作中作

登録日:2014/05/13 Tue 17:20:35
更新日:2024/04/07 Sun 16:10:40
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作中作(さくちゅうさく)とは、作品内に登場する作品のこと。
例えば登場人物が愛読している小説や愛聴しているアニメ、はたまた登場人物たち自らが作った映画などが該当する。
主に演劇などでは劇中劇とも。

基本的にその作品オリジナルの物または何かのパロディ作品を指し、
実在する小説やアニメをそのまま出すケースは基本的に作中作とは呼ばない。
実在する小説やアニメなどを言い換えて出している例はフィクション作品における実在の商品などの言い換え表現へ。

近年はオタクものの作品が増えたのもあり特に深夜アニメで見られる機会が多い。
タイトルなどは高確率で何かしらの元ネタが存在するので機会があれば調べてみるのも楽しみの一つ。
もちろんアニメや漫画を楽しむ子供たちが主人公の場合も割と普通に見られる。
というか娯楽文化が発達した現代日本を舞台にした作品ではだいたい何らかの形で目にすると思われる。

映像作品に登場する場合はそこだけのために別のスタッフを用意し本編と差別化させる演出も。
前述のオタクものなんかは必ずと言っていいほど一作品に大量の作中作が出てくることになるため関係者の苦労がしのばれる。

時にはその作品をネタにしたスピンオフが現実に生まれることも……?

ソードアート・オンラインなど、「架空のゲームをプレイする」という体裁の物語もあり、
その場合は作中作が物語のメインとなる非常に重要な存在になる。

ゲーム作品においては、作中で実際にリリースされているゲームとしてミニゲームが登場することもしばしば。

また、「SHIROBAKO」や「バクマン。」、「推しの子」のような、制作現場それ自体を題材として作られた作品には多く、そして詳細に描写されて登場する傾向がある。



◆作中作の一覧


アニメ作品

「アクションビーム!」

しんのすけが愛聴している特撮ヒーロー番組。
たまに丸々一話がこれのストーリーに費やされる。
主人公がほぼ一人で戦っている辺り、スーパー戦隊シリーズより仮面ライダーに近い作風なのかもしれない。
アニメでは「アクション仮面V7」「アクション仮面エクスタシー」「アクション仮面777(フィーバー)」と、パワーアップを繰り返していた時期があったが、
「目先だけのパワーアップだけでは何も見えてこないんです」という理由から、現在は原点に還っている。
「クレヨンしんちゃん」自体が圧倒的な知名度を誇る上、アクション仮面自身も映画や特別編などでの活躍が多いため、
後述のカンタム・ロボと併せて日本で一番有名な作中作の一つと言っていいかもしれない。
『月刊アクション』において西脇だっとによる漫画版が連載されていた事もあり、創刊号の表紙を飾るなど同誌の看板作品的な扱いを受けていた。



同じくしんのすけが好んでいるロボットアニメ。
名前はガンダムのもじりだが外見はウォーカーギャリアに近い。
アニメで放送された際はすさまじい作画で視聴者の度肝を抜いた。


  • ふしぎ魔女っ子マリーちゃん(クレヨンしんちゃん)
「ミラクル・ミラクル・クルクルリン! 純情変身マリー!!」

かつて風間くんがはまってた女児向け特撮。
(分かり辛いが、風間くんが「撮影」を見に行く話があるのでアニメではない)
魔法高校の落第生・師走マリーが卒業まで退学を阻止するために人間界で奮闘するストーリー。
彼女の正体を暴かんとする意地悪なライバル・神無月シーラのお色気にはしんのすけとひろしまでも魅了した。
変身シーンがロボットアニメの合体シーンみたいだったり、決めポーズの際になぜか後ろで爆破したりするのにはツッコむな!
…後に風間くんが『ま・ほー少女もえP』のマニアになるとは、誰が予想できただろうか。


「みくるビ~~~~~ム!」

SOS団が文化祭の出し物として作った自主制作映画。
「超監督」はもちろん涼宮ハルヒその人。
素人ならではのミスがてんこ盛りながらエフェクトはなかなかのレベルらしい。
アニメ第一期放映当時はまさかの初回が丸々コレという内容で視聴者を驚かせた。

話数追加版では関連のある「涼宮ハルヒの溜息」編の放送後に放送された。


「彼女が持っている物はきっとわたしに無いものばかり。それを気付かせたのはあなたの態度」

追想でハルヒたちが長門有希の詩を元に作成した映画。
勿論この映画もキョンが編集している。
今回は文化祭のメインステージで発表し、生徒たちになかなか好評だったらしい。


「地球の人々の笑顔を守るために、私たちは何度でも立ち上がる!」

やよいお気に入りのロボットアニメ。
『やよい、地球を守れ!プリキュアがロボニナ〜ル!?』のアバンにされたが……ぶっちゃけ世界観が違いすぎる。
メカデザインはあの大塚健であり、大張正己まで参加している。大御所になにさせてんだ。


「……監督と脚本家、廃業すれば良い……」
「……つーか、、出てなかったな……(良かった……)」

2314年に公開された特撮映画。2312年に起こったアロウズとソレスタルビーイングの戦いが描かれた。
史実を元にしているらしいが、当時は既に死亡していた人物が登場していたり、全体的にMSのデザインがやたらヒロイックになっていたり、
当時は主流派だったアロウズを徹底して悪役とし、逆に当時は不穏分子扱いされていた反政府組織カタロンとソレスタルビーイングが主役になっていることから、
モデルとなった戦いを現場で見ていた沙慈を始め、当時を知る者には旧政権とアロウズ批判のプロパガンダ作品と捉えられている。
スパロボにおいても『劇場版00』が参戦するともちろんシナリオ内で話題に挙げられる。時にはスキルパーツになったり…。


「やった、あれぞファイアデデd……チッ…締まらないな、これでは」

デデデの借金返済のため作られたアニメ。
作中ではたまにテレビの映像としてそのまま再利用されている。


  • 星のフームたん
「暑くて裸になりたいくらい♡」

3人組アニメスタッフのオタキングが作ったアニメ。
星のデデデとは異なり1話限りの登場だが、(ネタ的な)知名度は高い。


マクロス7内で「第一次星間大戦」戦勝35周年記念の一環として作成されたドラマ。
後述のとおり、マクロスシリーズ自体が後の時代に作られた「史実に基づくフィクション」という扱いなので、
劇中劇のさらに劇中劇という扱いになる。


ナデシコ作中の時代より100年ほど前(21世紀末)に制作されたロボットアニメ。
いわゆる原点回帰を志した勧善懲悪の王道ストーリーであり、放映当時の人気は振るわなかったが、その後の再放送によって人気を得ており、
作中の時代でも古い作品でありながら熱心なファンが存在している。
しかしながら地球圏から追放され木星圏に逃れた人々による勢力木連においては単なる娯楽作品の枠にとどまらない扱いを受けている。
地球および火星からの放逐時に「民間人が持ち出したゲキ・ガンガー3以外に娯楽作品と呼べるものが無かった」という理由から、
時を経るにしたがって「娯楽作品」から「聖典」へと変貌を遂げており、木連人の思想形成にまで影響力を持つ作品と化した。
木連の軍部の思想もゲキガンガー3の「勧善懲悪」主義に強い影響を受けており、木星と地球との戦争の遠因になっているとさえ言える。
ちなみに、「『ゲキ・ガンガー3』の世界では『機動戦艦ナデシコ』のアニメ作品が放映されている」という設定になっている。


作中世界で少年誌『少年マガヅン』に連載され、その後2クールアニメやカードゲームになった学園ラブコメ漫画。
不運な少女「榎本千尋」が、ひょんなことから「くじびき」(=運)で全てを決める高校に入学したことから物語は始まる。
後に『げんしけん』内アニメ設定を元にしたOVA・小説、及び設定をアレンジした漫画・アニメ・小説(『げんしけん』内では第2期設定)が実際に制作された。


武蔵野アニメーションが7年ぶりに元請制作したオリジナルの1クールアニメ。
前作の失敗以来干されていた木下誠一監督が6年ぶりに担当した作品でもある。
脱出を意味する作品タイトルが示すとおり、「アイドルユニットのトレーシーが逃げまくる話」らしい。
作中で内容が断片的に描かれているが、年齢を12歳もサバ読んでるメンバーがいたり、最終話でカウボーイから馬100頭を受け取って逃げたりと非常にカオスになっている。
ブルーレイボックスの特典映像で第1話を視聴可能。


  • 第三飛行少女隊(同上)
えくそだすっ!の翌年に武蔵野アニメーションが制作したアニメ。累計100万部突破の大人気漫画のアニメ化作品。
世界各地に巨大建築物を造る謎の敵「ビルダー」によって高度な電子機器が使用不能にされた世界を舞台に、ビルダーの被害を免れた1970年代以前の戦闘機を駆って戦う調布基地307部隊所属の少女達を描く。
担当編集者の怠慢によって原作者の野亀武蔵と制作側の意思疎通に齟齬が生じた結果数々のトラブルが発生したが、最終的に双方満足のいく形で終了することができた。
こちらも特典映像で第1話を視聴可能。


  • 山はりねずみアンデスチャッキー(同上)
宮森あおいが好きな擬人化動物のアニメ。まだセルに手描きで描かれていた頃の古い作品。
本作に数多く登場する実在作品のパロディの一つであり、モデルは『山ねずみロッキーチャック』。
当時の制作スタッフが武蔵野アニメーションのアニメに関わってきたり、宮森が幻視する形で当時の制作現場が描かれたりと他のパロディ作品よりも扱いは大きい。
19話ではこの作品のOPが特殊EDとして流れた。


  • 精霊機想曲フォーゲルシュバリエ、追憶のアヴァルケン、等(Re:CREATORS
Re:CREATORS作中に登場する作中作で『フォーゲルシュバリエ』はライトノベル並びにそれを基としたアニメ作品、『アヴァウルケン』はゲーム作品。
劇中にはこの他にも数々の漫画・アニメ・小説・ゲーム由来の作品が登場し、それらの登場人物が三次元の肉体を持った「被造物」として現実世界に出現する事態が発生、国家を巻き込んだ大騒動にまで発展した。


アニメ版『サザエさん』のエピソードの一つ「父さんマンガの星」に登場した少女漫画。
詳しいエピソード内容はカロリーナ(サザエさん)の項を参照。


アドベンチャーベイで好評放送中のヒーローアニメ。
正義のヒーロー犬・ミラクルアポロ(ブルテリア)が敵役の強盗犬や蜘蛛に襲われた猫やウサギを助けるのが主な流れである模様。
ラブルのお気に入りアニメで、主人公のミラクルアポロに倣って、仲間に頼らず1人で人助けをしようとしたり、苦手だった蜘蛛に勇猛果敢に立ち向かうなど、彼に多大な影響をもたらしている。
また、第2期でラブルは敵役の強盗犬に対し「何やってもあかんな!」と評したが、マーシャルは自分への批判だと勘違いして家出したことがあった。
そして、第3期でラブルは憧れのミラクルアポロと対面し、一緒に巨大蜘蛛と戦った*1
ちなみに作中の悪役・ライバール市長も『いじわるコロン』なる、意地悪大好きな猫のコロンがか弱い犬に嫌がらせをする内容の誰得なアニメを好んで観ている。


アニメ第1期で高海美渡が読んでいた漫画。第2期でスクールアイドル部の活動資金確保のために参加したフリーマーケットに並んだがどうなったかは不明。
内容について詳細な描写はないため不明だが、焼魚定食物語の単行本は17巻+1巻分が、新・焼魚定食物語は6巻が刊行されていることから一定の人気を誇っている様子。


  • 紅蓮の剣姫(フレイムソード・プリンセス)(ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)
時は現代。人々の心を狙い暗躍する“闇の存在”と戦い続ける1人の少女がいた。
日頃は平凡な女子高生として暮らし、ひと度、平和を脅かす“闇”の魔の手が伸びる時は、聖なる炎の力でこれを焼き払う。
炎を纏った剣を携え、戦場を駆ける緋色の髪。その姿をいつしか人はこう呼んだ。

――紅蓮の剣姫(フレイムソード・プリンセス)。平和を願う少女の意思が、紅蓮に燃えて闇を討つ!

アニメ第1期で優木せつ菜(中川菜々)が手にしていたライトノベル作品。第2期ではアニメ第1話が放送された場面が描かれており、2023年には電撃文庫から「同好会がせつ菜主役で同作を実写化する」設定で小説版が発売された。

  • 光殻天使このか☆エンジェル(OBSOLETE)
高橋良輔監督の企画プロデュースのもと、ニトロプラスの虚淵玄とスタジオ武右ェ門が手掛けたむせるCGロボットアニメ第二シーズン最終話から。
西暦2444年を舞台に、スーパーロボット風にアレンジされたエグゾフレームを駆る少女たちの戦いが描かれる。
この劇中劇に、これまでボウマン大尉やミヤジマ中尉といった軍人や、彼らを中心にした泥と弾丸と硝煙が入り混じったストーリーを見ていた視聴者も思わず呆然としていたとか……。

ちなみにこの劇中劇の主役である九葉このかは鹿目まどかこと悠木碧、七星ななみは暁美ほむらこと斎藤千和が演じている。なんという虚淵作品つながり


第17話「アニメーションUSA」にて作中に登場する日本製のアニメ。
後に実際に制作されるが、エクセル・サーガに輪をかけて混沌としたアニメであり、エクセル・サーガ作中では世界的な人気作とされていたものの、現実には過激な描写*2故にニュージーランドで有害図書指定された曰くつきの作品である。


架空の球技ピットボールを題材にした正統派スポーツ漫画。週刊少年ツブラヤで連載中でアニメ化、映画化もしている。
世間一般の評価も高いのだが、特に腐女子には絶大な人気を誇っている。
怪獣娘の白銀レイカ(ウインダム)や湖上ラン(エレキング)も本作でカップリング妄想をする腐女子。


ツツジ台高校2年F組が学園祭で披露する演目として制作している演劇。
六花内海が発起人であり、皆が忘れてしまった怪獣やアカネグリッドマンを物語として伝えることを目的として企画された。
2人は主に脚本を担当しており*3、六花としては特にアカネのことを伝えたかったとのこと。
その為、当初制作された『グリッドマン物語』は『SSSS.GRIDMAN』に即した内容となっていたが、リアリティが無いとの(中でもアカネの盛り過ぎ設定*4が)突っ込みを受けて修正を迫られていた。
そこで突如現れた『SSSS.DYNAZENON』組の体験談を組み込んで大幅な路線変更を図った『グリッドマン超伝説』が作成された。
こちらは意外にも高評価を受けている。アカネの存在は削除されてしまったが。ダイナゼノンの話のぶっとび具合なんてアカネの設定と大差ないのに*5
ようやく脚本が認められて安堵する六花と内海だったが、ただ一人裕太だけは煮えきらない想いを抱えていた。

本編主人公の霧越未麻が出演するサスペンスドラマ。
連続ファッションモデル殺人事件の謎を女性精神科医と男性刑事のバディが追うサイコサスペンス。
ショッキングなグロメインの殺人シーンを売りに出した、90年代当時のサスペンスドラマをある意味忠実に再現した作品。
(本編でも、「日本でサイコサスペンス作るとどうしてああなるかね」と苦言を呈する場面があった。)
犯人役は製作当初は決まっていなかったが、未麻の事務所社長の田所がプロデューサーにゴリ押しした結果、当初端役だった未麻の役柄が大幅に改変され、モデルにスカウトされるもストリップ劇場で観客にレイプされ、精神的ショックのあまり多重人格となって連続殺人を犯すという急展開にも程がある過程で犯人役に決定。
そして、あまりに過激な内容の撮影で未麻の精神は徐々に衰弱し、ドラマ脚本家の渋谷が惨殺されたことを機に、ドラマと現実の区別が曖昧になっていく。


作中で劇場上映中の映画。
内容は不明だが、夏空の下で佇む3人の子供のビジュアルで広告が打たれている。
本作は映画に対するトラウマを克服したある男が、この映画のチケットを買い求めるところで幕を閉じる。
なお、作中においては本作そのものである『パプリカ』を除いた今敏監督の映画が上映されており、『夢見る子供たち』はそれらに続いて制作された作品であると匂わす描写がある。
実際、監督の次回作として構想・制作されていた作品は『夢見る機械』であり、これを示唆するものであったことは確かだろう。
しかしながら『夢見る機械』は監督の逝去により制作が頓挫し、文字通り夢の作品となってしまった。


実写作品

登場作品含め豪華すぎる構成だが、『帰ってきたウルトラマン』第10話で言及された作品。(ちなみにゴジラシリーズに該当する作品はない)
子供たちが怪獣研究会の発表をした際、翼竜の絵を見た子供が『ゴジラ対ラドン』を見たことがあると言い出す。
他にも「キングギドラの卵」を知っている子供がいるなど、円谷英二の絡みなのかこの回はやたらと東宝怪獣ネタが多い。


5色の戦士メガレンジャーを操作して戦う、業務用の対戦格闘ゲーム。
立体映像による実写さながらというか実写そのもののグラフィックが特徴の非常にゴージャスな仕様だが、プレイ料金は1クレジット100円と良心的。
メガレッドの武器ドリルセイバーなどの裏技も充実している模様。
何の変哲もないアーケードゲームかと思われていたが、実はI-NETが邪電王国ネジレジアと戦う戦士を選抜するために開発したテスト用シミュレーターであり、伊達健太は実際にMEGARANGERでハイスコアを叩き出したことでメガレッドに選ばれている。
メガレンジャーの戦いが始まってからもゲームセンターで引き続き稼働している。ネジレジアが中盤で送り込んできた刺客ネジレンジャーも実装されている辺り、小まめなアップデートも行われているようだ。


