サンフレッチェ広島

登録日:2014/5/31 (土曜日) 16:21:00
更新日:2023/10/21 Sat 13:38:18
所要時間:約 23 分で読めます




ルヴァンカップ、取ったよ!工藤ちゃん!(´;ω;`)




サンフレッチェ広島 は、広島県広島市に本拠地を置くJリーグのクラブである。
Jリーグ発足時から参加している「 オリジナル10 」の一つで、チームカラーは
名前の由来は、地元の武将である毛利元就の「三本の矢」の逸話から(「フレッチェ」はイタリア語で「矢」という意味)。略して「サンフレ」とも呼ばれる。
ドメサカ板等での略称は「広島」または「熊」。マスコットキャラのサンチェ・フレッチェがクマであるため。ナスは違うかんな。
最近の成績では、2012年・2013年・2015年のJ1優勝、2022年ルヴァン杯優勝、2013・2014・2016ゼロックス杯優勝、2013・2022天皇杯と2014ナビスコ杯で準優勝しており、かつての弱小ぶりが嘘のように強いチームとなっている。

公式サイトは こちら 。トップ画像はたまに二度見するレベルでネタに走りますが仕様です。

獲得タイトルは以下のとおり。※前身のマツダサッカー部の成績は含まない。

J1優勝:3回(2012,2013,2015)
J2優勝:1回(2008)
前期優勝:1回(1994)
後期優勝:1回(2015)
ルヴァンカップ:1回(2022)←New!!
ゼロックス杯:4回(2008,2013,2014,2016)
トヨタプレミアカップ:1回(2017)


<歴史>
広島は戦前から学生・実業団ともサッカーが盛んな地域で、母体となった東洋工業蹴球部(後のマツダサッカー部)が誕生したのは1938年。
戦後は全国有数の強豪となり、銅メダルを獲得したメキシコ五輪にも、松本育夫ら3人の代表を送り込むなど、有力選手も数多く在籍した。

Jリーグ発足準備時にマツダサッカー部にも参加の要請があったものの、当のマツダが財政的理由で辞退……しかけるが、県サッカー協会や地元関係者・市民などから参加要望運動があり、結果的に参加が決定しオリジナル10では最西のクラブとしてJ開幕を迎えることとなった。
因みに西日本では天皇杯制覇を成し遂げた名門であった新日鉄サッカー部にも声がかかったが、親会社の財政難、プロリーグへの懐疑的な見方、さらに地元がいまいち盛り上がらなかったので結局お流れとなった。
クラブのJリーグ初ゴールはブンデスリーガ帰りで現・川崎F監督の風間八宏。これはJリーグにおける日本人初得点である。

J初期のサンフレは「いい選手が揃っているのに、どういうわけか勝負弱くて負けが多い」というような評が多く、実際のところかなり低迷していた。
94年サントリーシリーズを取ったぐらいしかタイトルはなく(チャンピオンシップで敗退)、天皇杯で決勝進出はあったものの全て準優勝。
監督もわりと頻繁に変わるなど、初期はあまりパッとしないクラブだったといえる。

メインスポンサーのマツダが経営危機となり、その余波でサンフレ自体も同様の状態に陥る。
結局メインスポンサーは広島本社の家電量販店デオデオ(現エディオン)に変わることになり、若手が活躍するなど明るいニュースもちらほらあったものの外国人監督の迷走などで大混乱、ついに2002年にはJ2へと降格してしまう。なお前後期を含み優勝を経験したクラブの降格は史上初。
J2では徹底的守備戦術を敷かれそこそこ苦戦するも1年で昇格。復帰したJ1では……どうにも、これといって華々しい成績を残せず、2007年に入れ替え戦に敗れ、再びJ2降格。

そして、熊害がはじまった……!!

