サブロー(信長協奏曲)

登録日:2014/5/14 (水曜日) 3:12:30
更新日:2023/07/27 Thu 14:01:51
所要時間:約 3分で読めます





概要


漫画『信長協奏曲』の主人公。

アニメ版の声優は宮野真守。ドラマ版では小栗旬が演じる。

物語当初は高校生。苗字は不明。
学校の帰り道でいきなり戦国時代へタイムスリップしてしまう。
(読み始めて7ページ目からこの展開。恐らく連載作品で最短記録ではないだろうか)
そして落ちた場所で織田信長と出会い、瓜二つの容姿から、身代わりを押し付けられてしまい織田家の跡継ぎ織田信長として生きていくことになる。

本物の織田信長が病弱でも品のある聡明な人物であったからか、サブローが身代わりになったことで一部の家臣から不信を招き跡継ぎの座を狙っていた弟の信行に命を狙われるようになる。
そんな中でも、不仲であった正妻の帰蝶との仲は進展し二人で「でぇと」をしに外出。

そのときに刺客によって殺されかけるも、乳兄弟の池田恒興に助けられるが…実は仕組んだのは彼であって、うつけとなった信長を殺そうと信行の野望に加担していたのだった。
それをサブローは飄々とした態度から一変。恒興の刀を封じ、高らかに告げる。



信長は天下を取る男だぞ



それを受け恒興は、信長が大望を実現させる為にうつけの振りをしていたのだと誤解し感服。後々、サブローはふと思う。




……あれ?信長って天下とったっけ?

こんな感じで、平成時代の学生から一国の城主となった織田信長の物語が始まるのである。
平成生まれの現代人と戦国時代の人々との噛み合ったり噛み合わなかったりするジェネレーションギャップが見どころ。


性格

飄々としており、良くも悪くもマイペースな性格。
勉強が苦手で、特に歴史の著名人をあまり知らず明智光秀を「あいだ」さんと記憶している程である。
歴史を変えてはいけないという認識はあり教科書を参考に史実通りに「織田信長が天下統一」するように行動している。しかし歴史に疎い面と物事に捉われることのない性分から自然体で生活している。

生活態度はだらしなく普段から袴を穿かない。平成でも制服を着崩し上級生に目をつけられていた(本人は至って気にしていない)が、物語が進むにつれて威厳を保とうと袴を着用するようになった。

史実とは違い、側室や子供の登場は描かれていない。
正妻の帰蝶を大切に思っており、仲睦まじく、時間が空きさえすれば「でぇと」に連れて行く。(織田家が大きくなるにつれて護衛が増える)
他にも侍女のおゆきや朽木家の妹姫にも気に入られているなど、女性にモテる。
特に、妹のお市から過剰な思慕を寄せられているが帰蝶以外の異性に意識する描写はない。

身分の上下関係にもこだわらず、農民達とまじって相撲をしたり失礼な態度にも寛容。というか相手からの皮肉も利かず気づくことはない。
その代わり、家臣達が殺意を堪え続けるのが毎回お決まりとなっている。

帰超以外に本名で呼ぶことはなく、基本あだ名であったりさん付けしたりする。
明智光秀を「みっちー」と呼んでおり、秘密を共有する無二の仲で劇中では深い繋がりを見せている。光秀はサブローの為だけに生きると決めているがサブロー本人には重いらしい。
織田家は美形揃いと一部の史実に記されている通り、端正な顔立ちの持ち主で「やさ男」「甘っちょろい顔」「良い男」と言われている(嫌味も含めて)。

行動が迅速で、その速さは誰もが認める程。
侍女のおゆきにより教科書を失うものの、記憶を頼りに戦法を考えるなど頭も良い。

基本自分のペースを崩すことはなく、感情表現は豊かなものの基本的には喜楽の二つしか見せない。
悲しみは勿論、怒鳴ったのも作中一度きりである。


実写ドラマ版では基本こそ同じだが、自分の都合で多くの兵を犠牲にした信行が平然と「兵からすればそれが本望だろう」と言ったことに対して「死にたい奴なんているわけないだろ!」と激昂したり、
信行に内通していたことを心から恥じて切腹しようとした常興を涙ながらに必死で止めて「目の前で誰かが死ぬところはもう見たくない」と言うなど、
こと「命」に関わる事柄については真剣になって熱い台詞が飛び出ることもある、少し人間臭い性格に変更されている。


大将として

マイペースに前田利家、佐々成政、森可成を雇い有力な家臣を集めていく。
初めは戦に困惑した様子であったが、冷静に作戦を練り天気を味方につけ今川義元に勝利した。
外への散策で兵農分離を思いつき、更に職人を保護したことで領地経営に成功。
これで織田家は他国からでも裕福と言われるほど財政が豊かとなる。

ちなみに、サブローは他者との交流では文を家来に書かせており自分でも何が何だかわかっていない。

正妻の故郷の美濃を攻略し、そこを拠点に天下布武を決行。
明智光秀を相棒にして天下統一するべく活躍していく。同時に奇想天外な発想と持前のカリスマ性を発揮し、大将として成長していく。
しかし、家臣達や民から絶大な支持を得ていくにつれて敵も多くなり足利義昭や義弟の浅井長政の裏切りに遭い苦難の道を辿ることになる。

彼らの裏切りにはサブローの人柄にも原因があり、無自覚に足利義昭の存在をないがしろにした事で各地の大名に信長討伐を促してしまう。
浅井長政は父の勧めもあったが嫁いでもお市の心を占める義兄に嫉妬し闘志を燃やしていたのが理由である。

サブローは数々の敗北を味わいながらも松永久秀と徳川家康の助けを借り、浅井家を滅ぼし足利義昭を京都から追放したことで形成は逆転。織田信長の時代が始まっていく。

物語当初では信行の暗殺を拒み、争い事すら好まない姿勢にあったが一国の主として成長していくにつれてシビアかつ非情な面を見せるようになった。
けれどもサブローの性格は相変わらず飄々した態度を崩すことはなく、マイペースに戦国時代を生きていく。

織田家の身内には甘く、弟には強請られれば物を買い与え兄離れできないお市に強く言えない。

作中ではキリスト教の布教を許可したことで南蛮との繋がりができ、南蛮のマントを羽織る他にも単行本の表紙では南蛮衣装を着ている。





何かあったらテキトーに追記・修正宜しくね~




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最終更新:2023年07月27日 14:01