北斗の拳 イチゴ味

登録日:2014/05/28 Wed 21:23:36
更新日:2024/04/05 Fri 13:42:37
所要時間:約 18 分で読めます






聖帝軍へようこそ!!




★作品紹介


『北斗の拳 イチゴ味』とは、webコミック ぜにょんにおいて、2013年3月1日から連載されている、北斗の拳を原作とするギャグ漫画である。

北斗のギャグ漫画という点は『DD北斗の拳』と同じだが、向こうがSD調の可愛いキャラなのに対し、こちらは原作を限りなく踏襲した濃ゆい絵柄なのが特徴。
しかも漫画版だけでなく時にアニメ版の絵柄まで再現する徹底ぶり。
タイトルこそ北斗の拳であるものの、作中はサウザーが主役というのも大きな特徴である。
おまけにギャグ漫画にもかかわらず、キャラの戦闘能力は原作のそれからほとんど逸脱していない。ただしターバンのガキは除く
バカやっててもサウザーは南斗最強だし、出番が増えようとヒューイは弱いのだ。

ネタも荒唐無稽なものばかりではなく、原作から外伝、フィギュアなどのグッズ類に至るまで幅広く拾っている。
原作の時系列は完全に無視しており、五車星と同時にアインが出てきたり、ファルコがいる時にシンが出てきたりもする。
基本的にケンシロウが本編で出会った人物はほぼ全員生存しているが、DD北斗とは違い、本編開始前に死亡しているお師さんなどはこの作品でも死亡している。

連載開始からしばらくは「ケンシロウVSサウザー」を中心に原作の名場面を弄るネタが大半だったが、
こうした本編?の合間や漫画外にてふざけながらも割と筋の通った作品考察も入れられており、笑いながら頷いてしまうこともしばしば。

さらには原作パロディ回と並行して「敵味方モブを問わず原作キャラが生存したまま物語が進行したら?」というIF展開に基づく長編ストーリーも描かれるようになり、
オールスター総登場による「スーパー北斗大戦」(ギャグ補正付き)としての側面も持つとんでもない漫画となった。
上述の通り、ギャグを交えつつも各キャラクター間のパワーバランスは原作をベースに丁寧に描写されており、
原作風に似せた絵柄で描かれる「レイVSリュウガ」や「南斗六聖拳VSファルコ」「ラオウVSヒョウ」などの夢の対決は大迫力。
そのため、原作ファンの中には「笑うと同時に(原作では無かった夢の展開に)泣いた・感動した」と言う人までいるほど。

単行本は現在9巻まで発売。
そして2015年秋にはDD北斗の拳と合わせてアニメ化も決定。主役のサウザーはオリキャスである。
ただし実際にはDD北斗の1コーナーという扱いで尺は2分しかない。
どんな形でもやれる事はやってみるのがイチゴ味のテーマなのだ。
ちなみに今でもいろんなCMやコラボイベントで、イチゴ味仕様のサウザーさまが「フハハハハハ!(CV銀河万丈)」と言いつつ、いろいろ宣伝する事も多い。
「~~、多分良い物です(CV銀河万丈)」

シナリオは河田雄志、作画は行徒妹が担当。

2018年9月より、行徒妹先生の体調不良により長期休載中。
「ぜにょん」の作品一覧では一応「連載作品」扱いのままになっているが、初期数話を除いてポイントによる有償閲覧を含めた公開が停止、作者や作品広報のSNSアカウントも同時期をもって更新がほぼ止まっており、事実上の打ち切りではないかと見る声もある。


★あらすじ




199X年、世界は最終戦争の炎に包まれた!


海は枯れ、地は裂け、あらゆる生命体が絶滅したかに見えた。










だが意外と元気だったし、会社も学校もパソコンもケータイもないけど大丈夫だった。


現代の日本の若者に心配されるバイタリティに満ちあふれていた。




★主な登場人物


★南斗六聖拳/南斗DE 5 MEN


サウザー

声:銀河万丈
主人公。 カレーが大好きな我らの聖帝様。知っての通りロン毛ではない。あの手この手でケンシロウに戦いを挑む。
肉体的な痛みには相当我慢強く、密閉されたアタッシュケースに閉じ込められた上でダイナマイトで爆破されても無事だったりする。
だが、なんやかんやで心にダメージを負って終わる事が多い。
戦い以外では聖帝軍のPRにも意欲的に取り組んでいるが、PRに関しては下手で、PR用に数ページ貰うもののいらんことをしていて肝心のPRが最後の1ページしかできてないなどしょっちゅう。
他の多くの悪党もそうだが、サウザーも聖帝軍もギャグ重視のために原作の様な鬼畜行動はあまり見られない(パロディは多い)ため、イチゴ味の聖帝軍はそこまで外道に見えない。
連載序盤の「レジスタンスに毒入り食料をわざと流す」という原作再現を捻じ曲げ
「食べたら子供が泣き出すぐらい辛い食べ物を食わせて嫌がらせをする」
と、恐怖と殺戮による圧政の支配より、子供じみた嫌がらせのほうが楽しいという感性の持ち主であったことがこの作品のIF展開における歴史の分岐点になったと言える。
(とはいえ水が貴重な世紀末なためこの行為はシュウ様の怒りを買った)

また度々叫んでいるが「俺は日々を楽しく生きるのだ!」と言ってるあたり、原作のように愛ゆえに暴君と化した、と言うよりは失われた青春を取り戻そうと暴走してる節がある。
トキからは奴の心はまるで幼子(故に残酷でもあり愛に飢える……。)のようだ。と看破されている。