2度目のJ2となった2008年、ほとんど戦力的にそのままだった広島は文字通り大暴れ!
出合い頭に斧で首を刎ねるがごとく、J2クラブを次から次へ倒しまくり一度も首位を譲らず、なんと9月には早くも昇格決定するという恐るべき独走でブッチギリの優勝。
ちなみに こんなかんじ 。すごいな甲府、どうやったんだ?
44試合で勝ち点100得点99とかいうゲームのような成績(2位の山形が勝ち点78)、J2クラブサポから「お前らもうJ2くんなや……(白目)」と見送られることになった。

その後はJ1復帰即4位など、たまにいい成績もあったもののタイトルには縁がなかったが、監督がクラブ設立時メンバーでドーハの悲劇経験者である森保一に代わった2012年、ベガルタ仙台とのほぼマッチレースを制しついにJ1初優勝、オリ10で唯一だった3大タイトル無冠を脱出することとなった。アイシテル新潟

ここ数年は毎年のようにどこぞのお金持ちに有力選手を引き抜かれるが、2012年シーズンオフも主力の森脇を持って行かれ、サポーターが荒れ気味だったところへ新社長が降臨あそばされた。
それでは ご尊顔をご覧ください

……突っ込んだら負けである。
ちなみに開成高→東大→ニューヨーク大学経営大学院→野村総研→クレディ・スイス→サンフレッチェ、というなんともすごい経歴のエリート社長。


前年度優勝チームとして迎えた2013年も、抜かれた森脇の代わりを務めた塩谷が活躍し堅守を維持、好調ながら夏場に疲れが見え勝ちが遠のいたところで、社長が 緊急記者会見を開く …ん?
なんだなんだとわらわら寄ってきた報道陣に発表されたのが、 新キャラクター「こやのん」誕生のお知らせ
何度でも言うが前年、日本のトップリーグを制している由緒あるクラブのエリート社長である。もうノリノリすぎて笑いしか出ない。さらに キーホルダー300個が26分で完売 して、しかもそこから連勝しだすという…本当に何かかぶっゴホッゲホッ持っている社長である。


2013年シーズン終盤、残り2節で横浜F・マリノスは1勝すれば優勝、サンフレッチェは負けた時点で優勝が消える状態だったがしぶとく勝ち、横浜は新潟に敗れて最終戦へもつれ込む。今年もアイシテル新潟

運命の最終戦数日前、何を考えたのか広島市長が「2位でいい」 などと意味不明な供述 をしたのがフラグ……はないと思うが(フルボッコにされました)、半端ないってさんを擁する苦手の鹿島にアウェイで完勝。そして何と川崎が横浜F・マリノスに勝ち、大逆転でJ1史上4チーム目の連覇を達成した。川崎さんありがとう(´;ω;`)

2014年シーズンはJ1賞金圏内こそ逃したものの、11連戦しながら戦ったACLで初の決勝トーナメント進出。
グループリーグではその後ACL準決勝に勝ち上がるFCソウルに1勝1分けと勝ち越している。
決勝ラウンド16で小野伸二のいるウェスタン・シドニー・ワンダラーズと2戦してスコアはタイ。
惜しくもアウェーゴール数で敗退したが、その後ワンダラーズが勝ちあがりFCソウルとの準決勝を制し東地区優勝、そして決勝でサウジのアル・ヒラルを破りACL優勝したことを考えると大健闘ではないだろうか。
国内ではナビスコカップで久々に決勝進出するもガンバ大阪に敗退、天皇杯でも(その後優勝し国内3冠を勝ち取る)ガンバに敗れており、トーナメントでの敗退は優勝するクラブ相手のみであった。
特筆すべきは3年連続となったフェアプレー賞。 2012年 2013年 も圧倒的ポイント差で獲得しているが、 2014年 は2位の仙台が9ポイント、何とサンフレッチェはマイナス19ポイント。文字通りぶっちぎりである。マツダ時代からフェアプレーをモットーとしている結果であろう。

