ブルブラン(英雄伝説)

登録日:2014/05/21 (水) 23:17:10
更新日:2023/01/08 Sun 21:55:19
所要時間:約 3 分で読めます




ブルブラン(英雄伝説)とは、英雄伝説軌跡シリーズに登場する架空の人物である

CV:三浦祥朗


【概要】


西ゼムリア大陸全土(一番の被害国はエレボニア帝国)を股にかける神出鬼没の怪盗、通称怪盗B。同時に身喰らう蛇の執行者NOⅩ「怪盗紳士」ブルブランでもある。どっちが本業でどっちが副業かは不明。どっちも趣味な気もする。

顔出しをするのはSCからだが、FCの時点で怪盗Bとして名前は登場し、彼絡みのクエストも存在する。
この後の作品にも、顔出し又は怪盗B絡みのクエストにて多く登場する皆勤賞キャラであったが、残念ながら現在は途切れてしまっている。

基本的に美しいと思ったものなら何でも盗み出す怪盗。しかしこの美しいと思ったものの範囲が広く、あちらこちらにちょっかいをかけている。
怪盗らしく美術品や工芸品は勿論のこと、人の心や内に秘めた力、はたまた雄大な自然が戦火に包まれて散る間際の風景のような悪趣味なものまで自分の美学に合ったものを手に入れるために活動する。

また、興味を持った人間を試す意味で物を盗み、その場に挑戦状(なぞかけ)を置いて行くこともある。作中で怪盗Bと絡むのは大体こちら。
シリーズ恒例の怪盗クエストで、the3rdと閃の軌跡Ⅲ以外の全作品で登場している。

怪盗としての腕前は人間離れしている。かつては帝国軍から戦車を盗み出したと言われており、半ば伝説として語られている。そんな馬鹿な話が、と思うかもしれないが作中で彼は誰に気付かれることもなく市庁舎から巨大なオブジェを盗み出し、さらに誰にも気付かれることなくそれを市長邸に放置するという意味がわからない事を平然とやってのけている。

また変装の腕前も尋常ではなく、今のところ見抜けたのは(ブルブラン自身が試していた節もあるが)リィンのみ。

以上から各国から警戒され指名手配されている彼だが、同時にその鮮やかな手口に魅せられた熱狂的なファンも多いらしい。

その性格は疑うこともなく変態である。その変態っぷりはシリーズ通してトップクラスであり、対抗できるのは美に対する認識で意見を対立させライバル認定しているオリビエぐらいか。ファンからついた渾名が変態紳士。

またクローゼの事が好き(?)なようで、変態的なアプローチをしている。クローゼが何とかしてその思いを逸そうと自分を卑下しても、それすらまた美しいと余計に思いを募らせる始末におえない変態。

そして腹が立つ事に執行者なだけあって戦闘能力も高い。最低でも達人級の腕前は持っている。戦闘面では奇術を用いた搦手が得意なトリッキータイプで、エステル達との初邂逅の時には影縫いで彼女らの動きを瞬く間に封じてみせるなど、次元が違う実力を見せつけた。
実際の戦闘では嫌らしい状態異常をばら撒いてくる。その分状態異常対策をしっかりしておけば苦戦することはあまりないと思うが。


【劇中での活躍】


FCでは大陸中で有名な怪盗的な認識でしかなかったが、SCから結社の執行者として本格的に絡んでくる。

因みに結社の計画には割りと協力的なようで、「レーヴェ外伝」でヴァルターとルシオラが計画の参加に消極的だった時も、彼は普通に参加していた。

空の軌跡での最終決戦の後は、ちゃんとリベルアークからヴァルターと共に脱出しており、レーヴェの死を惜しむと同時にルシオラの無事を祈っていたりした。

3rdでも登場はするが、こちらは幻影。なんだか執行者3人の真ん中に居たり、彼のセリフとともに執行者戦の名曲「maybe it was fated」が流れ始め戦闘開始となるので、やけにかっこよく見える。変態なのに。

あと3rdにある扉の一つに、彼の正体について考察している扉がある。X、Y、Zの3つの仮説が立てられるが、結局正体は明言されない。しかしプレイヤーの我々ならその正体を知ることが出来る。ヒントは彼の執行者No。

零・碧の軌跡では怪盗Bとして特務支援課の面々に恒例のなぞかけクエストを与える。
なお碧でのクエストは、どうやら碧の黒幕に頼まれてやったことのようで、その後は帝国に向かったと思われる。

閃の軌跡では割と序盤からその姿を確認できる。1章では後ろ姿のみだが、2章からⅦ組の面子に興味が湧いたのか「ブルブラン男爵」と名乗り、まさかの素顔で色々と絡んでくる。

4章では本格的にⅦ組がお気に入りになったようで、毎度恒例の怪盗Bクエストを発動してくる。そしていつも通り変装して自分の謎かけに右往左往している面子を眺めていたが、途中で「ブルブラン男爵」として会っていたのが効いたのか、リィンに変装を見破られている。

その後本編では終章まで出番がないが、ドラマCDではⅦ組というよりリィンと彼が持つ「力」に興味がわいたようで、遥々ユミルまで追いかけてきて異変を引き起こす。この時自身が「身喰らう蛇」の執行者であることを明かしており、リィン達にとって初めての「身喰らう蛇」との邂逅となった。


閃の軌跡Ⅱにも引き続き登場。
同じ執行者のシャロンさんと敵対することになった時はノリノリだったり、「鬼の力」を操れるようになったリィンや、美のライバルであるオリビエと彼の腹違いの妹アルフィンとの邂逅では歓喜したりと最初っから最後までずっと楽しそうである。

途中サラ教官に「評判悪いわよ、アンタの悪ふざけ」とプレイヤーの代弁とも言える突っ込みを入れられるが全く懲りる様子もなく、
Ⅱでも勿論クエストを出してくる。それも前作が簡単すぎた反省を踏まえてか、かなり面倒くさいものを。


だが残念ながらⅢにおいて、とうとう顔出しも怪盗Bクエストも存在しない未登場キャラになってしまい、皆勤賞がここで途切れてしまう。
何でもⅢにおける結社の方針が、第二柱《蒼の深淵》と同じく彼に合わなかったようであり、帝国から遠ざけられてしまったようだ。

このためストーリー上仕方のないとは言え、怪盗Bクエストが無かったことにがっかりした古参ファンも多いとか少ないとか。

と思いきや、閃の軌跡ⅣにてⅢに登場したとある人物に変装して見事出演を果たしていたことが判明。当然Ⅳにも登場し、見事変則的ながら皆勤賞を貫き通した。

創の軌跡ではシェラザードが結婚式で使うウェディングドレスを盗み、恒例の怪盗Bクエストを発動してくる。
最後は返還、偶然ブルブランが手に入れた皇家に伝わるティアラ(ブルブラン以外の何者かが盗んだものの模様)もプレゼント返還し、二人の結婚を祝福するメッセージを残した。


追記・修正は全ての怪盗Bクエストを一切攻略を見ないでクリアした人のみがお願いします。

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最終更新:2023年01月08日 21:55