そして聖帝軍の強化という目的こそあるものの副官の提案した「学校建設」を認め、
自身も子ども達と一緒に学校へ通い、勉学の場を与えてくれたことを彼らから感謝されるなど、それなりに善政を敷き始め、カレー用に畑を育てさせる等“社会”が出来始めている。
そのこともあってトキからはサウザーが世紀末の世界にもう一度秩序を取り戻す可能性を期待されている。
人里離れて大人になるまでオウガイと修行していたせいか、精神的には完全に子供。あと大人は皆嘘つきなので嫌い(お師さんですら嘘ついた!)。友人も誰一人として居ないが、積極的に他の六聖拳の所(主にユダ)に遊びに行ったり、それなりに世話を焼かれている。
一般的な若者が謳歌しているであろう青春の思い出やその他現代的な文化などの一切にも馴染みがなく、シェイクを吸うのも下手。
ジュウザと最初仲良くしているように見えたが、ナンパなリア充だったので受け付けなかった模様。

キャラ崩壊甚だしいので、サウザーファンは心して読むように。
しかし、ギャグキャラと化しても「南斗最強」という点は原作と一切変わっておらず、そこが余計に厄介とも言える。
(原作における強さに加えて、上述のギャグ補正による異常なタフさも加わっている)

南斗聖拳では抗えないため、やたらよく行われる会議の召集には将以外の六聖も大人しく従い、聖帝タンクトップも身に着けている。
過去のお師さんとの一件からか、目隠しがトラウマ。
シェイクが飲めない大人。童貞と言う言葉の意味が通じない。
それと車がお好きなようで、時々ミニカーでお戯れになったり『ミニ四駆大全』なるハウツー本?をお読みになったりしている。

基本ボケだが、それでもどこぞの軍師・某ウザキャラ2人・奔放すぎるジュウザに対してはツッコミに回る事が多かったりする。
イチゴ味においては長く続いているケンシロウとの戦いから意外にも弱点も発見しており、大勢の子供に刃物でも持たせて襲わせる策も実行するかは別として思い付いている。(原作で敗れた天破活殺までは見切ったらしい。)

シュウ様

声:諏訪部順一
南斗六聖拳の常識人その1。サウザーの尻ばっかり追っかけてるロン毛。
原作通りサウザーとは敵対しているが、なんかかんやで行動を共にする事も多い(その場合もサウザーに対しては辛辣だが)。
本来は義に厚い常識人だが、サウザーが憎いあまりたまに頭の回転が鈍ったり、自分から騙し討ちをしておいて逆ギレしたりもする。でも大体サウザーのせい。

ウダには何か思うところがあるのかやけにいじりたがる。
ウダはリボルテック関連のネタで複数弄られたことがあるが、それらの騒動はほぼ全てシュウ様が発端である。
カメラ目線をとるなどの目が見えているとしか思えない描写がちょくちょく挟まるが、
原作通りあくまで盲目なので、戦いにおいては遠距離攻撃も得意とするウダとの相性は悪い。

レイ

声:鳥海浩輔
南斗六聖拳の常識人その2。女の尻ばっかり追っかけてるロン毛。
死亡シーンの弄られに定評のある人。

南斗の集まりではツッコミ役である一方、北斗勢と行動する時は弄られ役。
無謀な特攻をさせられたり、ケンシロウの天然を誘発したりラオウを怯ませるなど、これでもかと不器用ぶりを発揮している。
たまに原作再現をするシーンがあってもサウザーに取って代わられて出番を逃す事が多い。
挙句の果てには自分で登場できたと思ったらバットに「出番を取られていないこと」をダメ出しされるという理不尽。

作中ではマミヤと仲良くなり妹とも合流し、本来の時系列より後も生きているにもかかわらず、一所に留まらず旅を続ける放浪癖が出ている。
そのせいか意外にもサウザーに付きまとわれる場面はほとんどない。毎回どうやって連絡取ってるんだ……
ギャグ漫画なので原作では死亡している時期でも生存しているが、最近はその為に幸せには違いないのだが目標がないことを悩んでいる。

ウダユダ

声:谷山紀章(『天の覇王』でも担当)
誰よりも強く美しいロン毛。
原作では触れられなかった「UD」の焼き印について、ついに語られてしまった。下郎のみなさーん!コイツやばいぞぉーっ!!

普段は集めた女たち(給料は不明だが雇っているらしくクビという発言が出ている)に、自分を讃える言葉とポージングを自ら指導している。ただしほとんど尊敬されておらず、挙げ句に留守中に肖像画にイタズラ描きされ秘蔵のワインを勝手に飲まれる、敗北後に(自分達にも危険が迫るのに)死亡説を流される…等、拐われて来たことについての不満を隠そうとされなくなっている。
後に焼き印のプロという凄いんだか凄くないんだかよく分からない肩書きも得る事になる。
リボルテック化はされていない。*1
完全版の表紙に描かれていない(は単体で描かれたのに)。
無想転生にも当然出てこない。
マミヤの村の石壁アートもユダが表示される前に金髪の板前にぶち壊された。

サウザーやシン同様に確たる自身の領地を持つ組織の長だが、サウザーやシンと違って「崩壊前の世界の遺物」を結構所持している。
世紀末の世界では新たに製造する事ができない貴重な発掘品のはずだが、それらは紆余曲折あってサウザーの手に渡っている事が多い。