2015年は石原・高萩と二人もレギュラーシャドーが抜けてしまい超絶大苦戦が予想されたが、
徳島からレンタルで獲得したドウグラスが大覚醒、昨年はボランチ起用だった柴崎がシャドーで獅子奮迅の働きを見せ、
怪我人が出ると代役が大活躍するなど蓋を開けてみたらまさかまさかの快進撃!
寿人J通算200ゴール達成、同じく寿人J1通算最多得点タイ記録、サンフレJ1通算1000ゴール(千葉)、J1通算300勝達成、
通算勝数が負数をやっと上回る等と節目記録も大量発生。こっそりJ1通算300敗1番乗りも達成してしまったが…(シーズン中に清水に敗数は抜かれた)
1stステージ優勝こそ逃したものの、リーグ戦終わってみればリーグ最多得点・最少失点で年間勝ち点首位&2ndステージ優勝!
20年ぶりにチャンピオンシップ決勝へ進出し、準決勝を勝ち抜いた強敵ガンバ大阪を破りついに3度目の優勝を成し遂げた。
尚、フェアプレー賞はまたもやブッチギリで4年連続獲得。
開催国枠により出場したクラブワールドカップでは初戦でいきなり怪我人が続出し大ピンチに陥るものの、控え選手がまたもや大活躍!
オークランド・シティー(オセアニア代表)TPマゼンベ(アフリカ代表)を見事撃破し準決勝進出、リーベルプレート(南米代表)に惜敗したものの
3位決定戦で交代出場したドウグラスの2ゴールにより広州恒大(アジア代表)に見事逆転勝ち、クラブワールドカップ3位に輝いた。

2016年はシーズン初戦のゼロックスカップを快勝で獲得。残念ながらドウグラスは残留できなかった。
前半戦は快調だったものの怪我人が相次ぐ等して第1Sは4位とまずまず、第2Sは浅野の移籍離脱もありなかなかいいところがなく10位と失速。
年間順位では6位と、昨年に比較すればイマイチなものの、この年で廃止となるCSを勝ち上がりCWCで2位に躍進した鹿島アントラーズとは
地味に勝ち点では殆ど離れていないところまでは食いついていた。
チームとしてはまたもや高円宮杯フェアプレー賞をブッチギリで獲得(5年連続6回目)
個人タイトルでは、点取り屋ピーター・ウタカが得点を量産し寿人以来となる得点王を獲得。
レンタルにも何人か出したものの、新加入の宮吉や途中加入した野上とロペスが即フィット。希望も持てるシーズンとなった。

だがどうしたことか。2017年は勝てない。とにかく勝てなかった。森保一監督は責任を取って辞任し、ヤン・ヨンソン監督が就任。最終的にJ2降格は免れたものの、選手にとってもファンにとっても良いシーズンではなかった。
来シーズンに期待しよう。


ちなみにカップ戦の戦績としては2013・2014・2016のゼロックスカップは優勝しているが、
ナビスコカップでは2010・2014と決勝進出、天皇杯では1995・1996・1999・2007・2013と決勝進出しているが全て準優勝止まり。
何とトーナメントの決勝戦7連敗中である。準優勝でも賞金はあるし立派な成績ではあるが……なんというシルバーコレクターぶりであろうか。

……で、2022年は天皇杯とルヴァンカップ両方で決勝進出。
先に行われた天皇杯決勝では、マツダ時代以来ン十年ぶりに決勝で得点できたものの、PK戦にまでもつれ込み準優勝。
1週間後のルヴァンカップ決勝も先制されまたダメか、と思いきや、何とアディショナルタイムだけでキプロス代表ピエロス・ソティリウが2ゴールを決め大逆転初優勝!
前日に急逝した、かつて在籍した工藤壮人選手に捧げる優勝に選手も、スタッフも、ファミリーもみんな涙した。

天皇杯では今治FC他にジャイアントキリングを食らったことがあり、当時の今治のロゴだったバリイさんをみると頭痛がする熊サポもいるとか何とか。
(まあ、天皇杯でのジャイキリはうら(ピー)とかおおみ(ドーン)とかもされていて、下位カテゴリでも選手の揃ってる日本では割とありえる話)


<特徴>
ここまで歴史を駆け足で述べてきたが、クラブの特徴も駆け足で紹介しておこう。

  • 優秀な指導者を数多く輩出しており、他チームにも広島出身の監督やスタッフが多い。
  • 育成組織が優秀でユースやジュニアユースもしっかりしており、強い。ユース出身選手も多く活躍中。
  • ホームスタジアム(Eスタ)がえらい遠い。新スタジアムをさっさと立ててくださいマジで→建設中、2024シーズン運用開始予定
  • 地元同士ということからか、広島東洋カープと仲がいい。監督同士(野村監督と森保監督のこと)が家族ぐるみで付き合いがありよくフットサルをやっている。そもそも広島においては「広島の代表」であるチームをスポーツの種目にかかわらず応援しようという気風が強く、客や人気の取り合いにはならずむしろ協力的・友好的ですらある。サポがハーフタイムにカープの試合経過をチェックするのもごく日常的な光景。
  • どういうわけかJクラブのある地名姓の選手を取る傾向がある(2016年シーズン在籍:千葉・清水・柏・川崎
 ※松本くんの入団が内定しました

