笛口雛実(東京喰種)

登録日:2014/05/07 (木) 19:00:02
更新日:2018/09/28 Fri 14:22:11
所要時間:約 7 分で読めます




…一人は寂しいよ…

東京喰種』に登場する喰種。初登場は#10[骨董]。

5月21日生まれ。
年齢:14歳
ふたご座のAB型。
アニメでのCVは諸星すみれ。実写映画版での俳優は桜田ひより。

身長148cm
体重40kg
靴のサイズは22.0
※全て初登場時のもの
好きなもの:父母、勉強、トーカ
気になっている物:高槻泉の作品、人間社会、カネキ


茶髪にクローバーのヘアピンを付けた少女。
多くの喰種同様に学校には通っていないが知識欲は旺盛で、独自に本や新聞から知識を得ていた。

引っ込み思案で大人しく優しい性格の持ち主。

父親は登場当初既に駆逐されており、母親のリョーコと芳村に食糧を分けてもらいながら暮らしていた。
その関係で「あんていく」の店員と知り合いであり、中でもトーカを「お姉ちゃん」と呼んで懐いている。
カネキとは「あんていく」で初めて出会い、人見知りする性格から当初は目を合わせようともせず、食事を見られるなど気まずい雰囲気が漂っていた。
だが同じ読書趣味という共通点をきっかけに意気投合して彼に勉強を教えて貰うようになり、以降カネキを「お兄ちゃん」と呼んで慕うようになり、カネキとトーカの妹分になる。
この時の会話は彼女にとって印象深い大切な思い出として記憶されており、後に彼の為に戦う理由にもなっている。
カネキとしても自分を慕うヒナミを大切に思っており、守りたい傷つけられたくない友人にヒデとトーカと並んでヒナミの三人を真っ先に想像している。

その後、「あんていく」からの帰り道にリョーコと共に喰種捜査官である真戸呉緒と遭遇、母によって逃げ出してカネキに助けを求めるも救出は叶わずに目の前で母を駆逐されてしまう。
芳村からは別の区で暮らす事を提案していたが、最終的にトーカの元へ身を寄せる事になる。

両親の赫子の優れた部分を受け継いた生まれつき父親の鱗赫と母親の甲赫の両方を持つ稀有な複合型赫子の喰種。
喰種としての潜在能力は相当のものであり、劇中では戦闘自体或いは赫子を出したことすらも初めてだったにも関わらずトーカが苦戦した真戸呉緒を瀕死にまで追いやった程。
アオギリのアジトに突入した際には「あんていく」のメンバーである入見カヤから探知能力を教わり、そのカヤから「私もすぐに抜かれちゃいそう」と評されている。
尤も本人の穏やかな性格であり、憎むべき仇である真戸に対しても「両親がいなくなって一人で悲しいだけ。復讐なんてどうでもいい」と泣きじゃくる程に闘争とは遠い持ち主なのでそういう意味で戦い向きとは言いがたい。

カネキがアオギリに拉致された際には今までの恩返しがしたいという理由でカネキ奪還作戦に同行。
彼の救出がなった後は「あんていく」を去って反アオギリ活動を行う彼の力になりたいという思いから、トーカの元を去り、カネキとバンジョーとその仲間、月山と共に生活する。
カネキとしては彼女を危険な目に合わせたくないので直接的な戦闘には参加させないが、入見から習った感知能力で敵の居場所を把握して仲間に指示するなど後方支援の役割を担当している。

カネキからは月山曰く「過保護」な扱いを受けており、外出せずアジトで籠る日々を送っているが高槻泉のサイン会でカネキと共に高槻と知り合う。
彼女から「今のままのヒナちゃんじゃカネキくんの力にはなれない」と告げられ、相談に乗るとして名刺を渡された。

またアオギリの拷問によって以前と変化したカネキを「悲しそうな顔をしている」と彼が無理をしているのを察していたようで、自分でも傍にいるだけで寂しさを埋められると彼女なりに彼の心配をしていた。

このようにカネキを健気に想い続けてはいるが、それが恋なのかは不明。
ただカネキの力になれるのはトーカだと感じているのか、カネキが反アオギリ活動を止めて「あんていく」に戻ると決めた際にはカネキとトーカと一緒にいて欲しいからあんていくに戻るのは大賛成とし、皆であんていくに行く事を喜んでいた。

しかし、CCGによるあんていく襲撃によって、それは叶わずにカネキも失踪してしまう。
最終回ではバンジョーと共にどこかへ去り、カネキを失ったショックからか、悲しそうな表情で高槻泉から貰った名刺を見ていた。


東京喰種√A


漫画と違ってカネキがアオギリ入りするという展開のため、彼とは同行せずトーカとの共同生活を続ける。
その影響か出番はやや減少。それでも第7話は彼女を中心に据えられ、カネキの力になる事を望みながら力になれない非力な自分を嘆き、月山や高槻に相談している。
当該話のEDも彼女がメインになっており、両親を真戸に奪われた悲しみと「あんていく」メンバーとの交流が描かれている。
彼女の半生が流れるようになっており、最期は成長したヒナミがシロツメクサのヘアピンを暗い表情で見つめる、という意味深な演出になっている。
因みにシロツメクサの花言葉は「約束」「私を思って」「復讐」


東京喰種:re




…だれか、教えて



この人はただの“器”?