南斗の集まりではサウザーの悪だくみに同調して「迷惑をかける側」に回る事が多い。
ただしそれはサウザーに性格が近いというよりも、単にレイに相対する側に回りたいだけという疑いが強い。
その他の行動もだいたいレイに対する感情が原動力となっている事が多いが、
ある時「レイに及ばないのはケンシロウの無想転生に入っていないから」と思い至ってケンシロウに付きまとった事もある。
リハクらに乗せられ、復活したカーネル等の強敵との戦いを経て地力を磨き、万全の体勢でケンに挑んだ……は良いものの、拳速で上回っていた筈の自分の拳が二度目には通じなくなってしまう見切りや、あんなに頑張って身に付けた伝衝烈破を(直に相対してもいないのに)既にパクられてたり、あり得ない怪力を見せたりとメタ的に言えば主人公補正を発揮したケンに惨敗。
肝心の死の間際の名言も不発に終わり、読者の注目を引いた妖星のサクセスストーリーは失敗に終わったのだった。

尚、上記の展開の様に出番や見せ場の無さを指摘されると良い様にコントロールされ、結果的に善行を積んだり悪党退治をしたりすることもある。
ただし基本的に部下に自軍領内に入る者から略奪をさせているような描写もあるため、天帝を預ける候補としては「教育に悪い」と外されていた。

シン

声:森川智之
ケンシロウにアレな感情を抱いてるアレなロン毛。
どうやら幼い頃から友人が彼しか居なかったのが最大の原因らしい。幼い頃の彼にとって善良で素直なケンシロウは正しくかわいい弟の様なものだった。
核の炎に包まれる前の世界の描写(学生時代)も豊富。「…ミートゥー!!」
ユダ共々焼き印のプロと呼ばれる。

原作ではドールマスターというネタもあったが、ユリアへの執着がない(それどころか距離を置きたがる)本作ではその属性は薄い。
ルイと出会い、「お兄ちゃん」と呼ばれたせいでお兄ちゃん属性が蘇りそうになったとか、属性的にやけに忙しいお方。
ルイとレン(自らがプロデュースしたバットのパチもん)の二人と出会い、愛しのケンシロウと同じく、守るべきものを手に入れた本作のシンは全メディアを通しても「最強のシン」ではないかとの意見もある。

★南斗最後の将

声:皆口裕子
今の所、鎧のみの登場。世紀末なのにフレグランス力は一流。
というか鎧もサウザーに取られてるが、予備もたくさんある模様。
南斗DE 5 MENのメンバーには入っていない。

原作では唐突に「最後の将」なる存在として出てきて、正体・役目・その扱いなど諸々全て読者全員が「???」と思っている 明らかにユダより設定がおかしいと評されているキャラ だった。

本作でもそんな感じらしく、シンと五車星以外は誰も正体も顔も声すらも知らないので、初会合時には正義面したお人好しのシュウやレイにすら「素性・性格が分かっている分だけサウザーの方がマシ」と信用を得られていなかったりする。
その後はシュウとレイは最後の将に賛同することもあるのだが、依然として正体を知らない上に五車星経由でしか意思疎通しないし目的も分からないので信用しているわけでもないと思われる。
仮に正体バレしてもサウザー・ウダ・シンは最後の将の下でまとまるとは思えず、バレてもバレなくても拳王にも狙われそうなため、ひたすら逃亡している。
更に天帝が登場したことにより、味方に成り得たシュウもいずれは南斗の定めに基づき天帝の下につくだろうと考えているため、ある意味シンと同じく独立した第三勢力となっている。


南斗五車星


★風のヒューイ

ウザキャラ街道爆進中の準レギュラーキャラ(かませ犬)。青い奴。
唾吐きが必殺技。
相方に比べると妙に台詞と出番が多く、濃い男に合体技(相方とじゃない)を放って粟立ちを予感させる程度には評価された。

★炎のシュレン

赤い奴。
ヒューイと比べてやや常識人。というより他五車星の余りあるボケっぷりのせいでツッコミが忙しい、実は五車星唯一のツッコミ役。でも2人揃うとやっぱりウザい。
「勝てる相手と戦うのではなく戦うべき相手と戦うのだ」と、実力はともかく男前ではある。

山のフドウ

声:松山鷹志
リ…リス!!
かつてはカードダス2枚出し(犯罪)、ハイパーダッシュモーターのコイル2重巻き(バレたら出場停止)、立ち読み5時間(迷惑)などの悪行に平気で手を染める外道であった。*2
現在は原作同様に落ち着いた性格となっているのが幸い。リスにはこだわる。
繊細なので気圧の変化で体長が変わる。医者に見せろ医者に!!

雲のジュウザ

自由への愛深き故に自由を見失った男。あとリュウガ・ユリアとの関係性から、生まれからして父も自分も自由であったと悟ってしまった。
アインの死によりアスカからアインのグローブと星条旗ジャケットを受け継いだ(星雲のジュウザ)が、アインが死んでなかったのですぐに止めた。

最近ではもはや自由という名の天邪鬼で、大体浜辺に一人で居る。ちなみに初期の頃は反対の事を実行するとは限らず、本当に扱いづらい男だった。
後にサウザーからは妬まれている事が発覚したが、キャラ被りしていないからか、ジュウザ自身はサウザーのことは嫌いではない。
全身で自由を表現しているアインのことは、発言が意味不明なこともあって最初は意に介していなかったが(絡んでくる五車星共々ウザキャラだったのでイラッとはしていた)、
後にアインの豪快な自由っぷりに落ち込む1コマもあったりする。