……全て書いているときりがないが、オリジナル10の中でも遠い広島で20年以上よく頑張っているクラブだと(いちサポーター目線ではあるが)思わざるをえない。
関東のクラブとは試合以前に移動の違いがかなり大きいし、アウェイ来場者も減るので収入面も大変。選手もオファーしてもそう簡単には来てくれない。
でも少ない中でどうやって結果を出せるかとても工夫しているし、地域密着という面ではとても健闘していて、カープの人気にはさすがに及ばないが、県内市内あちこちに応援フラッグが立っている。
「育成といえばサンフレ」と言われるぐらいに本当に育成は手塩にかけてやっていて、ユース出身選手がたくさんいる状態で優勝という結果が出せたのは素晴らしいこと。
選手獲得も(少ない予算だけど)それなりにしているし、見習えとまで偉そうなことは言えないが、安易に選手を買い集めることだけ考えているクラブにはぜひ参考にしていただきたい。赤いとこだけじゃないよ。


<所属選手と背番号>

  • 柏好文 18
ラーラララララララー かーしわよしふみー ラーララララララー かしわーよーしーふーみー♪
甲府からやってきたサイドのスピードスターその2。通称かっしーまたはカシッチ。
右サイド左サイドどちらも行けるうえ、スピードに乗った時の突破は迫力満点。
劇場(後述)でも大活躍してくれるいい男。
コラボグルメに熱心で、「かしわもちふみ」と「かしわめしふみ」が発売されました(しかも「かしわめしふみ」は柏レイソル戦)。

  • 青山敏弘 6
おお青山敏弘♪ 戦う男 広島の♪ おお青山敏弘♪ ラララララーララー♪
ブラジルW杯日本代表に選出された、現キャプテン。3児の父で持ちネタは一本締め。
必殺ロングフィード&中距離ミドルの精度と威力がエグい。
2015年シーズンMVPと年間ベストゴールも獲得した。
ファンサービス用のペンが切れたらハグしてくれる優しいナイスガイ。
サンフレ名物練習場での熱心なファンサービスでも、一番サポーターと話してくれるのはアオちゃんです。
元フィギュアスケート選手の高橋大輔とは幼稚園~中学校が同じ幼なじみである。


  • 林卓人 1
はーやーしーたーくとー♪ はーやーしーたーくとー♪ オオオオー♪ オオオオー♪
10年ぶりにサンフレへ帰ってきた守護神。仙台時代のチャントは「卓人ボンバイエ」だったそうな。
代表招集歴もちょいちょい(U-20~U-23はほぼずっとだった)あり、実際に代表クラスの能力もあるが
同じような世代に優秀なGKが多数いるためか、もったいないが残念ながらA代表出場には恵まれていない。
「あんまり横から撮るな」とは本人の談。
2014年開幕戦出場で2008年5月からのJリーグ連続出場記録を更新(319試合)。負傷で第18節を欠場したため、335試合という記録となった。
ちなみに、水本の連続フルタイムと同じく、更新されるまでのJリーグ記録保持者も服部公太が保持していた318試合だった。


  • 野津田岳人 24→17→7
オーレーオレオレオレー♪ ガクトー ガクトー♪
※2016/4/1~2017/1/31、アルビレックス新潟へレンタル決定。新潟で鍛えて帰っておいで!
※※2017年シーズンは、広島出身の小林監督のいる清水エスパルスへ再びレンタルが決定した。
※※※2019年に広島復帰したが、2021年、ヴァンフォーレ甲府へレンタル移籍した後、2022年に復帰!
サンフレッチェユースの傑作と称される司令塔候補。和製中田とも。左足の無回転高速ミドルはエグい軌道で飛んでいく。
(小声)実は小学生の時に、学校にイベントで来た佐藤寿人の飲んだ牛乳パックを持って帰った人※実話です
マスコットのフレッチェを巡り、サンチェと小芝居激しい闘いを繰り広げている※公式です
チャントが憧れの選手だった森崎浩司と同じで、すごく嬉しかったそうな。