青山晴彦が物語中通して製作している絵本。
ギンガマンとバルバンの戦いが題材であり、リョウマ達が直接取材を受けることもあった。
晴彦本人からの「皆さんのいちばん好きな物を描いて欲しい」というリクエストにより、ギンガマン本人からも各々のパートナーである星獣のイラストが寄稿されているのだが、殆どのメンバーがプロ顔負けの画力を発揮した中、リョウマが描いたギンガレオンだけは幼稚園児のお絵描きレベルであった
本編終了後に無事出版されており、救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマンで実際に登場。タイトルもここで判明した。
晴彦の息子にしてギンガマンの親友である勇太や、戦隊マニアの伊狩鎧もしっかり所持している。
リョウマのイラストがそのまま載せられたのか気になるところである


「私の銃弾は何を貫けばいいの? ただれた悪意? 醜い終末?」

スーパー戦隊をこよなく愛するアキバレッドこと赤木信夫が絶賛ブヒ萌え中の変身ヒロインアニメ。
クーデレヒロインの市川葵が幼馴染の船橋サトミを守るために変身し、世界征服を企む敵と戦う内容の模様。
信夫ら三人が使う変身アイテム兼拳銃『モエモエズキューーン』のモデルにもなっている。


  • 五星戦隊アキバレンジャー(非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛)
新次元頭脳改造地下真帝国バロスWのブルーレイ係長が妄想世界でリュウレンジャーをご当地ヒーローのチャイナレッドに劣化させてしまったことで、『五星戦隊ダイレンジャー』と入れ替わりに誕生したスーパー戦隊シリーズ第20作。
装備デザインはほぼ非公認戦隊時代のアキバレンジャーのそれが踏襲されているが、名前が変更されたり、イタッシャーロボことアキバルカンロボからズキューーン葵の痛車ステッカーが削除されているなど若干異なる部分もある。

デビュー3年目だった荒川稔久がメインライターを担当したが、彼の趣味全開のシナリオのせいで子供からもオタク層からも受け入れられず人気は低迷。ピンチヒッターとして参加した井上敏樹による尻拭いも虚しく、わずか1クールで放送打ち切りとなってしまった。
おかげで追加戦士として投入予定だったキバレンジャー(とその後に控えていたであろう詳細不明のもう1人)はお蔵入りとなってしまい、アキバレンジャーを激しく恨むようになった。
2010年代に入っても評価は低く、ネット上では「シリーズの汚点」「黒歴史的」などと散々な言われようだが、一部には2代目アキバブルーこと岩清水美月など熱心なファンも存在する模様。

その後アキバレンジャーの尽力でチャイナレッドがリュウレンジャーの記憶を取り戻したため、シリーズ第20作は無事に『ダイレンジャー』に戻った。


『アバレンジャー』劇中で放送されている所謂特撮ヒーロー番組。ぶっちゃけるとウルトラマン
何の変哲もないヒーロー番組であったが、ある日突如として主役ヒーロー・ギャラクシアンイグレックが現実に出現するという珍事が起こってしまう。
その真相はギガノイド第2番「英雄」の項を参照。


キョウリュウジャーのキョウリュウピンクことアミィ結月やデーボス軍楽しみの密偵ラッキューロが愛読している少女漫画。
賢神トリンもアミィがスピリットベースに持ち込んだものを読んでいる。

当初はただの作中作だと思われたが、後にラッキューロが改心するきっかけの一つになるという物語上重要な役割を果たす。
作者の津古内真也はキョウリュウグレーこと鉄砕の子孫であり、後に正式にキョウリュウグレーを継いだ。

100年後の世界にはリメイク版も存在している。


ルパンイエロー/早見初美花の友人・一ノ瀬詩穂が漫画家デビューして発表した作品。作中時点で単行本は2巻まで刊行されている。
表紙に書かれているキャラクターから分かる通り、かつて異世界犯罪者集団ギャングラーと戦ったルパンレンジャーをモデルにした作品。
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』最終回では、快盗を主役にする事に対し流行りが過ぎたのではないかと編集者に難色を示されていたが、詩穂は「快盗は必ず帰ってくる」と強く推しており、無事彼女の意向が通った事がうかがえる。

後にブロップを流用する形で『魔進戦隊キラメイジャー』のエピソード2にも登場し、マブシーナが涙を流すために読んでいた。曰く「主役の女の子に感情移入出来る」とのこと。
エピソード40にも本作のポスターが貼られており、そこに記された告知によればどうやらアニメ化が決定した模様。


女子高生漫画家の鬼頭はるかが製作したヒーロー漫画。
詳細な内容は不明だが評価は高いらしく、ドン1話冒頭で漫画大賞を受賞している。
しかし、はるかがオニシスターに選ばれた直後、椎名ナオキの同人漫画「失恋ナイト」からの盗作疑惑が持ち上がったことで連載は打ち切られ、受賞取り消しと単行本回収を喰らって封印作品と化してしまった。
はるか本人は盗作をした覚えは全くなかったものの、この一件は相当堪えたらしく、以降漫画家としてはスランプに突入してしまう。しかし、これを偶然手に入れた脳人三人衆のソノザは求めていた「感情」を得て、はるかと師弟関係を築く事になる。時にはドンムラサメの封印に使われた事もあった。
後に椎名ナオキの手で「新・初恋ヒーロー」のタイトルでリメイクされており、実写化もされたが、監督やキャストの暴走と相次ぐシナリオ変更の影響でカオス極まりない内容になってしまい、試写会で大ブーイングが巻き起こった末に公開中止になった。


  • 極料理人道テツ(暴太郎戦隊ドンブラザーズ)
ドン21話に登場した映画。主演は宇都宮テツ。内容は任侠モノと思われる。
テツのサイン色紙を巡って白井と松井組には浅からぬ因縁があり、猿原真一はその騒動に巻き込まれる事に…。


「イシャバーナの国民が一丸となって作った優しさの結晶、それが覇権であり無二の大傑作。『もっふんといっしょ』だ!」

チキューで放送されている子供向けショートアニメ。ゴッカンの雪男伝説をベースにイシャバーナのクリエイターが総動員で制作した。
放送されるや否やイシャバーナで大人気となり、最高視聴率90.9%の記録を叩き出した上に、初放送から10年以上経った現在では約4000話が制作された。
ヒメノ・ランも視聴しており、「バグナラクに脅かされている子供達も、これを見る時は怖さを忘れて勇気を貰える」と語っている。
リタ・カニスカは番組に登場するもっふんの大ファンで、ぬいぐるみやグッズを大量に集める程。ただしゴッカンは週遅れ+電波が届きにくい場所なので、ヒメノに最新話のネタバレをされかけた時は例の絶叫で遮っていた。
ちなみにもっふん役はフォーツカ・フォーチュンが担当している模様。

実は17年前*7に起きた「神の怒り」で両親を暗殺され、幼くして王位に就いたヒメノの心を支えるために制作された。

後に東映特撮ファンクラブにおいても「独占配信」という形で実際に配信された。
また、もっふんのグッズもプレミアムバンダイで販売されている。中にはお値段約12万円のぬいぐるみというとんでもない代物も。


作中世界で放送されている特撮ヒーロー番組。
タラバガニをモチーフにした巨大ヒーローのタラバマンが巨大ティラノサウルスなどと戦う番組らしい。
第30話「侵略の脚本(シナリオ)」では地球侵略に行き詰ったミジー星人が、新番組の脚本だと騙して本作の脚本家に地球侵略計画を考えさせようとする珍事件も発生した。

何故かマルチバースを超えて存在する番組らしく、『ウルトラマンガイア』第47話「XIG壊滅!?」には『エターナルタラバマン』という番組のポスターが、『SSSS.DYNAZENON』第8話「揺れ動く気持ちって、なに?」には『TARABAMAN ファーストジェネレーション』という映画が登場している。


作中作というか、作中内で製作されたTV番組。
現実でもある警察密着24時を、防衛チームXioを対象にして作られたというドキュメンタリー番組。
この話は「尺のほとんどがXio隊員たちが放送されている番組を見ている」という視点で行われたシリーズ屈指の異色回である。
なお、なぜかウルトラマンエックスの声までバッチリ収録されてしまっている。スタッフのマイク性能良すぎだろ。
「ユナイトって何ですか?」


「ドンドン照らすぜ!爆裂戦記、ドン!シャイン!ヒア・ウィー・ゴーッ!!」

ウルトラマンベリアルを父に持つというウルトラマンジードこと朝倉リクが幼い頃見ていたヒーロー番組で、彼がヒーローに憧れるきっかけを作り出した存在でもある。
フュージョンライズする際に発する「融合(You go)! I go! ヒア・ウィー・ゴー!!」もドンシャインの口上を意識したもの。
なお、リクの幼馴染であるAIBのエージェント・愛崎モアも見ており、広げた両手を顔の前に置く太陽拳にも似た決めポーズは両者のツーカーサインでもある。

ドンシャインのスーツは『ジード』の造形スタッフが関わっている日芸特撮部製作の自主特撮映画『銀河超速キャプテリオン』のスーツを改造したもの。
なお、『ジード』Blu-ray BOX Iには映像特典として「危うしタカコ!ドンシャイン危機1秒前!」が収録されている。


  • ターボマン(ジングル・オール・ザ・ウェイ)
「Let's turbo time!」

真っ赤なスーツに身を包み、背負ったジェットパックで空を自在に飛び回るヒーロー、ターボマンの活躍を描く特撮ヒーロー番組。
作中のアメリカでは大人気のあまりグッズが軒並み品薄状態であり、主人公ハワードが息子へのプレゼントとすべくターボマンフィギュアを求めてクリスマスイブの街を駆け回るのが物語の大筋となる。

モデルは当時のアメリカで大ヒットし社会現象を巻き起こしていた『マイティ・モーフィン ・パワーレンジャー』。
ついでに、本作自体もクリスマスシーズンにアメリカ全土のお父さん達が繰り広げたパワーレンジャーグッズ争奪戦のパロディである。


作中で人気を博している連続ドラマ。ジャンルは「平成純情家族ロマン」。
主人公がアメリカに留学している時に父親が急死し、突然実家の佃煮屋を継ぐことになる、というストーリーの模様。
櫻子が作業中に流しているラジオで言及されたくらいの描写だったが、主人公のカラスヤマショウゴ演じるオニギリジョーという嫌でも印象に残る名前*8や、留学時代のガールフレンドの妊娠疑惑や母親の命の危機といった妙にカオス波乱万丈なシナリオから、コアな『クウガ』ファンの間でしばしばネタにされている。
続編の制作も決定しているらしく、最終回では奈々がオーディションに合格した。

ネタの拾い方の細かさに定評がある東映のWebサイト『仮面ライダー図鑑』にもしっかり掲載されており、主演とその役名の正式な漢字表記が「鬼切丈」「烏山省吾」であることが判明した。


作中の人気時代劇。
その評判を聞きつけた鳴海亜樹子もDVDボックスを購入し、熱中していた。
左翔太郎は「時代劇なんて興味ない」「観たら5分で寝れる自信がある」と無関心だったが、ある依頼を受けた際に睡眠時の脳波を機械で読み取らなければならなかったため、睡眠のために視聴。
ところが予想外の面白さにどんどん視聴が進み、気がついたら夜は空けていた。
余程熱中したのか、翔太郎が次の夜に今度こそ睡眠をとった際の夢の中では江戸時代で岡っ引きになっていた。

また、3D対応の劇場版も公開されている。


「『マーマーマンション』はな……台詞が字幕なところがいいんだよ!アイドル声優なんか使ったら……。あぁっ!ぶち壊しだぁぁ!!」

作中世界の大人気アニメ。2014年クリスマス頃に最終回を迎えた。
タイトル通りマンションに住む住人たちの日常を描いた作品で、最大の特徴は台詞が全て字幕で表現される事。
基本的にはコメディ作品だが、たまに泣きの回もある模様。
特状課の西城究及び彼と意気投合したロイミュード072はこの作品の大ファンであり、
劇場版でアイドル声優による声がつくことが発表された際には激怒した072が声優を襲う事件が発生。
その事件の原因を探るために視聴した泊進ノ介もド嵌りし、上記の台詞を叫んでいる。

dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』では声優なしで作られた劇場版を霧子とが視聴している場面がある。
小説 仮面ライダードライブ マッハサーガ』の巻末年表によると、同一の時間軸での出来事である事から、恐らく不評を受けて変更されたものと思われる。


ゲーム」の力を使用して戦う仮面ライダーである同作に登場する架空のゲームソフト。『マイティアクションX』は3DSゲーム『オール仮面ライダーライダーレボリューション』の特典として実際にゲーム化されている。
ドクターライダー達が変身やフォームチェンジ、必殺技発動時などに使用するライダーガシャットのうち、初期から登場しているものは*9いずれも劇中世界のゲーム会社・幻夢コーポレーションが発売している人気ソフトと同じ名称を持ち、ガシャットが持つ能力もゲーム内容がモチーフとなっている。
劇中では他にも作品のスポンサーを務めるバンダイナムコグループより展開された新旧の実在ゲームも登場している。
そして物語後半で発売されたゲーム『仮面ライダークロニクル』は世界の命運を左右することとなる。


天才物理学者・桐生戦兎のいる東都の街で、スマッシュと呼ばれる謎の怪人が市民を脅かしていた。そこに現れたのが我らがヒーロー・仮面ライダー!
自分で天才とかヒーローとか痛いんだよ!ただの記憶喪失のオッサンだろ!
うるさいよ!そういうこいつは、刑務所を脱走した殺人犯の万丈龍我
俺は殺しも脱走もしてねぇ!
そう言ってわんわん泣いてすがるもんだから、心優しいぃ~俺は何と東都政府を敵にしてこいつと逃げてしまったのでありました!
キャラ崩壊とメタ発言のオンパレードなギャグ一色のあらすじ
単なる清涼剤と思われていたが、第49話(最終回)で世界が再構築された後、
旧世界の記憶を残した数少ない存在である戦兎と万丈は「俺達の記憶を49のエピソードに分けてデータ化するんだよ」と第2話冒頭のあらすじコントを披露。
このあらすじコントには戦兎と万丈以外の登場人物も登場していたのだが、
以前はファンの間で
1.戦兎と龍我以外のみんなの記憶が戻った
2.ボイスチェンジャーを使った
3.声の仕事をしてる人を呼んだ
4.『仮面ライダービルド』という作品そのものが2人が作った作品
などと言われていたが、1と仮定した場合、諸悪の根源が復活したことになるなどの問題点が……。
この疑問に関しては声の仕事をしてる人を呼んだことがVシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』で明らかになった。
ドラマ作品のいつもの記述である「仮面ライダービルドはフィクションです」という注意書きにどこか深みを感じられるかもしれない。

ファンタジック本屋かみやまに置かれていた漫画本の一つ。絵柄の雰囲気や、左から右に開く本の装丁からして、所謂アメコミの翻訳本のようである。
表紙や本の中身にはを携えた黄色いカラーリングのヒーローらしきキャラクターが描かれており、彼こそが表題のヒーロー「ソードXマン」。
ユーリは読んだ当初こそ「登場人物が悩んでばかりで、世界を救う意味を知ってるとは思えない」と辛口な評価を下していたが、
やがてメギドとの戦闘の最中にまで単行本を持ち出して読み耽り、更に自身が変身する仮面ライダー最光の強化形態・エックスソードマンの元ネタにするまでにドハマりした。
てれびくん超バトルDVD『集え!ヒーロー!!爆誕 ドラゴンてれびくん』によるとライバルの「ブレードマンY」やヴィランの「ダックラー」といったキャラクターが存在する模様。


ゼイビアックスとの戦いが終わった後、マヤが出版した本。
児童文学として発売されたが、その中で描かれているのは仮面ライダーとゼイビアックスが実際に繰り広げた戦いである。
最終回ではサイン会にそれなりの人数が訪れている様子が描かれており、中々に好評な模様。
物語前半ではモンスターや仮面ライダーの謎を世間に広めようと奔走していたマヤだったが、「たとえフィクションだと思われようと、真実はここにある」と前向きに考えており、彼女の精神的な成長が窺える。


劇中の特撮ヒーロードラマで、レジェンドスーツアクター・ファイター田中の代表作。3-Aのメンバーの一人である堀部瑠奈がファンであるなど、劇中での人気は相当なものである模様。
決め台詞は「Let's think!」であり、これは本作のキャッチコピーにして最大のテーマにもなっている。
実は元々主役ヒーローのスーツアクターは3-Aの担任である柊一颯が担当する予定であったが、彼が病を患い役を辞退したことで、その師匠である田中が代わりを務めたという衝撃の裏話があった。
ガルムフェニックスには「世界を敵に回しても正義のために闘う」というポリシーがあり、その様は正に"ある目的"のために自身が受け持つ3-Aの生徒たちを人質に教室に立てこもり、世間からSNS上で批難の集中砲火を一身に受ける一颯のそれであった

また本作の第8話ラストでは刑事の郡司真人が一颯を逮捕すべく単身校内に侵入し、一颯は後一歩のところまで追い詰められるも、そこへ田中がガルムフェニックスに扮して彼の助太刀に参上し、逆に郡司を圧倒して勝利するという受け手の意表を突いた胸熱展開で締められた
まさかの神展開に当時の視聴者たちの反響は大きく、当回の放送後にはTwitter上でガルムフェニックスがトレンド入りする事態にまで発展した