★海のリハク

安定の迷軍師っぷりを発揮しているダメ老人。加えて本作においては性格面も屈指のゲス野郎と化している。
十中八九落とし穴で万事OKでございます!
ただなんだかんだでジュウザをコントロールしたり、言葉もしゃべれなかったフドウを教育したり、口八丁でウダをコントロールして長い事放置されていたゴッドランドを壊滅に導くなど、原作よりも軍師しているところも一応はある。
途中から完全に調子に乗っているためよく青赤と口喧嘩していたが、9巻にてついにボコボコにされた。
五車星GAI伝其の一では本編とは打って変わって最後のオチまでは、物凄く策士のように見える。あと強い。

アイン

ジュウザに代わる新しい五車星『星のアイン』
アメリカ大好きミスターハリウッドで、何故か言葉が通じなくなっているウザキャラに。
日本語でおk。


★北斗四兄弟


ケンシロウ

声:小西克幸(『北斗無双』などでも担当)
原典での主人公。ご存知世紀末救世主。
だが、かなり天然入った*3アホの子になっている。しかも天然じゃない場面でも不器用。というかリンとバットの飼い犬のような……。
まぁ車の運転ができないのもそうだし生活力もあまりあるようには見えないので、割と概ね原作通りとも言えなくもない。
重要キャラなだけあって出番は多めだが、本作の世界観や展開の関係で悪人退治している場面は意外と少ない。
ただし、シンとの闘いは既に済ませていることもあり、復讐ではなく弱き者のために悪人退治の旅を裏では続けている模様。
ただし、図らずも発展というか復興しているサウザーの領内で発見されたコアラを、サウザー達が対価を求めるとはいえ、一般公開出来るようにしていた所にセコい商売してる(バット談)と入場料も払わずに因縁を付けて見に来た挙げ句、結果的に力ずくで奪う形となったりと救世主(?)と読者から疑問を投げかけたくなるような行動も見られ、善くも悪くも純心。

サウザーに律儀に付き合ってあげる優しい人だが、怒った時はちゃんと普段通りのケンっぽくもなる。
北斗神拳伝承者なだけあって奥義が豊富にあり、誰も死なないとは言えちゃんと悲しみを背負っている(※ユリアの件など)ので無想転生も習得済みであり、やたら強い。
ギャグ漫画の性質上空気を読む(お約束を守る)必要はないため、ウダ相手には躊躇なく岩投げをしたり独白にかぶせて攻撃するなど、
シリアスな作風という制約がある原作よりも元々の能力と性格を反映している場面もある。
あと水影心はやっぱりズルい。


変なグラサンゴーグル(イチゴ味では道端に落ちていた)を気に入る、何気に世紀末の中でもトップクラスのファッションセンスの持ち主。

なお修行時代、北斗神拳奥義・七星点心*4を折檻を理由に一日に二度食らった事があるが、見ての通り現在でも生きている。

みかん!

トキ

声:諏訪部順一
病人。絶対に病人。困った事があれば咳き込む性格。
比較的原作に沿った性格をしているがちょっとだけスケベ。そしてケンシロウ同様に不器用。
修行時代から兄弟子なれどケンに目を掛けているのは同じだが、回り回ってケンが一日に二度も七星点心を食らう羽目となったのはトキのせいとの声も。
サウザーと副官の思い付きとリュウガが変な行動をしないことが重なった結果、余命は短い様だがちゃんと夢が叶っている。
原作では分かり合えなかったアミバと…
世紀末の賢者として、現在の妙に各勢力が生き残った現状を見据えた結果、サウザーに期待したり、修羅の国との戦争で重要なメッセージを伝えたり。

ラオウ

声:松山鷹志
我らが拳王様。圧倒的な力は健在なのだが、挑発には弱い。
体格からタクシーは乗車拒否され、バイクに至ってはそもそも手の大きさのせいで乗れない。
普段はやたら気が長く辛抱強いが、一度キレると執念深く根に持つタイプ。

性格は原作初期と比べればもはや別人レベルで大物臭が凄く、後半とは違ってちょくちょくキレているので、中盤付近の人格でいる事が多分多い。
何故かジャギには一層辛く(徹底的な無視)当たっているが、これは原作初期や外伝などを考慮した結果だろう。本編では関係性は描写されてないし。(どう声をかけていいか解らないというだけの可能性もある。)
本作ではジャギ、リュウガ、シャチと共に原作ではなしえなかった修羅の国制圧を実行に移す。(別名:世紀末桃太郎or世紀末西遊記*5)

ケンシロウが攻略に難儀した北斗琉拳奥義・暗琉天破を、事前に情報を知っていたことと対策が出来てたため、ヒョウが使うものだが難なく破った。
対策内容は無重力空間を作り出す魔闘気を自前の大量の闘気で吹き飛ばす事で技自体を消し飛ばすというもの。(トキが知恵を授けた)
対ヒョウ戦はほとんどギャグの見られない激アツ戦闘シーンだが、この前後ではしっかりギャグも挟んでいるので安心。

ジャギ

別名ヘルメット助教授。
誰もが知る外道中の外道……のはずが、意外と元気だった世紀末においては意外にも常識人だった。
ケンシロウとの仲は悪いままだが、自身の悪いところにも気付いている。自身も含めてほとんど誰も死なない世界だしね。

それどころかむしろ逆に良い事がしたくなるという謎の感情が芽生え、ケンシロウの偽物としてではない、ジャギ自身としての道を歩み始めた。
だが、今までの行動と恐ろしい見た目のせいで人から避けられ、上手くいかないようだ。頑張れジャギ!

