ノーヴル・ディラン

登録日:2014/04/28 (月) 22:13:10
更新日:2019/06/23 Sun 05:13:23
所要時間:約 5 分で読めます




この場にたどり着くことなく散っていった、数えきれないほどの可能性たち…

今こそ、あなたたちの志に殉じましょう

この宇宙に生きとし生ける、全ての命の、始まりを掴むために…!



スーパーロボット大戦UX』の登場人物。
デザインはChiyoko




※ここからは本編のネタバレを含むため注意。





















■ノーヴル・ディラン

年齢:30代後半
CV:ゆかな
搭乗機:
アヴァターラ
戦闘曲:
誇り高き挑戦者たち


地球連邦軍に所属する軍事技術者で、機動兵器ライオットシリーズの開発責任者。
技術力の高さだけでなく、配属されたばかりのアニエス・ベルジュ(以下アーニー)とジン・スペンサーにライオットシリーズを与えるなど、
誰にでも分け隔てなく接する穏やかな性格から周囲の信頼は厚い。


しかしその正体は、200年前に奇械島で「人の意志」を増幅させる特殊鉱石・オデュサイトを研究していた者。
それを触媒とした粒子加速炉を開発するが、実験中の事故により暴走。
その時に「人の意志が時空を超える」こと、そして「この宇宙が輪廻を繰り返し、いつしか終焉を迎える」ことを知った。

そこから、彼女の永く孤独な戦いが始まった。

ノーヴルは自らの意志を未来に飛ばすことで、自分の記憶を保つよう転生を繰り返しては、輪廻の終焉を回避する道を模索し続ける。
様々な積み重ねを経て最終的に導き出した答えは「全ての可能性を一つに重ね、無限に加速する意志の力から『命の始まり』を創造する」ことだった。

何度目かのループでリチャード・クルーガーと出会い、意図的に起こした暴走により人類滅亡の道を辿った未来へと跳躍。
そこで「命の力」を体現するための機体オルフェス・ライラスを、更にオデュサイトを体内に宿した人工生命体・サヤを完成させる。
リチャードにサヤを託したノーヴルは、次の宇宙で訪れるであろう死を憂いながらも送り出した。

そして自分もまた再び、「次の宇宙」における200年後の時代に降り立つ。
サヤの妹と言える存在のアユルをジンに託し、オルフェス・ライラスの兄弟機にあたるヴィジャーヤ・ドラウパを与えた。


最終局面において、ヨグ=ソトースの門の向こう側「ユガの狭間」にてUXを待ち受ける。
繰り返される輪廻の中で造り上げた機体・アヴァターラに乗り込んだノーヴルは、ユガに立ち向かう覚悟を試すために戦いを挑む。
激闘の末、UXに打倒された彼女は彼らに真実を告げ、未来の命運を託した。

そしてリチャードやジン同様に死して「時空を超えた意志」となったノーヴルはUXを導き、ユガの終焉を乗り越える。
これを以て、彼女の永きに渡る戦いは終わりを告げたのだった…。
尤も、新たな戦いの始まりとも言えなくもないが…。

幾億回ものループを繰り返し失敗と現実を突きつけられて尚、絶望に染まらず志を変質させず、
運命と神々を相手に挑戦し続け、ついにはやり遂げた鋼の意志の持ち主。
まさに『誇り高き挑戦者』と言えるだろう。


寺生まれのDさんや孔明曰く、「蜘蛛(=事象)の巣の中心で待ち受ける者」
しかしDさんから「蜘蛛」だと指摘された時は流石に困惑していた。


アヴァターラ

全高:73.0m
重量:248.0m
動力:陽子ジェネレータ(推測)
製作者:ノーヴル・ディラン


どこかのループでノーヴルが造り上げ、幾億回ものループの中で改修・強化・再設計の果てに最終完成させた翡翠色の機動兵器。
オデュサイトを触媒とするジェネレータの元祖とも言える動力を搭載しており、意志の力をエネルギーに変換することができる。
搭乗しているノーヴルの強い意志から繰り出される威力は変幻自在で協力無比な破壊の光となり、立ち塞がる者を消し去る程。

ちなみにアヴァターラとは、「神(=ヒンドゥーの三柱神の一人・ヴィシュヌ)の化身」を意味する(詳しくは後述)。
見た目はクィン・マンサクシャトリヤに近い。


【武装】

  • ニューメラス・ビロウ
独立稼働が可能な6枚のユニット。誘導兵器だけでなく、シールドやウイングスタビライザーの役目も兼ねている。

  • リチュアル・スピア
アンジュルグのミラージュソードのように手首からエネルギー状態で取り出し、実体化させる槍。
ハンマーやビームフラッグにも変形できる。

  • リインカーネーション
背後のブースター2基とニューメラス・ビロウを合体させることでできるエネルギーキャノン。
和訳すると「輪廻転生」という意味になる。まさにノーヴルの生き様を表した武装とも言えよう。



■関連人物

自らが造り出した人工生命体にして、娘と言える存在。彼女達からは「お母さん」と呼ばれている。
ナイアはサヤを「なかなか惜しい」、アユルを「最低の失敗作」と評価した。

娘達を「命」に目覚めさせるために相棒として見出した者達。だがそれは、二人を過酷な道へと誘うことを意味していた。
特にジンはアユルを紹介した時に世界の真実を教え、味方に引き込むことに成功している。
ちなみにアーニーはリチャードの後継者にあたるため、直接選んだ訳ではない。

幾億回目のループの果てに出会い、共に未来を変えることを誓った盟友。
サヤを託した際、彼に訪れるであろう死の運命を憂いていた。

輪廻の終焉を乗り越えるべき最後の壁にして、倒すべき神。
未来を変えるための「神を絶つ剣」となる存在を探すべく、ノーヴルは戦い続けていた。

  • ナイア
世界を弄ぶ邪神ナイアラルトホテップの化身にして、彼女が何億という輪廻の中で幾度と無く「可能性」をぶつけ続ける宿敵。
ぶっちゃけた話、カリ・ユガはコイツの被害者でもあった。

ノーヴルの引き起こす「事象」によって踊らされていた者達(ハザードに至っては同情する価値もないが)。
ショットには真実の一部を明かしていたが、彼の辿った末路は…。


■余談

  • 担当声優のゆかなは、『無限のフロンティア』シリーズで楠舞神夜を演じており、彼女がバンプレストオリジナルのキャラクターを演じるのはノーヴルで2人目となった。
    なお、後に『魔装Ⅲ』で3人目となるゼレマ・ゼオラ・オクスティンを演じることになる。

  • 何度も転生を繰り返すことで前世の記憶を多く受け継ぎ、それらから得た失敗の数々を糧として積み重ねてきた結果、歴代シリーズのラスボス達が成し遂げようとした(人類抹殺以外の)目的を殆ど達成できている
    その点においては、似たような立場にいながらも「過去の失敗は引き継がなかった」どっかウルトラマン好きな男とは真逆と言えよう。
    ただしノーヴルは「敵役」であっても「悪人」ではないため、ポジションとしてはビアン・ゾルダークやエルガン・ローディックに近い。
    ちなみに、アヴァターラの由来はヒンドゥー神話の豊穣神「ヴィシュヌ」が持つ10の化身。この概念は近隣地域と宗教統合するにあたって土着の神や英雄を「それも私だ」と言わんばかりに取り込んだ結果である。





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