作中で製作されたホラー映画のシリーズ。
作中の事件を基にした映画であり、『スクリーム2』内で登場した1作目『スタブ』は『スクリーム』1作目をそのままなぞった映画となっている。
なお、『スタブ』1作目の監督はロバート・ロドリゲス。
シドニー役は作中でシドニー本人が予想したようにトーリ・スペリング(本人)が演じている。
2作目はウィンザー大学の殺人事件を基にし、当初3作目はオリジナルの完結編が撮影されていたが、撮影中に連続殺人が発生し製作が中止になり、その後実際の殺人事件を基にした3作目が製作された。
その後オリジナル路線で7作目まで製作されたが、末期になるとタイムトラベル要素も盛り込まれホラーの長期化特有の迷走を辿ったようだった。


マーフィーの息子が熱中しているTVドラマ。
その名の通りレーザーガンを持ったレーザーポリスの活躍を描いた刑事ドラマのようで、レーザーポリスが勝利した際に披露するガンプレイ*10が名物。
マーフィーは息子を喜ばせるために猛練習でガンプレイを習得したが、後にこれが思わぬ形で物語に影響を与えることになった。

番組タイトルはウィリアム・シャトナー主演の実在する番組「T.J.Hooker(邦題「パトカーアダム30)」のパロディ。

アメリカで大人気の刑事ドラマ。
変わり者の名警部・ルーサン警部の活躍を描く。
しかし主演俳優がプロデューサーを殺害して逮捕されるという不祥事を起こし、以後の動向は不明。

言うまでもなく「刑事コロンボ」のセルフパロディ作品。
主演俳優のウォード・ファウラー(演:ウィリアム・シャトナー)のモデルもコロンボ役のピーター・フォークとされる。

作中で放送されている児童バラエティ番組。
タイトル通りメインパーソナリティはファンキー・フィッシャーマンと呼ばれる釣り人に扮した人物。
魚や海老などのマスコットキャラも登場しており、特にハッピー・フィッシュなるマスコットは番組の顔的存在の模様。見た目はぶっちゃけキモいけど
かなりの長寿番組のようで、イーサンは子供の頃からずっと観続けている。
また、ミュータント軍団の幹部も何故かこの番組を視聴しており、エルザが「ハッピー・フィッシュを役者ごと拉致して遺伝子混合装置で怪人化する」という作戦を提案し、トレントに失笑されて逆ギレしたことが当該エピソードの始まりとなった。

原作『爆竜戦隊アバレンジャー』第26話「釣りバカアバレ日誌、どもども」におけるアニメ版『釣りバカ日誌』に相当するポジションに充てられた作中作であり、ファンキー・フィッシャーマンの服装が明らかにアニメ版の浜ちゃんを意識したものだったり、
ファンキー・フィッシャーマンの演者が閉じ込められたテレビをブラックレンジャーの専用車両にくくり付けて輸送するシーンがわざわざ新撮されたりと、原典を意識したであろうシーンも散見された。
もちろん、先述した作戦で生み出された怪人の原典もツリバカツオリーブである。


  • ビートルボーグ(ビッグ・バッド・ビートルボーグ)
北米版ビーファイターの作中に登場する人気コミック。
早い話がアメコミ版『重甲ビーファイター』である。
主人公のドリュー達によって封印から解放されたフラバーが「お礼に願いを叶えてあげる」と持ちかけ、憧れのビートルボーグになりたいという彼らの願いを叶えた際に間違って悪役まで実体化させてしまったので、責任を持って皆で戦いを開始する、というのが物語のあらすじとなる。
また、紫のボディを持つカラトなるキャラクターが登場し、相棒のシルバーレイと共に悪の戦士ゴルデックスと戦うコミックも存在している。


観月由児が製作した、黄金の騎士と異形の怪物の戦いを描いた絵本。
由児の娘であるカオルが子供の頃に愛読していた。
絵本としてのクオリティは純粋に高かったようで、出版社に持ち込んだ際は担当編集者も割と乗り気だったのだが、「最後のページが白紙」という不可解な点があったため、正式な出版は見送られた。
物語を通してキーアイテムを務めており、特にラストシーンにおけるこの本に関する裏話はファンと主演俳優を号泣させた。


漫画家カワバタセイジに憑依したホラー、カリカジュアンが執筆し、週刊少年ビクトリーに掲載された漫画。
詳しい内容は不明だが、第1話のラストシーンで主人公の幼馴染の生首が大写しになるなど、ホラーが執筆しただけあってかなりダークな作風な模様。
カリカジュアンは仕事場に結界を張って番犬所の目を逃れていたものの、演出としてホラーを讃える旧魔戒文字を取り入れてしまったことで潜伏先が露呈。
最終的にカリカジュアンは雷牙に斬られ、作者行方不明で打ち切られた。
…が、カリカジュアンはマカイキング制作にあたり、才能を奪うために週刊少年ビクトリーの人気作家を片っ端から捕食しており、劇中でも主力作品が悉く連載不能に陥って狼狽する編集部の様子が描写された。
救世主になるはずだったマカイキングも打ち切りになった後、果たして同誌は刊行を継続できたのだろうか…


後藤ひろひと作の演劇作品とそれを元にした映画に登場した作品で、メインヒロインである入院中の少女パコが愛読する絵本。
内容は嫌われ者の「ガマ王子」が森を襲う悪の「ザリガニ魔人」に立ち向かうというもので、本編内ではクライマックスでパコの周りにいる大人達(他の患者達と病院スタッフ)によって実際に舞台として上演される事に。
ちなみに実際に絵本化されている。




ゲーム作品

「いくぞ、がぁーったいー! 銀河の悪を、叩いて砕く! ……くらって砕けろぉぉ……ファアアアイナルぅ、クラーーーッシュ!!」

陣内美緒が夢中になっているロボットアニメ。
ロボットアニメ界の奇才・オオワダヒロアキ氏(表記不明)が監督を務めた傑作アニメ。全45話。
宇宙歴74年、地球連邦と月に住む独立国家・月共和国は対立していたが宇宙生物の襲撃を機に手を組む。
子供向け作品でありながら大人の事情を組み込んだことで、好評だったらしい。
主題歌・挿入歌が存在しているが、作曲はなのはシリーズも担当している佐野広明氏。


「私じゃ……駄目、かな……?」

『恋するたんぽぽ。』は弓弦エレオノーラが脇役として出演しているドラマ。
エリーの迫真の演技で人気が高まっていったが、スポンサーの意向でテコ入れを開始。
『血塗れの彼岸花。』という学園ホラードラマに路線変更されてしまい、エリーは「整合性も何もあったもんじゃない」と憤慨した。
後に監督を鱈知乃九炎、主演をエリーが演じる富士見野アンジェに変更し、
学園ホラードラマ『ホラーハンター・アンジェ』となった。


  • レンチンアイドル☆まもりん(同上)
「こころのあたため……すいっちおん♪」

毎週日曜朝9時からやっている子供向け料理番組。主演は源まもり
親からのクレームが来ないように考慮されており、新時代の悟り系料理番組。
なんとその内容はまもりが演じる『まもりん』が決め台詞を言いながら冷凍食品をレンジでチンするだけ

まもりんは姉のために料理をしており、その姉(演:弓弦エレオノーラ)はハーフ設定と言う、
奥行きを感じさせる設定となっている。

また、一流芸能人剣弥代をゲストに迎えたこともある。

幻影異聞録♯FE』は芸能界を舞台にしたRPGとあって、上記以外にも様々な作中作が存在する。


作中世界で子供に大人気の特撮ヒーロー番組。綾里真宵御剣怜侍も本作のファン。
正義の戦士トノサマンと宿敵アクダイカーンの戦いを描く。
のちにトノサマン丙やヒメサマンなどの続編も作られている。


  • 鮮魚超人マグロマン(グリザイアシリーズ)
作中世界で放映されている特撮ヒーロー番組。
マグロの体に手足が生えた正義のヒーローのマグロマンが藤沢の地から世界征服を企むカルビ将軍と戦うというもので、自身の体を武器にしてその身を削りながら戦う。
その見た目はギャグにしか見えないが、入巣蒔菜が夢中になっている。
ちなみに主題歌を歌っているのはシンガーソングライターの¥Cuスタ平(えんどうすたへい)


「帝都の平和を守るため、少年レッドは今日も行く!」

初出は『サクラ大戦2~君、死にたもうことなかれ~
深川の紙芝居屋・千葉助が製作した紙芝居で、怪盗紳士どくろXと戦う正義のヒーロー・少年レッドの活躍を書いた物語。
作中では子供たちに大人気だったらしく、後に李紅蘭が主人公となり帝劇で上演され、ラジオドラマ化も果たした。

花組メンバーの劇は湯川マサエ(ヒロイン)役のさくらやどくろX役のマリアはまだしも、
アイリス演じる千年杉のオババとかすみれ演じる子分その一とか「それはどうなんだよ」という配役もなくはない……ある意味サクラ大戦らしいのだが。
OVA『豪華絢爛』では紅蘭達が少年レッドに扮し長屋の子供たちを救う話がある他、
『花組コラムス2』でもヒロインを選ぶことで少年レッドのキャストを変える事も可能。

こちらではポストだのスクーターだのもはや人間ではない配役が挙げられさらにカオスな事に…

元ネタは1950~60年代に活躍した、昭和のテレビ番組『少年ジェット』と『まぼろし探偵』から。

なお本作の「歌謡ショウ(舞台版)」では、しばしば花組による劇中劇が行われており、
架空作品の「愛ゆえに」等の他、実在作品の『海神別荘』(作:泉鏡花)を披露したこともあった。


ゲーム内のあちこちで入手できる小説。アイテム欄で実際に読むことも可能。
各ステージクリア後のwebニュースによれば、著者はO・R・ジェイムス。世界で11億部を売り上げ、「サイケンもの」と呼ばれる熱狂的ファンまで存在しているらしい。さらにゲーム化や人気バンドによる本作をイメージした楽曲発表、舞台化、果ては地球外生命体へのプレゼントとして無人外宇宙探査船への搭載まで成し遂げている。
「過去の章」「漆黒の章」「飢餓の章」「紅蓮の章」「微睡の章」「恋路の章」「魔剣の章」「追憶の章」「大空の章」「静寂の章」の全10巻。最終巻の「静寂の章」のみ他の巻をすべて揃えた状態でラストステージに行かないと入手できない。そしてその最終巻を読まないとタイトルの意味が分からない構成になっている。


攻略キャラ達の先輩兼教師の日向龍也が主演している特撮作品で、彼の教え子来栖翔はDVDやフィギュア等を愛好している。
が、内容は正義の宇宙怪人(但し見た目は超ダサい)が『宇宙一情けないヒーロー』として活躍する話で、少なくともビジュアル的には中身がイケメンとは思えない姿である。いいのか?


作中世界で放送された日向龍也主演のドラマ作品で、ゲーム版では漫画としても登場。アニメ版ではこっちが彼の代表作とされており、翔もこっちを良く見かつゲスト出演をしている。
中世ヨーロッパを舞台に家族を内乱によって喪った王子が王国復興と復讐のために拳一つで戦うというドラマなのだが、世紀末感満載で視聴者の腹筋を的確に破壊した。見た目だけならマジンダーよりましだが。


  • 劇団シャイニング、シアターシャイニング、Shining Masterpiece Show-(うたの☆プリンスさまっ♪)
うたプリのドラマCDシリーズで、「プリンス達が演じる劇中劇」設定で描かれている(「劇団~」は舞台、「シアター~」は映画、「Shining~」は童話モチーフのサウンドショー)。
前2者ではプリンス達がそれぞれ組み分けされ作品に挑み、「Shining~」ではプリンス計11人総出演の(メインは作品によって異なる)オールスターキャストが実現した。
なお劇団シャイニング作品とシアターシャイニング作品は後にリアルでの舞台化がされている。


  • アルバム『L!L!L!(Love the Life we Live)』収録の各メンバーソロ曲(ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS)

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会4thアルバム収録の各楽曲は作中に登場する映像作品のテーマソングとして制作されており、厳密に言うならそれぞれの曲は「作中作を基にした楽曲」ということになるか。
作中の舞台である虹ヶ咲学園で「校内フィルムフェスティバル」という自主制作映画のイベントが開催され、スクールアイドル同好会はそのイベントに作品を出展する各部活動のPRに協力することになり、メンバーそれぞれが一人一作品ずつ担当することに。
PRの方針自体は自由であったものの、最終的には「スクールアイドルならではのPRといえば」ということで全員が新曲の制作という結論に行き着き、主人公と共に各作品に寄り添ったテーマソングの制作に挑戦する……というストーリーが各メンバーのキズナストーリーにて描かれた*11

各楽曲の基となる映画の内容については大まかな内容が担当メンバーの口から説明されるのみでタイトルも明かされていないものの、それぞれの作品は古今東西の著名な作品をオマージュした要素も多く、元ネタがわかるとニヤリと来るものも。
特にわかりやすいのは璃奈の『First Love Again』の基になった、「記憶が一日分しか保たないヒロインとの恋」を描いた作品だろうか。


OG世界における人型兵器パーソナル・トルーパーを操縦する、対戦アクションアーケードゲームで、1000人規模の全国大会が開かれるなど相当な人気を誇る。
軍が出資しているためかOSなども実物と同じという徹底ぶりであり、大会では優勝賞金が出るだけでなく成績優秀者は無料でプレイできるというアーケードゲームとしては非常に珍しい形態を取っている。
しかしてその目的はやはりというか「ゲームを通じて優秀なパイロットを探す」というものであり、特に念動力という特殊能力を持った人材を探すために行われていた。
そのため全国大会の優勝者であるテンザン・ナカジマと上位ランカーのリョウト・ヒカワはDCに、準優勝者かつ念動力を持つリュウセイ・ダテは地球連邦軍にスカウトされた。
当然ながらアーケードゲームの体を装った操縦シミュレーターとしての側面も大きく、彼らはいずれもパイロットとしても優れた技量を発揮する。
元々優れたパイロットであればなおのことで、ラトゥーニ・スゥボータは初めて触ったにも関わらずリュウセイを圧倒していた。
また第二次では魔装機神勢が本格参戦する際に、ミオ・サスガサキト・アサギにこのゲームのプレイ経験があるという設定が追加された。


  • 超機合神バーンブレイド3(スーパーロボット大戦OGシリーズ)
作中世界で放送されたロボットアニメ作品。
ゲッターロボのように3形態に合体変形する。
「バーンブレイド」はゲッター1やゲッタードラゴンにあたる形態の名前で、ロボット自体の名前は「ヴァリアブルブレイド」。
SRXチームではリュウセイの趣味により鑑賞会が行われたりしている。
OGシリーズでは他にも「超獣戦士ギガシード」という作品が存在するが、こちらは寺田貴信プロデューサーが手掛けたSRPG「神聖伝メガシード」が元ネタ。


カードキャプターさくらっぽいカオスなアニメ作品。
主人公のモモの声は、ヒロインの1人である声優の桜井あさひが演じている。


  • サフィー(英雄伝説III 白き魔女)
女剣士サフィーが主人公の剣豪娯楽小説。アイテムとして入手すれば実際に読むことも出来る。全9巻。
実は、帆船では基本的に突破不可能な「沈黙の海」の向こう側からもたらされた。
『白き魔女』の数十年前の海の向こう側が舞台になっている『英雄伝説Ⅳ 朱紅い雫』には、小説家にサファイア・アイの異名を持つ女剣士を引き合わせて『サフィー』が執筆されるきっかけを作るサブクエストがある。


エースコンバットの世界で広く読まれている有名な童話。
劇中のほとんどの登場人物が本作とその内容を知っており、特に仲間のパイロットの一人、ケイ・ナガセは強い思い入れがある模様。
内容は、不治の病に倒れたお姫様のために姫に飼われていた鳩が万病に効く薬とされる木の実を採りに行く、というストーリー。
本作には「ラーズグリーズ」と呼ばれる悪魔が登場し、ラーズグリーズは北から現れ、地上に死を降り注ぐ黒い悪魔とされる。
敵軍の開発したシンファクシ級潜水空母は、「北の海」から現れ、特殊な弾道ミサイルによって「空中から地上へクラスター爆弾の雨を降らせる」という、
ラーズグリーズの伝説をなぞるような存在感から、友軍達に現実に現れたラーズグリーズとして恐れられた。しかし――。

ちなみに、エースコンバット5の公式サイトで本作の内容を読む事ができ、挿絵も再現されている。
過去におまけ特典として制作された製本版も存在する。


エレクトロ&ライン社のZTTコミックスで連載されている漫画。9人の集団ヒーロー、ハンサムマンの活躍を描く。

架空のヒーローであるはずの彼らが現実に出現し、漫画の展開通りに政治家を殺害するという事件が発生。
次なる敵役としてkiller7が作中に登場したこともあり、killer7は調査を開始することとなった。
作画担当のトレヴァー・パールハーバーは自分に秘められた超能力によってハンサムマンが現実に出現したのだと解釈していたが、真実は……。

そのデザインや決めポーズなどがスーパー戦隊シリーズのパロディになっている。


  • モンキーマン(アルナムの翼~焼塵の空の彼方に~)
子供向けの童話絵本。モンキーマンと十二支の動物たちの活躍を描く。
簡単に言うと前作アルナムの牙の話を申の獣族代表であったヒエンが娘を喜ばせるために絵本化したものだが、モンキーマンが主役かつその最終決戦でモンキーマンが活躍したという点が史実と異なる。
前作の主役は戌であり、最終決戦は未と申を除く10人によって行われた。申は仲間ではあるが最終決戦にはいなかった。
アルナム世界ではベストセラーとなっているが、他の十二神徒たちは本の中身について当然ながら渋い顔をしている。
ゲーム中に手に入れることが可能だが、内容を知るには深夜に町の入り口近くに立ってるババアに話しかけて読んでもらう必要がある。