ちなみに部下からも割と面倒くさがられていると同時にかなり慕われている。
面倒臭い本音の連発をぶっちゃけるようになってからは部下達とは“不良仲間”程度の関係となり、応援されたり窘められたり。
ジャギの方も癇癪の末に“クソダセェッすよ!”とまで言われても怒らなくなっている。
そのため、勢力の大きさはともかくジャギ軍団はイチゴ味でも屈指の団結力ある軍団に見える……ジャギ様呼びとケンシロウ様呼びで混乱してたけど。
『北斗三兄弟』として分かりやすくハブられていた原作とは異なり、本作では基本的に『北斗四兄弟』として扱われていて一応周知もされている。
実力については南斗対北斗の総力戦でユダの副官ダガールをザコ呼ばわりで一蹴し、
他の兄弟と違って一度も戦線離脱しなかったのに最後まで倒されなかったり、修羅の国侵攻の際には複数の修羅相手に善戦する等、北斗一門としての高い実力を持つ。ただし最近修行をしていなかったので体力不足の模様。
原作でもそうであったように頭は回る方であり、その頭脳と機転でラオウ一行の参謀役として活躍している。

リュウケン

現代では故人なので回想にちょくちょく登場。
原作は一見良い師匠に見えつつゲスい困った人だったが、本作でも別のベクトルで困った人。
虎はどこから連れてきたのかな?ん?
指先頭でハゲで消去法伝承者。

アミバ

トキの偽物。本作ではどちらが本物か悩まれ一緒に捕まった後、何故か本物と常に行動を共にしている。
トキから「お前はあっち(南斗陣営)」と言われていながら、何故か北斗側に居着いちゃった人。
でも原作ではジャギやリュウガと同じく拳王軍配下なので、実は北斗陣営にいてもおかしくはない。

トキからは「使い方を間違えなければ人のためになる男」と、それなりに良い評価を受けており、実際に助手や代理を任される事もある。
鼻息などは荒いが何故か喋らない。が、表情を見るにトキと間違われる事が嬉しい模様。
子供達には真摯だったが、サウザー相手には悪戯心が湧いたのか何故かSでトキの診察中に何気に秘孔をついていた。
後に『トキ』の後継者として見込まれ、修行を始めている。
この展開は多くの読者を驚愕させると共にアミバとトキ、双方の原作での無念をIF展開で解決した本作屈指の感動シーンでもある。

なお原作で天才を自称する割に圧倒的小物臭がしていたのは、「先にテンションを上げた奴から死ぬ」という世紀末の法則によるものだったらしく、
徹底的にテンションを下げ続けるというトキの仕込みが功を奏し、修行もあってかなりの使い手に成長した模様。
キャラ的には面白みが別方向になってしまったが…。

★その他


★ユリア

声:皆口裕子(現在)/儀武ゆう子(少女時代)
一応北斗の拳のヒロイン的存在のはずだが、原作ではまともなキャラ付けがされていないせいか出番はほとんどない。
シンの回想やケンの修行時代等、青春時代の何故か不健全に見えるセーラー服姿の方が出番が多い位で、しかもその頃からケンをグイグイと引っ張る押しの強いタイプだった模様。
一応、現在でもケンのことは案じているようだが、だったら最後の将なんてやってないで帰ってやれよと思わないでもない。

シンの方はケンシロウを奪った女として憎んでいるが、一応ユリアへの嫌がらせには怒っていた(自演かもしれないが不明)。
その際に怒るシンを制止しようとケンシロウが体に触ってくれるため、シンもユリアに嫌がらせしそうになったが、何とか我慢した。
そこからケンシロウとつい張り合ってしまった結果ユリアを奪ってしまい、後からどうしてケンシロウから力づくで奪ったんだ俺は!?という気持ちに加えて、
彼女から至って辛辣な正論を原作以上に浴びせかけられて凹んだこともあって好意は全くない。
というかケンシロウとユリアはひたすらいちゃいちゃしていたため、彼がユリアを好きになる理由が本気で見当たらなかったりする。原作より自然な関係に見える。

バット

声:山下大輝
主なツッコミ役その1。鋭く的確なツッコミがポイント。
たまに解説ツッコミによってツッコミと同時にボケたり、あえて変な方向に話を持っていったりと高度なボケも提供してくれる重要キャラ。
特にイチゴ味でケンシロウが会話に加わる場合はバットが居ないと話にならず、車の運転を担当し、不器用な彼へのアドバイスなどもしている。
連載が進むに連れてケンシロウがコミュニケーション不全に陥って行ったため、彼の代わりにあれこれ喋ったり突っ込んだりするのが仕事になった結果、
五車星(舐めてる)にタメ口利くことから始まり、サウザーやラオウ相手でもタメ口で会話したり呼びかけたりするなど、原作の少年期の小心者っぷりはどこへやら、
相手を選ばずいつもの調子で会話するかなり剛胆な性格になった。

★リン

声:蒼井翔太( 男性 )
主なツッコミ役その2。
ケンシロウ命で、敵に対しては可愛い顔してやけに辛辣な発言が多い。TVアニメ版では 目にハイライトが入っていない
食事や買い物は彼女が担当しているらしく、ケンシロウは彼女に逆らえない。
彼女は元々少女期の頃から芯の強さを見せていたが、それゆえ誰にもで突っ込む今作のバットと相性がよく、2人で怒涛の突っ込みを入れたりする割と容赦のない口撃を放つ。
ケンのこともペットか、面倒見てあげてる子供位にしか思っていない筈。

★マミヤ

北斗の拳の実質ヒロインと言える存在だがイチゴ味では意外にも影が薄い。それが良いのか悪いのかは分からない。
拳士の不器用さに泣かされたり世紀末マインドを発揮したりもするものの、基本的には周囲と上手くやっている模様。
ナチュラルにレイを追い詰めることが増えた。