  • 柴崎晃誠 30
しーばーさーきー♪しーばーさーきー♪柴崎晃誠ラーララ~♪
長崎の名門国見から国士舘大を経て東京V・川崎F・徳島と渡り歩いた流浪の職人。代表選出歴もあるテクニシャン。
2014年に加入しボランチの定位置争いに加わったかと思いきや、2015年は何と一列上がったシャドーで大活躍!
セットプレーキッカーも努め、奇しくも同じ徳島昇格の立役者ドウグラスとともに2015シーズン優勝に貢献した。


  • 塩谷司 33(2013年~2017年)3(2021~)
たーのーむーぞ♪ 塩谷♪ 俺達の塩谷司♪
水戸からやってきたやたらと得点能力の高いDF。守備能力も高いが前で使いたくもなる。
広島で嫁さんをゲットし、結婚発表した試合で反動蹴速迅砲を決めてみせた。
ついに日本代表にも選出され、水戸サポーターとの約束を果たした。
2016年リオオリンピックにオーバーエージ枠で選出された。
2017年にアル・アインに移籍が決定。海外でも頑張れ!
2021年10月、なんとサンフレへ復帰、2022年躍進の立役者となった。

<元所属選手と背番号、所属年>
  • 佐藤寿人 11 2005年~2016年
さとうひーさとーラララララーラー さとうひーさとーラララララーラー さとうひーさとーララーラーララーラー♪
12年連続2ケタ得点を達成したエース。2012年得点王。ジェフに双子の兄がいる。
カードを出されることが本当の本当に滅多になく(2015年2nd第16節で実に6年ぶりにイエロー)、フェアプレー個人賞も3度受賞。
更に2014年にナビスコ杯歴代得点ランク単独トップも果たしている。

持ち前の素早さに加え相手の動きや癖を研究し尽くす情報収集力で、DFの視界から消える動きは見事の一言。 
たまにとんでもないゴラッソも決め、大体年間のベストゴールTOP10に入っている。(ちなみに2013の一位も佐藤)
彼が前線にいるだけで相手のライン上げの大きな抑制になりMFが有効に動けるスペースが空く。

日本人男子選手としては史上初、 このゴール が2014年FIFAプスカシュ賞(いわゆる、世界のベストゴール賞)候補にノミネートされた。
この時点で世界のベストゴールTOP10入りであり、世界の名だたる選手と肩を並べる栄誉である。
この結果を踏まえた上で2014年の日本のベストゴールTOP10の行方が気になるところ。→選ばれなかった模様…うん、知ってた。

ちなみに広島のお国柄、広島東洋カープとの親交が深く、ズムスタどころか二軍の由宇球場(ド僻地)にも足を運んでいる。
なんとズムスタで流れる2014年のカープの応援歌に 佐藤も参加している。

全チーム中で2015年シーズンJ初となるゴール(開始11分)を決めた2015シーズン、
2015年6月27日の山形戦で、J1通算150ゴール&J1J2通算200ゴールを達成!
ちなみに同試合でハットトリック('26・'28・'35)を達成。10分以内にハットトリックって・・・

2015年リーグ最終節で、ゴン中山の記録に並ぶJ1通算最多157得点を記録!

2017年よりJ2へ降格した名古屋グランパスへの移籍が発表された。
広島の街もチームも完全に馴染んでいて、本人も相当悩んだようだが・・・出場機会を欲してという本人の希望を汲む形となった。
記録に残らない部分でもとんでもなく貢献してくれた選手であることは間違いなく、現役でありながらレジェンド。
サポーターもスタッフも涙ながらの別れとなり、チームメイトからもサプライズお別れ会が催されたりと惜しまれた。
宣言通り必ずまた広島へ帰ってくることを期待しよう。