  • マル秘エージェント・クランク(ラチェット&クランク3 突撃!ガラクチック☆レンジャーズ)
冴え渡るトークセンスで相棒のラチェットを差し置き大人気となったクランクが主役のスパイアクションドラマ。
マクシミリアンなる悪役ロボットとの活躍が描かれている模様。
非常に人気があり、銀河大統領やドクター・ネファリウスも大ファンだが、作中のエージェント・クランクと現実のクランクを混同している節がある。
ラチェットもクランクのお抱え運転手役で出演していたものの、劇場版の撮影の際にNGを連発して監督の怒りを買い、サルのジョーと入れ替わる形で降板になってしまった。


  • キャプテン・クォークのVコミック(ラチェット&クランク3 突撃!ガラクチック☆レンジャーズ)
キャプテン・クォークの過去の活躍を元にした横スクロールアクションゲーム。対応ハードはVG-9000。
イベントシーンがコミック風になっているのが特徴。
正式名称は「歴史実録Vコミック」であり、綿密な取材と複数の噂話、テキトーな推測などからストーリーが構成されているが、クォークによる誇張や創作もだいぶ入っているようで、ナレーターを務めた声優からは影で「こんな子供騙しの駄作は初めて見た」と酷評されている。

プレイヤーも実際に遊ぶことができ、本編に負けず劣らずの作り込みぶりから評価は高い。
また、クリアタイムと集めたアイテムの数に応じて報酬が貰えるので、金策としても役に立つ。

余談だが、ソフトは端子剥き出しのカセットロムと、世界観に反してやけに古めかしい。


  • ランスとジャニス(ラチェット&クランクシリーズ)
3以降、シリーズにおいて何度か言及されるメロドラマ。
番組が直接作中で流れることはほとんどなく、ネファリウスが限界を超えた怒りでフリーズを起こした際、誰かにぶん殴られて再起動するまでの間このドラマの音声が流れ続けるという特殊すぎる形で登場するのが特徴。
また、FUTUER2においてはシーズン10の最終回がファンの怒りを買い、ネット上で凄まじいバッシングに発展していることがラジオニュースで語られている。
世界観を一新したTHE GAMEの作中でも放送されているらしく、ゼッドが最終回を観逃しているらしい。


覆面作家の朧月香子による大長編小説。主人公のサクナヒメも愛読しており、ヒノエ島に流された際にも一冊持ってきた程の熱心な読者である。
ゲーム本編では、朧月香子の正体がサクナヒメの親友ココロワヒメであること以上は物語に大きく関わらなかったが、
ココロワヒメを主役にしたスピンオフ小説『天穂のサクナヒメ ココロワ稲作日誌』において、ココロワヒメのパーソナル共々深く掘り下げられている。


ゲーム「トレード&バトル カードヒーロー」の作中世界で人気のカードゲームアニメ。カードゲームとしての「カードヒーロー」はアニメとのタイアップ商品という設定。要するに遊戯王OCGとGX以降の遊戯王のアニメシリーズのような関係である。
ゲームを起動すると流れるテーマ曲はアニメのテーマ曲という設定で、初回起動時にはアニメのエンドカード、そしてテレビを見ている主人公にシーンが切り替わるという演出がある。
ゲームを進めて新要素=新商品が出ると、それに先んじてアニメ作中でも使用され、チュートリアルの一環も兼ねている。


  • 念じる男(シャドウオブメモリーズ)
売れない映画プロデューサー、オレーグ・フランセンの新作映画。
作中ではポスターが登場するのみで内容は不明だが、ゲーム中での会話から「タイムトラベラーを呼ぼうと念じ続ける男の話」だと思われる。

実は若い頃に主人公アイク・カッシュのタイムトラベルを目撃したオレーグの実体験が基になっており、念じ続けていたのも事実。
とある事情のために映画ポスターの前に人を集める必要があったアイクは1980年に跳んで若き日のオレーグと会話し、企画を軌道修正。
その会話で強いインスピレーションを得たことで、本来の歴史では眠っていたオレーグの創作の才能が開花。
敏腕映画プロデューサーとなった彼の映画は多くのファンを獲得し、新作の告知ポスターの前に人が集まるのだった。

なお、アイクとの会話で生まれた企画はオレーグがライフワークとして20年間練り続け、アイクが本来いた2001年に満を持して制作・公開された。
劇中ではその映画のポスターがアイクとオレーグの会話の内容によって変化するという小ネタが仕込まれており、正解パターンも複数用意されている。


作中のキャラクター・ビコーペガサスが憧れている特撮ヒーロー。
必殺技のキャロットキックをレースで再現しようとしてヒシアマゾンに「レースで何を蹴る気だお前」と止められたり、ヒシアケボノの「天井にぶつかりそうになったら耳で分かる」との言葉に「超高感度センサーになってる葉っぱに似てる」と返すなど、彼女にとっては生活の一部になっていると言っても過言ではない。
サポートカード『必殺!Wキャロットパンチ!』内でのイベント会話によれば、普段はウマ娘の姿で活躍しているらしい。
じゃあキャロットウーマンじゃないか?
この他、カワカミプリンセスが大好きなアニメ『爆走猛姫☆プリンセスファイター(通称プリファイ)』など、ウマ娘世界ではどこかで見たような作品が数多く存在している。


  • 伝説サイエンス、ビスマルクコーポレーションのエンタメ作品(ラストオリジン)
伝説サイエンスは作中空間における人類滅亡前のエンタメ業界最大手、ビスマルクは業界2番手の企業であり、この2企業の製作したドラマ・演劇・アニメ等のエンタメ作品は絶大な人気を誇っていた。
伝説の「魔法少女マジカルモモ」シリーズは特に人気であり、マジカルモモステッカーは970種類も存在するとか。ちなみに伝説は日本の企業という設定。
本編においてはこれらエンタメのための俳優・出演キャラとして製造されたという経緯を持つバイオロイド・AGS(ロボット)が複数人登場する他、同社のエンタメ作品の熱心なファンのバイオロイドもいる。

伝説は撮影においてCGなどを使わず徹底的にリアルで撮るという社風があったため、ドラマの撮影で死亡描写が必要な場合は実際に演者(俳優バイオロイド)を殺して撮影する等の相当イカれたことをしており、
しかもそれが当時のファンにウケていたため、旧人類の倫理感壊れっぷりの一つとしてよく挙げられる。
ビスマルクはここまで過激ではなかったと思われるが、やはりリアルさを追求していたと思われる部分が見受けられる。

伝説のリアル追及はバトル描写のある作品を作るためなら実際に高い戦闘力を持たせたバイオロイドを製造をしていたということでもあり、
人類滅亡後である本編時間軸においてもその戦闘力を見込まれて伝説製バイオロイドの復元が行われ、主人公の居るオルカ号に合流、鉄虫との戦いに身を投じている。


  • テイワットの各種書籍(原神)
『原神』舞台となるテイワット大陸でも現実と同じように多数の書籍が出版されているが、中にはアイテムとして実装され、プレイヤーが読めるものもある。
童話や歴史小説、銀英伝武侠ものまで種類は多く、冒険の息抜きにももってこい。
内容はその本が出版された国家のモデルとなった現実の文化圏における文学に準拠しているが、日本がモチーフの稲妻の小説だけはなぜか現代日本のラノベ文化の踏襲いわゆる勘違いジャパニーズとは別ベクトルで日本への偏見(褒め言葉)が酷いともっぱらの評判


メインストーリーVol.2の主役「ゲーム開発部」の処女作で、1章の物語に強く関わってくる作品。
妙に聞き覚えがあるうえに3単語とも同じような意味なタイトルが特徴的で、ジャンルは案の定レトロ風ファンタジーRPG。やや未来寄りの世界のため、レトロ風はなおさら異質な様子。
元は部長の花岡ユズが一人で作ったものだが、プロトタイプを公開したところ
4桁以上の低評価がつき「これはゲームなんかじゃない、ゲームによく似たゴミだよ」など罵詈雑言の嵐で、もとより根暗なユズに深い心の傷を残した。
しかしごく一部の人間には惹きつけられるものがあったらしく、この作品を気に入った才羽姉妹が入部し、3人で完成させた。
が、結局やたらに理不尽な初見殺しや珍妙な言い回し・展開に溢れた良くも悪くも見事なクソゲーであり、今年のクソゲーランキング1位を獲得そりゃプロトタイプを気に入った人間と作ったらそうなるわな
こんなクソゲー一つしか成果のない部であるため廃部を通告されてしまうのがVol.2の物語の始まりとなる。


  • アルティメット戦士シリーズ(Tower of Fantasy)
ヴェラ地区首都のミラポリスで放送されている特撮TVドラマ。
ナイトシティという街を舞台に、3人組のヒーロー「アルティメット戦士」の活躍を描く。
コミックや、業務用対戦格闘ゲーム「アルティメット戦士対戦」など、メディアミックスも手広く行われている。
最低でも40年は展開されている息の長いシリーズであり、ミラポリス保安部隊隊長の不破咲も子供の頃からの大ファンだが、その人気ゆえにグッズが転売屋の餌食になることも多いらしく、保安部隊も取り締まりに奔走している模様*12
因みにシリーズ40周年記念作品「アルティメット戦士大戦40th」*13の特典フィギュア「アルティメット戦士タタ」はゲーム中でもアバターにプレゼントして好感度を上げるギフトアイテムとして実装されているが、なぜか大ファンのはずの咲の好感度アイテムには該当しない。もう何個も持っているからこれ以上は要らない、ということだろうか?


  • 魔法少女⭐︎キララ
アルティメット戦士と同じく、ミラポリスで放送されているwebアニメ。
感情を動力源とする古代兵器を偶然起動させてしまった少女キララがそのコアとなる妖精と契約し、「文化遺産通り」旧市街を研究廃棄物のゴミ捨て場にしようと目論むマッドサイエンティストと戦う姿が描かれている模様。
全3シーズンが放送され、コミカライズ版もリリースされている。

ハガード第9地区エンジニアのブレヴィとエクセキューターのヤノはこのアニメの大ファンであり、特に前者は自分の魔法少女としての脳内設定を考えるだけには飽き足らず、
武器となるシュタイン⭐︎メイツ(正式名称)が魔法少女モノのマスコット風だったり、アバターシステムに代わる戦闘支援システム「魔法契約システム」まで開発するなど、エンジニアとしての仕事においてもガッツリと影響を受けている。


下級ランカーダン・モロが愛好するアメコミと思われるコミック。ヒーローものである模様。
ダンの駆るネクスト、セレブリティ・アッシュはここから取られている。
「青いスーツとマントを纏った不敵に微笑むマッチョ」というエンブレムもおそらくは同様。
ACやそのエンブレムの由来は多種多様であるが、お気に入りの漫画から取ったというのは中々異色。
因みに、ダン・モロ自身の名前の由来はおそらくモロボシ・ダンである。


リブート版第1作の暗殺対象ジョーダン・クロスがリードボーカル兼ベースを務めるロックバンド、「The Class」の新曲。
彼を暗殺するミッション「27クラブ」では折しも新曲の収録中であり、この収録現場にスタッフやバンドメンバーに扮して潜入しターゲットを暗殺する事が可能。
ボーカルのクロスが死亡した事で新曲はお蔵入りになった…はずなのだが、時系列的にその後を描いたミッション「逆位」ではラジオからこの曲が流れてくる場面がある。
そしてこの曲はHITMANのyoutube公式チャンネルでPV付き音源が公開されている。


漫画作品

『オシシ仮面』、『建設巨神イエオン』その他諸々。
多数につき項目参照。


1話限りの作品からアニメ化された話まで多種多様。
こちらも多数につき項目参照。


岸辺露伴が作中世界の週刊少年ジャンプで16歳の時から連載しているサスペンスホラー漫画。
時間が加速しようと破産して友人宅に居候しようと一度も原稿を落とさず連載し続けている。
しかしダサイヘアースタイルの高校生にボコボコにされた時に2ヶ月休載した。
これ以前のシリーズだと、荒木飛呂彦先生の代表作『バオー来訪者』がPart2にてジョセフ・ジョースターが読んでいた漫画として登場している。


  • ウルトラファイター(わが子・スーパーマン)
木曜日に放送されている所謂特撮ドラマ。正義の味方・ウルトラファイターと宿敵ゾンビーが戦う勧善懲悪モノ。
スーパーマンの力を手に入れたタダシ少年がドはまりしており、それに影響されてヒーロー活動を開始するが、
それは所詮「幼い子供の正義感」に過ぎず、結果として罪なき人々に対して凶事を繰り返す事に……


ヒメコとボッスンが子供の頃にハマっていた子供向けヒーロー番組。
普段は頼りないがいざという時には助けにきてくれるヒーロー、ポップマンの活躍を描く。
ボッスンのトレードマークである角付き帽子は本作の限定グッズで、ヒメコに貰ったもの。


ボッスンとスイッチがハマっているマニア向けの特撮ヒーロー番組。
正義のヒーロー超痩身スレンダーが悪の組織ダークサイダーと戦うという戦隊もの。
アンソニーという少年以外の全キャラが「〇〇ダー」という名前なのが特徴。
作中では作品そのものは登場せず、ガチャガチャのフィギュアをボッスン達がヒメコに説明しながら買うという特殊な登場をした。
「○○ダー」という名前ばかりなのは、恐らく『人造人間キカイダー』が元ネタと思われる。(キカイダーの他にハカイダー・ビジンダー・ワルダーがいる)


「せんせぇーーー!!」
「二宮くぅーーーん!!」

先生と生徒という関係でありながらも恋に落ちてしまった二人が、様々な困難を乗り越えていく連続ドラマ。
とにかく二宮くんは不幸であり、事故にあう事数回、記憶喪失になったりと災難にあう。ただいまでは三宮くんが登場した。
人気はあるのか無いのか不明だが、ジャンルの幅が広すぎるゲームが発売したり、最終回は10時間スペシャルで放送していた。


「もはや作者である俺さえも奴を始末できなくなってしまった……」

なんとあの『ゴルゴ13』にも作中作がある。
アメリカで大人気のアクション・ヒーロー漫画。
世界を股にかけて活躍する破壊工作員ゲーリー・ライトニングの活躍を描く。
作者のサミュエル・スヴェンソンは既に飽き飽きしているが、人気が高すぎて終わらせる事も出来ない状態だった。
サミュエルがアクシデントで死亡した後も別作者で継続される事が示唆されている。

言うまでもなく、『ゴルゴ13』及び作者のセルフパロディである。


作中でミステリーの女王と呼ばれるマッジ・ペンローズが発表した新作のミステリー小説。
世界を股にかけて活躍する暗殺者の活躍を書くとされている。
その暗殺者の仕事歴を元に勝手に書くので小説ですらなく無許可のルポルタージュであり盗作同然だが、その最期まで取材してフィクションとして発表するので許諾を取る必要はない。最低すぎる…
しかし発表前に作者の仕事場で火災が発生、あっという間に炎が広がったためマッジは焼死。原稿も焼失してしまったため未発表作品となってしまった。
誰がやったかは言うまでもないだろう。


  • 森と湖の家族(同上)
フィンランドの新聞で連載されている漫画。世界23ヶ国で翻訳され読まれている大人気作品。
とある家族の日常を描いている漫画で、休載したことがない。
作者のサカリ・ハロネンは作中で妻を強盗に殺されてしまったのを筆頭に数々の精神的負担を負うことになるが、そんな状況下でも妻への想いを胸に自らを奮い立たせて執筆を続けていた。


  • ミラクル・ブル(同上)
4千万ドルもの資金を投入して作られた大作ハリウッド映画。
幻の名ボクサーとされるミラクル・ブルを題材にしたボクシング映画で、実話を基にした原作がある。
プロデューサーはミラクル・ブルと最後に試合したバリス・B・スコットの息子R・B・スコットで、名監督G・ブラックや俳優レッドル・シアを迎えて制作に取り掛かった。
しかし製作費は当初2千万ドルしか用意していなかったため、プロデューサーは金策に奔走。
更にその過程で映画に出資していたアラブの王族やその関係者の州知事候補や経理士、更にはプロデューサーのR・B・スコットまでが射殺されるという事態にまで陥るもなんとか映画は発表にこぎつける。
しかし前評判の高さに反し興行収入は奮わず、結果的には大爆死だったという。


(ふざけるなトム。どの口が言っている?進行上仕方なく握手しただけで、お前はもう仲間じゃない)

斉木楠雄が100円で購入したクソゲー
「説明が頭に入ってこない」「スキップ機能が無い」など理不尽なシステムのせいで楠雄の怒りを買っており、
作中に登場するトムに至っては「お前はもう仲間じゃない」と言わせるほどの不快感を与えてしまった。

その顛末は該当項目を参照。


「グエズドゾヴル゙ゲードが開がれ゙る゙ゔゔゔゔゔゔゔゔ」

『世界三大奇書がブルーバックスに思えてくるような謎ストーリー』
『qs4のフルプライズというハードルをへし折ってくぐり抜けたようなクソグラフィックとクソ挙動』
『“スティック倒すだけでバグった”、“家族を人質に取られたチンパンジーがプログラムを組んでる”と評されるバグの嵐』
「クソゲーの概念を塗り替えた伝説のクソゲーだ」

ドラルクオータム書店のゲームレビューでプレイしたクソゲー
「小3が描いたようなシナリオ」「トイレに行けるほど長いロード画面」「オープニングムービーの音量調整が雑」「グラフィックの使いまわしで誰が誰だかわからないキャラクター」「背景と見分けのつかない即死トラップ」という数々のクソ要素に加えて、
最終イベント未完成*14という、もし現実で発売されたら文字通りクソゲーの概念を塗り替えかねないゲーム。