★アイリ

ケンシロウの天然&不器用の被害者にして、レイに対する良心。
……と思いきやリンに世紀末マインドを仕込まれている(原作参照)のでたまに思い切った言動や行動が見られる。

原作同様に薬で一旦視力を失った後、ケンシロウによる秘孔治療で回復したようだが、
その時に突かれた秘孔が原作とは別の物だったらしく、目を離すと目と眉毛がケンシロウみたいになる事がある。
また、早々に兄と再会したのはいいが、そのことで兄が悩んでいることには気付いていない。
おまけに、マミヤ以上にナチュラルにレイを追い詰めることが増えた

★副官

声:合田慎二郎
主なツッコミ役その3。
原作ではケンシロウが初めて会った聖帝軍の隊長で、突然現れたシュウに真っ二つにされた人。断末魔は「わひゃら」。
ちなみに原作のアニメ版では「ブル」という名前が設定されていた。

本作では準レギュラーに昇格しており、サウザーの側近になっている。言ってる事は至極まともなのだが、中々聞き入れてもらえない。
そんなこんなで、いつの間にかサウザーや他の人達の扱い方を熟知していた。
サウザー陣営における最大の功労者であり、内政や情報収集を一手に手がける。
自ら学校で教鞭を(文字通り)振るって国力を高めたり、敵対してるはずのケンシロウのお供であるリンやバットにも丁寧な態度と言葉遣いで接して、
ターバンのガキ対策を教わったときは感謝するなど礼儀正しい、副官の鏡。
学校ではガキ共(とサウザー)の教育係まで担当する常識人だが、ラオウの修羅の国への進撃を知った際にはサウザーに拳王軍との戦いを進言する等、隙も無いが、間違いなく上記の「サウザーの意外な善政」を支えているのはこの人(と布切れの人)である。
早い話イチゴ味のサウザーが「フハハハハハ!」とか言ってられるのも、大好物のカレーをのんきに食べてられるのも大いに彼のおかげと言える。

★ターバンのガキ(アニメではターバンの少年)

声:儀武ゆう子
原作では十字陵を上るサウザーの足を刺した、シュウへの愛に狂ったガキ。
ちなみに原作のアニメ版では「レム」という名前が設定されていた。

本作では上記の副官と共に準レギュラーに昇格。
何故か原作パワーバランスに忠実な本作において、ただ一人その原則から逃れた最強キャラへと昇格している。
稲妻の如き速さで右太ももを狙ってくる。一撃目を避けようがガキを縛りつけていようが問答無用。
しかも、タキを初めとする北斗世界のあらゆるターバンのガキも太ももを刺すようになる。防がれていると左太ももを刺しにくる。
身のこなしでは原作最強候補のサウザーですら反応できなかったせいか(一応は原作再現)、当然ケンシロウ含めて今のところ全キャラ反応できていない。

「この世界はターバンのガキによって監視されている」とはサウザーの言だが、ギャグ世界のせいでもはやあながち妄言とは言えない。

★ボウガンのガキ

原作でジャギに因縁をつけられた、よくできた弟を持った兄。
ちなみに原作では「マコ」と呼ばれていた。弟はアキ。

まさかの亜種。原作におけるレイがラオウにボウガンを撃ち込む場面を奪い取り、ラオウの脚にボウガンを打ち込んだ。
しかも連射する気満々な所が恐ろしい。

★ガキ共

よくサウザーの暴挙に怯えているはずのかよわき存在なのだが、世紀末を生きているだけあってそのバイタリティは凄まじい。
当のサウザーが彼ら・彼女らの中に混ざっても平然と過ごしていたり、神輿(?)を担いだり、ターバンのガキと共にクーデターを起こしたりと順応性が高い。
よく考えるとあの聖帝十字陵は、最上段以外は食が十分ではなさそうなガキ共を強制労働させて作ったものとされているので、原作からしてバイタリティは凄まじかった。

★布きれのリゾ

シュウと共に拳法を学んだ過去を持ちながら聖帝軍兵士という謎の経歴を持つオッサン。
ターバンのガキを止めようとするが、布きれでは歯が立たなかった。というかナイフ相手に布切れって……。
だんだん布きれ以外にティッシュや旗を広げる役も貰えるようになってきた。
現在は、上記のサウザーの“副官の副官”といった立ち位置とまでなっており、明らかに側近的立場と言えるまでの出世をしている。

ファルコ

村を守るために足ではなく尻を差し出した漢。
南斗DE 5 MENのセカンドシングル「ゲキテイ」のPVにおいてまさかの結束を見せた5人の前に敗れる。
その後ラストで南斗DE 5 MENと一緒にジャンプし、後に4thシングル「ゲキテイ(改)」にて正式加入?。彼が居る時は南斗DE 5 MEN Gとなる。

上記の「ゲキテイ(改)」のPV内にて原作では刹活孔による力を得て相打ちに持ち込むのがやっとだった名も無き修羅に相対したが、
こちらでは足を失っておらず、ケンシロウと戦った直後でもない万全の状態であったため、
飛びかかってきた名も無き修羅の顔面をカウンターで掴んでそのまま叩き落して一蹴するという、ファルコファン感涙の展開を成し遂げた。