  • 森崎浩司 7 2000年~2016年
オーレーオレオレオレー♪ 浩司ー 浩司ー♪
森崎ツインズの弟・森崎浩司は2016年シーズン限りでの引退を表明。サンフレ一筋17年、お疲れ様でした。
こちらも高校年代からアンダー代表に選ばれアテネオリンピックにも出場、オーバートレーニング等で連続出場は難しくなったが
左足からの切れ味鋭いセットプレーは未だ健在、惜しまれつつの引退となった。
ホーム最終戦で超久々の先発、後半開始直後までの短い時間ではあったが何と前半33分、慣れ親しんだEスタ惜別ゴール!
2万人超え大入りのスタンドが涙声混じりの大歓声に包まれた。
2017年からはサンフレッチェ広島アンバサダーとして、クラブの広報活動の顔となる。

  • 森崎和幸 8
俺達の 和幸 俺達の 誇りー♪
Jリーグ初の双子在籍選手、森崎ツインズ。ユース出身。
弟・浩司が引退したため同時に見る機会は減ったが、背番号がないと見分けるのは非常に難しい。
久保竜彦は未だにわからない、らしい・・・ちなみに兄は右利き、弟は左利き。
トップに上がった同じ年は、何気に佐藤ツインズもジェフでトップ昇格してたりする。

兄・森崎和幸が(現在は)ボランチまたはセンターバックの位置で活躍している。
中盤での対人の先読みディフェンスに定評があり、地味ではあるが試合を安定させる職人である。
2018年シーズンもって引退、現在はクラブ・リレーション・マネージャー(CRM)として広報関係に顔をだすことが多い。


  • 千葉和彦(元・独神) 5
アレアレオ千葉和彦ー♪ 立ちはだかれ!アジアの壁!俺達の千葉和彦ー♪
センターバックながらいいところで点も取ってくれる、サンフレ劇場元支配人。
実は国内で声がかからず、知人を頼ってオランダへ渡り2部のアマチュア契約から主力に上り詰めた苦労人。
スタメンでは唯一独身というケースが多く、「独神」の称号をゲットしていた
…が、
 2014年11月11日、ついに結婚し独神返上!おめでとう千葉ちゃん!!
2015年4月26日、サンフレッチェJ1通算1000得点をゲットしたのもなんと千葉ちゃん。
奥様が前節達成した250試合出場で花束贈呈に来られている試合だったりした。やはり美味しいネタは逃さない仕事人である。

2016年シーズン終盤、主力バリバリ活躍注意ドーピング検査結果が陽性となり出場&チーム行動参加暫定禁止という処分が下された。
      • が、後日判明したところによると、チームがメーカーにドーピング成分のないことを確認までしてから摂取したサプリでその成分が出たという
どうやって防げというんだというようなとんでもない濡れ衣だったことが判明した。
来季はまた元気な千葉ちゃんが見られますように。
2019年に名古屋グランパスへ移籍、その後アルビレックス新潟へ移籍し、J2優勝J1昇格に貢献した。

  • 水本裕貴 4
みずもと!!!!みずもと!!!!われらの!!!!みずもと~♪
オシムチルドレンの生き残り、守備の鉄人でありディフェンスラインには欠かせない仕事人。青山不在時にはキャプテンも務めた。
定着とまでは行かないが代表選出歴がちょくちょくある(ブラジルW杯も予備登録)など能力は高く評価されており、代表にもちょいちょい選出されている。
千葉ちゃんとは高校が同じ県・同い年で知り合いだったらしい。

2015年5月16日アウェイ鹿島アントラーズ戦にて、フィールドプレーヤーJ1フルタイム連続出場記録を更新(127試合)。
従来の記録は元祖広島の鉄人・服部公太(現・サンフレユースコーチ)の126試合である。
なおこの記録は惜しまれつつ同年8月12日ホーム鹿島戦の途中交代により137試合にて途切れることとなった。
ちなみに、この記録が開始されたのも鹿島戦(2011年8月20日、アウェイ)である。
現在はSC相模原にてプレーする。