「ちなみに今開拓されている最速ルートは
きりもみ屁バリングによるショートカット&ボス自爆バグから
4面中間地点でケツワープを使っての直接エンディング突入だ」

「何言ってんのかすら分かんねーよ!!」

後に続編である『クエスト・オブ・ソウルゲート2』の発売が予定されたが、諸事情により無期限発売延期になった

なお『クエスト・オブ・ソウルゲート』がアニメ化された回の放送後に、『吸血鬼すぐ死ぬ2』公式HPで実際に遊べるゲームとして公開されてしまった。


「モタズツクラズモチコマズッ 爆裂魔法少女メルティ、慰問!!」

ブレフスキュ島のホテル・ヴォイニッチに在住する日本人ハラキの漫画。
主人公の名前が広崎長子、マスコットキャラの名前がピカドウ、非核三原則を意識した変身口上から察するに広島県長崎県の原爆事故がモチーフの模様。
アニメ化もされたが作者のハラキが何度か原稿を落とした結果、漫画の連載およびアニメの放送を打ち切られた。
そもそも作中の背景でキノコ雲が上がっているし「核をモチーフにした魔法少女」という時点でアウトである。


「朝からヘビロテしてたから、だいぶ歌詞も覚えちゃったもんね」
「色即是空、不生不滅、不垢不浄」

第62話でエレナが注文した日本のCD。
般若心経が収録されている…のだが、ジャンルは「バラードなスキャット」。
エレナがこのCDを通してうろ覚えの読経を音読したせいで、ホテル・ヴォイニッチに滞在する幽霊が成仏しかけた

「おえーーっ 忙しすぎて吐いた!」
「こんな時にベルナちゃん、どこ行ったのよぉ… おえーー!」

色即是空 釈迦 釈迦

(エレナ、ごめん)

後にホテル在中の幽霊達が事故を装ってホテルの水道管をぶっ壊したり、何かの配線をぶった切ったり、物品を何個か天井裏にポイすることでエレナにこのCDを聞く時間を与えずホテルの仕事に専念させた事でこのCDが引き起こした騒動は終息、CDはベルナが所持することになった。


「そこで今から番組を観始めるチビッコ達のために…新しい『第一話』をつくることになったのであります!!」

ケロロ小隊の地球での活動記録を元にケロン星で放送されている連続ドラマ番組。
原作第142話(単行本17巻)において放送5周年を迎え、これを機に当番組を観始めるケロン人のために原作第1話を元に制作したケロロ小隊戦記『第1話』のリニューアル版『新・第1話』をケロロ小隊(ドロロ兵長以外の4人)が総力を挙げて製作するが…。

新・第1話を見た視聴者の感想文「前の方が良かった」「こんなのボクの知ってるケロロ隊長じゃない」は「人気作品の続編に対する酷評」とも取れる皮肉の効いたもので、クルルがケロロに対するいやがらせとして新・第1話を見せられた冬樹は「僕との思い出をあんな風に変えるんだ…」と批判の声を上げていた。

なお、イメージ映像ではアリサとポールがケロロ小隊に倒されているが、これは別のアニメ共演したネタである。


「ノーランドはしぬ時まで うそをつくことをやめなかったのです」

北の海に伝わる童話。嘘か本当かわからないノーランドの冒険譚を信じた王様は、ノーランドの案内に従い黄金境があるという島にまで航海した。
しかし行きついた先には黄金などまるでなく、当然王様は激怒。
ノーランドは処刑されてしまう。だがノーランドは最後まで自分の話が嘘であるとは認めなかった。

北の海の子供たちは「嘘ばかりついているとノーランドみたいに処刑されるよ」と教えられる。現代で言う「オオカミ少年(狼と羊飼い)」的なものだろう。

実は(ワンピース内における)事実に基づいた作品であり、ノーランドという男も実在した
ノーランドは本当に黄金境を見つけ、そこの人々とも恩人と慕われていたのだが…。


世界経済新聞で連載されていた絵物語(ワンピースの世界における漫画)。
海の上を歩けるヒーロー“ソラ”が合体ロボとカモメを従え悪の軍団「ジェルマ66」と戦う海の英雄物語。
海軍の英雄達の実話を元に創られた物語で、ヴィトによると「海軍はいつでも正しく強い」という意識を子供達に植え付けるための洗脳教材だそう。
確かに海軍が後ろ暗い側面を持つ組織であることは劇中でも散々書かれている通りなのは確かなことだが、一方で海賊から力なき人々を守っている組織であることもまた事実であることは留意しておきたい。
そのためもあってか世界中(特に北の海)にファンがおり、北の海出身のトラファルガー・ローX・ドレークバジル・ホーキンスも子供の頃ファンだった模様。一方で、ヴィトのようなジェルマに憧れる変わったファンもいる。

ワンピースの世界にはこの他にも複数の絵物語があり、本作以外の代表的なタイトルには『火の犬』、『マンキーボール』、『マルコさん』といったものがある。


主人公のうずまきナルトの師匠である自来也のデビュー作。
かつての弟子の一人、輪廻眼長門をモデルとした忍者「ナルト」の活躍を描いた作品。
反響はイマイチだったが、弟子の波風ミナトはこれを絶賛、妻のクシナが身ごもっていた我が子に主人公の名前をつけるほど気に入っていた。
ナルトにとっても、この作品は特別な意味を持つようになっている。作中で描かれているのは「ナルト」が里を狙う忍者と戦い、影分身と煙玉でかく乱して勝利を掴んだシーン*15のみだが、この時「ナルト」が敵の忍者に放った台詞は、独立直前に長門が口にした決意で、後にナルトがその長門に対してこの台詞を踏襲する形で宣言している。


なら……オレがその呪いを解いてやる。平和ってのがあるならオレがそれを掴みとってやる。オレは諦めない!

後に実際に書籍化されて発売されており、また続編にあたる『ド純情忍伝』も刊行されている。


自来也の代表作。『ド純情忍伝』を原作とする18禁小説で、はたけカカシを筆頭に根強いファンがいる。
『パラダイス』『バイオレンス』『タクティクス』と結構続いている。ちなみにタクティクスに関してはナルトの修行中に書いていたため、大まかなあらすじはナルトも知っている*16ペインの手がかりを残す暗号にも利用されている。


本というより、自来也が己の人生を本に例えての表現。世界に変革をもたらす「予言の子」を巡る一大サーガ。
木ノ葉隠れの里に始まり、雨隠れでの最終章「井の中の蛙、大海で散るの巻」で幕となった。


死の間際に思いついた『自来也豪傑物語』の続編。「予言の子」たるナルトを主役に据え、その活躍を描く。
執筆されなかった幻の本だが、その内容はナルト自身が自らの生き様を持って示し、第四次忍界大戦の終結と火影就任をもってひとまず完結した。
長門に言わせればこれは「三部作の第三部」であり、完璧だった「自来也の章」、駄作だった「長門の章」に続く「ナルトの章」らしい。


無限月読の世界で綱手が読んでいた架空の作品。主役はナルトだがキャストは正史の面々で、本編の「IF」を描いている。


太公望を倒した趙公明が封神演義の代わりに連載しようとしたハートフルサッカー漫画。
詳細はリンク先を参照。


武藤遊戯の友人である花咲くんがハマっているアメコミ。
主人公であるダークヒーロー・ゾンバイアは死神でありながら正義の心に目覚め、仮面を被って活動を行うがその心が正義に染まるほど画面の奥の素顔が醜く爛れ、その命も蝕まれる宿命を負っているという設定。モチーフは恐らくトッド・マクファーレンの『スポーン』。後にOCG化もされた。


「最後の最後で敢えて親友を『裏切らない』。それが僕にとって最高の裏切りさ」

週刊少年ジャンプに掲載されている漫画。作者は蛯原揚一。
吾代がコンビニでバイトしているときに入荷したジャンプで表紙を飾ったり、
放火犯の穂村徹行がコミックスを持っていたりしたが、
定食屋で起こった事件でその作者が容疑者の一人に上がった。

ザックリ言えば「うらぎり君が裏切りまくる話」らしく、
「うらぎり君は七度裏切る編」は複雑なシナリオと上記の名セリフから人気が高い。
が、最近はあらかたやり尽くした為にマンネリ化し、
後ろからうらぎり君にぶっ刺されても普通に登校するようなシュールな展開になっている。


「……僕にはもう、帰る場所なんてないんだ……」

ヒロインの倉田紗南が、女優として本格的な活動を行なった最初の作品。山奥の古館に三カ月泊まり込みで撮影し、途中までは順調に進行したが…。

こどものおもちゃの連載終了後、なんと前後編に別れて実際に連載した(後に単行本でも短編集に表題作として掲載された)。
本編内でも触りで内容は出ていたが、肝心の内容が終始不穏で紗南が演じた人物(?)も重い過去あり…と想像とは違う内容に仰天したりぼんっ子も続出した。
これ少女漫画で大丈夫か?確かに作中でも唐突に18禁シーンありとか言うし。


日売テレビ系列で月曜夜7時30分に放送している特撮ヒーローもの。
元ネタは青山剛昌先生の代表作『YAIBA』において主人公がビキニのトップスで目を覆いパンツをかぶった変態的な姿で名乗った名前だが*17、コナン内ではちゃんとしたヒーロー作品。
主人公の名前は白金 雷刃(しろがね らいは)で、必殺技はヤイバ雷神拳。YAIBAの主人公の鉄刃(くろがね やいば)とその初期の刀の雷神剣が元だろう。

コナンのクラスメートの少年探偵団はこの作品の大ファンであり、千葉刑事などの大の大人にもコアなファンがいるほど。
作中ではヤイバーのコスプレパーティが開かれていたこともある。

作中ではこの作品が関わった事件が何度か起きており、トリック解明のヒントになったことも多い。


大宝撮影所制作の怪獣映画シリーズ。
コナン(新一)は小さい頃からのファンであり、幼い頃には死ぬほど見ていたとか。
プロデューサーの独断でシリーズ打ち切りの危機にさらされるも、紆余曲折を経て現在も続編が制作されている。

詳細はリンク先を参照。


  • 探偵左文字(名探偵コナン)
人気のミステリー小説。実写ドラマ化もされており、何度もリメイクされているがその度に犯人が変わっているため毎回新鮮な気持ちで見られる。
一度完結するが死期を悟った原作者がある夢をかなえるために復活させる。
結局原作者は作品を完結させることなく死亡してしまうが、その娘が引き継いでシリーズを続けている。


作中の長寿アニメ『ワンだーデジタルドキドキドギー おキャンなPaPiCo!』の中休み中に制作され、瞬く間に『~PaPiCo!』を押しのけて人気になった三国志TSパロアニメ。
後に本作を元にTSF設定を省き、魔法少女バトル要素を取り入れた『まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん』が連載された。


作中世界で放送されている魔女っ子アニメ。
歳納京子が本作の大ファンで、自身で同人誌はおろかアニメ(監督・脚本・作画・声全て京子一人で担当)まで作り上げ、更にコスプレ衣装も自作している。吉川ちなつがごらく部に入るきっかけになった。
アニメ版では主題歌も作られ、敵サイドのオリジナルキャラ「ライバるん」が追加され、原作から続投の敵キャラ「ガンボー」は本作で2人しか出ていない男性声優が演じた。2期では京子が緑川ボイスで喋るシーンが1カットだけ存在する。
ちなみに内容はかなりシュールで、初めて見たちなつからの評価は悪かった。

初出は『ゆるゆり』ではなく、作者が挿絵及びコミカライズを担当していたライトノベル『ぷいぷい!』(夏緑・MF文庫J)作中でちらっと登場したフィギュアのキャラクター。
作中作が別作者の作品内でさらに作中作としてフィーチャーされるという変わった例と言える。


作中で放送されているTV番組。内容は全くもって不明だがTVが背景に映っているときやってるのは大体ニュースかこれ。
OH!MYコンブ連載終了後にデラボンで連載が始まり、後に本誌に移籍。アニメ化もされた。
その内実は「内容は全くもって不明」なのも納得の、超シュールギャグ漫画だった。


第10話「湖南連続殺人事件」に登場。
見た目は新車、中身は中古車の寄せ集め「貴生川湖南」の活躍を描いた作品で、近都ホテルで起きた連続殺人事件の犯人を被害者の共通する特徴を素早く見抜き、犯人がホテルの従業員であることに誰よりも早く気付いた。
まあ分かる通り名探偵コナンのパロディです。


両津・パトリシア・勘子作の4コマ漫画。
作中では比較的早期に打ち切られてしまった不遇の作品だが、アニメではオープニングテーマが作られるなど優遇(?)されていた。


舞台である木組みの町で放送されているアニメ作品。原作は青山ブルーマウンテンとクレジットされている。
子供からの人気が高いようだが、ココアら5人もファンであり、喫茶店『フルール・ド・ラパン』のコラボキャンペーンにてシャロの他、リゼ千夜チノがラパンのコスプレをしたことがある。
ラパン以外のキャラとしてうさぎの警部がいるようだ。
また青山の小説は本編に何作か登場していて、『うさぎになったバリスタ』は映画化もされた(ココアらが観に行くエピソードがある)。


第7章の主人公の一人、ダイヤモンドが熱中しているテレビ番組。
人形劇で描かれるポケモン達(レッドの手持ちをモチーフにしている)がアニメで描かれる合体ロボに乗り込み、怪人と戦う筋書きのようだ。
また、第9章でこれのディレクターがヒロオであることが判明。
更に同じ系列の番組として「ブロムヘキサーΣ」なるものがあり、タウリナーΩの企画書を見て気に入ったシルバーゴールドの家に居座って見ていた。

なお、本作のシナリオ担当の日下先生はスーパー戦隊を意識していたようだが、作画担当の山本先生は「恐竜探険隊ボーンフリー」を意識してアニメと人形劇のハイブリッドにしたらしい。


真紅を始めとした多くのドールズ達がドハマリしている人形劇。タイトルは微妙に揺れがあるが、そのタイトルが示すとおりジャンルは推理ドラマ。ちなみに水銀燈も隠れファン。ジュン曰くミステリーとしては意外と本格的らしく、彼自身も夢中になっていた。なお、このくんくんの声、よりによって真紅が嫌ってやまないあのウサギと同じ声だったりする。


石上のほか白銀もはまっている、週刊ミドルジャンプ(毎週木曜発売)連載のラブコメ漫画。通称『桃缶』。
青年誌連載にもかかわらずおっぱいもパンツも出さないお色気控えめな内容のため、「ラブコメとしては落第」「欠陥ラブコメ」呼ばわりされている。
しかし地味に人気を伸ばし後にアニメ化、更には平野●耀主演で実写映画化にまでこぎつけている。
雑誌を買い逃してもミドジャン!アプリで1話60円で最新話を読めるため、貧乏な白銀も安心。入れてて良かったミドジャンアプリ!!

…ここまで読めば分かるだろうが、この漫画の作中での境遇は『かぐや様は告らせたい』の現実における境遇そのものである。
『かぐや様』自体の作品内容への自虐やアニメ化などのメタなネタを作中で扱う際に、
代替として作中作『桃缶』への登場人物の感想という形をとって消化しているのである。
実は『考えない』というタイトルも『頭脳戦』の逆になっている。


『かぐや様』作中の別冊マーガレット内で連載されていた(作中で既に最終回を迎えている)少女漫画。
実の親に毒殺されかけたことで拒食症と人間不信に陥ったヒロインが、口は悪いが根は優しい男の子と交流を続け、人間としての温かさを取り戻していくストーリー。
読んだ人物は男女問わず、例外無く感動のあまり号泣し、キラキラな恋がしたくなる衝動に駆られる名作で、『かぐや様』作中にいろんな意味で大きな影響を及ぼした。
かぐや様ではそれ限りの出番だったが、原作者が同じ『【推しの子】』にてまさかの実写ドラマの原作として登場。
しかし、キャストが演技未経験。尺の都合で話が圧縮されているなど、絵にかいたような実写化失敗として批判の嵐で原作者もがっかりするほどだったが、最終回でアクアの怪演と作戦によって批判を覆すドラマになった。

作品の主題自体が娘を理解するため娘の本棚の作中作を盗み読む父親というもの。
多数につき項目参照。


主人公野崎梅太郎が覆面少女漫画家「夢野咲子」名義で連載している少女漫画。
平凡な女子高生マミコと学年一の人気者鈴木くんの学園生活を描いた王道恋愛漫画。
繊細な心理描写と華やかな画面で人気を博している。
しかし心理描写は担当編集である宮前剣の手腕による所が大きく、交際どころか初恋の経験すらない野崎単体によるネーム時点では突拍子もない展開になりがち。
例1
(掲載時)
徒歩通学のマミコと帰るために自転車通学の鈴木は自転車を押しながら並んで下校する。これだけでは地味なのでマミコの心理描写を挟んでいる。
マミコ「このままずっと…時が止まればいいのに…」
(ネーム時)
鈴木「よかったら、乗ってかない?」
徒歩通学のマミコと帰るために レジャー用の2人乗り自転車 を持ってきた鈴木に後部座席に乗らないかと誘われる。
しかしアシスタントから「これじゃヒーローにモテ要素がない」と指摘されたので、4人乗りにした上で女子達に後部座席を奪い合わせていた
ちなみに最後はサドルが全部盗まれる予定にしていたとのこと。

また前の担当である前野蜜也の頃は、誰でも思いつくレベルのアイデアを出しいざ採用するとドヤ顔で自慢する彼に野崎が反発した結果、掲載時ですらおかしな事になっていた。
例2
(前野案)
前野「2月だからバレンタインネタやりましょう」
(掲載時)
マミコ「どうしよう、私が鬼なの!?あの人が豆を持って向かってくるなんて!」
だからってなんで豆まきにしたし…