なお、原作ではファルコ含めて天帝軍はアレな団体だったのだが、本作では最大の元凶ジャコウ一味を南斗DE 5 MENの侵略で早々に滅ぼしてしまったので割とクリーンな団体となった。
そんな訳で、ルイを守る為に顔見知りとなった六聖拳の内“一番マシ”という理由でシンに預けるが、そのことで色々と目覚めたシンに感謝されつつも憎悪を募らされることに。
具体的な危険はカミソリレターを送られた位だが、遠い地からの(ルイを返したくないという)憎悪を察知していた。
サウザー達の影響か、就寝時にはG(元斗)柄の糞ダサTシャツを着ていた。
7巻ではまさかのファルコ外道伝からのまさかの原点回帰による出オチを披露した。伝説を築いたハート様よりもある意味で酷い。


★リュウガ

ラオウの腹心としての姿も多い一方、それ以上にヒューイ共々出番を求めるウザキャラと化しているのが印象深いお方。
そもそも 原作からして設定や行動が明らかにユダよりおかしい と評されているキャラなので、こうなるのも自明の理ではある。
しかしケンシロウと戦い強敵と認められたおかげで無想転生に登場している
本作においては中堅管理職的な立場が強調されてまともな部分(基本ダメな人だけど)もよく描かれているため、原作を考えるとずいぶん更生した感が凄い。
ジュウザにとって一番キャラが被りたくない存在。

★スプラッシュ

フォックスの部下で、デビルリバースから世界を守るために牢の鍵を飲み込んだ漢。
だが、流石に肉体は受け付けてくれず、飲んでは吐いての繰り返しで悪戦苦闘していた。もはや主食は鍵。

ハン

本来ならば修羅の国編で登場するハズの漢で第3の羅将。
濃い。そして紳士。
何故か途中から必ず登場時やそれ以外の時にも「モワァ」などの擬音が描かれるようになった。
事あるごとに相手を「○○の童貞」と言い放ち、その度に肌を粟立たせる。しかし異様に臭い拳王親衛隊の帽子の匂いには粟立ちが止まった。

幼子であろうと女性は大切にする紳士。
シュレンに「俺は童貞ではない!」と反論されたが「童貞かどうかは俺が決める」と言い切る紳士。
原作にはなかった郡将カイゼルとのやりとりも見せた。バカンス中だったため謎タンクトップを着て美女に囲まれ夏のビーチを満喫する姿で応対している。

喧嘩が大好きで事ある毎に喧嘩をふっかけていたが、最終的に聖なる童貞と侮っていたサウザーに敗れて拘束された。その後、あっさり脱走している。
南斗DE 5 MENのサードシングル「慟哭」PVのラストでさりげなく2コマ登場している。

サウザーの天敵・ターバンのガキの電光石火には彼も対応できておらず、足を刺されてしまった。
しかもその負傷が元で実力を万全に発揮できず、サウザーに敗れる一因となった。
なおターバンのガキはこのことにより、ハンから非童貞認定を貰っている。

ポジティブシンキング、ヒゲ、非童貞のいずれかの理由が原因で、北斗琉拳を会得しながら魔界堕ちしていない。
「女を抱く事こそが女への敬意にして愛」と信じつつも、実は男女問わず人と知り合ったり会話するのが好きなんじゃないの?と思わせる台詞も多い。
ちなみに女に対する手管としてはパワープレイに固執していないと言うが、マミヤにはいきなりパーソナルスペースガン無視接近から続けて様々なセクハラを繰り返し容赦なく峨嵋刺による反撃を喰らった。世紀末なので何もおかしくない
そしてその過激な反撃に少し引きつつも反撃どころか怒りもしなかった色々な意味で凄い紳士。

★シャチ

彼も修羅の国編に登場するキャラで「修羅を喰う羅刹」。
ラオウに修羅の国を救ってもらうために来た。

体を降りたたむ事で最初に登場したボロの姿は勿論、 ボート バイク にも変形する。「どんな体の構造してんだ」というツッコミは無しで。

レイアと付き合っているがまだ手は出していない。したがって彼自身は童貞。
そのことをハンに指摘され、「愛」というテーマについて見下されるが、
本人曰く「オレが愛という神話の体現者であり、俺は愛そのものである証明なのだ!!」と言い切る愛に満ちた童貞。

★カイオウ

修羅の国を支配する第1の羅将。
サウザー率いる南斗DE 5 MEN GがPV「ゲキテイ(改)」の撮影(という名の侵略)で修羅の国を訪れた際に、圧倒的な力と原作リスペクトの執念深さで彼らをフルボッコにした。
装備を大切にしているので、鎧を着けたまま三羅将と一緒に風呂に入ったり、兜をつけたままワイングラスにストロー刺して飲み物を飲んでいる。
なお、原作では立場は大物なのに何かしたり言うたびに、メッキが剥がれ落ちて小物になってしまったことに配慮してか、
本作ではとても無口なキャラとなっており、原作設定を壊さない範疇で良い塩梅となっている。

ヒョウ

修羅の国第二の羅将。
ジャギは面識がないのにこのむさくるしいロン毛をケンシロウの兄だと見抜いた。ケンシロウに執着しているからこそ成しえた技だろうか。
時系列と各人の行動などから、本来なら洗脳されていてもまだ魔界には墜ちていない気がするのだが、諸々の都合で魔闘気を繰り出している。

予め教えられた定型文しか喋れなかったり、想定外の事態には保護者の判断を求めるなど、
やはり「ケンシロウの実兄か」と思わせる要素が多い。

★天帝/ルイ

北斗・南斗・元斗が仕えるべき存在。リンに似ている。
南斗DE 5 MEN Gの帝都侵攻により本来よりもかなり早くに救い出され、失明しなかった。バッドとリンも子供のままなので天帝も子供のまま。
軽いギャグ展開で歴史に残る程の偉業を成し遂げた瞬間であった。
その姿からシンは連れていればケンシロウとお揃いに(以下略)とか考えてしまった → その場は我慢した模様 → ソリアにより状況が落ち着くまでシンに保護される事に。