  • ドウグラス 9 2015年のみ(徳島からの期限付き移籍)
ウッ!ハッ!ドウグラス!ウッハッドウグラス!ウッ!ハッ!ドウグラス!ウッハッドウグラス!
徳島から京都経由でやってきたレンタル移籍のブラジル人助っ人さん。うどん大好き。
J1昇格時の徳島ではあまり輝けなかったが、2015年サンフレに来てから大爆発!
ハットトリックも達成し、MOMにも何度も選ばれるなどしているが、ブラジルのクラブとの保有権関係が複雑なのが泣き所。
とてもマジメな性格で実は日本語もかなり喋れるので、後述するサンフレ劇場にもちょいちょい来てくれていたが通訳の仕事が無い。
優勝&年間勝ち点首位のかかった2015年リーグ最終節で何とまたもやハットトリック&日本語スピーチ!
2014年までJ1では得点すらなかった選手とは思えない大活躍ぶりである。
リーグ得点ランク2位の21点をたたき出しJリーグベストイレブンにも選出、クラブワールドカップでも大活躍した。
2016年1月、期限付き移籍満了による徳島への復帰(並びにUAEアル・アインへの移籍)が発表された。
クラブとしては完全移籍獲得を目指していたが、さすがに移籍金が高価過ぎた。ありがとうドグ、またいつでも帰ってきてね。

  • 原裕太郎 21 2008年~2014年
数年前にトップチームのGKに怪我人が続出し、ユース在籍の高校生ながら登録されたイケメンさん。
第3GKであり、あまり試合で見ることはないが、選手情報の豊富なブログは必見。
またブログにアップされる料理がとても上手で、そっちでも食っていけるのではないかという声もある。
テレビ新広島で月イチ放映の「サンフレッチェ魂」ではなんと、「Hara's Kitchen」なる人気コーナーもある。ちなみに料理人は原選手本人。
2014年12月、ロアッソ熊本への完全移籍が発表された。熊本でもがんばれ裕太郎!
現在はサンフレ育成年代のコーチを務める。

  • 石原直樹 9 2012年~2014年
オオ石原直樹♪オオ石原直樹♪ ゴール、ゲットゴール、オオ石原直樹~♪
異様に強靭な肉体とすごく控えめな喋りのギャップがかわいい影のエース。辛いものは苦手。
ヘディングでの打点がものすごく高く、明らかに一人だけ飛ぶ高さがおかしい。
2014年シーズンオフ、またお前らかへの移籍が発表された。深くは語るまい。今までありがとうナオくん。

  • 高萩洋次郎 15→10 2003年~2014年(2006年のみ愛媛FCへレンタル)
ラララララララ~ 高萩洋次郎~♪ 輝け俺達の10番洋次郎~♪
「そこを通す!?」とびっくりするようなキラーパスを見せてくれるファンタジスタ。生まれは磐城、サンフレユース出身。
前俊と一緒に怒られてた頃が懐かしい。今は結構走ります。
2015年1月、前述した豪州の強豪WSW(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ)への移籍が発表された。残念だが、またあの変態パスを見せてくれることを期待しよう。

  • 浅野拓磨 29→10 2013年~2016年途中
浅野~拓磨~♪紫の風巻き起こせ~♪ 浅野~拓磨~♪もう誰にも止められない~♪
名門、四日市中央工業高校のエースで高校サッカー得点王を獲得した点取り屋。リオ五輪代表。
別名ジャガー浅野。
とにかくむちゃくちゃ速い。快速を飛ばして自陣の相手CKのこぼれ球をそのままドリブルでゴールまで持って行ったことも。
どういうわけか大チャンスでやたらと相手GKに当てる癖があってツッコまれていたが、2015シーズンはついにリーグ戦でゴールを決め
途中出場のみで8ゴールを決めるという大活躍、2015年Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。
エース寿人からの交代出場で、疲れてる相手に対してロングフィードに浅野行ってこい!で走らせる鬼パターンを確立し優勝に貢献した。

2016年途中から、イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCへ移籍することとなった。
ビッグクラブへの移籍は凄いことだが、おそらくレンタル必須、そして初の一人暮らしがいきなり海外・・・大丈夫なのだろうか。

  • ミハエル・ミキッチ 14 2009年~2017年
ミカアレミーカー ミカアレミーカー ミカアレミーーカー アーレーミーカー♪
大天使ミカ。
ベテランながら右サイドのスピードスター。シュートは枠に行きませんが仕様です。
でもパスは絶妙なのが多いのよ!彼のライトクロスやグラウンダーから勝負を決した試合も数多い。
「微妙な欧州のクラブに移籍するぐらいならJのが絶対いい」とマトモなツッコミをしてくれるお方。いいぞもっと言ってやれ。
嫁さんと子供は母国クロアチアのスーパーモデル。でも本人も嫁さんも本通りとかでよく見かけます。
2017年に退団を発表。湘南ベルマーレに移籍が決まった。ありがとう、ミカ。
現在は母国に戻り嫁さんのカフェ経営を手伝う傍ら、ディナモ・ザグレブやクロアチア代表の仕事も請け負っているようだ。