漫画家が主人公である都合上、作中で目にするのはネーム或いはその前のネタ出し段階の原稿が殆どのため、ぶっちゃけギャグ漫画にしか見えない。
また作中世界でも読者からは王道恋愛漫画として評価されている一方で、編集部からはこれといった特徴がない漫画として位置づけられている。

  • mono(mono)
作中に作中作として作品その物がそのまま登場する入れ子構造というメタネタ以外では意外と珍しいパターン。
現実の『mono』は「漫画の取材のために山梨周辺の名所や史跡等を巡る」というストーリーであり、その取材結果を元にした漫画が作中作の方の『mono』という構成になっている。

地獄と桃源郷で人気のバトルヒロイン漫画。
エンジェル朱色エンジェル群青エンジェルうぐいすの3人の美少女キョンシー達が司令官である太乙道士の指示の下、悪いキョンシーと戦う物語である。
漫画自体は青年誌に掲載されているため、風刺とエグさは強め。二部構成で、第二部は-100話から始まり、回を重ねる毎に数字の絶対値が減っていき、第一部の序章に繋がるという風変わりな連載形態を取っている。
アニメも好評放送中。なお、アニメは子供向けにアレンジされており、アニメのみのオリジナルキャラクターでキャットキョンシーも登場している。
主人公のエンジェル朱色は五道転輪王の第一補佐官のチュン、司令官の太乙道士は五道転輪王がモデルになっている。
鬼灯の幼馴染の蓬はこの漫画の大ファンで、唐瓜と茄子も蓬と親しい間柄になったのが縁でこの漫画のファンになったらしい。
また、鬼灯と座敷童子の一子と二子もこの漫画に興味があり、鬼灯エンジェル群青がお気に入りらしい。
ちなみにミキはこの漫画のお芝居でキャットキョンシー役を演じていたことがあり、同じくこの漫画のお芝居でエンジェルうぐいす役を演じていたピーチ・マキと意気投合して、アイドルユニット“まきみき”を結成することとなった。
そして、サタンもこの漫画に興味があるらしく、「エンジェル朱色のモデルだから」を理由に五道転輪庁を訪問し、チュンに会いに来た事もあった*18
元ネタは言うまでもなく『チャーリーズ・エンジェル』。


2008年5月に『島耕作シリーズ』主人公・島耕作の社長昇進記念として「イブニング」誌で行われた、島耕作シリーズと各連載作品のコラボ企画「島耕作祭り」に参戦した回に登場する漫画。
島耕作シリーズ作者・弘兼憲史が、怠惰をつかさどる悪魔・ベヒモスにやる気を食い荒らされた状態で描いたという設定で、紙面では弘兼氏の筆致が忠実に再現されている。
しかしその内容は、仕事もせずにパチスロに入り浸ったり家でゴロゴロしたりしている島が、妻に就職を迫られて怒鳴り散らすという「島耕作」本編からあまりにもかけ離れたものとなっている。
ページ数も少なく、作画も序盤はきちんとしていたものが徐々に荒れ始め、途中から下書きのみとなり、しまいには原稿にこぼした墨汁がそのまま放置という有様である。
見方によっては「やる気の喪失に抗いながらも描こうとし、結局抗いきれなかった」という「アザゼルさん」版かゆいうまと取ることもできる。
本作の掲載によって作中のイブニング誌の人気は急落、編集部は返本の山で埋まったという。

作中世界に存在する漫画。当作のファンであるシャルルによれば「青年ラブコメの金字塔」だそうで、それをモデルにしたパチンコ台「CR私鉄純愛列車1/239ver.」が出るくらいには人気。
本作では呪術師・秤金次が扱う技「坐殺博徒」によって再現された領域として登場するが、この「坐殺博徒」で再現するのは原作漫画ではなく、それをモデルに作られたパチンコ台の方である。


帝愛グループの会長兵藤和尊の次男、和也の処女作。
醜悪な顔をしたヤクザの組長があるホステスを気にいって大金で囲おうとするが、ホステスは金を持ってクラブのボーイと駆け落ちしようとした。
組長は捕らえた二人に対して「愛を確認するため」と称し、マジックにありそうないくつもの穴が開いて顔だけは出せるというような箱に拘束して9本の剣を刺し合うデスゲームを行わせる。
穴は体に刺さるよう7箇所ずつ計14箇所に開いているが、互いに確認できないもののそのうち9箇所は鉄板入りとなっており剣が刺さることを回避できる。
そして全ての剣を刺し終えた時点で生きていれば、組側からはこれ以上干渉しないことを保証される。
剣が手足に刺されば大怪我、胴や胸に刺されば死は免れない。果たして愛し合っていると言う二人はこのデスゲームから生還することができるのか…

「やっぱり愛とかなんとか 超 くだらないです…!」

なお、著者である和也はこの作品はノンフィクションであると漏らしている。


小説家としても活躍している沢田亜弥が、高校の文化祭の演劇のために書いた舞台脚本。
作中で主人公の宮沢雪野らが演じて好評を得た。
地球を遠く離れた惑星を舞台にした、アンドロイドを発明し現在は隠遁生活を送っている科学者、
彼が最初に開発したアンドロイドであるアンティーク、
科学者を訪ねてきた最新型のネオモデルの三人の物語。
舞台劇として非常にできがよく、実際に多くの高校の演劇部とかで上演されてたりする。


タマちゃんこと川添珠姫が幼少期に見た特撮ヒーロー番組。
メンバーはレッド・ブルー・イエローの三人で構成され、タマちゃんはブレードブレイバーのリーダーであるレッドブレイバーのファン。特に、レッドの必殺技「アトミックファイアーブレード」の思い入れは誰よりも強い。
アニメオリジナルキャラである鈴木凛は、レッドブレイバーの好敵手であるシナイダーが好き。というかシナイダー以外興味なし。
アニメのとある回では劇場版に登場する女戦士シナイガールのスーツアクター代理を務めたことも。


  • イソべやん(デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション)
主人公達が愛読する子供(?)向け漫画で、作者は「イソフラ・ボン次郎」。
怠け者で性格がアレな眼鏡っ娘「出部デベ子」の元に、未来から彼女の子孫に頼まれてやってきた謎キノコ「イソべやん」が出現。
デベ子はイソべやんの持つ「内緒道具」で楽をしようとするも、本人のポンコツさや道具の仕様等で毎度(自業自得な)ひどいめにあうという話。
ぶっちゃけブラックな今風『ドラえもん』であり、のび太似のデベ子等絵柄ももろ藤子風絵である。
本作単行本では毎回冒頭と巻末に分けて掲載されており、イソべやんのタイムスリップの仕様も含めて漫画の本編においても大きな核となっている


「実在の作品は作中作にはあたらないのでは?」と思うかもしれないが、れっきとした作中作
版権におおらかだった昔の漫画だからこそ出来たことであろう*19
同時上映は『キン肉マン対アルプスの少女ハイジ』。むしろそっちの方に興味を引かれた読者も多いはず
後年の愛蔵版や電子版では『ネコトラマン対ネコトラセブン』と、最低限別物と言い張れるくらいの見た目にはなっている。
なお、現実のウルトラシリーズにおいて『ウルトラマン対ウルトラセブン』という作品は今のところ存在しないが、『ウルトラスーパーファイト』では初代ウルトラマンと妄想ウルトラセブン文字通りの泥試合戦いを繰り広げる回がある。


  • キュウレンジャー(かめ!)
1995年~1998年に『モーニング』で連載されたマスコット系日常漫画内に登場したヒーロー作品。
主役の亀型生物「かめ」が好きな番組で、テレビを見て主題歌のメロディを鳴き声で歌ったり、飼い主の友人が変身ベルトを持ってきた際一緒にごっこ遊びしたりしている。
ストーリーは普通のヒーローものらしく、「キュウレッド」「~ブルー」ら五人の戦隊が活躍。2巻巻末ではレッドの設定と正式名称「お天気(ウェザー)戦隊キュウレンジャー」が判明し、連載中には読者サービスとして「かめ」とセットのテレカも制作された。
ちなみに作者ながいさわこ氏の公式Twitterによると名前は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のもじりだそうだが、Wikipediaではなぜか『超力戦隊オーレンジャー』モチーフと勘違いされていたとか。
…そして本作から十数年後、ガチのキュウレンジャーが誕生。このため作者公式Twitterにて改めてこっちの方はお天気戦隊だと公表され、
さらに2020~2021年に公式pixiv・同人誌にて発表されたセルフリメイク版『かめリサイクル』では、版権を考慮して「ダークナゾー」と戦う「ナゾナゾ戦隊Qレンジャー」に変更された。


主人公・鮎喰響が初めて執筆した長編小説。
響は同作を劇中の大手出版社である「小論社」の新人賞に応募し、それを編集者である花井ふみが目にして彼女の文才に感銘を受けたことから物語が始まる。
物語の全ての始まりとなった作品であり、劇中全編を通して全ての事柄に必ずこの『御伽の庭』が絡んでくることから、言わば本作のキーアイテムと言うべき存在である

この『御伽の庭』は劇中の日本文芸界に大いなる衝撃を与え、一流の文豪、各出版社の編集者たちは勿論、多方面から「紛うことなき傑作」と多大なる賞賛を受け、更には史上初の芥川賞と直木賞を同時に(それも若干15歳で)受賞するという大快挙を果たした
これにより響の小説家としての地位は確固たるものとなったが、これでも尚彼女本人にとっては未だに傑作の域に達していないようであり、その後も響はあらゆる"傑作"を生み出し、文芸界を躍進し続けた。


ヒロインが作中作のキャラクターのコスプレをすることが作品の主軸の一つなので、当然多くの作品作が登場する。
中でも『ヌル女2』は最初に登場した作中作にしてガチのエロゲー
性奴隷や陵辱などハードな内容だが、アニメ化が決定しているほどの人気を誇る。

原作者のインタビューによると、元々最初のコスプレ対象となる作品は無難な魔法少女系にしようと思ったが、漫画のインパクト重視のためにあえてハードなエロゲーに変更したという。
他の作中作の詳細は項目参照。


日本をはじめ全世界で放送されているらしい「全年齢向け健全アニメ」。管理業務と変態人妻に日々追われる主人公ヨシダの癒しとなっている。
一見可愛らしいファンシーな絵柄のアニメだが、テーマ曲は「社外秘ポロリ~♪」「アソコもポロリ~♪」「ちんぽぉおおお!!」などとアレな歌詞で、
内容も主人公ポロリがなぜか執行猶予中であるなど何やらブラックな内容である。ヨシダ曰く「リアリズム的側面もある」らしい。
人気作らしくコンビニと提携したグッズキャンペーンも行われていたが、それをエサに味方のカタギリが敵に捕らえられてしまうという、ストーリーに影響する場面も。

見た目は可愛らしいからか内容が理解できていないのか、子供にも人気があるようで、団地の子供たちがテーマ曲を楽しそうに歌う地獄のような光景姿が見られる。
敵組織の裏ボスのアイゼンは「表現規制を叫ぶ過激なモンペ」であり、子供たちに思想の押しつけを行うが、目の敵にしている作品がコレなので読者からは「真っ当な主張なのでは?」と反応されている。


  • 空気軍神現る 他多数(劇光仮面)
本作のテーマが現代を舞台に語り描かれる昭和特撮である関係上、主として作中の昭和期に放送された特撮作品が多数登場する。
いずれも実在する複数の特撮作品(一部漫画)から設定やデザインをミックスして山口貴由ナイズした架空の作品であり、その制作者達もまた元ネタの制作者を捩ったものとなっている。
あくまでフィクションなので、作品紹介以外で登場するのはコスプレのみ。…ただし、主人公らが仮装ならぬ"実装"するスーツは白兵戦に耐えうるガチのシロモノであるが。
ちなみに本作のタイトルでもある「劇光仮面」は、作中において唯一フィクションではない実在したヒーローとなっている。


テロリストDr.ヴァレスを冥王星に追い詰め、倒した英雄キャプテン・ムバディこと「アガ・ムバディ」を主人公にした冒険活劇。
物語はフィクションで、本人が言ったことがない台詞とかを言われて困ってしまうことも。

ラノベ・小説


  • 『アペニン山脈からアンデス山脈まで』等(クオーレ)
名作アニメ『母をたずねて三千里』の原作も実は作中作だった。
統一されたばかりのイタリアを生きた少年の小学3年生時代の日記にある、クラス担任が語り、順番に生徒達が清書もした物語という設定で、作品群の裏テーマとして「イタリア各都市出身の少年がメイン」という縛りがある。


「星くず☆うぃっちメルルっ♪ はっじまっるよぉーーっ♪」

桐乃がハマっているアニメ。
大きなお友達に人気の反面、一部では表現方法が問題視されているとか。


  • maschera~堕天した獣の慟哭(同上)
黒猫がハマっているアニメ。放送枠はメルルの真裏。
「マスケラ」は略称ではなく正式名称。


女子とのコミュニケーションの練習として星奈が持ち込んだギャルゲー。
作中における主人公の名前は柏崎せもぽぬめ
最初に隣人部でプレイした際は星奈と夜空が序盤であまりに辛辣な対応ばかりしたためゲームオーバーになってしまった。


「びん↑かん↓びん↑かん↓びんかんびんかーん!」

月刊トランキライザーにて連載されているメディアミックス作品であり、漫画は一冊2200円。
世界一敏感な体を持つごく普通のサラリーマン敏感一郎が、びくびくっとしながら世間の荒波と戦う物語。
ドラマは第7318話まで放送されているほか、敏感一郎と同じ体質になる『びんかんサラリーマンソーセージ』という危険物まで発売している。
ヒロインのドクロちゃんが大ファンで、本編キャラ差し置いて『電撃コラボレーション MW号の悲劇』に主役短編が収録されている。


OVA作品『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の小説版にのみ存在する設定。
所謂戦争ドラマの類であり、地球圏ではかなり長期に亘って展開された人気作品で、シローを始めこの作品に影響されて軍人を志した者も数多いとされる。
シリーズ当初は単純な勧善懲悪ではない深さを持った重厚な作品だったそうだが、
世相の変化……とりわけ一年戦争勃発の影響が災いし、次第に悪い意味での単純な勧善懲悪を描いた戦意高揚ドラマへと変質、
作中時点で放送されているものは「主人公のジョーが携行武器だけで巨大なザクを討ち取り、自分達を正義と騙る」という愚にも付かぬ内容となってしまっていた。
ちなみにジオン公国側にも本作と似たような経緯を辿った戦争ドラマとして「宇宙の荒鷲」なる作品が存在している模様。


原作小説・アニメで設定が違う作品。
原作では深夜枠に放送されているアニメ作品、アニメ版では早朝に放送されている特撮ヒーロー番組ということになっている。
アニメ版では子供向けと思われる作品でありながら、Blu-ray BOX(フィギュア付き)がリリースされるなど大きなお友達向けの商品展開が広く行われており、人気はかなり高い様子。更に主題歌や処刑用BGMまで作られるといういい意味で本気の作中作。


作中の舞台である異世界ハルケギニアで昔から語り継がれている英雄譚。
しかし、いつの時代に作られたのかは不明で、時代ごとに様々な作者が脚色を加えていったために現代では原作不明となっている。
主人公であるイーヴァルディも男だったり女だったり一定しない。基本的に平民向けの勧善懲悪な物語らしい。
タバサの子供の頃の愛読書であり、彼女の人生観にも大きく影響を与えていた。


短編『編集長★一直線!』に登場。
SOS団が名義上文芸部の部室に居ついた非公式サークルなため、生徒会長から「文芸部として同人誌を出せ」と挑戦され作成。編集長はもちろんハルヒ。

SOS団員は籤引きによるお題に沿った小説を書く羽目になり、
◆白雪姫風童話(原作:朝比奈みくる、中盤からの作品監修:涼宮ハルヒ、お題は「童話」)
◆三篇のモノローグ詩小説(作:長門有希、お題は「幻想ホラー」)
◆実体験を元にした日常系デート(?)小説(作:キョン、お題は「恋愛小説」)
◆短編『孤島症候群』のノベライズ版(作:古泉一樹、お題は「ミステリ」)
を執筆(他にも多方面から原稿を要請)、巻末には編集長による(本人気づいてないけど)時代を先取りし過ぎた科学エッセイも収録された。

漫画版ではみくる・長門・キョンの小説がコミカライズされており、ファンシーなSOS団風童話キャラが見られる。


花山第二小学校で年明けに行われた文化祭(学芸会)において、六年一組が制作・上演した舞台。
元々は三人組が花山町に住む童話作家に依頼して(ついでに主人公を「母を助けんとする三兄弟」等と自分達似にしてもらって)執筆してもらった日本昔話風の児童劇…だったのだが、
クラスで発表されたら他クラスメイトから「子供っぽい」・「女子の出番が少なすぎる」と苦情が相次ぎ、何と一組生徒の手で大幅に改作されることに。
結果子役経験持ちの関西人生徒監修による「腕に自信のある美少女三姉妹が、父を助けんとハチベエ組長率いる暴力団に討ちいる」現代アクション舞台に変更された。
上演結果は子供からは大受けで三人組ら生徒たちも満足したものの、作品を勝手に改竄された作家は不満をあらわにし、
小学生がやくざネタを扱ったことや消火器で舞台を汚した事等に怒る保護者からも批判が相次ぎ、最終巻の卒業式編冒頭でも話題になっていた。
結局三人組は翌日原作者に謝罪し、またそのチョイ前には一組担任の宅和先生が独り生徒に何も語らず保護者や学校からの苦情に耐え抜き、原作者と酒の席で口論していたのだった…。
只エンディングで原作者が、長らくスランプ中だったのを乗り越え「本作の出来事を元にした新作」を執筆する事を決意した点は救いか。
なおドラマ化の際には「原作者」が宅和先生に変更され、寝込んでいる間に自分の作品を改変されながらも上演内容に苦言を呈す保護者達から生徒を庇う、ある意味男らしい展開になった(なお上演もクラス会規模に下がったためPTA問題にはならなかった)。
ちなみにどちらでも作品を直接改変した人物(監修者と脚本担当)は特にお咎めはなく、著作権侵害になった件もクラス全員が知ったかは不明。三人組と一緒に謝罪しに行った方が良かったのでは…。


