後、裕作が仕掛けた時限爆弾が作動。最期はジャビウスハート諸共ヒネラーシティの自爆に巻き込まれ、今度こそ葬られたのであった。


しかし、メガレンジャーたちは変身前の姿として復活したため、ネジレンジャーたちに正体を知られてしまう。
それだけならまだしも、変身し直す所を不幸にもヒネラーに目撃されてしまった事で、メガレンジャー達は更なる窮地に追いやられる事となる……。



項目を追記・修正するまで…死にはしない!!

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最終更新:2023年03月24日 15:23

*1 胸のカラーリングが紫一色になっているのが本物との違い。