★ジャコウ

原作同様、帝都で天帝を幽閉しその名を騙り、悪政を敷いていた。
ただし原作よりも大幅に早い時期に、北斗ではなく南斗勢が侵略に来たためその座を早々に追われる。

息子共々捕縛され、天帝の居場所を喋らせるための拷問として南斗の焼き印のプロ2名に焼き印まみれにされるが、
天帝の居場所を喋ったら終わりだと分かっていたのか拷問には耐え抜いた。
しかし、その拷問とは何の関係もない偶然によって天帝の居場所を見つけられてしまい、
人質の天帝を失って失脚した上に無駄に焼き印まみれにされるという最後を迎えた。

その後は始末はされていないと思われるが登場しないので消息不明。


★余談

本編のイラストは全てトレス無しという神業めいた仕事であるらしい。作画担当マジぱねぇ。
しかも作画担当の行徒妹は服飾デザイナーを目指して上京したが、姉の行徒姉の漫画のアシスタントをした後、
北斗の拳のコミックを渡されて「トレスなしで描け。」と言われての作品となった。何なんだこの人。
ちなみに、デビュー作品は『くのいち一年生』。全2巻。
最初の頃はよく見ると結構線がガタガタだったりしていたが、次第に綺麗になっていき(行徒(姉の方)の協力もある)、今ではかなりキレイに描けている。

上述の様にキャラ崩壊著しい面も多い為に、本作の読者からは原作者である原哲夫氏、武論尊氏からの手厳しい反応を心配する声も多かったが…

原哲夫氏「もっとお色気シーンが欲しいなぁ…」

武論尊氏「(内容と絵柄を見て)半端な奴が半端な事をやっているのでは無いのは確か。原作が大体5年くらいの連載だったし、イチゴ味もそれくらい…」

…先生方、無茶を言わないで下さい。

また、時として「北斗の拳イチゴ味 ○○ GAI 伝」という外伝ストーリーが展開される事がある。
シナリオはイチゴ味本編と同じ河田雄志だが、作画は行徒姉が担当。こちらは少女漫画のような美麗なイラストと、脇役達の過去の姿が描かれるのが特徴。
1巻:「Heart of Meet ~あの日の約束~」(ハート様)(一部では伝説とされた出オチ漫画)
2巻:「サウザーGAI伝 南斗 of Meet ~五つの星が出会いし刻~」(サウザー)
3巻:「五車星GAI伝其の一 Red and Blue ~片翼の少年たち~」(ヒューイ&シュレン)
4巻:「五車星GAI伝其之二 SCRAP MOUNTAIN」(フドウ)
5巻:「ユダ外道伝 Ultimate Desire」(ユダ)
6巻:「シン外道伝 RIGHT ON KING」(シン)
7巻:「ファルコ外道伝 GOLDEN GUY」(ファルコ)、「アイン外道伝 ULTIMATE SADISTIC ACTION ~約束の場所~」(アイン)
8巻:「オウガイ外道伝 OH!!GUY」(オウガイ)
9巻:「デビルリバース外道伝 リバース サイド デビル」(デビルリバースとスプラッシュ

2013年12月には、ジャンプ改にて出版社を超えてジャンプへの凱旋を果たす(ゼノンは徳間書店、ジャンプは集英社)。
そして2014年冬、ついにマジで聖帝祭が開催された。
LINEスタンプ化もされており、聖帝軍の勢いはとどまる所を知らない。

さらに2017年4月1日のエイプリルフールネタで『ガールフレンド(仮)』に1日限定で登場。
イベント「たすけてマイヒーロー」の敵として登場し、コミックの「もっとガールフレンド」に書きおろしコミック「ガールフレンド(聖)」を掲載した。

作中では南斗六聖拳のうち最後の将を除いた5人で''南斗DE 5 MEN''という音楽ユニットを結成。
後にファルコが加わり、「南斗DE 5 MEN G 」となった。
そしてコミックス1巻につき一度、過去の名曲を北斗の拳の世界で再現という、書いてる方も何が何だかわからない悪ノリが繰り広げられる。
南斗DE 5 MEN回は原曲をかけながら読む事を強くお勧めする。

1st.シングル:それが大事/大事MANブラザーズバンド
2nd.シングル:檄!帝国華撃団真宮寺さくら&帝国歌撃団
3rd.シングル:慟哭/工藤静香
4th.シングル:檄!帝国華撃団(改)/真宮寺さくら・神崎すみれマリア・タチバナ&帝国歌撃団
5th.シングル:メロディー/玉置浩二
6th.シングル:乙女のポリシー/石田よう子
7th.シングル:いすゞのトラック/KAZCO
8th.シングル:田園/玉置浩二

追記・修正は聖帝祭を迎えるまでにお願いします。

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最終更新:2024年04月05日 13:42

*1 その後、シナリオ担当の河田氏が行徒姉と行徒妹を巻き込みリボルテックを自作した。

*2 ちなみにこれは青い奴の妄想だが、本質的なところは間違ってない。

*3 原作でもアミバとトキ間違えてるし、墓前の挨拶もなんかおかしいし、素で必要ない殺人してる事があるし、時々天然なのでそれが拡大された感じ。

*4 核戦争直前、ラオウに対して放たれた技。ラオウを持ってして「まるで動きが読めぬ」と手も足も出なかった技であり、病の発作が無ければそのままラオウを一方的に倒していたであろう技

*5 因みに、桃太郎では“猿”のポジだが、西遊記では“八戒”ポジで三番手扱い。