…たとえカラッポでも


わたしのこと わからなくても…



彼の魂の容れものが ここにしかないのなら



私は この人を守る





もう 一人で戦わせない



アオギリの樹ヨツメ

Rate:SS

Rc type:甲赫・鱗赫


アオギリの樹の一員として登場。
既にバンジョーらとは別行動となっており、カネキを救えなかった自分の無力さを嘆き、力を求めるまま高槻泉(エト)と接触し、その繋がりでアオギリに加入した。

年齢は16歳になり、上記の経緯からか以前のような明るさを見せず、影を帯びた女性に成長した。
組織内ではトーカの弟である為にアヤトとよく行動を共にしているようで、アヤトはそれなりに気を遣っており、彼女の危機を知れば自ら救出も辞さないなど、他者に不遜な彼にしては意外な行動を多く取らせる。
また知覚に優れた能力を買われ、音の解析や戦況把握などの役割を担う。
部下には「ヨツメ様」と呼ばれ、一作戦の全体指揮を執るなど幹部級の階級にいる可能性が高い。

クインクスの存在にカネキを連想し、また「佐々木排世=記憶を失った金木研」という噂を聞いたのか、彼女とアヤトは独自にハイセの情報を集めていた。
人間オークションではアオギリの全体指揮を統括し、アヤトをビッグマダムの護衛、ナキ・ミザの部隊を突入してきたCCGへ向ける。

真戸アキラとは互いに親の仇として認知し、彼女自身もアキラのクインケ[-フエグチ-]に対し不快感を覚える。
アキラをも憎んでいるのか、クインケとなった父親を奪還したいだけなのかは不明。

カネキに対する想いに変化はなく、成功体オウル(正体不明の喰種)に一方的に嬲られるハイセの悲鳴を聞き、全体指揮をミザに託してまで彼の元に駆け付ける。
たとえ彼が自分のことを覚えていなくても構わないとし、カネキの魂の器であるハイセを守るため、もうカネキを一人で戦わせないため、自らオウルと交戦。

元々高い潜在能力とアオギリで修羅場を潜った経験からか大きく力を付けており、鱗赫の数は四本に増えていて、形状もよりゴツくなり、2年前を遥かに上回る強さを手に入れた*1
推定SS~レート以上と目される成功体オウルを相手に互角以上に渡り合うが、オウルが半赫者の能力を解放したことで劣勢となり、彼を錯乱状態に追い込みはしたものの、力及ばず赫子を破壊され、追い詰められてしまう。
それでもカネキを守る為に立ち上がろうとするが、そこでハイセが戦線復帰。
記憶も何もかも失ってなお、誰かのために身体を張って戦いに行くハイセは、かつてのカネキと同一人物である……と、彼女は確信するに至った。

――器なんかじゃない。
記憶なんてなくても、佐々木琲世(この人)は金木研(お兄ちゃん)なんだ――

戦闘後、クインケ鋼護送任務から合流した有馬班に包囲されてしまうものの、ハイセが自身の所有権を主張したことで難を逃れ、表向きはアオギリに関する情報源として、実際はカネキの知人としてコクリアに収監された。
ヒナミの登場はハイセの中の「白髪の子供」を目覚めさせるきっかけとなる。

また上記ではハイセとカネキは同一人物としていたが、尋問の際にハイセの自分とカネキは別人という意見に肯定し、「二人は記憶と性格は違う」「佐々木さんは佐々木だと思う」と言動が分かれている。
カネキを思わせる行動を取るハイセをカネキと重ねて「お兄ちゃん」と慕っている一方で、カネキが消えてしまった事を実感して深い悲しみを見せている。
しかし、カネキを思わせる行動をとるハイセにヒナミは人は変わるもの、カネキの全部が失われた訳ではないとし本質的に同一人物と見ている節もある。


アオギリはアヤトと極一部のメンバー以外はコクリアに収監されているヒナミを切り捨てる方針をとっており、いずれは駆逐される窮地に陥っている。
ヒナミ自身は獄中で過ごす日々の中でいずれ来る死の恐怖に怯えながら過ごしており、「あんていく」での日々に想いを馳せている。
またあんていく崩壊の日にトーカ達を探してついて行くべきだったとし、
高槻泉=エトに対しては出会うべきではなかったと語る程に後悔している。

コクリアで最期の場面が訪れた際にはせめてカネキと言葉を交わしてから死にたいと願っている。



「薄氷」の読みを知る方に追記修正を宜しくお願い致します。

薄氷=「うすらい」

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