  • 宇宙をぼくの手の上に、ときめきの仮想空間、ミラーガール、ブラックホール・ダイバー、正義が正義である世界(アイの物語)
山本弘の小説で、いずれも読切の短編として発表された独立した作品だったが、
後年に発表された『アイの物語』において「作中世界の過去に製作・発表されたフィクション小説」という形で同作に編入された。
「初出には特にそういう設定は無かったが、後年の後付けで作中作としての立ち位置が与えられた」という稀な例。


  • 『私』が書いた短篇(地球儀)
「シイゼエボオイ・エンドゼエガアル」
「スピンアトップ・スピンアトップ・スピンスピンスピン――回れよ独楽(こま)よ、回れよ回れ」
「フェーヤー? フェーヤー……チョッ!」

牧野信一の『地球儀』の作中にある、主人公である『私』が実家の押し入れの隅に追いやられた地球儀を見て少年時代を思い出し、感傷的になりながら書き出していたらしい短篇小説。
思い出を元にした内容なので主人公の人となりや当時の母や祖父との関係をうかがい知れるのだが、いかんせん抽象的な内容で唐突に差し込まれているので把握が難しい。
上記のカタカナで書かれた英文が無駄に読み辛いのもミソ。
2013年のセンター試験国語に出題された際には多くの受験生の頭をスピンスピンさせて数学ⅠAに降臨したPatと共にトラウマを植え付けた。


  • ななつのこ(ななつのこ)
加納朋子原作にして『駒子』シリーズ第1作「ななつのこ」に登場する同名の絵本。
ややこしいので以降は加納朋子の小説を「ななつのこ」、作中作である絵本を『ななつのこ』と表記。

加納朋子が日常の謎を得意とする事もあってか、作中作である『ななつのこ』も日常の謎を扱ったミステリー絵本である。
主人公のはやて少年は自分の身近で謎が起きるとサナトリウムで療養中のお姉さん、あやめさんにその話をしては真実を教えてもらうというスタイルになっている。
「ななつのこ」主人公の駒子は本屋でこの絵本に一目ぼれして購入し、その後に絵本の作者、佐伯綾乃にファンレターまで出している。
その時に彼女もまた自分の身近で起きた出来事を書いたのだがそれに対して作者からの返事が返って来たのだ。
本作は駒子が謎に遭遇する度に『ななつのこ』の中の一話を思い出し(『ななつのこ』の具体的な内容はこの時に描写される)、
更にその出来事を手紙にして伝えると、作者の推理が解答として返って来る。
つまり本作は「ななつのこ」一話につき本編の謎と『ななつのこ』の謎の二つが知れる、一話で二度おいしい小説となっているのである。

ちなみに『ななつのこ』は後年、「ななつのこものがたり」という題名で実際に絵本として出版された。


作中世界で大人気となっている全5巻の小説。主人公の魔女ニケが旅路で出会った様々な出来事を綴っている。
本編の主人公イレイナも読書・鑑賞・保存と1巻につき三冊揃えたくなる程のファンで、彼女がニケの様に魔女として旅立つ切っ掛けとなった。
ちなみに作者の実体験を元にしており(名前等は架空)、そのせいで『リリエールと祈りの国』の舞台となる島では同国にとって不都合な事実が刻まれている部分が輸入されていなかった。


  • 仙女旋隊 あしたもフリギア!(零號琴)
超寡作で知られるSF小説家飛浩隆が連載約1年半・改稿7年を掛け、50代の殆どを費やし発表した長編作品内に登場した、作中世界でかつて大ヒットとなった全360話(劇場版等含む)少女向け「テレヴヴィ」番組。
先史文明から遺産を送り付けられた事が切っ掛けで宇宙時代を迎えた世界(これは作中におけるリアルと一緒)で、『仙力』と呼ばれる力の運用技術を発見した勢力が、各地に仙力を使う「仙女」部隊を派遣。
そんな「仙女旋隊」の活躍を部隊のエースたるプリマドンナ「フリギア」を中心として描いており、各シーズンごとに異なる旋隊の活躍を様々なジャンルを織り交ぜて描いたことで好評を博し、
特にシリーズ後半において偶然から誕生した「最大の敵」と、その「敵」を阻むため最後の主人公「なきべそのフリギア」が最終回で選んだ自己犠牲は、その後作品のリブートや続編制作すら慎まれる程ファンの心を捉えたという。
本編中ではフリギアオタクの女性脚本家が、ある惑星で五百年前から綴られ続ける「『サーガ』(英雄譚)の假劇(野外仮面劇)」に根底的変化を加えるため、「サーガの始まり」と「なきべそのフリギアの最終回」を合体した假劇を制作
本作の後半はその美少女假劇の上演様子を軸に進んでいくが、話が進むにつれ複数の要因が重なってとんでもない事態に…。
一見合わなそうだが、サーガの中身が戦隊・怪獣系だったためウルトラ風味のプリキュアっぽいフリギアとは意外にあっていたり。
ちなみに「サーガ」の主役は「5柱の男神」・「フリギア終盤」のメインは「なきべそのフリギアと先輩フリギア5人」だったため、サーガに欠けた6人目を埋める折衷案として「なきべそのフリギアと5人の少女神」が主役となった。
+ 以下、ちょっとしたネタバレに付き注意
作中で上演されるのは少女達の物語なのだが、脚本家は主人公のフリギア役に、シナリオ完成に協力してくれた銀髪の美少年(但し遺伝子改造種の末裔なので実年齢は成人済みで最低でも30は超えている年頃)を抜擢。
さらに本番中盤にて5人の少女神の内女性キャストは一人だけで、後はスタッフサイドである分野の顧問を務めその報酬代わりに志願した壮年~老境の男性博士三人と密に潜入していた男性一人という、ガールズバトルものとは思えないキャスティングと判明した(皆仮面を付けていたので、主演も本人達から言われるまで気づかなかったが)。
ちなみにエンディングでは假劇取材に来たフリギア世代の女性記者が舞台内容と本作で起こった事件を様々な記事にしているが、キャストの秘密について触れなかった事を祈りたい。


  • 夕陽のサンクチュアリ(フルメタル・パニック!アナザー)
作中の小説投稿サイトにてユーザー投票一位を獲得した学園系の恋愛小説。
作者は学生で、PNは「メープル」*20
複数の投稿サイトと提携した実写化企画の第一弾に選ばれたまではよかったが、「所詮は素人作家、エンタメ性が弱い」という社長の判断や芸能事務所によるタレント俳優のゴリ押しその他諸々から、「秘密組織から派遣された主人公が、特別な力を持ったヒロインを守るために日本の高校に潜入する」というどっかで聞いたような内容ミリタリーアクションと化し、その後も撮影途中で筆頭スポンサーとなったユースフの意向も加わって内容は更に迷走。
結果、批評家からも観客からも酷評され、興行収入も爆死に終わったが、ASスタントにD.O.M.S.を招いただけのことはあってASマニューバ描写だけは異様に力が入っており、その手の愛好家からはカルト的な人気を獲得することとなった。
ちなみに、ASオペレーターとして撮影に参加した達哉は後に原作小説も鑑賞し、「最後の展開は出来過ぎだったが、読んでいて懐かしい気分になった」と好意的な評価を下している。


作中世界で人気のアニメ。新体操部に所属する中学生ルンが、女神ユノーの加護を得てレオタード戦士に変身し、悪と戦うというもの。
言うまでもなくセーラームーンに代表される美少女戦士モノのパロディ。本来のターゲットである幼女の他、大人の男性にも人気で、主人公の後輩・岸本は本作の熱烈なファン。
なお、同作者の『創竜伝』世界にも同名の作品が存在しており、四人兄弟の年少組が、田舎では放映されていないことを残念がる描写がある。


  • 暗黒太陽の浮気娘
シャーリン・マクラムの推理小説。工学博士の主人公が書いた論文が「暗黒太陽の浮気娘」なるクソダサタイトルと露出度の高いねーちゃんの表紙を付けられてSF小説として世に出てしまい、SF作家としてSF大会に招待されてしまう…というストーリー。


難聴のヒロインが登場する恋愛小説。
元々は単なる作中作だったが、後に図書館戦争作者有川浩の手で実際に執筆され、実写映画化された。


小林さんが嵌まって遠藤くんにお勧めしてきた乙女ゲーム。通称マジこい。
内心小林さんへの想いを寄せていた遠藤くんは当初乗り気でなかったものの、共通の話題作りのためにとプレイしてみるとがっつり嵌まってしまった。

貴族だけが魔法を使えるファンタジー世界において、主人公の少女フィーネが庶民であるにも関わらず魔法が使えたことから魔導学園に編入させられる…というところから物語が始まる恋愛シミュレーションRPG。
マルチエンディング形式なのだが、敵役であるリーゼロッテは魔女に乗っ取られほぼ全てのルートで死んでしまう他、選ばれなかったキャラも死亡することが多いという重めの内容。
しかもリーゼロッテを生かしたままにするにはリーゼロッテの好感度を最悪にしたままハーレムEDを迎える以外に存在しない。
そんな作中誰よりも報われないリーゼロッテに感情移入した小林さんに遠藤くんも共鳴し、「放送部員として実況と解説を練習する」という名目で一緒に部室でゲームを始めてみたところ、ゲーム内のとある人物に声が届くという謎の現象が起きた。
このため二人は声で登場人物たちを導き、本来ゲーム中に存在していないリーゼロッテの恋を成就させて生存させるルートへと辿り着こうとする。

元々が異世界転生ものの流れを汲むこういった「悪役令嬢もの」では、転生先の舞台の「原作」となる作中作が設定されているのが一種のお約束である。こういった作中作の媒体としては少女漫画や小説といった例もあるが、一番多いパターンは乙女ゲームである。
元から複数のルートという運命が提示されている点が「運命を変える」という目的と合致しており、またやり込むことで幾人もの登場人物の深い事情や作中作世界の設定を知ることができるため、主人公が上手く立ち回れる理由付けにしやすいなどの利点が挙げられる。*21
主人公は生前に作中作を嗜んでおり、その知識を用いて破滅の運命を変える…というのがこのジャンルの基本的な筋書きであり、作中作自体は前提知識や回想としてのみ登場する場合がほとんどである。
本作はその中でも主役たちに異世界転生要素がなく、実際に作中作をプレイしていくことでお話が進む変わり種である。


私立探偵タカギ・ガンドーの助手シキベ・タカコが密かに書き溜めていた児童向け探偵小説。
その出来は「荒削り」「稚拙」とされるが、一方でキャラ設定が魅力的で「火が宿っている」とも評されている。
出版社から公式に出版されるや好評を博し、後にコミカライズやアニメ化もされてヒットしているらしい。
サムライ探偵サイゴの作者がシキベである事をガンドーが知ったのは彼女の死後で、UNIXから大量の未発表原稿を発見した事でガンドーは涙し、
仕事への情熱を失いかけていた彼が再起(リブート)するきっかけとなった。

身寄りのないシキベは印税の振込先をガンドーの探偵事務所に指定しており、その印税収入がガンドーの探偵稼業を支え続けてきた。
また、この作品内で用いられたあるアイディアがガンドーの生命を直接的に救っている。詳細は第二部エピソード「リブート、レイヴン」を決断的に読もう。


◆特異な例

作中作と言えるかどうか微妙なもの、または作中作に極めて近い発想で作られた事物。

作品自体が架空世界内の著作物という設定の作品

映像作品、並びにそのメディアミックスを含めたマクロスシリーズの全ての作品には、
マクロスシリーズの作品世界内で作られた、史実に基づくフィクション」という設定が存在する。
これは、製作スタッフが所謂ガンダムシリーズなどにおける「『正史』とされる作品同士の矛盾に関するファンの衝突」を嫌ったためとされる。
なお、後述の1/24スコープドッグのように玩具やプラモデル等の立体造形物もこの範疇に含まれるのかは不明。

若干ややこしいが、よくこれを省略して「マクロスシリーズの作品はすべて劇中劇(作中作)」と説明する例もあるが、
マクロスシリーズで厳密に劇中劇と言えるのは作中で実際に言及のある『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』くらいであり、
あとは『リン・ミンメイ物語』『トライアングラー』(ともに初代マクロスの物語)、『BIRD HUMAN -鳥の人-』(マクロスゼロ)等の作中における劇中劇ではあるが、現実の作品とは同一の作品ではないため、狭義の劇中劇に該当しないものがほとんどである。


総集編であるこの回は、「ネルフが上部組織ゼーレに提出した、これまでの戦いについてまとめた報告書」という体裁で作られている。
そのため、対イロウル戦(第拾参話「使徒、侵入」)のような都合の悪いことは伏せられており、
そして内容に関する質疑応答によって、ゼーレとネルフ(というより碇ゲンドウ)の思惑の違いが浮かび上がるよう描写されている。
このような「上役に提出した報告書」という形式で展開される総集編は、『機動戦士Vガンダム』等でも見受けられる。


このプラモデルは『装甲騎兵ボトムズ』のキャラクター商品であるが、
各部のバランスやディテールといった造形の方向性は「作中に登場するスコープドッグを再現する」という通常のキャラクターモデルのものではない。
「もしも作品世界内にプラモデルという文化があったなら、このような形のスコープドッグの1/24スケールモデルが売られているはずだ」
という発想を理詰めで追いかけた「作中模型」を志向したものとなっている。


一年戦争末期のジオン国内にギレン・ザビの暗殺計画があったらしい」という様々な証言や証拠、
そして戦後に発見された資料を基に制作された、宇宙世紀0099年に公開されたドキュメンタリー作品という設定。
ジオン共和国自治権返上直前にものすごい爆弾を投下してないか。


  • アナハイム・ジャーナル
「宇宙世紀0099年に発刊されたアナハイム・エレクトロニクス社の社報」という設定の設定資料集。
アナハイム社の関わった機動兵器の設定以外にも、宇宙世紀の時事風俗や架空の広告まで載った凝った作り。
ちなみにジェガンの工場(及び高性能の光ファイバーを作るイオタ社の経営状況を巡る懸念)の載ったページには、
「エレドア・マシスの古いヒット・ナンバー」とか、MSの核融合炉を核分裂炉と混同して描いたせいでアナハイム社が過激な反核団体に絡まれて迷惑したという
「一年戦争のアジア戦線を舞台にしたロマンス映画」といったタイトル不明の作中作にも言及されるが、
これが引き起こした『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』を巻き込む風説の詳細は「アニメに関する都市伝説」の巨大ロボットの項も参照。


  • 機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS
「宇宙世紀0100年に刊行された百科事典が正暦2001年に発掘・修復・解読されたもの」という設定の設定資料集。
本書が刊行された2001年の時点でガンダムシリーズはスタートから22年という年月が経過しており、映像作品やメディアミックス等の無数に作られた作品群によって出来事や人物等の設定が後付に次ぐ後付で錯綜、時には設定同士が相矛盾していることすらあった。
本書はそれらの設定を可能な限り網羅・全肯定するという、宇宙世紀、それも『機動戦士ガンダム』~『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の時代限定ながらも黒歴史に近い発想でまとめられており、本書そのものにも「黒歴史の遺産」という設定がなされることとなった。そのため、宇宙世紀作品群の作中作であると同時に∀の作中作でもあるというややこしいことになっている。つまり先の二作も「マウンテンサイクルから出てきた」という話が出てくれば∀の作中作になってしまうわけで…


エースコンバットシリーズ第6作。
ジャーナリストのブレット・トンプソンが10年前に勃発した詳細がほとんど公開されていない「ベルカ戦争」に対し、
「円卓の鬼神」の異名を取ったある一人の戦闘機パイロット、すなわち主人公の経歴を追う形でベルカ戦争の謎に迫る事を試み、
「円卓の鬼神」と関係のあったパイロット数名へのインタビュー、および彼らの語った過去の回想という形でストーリーが進行する。
本作のエンドロールの最後にはブレットの名前と彼が製作したTV番組「Documentary Special: Warriors and The Belkan War」のタイトル、
それを放送したテレビ番組「OBC」の文字が表示される。
つまり本作のストーリーパートは作中世界に於けるドキュメンタリー番組であり、所謂「モキュメンタリー」と呼ばれる形式となっている。
またインタビューに登場する人物はCGではなく実写取り込みとなっており、このような形式を取っているのはシリーズで唯一本作のみである。


  • 四女神オンライン
ネプテューヌたちが新作MMOのクローズドβ版で遊ぶという外伝。ややこしいがシリーズにたびたび名前だけ登場する『四女神オンライン2』はこれの前作にあたるMMOである。
作品ごとに世界観がまるっと変わるシリーズだが、軸としては『新次元ゲイム ネプテューヌVⅡ』が一番近い*22