  • ピーター・ウタカ 9 2016年~2017年
ウーターカー♪ラーララーラー♪ピーターウータカーララーラー♪
エスパルスからレンタルでやってきた久々のアフリカン。
静岡で食べたおでん(特に玉子)が大好物になったらしく、「オコノミヤキスキ、ヤキニクスキ、オデンはダイスキ」だそうです。
明るい性格でファンサービスも厭わず、練習場でも大人気でよく差し入れを貰って喜んでます。
劇場でも非常にわかりやす・・・すぎて千葉ちゃんに「中学生でもわかる!」とツッコまれる英語スピーチをかましている。
だがプレーではまさに助っ人、前線で鬼キープからとにかく強引にもシュートに持っていきゴール&アシスト量産、
サンフレお得意の魔改造でスタミナ強化したらしく、俊足ではないが(遅くはない)徹底的に前線で走り回って圧力をかけている。

2016年最終戦でゴールを決め神戸のレアンドロと並び、サンフレ選手としては2012年の寿人以来の得点王を獲得!!

  • ティーラシン 31
愛称はムイ。通称タイの英雄。タイ代表で91試合に出場し、42得点を決めている。ポストも仕掛けも出来る万能型で、ACLでJリーグ勢から得点を奪ったこともある。心配なことは寒さに適応できるかだそう。
2018年限りの在籍だったが、同年リーグ2位の躍進に大きく貢献した。

  • 川辺駿 36→40→8
アレ 川辺♪ アレ はやお♪ 導け広島を♪
早いうちから才能を認められ、高校年代で2種登録されたものの、レンタルされたジュビロ磐田で大活躍、3シーズンぶりに復帰したMF。正確な技術で攻撃のリズムを生み出し、ゴール前でフィニッシュに関わるプレーが持ち味。復帰早々、ミヤネ屋の宮根誠司に似ているとイジられている。
2021年、スイスの名門グラスホッパー・クラブ・チューリッヒへの完全移籍決定!
その後も大活躍しているようだが、チーズバーガーセットが2000円もする物価の高さを嘆いているようである。

  • 皆川佑介 22
大学サッカーの名門、中央大学から新加入した大型FW。
さほど俊足ではないが恵まれた体躯と、厳しいプロの当たりを背負っても余裕でポストプレイできる強さ、そして意外と軽い身のこなしが特徴。
何とJリーグ出場たった7試合だというのに代表に選出され、アギーレJAPAN初戦の先発センターフォワードを務めた。
助っ人外国人を除いて小兵俊足タイプが多いサンフレのFW構成でガチムチに身体を張れる貴重な存在。
サンフレの選手構成および戦術上、出番が限られてしまうのが残念だが天皇杯やナビスコなどでは鬼神のごとき強さを見せる最強の第3FW。
2018年はロアッソ熊本へレンタル、2019年復帰したものの、シーズン中に横浜FCへ完全移籍。

<サンフレ劇場>
項目ももう最後に近いが、これも試合後のお楽しみ。
ホームで勝つと、サポーターの前で千葉ちゃんに拉致られたに呼ばれた選手数人が一言ずつメガホンでスピーチして盛り上げてくれる。
現在は塩谷、増田、柏などがよく出演するが、メンバーはその時により様々。
場合によってはプロレスチョップ合戦だったり、生脱ぎユニフォームプレゼントだったり。最後には選手とサポーターみんなで歌って打ち上げ。
実は某動画サイトに神様がごにょごにょ・・・
コロナで声が出せなかったので劇場やらなくなってしまったが、声出しエリア解禁されてからは、だいたいはみんな集まって「ヒロシマナイト」を歌って打ち上げのパターンが多くなった。


追記・修正はみっつめの約束を果たしてゴールパフォーマンスをしながらお願いします。

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最終更新:2023年10月21日 13:38