  • 学生アリスシリーズ
  • 作家アリスシリーズ
有栖川有栖の代表作である推理小説シリーズ。
どちらにもワトスン役として「有栖川有栖」という名前のキャラ*23が登場するのだが、学生アリスシリーズでは作家アリスシリーズが作家アリスシリーズでは学生アリスシリーズが、それぞれ「有栖川有栖」の作品として登場する。
そのため、本シリーズは「作者と同名のワトスン役」が登場する推理小説としては珍しくワトスン役と作者が明確に別人という設定になっており、作中でも『「有栖川有栖」は現実の事件を小説のネタにした事がない』と明言されている。


スタジオジブリの過去作である「耳をすませば」の主人公・月島雫が描いた小説が原作という裏設定が存在する。
ちなみに勘違いされやすいが、「耳をすませば」が同名の漫画を原作にした映画なのに対し、「猫の恩返し」はあくまで映画主導の企画である*24


  • 鉄の夢
ノーマン・スピンラッドのSF小説。「大ソビエト連邦が全世界を支配し、アメリカと大日本帝国だけが辛うじて抵抗を続けている世界で人気のSFファンタジー小説『鉤十字の帝王』」という体裁をとっており、その作者はドイツ系アメリカ人アドルフ・ヒトラー
その荒唐無稽な内容や反共産主義・反ユダヤ人思想は我々のよく知る歴史のそれに極めて似通っているが、作品世界では共産主義の脅威が身近に迫っていることもあり、熱狂的に受け入れられたという。


  • 御手洗潔作品のパロディ・パスティーシュ二次小説(御手洗パロディ・サイト事件)
島田荘司の『御手洗潔シリーズ』の外伝作品。
本シリーズは元々「主人公御手洗潔の活躍を、御手洗と長い間同居していた男性石岡和己が本にまとめて出版している」という設定があるのだが、
御手洗が海外に去ってしばらく経ったある日、石岡と知人の少女がある行方不明事件を知り、不明者が御手洗シリーズの二次創作好きだった事から二次作品を読んで手がかりを探すという話。
なんと制作にあたり実際にファンから二次小説を公募し優秀作を掲載したそうで、中にはプロ作家柄刀一氏の作品も存在する。
なお、この時ついでにこの世界には御手洗×石岡の薄い本もあることが判明している。流石に本編には採用されなかったが。


架空世界内のドラマ・映画撮影の裏側という「楽屋ネタ」が見られる作品

上の「架空世界内の著作物」という設定と重なるが、こちらは現実のドラマ・映画のNG集やオフショットに相当する作品。
「架空世界のドラマに関する『撮影中の裏話』を描く作品で、その性質上ギャグ要素が強い作品に向いているネタ。
他には作者からのおまけネタ(本編のパラレル)として採用されることが多い。
設定までは行かずとも、雑誌等の描き下ろしイラストで敵味方が仲良く描かれていたりすると「お前ら実は仲良いだろ」とツッコまれたり……

余談になるが、ファン目線では「キャラクターを敵味方関係なく自由に動かせる」利点があり、二次創作のネタとしてこの設定を採用する人も存在する。


元から何でもありの漫画のためか、おまけではなく本編の一話として、唐突にこのネタを採用した回が出てくる。
撮影が終わり「お疲れ様でした!」との声が上がる、撮影秘話として普通にありそうな展開……
の次のコマで秋本治がそこにおり、両さん「最後のオチ少しょう無理があったんじゃねえのか?秋元よ!」と、部長「馬がとつぜん出てくるのわざとらしかったな!」と原作者を相手にやりたい放題している。


バグズ・ライフトイ・ストーリー2モンスターズ・インクが該当。
エンディングのスタッフロールに合わせて、本編のNGシーンを流す。ジャッキー・チェンかな?
このNG集とは声優の台詞ミスを再生する……のではなく、作中のキャラクターたちのミスを映したもの。
つまりわざわざ新規のCGを作って台詞を入れた映像を制作している。
DVDのおまけにノンクレジット版を付けるなど、これだけで一作品として売り出せそうなレベルでネタに走っている。


単行本のおまけ漫画が該当。
ただ「このおまけのネタを意識したのでは」という話が本編に存在する*25
なお、本作は名探偵コナンと世界観を共有しているため、そちらが始まった後の単行本では出演者の中に名探偵コナン側のキャラが混じっているという小ネタが仕込まれており、中にはどこかで見た衣装に着替える子役の姿も…。
流石にアニメ版の声優は別人だが。


作者の同人誌として「『BLACK LAGOON』は映画作品である」という設定で描かれたメイキング集風のものが存在する。公式二次創作という特殊なパターン*26
撮影方法に関する話や、各キャラクターを演じている役者さんについてなど、かなり作りこまれた設定となっている。
元の作品が殺伐としているだけに、楽しげに過ごしているキャラクター(役者)たちの落差はかなりのもの。


かの人気漫画北斗の拳がもしも漫画ではなく実写ドラマだったら、という体でその撮影風景を描くというぶっ飛んだ漫画。そのため作中世界に漫画としての北斗の拳は存在しない。
原作漫画があまり細かい整合性は考慮せずにライブ感重視で制作されていたことを反映してか、撮影中のトラブルやスタッフの鶴の一声でしょっちゅうシナリオや演出に手が加わっている他、お馴染みのキャラを演じる俳優の素の姿も当然役とは別物であり、原作既読者なら笑いを堪えるのが大変な内容。
一方で原作漫画における数々の名シーンの(作中における)誕生秘話には実写ドラマらしいひねりの効いたものも多い*27
ちなみに時代設定は原作漫画の連載が始まったのと同じ1983年のため、特殊効果は基本的にプロップや特殊メイクを使ったアナログ特撮で行われている。スタッフの無茶振りに振り回される特撮班の奮闘ぶりもまたこの漫画の見どころのひとつである。
なお原作『北斗の拳』の期間限定無料公開がされた際には、「金曜ドラマ北斗の拳 10月8日より放送開始!!」という無駄にややこしい宣伝が行われた。
単行本巻末の書き下ろしでは令和でのリメイクについて語られているが、こちらはCGを駆使したものとなっているとされている。


ご存じパンツじゃないから恥ずかしくないメディアミックス作品。
ギャグ色の強い外伝作品では、シリアス寄りのメイン作品群は基本的に「戦時下におけるプロパガンダ作品」という扱いになっている。


  • 変身3部作
2004年に放映されたm.o.e.制作のアニメシリーズ。
まず本編にあたる『超変身コス∞プレイヤー』が最初に放映され、
続いて特撮番組『超変身コス∞プレイヤー』の製作現場を描いた『ヒットをねらえ!』が、
最後に『超変身コス∞プレイヤー』の出演者及び原作者のラブコメというにはドロドロした人間関係を綴る『LOVE♥LOVE?』が放映された。
なお、『超変身コス∞プレイヤー』は意図的に非常に出来の悪いアニメとして作られている。


  • 君は恋人
1967年の日活制作・配給の日本映画。
主演俳優である浜田光夫の「眼の大怪我からの復帰記念主演映画」という本作の制作背景をそのまま取り込み、
●撮影に臨む浜田とその周辺のスタッフ等の状況
●浜田が演じる映画内のストーリー
なんて二重構造で物語が進んでいく。
「現実」パートでは坂本九や当時実際に日活のプロデューサーだった水の江瀧子等実名登場する有名人達と、監督役の石原裕次郎等役者陣が演じるスタッフ陣が入り混じっており、
後半では渡哲也演じる脚本家が紡ぐバッドエンドを浜田(の役)が報われるハッピーエンドに変えるため、偶々同じ日活に縁のあった実在バンド「ザ・スパイダース」が騒音公害抗議に出、ついでに自分達の映画での出番も勝ち取るなんて凄まじい展開が繰り広げられた。
まさかこの時、スパイダースのメンバーの一人が裕次郎メインで渡も終盤に参加した名作刑事ドラマのBGM担当になるとは誰も思わなかっただろう…。



作中に実在作品が登場する作品

冒頭の説明の通り「実在する小説やアニメをそのまま出すケースは基本的に作中作とは呼ばない」が、
ここでは作品と作品が特殊な関係にあるものを記す。


  • ミス・マープルにおける他のアガサ・クリスティー作品
英国の小説家アガサ・クリスティーの連作。
物語世界には作者本人が推理作家、マープルシリーズ以外の作品が作中作として実在しており、劇中人物にもファンが居る。


ガンダムビルドシリーズの世界では、過去にガンダムシリーズがアニメとして放送されていたという設定。そのため、ガンダムビルドシリーズは黒歴史に含まれないとする資料*28も存在する。
なお、プラモ狂四郎は過去に漫画またはアニメ化があったか、劇中の実在の人物かは不明。ただし、過去にそういうものがあったことは事実。


他媒体を作中作と呼ぶ特殊な例。AG(スパロボ)に話を振られたアムロ・レイが「一年戦争の時の俺に関するトンデモ本の話か」と答えている。


騎士ガンダム型の装飾が流行っていたり、ジュドー・アーシタが「伝説巨神」という言葉から「伝説の巨人」を連想したりしている。
作者の性格的にただのメタ発言である可能性も高いが。
ついでにアムロによれば ヨシユキ・トミノという人物がアムロらを題材にした歴史小説を書いている という。
その小説、貴方が殺されたりしてませんか。


元々は「アンデットアンラック」作者が描いた読み切り作品であり、
連載された本作とはいくつかの設定の齟齬こそあれど同じキャラクターが登場する。
…のだが、「アンデッドアンラック」作中にて、主人公たちはとある漫画家との接触を図ることとなる。
その際に主人公の仲間たち総出で読み切り作品を描き上げ、集英社に持ち込んだのが「アンデッド+アンラック」であることが明かされた。


中盤、トミー・オリバーを演じるジェイソン・デイビッド・フランク氏が一身上の都合で故郷に帰らねばならず、撮影に参加できなくなった時期がある。
その穴埋めのためのエピソードのひとつに、ダイノサンダーの面々が、原作であるアバレンジャーの英訳版を衛星放送で鑑賞するというエピソードがある。
作中では現実のレンジャーの活躍を参考にして作られたとされており、一部の用語(変身や名乗りの口上など)はダイノサンダーのものに変更されている。
コナーは当初「俺達を題材にこんなマヌケな番組を作りやがって」と憤っていた*29が、割と普通に楽しんでいたイーサンとキーラに促されて渋々観ているうちにだんだん熱中していき、最終的にはアバレンジャーに影響されて日本とアメリカの文化を比較するレポートを書くほどハマっていた。


バトルホッパー(唯一の)登場回にて光太郎の先輩・大門五郎が「子供の頃憧れたTVの仮面ライダーにちなんで作っていた」と話している。
(バッタ型のバイクなので初代ではなく『仮面ライダーアマゾン』かもしれないが)
また、TV版『仮面ライダーBLACK RX』の第1話では戦闘員による(自転車泥棒の)被害者が萬画版『Black』を読んでいるシーンがある。


『真』を題材とした「終わりの始まり、始まりの終わり」並びに『W』題材の「Playback」にて作中作としての仮面ライダーの存在が語られる。
「終わりの始まり、始まりの終わり」では“第二の”仮面ライダーシンが昔のヒーロー番組を模したマスクと強化服を用意している際に言及される程度だが、
「Playback」では現実のそれとは異なり「主演俳優のバイク事故が原因で僅か13話で打ち切りになった悲運の番組」として語られている。


ラストシーンにて、仮面ライダーのパチンコをしていたが襲われた。
ただし演出的に、この怪異が作品外の存在であることの表現とも取れる。


平成以降の作品では度々、特撮作品として実際にウルトラシリーズが製作・放送されている平行世界を本物のウルトラマンが訪れるエピソードが描かれている。
例を挙げれば『ウルトラマンティガ』『超時空の大決戦』『大決戦!超ウルトラ8兄弟』『有言実行三姉妹シュシュトリアン』など。

また、『SSSS.GRIDMAN』では第1話にて特撮オタクの内海将「ウルトラシリーズなら怪獣に弱点とかあるのに!」と発言する場面がある他、
同じく第1話、生配信をやっているPC画面が映る場面では「完全にライトニングアタッカーじゃん」というコメントがされているのが確認できる。
怪獣好きな少女である新条アカネが掘り下げられるようになると、彼女の保有するフィギュアやSNSアカウント、内海将との会話という形でより直接的に描写されるようになった。
続編の『グリッドマン ユニバース』ではヒーローショーのキャラという形で「ウルトラマンレジェンド」と「ダークファウスト」が声付きで登場した。


『SSSS.GRIDMAN』が外部出演したゲーム作品『スーパーロボット大戦30』でも作中作としてその存在が度々言及されており、
原作キャラの他、『ナイツ&マジック』のエルも趣味の範疇外ながらウルトラシリーズを認知している描写が挟まれている。


前作の物語を「ゲームの中の話だった」ということにしてストーリーを再構築した。
2以降の設定において実際のシュプールでは殺人事件など起こっていない。
妄想篇以外では


デジタルモンスターがホビーとして流行している世界」という設定の為、旧作のアニメシリーズも放送されていたことになっている。
クロスオーバー等で『テイマーズ』のキャラクターが太一、大輔といった「選ばれし子供達」と出会った場合には、「フィクションの登場人物として知っていた」という体裁で絡むことになる。


ドン26話「フィナーレいさみあし」が、『リバイス』最終回をTVで視聴したマスターが「『リバイス』も終わったことだしドンブラザーズも終わりにしよう」と発言するところから物語が始まる。
ついでに前回のあらすじパートで解説されたのも『ドンブラザーズ』のドン25話ではなく『リバイス』最終回の内容
なお、マスターの原典である五色田介人は『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』にて先行登場したリバイ及びバイスと共演経験があり、「同じ介人が『リバイス』の始まりと終わりを見届けたのは感慨深い」という声も。


  • ドン・キホーテ
前編から10年の間を置いて刊行された後編においては現実と同じように、前編の内容が広く出版され作中でも人気を博しており、前編を読んでドン・キホーテを知った人々がちょっかいをかけてくる。
また10年のうちに出回った贋作や海賊版も「ドン・キホーテを騙る偽者の道中記」とバッサリ一刀両断されている。


主役のバイオレンスウサギたちに好意的なお隣さんとして原作者ビアトリクス・ポターをモデルにした女性画家ビアが登場し、原作そのものの絵を描いている。
「原作はこのバイオレンスコメディ世界をマイルドに描いたもの」とも解釈できる設定となっている。


作中作の存在そのものがネタバレに類する例

作中作の存在そのものが、作品そのものにとっての重大なネタバレに類する例を掲載する。




追記・修正は作中作を作ってからお願いします。

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最終更新:2024年04月07日 16:10

*1 だがラブルの夢オチだ。

*2 ギャグとはいえ小学生同士のレズセックスシーンなどがある

*3 作中の会話からドラマパートを六花、アクションパートを内海が担当していたようだ

*4 みんなに好かれる怪獣好きのクラスのアイドルで、しかも世界を創った神様

*5 裕太の言葉を借りれば「偶然蘇ったミイラとロボットに乗って、彼女ができました」

*6 映画版ではアカネを再び組込んだかは示唆される程度だったが、ノベライズ版では明確にされている

*7 第二部準拠

*8 勿論、番組の主演であるオダギリジョーと葛山信吾に因んだネーミングである。

*9 開発中止になった『バンバンシューティング』を除く

*10 拳銃のフィンガーガードに指を引っ掛けてクルクル回しながらホルスターにしまう、西部劇などでお馴染みのアレ

*11 ただし、ミアとランジュの2名だけは当時同好会加入直後だったこともあってか例外で、同アルバムに収録されている2人の楽曲『Toy Doll』『夜明珠』の制作エピソードもフィルムフェスティバルとは関係のない内容であった

*12 ミラポリスの法律では転売行為が明確に禁止されているらしいため、保安部隊が直々に動くことは特におかしくはない

*13 フレーバーテキストでは「対戦」ではなくこのように評価されている

*14 エンディングが実装されていない仕様なので、本作では最終イベント手前でフリーズするのをエンディングとしている。

*15 これは自来也が後にペイン畜生道に改造された風魔一族の忍と戦った時の実体験であることがアニメで描かれている

*16 帰郷直後のカカシ戦ではこれのネタバレでカカシの動きを封じるという奇策を披露した

*17 なんでそんな姿だったのかというと、花粉症にしてくる敵に対抗するためマスクをしようとしたところ、顔を覆えそうな布が他に手物になかったからであり、別に彼の趣味とかではない。

*18 ただし現時点で、サタンが五道転輪庁を訪問し、チュンに会いに来るエピソードは映像化されていない。

*19 同作には他にも至る所に版権キャラが登場している

*20 明言はされていないが、正体は恐らく達哉の幼なじみの牧村楓

*21 ただし、実際の乙女ゲームには悪役令嬢が登場することは少ない。

*22 発売順としては「超次元大戦 ネプテューヌVSセガ・ハード・ガールズ 夢の合体スペシャル」の後

*23 学生アリスシリーズでは推理作家志望の大学生、作家アリスシリーズでは推理作家という設定で、この違いがシリーズの通称の由来にもなっている。

*24 本作の「原作」は映画化にあたって宮崎駿のリクエストで新たに描き下ろされた物

*25 「快斗と新一は一人二役で演じている」というのがおまけネタだが、実際に本編で二人が共演した際には、両者が同じコマで顔を出さないようになっている。

*26 これに関して、作者自ら「本編とは別物のパロディ」であると語っている。

*27 原作漫画の代名詞とも言える北斗神拳による爆殺からして、プロップの不具合による破損事故がヒントになったとされている

*28 MGターンX組立説明書等

*29 コナーとアバレンジャーの名誉のためにフォローしておくと、レンジャー達が観たのは同作屈指のギャグ回として有名な第10話